JPS62181966A - 車両の4輪操舵装置 - Google Patents

車両の4輪操舵装置

Info

Publication number
JPS62181966A
JPS62181966A JP2405686A JP2405686A JPS62181966A JP S62181966 A JPS62181966 A JP S62181966A JP 2405686 A JP2405686 A JP 2405686A JP 2405686 A JP2405686 A JP 2405686A JP S62181966 A JPS62181966 A JP S62181966A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
steering ratio
condition
change
accelerating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2405686A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0679897B2 (ja
Inventor
Akihiko Miyoshi
三好 晃彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2405686A priority Critical patent/JPH0679897B2/ja
Publication of JPS62181966A publication Critical patent/JPS62181966A/ja
Publication of JPH0679897B2 publication Critical patent/JPH0679897B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D7/00Steering linkage; Stub axles or their mountings
    • B62D7/06Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins
    • B62D7/14Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering
    • B62D7/148Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering provided with safety devices

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は前輪と共に後輪をも転舵するようにした車両の
4輪操舵装置に関する。
(従来技術) 車両のなかには、所謂4輪操舵と呼ばれるように、前輪
と共に後輪をも転舵させるようにしたものがある。
この4輪操舵では前輪転舵角に対する後輪転舵角の比、
つまり後輪転舵比を、所定の転舵比特性に基づいて制御
することが一般的である。
この転舵比特性の一例として、特開昭55−91457
号公報に見られるように、転舵比特性を車速に感応させ
、その特性を、高速時では低速時に比べて相対的に同位
相側、つまり車両の安定性を高める制御方向に設定する
ことが考えられている。
(発明が解決しようとする問題点) ヒ記提案のように、車速に感応させた転舵比制御をする
ものにあっては、車両の加速状態では相対的に同位相方
向への転舵比の変更がなされ、一方車両の減速状態では
相対的に逆位相方向への転舵比の変更がなされることと
なる。この場合、同位相方向への転舵比変更は、車両を
安定させる制御方向であり、よりすみやかに転舵比を変
化させることが望ましい。
一方、逆位相方向への転舵比の変更がなされるときには
、車両の挙動を敏捷にする方向への制御であり、車両の
安全性の確保の面から比較的ゆっくりと転舵比を変化さ
せることが望ましい。
そこで、本発明の目的は、高速時における後輪転舵比特
性が、低速時に比べて相対的に同位相側に設定された車
両の4輪操舵装置を前提として、車両の走行状態に応じ
て、転舵比変化の制御速度を変えることにより車両の走
行安定性を確保するようにした車両の4輪操舵装置の提
