JPS62187230A - 力検出素子 - Google Patents

力検出素子

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JPS62187230A
JPS62187230A JP61029957A JP2995786A JPS62187230A JP S62187230 A JPS62187230 A JP S62187230A JP 61029957 A JP61029957 A JP 61029957A JP 2995786 A JP2995786 A JP 2995786A JP S62187230 A JPS62187230 A JP S62187230A
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JP
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strain
thin film
insulating
strain sensor
force
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JP61029957A
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English (en)
Inventor
Koji Izumi
泉 耕二
Masakuni Itagaki
板垣 雅訓
Hidekazu Oota
英一 太田
Hiroyuki Okamoto
弘之 岡本
Masumitsu Ino
益充 猪野
Hirotoshi Eguchi
裕俊 江口
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、力検出素子に関する。
(従来技術) 力検出素子は、起歪体と呼ばれる弾性体の弾性変形を利
用して、起歪体に作用している力や、モーメントを検出
する素子であって、産業用ロボットのリストセンサーや
荷重測定装置、操舵装置や操縦装置等に関連して知られ
1種々のものが提案されている。
力やモーメントの検出は電気的に行なわれる。
すなわち、起歪体表面の所定の位置に、電気抵抗性の歪
センサーが設けられる。起歪体に力やモーメントが作用
して起歪体が弾性変形すると、歪センサーは起歪体とと
もに変形し、この変形による歪センサーの抵抗値が変化
することになる。この抵抗値の変化を電気的に検出する
ことによって起歪体のひずみ量が知られ、このひずみ量
にもとづいて、起歪体に作用している力やモーメントが
知られる訳である。
ところで、従来知られている力検出センサーには、改良
の方向として、大別すると次の2つの方向がある。すな
わち、その一つは、検出精度の向上であり、他は製造の
容易化である。
力検出センサーにおける検出精度は、歪センサーのゲー
ジ率によって定まる。歪センサーの抵抗値および長さを
、それぞれ、R,Lとし、長さLがΔしたけ変形により
変化したときの抵抗値変化をΔRとすると、ゲージ率G
は、 ΔL で定義される。ここで、−は変化率すなわち。
ひずみ(Eで表す)であり、力検出素子に使われる歪セ
ンサーではEの変化は10−’−1o−’の範囲である
。ゲージ率Gば、歪センサーの変形量と、変形に伴う抵
抗値変化との関係を定める量であり。
当然、ゲージ率Gが大きいほど、力の検出精度が高くな
り、より精細な力検出が可能となる。また、検出感度が
高くなれば、起歪体は、剛でコンパクトな構造が選べる
ことになる。
ところで、例えば、特開昭58−118930号公報。
特開昭59−75104号公報、特開昭59−2314
31号公報等に提案されている力検出素子では、歪セン
サーとして金屈箔歪センサーが用いられており、このた
め、検出精度の向上が望めない。これは、金属の抵抗率
ρが、変形によって変化しないため。
ゲージ率Gが、2ないし3という極めて低い値しかとれ
