JPS6218665Y2 - - Google Patents

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JPS6218665Y2
JPS6218665Y2 JP14751582U JP14751582U JPS6218665Y2 JP S6218665 Y2 JPS6218665 Y2 JP S6218665Y2 JP 14751582 U JP14751582 U JP 14751582U JP 14751582 U JP14751582 U JP 14751582U JP S6218665 Y2 JPS6218665 Y2 JP S6218665Y2
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JP
Japan
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valve
intake
noise
air
turbocharger
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JP14751582U
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JPS5952039U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、過給機付エンジンの吸気装置に関
し、特に過給状態から、スロツトル弁急閉時等に
生じるブロワのサージ音を消音するものに関す
る。
[従来の技術と問題点] 過給機、即ちターボチヤージヤを装着したエン
ジンにおいては、ブロワの特性がエンジンの性能
に大きく影響し、回転の低いところから過給を行
う低速型ターボチヤージヤの場合には、ターボチ
ヤージヤの効くエンジン作動域が広くなつて好ま
しい。しかるにこのような低速型ターボチヤージ
ヤを装着すると、中低速回転でターボチヤージヤ
が高速回転して過給を開始するため、空吹かし、
又は低速走行、加速後のスロツトル弁急閉時にブ
ロワが慣性で回り続けるのに、ブロワのインペラ
から空気が剥離することによるサージ音を生じ易
い。そしてこのサージ音は、エアクリーナの空気
取入口から大気に放出されて車室に伝達されるの
であり、高回転、高負荷のように他の騒音が大き
くて気にならない場合と違い、低速域の静かな状
況で生じるために不快感を招く。
そこで従来のこのようなサージ音に対処するた
め、サージ音の出にくい高速型ターボチヤージヤ
を装着する。この場合サージ音の伝達を防止する
消音手段を設けているので、高回転時、吸気抵抗
が増大して出力が低下してしまうことがある。更
には、多少サージ音が聞こえてもやむを得ないと
する等の方法がとられ、騒音又は出力のいずれか
を犠性にしている。
従来、騒音の低減を図るものとして、例えば実
開昭55−104733号、実開昭55−177031号公報のよ
うに騒音発生部に遮音手段を付加したり、遮音手
段で覆う方法があるが、本考案の対象とする過給
機付エンジンの吸気系は長く且つ複雑に屈曲して
いるので、上記先行技術では簡単に対処し難い。
ところで、低速型ターボチヤージヤを装着する
場合に、低速域のスロツトル弁急閉時等に生じ易
いサージ音自体を無くすることは不可能であり、
結果的にはこのサージ音の大気への放出を抑制す
る以外になく、この点で、例えば実開昭55−
41576号公報に示されるようにエアクリーナの上
流側に消音器を設けることが有効である。しか
し、消音器を設けると吸気抵抗が増加するため、
高回転、高負荷時には必要吸入空気流量が十分で
なく出力が低下することになる。
本考案はこのような事情に鑑み、低速域でのス
ロツトル弁急閉時に生じるサージ音は有効に消音
し、且つ高速域では多量の空気を吸入させて出力
低下を防ぐようにした過給機付エンジンの吸気装
置を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] この目的のため本考案による装置は、エアクリ
ーナの上流側に開閉弁付消音器を設け、低速域で
は開閉弁を閉じ消音器によりサージ音を消音さ
せ、高速域では開閉弁を圧力差により自動的に開
いて吸入空気量の増大を図ることを特徴とするも
のである。
[実施例] 以下、図面を参照して本考案の一実施例を具体
的に説明する。第1図において、符号1は低速型
のターボチヤージヤであり、ブロワ1aの吸入側
がダクト2によりエアフローメータ3を有するエ
アクリーナ4に連通し、吐出側が吸気管5、スロ
ツトル弁6を有するスロツトルチヤンバ7、吸気
マニホールド8を介してエンジン本体9に連通す
る。また、エンジン本体9からの排気管10が上
記ターボチヤージヤ1のタービン1bを介して連
通構成され、排気エネルギを利用してターボチヤ
ージヤ1を駆動することにより過給するようにな
つている。
そこでこのような構成において、エアクリーナ
4の上流側に吸気ダクト11を介して消音器12
が設けられる。消音器12は、消音チヤンバ13
内に低速域の吸入空気を抵抗無く通過させると共
に、サージ音の圧力伝播を低下させる絞り14を
有し、更にこの絞り14の下流側に、高速域の圧
力差により自動的に開くゴムフラツプのような開
閉弁15が設けてある。
このように構成されることから、エンジン運転
時の低速域では吸入空気量が少なく消音器12の
チヤンバ内圧力が大気圧に近いため、開閉弁15
はそれ自身の弾性で閉じる。そこで、エアクリー
ナ4の上流側には消音器12の絞り14のみが連
通した状態になり、スロツトル弁6の急閉により
ターボチヤージヤ1のブロワ1aの部分でサージ
音が生じ、それが伝播して大気に放出される際に
消音器12の絞り14で効果的に圧力低下して消
音される。次いで高回転、高負荷時には、吸入空
気量が多くなつて消音器12のチヤンバ内圧力が
低下するため、大気圧との圧力差により開閉弁1
5は撓んで開く。そのため、上述のような絞り1
4のみならず開閉弁15から多量の空気が抵抗な
く吸入される。
尚、開閉弁15の構成は上記実施例のような1
枚のゴムフラツプのみならず、スリ割りの複数枚
のものでも良く、更には第2図に示すように剛性
の弁体16にスプリング17を付勢した構造でも
良い。
[考案の効果] 以上の説明から明らかなように本考案による
と、エアクリーナ4の上流側に設けられた開閉弁
15を有する消音器12により、低速域でのスロ
ツトル弁急閉時に生じるサージ音が効果的に消音
されるので、このサージ音の騒音の車室への伝播
が低減されて不安、不快感を生じなくなる。ま
た、高速域で多量の空気を抵抗なく吸入すること
が可能で、出力の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による装置の実施例をエンジン
装着状態で示す図、第2図は同装置の他の実施例
を示す断面図である。 1……ターボチヤージヤ、1a……ブロワ、1
b……タービン、2……ダクト、3……エアフロ
ーメータ、4……エアクリーナ、5……吸気管、
6……スロツトル弁、7……スロツトルチヤン
バ、8……吸気マニホールド、9……エンジン本
体、10……排気管、11……吸気ダクト、12
……消音器、13……消音チヤンバ、14……絞
り、15……開閉弁、16……弁体、17……ス
プリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 過給機を含む吸気系のエアクリーナ上流側に、
    高速域でのみ圧力差により自動的に開く開閉弁を
    備えた消音器を設けることを特徴とする過給機付
    エンジンの吸気装置。
JP14751582U 1982-09-29 1982-09-29 過給機付エンジンの吸気装置 Granted JPS5952039U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14751582U JPS5952039U (ja) 1982-09-29 1982-09-29 過給機付エンジンの吸気装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14751582U JPS5952039U (ja) 1982-09-29 1982-09-29 過給機付エンジンの吸気装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5952039U JPS5952039U (ja) 1984-04-05
JPS6218665Y2 true JPS6218665Y2 (ja) 1987-05-13

Family

ID=30328017

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14751582U Granted JPS5952039U (ja) 1982-09-29 1982-09-29 過給機付エンジンの吸気装置

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JP (1) JPS5952039U (ja)

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Publication number Publication date
JPS5952039U (ja) 1984-04-05

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