JPS6218703A - 金属化フイルムコンデンサ - Google Patents

金属化フイルムコンデンサ

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JPS6218703A
JPS6218703A JP15899185A JP15899185A JPS6218703A JP S6218703 A JPS6218703 A JP S6218703A JP 15899185 A JP15899185 A JP 15899185A JP 15899185 A JP15899185 A JP 15899185A JP S6218703 A JPS6218703 A JP S6218703A
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JP
Japan
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film
resistance value
electrodes
deposited
vapor
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JP15899185A
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English (en)
Inventor
英次 小野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は主として電気機器等に用いられる蒸着金属電極
を分割することによって絶縁破壊時の保安機能を具備さ
せた金属化フィルムコンデンサの改良に関するものであ
る。
従来の技術 近年、安全面への要求が高まりコンデンサにおいても安
全装置が内蔵されるようになってきた。
これはコンデンサ異常時の発煙や発火を未然に防ごうと
するものである。安全装置としてはコンデンサ破壊時の
温度上昇やケース変形を利用したものが一般的である。
安全装置を大別すると、圧力機械遮断式、電流ヒユーズ
式、温度ヒユーズ式のものがあシ、安全装置として内蔵
させることによって異常事態を未然に防ぐことができる
が、これによるコンデンサ容積の増大、工数増、高価格
等から経済性の点から完全であるとはいえない。
従来、以上のような問題点を解決するために、安全装置
を設けることなく、第3図に示すようにコンデンサ素子
自体に安全機能を有するように分割電極を備えたコンデ
ンサが提案されている。
(特開昭57−117226号公報) この第3図において、1はコンデンサ素子、2は分割蒸
着電極フィルム、3は分割マージン、4は蒸着膜除去部
(空白部)、6は非分割蒸着電極フィルムである。
発明が解決しようとする問題点 ところが近年、より高耐圧、高電位傾度化という要請が
高まってきており、コロナ放電発生領域電圧での使用に
関しては、巻回・積層された誘電体フィルム層間に発生
する微小部分放電(コロナ)により耐圧が低下したり、
寿命時のコンデンサ容量が減少するという問題があった
そこで従来より2極双方の金属化層の面抵抗値を大きく
することが考えられるが金属化層が薄くなることで自己
回復性能が向上し、初期のコンデンサ耐圧も向上するが
、アルミニウム金属層が薄くなったことで局部的に酸化
アルミニウムに変化しやすくなるため、寿命時のコンデ
ンサの容量減少が大きくなる欠点があり、適当ではなか
った。
更に分割電極構造をもついわゆるコンデンサ自体に自己
保安機能を有するコンデンサの場合には、分割電極の分
割部での微小部放電(コロナ)の発生があり、コロナ発
生領域で高電位傾度で印加されるとコンデンサ寿命の容
量減少が大きく同様な欠点を有していた。
逆に、2極双方の金属化層の面抵抗値を小さくすること
が考えられるが金属化層が厚くなったことで自己回復性
能が悪くなシ、初期のコンデンサ耐圧が満足しないとい
う欠点があり同様に適当ではなかった。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するための本発明の技術的な手段は、
分割電極と非分割電極の蒸着膜抵抗値の範囲が2.0〜
6.0Ω/口の範囲内にあり、分割電極の蒸着膜抵抗値
と非分割電極の蒸着膜抵抗値に1.0Ω/口以上の差を
設ける点にある。
作用 この技術的手段による作用は次のようになる。
すなわち、双方電極間に蒸着膜抵抗値差1.0Ω/口以
上設けることにより、誘電体フィルム層間に発生する微
小部分放電(コロナ)により発生した自己回復作用は、
蒸着膜抵抗値の大きい電極側の方が金属化層が薄い為、
自己回復作用が発生しやすくなり、蒸着膜の飛散面積も
2僅の蒸着膜抵抗値が同値近辺であるものと比較して自
己回復作用時の飛散エネルギーが小さい為、少なくてす
み、結果として寿命時の容量減少が小さく高電位傾度設
計が可能となる。
双方電極間の蒸着膜抵抗値差は2.0〜6,0Ω/口の
範囲内において大きい程、容量減少の効果がある。
実施例 以下、本発明の一実施例を実験結果をもとに説明する。
先ず第1図aは、蒸着膜抵抗値差による自己回復時の蒸
着膜の飛散状況を確認するために、分割蒸着電極1と非
分割蒸着電極2を銅電極3間にシワがはいらないように
約1oog/cIIIの荷重がかかるように設置し、A
C電源4の電圧を除々に上昇させ、自己回復作用を発生
させるだめの試験装置を示したものである。
上記試験装置による結果を示したものが第1図すのグラ
フである。この第1図すからもわかるように蒸着膜の抵
抗値を約1.0Ω/口以上の差をつけた方が蒸着膜の飛
散面積が結果として小さいことがわかる。この現象は、
片側の電極の膜抵抗値が高く膜厚が薄いことにより自己
回復作用が発生した場合、膜厚の薄い方の電極の方が蒸
着膜が飛散しやすいと同時に、飛散する際の電気的エネ
ルギーも少なくてすむということを示している。このこ
とは、両電極とも同膜抵抗値の時、自己回復作用が発生
した場合両電極の蒸着膜厚さが同じであるので、両電極
の蒸着膜が飛散する率が高く、また、自己回復時の電気
的エネルギーも大きいことから結果として蒸着膜の飛散
面積も大きくなる。
また実験結果より分割蒸着電極1あるいは、非分割蒸着
電極2のどちらでも蒸着膜抵抗値を低くしても双方実験
結果に特に有意差はなかった。ただ蒸着膜抵抗値の高い
ところで双方電極の膜抵抗値差をつけた方が低いところ
で差をつけたものよシ蒸着膜の飛散面積が小さい傾向に
ある。このことは結局、膜厚が薄い為、自己回復時の電
気的エネルギーが小さくてすみ、飛散面積が小さいこと
を示す。
以上の実験結果を参考に実際にコンデンサとして試料を
作製し寿命試験を行った。この結果を第2図に示す。試
料としてポリプロピレンフィルム厚さ8μmの片面アル
ミ蒸着フィルムを用いて、その一方の電極フィルム第3
図に示すような分割電極を構成したフィルムを重ねて巻
回して、30μFのコンデンサ素子を得、更に素子端面
に金属溶射して電極を取り出し、エポキシ樹脂で外装し
た。蒸着膜抵抗値は、第2図に示す値により作製した。
寿命試験条件は、印加電圧ムC520V、温度80’C
で行なった。試験結果からもわかるように蒸着膜抵抗値
差を大きくした試料が寿命試験の容量変化率Δc7c%
が寿命試験時間約1000時間で約−1〜−2%と非常
に少ないのに対し、抵抗値差の小さいものであれば同じ
(1000Hrで約−5%前後と多い結果となっている
。グラフ上で4の膜抵抗値2.0Ω/口、2・3Ω/口
 で膜抵抗値差0.3Ω/口の試料が通電時間初期の段
階で容量変化率ΔC/C%が大きいのは、膜抵抗値が低
く蒸着膜厚が厚いため自己回復性能が悪く耐圧が低いた
めに小分割電極内の誘電体が破壊し保安機能が動作した
ことによるものである。グラフ上の試験結果には示さな
かったが、膜抵抗値5・0Ω/口以上での膜抵抗値差を
設けた試料は膜抵抗値5.0Ω/口以上になると高抵抗
値の電極の自己回復性能が鋭敏になり、容量変化率が著
しく多く、逆に膜抵抗値差2・0Ω/口以下での膜抵抗
値を設けた試料は、膜抵抗値2.0Ω/口以下になると
低抵抗値の電極フィルムの耐圧が著しく低下するため、
結果として自己保安機能が動作し同じく容量変化率が著
しく多くなりJIS規格等を満足しなくなる。
以上、実施例の寿命試験の試料は誘電体としてポリプロ
ピレンフィルムの片面蒸着品の組み合わせを用いたが同
様に両面蒸着品と非蒸着フィルムの組み合わせ、あるい
は、誘電体としてポリエチレンテレフタレートフィルム
同士の組み合わせ、ポリエチレンテレフタレートフィル
ムとポリフロピレンフィルムとの組み合わせでもよく、
とにかく2電極の膜抵抗値が2・0〜5・0Ω/口の範
囲内にあり、2電極の膜抵抗値差が1・0Ω/口以上あ
れば同様の寿命試験結果となる。
発明の効果 以上のように本発明は、保安機能を有するアルミ蒸着分
割電極構造の蒸着膜抵抗値の範囲が2.0〜5.0Ω/
口内にあシ、2極の蒸着膜抵抗値差を1.0Ω/口以上
とすることにより、寿命試験での容量減少の極めて少な
く安定した高電位傾度設計が可能な金属化フィルムコン
デンサを提供することができ、その工業的価値は大なる
ものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図aはコンデンサの自己回復時の蒸着膜の飛散状況
の確認試験を行う装置の要部斜視図、第1図すは、同装
置による試験結果を示した特性図、第2図は本発明の実
施例におけるコンデンサの寿命試験結果を示した容量変
化率の時間特性図、第3図は、一般的な分割電極構造で
保安機能を有するコンデンサの一部展開斜視図である。 1・・・・・・コンデンサ素子、2・・・・・・分割蒸
着電極フィルム、3・・・・・・分割マージン、4・・
・・・・蒸着膜除去部(空白部)、6・・・・・・非分
割蒸着電極フィルム。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名イー
分劉氷i電揚

