JPS6218627B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6218627B2
JPS6218627B2 JP56020979A JP2097981A JPS6218627B2 JP S6218627 B2 JPS6218627 B2 JP S6218627B2 JP 56020979 A JP56020979 A JP 56020979A JP 2097981 A JP2097981 A JP 2097981A JP S6218627 B2 JPS6218627 B2 JP S6218627B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
methionine
alkali metal
compartment
intermediate compartment
aqueous solution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP56020979A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56130483A (en
Inventor
Bashio Jan
Gurobuwa Jan
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rhone Poulenc Industries SA
Original Assignee
Rhone Poulenc Industries SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rhone Poulenc Industries SA filed Critical Rhone Poulenc Industries SA
Publication of JPS56130483A publication Critical patent/JPS56130483A/ja
Publication of JPS6218627B2 publication Critical patent/JPS6218627B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C319/00Preparation of thiols, sulfides, hydropolysulfides or polysulfides
    • C07C319/26Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
    • C07C319/28Separation; Purification
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D61/00Processes of separation using semi-permeable membranes, e.g. dialysis, osmosis or ultrafiltration; Apparatus, accessories or auxiliary operations specially adapted therefor
    • B01D61/42Electrodialysis; Electro-osmosis ; Electro-ultrafiltration; Membrane capacitive deionization
    • B01D61/422Electrodialysis

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Water Supply & Treatment (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Urology & Nephrology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、本質的にメチオニンアルカリ金属塩
(alkali metal methioninate)を含有する水溶液
からの結晶性メチオニンの製造方法に関する。
硫酸又は塩酸の如き強い鉱酸を使用してアルカ
リ金属塩又はアルカリ土金属塩の如きその塩の一
つからの遊離(displacement)によつてメチオ
ニンを製造することは知られている。この種の方
法を使用すると、普通、使用したり市販したりす