供を目的とする。
(問題点を解決するための手段、作用)前述の目的を達
成すべく、本発明にあっては、車両の加速状態、つまり
後輪転舵比の変更が同位相方向へなされるときには、転
舵比変化の制御速度を相対的に速く、一方、車両の減速
状態、つまり逆位相方向へ後輪転舵比の変更がなされる
ときには、転舵比変化の制御速度を相対的に遅くするよ
うにしである。
具体的には、第1図に示すように。
71i両の加速状yE、減速状態を判別する走行状態判
別手段と、 該走行状yL判別手段からの信号を受け、車両が減速状
態にあるときには、加速状態にあるときに比べ、後輪転
舵比変化の制御速度を遅くする制御速度調整手段と、を
備えた構成としたものである。
(実施例) 以下本発明の実施例を添付した図面に基いて説明する。
第2図において、IRは右前輪、ILは左前輪、2Rは
右後輪、2Lは左前輪であり、左右の前輪IR1ILは
前輪転舵機構Aにより連係され、また左右の後輪2R1
2Lは後輪転舵機構Bにより連係されている。
前輪転舵機構Aは、実施例では、それぞれ左右一対のナ
ックルアーム3R13Lおよびタイロッド4R14Lと
、該左右一対のタイロッド4R14L同志を連結するり
レーロッド5とから構成されている。この前輪転舵機構
Aにはステアリング機構Cが連係されており、このステ
アリング機構Cは、実施例ではラックアンドビニオン式
とされている。すなわち、リレーロッド5にはラック6
が形成される一方、該ラック6と噛合うビニオン7が、
シャフト8を介してハンドル9に連結されている。これ
により、ハンドル9を右に切るような操作をしたときは
、リレーロッド5がfil、2図左方へ変位して、ナッ
クルアーム3R13Lがそ(7)回動中心3R’、3L
’を中心にして」二記ハンドル9の操作変位量つまりハ
ンドル舵角に応じた分だけ同図時計方向に転舵される。
同様に、ハンドル9を左に切る操作をしたときは、この
操作変位量に応じて、左右前輪IR,ILが左へ転舵さ
れることとなる。
後−輪転舵機構Bも、前輪転舵機構Aと同様に、それぞ
れ左右一対のナックルアームIOR,10Lおよびタイ
ロッF’ l I R11ILと、該タイロッド4R1
4L同志を連結するりレーロッド12と、を有し、実施
例では、後輪転舵機構Bが油圧式のパワーステアリング
機構りを備えた構成とされている。
このパワーステアリング機構りについて説明すると、リ
レーロッド12にはシリンダ装置13が付設されて、そ
のシリンダ13aが車体に固定される一方、シリンダ1
3a内を2室13b、13Cに画成するピストン13d
が、リレーロッド12に一体化されている。このシリン
ダ13a内の2室13b、13cは、配管14あるいは
15を介してコントロールバルブ16に接続されている
。また、このコントロールバルブ16には、それぞれリ
ザーバタンク17より伸びる配管18.19が接続され
、オイル供給管となる配管18には、図示を略すエンジ
ンにより駆動されるオイルポンプ20が接続されている
。上記コントロールバルブ16は、そのコントロールロ
ッド21がスライディング式とされたいわゆるブースタ
バルブタイプ(スプールタイプ)とされて、該コントロ
ールロッド21の人力部21aが後述する転舵比変更装
置Eの移動部材として兼用され、またコントロールロッ
I”21の出力部21bは、後輪転舵機構Bのリレーロ
ッド12に一体化されている。
このようなパワーステアリング機構りにあっては、既知
のように、上記コントロールロッド21が第2図左方向
に変位されると、リレーロッド12が第2図左方向へ変
位され、これにより、ナックルアームIOR,IOLが
その回動中心lOR′、IOL’を中心にして第2図時
計方向に回動して、後輪2R12Lが右へ転舵される。
そして、この転舵の際、コントロールロッド21の変位
量に応じて、シリンダ装置13の室13b内にはオイル
が供給され、上記リレーロッド12を駆動するのを補助
する(倍力作用)。同様に、コントロールロッド21を
第2図右方向に変位させたときは、この変位量に応じて
、シリンダ装置13の倍力作用を受けつつ(オイルは室
13bへ供給される)、後輪2R12Lが左へ転舵され
ることになる。
前輪転舵機構Aも、後輪転舵機構Bと同様にパワーステ
アリング機構Fを有するものとされている。このパワー