ないということによる。
一方、力検出素子の製造に関しては、実公昭54−11
903号公報、実公昭54−21021号公報、特開昭
50−95433号公報等に、起歪体と歪センサーを別
々に作製し、歪センサーを起歪体表面に貼着するという
製造方式が開示されている。しかし、この製造方式では
、歪センサーの貼付作業や結線等が面倒であり、力検出
素子の作製は必ずしも容易でない。また、かかる方式で
製造された力検出素子は、その検出精度が、歪センサー
の貼着位は精度や、接着剤の種類、結線精度等に左右さ
れるため、検出精度が、各個体ごとにばらつき易い、と
いう問題もある。
検出精度を大きくする方法のひとつとして、単結晶の半
導体を用いて歪センサーを構成することが考えられる。
単結晶の半導体を用いた歪センサーでは、ゲージ率Gが
102のオーダーの極めて大きい値をとるため、極めて
大なる検出精度が期待できる。しかしながら、かかる歪
センサーはゲージ率Gの温度依存性がA=きく、このた
め安定な力検出を行うのにiIi度補償回路が必要とな
る。またゲージ率の温度依存性は、1次的な比例関係に
ないため、両者の関係を直線化するためのリニアライザ
ーが必要となる。
(目  的) 本発明は、上述の如き事情に鑑みてなされたものであっ
て、その目的とするところは、製造が容易であり、かつ
、検出精度の高く、剛でコンパクトな構造とすることが
可能な新規な力検出素子の提供にある。
(構  成) 以下、本発明を説明する。
本発明の力検出素子は、絶縁性起歪体と、歪センサーと
、結線用のリード部とを有する。そして、本発明の特徴
とするところは、以下の2点にある。
すなわち、その第1は、歪センサーと、結線用のリード
部とが、絶縁性起歪体の表面に、薄膜パターンとして、
絶縁性起歪体と一体的に形成されることであり、第2の
、上記歪センサーがピエゾ抵抗体薄膜であり、リード部
が高導電性薄膜であることである。
歪センサーとリード部とが、絶縁性起歪体の表面に薄膜
パターンとして形成される。とは、歪センサーとリード
部とを含むパターンを、絶縁性起歪体表面に薄膜技術に
より形成することを意味する。かかる特徴により、力検
出素子の作製は、従来の貼着法に比して大幅に簡単化さ
れ、製造上の精度も向上する。
また、歪センサーを構成するピエゾ抵抗体薄膜は、ひず
みと抵抗値変化の直線性が良く、ゲージ率Gの温度依存
性が低く、ゲージ率9の経時変化も少ない、また、ゲー
ジ率Gは、金属性の1センサーのそれに比して1オーダ
ー高く、従って、従来の金属ffi歪センサーを用いる
力検出素子に比して1オーダー高い検出精度が期待でき
その分、起歪体のコンパクト化が図れる。
なお、ピエゾ抵抗体薄膜の材料としては、アモルファス
シリコン(a−3L)、マイクロクリスタルシリコン(
μc −Si)、ポリシリコン(poQy−3i)。
アモルファスゲルマニウム(a−Ge)、マイクロクリ
スタルゲルマニウム(μc −Ge) 、アモルファス
シリコン系合金等をあげろことができる。
以下1図面を参照しながら具体的に説明する。
第1図は1本発明による力検出素子の具体的な形態の1
例を斜視図によって示している。第1図に示す力検出素
子において、符号10で示す平板状の部分を、絶縁性起
歪体の基部、符号12A、 12B。
12C,120で示す柱状部分をビーム、符号14で゛
示す十字型の部分をダイヤフラムと称する。
力検出素子の構成要素としての絶縁性起歪体は、第1図
に示す如き形状の、アルミニウム合金やステンレス鋼の
構造体の表面に、電気絶縁性の物質をコーティングした
ものである。このように、起歪体の電気絶縁性は、歪セ
ンサ−、リード部に対して保証されればよいから、絶縁
性起歪体の母体として、金属のような導電性物質を用い
、その表面を電気絶縁処理して絶縁性起歪体としてもよ
いし、勿論、ffi気絶気絶物性物質もので起歪体を構
成してもよい。
第1図に示す例において、アルミニウム合金の構造体の