るのが困難である硫酸ナトリウムの如き鉱物塩の
同時生成が起こる。
更に、電解法によつてクエン酸又はアミノ酸の
如き、有機酸を製造することはフランス特許第
75/04380(2260558)及び米国特許第3330749号
から知られる。しかしながら、これらの方法にお
いては、未加水分解塩の溶液を多くの回数再循環
することが必要であるか又はこの方法は連続的に
実施できない。
本発明は、メチオニンアルカリ金属塩並びにア
ルカリ金属炭酸塩又はアルカリ金属炭酸塩及び媒
体に非常に溶解性で高い伝導度を有する高度に解
離した鉱物塩の水溶液を、中間区画室、カチオン
交換膜によつて該中間区画室から分離された陽極
及び陰極区画室を有する電解槽の中間区画室へ連
続的に供給し、 該水溶液を75〜95℃において電解し、陽極区画
室で発生した水素イオンが中間区画室へ移動して
電流が実質的に通過しない中間区画室の一部で該
メチオニン塩のアルカリ金属イオンを置換してメ
チオニンを生成させ且つ炭酸イオンを二酸化炭素
に変え、一方アルカリ金属イオンが中間区画室か
ら陰極区画室へ移動してそこでアルカリ金属水酸
化物を生成するようにし、 該中間区画室から電解された水溶液を連続的に
抜き出し、 該電解された水溶液を冷却してメチオニンを晶
析させ、次いでそのようにして得られた結晶性メ
チオニンを回収し、且つアルカリ金属水酸化物を
該陰極区画室から回収する、 ことよりなる、メチオニンアルカリ金属塩及び
アルカリ金属炭酸塩を含有する溶液から結晶性メ
チオニンを連続的に製造する方法を提供する。こ
の方法において、メチオニンアルカリ金属塩及び
同じアルカリ金属の炭酸塩であることができる支
持電解質の溶液は電解/電気透析槽において十分
な電位差にさらし、そして中間区画室においてメ
チオニン塩からのアルカリ金属イオンは陽極区画
室から生じる水素イオンで置換される。
“陽極”膜(“anodic” membrane)と呼ば
れる膜によつて中間区画室から分離された陽極区
画室において、水は反応 に従つて酸化される: “陰極”膜(“cathodic”membrane)と呼ば
れる膜によつて中間区画室から分離された陰極区
画室においては、水は反応 に従つて還元される: 酸化反応中形成された生成物(H+)は電気移動
(electro migration)によつて陽極膜を通過し、
そして中間区画室に入れた塩からメチオニンを遊
離する。
同時に、放出されたアルカリ金属イオンは陰極
膜を通過しそして陰極区画室においてヒドロキシ
ルイオンと結合して対応するアルカリ金属水酸化
物を与える。
メチオニンは適当な方法、たとえば冷却後生成
する結晶を別することによつて中間区画室から
の溶液から分離される。
陽極区画室に含まれる陽極液は、好ましくは強
い鉱酸の水溶液から成る。強い鉱酸のアニオンは
それが電気化学的に不活性であるようなアニオン
でなければならない。硫酸又は硝酸は特にこの目
的に好適である。陽極区画室中の酸の濃度は電極
の特性に依存して一般に1N乃至4N、好ましくは
1N乃至2Nである。
しかしながら、醸の濃度を低くすることは可能
であり、そしてもしこれが電極の操作を改良する
ならば0.1Nという低い濃度とすることができ
る。電解による水の損失は電解槽への水の連続的
添加によつて補償される。
陰極液は、好ましくは、その濃度が約2N乃至
14N、好ましくは6N乃至12Nであるアルカリ金属
水酸化物の溶液から成る。濃度は本質的に膜の品
質に依存する。形成されるアルカリ金属水酸化物
は連続的に抜きとられ、そして電解槽中のその濃
度は水の連続的添加によつて一定に保持される。
その巾が一般に1cm乃至3cmであるがそれより
小さい、即ち0.5cmの程度であることができる中
間区画室には、支持電解質を含有するメチオニン
のアルカリ金属塩の水溶液がある。支持電解質は
媒体中に極度に溶解性であり、高い伝導度を有す
る高度に解離した鉱物塩(mineral salt)、同じ
アルカリ金属の炭酸塩又はそれらの混合物である
ことができる。支持電解質はその存在が結晶性メ
チオニンのその後の分離を妨害しないようにも選
ばなければならない。
中間区画室中のメチオニンの遊離はその等電点
又は中和点のPHにできるだけ近いPHで一般に行な
われる。PHは一般に、支持電解質が強く解離した
鉱物塩を含有する場合には2乃至6、好ましくは
4の程度である。PHは自動的に及び/又は酢酸ナ
トリウム又はリン酸ナトリウムの如き媒体を緩衝
することができる塩を加えることによつて制御す
ることができる。
支持電解質がアルカリ金属炭酸塩のみを含有す