ステアリング機構Fは、前輪転舵機構Aのリレーロット
5に対して付設されたシリンダ装置65を備え、そのシ
リンダ65aが車体に固定される一方、該シリンダ65
a内を2室65b、65cに画成するピストン65dが
、リレーロッド5に一体化されている。このシリンダ6
5a内の2室65b、65cは、配管66あるいは67
を介して、ステアリング機構Cのシャフト8に設けた回
転型のコントロールバルブ68に接続されている。この
コントロールバルブ68は、前記オイルポンプ20の吐
出側において接続された分流弁69より伸びる配管70
.および配管19より分岐した配管71が接続されてい
る。
このようなパワーステアリング機構Fは、ハンドル9の
操作力を倍力(シリンダ装置fi65の室65bあるい
は65cに対するオイルを供給することによる倍力)し
てリレーロッド5に伝達するもので、このようなパワー
ステアリング機構F自体の作用は、基本的には前記パワ
ーステアリング機構りと同じなのでこれ以上の詳細な説
明は省略する。
ステアリング機構Cと後輪転舵機構Bとは、前輪転舵機
構Aおよび転舵比変更袋HEを介して連係されている。
この転舵比変更袋g!IEからは、入力ロット22が前
方へ伸び、その前端部に取付けたピニオン23が、前輪
転舵機構Aのリレーロッド5に形成したラック24とl
lliii合されている。なお、転舵比変更袋aHの出
力ロットは、前述のように、コントロールバルブ16に
おけるコントロールロッド21の入力部21aによって
兼用されている。
転舵比変更装置Eの−・例を第3図により説明する。こ
の転舵比変更装置Eにあっては、前記コントロールロッ
ド21の入力部21aは、車体に対して車幅方向に摺動
自在に保持されており、その移動軸線を11 として示
しである。また、この転舵比変更装置Eは、揺動アーム
31を有しており、この揺動アーム31は、そのノ、(
端部が、ホルダ32に対してビン33により揺動自在に
枢着されている。このホルダ32は、その回動軸32a
が、前記入力部21aの移動軸縁立lと直交する直交縁
立2を中心として回動自在に車体に保持されている。そ
して、前記ビン33は、この両縁立!と文2との交点部
分に位置すると共に、直交縄文2と直交する方向に伸び
ている。したがって、揺動アーム31は、ビン33を中
心にして揺動自在とされるが、ホルダ32を回動させる
ことによって、このビン33と移動軸線It とのなす
傾斜角、すなわちビン33を中心とした揺動軌道面の移
動軸縁立1と直交する面(21i準面)に対する傾斜角
が可変とされる。
前記揺動アーム31の先端部と入力部21aとは、連結
ロッド34により連結されている。すなわち、連結部材
34は、ポールジヨイント35を介して揺動アーム31
の先端部に連結され、またポールジヨイント36を介し
て、入力部21aに連結されている。
前述のような連結ロッド34により、揺動アーム31の
各端部にあるボールジヨイント35と36との間隔は、
常に一定に保持されることになる。したがって、に記ポ
ールジヨイント35が第3図左右方向に変位すれば、こ
の変位に応じて、人力部2Laが第3図左右方向に変位
されることとなる。
揺動アーム31のビン33を中心とした揺動は、ステア
リング機構Cの操作変位すなわち/\ンドル舵角に応じ
てなされるものであり、このため実施例では、連結ロッ
ド34に対して、傘歯車からなる回動板37が連結され
ている。この回動板37は、その回動軸37aが移動軸
縄文1にあるように車体に回動自在に保持され、この回
動板37の偏心部分に対しては、荊記連結ロッド34が
ボールジヨイント38を介して摺動自在に貫通している
。そして、傘歯車からなる回動板37に対しては、IM
I記入カロット22に連結された傘歯車39が噛合され
ている。
このような回動板37により、揺動アーム31は、ハン
ドル舵角に応じた量だけビン33を中心にして駆動され
ることになるが、ビン33の軸線と移動軸線It とが
傾斜していると、このビン33を中心とした揺動に伴な
って、ポールジョ、インド35か第3図左右方向すなわ
ち移動軸縁立1方向に変位し、この変位は、連結ロッド
34を介して入力部21aに伝達されて、該入力部21
aが変位されることになる。そして、このホールジヨイ
ント35の第3図左右方向の変位は、ビン33を中心と
