JP3130124U - 植生、水質浄化、稚魚幼虫保護を行う人工浮島 - Google Patents

植生、水質浄化、稚魚幼虫保護を行う人工浮島 Download PDF

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Abstract

【課題】 従来の植生用人工浮島は強風、高波に弱く、折れ曲がることもあり、浮島にネットを張る方法は水質浄化が不十分であり、炭素繊維による水質浄化は植生と稚魚幼虫への隠れ家の提供が考慮されていない。
【解決手段】合成樹脂発泡体の芯材に天然ヤシ繊維不織布を巻着した外枠と内枠をスプリングで連結する。外枠の外辺を15〜30度の鋭角で斜め下方へ突出させて人工浮島の転覆を防ぎ、人工浮島に被せた重りを付けたネットを水中に垂下して大型魚の侵入を防ぎ、外枠と内枠に炭素繊維人工藻を装着して水中に垂下して水質を浄化し、ネットの下端に装着した複数の穴を開けた天然ヤシ繊維マットを水底に敷設して水草や海草を植生し、人工浮島の上部にアシ、ヨシ、その他の植物を植生する。
【選択図】図1

Description

本考案は、池、湖沼、河川、海辺等において植物の植生用として設置され、水質を浄化し稚魚や幼虫の保護機能を有する人工浮島に関している。
池、湖沼、河川、海辺等における水辺の緑化と水質の浄化が要求されている。水辺のアシ、ヨシ、その他の植物の減少を防ぐため人工浮島による植生が行われている。また、水中においては、汚泥の沈殿、富栄養化、汚染水の流入、光合成の不足、水の浄化作用の劣化等により水質汚染が進行しているので、水質浄化の試みがなされている。
浮島はアシ、ヨシ、その他の植物の繁茂と垂下根は魚やエビ類等へ隠れ家を提供しているが、草魚による垂下根減少と大型魚による稚魚の捕食を防いで魚や昆虫の増加を図る必要がある。
水辺では緑化、水質浄化、稚魚幼虫への隠れ家の提供の問題があり、従来は、個々の問題に対しての対応がなされているため、総合的に効果のある成果を上げていない。
従来の植生用人工浮島は強風、高波に弱く、折れ曲がることもあり、水質浄化と稚魚幼虫への隠れ家の提供がなされていない。浮島にネットを張る方法は水質浄化が不十分であり、炭素繊維による水質浄化は植生と稚魚幼虫への隠れ家の提供が考慮されていない。
これらの問題点を総合的に解決するために、本考案では、軟質合成樹脂独立気泡発泡体を芯材として、その上に天然ヤシ繊維不織布を巻着した大型の外枠と小型の内枠を作成して、外枠の内側に内枠をスプリングで連結する。従来の人工浮島は強風や高波による転覆や折れ曲がる被害が生じているが、本考案による人工浮島は、外枠と内枠がスプリングで連結されているので波の影響を緩和し、外枠と内枠間の空間や内枠の空間が波に逃げ場所を与え、人工浮島の転覆や折れ曲がりを防いでいる。また、外枠の外辺を斜め下向に20度の鋭角で突出させ、外辺を水没させ、水圧が外枠の上部に来るようにすることで、高波が来ても人工浮島は高波の下を潜り抜ける状態にして転覆を防いでいる。
人工浮島に被せたネットを外枠の周囲から下端に重りを付けたネットを水中に垂下して、重りにより浮島の浮遊を防ぎ、ネットにより大型魚の侵入を防いでいる。外枠の周囲より重りを付けて垂下したネットは、ネットの目より大きい魚や浮遊物の侵入を防ぎ、波の影響を減少させる。
外枠と内枠の下に炭素繊維人工藻を装着して水中に垂下し、水質浄化をしている。炭素繊維は汚濁物質を補修、分解する働きがあり、炭素繊維から発せられる音波が微生物を活性化し、魚類が集まることが知られている。
また、ネットの下端に天然ヤシ繊維マットを装着している。天然ヤシ繊維マットには複数の直径100mmから200mm程度の穴が開けられている。穴の形状は円形に限らず、四角形、菱形、楕円形等他の形状でもよい。天然ヤシ繊維マットは水底に敷設され、水底の植生に利用することができる。穴を開けてあることで、水底への敷設が容易になり、水底の泥や砂と同化して水底に安定しやすく、水底を棲家とする魚介類に影響を与えない。また、穴を通して水底に光を与えるので、自然環境を変えることがない。
このように構成した人工浮島の外枠と内枠の上部の天然ヤシ繊維不織布に、アシ、ヨシ、その他の植物を植生する。
本考案の効果は下記の通りである。
[イ]人工浮島の上部にアシ、ヨシ、その他の植物を植生できる。
[ロ]人工浮島の水底に水草や海草を植生でき、水底に天然ヤシ繊維マットを敷いても光を遮ることがない。
