JPS6218102Y2 - - Google Patents

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JPS6218102Y2
JPS6218102Y2 JP16725682U JP16725682U JPS6218102Y2 JP S6218102 Y2 JPS6218102 Y2 JP S6218102Y2 JP 16725682 U JP16725682 U JP 16725682U JP 16725682 U JP16725682 U JP 16725682U JP S6218102 Y2 JPS6218102 Y2 JP S6218102Y2
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JP
Japan
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clutch
clutch transmission
electromagnetic
pair
right wheels
Prior art date
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JP16725682U
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English (en)
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JPS5970953U (ja
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Retarders (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車が泥濘地や雪道で片輪がはまり
込んだ場合等に動力伝達装置内の差動機構の作動
を制限する自動差動制限装置に関する。
従来のこの種の装置にあつては構造が複雑で高
価であり、また差動機構の作動を制限する手段と
して摩擦クラツチを使用しているために長期間、
使用した場合にはクラツチプレート等の部品を新
品に交換しなければならないという欠点がある。
更に摩擦クラツチを使用しているので通常のデフ
オイルは使用できず、差動制限装置専用のオイル
が必要である。また従来装置にあつては左右輪の
スリツプ率に対し、クラツチの効き始め時点だけ
しか調整できず、この調整を行うためにはオーバ
ーホールしてクラツチの位置調整用のシムを変更
しながら差動機構の作動の抑制効果を確認しなけ
ればならない。従つて従来装置では自動車の走行
条件に適合した差動機構の作動の抑制機能を持た
せることはできず、また調整も煩雑であるという
欠点があつた。
本考案の目的は動力伝達装置内の差動機構の作
動抑制機能を、オーバーホールすることなく自動
車の走行条件に応じて容易に調整可能な自動差動
制限装置を提供することにある。
本考案の特徴は従来装置において用いられてい
た摩擦クラツチの代りに電磁クラツチを用い、左
右輪の回転数から左右輪のスリツプ率を夫々、求
め、予め設定されたクラツチ伝達率特性に基づい
て前記スリツプ率に応じてクラツチ伝達率を電気
的に制御するように構成した点にある。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて脱明す
る。第1図には本考案に係る自動差動制限装置の
一実施例の構成が示されており、同図において1
0はプロペラシヤフトに連結されるドライブピニ
オン、12は該ドライブピニオン10により回転
駆動されるリングギアであり、該リングギア12
には同軸上に対峙して一対のピニオンギア16,
18が枢着されている。また20,22はピニオ
ンギア16,18と夫々、噛合し、アクスルシヤ
フト24,26に固設されたサイドギアであり、
28,30はデフケース12とサイドギア20,
22との間に設けられた電磁クラツチである。更
に32,34は夫々、アクスルシヤフト24,2
6に固設されたロータ、36,38はロータの回
転数(左右輪の回転数)を検出する電磁ピツクア
ツプ、40は制御回路である。
次に第2図に制御部の構成を示す。同図におい
て第1図と同一の参照符号は同一の回路部、セン
サ等を示すものとする。同図において42,4
4,46は第3図に示す電磁クラツチ28,30
のクラツチ伝達率特性におけるクラツチが切れた
状態(クラツチ伝達率=0)からクラツチの効き
始めるまでの左右輪のスリツプ率の設定値a、ク
ラツチ伝達率の最大設定値b、クラツチ伝達率特
性曲線の勾配θを夫々、調整するための設定スイ
ツチである。
上記構成においてエンジン出力はドライブピニ
オン10に伝達され、該ドライブピニオン10は
リングギアを介してサイドギア20,22を回転
駆動する。この結果、アクスルシヤフト24,2
6に駆動力が伝達され、該駆動力は左右輪に伝達
される。
一方、左右輪の回転数は電磁ピツクアツプ3
6,38により検出され、該検出出力は制御回路
40に入力される。制御回路40は左右輪の回転
数から夫々、左右輪のスリツプ率を算出し、設定
スイツチ42,44,46で運転者により予め設
定されたクラツチ伝達率特性に基づいて左右輪の
スリツプ率に応じてクラツチ伝達率を決定し、電
