JPH0335977B2 - - Google Patents

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JPH0335977B2
JPH0335977B2 JP21752083A JP21752083A JPH0335977B2 JP H0335977 B2 JPH0335977 B2 JP H0335977B2 JP 21752083 A JP21752083 A JP 21752083A JP 21752083 A JP21752083 A JP 21752083A JP H0335977 B2 JPH0335977 B2 JP H0335977B2
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JP
Japan
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rice
grain
humid air
milling
chamber
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Application number
JP21752083A
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English (en)
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JPS60110340A (ja
Inventor
Toshihiko Satake
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Satake Engineering Co Ltd
Original Assignee
Satake Engineering Co Ltd
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  • Adjustment And Processing Of Grains (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、特に酒造米の精白に適する加湿精米
装置に関する。
一般に、精米装置の精白作用では、精白室を1
回通過するごとに数度の穀温が上昇して米粒が乾
燥する。
特に、酒造米の精白においては極めて低い歩留
率になるまで循環搗精を繰返して実施するので、
熱の発生も多く、米粒の乾燥も甚だしくなり、た
めに精白作業の効率も悪化し、また負荷が変化し
て乾燥による砕米も多発し、また浸漬時の水中亀
裂を防ぐため精米終了後のからし作業に長時間を
要する等の欠点を有していた。
本発明は、上記の諸欠点を解消するもので、精
米装置の穀物循環行程の精米機の前行程に設けた
穀物タンクにおいて、上部空隙室を流下する米粒
に霧状水分を添加して粒表面の薄層のみを湿潤軟
化すると共に、該米粒が下部調質室内を流動する
間に排風機の吸引力によつて穀温を吸集排除して
加湿斑等を防止して搗精するようにし、以つて湿
潤軟化した米粒面を高率的に精白して搗精能率を
向上すると共に、精白米の穀温上昇と水分蒸発を
防止して前述のからし時間の必要もなく、また砕
粒の発生を完全に防止し、しかも、粒表面の平滑
化した適量水分で適温の良質精白米を確保する高
性能な加湿精米装置を開発して提供せんとするも
のである。
本発明を実施例図について説明する。基台1の
上部に竪軸回転研削転子2を軸装した精白室3を
備えた精米機4を載置し、精米機4の供給口部5
に加湿用穀物タンク6を連結して装架すると共
に、前記基台1の側部に昇降機7を立設して一体
的に精米装置となし、また穀物タンク6の上部に
は、その樋底部8に複数個の穀粒流下路9…を設
けた供給用スクリユーコンベア10を横架すると
共に、該スクリユーコンベア10の供給口11と
前記昇降機7の上部吐出口12を流管13によつ
て連絡し、また精米機4の排出口14と昇降機7
の下部供給口15を流管16によつて連結し、前
記精白室3を通過する穀粒循環行程が一体的に形
成してある。
前記穀物タンク6を、上部空隙部17と下部調
質室18に配分的に形成し、上部空隙部17に
は、供給用スクリユーコンベア10の各穀粒流下
路9からそれぞれ流下する米粒に加湿する複数個
の湿風口19…を設けると共に、各湿風口19…
と穀物タンク6の側部に設けた湿風発生装置20
とを給風管21によつて連結し、また、下部調質
室18には、その内部に複数個の通風流路22…
を装架すると共に、その各通風流路22…と穀物
タンク6の側部に設けた排風装置23を排風管2
4によつて連結してある。
前記湿風発生装置20は、前記各湿風口19…
に連絡した給風管21の途上にネビライザーから
成る霧発生器25と、クーラーから成る冷却装置
26を設けると共に、その管端部に送風機27を
連結し、28は送風機27の給風用開閉弁、29
は排風管24に設けた湿度センサー、30は穀物
タンク6に設けた水分計、31は穀物タンク6に
設けた温度計、32は湿度センサー29、給風用
開閉弁28、水分計30、温度計31にそれぞれ
電気的に連結して湿風の温湿度および風量を調節
する湿風調節用制御装置である。なお、前記通風
流路22は、2枚の板体を山形状に形成して内部
を風路となし、また別実施例の第2図に示す通風
流路22Aは前記流路22の下部に多孔壁空洞部
32を連結して大型風路を形成した場合である。
また、本発明の加湿作用は、精白作用において
米粒の含水率を減少しないようにするのが目的で
あるから、米粒の含水率の増加を目的とする一般
の穀粒調質処理とは根本的に主旨を異にするもの
である。
上述の構成であるから、原料玄米を昇降機7の
下部供給口15に投入して該装置を起動すると、
玄米は揚穀されて穀物タンク6上部の供給用スク
ユーコンベア10に流入し、その樋底部8に設け
た各穀粒流下路9…から均分状に上部空隙部17
内にそれぞれ流下する。その間に湿風発生装置2
0の霧発生器25によつて発生した霧状水分が送
風機27の風により湿風となつて給風管21を介
して各湿風口19…からそれぞれ噴出し、前記空
隙部17内を流下する各流束の米粒に霧状水分を
それぞれ添加して粒表面の薄層のみを湿潤軟化す
ると共に、その各米粒は下部調質室18内に集積
して穀粒層を形成し、その穀粒層が下方向に流動
する間に調質室18内に設けた各通風流路22…
からの吸風によつて各米粒の穀温を吸集して排風
装置23を介して機外に排除される。そして、粒
表面を湿潤軟化し、また穀温を低下して加湿斑を
なくした米粒は精白室3内に流下して研削転子2