表面に形成される絶縁性のコートの材料としては、 5
iOz 、 A Qt O3r 5i5N4.5iNx
Oy等の無機絶縁物や、ポリイミド等の有機絶縁物が考
えられる。
さて、かかる絶縁性起歪体の表面に歪センサーとリード
部とを含むパターンが薄膜技術により形成されている訳
である。歪センサーはピエゾ抵抗体薄膜により形成され
、リード部は高導電性薄膜である。
第1図に、符号Xi、 X2. Yl、 ’/2. Z
l、 22. Z3゜Z4. MXI、 MX2. M
YI、 MY2. MZI、 MZ2テ示す部分は、歪
センサーを示している。ビーム12B、 12C,12
0の、第1図では隠れている面にも、所定位置に所定個
数の歪センサーが設けられている。
第1図下図のように、XYz軸を定めると、第1図の力
検出素子により、この素子に作用する力F(7)X、Y
、Z方向の成分FX、 FY、 FZ、および、素子に
作用するモーメンl−Mの、各成分MX、 MY。
MZを検出できる。因みに、歪センサ−Xi、 X2お
よび、第1図に示されていない歪センサーX3. X1
1は。
FXを検出するためのものであり、歪センサ−Yl。
Y2. Y3. Y4 (Y3. ’14は第1図に示
されていない)はF”/を検出するためのものであり、
歪センサ−21゜Z2. Z3. Z4はFZを検出す
るためのものである。
また、歪センサ−MXI、 MX2は1MXを検出する
ためのものであり、MY 、 MZの検出には歪センサ
−MVI。
MZI等が用いられる。
第2図は、第1図に示す例において、リード部と歪セン
サーとの関係を示している。ただし1図があまり繁雑と
なるのを避けるため、FX、 FV、 FZ検出用の歪
センサ−XI、 X2.・・・・Z3. Z4と、これ
らに関連するリード部のみを示した。第2図に示されて
いない歪センサーMXI等のリード部は、歪センサーx
1等のリード部と重なり合う部分があるが、かかる部分
では互いに絶縁されていることはいうまでもない。
リード部は、結線部分と、端子部TX、 TV、 TZ
とからなる。各端子部TX等は4つの部分からなり、そ
のうちの2個は、電源への接続用であり、他の2個が、
検出出力用である。リード部を構成するのは高導電性薄
膜であるが、その材料としては例えばアルミニウム、ク
ロム、ニッケルークロム合金が好適である。
FX等の力の成分の検出や、 MX等、モーメントの成
分の検出等については、すでに良く知られているので、
その詳細な説明については他の公知文献にゆすり、ここ
では、簡単に、 FXとFZの検出について手短かに説
明する。
第3図(りは、第1図に示す力検出素子を上方から見た
図を示す。なお、モーメント検出用の歪センサーMXI
等の図示は省略されている。
歪センサ−XI、 X2. X3. X4、Yl、 Y
2. V3. V4は、各ビームの所定の面に、第3図
(1)の如くに配備されている。センサーxlとX2.
 X3トX4、Y1トY2゜Y3とY4は、それぞれ、
第3図(1)の図面に直交する方向へつらなるように配
置されており、したがって、これらの対のうちの一方は
、他方のかげになって図にあられせないので、図に現れ
ていない歪センサーの符号がかっこに入れて示しである
第3図(1)の状態を、同図下方(Y方向)から見た状
態を第3図(II)に示す(この図では歪センサ−Yl
、 Y2の図示が省略されている)。
今、第3図(II)に示す状態において、力検出素子に
図の右方から、X方向の力FXが作用すると。
起歪体は、第3図(III)の如くに変形する。起歪体
の、この変形に従って、起歪体に一体的に形成された歪
センサ−XI、 X2. X3. X4にひずみが生ず
る。
このとき、歪センサ−Xi、 X4のひずみは、″のび
″であり、歪センサーX2. X3のひずみは″ちぢみ
″である。
歪センサ−x1ないしx4は電気抵抗体であって、その
抵抗値は起歪体にひずみが発生していないときは互いに
等しい、対称性からして、上記″のびplと″ちぢみ′