した揺動アーム31の揺動角が同じであったとしても、
ビン33の傾斜角すなわちホルダ32の回動角が変化す
ると、変化されることになる(転舵比変更)。
前記傾斜角を変更するため、ホルダ32の回動軸32a
に対して、ウオームホイールとしてのセクタギア40が
取付けられると共に、該セクタギア40にITa合する
ウオームギア41が、一対の傘歯車42.43を介して
、傾斜角変更手段としてのステッピングモータ44によ
り回転駆動されるようになっている。
ここで、上述した揺動アーム31のビン33を中心とし
た揺動角および揺動アーム31の傾斜角(ビン33の傾
斜角)が、ボールジヨイント35(入力部21 a)の
移動軸1lJit文!方向の変位に与える影響について
説明する。いま、揺動アーム31のビン33を中心とし
た揺動角をθ、移動軸線11 と直交する基準面をδ、
揺動アーム31の揺動軌道面が上記基準面δとなす傾斜
角をα、ボールジヨイント35のビン33からの偏心距
離をrとすると、このボールジヨイント3の移動軸縁立
1方向の変位Xは、X = r tan a m  5
irlとなって、αおよびθをパラメータとする関数な
る。したがって、傾斜角αをある一定の値に固定すれば
、Xはθの関数つまりハンドル舵角に応じたものとなり
、この傾斜角αの値を変更すれば、ハンドル舵角が同じ
であったとじてもXの値が変化することになる。そして
、この傾斜角αの変更がとりもなおさず転舵比の変更と
なる。すなわち、ステッピングモータ44の回転角(ス
テッピング数値)と転舵比とが一義的に対応したものと
なっている。
この転舵比変更は、車速をパラメータとして予め設定さ
れた転舵比特性に基づいてなされるようになっており、
転舵比特性としては、ここでは、f54図に示すように
、低速域では逆位相側に、高速域では同位相側に設定さ
れている。したがって、車両が加速状態にあるときには
、同位相方向への転舵比の変更がなされ、一方、減速状
態にあるときには、逆位相方向への転舵比の変更がなさ
れることとなる。
ここで、後輪2R12Lを強制的に中)γ位置すなわち
直進状店;とするために、後’IQ用パワーステアリン
グ機構りには、一対のリターンスプリング13e、13
fが付設されている。この両スプリング13e、13f
は、それぞれ後輪用リレーロッド12を左右逆方向から
互いに等しい力で付すしている。また、前記パワーステ
アリング機構りの両油室13bと13cとは、連通路4
6を介して接続されると共に、該連通路46には、電磁
式の開閉弁47が接続されている。これにより。
開閉弁47を閉じた状態では、油室13bあるいは13
cに対する油圧の供給により後輪2R12Lがスプリン
グ13eあるいは13fに抗して転舵され、開閉弁47
を開として両油室13bと13Cとを同圧にすると、ス
プリング13e、13fの作用により、後輪2R12C
は強制的に中立位置とされる。勿論、このスプリング1
3e、13fの付勢力は、旋回時に後輪2Rあるいは2
Lから受ける外力に抗して中立位置をとり得るような大
きさに設定されている。
また、前記ステッピングモータ44により駆動されるセ
クタギア40は、その両揺動ストローク端が、同位相側
ストンバ48.逆位相側ストッパ49(第3図参照)に
より規制されるようになっている。そして、このような
セクタギア40の全揺動範囲(回位相側ストローク端呻
逆位相側ストローク端)に渡って必要なステッピングモ
ータ44の回転範囲は、そのステッピング数においてr
580J とされている。
第2図中、51は例えばマイクロコンピュータにより構
成された制御ユニットで、この制御ユニット51には、
「1鳳速センサ53からの信号が入力され、また、この
制御ユニッ)51からは、前記ステッピングモータ44
および開閉弁47に出力される。
さて次に、上記制御ユニット51による制御内容につい
て、第5図〜第10図に示すフローチャートに基いて説
明するが、その概略的制御内容は、車両が加速状態のと
きには、つまり同位相方向への転舵比変更の場合には、
アクチュエータとしてのステッピングモータ44の回転
速度を相対的に速めて転舵比変化をはやく行なわせる一
方、車両が減速状態のときには、つまりに逆位相方向へ
の転舵比の変更の場合には、ステッピングモータ44の