の回転によつて精白されると共に、該米粒は排出
口14から昇降機7の下部供給口15に流下し、
また昇降機7によつて揚穀されて前記スクリユー
コンベア10に流入すると共に、穀物タンク6内
に前記スクリユーコンベア10に設けた各穀粒流
下路9…を介して流下して前述した加湿作用と除
熱作用を再び受けて精白室3に流入して搗精され
る。したがつて、精白室3における精白作用は、
前述した米粒の乾燥・負荷の変化による砕米等を
生ずることなく、極めて高率的かつ円滑に実施さ
れると共に、該米粒は穀物循環行程を数回次繰返
し所定の精白度に搗精され機外に取出されて次行
程に委ねられる。
特許請求の範囲第3項のものは、前記湿風発生
装置20が、湿風の温湿度および風量を調節する
湿風調節用制御装置32を具備したものであるの
で、排風装置23の排風管24に設けた湿度セン
サー29が排風湿度を検出して基準湿度(後述す
る)を低下すると、霧発生器25の吸水量を増大
し、また送風機27の開閉弁28を調節して供給
する湿風湿度および風量を直ちに補正し、また穀
物タンク6に設けた温度計31が穀温を検出して
基準穀温(35℃〜15℃)以上に上昇すると、冷却
装置26を調節作動して冷風を送つて穀温を直ち
に補正するから、米粒水分は適度に補正されて胴
割粒発生を完全に防止できると共に、穀温は、適
度に補正されて米粒の吸水性が向上して米粒の不
足水分を簡単に吸着して補充でき、常時、完全な
良質酒造米を確保できる効果がある。
なお、前記基準湿度とは、米粒の水分と平衡す
る湿度以上の湿度値から選定する。また、必要に
応じて穀物タンク6に設けた水分計30によつて
湿風の温湿度を調節する場合がある。
このように本発明の加湿精米装置は、精米装置
の穀物循環行程の精米機の前行程に設けた穀物タ
ンクを上部空隙室と下部調質室に配分的に形成
し、前記上部空隙室に設けた穀粒流下路から流下
する米粒に加湿する湿風口を設けると共に、その
各湿風口を湿風発生装置に連絡し、また前記下部
調質室に複数個の通風流路を設けると共に、その
各通風流路を排風装置に連絡したので、湿潤軟化
した米粒面を高率的に精白して搗精能率を向上で
き、精白米の穀温上昇と水分蒸発を防止して前述
したからし時間の必要もなく、また精白室の負荷
の変動および砕粒の発生を完全に防止でき、しか
も、粒表面の平滑化した適量水分で適温の良質精
白米を確保できる等の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例図である。第1図は本装
置を一部切開して示した側面図、第2図は穀物タ
ンクの断面図である。 1……基台、2……竪軸回転研削転子、3…精
白室、4……精米機、5……供給口部、6……加
湿用穀物タンク、7……昇降機、8……樋底部、
9……穀粒流下路、10……供給用スクリユーコ
ンベア、11……供給口、12……上部吐出口、
13……流管、14……排出口、15……下部供
給口、16……流管、17……上部空隙部、18
……下部調質室、19……湿風口、20……湿風
発生装置、21……給風管、22,22A……通
風流路、23……排風装置、24……排風管、2
5……霧発生器、26……冷却装置、27……送
風機、28……給風用開閉弁、29……湿度セン
サー、30……水分計、31……温度計、32…
…湿風調節用制御装置、33……多孔壁風洞部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 精白転子を軸装した精白室の供給口部に穀物
    タンクを連結すると共に、その一側に昇降機を立
    設して穀物循環行程を形成した精米装置におい
    て、前記穀物タンクを上部空隙室と下部調質室に
    配分的に形成し、前記上部空隙室に設けた穀粒流
    下路から流下する米粒に加湿する湿風口を設ける
    と共に、その湿風口を湿風発生装置に連絡し、ま
    た前記下部調質室に複数個の通風流路を設けると
    共に、その各通風流路を排風装置に連絡したこと
    を特徴とする加湿精米装置。 2 前記湿風発生装置が、霧状水分の湿風を発生
    する装置である特許請求の範囲第1項記載の加湿
    精米装置。 3 前記湿風発生装置が、湿風の温湿度および風
    量を調節する湿風調節用制御装置を具備したもの
    である特許請求の範囲第1項または第2項記載の
    加湿精米装置。
JP21752083A 1983-11-17 1983-11-17 加湿精米装置 Granted JPS60110340A (ja)

Priority Applications (1)

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JP21752083A JPS60110340A (ja) 1983-11-17 1983-11-17 加湿精米装置

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JP21752083A JPS60110340A (ja) 1983-11-17 1983-11-17 加湿精米装置

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Publication Number Publication Date
JPS60110340A JPS60110340A (ja) 1985-06-15
JPH0335977B2 true JPH0335977B2 (ja) 1991-05-30

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ID=16705523

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JP21752083A Granted JPS60110340A (ja) 1983-11-17 1983-11-17 加湿精米装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6384642A (ja) * 1986-09-28 1988-04-15 株式会社 サタケ 加湿精米装置
JPH0217949A (ja) * 1988-07-05 1990-01-22 Yayoi Eng:Kk 酒造用原料米の調質精米の方法及び装置

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JPS60110340A (ja) 1985-06-15

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