る場合には問題のアルカリ金属塩からの部分遊離
しか存在しないように高いPH、即ち6乃至10、特
に8乃至9のPHで操作するのが特に有利である。
陽極液が硫酸から成る場合には、陽極は一般
に、二酸化鉛で覆われた又は電気メツキされた白
金で覆われたチタンプレート、又は貴金属、貴金
属酸化物又は酸化マンガンで覆われたチタンプレ
ートから成る。好ましくは、陽極は電気メツキさ
れた白金で覆われたチタンからつくられる。有利
には、白金グリツドを使用することもできる。
陰極は一般にニツケル又は軟質鉄(softiron)
からつくられ、これは活性表面を増加させ又は水
素過電圧を減じるように触媒のコーテイングで覆
うことができる。
膜は或る特性を持たねばならない。更に特定的
には、それらはカチオン性で、媒体に抵抗性で高
度に伝導性でなければならない。
カチオン交換膜はできるだけ1に近いカチオン
輸率を持たなければならず、そしてアニオン不透
過性でなければならない。
陰極膜は陰極で生成した水酸化物に共通である
カチオンのみを移動させねばならず、そして高い
い性能を持たねばならない:即ち、それは反応方
向にヒドロキシルイオンの移動に抵抗しなければ
ならない。
膜を製造するのに使用できるイオン交換樹脂は
スルホン酸カチオン交換樹脂及びカルボン酸カチ
オン交換樹脂である。これらの第一のものにおい
ては、イオン交換基は水和したスルホン酸基
(SO3H・×H2O)であり、これらの第二のものに
おいてはイオン交換基はカルボン酸基
(COOH)である。スルホン化重合体からつくら
れた膜は特に好適である。後者の中でも、カチオ
ンの優れた移動を確実にするパーフルオロカーボ
ンスルホン酸の膜は非常に安定であり、酸及び強
い酸化剤によつて攻撃されず、優れた熱安定性を
有する。商標ナフイオン(NAFION)下にソシ
エテ デユポンド ネモアス(Socie′te′ Du
Pont de Nemours)により市販された膜、たと
えばスルホン酸基を含有するフツ素化重合体から
つくられているナフイオン110及び117とスルホン
酸基を含有するフツ素化重合体からつくられ、ア
ミンで処理した一つの面(陽極面)を有するナフ
イオン214及び215は特に好適である。
電解槽の端子における電圧は、二つの電極の
各々の過電圧、イオン交換膜の抵抗及び電極にお
いて起こり得る二次反応及び電極を分離する距離
を考慮して一般に4ボルト乃至10ボルトである。
一般に25乃至30A/dm2の程度である高電流密
度で操作することが望ましく、これは少ない電解
槽及び低い投下資本ですむ。
75℃乃至95℃、好ましくは90℃台(order)の
温度で操作することは特に有利である。
第1図はメチオニンが最初ナトリウム塩の形態
にある電解槽の構造略図である。
例として、化合的方法による3―メチルチオプ
ロピオンアルデヒドからのメチオニンの製造方法
は下記の如き式で表わすことができる: 他の方法は水酸化ナトリウムの代わりに水酸化
カリウムを使用し、又はアミノニトリル中間体を
経由して進む。
化学的方法を使用して、メチオニンはメチオニ
ンナトリウム又はメチオニンカリウムの他に炭酸
ナトリウム又は炭酸カリウムを含有する反応媒体
に対する硫酸の作用によつてそのナトリウム塩又
はカリウム塩から遊離することができる。
前記した電解方法を使用して、たとえば、硫酸
ナトリウム又は硫酸カリウムの製造を回避しなが
らそのナトリウム塩又はカリウム塩からメチオニ
ンを遊離することが可能である。水酸化ナトリウ
ム又は水酸化カリウムが陰極区画室において発生
するので、それはヒダントイン又はアミノニトリ
ルの加水分解に再使用することができる。
更に、中間区画室にメチオニンアルカリ金属塩
及びアルカリ金属炭酸塩の混合物を含有する溶液
を供給する場合には中間区画室において生じた二
酸化炭素は回収し、そして化学的方法を実施する
際に再使用することができる。
電解/電気透析槽において、陽極区画室は硫酸
又は硝酸の如き強度の溶液を含有し、その濃度は
一般に2N乃至5Nであるが0.1Nの下限を有するこ
とができそしてそれは水と共に供給される。
陰極区画室は水酸化ナトリウム又は水酸化カリ
ウムの水溶液を含有し、この溶液は漸次水酸化ナ
トリウム又は水酸化カリウムに富む。水酸化ナト
リウム又は水酸化カリウムの濃度が所望の水準
(2N乃至14N)に達すると、アルカリ金属水酸化
物の溶液は取り出され、電解槽は、陰極区画室内
の濃度を一定に保つように同じ割合で水を供給さ
れる。
中間区画室は炭酸ナトリウム又は炭酸カリウム