回転速度を相対的に遅くして転舵比の変化をゆっくりと
行なわせるようにしである。
そして、モータ44の回転速度を変える手段としては、
ステッピング駆動周波数f、つまり1秒間に駆動するス
テップの割合を変える手段が採られている。また、本実
施例では、ステッピングモータ44に「脱調」 (ステ
ッピング数とこれに対応した実際の位置関係のずれ)が
生じる可能生を考慮して、随時その基準位置合わせ、す
なわち「モータ位置初期化」を行うようにしである。そ
して、この「モータ位置初期化」は、実施例ではセクタ
ギア40を逆位相側ストツパ49に冶接させることによ
り行い、このときがステンビング数「O」の原点位置と
し、この原点位置から駆動されたステンビング数をその
ときのモータ位置「MP」とするようにしである、そし
て、この「モータ位置初期化」は、制御開始時(エンジ
ン始動直後)と、車速が零になる毎に行うようにしであ
る。また、本実施例に示すフローチャーとでは、「フラ
グ1」、「フラグ2」の2種類のフラグを用いであるが
、各フラグの意味することは次のとおりである。
■フラグl 「モータ位置初期化」中であるか否かを区別するための
もので「0」のときか初期化終了を、また「1」が初期
化中であることを意味する。
■フラグ2 「モータ位置初期化」を1度実行したときに「1」とさ
れて、走行状態から車速が零になる毎に1回だけ「モー
タ位置初期化」を行うために用いられるものである。
以上のことを前提として、第5図〜第9図に示すフロー
チャートに従って各回毎に分説するが、説明の都合上、
第5図に示すようなメインルーチンに対する割込み処理
(第6図〜第8図)から説明する。
割込み処理I(第6図り この第6図に示す割込みルーチンは、第4図に示す転舵
比特性に基づいて、車速に応じた転舵比とすべくステッ
ピングモータ44を駆動するためのもので、タイマでセ
ットされた割込時間(Tr)毎に第5図のメインルーチ
ンに割込みがなされる。図中、rCPJは、車速をパラ
メータとじて第4図に示す転舵比特性に基づいて決定さ
れる目標転舵比とするのに必要な目標ステッピング数で
あり、またrMPJは前述したように、逆位相側ストッ
パ49を原点位置とした場合の当該原点位置からのセク
タギア40の揺動位置(後輪2R12Lの転舵位置)を
ステッピング数で示したものである。
」二連のことを前提として、先ずステップ541におい
て、目標ステッピング数CPと現在位71MPとが一致
しているか否かが判別され、CP=MPであるときは、
後輪2R12Lが所定の転舵比特性通りの転舵角とされ
ているので、ステップS42においてステッピングモー
タ44への通電電流を降rさせ(カレントダウン)、こ
の後は、ステップS43で次の割込みに備えてタイマを
前記;I、Il込時間(T1)をセットする。
上記ステップS41でCP=MPではないと判別された
ときは、ステッピングモータ44の駆動に備えて当該ス
テッピングモータ44に対する供給電流を大きく(カレ
ントタウン解除)した後、ステップS45において、C
P>MPであるか否かが判別される。そして、CP>M
Pではないと判別されたときは、ステッピングモータ4
4の現在位置が目標ステッピング数CPよりも同位相側
へ位Ftされているので、ステップ346においてステ
ッピングモータ44を逆位相側へ向けて1ステツピング
だけ駆動する。そして、この「1ステツピング」の作動
に伴って、ステップS47で現在位!!tMPを1ステ
ツピング分だけ更新した後、ステップ543へ移行する
。逆に、ステップS45でCP>MPであると判別され
たときは、ステップ548においてステッピングモータ
44を同位相側へ1ステツピングだけ駆動した後、ステ
ップS49で現在位置MPを更新して、ステップS43
へ移行する。
ここで、ステッピングモータ44の駆動周波数fを、例
えば1秒間に100ステツプの割合で駆動したい場合に
は、前記割込時間(T1)が10m5ecに設定される
こととなる。すなわち、モータ44の駆動周波数f、す
なわちモータ44の回転速度は1 /T、で表わされ、
この割込時間(T1)を後述するモータ駆動速度設定処
理(第5図、ステップS3)によって変えることにより
モータ44の駆動周波I¥f、つまり回転速度を変えて
転舵比変化の制御速度を可変とするようになっている。