[ハ]炭素繊維により水質を浄化する。
[ニ]稚魚や幼虫に隠れ場所を提供する。
[ホ]重りと天然ヤシ繊維マットで人工浮島の浮遊を阻止できる。
[ヘ]人工浮島が強風や高波に転覆したり、折れ曲がったりしない。
以下、本考案の実施の形態について説明する。
本考案になる人工浮島を説明するため、図1では全体を側面より見た状態を示している。人工浮島に被せたネット(5)に重り(4)を装着して外枠(1)の外辺(1a)より水中に垂下することでネット(5)の目より大きい魚や浮遊物の侵入を防ぎ、人工浮島の浮遊も阻止している。外枠(1)と内枠(2)により形成される人工浮島の下に炭素繊維人工藻(6)が吊り下がりネット(5)内の水質を浄化している。
外枠(1)の外辺(1a)を下向に15度から30度までの範囲の鋭角で突出させた形状にすることで、外辺(1a)は水面下に没し、高波が来ても人工浮島を水面から持ち上げずに人工浮島の上に被さり、人工浮島は高波の下を潜り抜ける状態になるので転覆することがない。
外枠(1)の外辺(1a)から水底まで垂下したネット(5)に天然ヤシ繊維マット(9)を装着して水底に敷設し、水草や海草(11)の植生を行う。種子シートの張り付けも可能であり、ネット(5)により草魚の被害も防禦できる。
外枠(1)と内枠(2)に巻着した天然ヤシ繊維不織布(8)にアシ、ヨシ、その他の植物(12)を植生して自然環境の保護を行う。
図2は本考案になる人工浮島を上方より見た状態を示す。外枠(1)と内枠(2)をスプリング(3)で連結し、スプリング(3)の働きで、外枠(1)と内枠(2)の動きは均一にならず、波のうねりに順応し、転覆しにくくなる。スプリング(3)はバネ材に限らず伸縮性のある素材を使用すればよい。
図3は外枠(1)と内枠(2)の断面図である。外枠(1)と内枠(2)は軟質合成樹脂独立気泡発泡体を芯材(7)に使用し、その上に天然ヤシ繊維不織布(8)を外枠(1)の外辺(1a)は下向に15度から30度までの範囲の鋭角で突出するように形成されている。内枠(2)の断面の形状は円形或いは角形であり、植生面積を増やすために楕円形や長方形にすることもできる。
図4(a)、(b)は炭素繊維人工藻(6)の例である。炭素繊維は高い生物親和性により水中の汚濁物質を補修、分解し、炭素繊維から発せられる音波が微生物を活性化し、魚類を呼び寄せ、産卵や稚魚の養育に最適な場所を与えることが知られている。また、窒素やリンに対しても浄化効果が確認されているので外枠(1)と内枠(2)より炭素繊維人工藻(6)を水中に垂下し、水質浄化を行う。
図5は天然ヤシ繊維マット(9)の平面図であり、図6は側面図である。
天然ヤシ繊維マット(9)はヤシの繊維を集積してマット状にしたもので、水草や海草(11)の根がヤシ繊維に絡まり植生しやすい。この天然ヤシ繊維マット(9)に直径100mmから200mm程度の穴(10)を開け、水底に敷設すると人工浮島の浮遊を防止し、水底に光を与え、植生に役立ち、水底生物の保護になる。
本考案になる人工浮島は水辺の景観を保ち、魚貝類の養殖や海藻の生育に利用できる。
本考案になる人工浮島を側面より見た説明図である。 本考案になる人工浮島の平面図である。 外枠と内枠の断面図である。 (a)、(b)は炭素繊維人工藻の側面図である。 天然ヤシ繊維マットの平面図である。 天然ヤシ繊維マットの側面図である。
符号の説明
1 外枠
2 内枠
3 スプリング
4 重り
5 ネット
6 炭素繊維人工藻
7 芯材
8 天然ヤシ繊維不織布
9 天然ヤシ繊維マット
10 穴
11 水草や海草
12 アシ、ヨシ、その他の植物

Claims (1)

  1. 軟質合成樹脂独立気泡発泡体の芯材に天然ヤシ繊維不織布を巻着し外辺を斜め下向に15〜30度の鋭角で突出させた大型の外枠と、
    軟質合成樹脂独立気泡発泡体の芯材に天然ヤシ繊維不織布を巻着した小型の内枠をスプリングで連結し、
    外枠の外辺から下端に重りを付けたネットを水中に垂下して浮島の浮遊と大型魚の侵入を防ぎ、外枠と内枠に炭素繊維人工藻を装着して水中に垂下して水質浄化し、
    ネットの下端に直径100mmから200mm程度の複数の穴を開けた天然ヤシ繊維マットを装着して天然ヤシ繊維マットを水底に敷設し、
    人工浮島の外枠と内枠の上部に植物の植生を可能としたことを特徴とする植生、水質浄化、稚魚幼虫保護を行う人工浮島。
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