磁クラツチ28,30に制御信号を出力する。こ
の結果、ピニオンギア16,18とサイドギア2
0,22との差動作用は制限され、左右輪(図示
せず)に対し駆動トルクが増大される。
尚、第3図においてスリツプ率が零であること
は左右輪とも同回転で通常の直進状態に相当し、
クラツチ伝達率が零とはクラツチが切れた状態を
意味する。
以上に脱明した如く本考案では従来装置におい
て用いられていた摩擦クラツチの代りに電磁クラ
ツチを用い、左右輪の回転数から左右輪のスリツ
プ率を夫々、求め、予め設定されたクラツチ伝達
率特性に基づいて前記スリツプ率に応じてクラツ
チ伝達率を電気的に制御するように構成したの
で、本考案によればクラツチ伝達率特性において
従来、設定値aのみシムの変更により調整できた
ものを(設定値b,θは従来装置では機構により
一義的に決まる)、第3図において破線で示す如
くクラツチ伝達率特性を自動車の走行条件に応じ
てオーバーホールすることなく自由に調整でき
る。
また自動車の通常走行では本装置の必要性は少
ないが、雪道や滑べりやすい路面では伝達装置の
差動機構の作動を強力に抑制する必要がある。従
つて差動機構の作動抑制機能の変更、換言すれば
クラツチ伝達率特性を変更できることは安全性を
確保する上で必要であり、またモータスポーツに
使用される自動車においてはコース状況、自動車
の状態等に応じて差動機構の作動抑制機能を変更
できることは自動車の性能の大幅な向上が図れる
ことにもなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る自動差動制限装置の一実
施例を示す全体構成図、第2図は第1図の自動差
動制限装置の制御部の構成を示すブロツク図、第
3図は自動差動制限装置のクラツチ伝達率特性を
示す図である。 10……ドライブピニオン、12……リングギ
ア、16,18……ピニオンギア、20,22…
…サイドギア、28,30……電磁クラツチ、3
2,34……ロータ、36,38……電磁ピツク
アツプ、40……制御回路、42,44,46…
…設定スイツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. プロペラシヤフトに連結されるドライブピニオ
    ンと、該ドライブピニオンにより回転駆動される
    デフケース内に同軸上に対峙して設けられる一対
    のピニオンギアと、該一対のピニオンギアに噛合
    し左右のアクスルシヤフトに固設される一対のサ
    イドギアと、前記デフケースとサイドギアとの間
    に設けられる電磁クラツチと、左右のアクスルシ
    ヤフトに固設される一対のロータと、該一対のロ
    ータの回転数を検出する一対の電磁ピツクアツプ
    と、該一対の電磁ピツクアツプの検出出力を取り
    込み、予め設定されたクラツチ伝達率特性に基づ
    いて左右輪のスリツプ率に応じてクラツチ伝達率
    を制御するための制御信号を前記電磁クラツチに
    出力する制御回路とから構成されたことを特徴と
    する自動差動制限装置。
JP16725682U 1982-11-04 1982-11-04 自動差動制限装置 Granted JPS5970953U (ja)

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JP16725682U JPS5970953U (ja) 1982-11-04 1982-11-04 自動差動制限装置

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JP16725682U JPS5970953U (ja) 1982-11-04 1982-11-04 自動差動制限装置

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Publication Number Publication Date
JPS5970953U JPS5970953U (ja) 1984-05-14
JPS6218102Y2 true JPS6218102Y2 (ja) 1987-05-11

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ID=30365962

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JP16725682U Granted JPS5970953U (ja) 1982-11-04 1982-11-04 自動差動制限装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62103227A (ja) * 1985-10-31 1987-05-13 Nissan Motor Co Ltd 車両用差動制限制御装置
JPH055060Y2 (ja) * 1986-08-11 1993-02-09

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5970953U (ja) 1984-05-14

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