割込み処理2(第7図) この割込み処理は、車速センサ53が速度計のメータケ
ーブルの回転に伴ってパルスを発生するものとされてい
る関係上、このパルス発生(パルスケち上がり時あるい
は立下がり時)毎に、第5図のメインルーチンに対して
割込まれる。そして、車速センサ53は、例えば20パ
ルスセンサ(上記メータケーブルが1回転したときに発
生するパルス数が20であるセ/す)とされる一方、こ
のメータケーブルは、lkm回転することにより637
回転されるものとされ、従ってlkm走行した際に発生
するパルス数はr12740パルス」とされる。このよ
うな車速センサ53から発生されたパズルは、ステップ
S51において順次カウント、積算されて、PCNとし
て記憶される。
割込み処理3(第8図) この割込み処理は、前記割込み処理2(第7図)で説明
した積算カウントパルス数が、そのまま車速(k m 
/ h )として利用し得るように、前述したように設
定された車速センサ53およびメータケーブルとの関係
上、282,575m5ec毎に第5図に示すメインル
ーチンに対して割込みがなされる。すなわち、ステップ
S52において前記PCNをそのまま制御に使用する現
在の車速値(SPD)として設定すると共に、前回の車
速データ5PDIを順次更新させた後、ステップS53
において、第7図ステップS51の積算カウント値PC
Nがクリアされる。前回の車速データ5PDIは、車両
の走行状態判別に使用される。
なお、この第7図、m8図はあくまで車速検出の一例で
あり、従来既知の適宜の手段によって車速を検出し得る
ものである。
メインルーチン(第5図) 先ず、ステップS1においてシステム全体の初期化を行
うと共に、ステップS2において、CP=0、MP=5
80、フラグl= rl」にセットする。すなわち、c
p=oにセットすることは、前述した第6図の説明から
明らかなように、ステップS45からステップS46を
経る処理を強制的に行わせて、セクタギア40が逆位相
側ストッパ49に当接するまで戻すためのもの、すなわ
ち「モータ位置初期化」を行うためであり1MP=58
0にセットするのは、セクタギア40が現在どの位置に
あっても580ステツピングだけ戻せば必らず逆位相側
ストッパ49に当接されて原点位置へ復帰させることが
できるためである。
この後、ステップS3において後述するモータ駆動速度
設定(前記割込時間T1の設定)を行った後、ステップ
Sへ移行して、フラグlがrlJであるか否かが判別さ
れる。このステップS4においては、当初はステップS
2でフラグ1がrlJにセットされているため、スナッ
プS5に移行する。このステップS5では、CP=MP
であるか否かが判別されるが、CP=MPでないときは
、ステップS3より再びステップS5へ戻るループを経
ることになり、このループを経ている間において、第6
図のステッピングモータ44の駆動により(MPが「0
」に近すいていく)、やがてCP=MPとなる。そして
、このCP=MPとなった時点で、「モータ位置初期化
」終了ということで、フラグlが「0」、フラグ2がr
lJとされる(ステップ36)。
前記ステップS4において、フラグlがrlJではない
と判断されたときは、ステップS7において現在の車速
(S PD)が零であるか否かが判別される。この判別
において、車速が零でない、すなわち走行中であると判
別されたときは、ステップS8において、CPが現在の
車速により第4図に示す転舵比特性に基づいて決定され
た目標転舵比に対応する目標ステッピング値にセットさ
れ、前記割込時間T1の下で、ステッピングモータ44
の駆動がなされて、転舵比の制御が行なわれる。このと
きのステッピングモータ44の駆動周波数はf (Tl
)で決定されることとなる。この後は、ステップS9に
おいて、フラグ1、フラグ2が共に「0」にセットされ
て、ステップS3へ戻る。
また、前記ステップS7で現在の車速が零であると判別
されたときは、ステップSIOにおいて、フラグ2かr
QJであるか否かが判別され。
フラグ2が「0」でないとき、すなわち「1」のときは
、「モータ位置初期化」後にステッピングモータ44を
駆動していないので、この「モータ位置初期化」を再度
行うことは不用であるとして、そのままステップS3へ
戻る。またステップ510でフラグ2が「0」であると