を含有するメチオニンナトリウム又はメチオニン
カリウムの溶液を供給される。支持電解質は又ア
ルカリ金属硫酸塩又は硝酸塩から成る。炭酸ナト
リウム又は炭酸カリウムからの二酸化炭酸の遊離
及びメチオニンの塩からのメチオニンの遊離は同
時に起こる。電解槽における二酸化炭素の存在は
不利であるので(それは泡の抵抗のため電圧を増
加させる)、遊離は実質的に電流が通過しない中
間区画室の部分において行なうことができ、水素
イオンは、エレクトロライザー(electrolyser)
とは独立の、そしてメチオニンアルカリ金属塩及
びアルカリ金属炭酸塩の溶液を含有する中間区画
室の一部に移送される。電流が通過しない中間区
画室の一部が電解槽の一部を形成する中間区画室
の主要部分から連続的に又は間欠的に供給される
別々の容器であることができることはこれに関連
して理解できるであろう。
使用される陽極、陰極及び膜は前記したタイプ
である。エレクトロライザーの端子の電圧は一般
に6ボルトの程度であり、電流密度は25A/dm2
の程度である。
エレクトロライザーの内側温度は80℃の程度で
ある。
メチオニンがその塩から遊離する該区画室から
のメチオニンの分離は慣用の方法に従つて行なわ
れる。メチオニンはその溶液から沈殿しそして
別される。結晶化を促進するための或る公知の添
加剤、たとえばアルコール、フエノール、セルロ
ースの可溶性誘導体等を添加することができる。
電解質を含有する液は中間区画室に再循環され
る。
第2図はメチオニンの単離のための電解槽の操
作略図を示し、第3図はメチオニンが、エレクト
ロライザーとは無関係である中間区画室の一部に
おいて遊離される場合に対する操作略図を示す。
本発明の方法をいかに実施するかを下記実施例
により説明する。
実施例 1 電解槽は商標ナフイオン(NAFION)下にソ
シエテデユポン ド ネモアスにより市販された
スルホン酸膜により分離された三つの区画室より
成る。陽極区画室から中間区画室を分離する膜は
ナフイオン110膜であり、陰極区画室から中間区
画室を分離する膜はナフイオン215A膜である。
陽極は酸化鉛(PbO2)で覆われたエキスパンデ
ツドメタル(チタン)からつくられた1m2グリツ
ドから成り、陰極はチタン及びニツケルをベース
とする電解触媒のコーテイングで覆われたゲート
ン鋼(Ghent steel)(編成され、ラミネートされ
た軟質鋼フイラメント)からつくられた同じ表面
積のグリツドから成る。
陽極液は硫酸の2N溶液から成る。
陰極区画室は陰極において形成された水酸化ナ
トリウムの濃度が約26重量%に達するような方法
で水を供給される。
26mmの巾を有する中間区画室はメチオニンナト
リウム及び炭酸ナトリウムの溶液及び硫酸ナトリ
ウムの溶液を供給され(混合物中の硫酸ナトリウ
ムの濃度が2Mであるような方法で)、硫酸ナトリ
ウム溶液は混合物の電気伝導度を増加する意図で
ある。(硫酸ナトリウムの溶液はメチオニンのそ
の後の分離から生じる)。
メチオニンナトリウム及び炭酸ナトリウムの溶
液(メチオニンナトリウム約1モル/及び炭酸
ナトリウム0.85モル/を含有する)の流速は30
/hrの程度であり、そして約5に調節される中
間区画室のPHに依存する。(このPHはメチオニン
及び二酸化炭素の定量的形成に対応する)。
25A/dm2の電流密度下に電解槽を操作すると
設定電圧は6.5ボルト乃至7ボルトである。
これらの条件下に操作する場合には、メチオニ
ンの製造は4.5Kg/hrの程度であり、水酸化ナト
リウムのそれは13Kg/hr(26重量%溶液)であ
る。電流効率(faradic efficiency)は90%の程
度である。
中間区画室から生じる混合物は次いで取り出さ
れ、そしてメチオニンは通常の方法、即ち40℃の
程度の温度に冷却し、結晶性メチオニンを別す
ることによつて硫酸ナトリウムから分離される。
硫酸ナトリウムを含有する液は中間区画室に再
循環される。
実施例 2 使用される電解槽は実施例1に記載の電解槽と
同じであり、この電解槽においては、ナフイオン
110膜はナフイオン117により置きかえられ、そし
て中間区画室は13mmの巾を有し、陽極及び陰極液
は実施例1におけると同じであり、陰極区画室は
同じ方法で水を供給される。
中間区画室はメチオニンナトリウム及び炭酸ナ
トリウムの溶液及び硫酸ナトリウムの溶液を、混
合物中の硫酸ナトリウムの濃度が1Mであるよう
な方法で供給される。
メチオニンナトリウム及び炭酸ナトリウムの溶
液(約1モル/のメチオニンナトリウム及び
