JPS6218228Y2 - - Google Patents

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JPS6218228Y2
JPS6218228Y2 JP14617080U JP14617080U JPS6218228Y2 JP S6218228 Y2 JPS6218228 Y2 JP S6218228Y2 JP 14617080 U JP14617080 U JP 14617080U JP 14617080 U JP14617080 U JP 14617080U JP S6218228 Y2 JPS6218228 Y2 JP S6218228Y2
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JP
Japan
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hot air
tea leaves
water
chamber
drying
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JP14617080U
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JPS5767583U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この発明は、熱風発生機から粗揉機の揉室内に
流入する熱風を加湿することによつて、茶葉の上
乾き現象を防ぎ、もつて品質の高い製品を得るこ
とを目的としたものである。
粗揉工程は、前工程の蒸熱処理によつて蒸され
た約70%水分の蒸葉を、40〜50分の時間をかけ
て、約50%水分に乾燥しつつ揉捻する工程であ
る。したがつて乾燥するためには大量の熱風が必
要であるが、この熱風の影響を粗揉工程進行の過
程において観察すると、粗揉工程の終了に近い茶
葉ほど、茶葉の表面と茶葉内部の乾燥度合の異な
ることが知られている。これは熱風がまず表面を
熱風し漸次内部に乾燥が移行していく必然的な乾
燥現象である。このため粗揉操作においては、揉
室の底竹面とより手との揉捻によつて茶葉内部の
水分を浸出させ、茶葉の表面と茶葉内部の水分を
均一化せしめようとしているのであるが、この操
作にも限度があり表面と内部の乾燥差は依然とし
て残る。この現象を業界では「上乾き」と称して
いる。そしてこの上乾きが目立つてくると、茶葉
は色沢・香気・形状・滋味・水色がともにわるく
なり製品の品質を落してしまう。
従来からこの上乾きを防止する方法として、粗
揉工程の進行にしたがつて、より手前の回転・送
風量・熱風温度を段階ごとに減じて茶葉の状態に
対応させる方法がある。しかしこのような方法に
おいても前記の必然的な乾燥現象から、上乾きを
防ぐことができない。このような現状から本考案
においては、熱風にこまかい水滴を噴出させて加
湿させ、こねを揉室内に送出することによつて上
乾きを防止したのである。
図面について説明するに、1は公知の粗揉機で
あつて、機枠2支架され底面が半円状の底竹3か
らなる揉室4、機枠に軸架された主軸5、該軸に
固設されたより手6と葉ざらい7、取出口8およ
び吹込口9を有する熱風胴10と、茶葉投入プー
ル11から構成されている。
12は前記粗揉機と一体の熱風発生機で、炉筒
13煙管14外板15送風機16およびバーナ1
7から構成され公知のものである。18は熱風発
生機12と粗揉機の熱風胴10に連通する熱風の
送出筒である。
19は送出筒18に設けた加湿装置で、第4図
に見るように、送出筒18の一部に貯水槽、20
を形成して水をプールさせ、その下辺に振動子2
1を装着して高周波発振器22に結線したもので
ある。
23は揉室4内の湿度を感知する湿度センサ
ー、24はセンサが感知した温度を電圧に変換す
る電圧検知器で、揉室4の湿度が一定値以下にな
ると、これを高周波発振器22に指令を送信して
該発振器を作動させる。
25は自動給水装置で、貯水槽20内の水位が
一定値以下に下がると、水位電極棒26が放電し
なくなり、その信号を水位感知器27が受信して
電磁弁28を開閉し、給水タンク29から自動的
に給水断水を行なうものである。
そこでバーナ17を燃焼させ、送風機16を作
動させると、熱交換した熱風は送出筒18から熱
風胴10に送出し、吹込口9から揉室4に流入す
る。次に主軸5を回転させて、揉室4内が所定の
温度に達したならば、茶葉投入プール11から茶
葉を投入する。すると茶葉はより手6と底竹3間
によつて揉捻され、揉捻された茶葉は葉ざらいに
よつて上方にかきあげられ散乱して落下し、再び
より手6によつて揉捻されるという操作がくりか
えし行なわれる。一方熱風は間断なく流入してい
るから、茶葉の揉乾燥が順次進行し、これに伴な
つて揉室4内の湿度も順次降下していく。そして
取出しが近くなつたころ、いいかえれば茶葉内部
の水分がもはや浸出されなくなつて上乾きがはじ
まるころ、即ち電圧検知器24にあらかじめセツ
トしておいた目標値の湿度以下になると、湿度セ
ンサ23がそれを感知し、その変化を電圧検知器
24が電圧に変換して高周波発振器22に送信
し、これによつて該発振器が作動して振動子21
が働き貯水槽20内の水が高周波振動を生じて霧
化噴出するのである。そして送出筒18には熱風
が熱風発生機12から送られているから、この熱
風が加湿され揉室4に流入し、茶葉の表面は加湿
熱風にさらされることになり、表面と内部の水分
が均一になつて揉乾燥が進み、やがて取出される
のである。
本発明は前記のように、そして第5図に見るよ
うに、揉室4に湿度センサ23を配置して電圧検
知器24に結線し、これを送出筒18の一部に形
成した貯水槽20の下辺に振動子21を装着して
高周波発振器22に通ぜしめ、これによつてプー
ル水を振動霧化させ、熱風発生機、12から送出
されてくる熱風を加湿し、これを揉室4内で上乾
きがはじまろうとしている茶葉に吹きつけのであ
るから、茶葉の表面は若干湿り乾燥速度が減じよ
り手の揉圧によつて表面と内部の乾燥度合の差が
なくなつて上乾きすることがない状態で揉乾燥を
することができるから色沢・香気・形状・滋味・
水色に好影響を与え良品質の製品を得ることがで
きる。また、熱風を加湿すると、熱風温度が若干
低温になるが、むしろ終期の乾燥速度を緩慢にす
ることによつてさらに好結果をもたらす。
さらに本考案は、貯水槽20内のプール水補給
に関しては、給水タンク29、電磁弁28、水位
感知器27、水位電極棒26を配して自動給水装
置としたから、人手を要することなくおのづと加
湿操作が行なわれる。また、粗揉機1も熱風発生
機12も従来公知のものを使用すればよいので設
備費も僅小ですむ効果がある。
なお本発明は、加湿装置19発振装置22給水
装置25を一連化して自動方式としたが、これら
を自動化せず、加湿機からの噴霧を単に送出筒近
辺に置き、従来行なつているように作業者が経験
によつて茶葉の状態を観察し、その判定によつて
手動で加湿機を操作して熱風中に送りこむことも
できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は粗揉機と熱風発生機を一体にした正面
図、第2図は粗揉機の継断側面図、第3図は熱風
発生機の側面図、第4図は加湿装置を主とする要
部一部断面図、第5図は結線図である。 1……粗揉機、12……熱風発生機、19……
加湿装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 熱風発生機より粗揉機へ熱風を送出する通路に
    加湿装置を具備した製茶粗揉機。
JP14617080U 1980-10-13 1980-10-13 Expired JPS6218228Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14617080U JPS6218228Y2 (ja) 1980-10-13 1980-10-13

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14617080U JPS6218228Y2 (ja) 1980-10-13 1980-10-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5767583U JPS5767583U (ja) 1982-04-22
JPS6218228Y2 true JPS6218228Y2 (ja) 1987-05-11

Family

ID=29505754

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14617080U Expired JPS6218228Y2 (ja) 1980-10-13 1980-10-13

Country Status (1)

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JP (1) JPS6218228Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5767583U (ja) 1982-04-22

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