JPS62182308A - 浄化用フエンス - Google Patents

浄化用フエンス

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Publication number
JPS62182308A
JPS62182308A JP2287886A JP2287886A JPS62182308A JP S62182308 A JPS62182308 A JP S62182308A JP 2287886 A JP2287886 A JP 2287886A JP 2287886 A JP2287886 A JP 2287886A JP S62182308 A JPS62182308 A JP S62182308A
Authority
JP
Japan
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water
phytoplankton
float
net
covered
Prior art date
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Pending
Application number
JP2287886A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Tomita
繁 富田
Keiji Abe
安部 桂司
Sadatoshi Toshida
利田 貞利
Takeo Akiyama
秋山 健夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Ikeda Corp
Original Assignee
Ikeda Bussan Co Ltd
Agency of Industrial Science and Technology
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ikeda Bussan Co Ltd, Agency of Industrial Science and Technology filed Critical Ikeda Bussan Co Ltd
Priority to JP2287886A priority Critical patent/JPS62182308A/ja
Publication of JPS62182308A publication Critical patent/JPS62182308A/ja
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  • Cleaning Or Clearing Of The Surface Of Open Water (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、湖沼、河川などの水質汚染による植物性プラ
ンクトン発生の原因となる、その水中に含まれる富栄養
成分の窒素、燐、カリウムを積極的に除去すると同時に
、アオコ等の植物性プランクトンの捕捉または拡散防止
可能な浄化フェンスに関するものである。
C従来技術〕 近年、湖沼、河川などの水質汚染による植物性プランク
トン浮遊物である藍藻、緑藻、けい藻などが多量発生し
、その腐敗により悪臭、及び漁業への被害、更には飲料
水への影響も出はじめている。
その対策として、植物性プランクトンを捕捉し、または
拡散防止をするためのフェンスを水面に設置したり、あ
るいはバキュームで植物性プランクトンを採取し、脱水
、乾燥、焼却などの工程により処理する装置があるが、
いずれも高価を装置や作業員を必要とし、多大な経費を
要するという欠点を有している。
一方、上記の植物性プランクトンは、気温30℃、水温
25℃以上になると急激に発生するものであり、気温及
び水温の低い冬期には発生せず、また水性の植物も特別
なものを除き、気温の低い時期は成育が遅し)。
また、河川には多数の植物の種子が浮遊、または流れて
いるが、冬期には水温が低いためこれらは発芽しないが
、気温及び水温の上昇と共に、植物性プランクトンも植
物も活発な活動を始める。
これら浮遊または流れている植物種子の一部は、湖岸、
河岸に打ち上げられ、陸地で発芽し、生育するが、水中
に浮遊しているものもかなりの数である。
そこで、本発明者等は、フェンスを構成する浮体の周囲
を、水中に浮遊している植物の種子の付着が容易で、か
つ発芽後の根の固着が良好な材料で覆うことにより、そ
の浮体上に植物を繁殖させ、その結果、水中の冨栄養分
である窒素、燐、カリウムを根から吸収させて、植物性
プランクトンの発生を防止すると同時に、発生した植物
性プランクトンの港湾または河川への流入と拡散とを防
止可能であることに着目し、種々実験を重ねた結果本発
明を案出するに至ったものである。
〔発明の目的〕
本発明は植物性プランクトン発生の最大原因となってい