0.85モル/の炭酸ナトリウムを含有する)の流
速は30/hrの程度であり、そして約5に調節さ
れる中間区画室のPHに依存する。これらの条件下
に、中間区画室における実際の濃度は硫酸ナトリ
ウムの溶液の流速を考慮するとメチオニンナトリ
ウム0.5モル/及び炭酸ナトリウム043モル/
の程度である。
25A/dm2の電流密度下に電解槽を操作する
と、電圧は6.4ボルトである。
これらの条件下で操作する場合には、メチオニ
ンの製造は4.5Kg/hrの程度であり、水酸化ナト
リウムのそれは1.3Kg/hr26重量%溶液として)
である。電流効率は90%の濃度である。
メチオニンは実施例1に記載の条件下に単離さ
れる。
実施例 3 使用される電解槽は実施例1に記載のそれと同
一である。
陽極は電着白金(厚さ:約10μ)で覆われた1
m2グリツドから成り、陰極はゲートン鋼からつく
られた同じ表面積のグリツドから成る。
陽極液は硝酸の2N溶液から成る。
陰極区画室は、陰極において形成された水酸化
ナトリウムの濃度が約26重量%に達するような方
法で水を供給される。
26mmの巾を有する中間区画室は混合物の電気伝
導度を増加させるために、硝酸ナトリウム(混合
物中のその濃度が約5Nであるような量で)を含
有するメチオニンナトリウム及び炭酸ナトリウム
の溶液を供給される。
約1モル/のメチオニンナトリウム及び0.85
モル/の炭酸ナトリウムを含有するメチオニン
ナトリウム及び炭酸ナトリウムの溶液の流速は30
/hrの程度であり、そして約5に調節される中
間区画室のPHに依存する。
25A/dm2の電流密度下に電解槽を運転する場
合は、電圧は約6ボルトである。
これらの条件下に操作する場合には、メチオニ
ンの製造は4.5Kg/hrの程度であり、水酸化ナト
リウムのそれは13Kg/hrである。(26重量%溶液
として)。電流効率は90%程度である。
メチオニンを実施例1に記載の条件下に単離す
る。
実施例 4 使用される電解槽は陽極が白全の精密なグリツ
ド(220g/m2)から成り中間区画室が13mmの巾
を有することを除いて、実施例1に記載の電解槽
と同じである。
陽極液は硝酸の2N溶液から成る。
陰極区画室は、陰極において形成される水酸化
ナトリウムの濃度が約20重量%に達するような方
法で水を供給される。
中間区画室はメチオニンナトリウム及び炭酸ナ
トリウムの溶液及び硝酸ナトリウムの溶液(混合
物中の硝酸ナトリウムの濃度が約3Nであるよう
な量において)を供給される。
メチオニンナトリウム及び炭酸ナトリウム(約
1モル/のメチオニンナトリウム及び0.85モ
ル/の炭酸ナトリウムを含有する)の溶液の流
速は30/hrの程度であり、最初約5に調節され
るPHの変動に応じて変る。
25A/dm2の電流密度下に電解槽を運転し、電
圧は5.5ボルトである。
これらの条件下に操作する場合には、メチオニ
ンの製造は4.5Kg/hrの程度であり、水酸化ナト
リウムのそれは13Kg/hrである(26重量%溶液と
して)。電流効率は90%の程度である。
メチオニンは実施例1に記載の条件下に単離さ
れる。
実施例 5 使用される電解槽は、実施例1に記載の電解槽
と同一である。陰極酸化鉛(PbO2)で覆われたエ
キスパンデツドメタル(チタン)からつくられた
1m2のグリツドから成り、陰極はゲートン鋼から
つくられたグリツドから成る。
陽極液は硫酸の2N溶液から成る。
陰極区画室は、陰極において形成された水酸化
カリウムの濃度が26重量%に達するような方法で
水を供給される。
26mmの巾を有する中間区画室はメチオニンカリ
ウム及び炭酸カリウムの溶液を供給される。支持
電解質は加えない。
PHは全転化度が約50%であるような値、即ち、
PH10.2乃至6.4、好ましくは8程度の値に一定に
される。
電流の通過を確実にする炭酸水素カリウムの安
定性を増加しそしてその完全な中和を遅らせるた
めに、僅かな圧力下に操作することが可能であ
る。
メチオニンカリウム及び炭酸カリウムの溶液の
流速は30/hrの程度であり、約8に調節される
中間区画室のPHに依存する。
25A/dm2の電流密度下に電解槽を運転する場
合には、電圧は約8.5ボルトである。
これらの条件下に操作する場合には、メチオニ
ンの製造は4.5Kg/hrの程度であり、水酸化カリ
ウムのそれは18.0Kg/hr(26重量%溶液として)
である。電流効率は90%の程度である。
メチオニンを実施例1に記載の条件下に単離す
る。
実施例 6 使用される電解槽は実施例1に記載のそれと同
一である。