判別されたときは、「モータ位置初期化」を行うため、
ステップSttへ移行し、このステップSllにおいて
、CP=O1MP=580フラグl= rlJにセット
され、前述のステップS4、ステップS5を経て「モー
タ位置初期化」がなされる。
ステッピングモータ駆動速度設定(第9図)本実施例で
は、車両が加速状態にあるときには、同位相方向への転
舵比の変更であるとして、前述の割込時間Tlを設定値
2に、車両が減速状態にあるときには、逆位相方向への
変更であるとして上記割込時間T1を設定値lにセット
するようにしである。
すなわち、ステップS31で、現在の車速(SPD)と
前回の車速(SPDI)との比較がなされる。
そして、ステップS31で現在の車速(SPD)が前回
(S PD I)以北であると判別されたときには、車
両が加速状態であるとして、ステップS32へ移行し、
このステップS32において前述の割込時1171 T
 I を相対的に短時間である設定値lにセットされる
。逆にステップS31で現在の車速(SPD)が前回(
spni)より小さいと判別されたときには、車両が減
速状態であるとして、ステップS33へ移行し、このス
テップS33において、割込時間TIを相対的に長時間
である設定値T2にセットされ、これにより、ステッピ
ングモータ44の駆動周波数fが設定されることとなる
したがって、本実施例によれば、車両が加速状I島にあ
るときには、転舵比変化の制御速度が相対的に甲−めら
れる結果、車速に対する応答性を向上でき、一方減速状
態にあるときには、転舵比変化の制御速度が相対的に遅
くされる結果、逆位相方向の転舵は相対的にゆっくりと
行なわれることとなり急激なる挙動変化を防止すること
ができる。
また、車速センサ53の故障により車速が零と検出され
るような事態(減速状態として判別される)に対しても
、逆位相方向への転舵が相対的にゆっくりと行なわれる
ため、車両の3激なる挙動変化を防止することができ、
故障に対する安全策としての機能をも兼ね備えることと
なる。
以上実施例について説明したが、本発明はこれに限らず
例えば次のような場合をも含むものである。
■転舵比変更用のアクチュエータとしては、ステッピン
グモータ44に限らず、DCモータ等適宜のものを採択
し得る。
(g) ftjl 御ユニット51をコンピュータによ
って構成する場合は、デジタル式、アナログ式のいずれ
であってもよい。
■転舵比特性としては、同位相側においてのみ設定する
ものであってもよい。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、車両
の加速状態、つまり同位相方向への転舵比の変更の際に
は、車速に対して応答性よく、一方減速状態、つまり車
両が敏捷となる逆位相方向への転舵比の変化はゆっくり
と行なわれるため、車両の急激なる挙動変化を防止でき
、安全性を向丘することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の全体構成図。 第2図は本発明の一実施例を示す平面全体図。 第3図は後輪転舵機構部分を説明するスケルトン図。 第4図は転舵比特性の一例を示す特性図。 第5図及第第9図は第1実施例の制御例を示すフローチ
ャート。 A:前輪転舵機構 B:後輪転舵機構 Cニステアリング機構 E:転舵比変更装置 IRlIL:前輪 2R12L:後輪 9:ハンドル 44ニスチツピングモータ 51:制御ユニット 53:車速センサ fニスチッピングモータ駆動周波数 第1図 第5図 第6図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)高速時における後輪転舵比特性が、低速時に比べ
    て相対的に同位相側に設定された車両の4輪操舵装置に
    おいて、 車両の加速状態、減速状態を判別する走行状態判別手段
    と、 該走行状態判別手段からの信号を受け、車両が減速状態
    にあるときには、加速状態にあるときに比べ、後輪転舵
    比変化の制御速度を遅くする制御速度調整手段と、 を備えていることを特徴とする車両の4輪操舵装置。