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  誘電体フィルムを介して対向する2極の蒸着金属電極
    のうち、一方はフィルム長さ方向に複数個に分割された
    分割電極とし、前記分割電極は溶射金属を施す電極端部
    に沿って間欠的に蒸着金属電極空白部を有する金属化フ
    ィルムコンデンサにおいて、蒸着金属はアルミニウムで
    2極の蒸着膜抵抗値の範囲を2.0〜5.0Ω/口とし
    、分割電極側の蒸着膜抵抗値と非分割電極側の蒸着膜抵
    抗値の差を1.0Ω/口以上とした金属化フィルムコン
    デンサ。
JP15899185A 1985-07-18 1985-07-18 金属化フイルムコンデンサ Pending JPS6218703A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02138720A (ja) * 1988-11-18 1990-05-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 金属化フィルムコンデンサ
JPH02250306A (ja) * 1989-03-23 1990-10-08 Toray Ind Inc コンデンサ用金属化フイルムおよびその製造方法
JP2017191823A (ja) * 2016-04-12 2017-10-19 ニチコン株式会社 金属化フィルムコンデンサ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02138720A (ja) * 1988-11-18 1990-05-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 金属化フィルムコンデンサ
JPH02250306A (ja) * 1989-03-23 1990-10-08 Toray Ind Inc コンデンサ用金属化フイルムおよびその製造方法
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