る湖沼、河川に含まれている富栄養成分の窒素、燐、カ
リウムを、フェンスを構成する浮体上に繁殖する植物を
利用して積極的に除去すると同時に、アオコ等の植物性
プランクトンの捕捉または拡散を防止する機能を有する
浄化用フェンスを提供することを目的としたものである
〔発明の構成〕
以上の目的を達成するため本発明の浄化用フェンスは、
その周囲を、樹脂ネットと、ヤシ殻繊維の嵯り糸を細密
な網目状に織り込んで形成されたヤシ殻繊維網状体とで
覆った浮体の複数個を適宜の長さに連結することにより
構成され、更に具体的に説明すると、植物の繁殖を促進
すると共に、植物性プランクトンを効率よく捕捉し、そ
の拡散防止を可能なように形成された浮体と、各浮体の
連結ローブ、定置固定用のアン・カーローブ等により構
成される。
〔実施例〕
以下図面を参照して本発明の詳細な説明するが、第1図
はその一実施例における浄化用フェンスを構成する浮体
の斜視図であり、第2図は第1図の浄化用フェンスの定
置固定状態を示す正断面図である。
まず、水面W上に浮ぶ浮体4は任意の長さで30〜50
倍発泡のポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン
の角柱、または円柱等を使用し、この浮体4には、衝突
破損防止と、その周囲にヤシ殻繊維網状体6を容易に取
付け、また取外し可能とするために、第1図に示すよう
な樹脂ネット2でその周囲を覆っており、また、浮体4
の両端部は塩ビジードアで被覆している。
上記のヤシ殻繊維網状体6はヤシ殻繊維の嵯り糸を細密
な網目状に織り込んで形成されたネット状の構造体であ
り、浮体4の軸方向にはローブ1を張設させ、樹脂ネッ
ト2に結ぶか、またはクリップで固定されている。
このローブ1の先端にはシャックル3を取付け、このシ
ャックル3で複数個の浮体4をそれぞれ連結させて適宜
な長さに連結して浄化用フェンスとして水面W上に設置
できるようになっている。
更に、第2図に示すように浮体4の両端には定置固定用
のアンカーローブ8を張設している。
上記の浮体4の樹脂ネット2の周囲は、厚さ3〜10m
mのヤシ殻繊維網状体6で覆って、ステンレス製のクリ
ップ5、または樹脂製のクリップで取付は固定するが、
上記実施例の構造とは逆に、樹脂ネット2をヤシ殻繊維
網状体6の外側に被覆してもよい。
なお、複数個の浮体4を連結した浄化用フェンスを水中
に固定させるため、浮体4の下部にアンカーロー18等
からなるアンカー装置を設け、このアンカー装置により
浮体4の浮上状態を適宜に調整することでも好適な結果
が得られる。
上記の浮体4にヤシ殻繊維網状体6を被覆したのは、水
中に浮遊し、流れている植物の種子が付着しやすく、そ
れが発芽した場合、ヤシ殻繊維がその根の固着を良好に
保つ性質を有する天然繊維であるからである。
その結果、第2図に示すごとり、浮体4の周囲のヤシ殻
繊維網状体6には植物9が生育′し、水中の富栄養分が
減少し、植物性プランクトンの発生を防止することにな
る。
なお、上記のヤシ殻繊維網状体6には、人工的に植物9
の種子を付着させても良く、そこで、特に冨栄養分を盛
んに吸収する水性の植物として、発芽時期が5月中旬で
、10月初旬まで生育するセイタカアワダチ草の生育例
を下記に示している。
〔発明の効果〕
以上に説明したごとく、本発明の浄化用フェンスを湖沼
、河川などに設置すれば、その浮体の周囲のヤシ殻繊維
に植物の種子が付着しやすく、そこで発芽した植物が水
中に含まれる冨栄養分である窒素、燐、カリウムを根か
ら吸収して生育するので、水中の富栄養分が減少し、植
物性プランクトンの発生防止が可能となるという効果が
ある。
また、この浄化用フェンスは発生した植物性プランクト
ンを捕捉、または拡散防止する機能をも有している。
更に、本発明の浄化用フェンスは魚類の産卵場所にも好
適であり、魚類の繁殖にも効果がある。
また、湖沼、河川に植物が生育することにより、その美
観を向上する上でも有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における浄化用フェンスを構
成する浮体の一部破断の状態で示す斜視図であり、第2
図は第1図の浄化用フェンスの定置固定状態を示す正断
面図である。 ■・・・ロープ、2・・・樹脂ネット、3・・・シャッ
クル、4・・・浮体、6・・・ヤシ殻繊維網状体。 工業技術院長の復代理人 池田物産株式会社の代理人

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 樹脂ネットと、ヤシ殻繊維の縒り糸を細密な網目状に織
    り込んで形成されたヤシ殻繊維網状体とで周囲を覆った
    浮体の複数個を適宜の長さに連結した浄化用フェンス。
JP2287886A 1986-02-06 1986-02-06 浄化用フエンス Pending JPS62182308A (ja)

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