JPS62181735A - 干柿の迅速乾燥法およびその乾燥装置 - Google Patents
干柿の迅速乾燥法およびその乾燥装置Info
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- JPS62181735A JPS62181735A JP61024756A JP2475686A JPS62181735A JP S62181735 A JPS62181735 A JP S62181735A JP 61024756 A JP61024756 A JP 61024756A JP 2475686 A JP2475686 A JP 2475686A JP S62181735 A JPS62181735 A JP S62181735A
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Landscapes
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- Drying Of Solid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は干柿品質を改良し、乾燥期間を短縮する迅速乾
燥法および乾燥装置に関するものである。
燥法および乾燥装置に関するものである。
生柿を干柿に乾燥する方法として、一般的には皮むき後
、糸でつなぎガラス乾燥棟内で15〜20口間人ロ乾燥
(自然乾燥)し、その後、練炭乾燥または電気乾燥で5
〜7日程度で仕上げる方法が行われている。
、糸でつなぎガラス乾燥棟内で15〜20口間人ロ乾燥
(自然乾燥)し、その後、練炭乾燥または電気乾燥で5
〜7日程度で仕上げる方法が行われている。
しかし、柿の乾燥は11〜12月に行うことから、品質
や出荷時期が気象条件に大きく左右される。例えば、気
温が高く雨の多い年は、カビや腐敗果、ヘタ抜は果の発
生が多くなり、品質および歩留まりが著しく低下する。
や出荷時期が気象条件に大きく左右される。例えば、気
温が高く雨の多い年は、カビや腐敗果、ヘタ抜は果の発
生が多くなり、品質および歩留まりが著しく低下する。
逆に気温の低い年は、温度不足から柿の後熟作用が進ま
ないことにより、完全脱渋せず製品に渋味が残ることや
、果色が均一化せず、しかも秀品としてのアメ色ではな
く、橙色に仕上がり品質低下が著しくなる。
ないことにより、完全脱渋せず製品に渋味が残ることや
、果色が均一化せず、しかも秀品としてのアメ色ではな
く、橙色に仕上がり品質低下が著しくなる。
また、最近一部で実施している生柿から直接電気乾燥を
行う方法では、早期の乾燥率が高いため柿の表面が硬化
しやすく、未熟果等に渋味が残ったり、内部の水分が蒸
散しにくくなるから果色全体が黒ずんで仕上がる等の欠
点をもっている。
行う方法では、早期の乾燥率が高いため柿の表面が硬化
しやすく、未熟果等に渋味が残ったり、内部の水分が蒸
散しにくくなるから果色全体が黒ずんで仕上がる等の欠
点をもっている。
以上、干柿加工は外的環境要因に大きく支配されるとと
もに、これまで、経験と勘にたよる部分が多いことが、
品質の均一化や省力化をはばむ要因となっている。この
ような状況を踏まえ、今日カビや腐敗果および渋果等の
発生防止による品質向上と乾燥期間の短縮を目的に研究
した結果、乾燥工程における温度と湿度および風量をコ
ントロールすることにより、これらの欠点を解決する方
法を見出し本発明を完成させるに至った。
もに、これまで、経験と勘にたよる部分が多いことが、
品質の均一化や省力化をはばむ要因となっている。この
ような状況を踏まえ、今日カビや腐敗果および渋果等の
発生防止による品質向上と乾燥期間の短縮を目的に研究
した結果、乾燥工程における温度と湿度および風量をコ
ントロールすることにより、これらの欠点を解決する方
法を見出し本発明を完成させるに至った。
本発明方法によれば、乾燥を段階的に区分し、各段階ご
とに温度と湿度および風nを次のようにコントロールす
る。
とに温度と湿度および風nを次のようにコントロールす
る。
第1段階 温度28〜32°C1湿度70−80%、
風速10〜12ra / Sの連続60時間運転を行い
後熟作用を促進する。
風速10〜12ra / Sの連続60時間運転を行い
後熟作用を促進する。
第2段階 軟化が過ぎるとカビの発生やヘタ抜は果が
生じるため、温度23〜25°C,湿度60〜70%に