JP2405686A 1986-02-07 1986-02-07 車両の4輪操舵装置 Expired - Lifetime JPH0679897B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2405686A JPH0679897B2 (ja) 1986-02-07 1986-02-07 車両の4輪操舵装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2405686A JPH0679897B2 (ja) 1986-02-07 1986-02-07 車両の4輪操舵装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62181966A true JPS62181966A (ja) 1987-08-10
JPH0679897B2 JPH0679897B2 (ja) 1994-10-12

Family

ID=12127802

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2405686A Expired - Lifetime JPH0679897B2 (ja) 1986-02-07 1986-02-07 車両の4輪操舵装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0679897B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0338469A (ja) * 1989-07-04 1991-02-19 Honda Motor Co Ltd 前後輪操舵車両における後輪操舵方法
CN115257924A (zh) * 2022-08-23 2022-11-01 上海集度汽车有限公司 线控转向比调整方法、系统、车辆及介质

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0338469A (ja) * 1989-07-04 1991-02-19 Honda Motor Co Ltd 前後輪操舵車両における後輪操舵方法
CN115257924A (zh) * 2022-08-23 2022-11-01 上海集度汽车有限公司 线控转向比调整方法、系统、车辆及介质
CN115257924B (zh) * 2022-08-23 2024-02-23 上海集度汽车有限公司 线控转向比调整方法、系统、车辆及介质

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0679897B2 (ja) 1994-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS62181969A (ja) 車両の4輪操舵装置
JPS62227871A (ja) 車両の4輪操舵装置
JPS62181966A (ja) 車両の4輪操舵装置
JPS62146775A (ja) 車両の4輪操舵装置
JPS62146777A (ja) 車両の4輪操舵装置
JPS62181970A (ja) 車両の4輪操舵装置
JPS62181967A (ja) 車両の4輪操舵装置
JPS62227873A (ja) 車両の4輪操舵装置
JPS62227874A (ja) 車両の4輪操舵装置
JPS62181962A (ja) 車両の4輪操舵装置
JPS63192663A (ja) 車両の4輪操舵装置
JPS62181963A (ja) 車両の4輪操舵装置
JPS62227868A (ja) 車両の4輪操舵装置
JP2563901B2 (ja) 車両の4輪操舵装置
JPS62227866A (ja) 車両の4輪操舵装置
JP2563900B2 (ja) 車両の4輪操舵装置
JPS62227867A (ja) 車両の4輪操舵装置
JPS62227872A (ja) 車両の4輪操舵装置
JPS60193771A (ja) 車両の四輪操舵装置
JPH0655592B2 (ja) 車両の4輪操舵装置
JPS62181968A (ja) 車両の4輪操舵装置
JPH075092B2 (ja) 車両の4輪操舵装置
JPS62152978A (ja) 車両の4輪操舵装置
JPS62227875A (ja) 車両の4輪操舵装置
JPS62227870A (ja) 車両の4輪操舵装置