しかしながら、陰極膜はナフイオン214膜であ
り、陽極は白金の微細なグリツド(22g/m2)で
ある。
陽極液は硫酸の0.5N溶液から成る。
陰極区画室は陰極において形成された水酸化カ
リウムの濃度が26重量%に達するような方法で水
を供給される。
13mmの巾を有する中間区画室はメチオニンカリ
ウム及び炭酸カリウムの溶液を供給される。
PHはこれらの条件下に8.7に調節され、転化度
は53%である。
メチオニンカリウム及び炭酸カリウムの溶液の
流速は中間区画室のPHに応じて調節される。
25A/dm2の電流密度下に電解槽を運転して電
圧は約6.5ボルトである。
これらの条件下に操作する場合には、メチオニ
ンの製造は4.5Kg/hrの程度であり、水酸化カリ
ウムのそれは18Kg/hr(26重量%溶液として)で
ある。電流効率は90%の程度である。
メチオニンは実施例1に記載の条件下に単離さ
れる。
実施例 7 本方法は実施例6に記載の条件下で行なわれ、
メチオニンカリウム及び炭酸カリウムの溶液はメ
チオニンナトリウム及び炭酸ナトリウムの溶液に
よつて置換えられる。
中間区画室のPHが8.4に調節される場合には転
化度は50%の程度である。
25A/dm2の電流密度下に電解槽を運転する場
合には、電圧は約7.1ボルトである。
これらの条件下に操作する場合には、メチオニ
ンの製造は4.5Kg/hrの程度であり、水酸化ナト
リウムのそれは13Kg/hr(26重量%溶液として)
である。電流効率は90%の程度である。
メチオニンは実施例1に記載の条件下に単離さ
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図はメチオニンが最初にナトリウム塩の形
態にある場合の電解槽の構造略図、第2図はメチ
オニン単離に対する電解槽の操作図、第3図はメ
チオニンがエレクトロライザーと独立である中間
区画室の一部において遊離される場合に対する操
作図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 メチオニンアルカリ金属塩並びにアルカリ金
    属炭酸塩又はアルカリ金属炭酸塩及び媒体に非常
    に溶解性で高い伝導度を有する高度に解離した鉱
    物塩の水溶液を、中間区画室、カチオン交換膜に
    よつて該中間区画室から分離された陽極及び陰極
    区画室を有する電解槽の中間区画室へ連続的に供
    給し、 該水溶液を75〜95℃において電解し、陽極区画
    室で発生した水素イオンが中間区画室へ移動して
    電流が実質的に通過しない中間区画室の一部で該
    メチオニン塩のアルカリ金属イオンを置換してメ
    チオニンを生成させ且つ炭酸イオンを二酸化炭素
    に変え、一方アルカリ金属イオンが中間区画室か
    ら陰極区画室へ移動してそこでアルカリ金属水酸
    化物を生成するようにし、 該中間区画室から電解された水溶液を連続的に
    抜き出し、 該電解された水溶液を冷却してメチオニンを晶
    析させ、次いでこのようにして得られた結晶性メ
    チオニンを回収し、且つアルカリ金属水酸化物を
    該陰極区画室から回収する、 ことよりなる、メチオニンアルカリ金属塩及び
    アルカリ金属炭酸塩を含有する溶液から結晶性メ
    チオニンを連続的に製造する方法。 2 支持電解質がアルカリ金属硫酸塩又は硝酸塩
    及びアルカリ金属炭酸塩の混合物であり、且つ該
    中間区画室から抜き出される電解された水溶液が
    2〜6のPHを有する特許請求の範囲第1項記載の
    方法。 3 支持電解質がアルカリ金属炭酸塩であり、且
    つ中間区画室から抜き出される電解された溶液が
    6〜10のPHを有する特許請求の範囲第1項記載の
    方法。
JP2097981A 1980-02-19 1981-02-17 Production of methionine Granted JPS56130483A (en)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR8003581A FR2476077A1 (fr) 1980-02-19 1980-02-19 Nouveau procede de preparation de la methionine

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56130483A JPS56130483A (en) 1981-10-13