のひずみ量は、絶対値としては互いに等しい。
歪センサ−Xi、 X2. X3. X4は、第3図に
示すように、ホイートストーンブリッジに、リード部に
よって回路構成され、起歪体の力FXによる歪みは、歪
センサ−1個 て検出される。従って、この出力電圧Vに対応させて力
FXを検出できる。なお、上記のように、4つの歪セン
サ−x1ないしx4を、ホイートストーンブリッジに組
んで、力検出を行うと、歪センサ−1個を用いる場合に
比して4倍の出力を得ることができ、それだけ高精度で
検出を行うことができる。
このため、第1図に示す力検出素子では、力成分FXの
みならず、FY、FZの検出、モーメント成分MX、 
M’/、 MZの検出もすべて、対応する歪センサーを
ホイートストーンブリッジに組んで高精度の検出を行っ
ている。
力FYの検出は、上に説明したFXの検出と全く同様で
ある。
次に、 F2の検出につき説明すると、第3図(1)に
示すように、歪センサ−7,1,Z3の対と、歪センサ
−Z2. Z4の対とでは、十字型ダイヤフラム14の
中心からの配設距はが異なる。従って、十字型ダイヤフ
ラム14の中心に力FZが作用して、十字型ダイヤフラ
ム14が、第4図の如く変形すると、歪センサ−Zl、
 Z3では、ちぢむ方向の変形が生じ、歪センサ−Z2
. Z4では、のびの方向の変形が生ずるので、これを
利用して力FZを検出できる。
さて、本発明の力検出素子の作製方法を、第1図に示す
素子を例にとって説明する。
第1図に示す如き素子を作製するには1次のようにする
まず、第1図に示す如き形状の構造体を、アルミニウム
合金やステンレス鋼等によって作製する。
次いで、上記構造体の表面に絶縁性の物質を薄層状に形
成して、上記構造体を絶縁性起歪体とする。なお、絶縁
性の物質で単体の起歪体を構成することも勿論可能であ
り、その場合には上記絶縁層の形成のプロセスが不要な
ことは、いうまでもない。
つぎに、絶縁性起歪体の表面にピエゾ抵抗体薄膜を形成
し、これを、所定の歪センサーの配置形状にあわせてパ
ターンニングする。このプロセスを実行するには種々の
方式が可能であり、これらのうちのいくつかについて後
述する。
さらに、高導電性薄膜を形成し、これをリード部の形態
にパターンニングする。かくして、第1図に示す如き、
力検出素子が得られろ。
上記絶縁層の形成、ピエゾ抵抗体薄膜形成、高導電性薄
膜の形成は、薄膜技術で行なわれうる。
パターンニングは、これを行うのに、良く知られた方法
として、フォトエツチング法があるが、例えば、光Cv
Dや、イオンビームデポジット方式を利用すれば、薄膜
形成とパターンニングとを同時に行うことができる。す
なわち、光CVDやイオンビームデポジット方式では、
パターンニングすべきパターンに応じて、薄膜形成が可
能である。
ここで、薄膜形成力として良く知られた2方法として、
光CVD法およびプラズマCvD法を説明する。
説明の具体性のため、起歪体の母体となる、アルミニウ
ム合金の構造体に、絶縁層としてSi3N4の薄膜を形
成する場合を例にとる。
第5図は、光CVD法を行なう装置を示している。
符号20は、チャンバーを示す。起歪体となるべき、ア
ルミニウム合金の構造体lOOは、チャンバー20内で
、ステージ26.1−に載巴される。
チャンバー20内はU+、置部200から排気され、−
方、ガス導入部20Cから原料ガスどしてS i +1
4とNl+5が導入される。チャンバー内は1〜0.I
 Torrの真空度に保たれる。光源22A、 22[
1(波長254 n toまたは185nmの低圧水銀
灯、あるいは、波長1.93 n mのエキシマレーザ
−が用いられる)により、励起光を窓20A、 20B
を介してチャンバー20内に照射する。
これによって1MC料ガスを反応せしめ、加熱用光源2
4によって予め200〜300°Cに加f、% L、で
おいた、構造体100の表面に5ivN+を堆積させる