下げ、風速10〜+2rrL/Sて連続20時間運転を
行う。この段階で脱渋が完了する。ただし第1.2段階
の乾燥は、ffrIa比て日]jlO%以下に抑える。
生じるため、温度23〜25°C,湿度60〜70%に
下げ、風速10〜+2rrL/Sて連続20時間運転を
行う。この段階で脱渋が完了する。ただし第1.2段階
の乾燥は、ffrIa比て日]jlO%以下に抑える。
第3段階 脱渋完了後は温度20〜22°C1湿度6
5〜75%、風速6〜1orrL/Sて連続70〜80
時間運転を行う。この段階で生柿の40〜45%まで減
水する。
5〜75%、風速6〜1orrL/Sて連続70〜80
時間運転を行う。この段階で生柿の40〜45%まで減
水する。
第4段階 乾物率が40〜4596程度で東面がやや
硬く、細かい縦しわができた頃に手もみを軽く行い、形
を整える。
硬く、細かい縦しわができた頃に手もみを軽く行い、形
を整える。
なおこの時、果実内の水分が均一となるまで体屹をする
。また、果実表面が乾固した場合は、必要1こ応じて手
もみを数回行い果実全体を均等に乾燥させる。
。また、果実表面が乾固した場合は、必要1こ応じて手
もみを数回行い果実全体を均等に乾燥させる。
第5段階 丁・もみ以PM 11、温度15〜20
’C,湿度45−6096、風速4〜8m/Sで100
〜120時間運転を行ない、指頭で押えたときくぼむが
、すぐに元にもどる程度までに乾燥する。この時の乾燥
程度は、生柿型のおよそ加%である。
’C,湿度45−6096、風速4〜8m/Sで100
〜120時間運転を行ない、指頭で押えたときくぼむが
、すぐに元にもどる程度までに乾燥する。この時の乾燥
程度は、生柿型のおよそ加%である。
上記の乾燥工程を連続して超軽する干柿迅速乾燥法であ
る。
る。
一方、乾燥装置については、従来の電気乾燥機では湿度
コントロールができないことから連続乾燥を行うと、果
実の22層部たけかH。
コントロールができないことから連続乾燥を行うと、果
実の22層部たけかH。
速に乾燥が進むため表面乾固をおこし、脱〆j12が困
難となるばかりでなく、果実の柔軟性がなく色沢も悪く
なる。
難となるばかりでなく、果実の柔軟性がなく色沢も悪く
なる。
また、乾燥l−11内の風の方向は、横風であることか
ら柿に対する抵抗が大きく、611どうしのずれや吊り
糸に柿がくいこむ「糸くいJ現象を生し、その部分より
カビが生じたり、風が均一に通りにくいこと等により、
品質低下を招いている。
ら柿に対する抵抗が大きく、611どうしのずれや吊り
糸に柿がくいこむ「糸くいJ現象を生し、その部分より
カビが生じたり、風が均一に通りにくいこと等により、
品質低下を招いている。
本発明では、これらの問題点を解決する乾燥装置として
、加温・除湿室と乾燥室を作りこの両室をダクトで連結
し、強制循環送風により乾燥する方法である。加温・除
湿室にはファンヒーターおよびニアコンディショナーを
配置し、柿を入れた乾燥室内の温度および4度コントロ
ールを行う。一方、送風方向は、柿に対する抵抗が最も
少い縦の流れにするとともに、風量のコントロールを行
うことてカビの発生防止や乾燥むらの解消をはかった。
、加温・除湿室と乾燥室を作りこの両室をダクトで連結
し、強制循環送風により乾燥する方法である。加温・除
湿室にはファンヒーターおよびニアコンディショナーを
配置し、柿を入れた乾燥室内の温度および4度コントロ
ールを行う。一方、送風方向は、柿に対する抵抗が最も
少い縦の流れにするとともに、風量のコントロールを行
うことてカビの発生防止や乾燥むらの解消をはかった。
以上、本発明によれば乾燥初期段階における湿度をコン
トロールすることによって、果実内水分の緘水率をロ量
工0%程度1こ抑えるとともに、加温により早期脱δ−
(n、川を完了させることで、1−柿屹燥期間の大幅な
短縮につながる。さらに、各乾燥段階における温IL湿
度、送風量のコントロールによりカビや腐敗を防止し、
色沢および食味がよく、均質で品質の高い干$1 tJ
品が得られる。
トロールすることによって、果実内水分の緘水率をロ量
工0%程度1こ抑えるとともに、加温により早期脱δ−
(n、川を完了させることで、1−柿屹燥期間の大幅な
短縮につながる。さらに、各乾燥段階における温IL湿
度、送風量のコントロールによりカビや腐敗を防止し、
色沢および食味がよく、均質で品質の高い干$1 tJ
品が得られる。
次に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する。