JPS6218627B2 true JPS6218627B2 (ja) 1987-04-23

Family

ID=9238723

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2097981A Granted JPS56130483A (en) 1980-02-19 1981-02-17 Production of methionine

Country Status (8)

Country Link
US (1) US4454012A (ja)
EP (1) EP0034544B1 (ja)
JP (1) JPS56130483A (ja)
AT (1) ATE3418T1 (ja)
CA (1) CA1146116A (ja)
DE (1) DE3160291D1 (ja)
ES (1) ES8201132A1 (ja)
FR (1) FR2476077A1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4589963A (en) * 1984-12-07 1986-05-20 The Dow Chemical Company Process for the conversion of salts of carboxylic acid to their corresponding free acids
JPS61191588A (ja) * 1985-02-16 1986-08-26 Univ Osaka 電気透析法を用いた水溶性イオン結晶の育成法
JPS62146595A (ja) * 1985-12-20 1987-06-30 Daicel Chem Ind Ltd 醗酵による有機酸の連続製造方法
US5106465A (en) * 1989-12-20 1992-04-21 Olin Corporation Electrochemical process for producing chlorine dioxide solutions from chlorites
US5092970A (en) * 1989-12-20 1992-03-03 Olin Corporation Electrochemical process for producing chlorine dioxide solutions from chlorites
US5322598A (en) * 1990-02-06 1994-06-21 Olin Corporation Chlorine dioxide generation using inert load of sodium perchlorate
US5348683A (en) * 1990-02-06 1994-09-20 Olin Corporation Chloric acid - alkali metal chlorate mixtures and chlorine dioxide generation
US5084148A (en) * 1990-02-06 1992-01-28 Olin Corporation Electrochemical process for producing chloric acid - alkali metal chlorate mixtures
US5258105A (en) * 1990-02-06 1993-11-02 Olin Corporation Chloric acid - alkali metal chlorate mixtures and chlorine dioxide generation
CN106349131B (zh) * 2016-08-26 2018-04-20 宁夏紫光天化蛋氨酸有限责任公司 一种蛋氨酸的分离纯化方法
EP3406593A1 (de) 2017-05-24 2018-11-28 Evonik Degussa GmbH Verfahren zur herstellung von methionin

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE523563A (ja) * 1952-10-17
US3330749A (en) * 1958-02-11 1967-07-11 Takeda Chemical Industries Ltd Process for treating amino acid solution