。ステージ26により、構造体100を回転させ、堆積
の均一化が図られる。構造体100の表面に5ivN4
が堆積されて絶縁層が形成されると、絶縁性起歪体がで
きあがる。なお、チャンバー内での原料ガスの反応の反
応増感剤として水銀蒸気が使用される。
第6図は、プラズマCVD法を行なうための装置を示す
。図中、符号21はチャンバー、符号24は、第5図に
おけると同じ(加熱用光源を示す。また符号23.25
は電極を示す。
排気部210からチャンバー21内を排気して、内部の
圧力を1〜0.I Torrの真空度に保ちl?!極2
3を介して原料ガス5iHz、N113を導入し、高周
波電界(13,56MIIz、 50W〜200W)を
印加してグロー放電を発生させて原料ガスを分解1反応
せしめ、加熱用光源24により予め200〜300°C
に加熱された↑IW造体100上に堆積させる。構造体
100は保持体27により保持され、Si Nの堆積が
均一となるように回転させられる。
堆積により絶縁層が薄膜として形成されると、絶縁性起
歪体ができあがる。
このようにして得らJしる絶縁性起歪体上に、ピエゾ抵
抗体薄膜を形成し、この薄膜を、第1図に示すごとき歪
センサーの配にに従ってパターンニングする。
つづいて、高導電性薄膜を形成し、この薄膜を第1図に
示す如きリード部の形態に従ってパターンニングするこ
とによりリード部を形成すると、第1図の如き力検出素
子が得ら、れる。
パターンニングの方法は種々あるが、ここでは一般的な
方法として良く知られているフォトエツチングによるパ
ターニングにつき、第7図および第8図を参照して説明
する。
第7図において、符号100Aは、ピエゾ抵抗体薄膜、
あるいは、さらに高導電性薄膜を形成された絶縁性起歪
体を示す、第7図(1)は正面図、第2図は側面図であ
り1図中、符号30はレジスト塗布ローラー、符号32
は搬送ワイヤーを示す。
上記絶縁性起歪体100^に対し、その外側の6面すべ
てに対し、レジスト塗布ローラー30により、順次、フ
ォトレジスト(紫外線変化型)を塗布する。
このとき、すでにフォトレジストを塗布された面が搬送
ワイヤー32に接するときは、パターニングする部分が
、直接搬送ワイヤーに接触しない部位、すなわち、第7
図(■)に符号A、Bに示す位置に位置するように位置
調整する。
起歪体の外周6面のすべてにフォトレジストを均一に塗
布したら加熱して、フォトレジストを1次硬化させる。
つづいて、第8図に示すように、所定のパターン、例え
ば、歪センサーの配置パターンあるいはリード部の配線
パターンを有するフォトマスク凹を、起歪体100Aの
各面に重ね、紫外線LTにより、露光を行なう。第8図
の露光方式では起歪体の外周の6面を1度に露光してい
るが、第9図に示すように、露光すべき1面をのぞいて
、他の面を遮光部材snで遮光し、1面ずつ順次露光し
てもよい。
露光後は、現像により所望のフォトレジストパターン(
歪センサーの配置パターンや、リード部の結線パターン
に対応している)を得、フォトレジストを2次硬化する
つづいて、エツチングによって、薄膜物質を除去し、そ
の後、アッシング等によりフォトレジストを除去すれば
、所望の薄膜パターンが得られる訳である。
以下、具体的な実施例をいくつが、説明する。
(実施例1) アルミニウム合金によって、第1図に示す如き構造体を
作製し、第5図に示す如き光CVO装置により、第5図
に即して説明した光cvD方法により。
5iyN4の薄膜を形成し、絶縁性起歪体とした。
この起歪体の表面に、ピエゾ抵抗体薄膜をa −SLに
より形成した。薄膜形成は、第5図に示す光CvD装置
、すなわち、5i1N4の薄膜を形成したのと同じ装置
で行った。原料ガスとしてSiH4のみを導入し、5i
dJ4の薄膜形成時と同じ圧力、励起光。
加熱温度で薄膜形成を行った。
なお、a−5iの薄膜の形成時にドープガスとしてPl
+またはB2 H4を用いることによの、薄膜をn型ま
たはp型とすることができる。