実施例1
乾燥方法は、乾燥台車に生柿2,500ケを5段に分け
て吊るし、柿に対し横送風で行った。乾燥開始後48時
間目頃から乾燥台車中段の中央部にカビが発生しはしめ
、その後、後部の中段および上段へとカビが進IMした
ので100時間時間中止した。なお、忙燥中止時におけ
る結果は表1、表2のとおり。
て吊るし、柿に対し横送風で行った。乾燥開始後48時
間目頃から乾燥台車中段の中央部にカビが発生しはしめ
、その後、後部の中段および上段へとカビが進IMした
ので100時間時間中止した。なお、忙燥中止時におけ
る結果は表1、表2のとおり。
表1 乾燥台車内における柿の乾燥状況※ 台−ILの
下からの段数 表2 乾燥台車内におけるカビの発生程度※ −1+
東面に無数のカビ病斑を形成十 東面にわずか一ζカビ
病斑を形成 −仝くカビ病斑の形成なし 実施例2 実施例Iの結果を踏まえ、乾燥庫内の空気の流れを均一
にすることを1的に、横送風から柿への抵抗が少なくな
る縦への送風にきりかえ試験を行った。
下からの段数 表2 乾燥台車内におけるカビの発生程度※ −1+
東面に無数のカビ病斑を形成十 東面にわずか一ζカビ
病斑を形成 −仝くカビ病斑の形成なし 実施例2 実施例Iの結果を踏まえ、乾燥庫内の空気の流れを均一
にすることを1的に、横送風から柿への抵抗が少なくな
る縦への送風にきりかえ試験を行った。
なお、試験期間における天候は表1のとおりで、20間
以上連続した降i曙橿がなく、人目乾燥には比較的めぐ
まれた条件であった。
以上連続した降i曙橿がなく、人目乾燥には比較的めぐ
まれた条件であった。
この方法によると、果色(RI(S)が26−Aに達し
たのは、表3のとおり乾燥開始後301Jであり、慣行
乾燥(表2)の90[Iに対し、昔しく後熟作用が促進
される。しかも、カビ発生の危険度がいちばん高い乾燥
開始後48〜60時間を経過しても発生が認められない
。
たのは、表3のとおり乾燥開始後301Jであり、慣行
乾燥(表2)の90[Iに対し、昔しく後熟作用が促進
される。しかも、カビ発生の危険度がいちばん高い乾燥
開始後48〜60時間を経過しても発生が認められない
。
また、脱渋は70〜80時間で完全に完了することから
、熟度が揃い乾燥むらもなく「アメ色」の均一な製品に
仕上がり、表4のように慣行乾燥に比べ秀品率が高くな
った。
、熟度が揃い乾燥むらもなく「アメ色」の均一な製品に
仕上がり、表4のように慣行乾燥に比べ秀品率が高くな
った。
一方、減水率についても、天日乾燥と練炭乾燥を組み合
せた方d:に比べ約2イ8の速度で進み、乾燥期間が従
来の約半分の14日間程度に短縮できることから、市場
への早期出荷および年内完全山々が可能となった。
せた方d:に比べ約2イ8の速度で進み、乾燥期間が従
来の約半分の14日間程度に短縮できることから、市場
への早期出荷および年内完全山々が可能となった。
表1 人 較
表2 慣行く人【、1)乾燥(ガラス室内)表3 迅速
(人工乾燥)乾燥 !!! 11712211 丁(1/J 11
712811 乾燥室r表4 迅速乾燥による干柿の
仕上り状況
(人工乾燥)乾燥 !!! 11712211 丁(1/J 11
712811 乾燥室r表4 迅速乾燥による干柿の
仕上り状況
図面は本発明の加温・除湿室と乾燥室をダクトで連結し
、強制循環による干柿の迅速乾燥法の実施例を示す。 特許出願人 富山県 知=ll 中 沖 豊第1図
迅速乾燥装置側面図 ■ ファンヒーター ■ ニアコンディショナー ■ 干柿乾燥台車 ■ パンチング板 ■ 循環ファン ■ 加温・除湿室 ■ 乾燥室 ■ 循環ダクト 第2図 迅速乾燥装置平面図 ■ ファンヒーター ■ ニアコンディショナー ■ 干柿乾燥台車 ■ パンチング板 昭和61年5月14日
、強制循環による干柿の迅速乾燥法の実施例を示す。 特許出願人 富山県 知=ll 中 沖 豊第1図
迅速乾燥装置側面図 ■ ファンヒーター ■ ニアコンディショナー ■ 干柿乾燥台車 ■ パンチング板 ■ 循環ファン ■ 加温・除湿室 ■ 乾燥室 ■ 循環ダクト 第2図 迅速乾燥装置平面図 ■ ファンヒーター ■ ニアコンディショナー ■ 干柿乾燥台車 ■ パンチング板 昭和61年5月14日
Claims (2)
- (1)皮むき後の生柿を干柿に乾燥する工程で、温度と
湿度および風量を乾燥段階ごとにコントロールして、品
質の改良と乾燥期間を大幅に短縮する干柿迅速乾燥法。 - (2)干柿の製造に際し、乾燥庫内に除湿機および加温