FR2097381A5 (en) * 1970-07-03 1972-03-03 Rhone Poulenc Sa Amino acid prodn - by dialysis
IT1008229B (it) * 1974-02-13 1976-11-10 Cie Tecnica Ind Petro Li Spa Procedimento ed apparecchiatura per la produzione di acido citrico cristallino da soluzioni di citra ti alcalini
US4092230A (en) * 1977-03-10 1978-05-30 Suntech, Inc. Electrochemical process for the manufacture of terephthalic acid

Also Published As

Publication number Publication date
EP0034544B1 (fr) 1983-05-18
ATE3418T1 (de) 1983-06-15
DE3160291D1 (en) 1983-07-07
EP0034544A2 (fr) 1981-08-26
FR2476077A1 (fr) 1981-08-21
ES499550A0 (es) 1981-12-01
US4454012A (en) 1984-06-12
FR2476077B1 (ja) 1984-04-27
EP0034544A3 (en) 1981-09-02
JPS56130483A (en) 1981-10-13
ES8201132A1 (es) 1981-12-01
CA1146116A (fr) 1983-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5246551A (en) Electrochemical methods for production of alkali metal hydroxides without the co-production of chlorine
JP3962434B2 (ja) アスコルビン酸の電気化学的回収方法
EP0255756B1 (en) Method for producing high purity quaternary ammonium hydroxides
US4917781A (en) Process for preparing quaternary ammonium hydroxides
JPS6218627B2 (ja)
KR960016417B1 (ko) 전기분해에 의해 알칼리 금속 이크롬산염 및 크롬산을 제조하는 방법
EP0043854B1 (en) Aqueous electrowinning of metals
JPH03199387A (ja) アルカリ金属塩素酸塩又は過塩素酸塩の製造
JP2000509705A (ja) シスチンからのn―アセチル―システインの電気化学的合成方法
EP3470389B1 (en) Formic acid preparation method
JPS6131192B2 (ja)
JP2839153B2 (ja) アルカリ二クロム酸塩類およびクロム酸の製造方法
JP3196382B2 (ja) 芒硝水溶液の電解方法
JP2839155B2 (ja) アルカリ金属重クロム酸塩及びクロム酸の製造法
JPS622036B2 (ja)
JPH01184293A (ja) ヨウ素及びヨウ素酸塩の製造方法
KR970003072B1 (ko) 알칼리 금속 중크롬산염 및 크롬산의 제조방법
JP2839154B2 (ja) クロム酸の製造法
SU423749A1 (ru) Способ получения хлора электролизом раствора соляной кислоты
JPS61217589A (ja) 電気化学法
SU1421807A1 (ru) Электролизер дл регенерации сернокислых травильных растворов
JPS58193381A (ja) イオン交換膜における電極の形成方法
WO1991015614A1 (en) Electrochemical process for production of chloric acid from hypochlorous acid
JPS5980784A (ja) 4−アミノメチルシクロヘキサン−1−カルボン酸の製造方法
JPH046798B2 (ja)