つづいて、フォトエツチング方によ漬て、a−5iの薄
膜のエツチングを行って、歪センサーの配置に従ってパ
ターニングを行った。エツチングには、 CFを用い、
ドライエツチングを行った。なお、a−5iのエツチン
グとして、 IIF、 llNOs、 CHiCOOl
lの混合液を用いたウェットエツチング法も好ましい。
つづいて、歪センサーの配置に従うパターニングのおわ
った起歪体の表面に、高導電性薄膜としてアルミニウム
の薄膜を、真空蒸着により形成した。
a−5iの薄膜と同様にしてリード部に対応するパター
ニングのためのフォトエツチングを行ない、リード部を
形成し、力検出素子を得た。
なお、高導電性薄膜の作製には、上記真空蒸着のほかに
、スパッター法が用いられうるし、高導電性薄膜の材料
としては上記アルミニウムのほか。
Cr、 NiCr、あるいは、これらの組合せ等、広く
金属基の材料が用いられうる。
また、ピエゾ抵抗体薄膜を形成する場合光CVO装置で
、励起光をビーム状にして、歪センサーの配置パターン
を走査して行うことにより、いきなり、歪センサーの配
置パターンを、形成できる。
また、高導電性薄膜の形成を、イオンビームデポジショ
ン法等で行うことにより、リード部のパターンにあわせ
て、高導電性薄膜の形成を行うことができる。
かかる場合、歪センサーの配置や、リード部の絶縁性の
パターンを得るためのパターニングに、フォトエツチン
グを行う必要はない。
(実施例2) 第1図に示す如き形状のアルミニウム合金の構造体の表
面に、第6図に示すプラズマCVD装置により、第6図
に即して説明したようにして、5ilN4の薄膜を形成
し、絶縁性起歪体を得た。
次に、このプラズマCVD装置内に原料ガスとしてSi
H牛のみを導入し、高周波パワーを1011(5W〜t
oovが適当領域である)、加熱温度250℃(200
〜350℃が適当領域である)、真空度を0.5Tor
r (0,1〜l Torrが適当領域である)にして
、a−5iの薄膜を、ピエゾ抵抗体薄膜として形成した
。なお、このとき、ドープガスとして、Plllまたは
B、 ++=を使用すれば、薄膜をn型またはP型とす
ることができることを付記しておく。
上記a−5iの薄膜に対しフォトエツチングを行って、
歪センサーの配置パターンをパターニングし、その後、
実施例1と同様にして、高導電性薄膜の形成と、フォト
エツチングによるリード部のパターニングを行って、力
検出素子を得た。
(実施例3) 第1図に示す如き形状の、アルミニウム合金の構造体の
表面に、ポリイミド樹脂による絶縁膜をディピング法に
て形成し、絶縁性起歪体とした。
この絶縁性起歪体の表面に1.ピエゾ抵抗体薄膜として
、μc−5i:IIの薄膜をプラズマCVD法により作
製した。原料ガスとしてS i 114を用い、ドープ
ガスとして円11を用いた。 PHi/5it(=3.
OOOppmである。従って、形成されたμc−5i:
llはPをドープされている。
作製条件は、圧力が0.4Torr (0,1〜I T
orrが適当領域である)、高周波パワーは150w(
201i1〜5001が適当領域である)、堆積温度3
50℃(250℃〜400°Cが適当領域である)、薄
厚はgooOAである。
フォ1へエツチングにより、歪センサーの配置パターン
をパターニングし、以後、実施例1と同法にしてリード
部の作製を行ない、力検出素子を得た。
この実施例におけるμc−5i:Itの薄膜はa −5
iと微結晶Siの2相が混在したものであり、光C\’
D法を用いても作製1.:、!!る。
(実施例4) 実施例1におけると同様にして作製した絶縁性起歪体の
表面に、ピエゾ抵抗体薄膜として、ポリシリコンの(p
o Q y −Si)の薄膜をプラズマCVD法で作製
した。ポリシリコンは、Siの多結晶である。
ポリシリコン薄膜の作製条件は以下の通りである。
原料ガスは5il14とthで、その混合比は5ill
+ / l1t=25%、形成温度300℃、圧力0.