機を備え、空気を強制循環するとともに風向を縦にする
ことを特徴とする乾燥装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61024756A JPS62181735A (ja) | 1986-02-05 | 1986-02-05 | 干柿の迅速乾燥法およびその乾燥装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61024756A JPS62181735A (ja) | 1986-02-05 | 1986-02-05 | 干柿の迅速乾燥法およびその乾燥装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62181735A true JPS62181735A (ja) | 1987-08-10 |
Family
ID=12146990
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61024756A Pending JPS62181735A (ja) | 1986-02-05 | 1986-02-05 | 干柿の迅速乾燥法およびその乾燥装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62181735A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0198440A (ja) * | 1987-10-13 | 1989-04-17 | Toyama Pref Gov | 干柿製造方法 |
JPH03180139A (ja) * | 1988-12-08 | 1991-08-06 | Tohoku Electric Power Co Inc | ほたて貝の乾燥方法 |
JP2012228198A (ja) * | 2011-04-26 | 2012-11-22 | Fumiko Noen:Kk | 乾燥柿及びその製造方法 |
JP2013042752A (ja) * | 2011-08-26 | 2013-03-04 | Tachibana Paper Wear Kk | 干し柿の製造方法 |
PL424543A1 (pl) * | 2018-02-09 | 2019-08-12 | Kołodziejski Marek Ton Color | Sposób suszenia konwekcyjnego fermentowanej soi |
JP2021167680A (ja) * | 2020-04-09 | 2021-10-21 | フルタ電機株式会社 | 熱風乾燥機と、この熱風乾燥機を利用した柿の製造システム |
-
1986
- 1986-02-05 JP JP61024756A patent/JPS62181735A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0198440A (ja) * | 1987-10-13 | 1989-04-17 | Toyama Pref Gov | 干柿製造方法 |
JPH0347822B2 (ja) * | 1987-10-13 | 1991-07-22 | Toyamaken | |
JPH03180139A (ja) * | 1988-12-08 | 1991-08-06 | Tohoku Electric Power Co Inc | ほたて貝の乾燥方法 |
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JP2013042752A (ja) * | 2011-08-26 | 2013-03-04 | Tachibana Paper Wear Kk | 干し柿の製造方法 |
PL424543A1 (pl) * | 2018-02-09 | 2019-08-12 | Kołodziejski Marek Ton Color | Sposób suszenia konwekcyjnego fermentowanej soi |
JP2021167680A (ja) * | 2020-04-09 | 2021-10-21 | フルタ電機株式会社 | 熱風乾燥機と、この熱風乾燥機を利用した柿の製造システム |
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