ITorr、原料ガス流量100sec+n、高周波パ
ワー3017cm”である。
なお、ポリシリコンの薄膜を、プラズマCVD法で作製
する場合、適当な形成条件は、 圧力0.O]Torr〜0.5Torr+原料ガス流量
1 sccm〜150sccm 、高周波パワー5v/
cI112〜50II10IN2である。
このポリシリコンに対し、フォトエツチングによるパタ
ーニング、リード部の作製を実施例1と同様に行って力
検出素子を得た。
なお、ポリシリコンの蕾膜の形成方法は、上記プラズマ
cvo H去のほかにも、いくつかあり、その代表的な
ものと、その形成条件とを、以下にあげる。
(1)  LPCVD法(低圧CVO法)jl14 形成条件は、原料ガスの比率□=10〜50%。
形成温度650°C〜700℃、圧力0.I Torr
”1.OTorr。
原料ガス流4110(lsecm〜300secmであ
る。
(■) レーザーアニール法 アニール法は、非晶質状態のSiから短時間アニールに
より多結晶化する方法である。
レーザーアニール法の場合の形成条件は、レーザーパワ
ー5v〜20v、ビーム径50〜400μ踊、スキャン
速度1〜100cm/ sec (X方向)。
100μs(Y方向)、起歪体温度100℃〜200℃
(N雰囲気中)である。
(III)  電子ビームアニール法 形成条件は、ビーム電流〜2mA、加速電圧〜12にV
、スキャン速度1〜100cm / see 、走査幅
〜500μ腸、ビーム径〜100μmである。
(IV)  ランプアニール法 形成条件は、加熱温度800〜1100℃、加熱時間1
〜100sec、加熱雰囲気N2またはAr、昇温率1
00℃/secである。なお、エツチング剤は、 pc
−5i、 pofiy−5Lとも、a−5iの場合と同
じでもよい。
以上、歪センサーを形成するピエゾ抵抗体薄膜として、
a−3iによるもの、μc−5iによるものおよびpo
Qy−5Lによるものをあげた。これら。
a −5i、 μc−3i、 poQy−5iによる歪
センサーは、従来の金属性のそれに比べると、lオーダ
ー高いゲージ率を有している。
因みに、ゲージ率Gは、a−5iにおいて約±40(+
はP型、−はn型、以下同じ)、μc−5iにおいて約
±50. PoQy−5iにおいて約±60である。
(効  果) 以上0本発明によれば新規な力検出素子を提供できる。
この力検出素子において、起歪体に対し、歪センサーと
リード部とが薄膜技術により一体的に形成されるので、
等品質の力検出素子を容易に量産できる。また歪センサ
ーとして、全属性のものに比して1オーダー高いゲージ
率を有するピエゾ抵抗体素子を用いるので、金属性の歪
センサーを用いる力検出素子に比して、より精度の高い
力検出が可能である。
さらに、ピエゾ抵抗体薄膜による歪センサーは半導体の
歪センサーに比べるとゲージ率そのものは低いが、温度
補償回路が不要であることや、リニアライザーが不要な
事など、素子およびその周辺部の簡略化が可能であると
いう利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は1本発明の1実施例につき、絶縁性起歪体と、
歪センサーの配置を示す斜視図、第2図は、上記実施例
における、分力検出用歪センサーとそのリード部とを示
す斜視図、第3図ないし第4図は力検出を説明するため
の図、第5図ないし第9図は、力検出素子の作製方法を
説明するための図である。 10・・・・絶縁性起歪体の基部、12A、 12[3
,12c。 120・・・・絶縁性起歪体のビーム、14・・・・絶
縁性起歪体の十字型ダイヤフラム、XI、 X2.・・
・、z4゜MXI、 MX23. ・−、MZ2・−・
−歪センサ−。 (I) )7 口

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 絶縁性起歪体と、 この絶縁性起歪体の表面に、薄膜パターンとして、上記
    絶縁性起歪体と一体に形成された歪センサーおよびリー
    ド部と、を有し、 上記歪センサーがピエゾ抵抗体薄膜であり、上記リード
    部は、高導電性薄膜であることを特徴とする、力検出素
    子。
JP61029957A 1986-02-14 1986-02-14 力検出素子 Pending JPS62187230A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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