JPS62180936A - カラ−テレビジヨン表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ネック部と表示スクリーンとそれらの間の円
形断面のフレアー部とを有するカラーテレビジョン表示
管と、各々１対の直径方向に対向配置されたコイル部分
から成るフィールド偏向コイル及びライン偏向コイルを
有する偏向ユニットとを具え、該１肩向ユニツトのう・
ｆン幡向コイルの各コイル部分は前端部および後端部と
、これら前端部および後端部を連結する管軸に略々下行
な第■および第２側辺部を有し全体で窓を画成するよう
に巻かれた導線より成る鞍形コイルとして構成され、且
つ前記ライン偏向コイルの１対のコイル部分の前端部が
その後端部よりも表示スクリーンに近接して位置し、該
１対のコイル部分の前端部が表示管の円形断面のフレア
ー部の１部分を略々完全に囲むと共に表示管の管軸に対
しある角度をなす面内に位置し７ランジを構成している
カラーテレビジョン表示装置に関するものである。

既知の１構向ユニツトにおいては、フィールド偏向コイ
ルを構成する２個のコイル部分とライン偏向コイルを構
成する２個のコイル部分の形状を、偏向ユニットを装着
すべき予定の表示管のフレアＢの形状に合わせている。

これは、偏向ユニットを予定の表示管上に装着したとき
コイルの個々の導線が表示管のガラス面とできるだけ密
接に掛合するようにするためである。このことは特にラ
イン偏向コイルに適用される。その理由は、ライン偏向
系の感度が偏向装置の品質の重要なパラメータであるか
らである。この目的のために、一般にライン偏向コイル
のコイル部分の前端部を弧形にしてこれら前端部が表示
管のフレアー部の外形に精密に追従するようにしている
。この外形は多くの場合回転対称であり、斯る場合には
前端部は円形状に形成される。

矩形外形のフレアー部を有する表示管も既知であり、斯
る場合にもライン偏向コイルのコイル部分の前端部を対
応する形状としてこれら前端部が表示管の外形と最適に
一致するようにしている（米国特許第３８０６７５０号
参照）シ鞍形偏向コイルの磁界の空間形状を好適なもの
とし、最適感度の要件を完全に満足する従来既知のパラ
メータは各コイル部分の特に略々管軸方向に延在する２
個の側辺部のワイヤ分布により与えられる。この目的を
、既知の技術では巻型内のスペースの設計、プレスダイ
の設計及び巻き付は処理中に型内にビンを挿入すること
により達成している。更に、軟磁性コアの形状を１つの
パラメータとして用いることも既知である。

一般に、カラーテレビジョン表示装置はコマ収差、非点
収差、ラスタ歪み、直線性歪み等の誤差を発生し得る。

いわゆる゛インライン３電子銃゛′表示装、置において
は、上述の設計パラメータを用いて偏向コイルを作製し
、非、東収差を充分に小さくすることができること（ま
一般１こＳ工期されている。

コマ収差も多くの場合同様の方法で最小にすることがで
きる。しかし、ラスタ歪みおよび直線性歪みはそうはい
かない。ラスタ歪みは上−下歪みおよび左−右歪みに分
けられ斧。゛インライン″装置では上−下ラスタ歪みは
側面の上縁部および下縁部に僅かに波形に歪んだ水平ラ
インを発生し、左−右うスク歪みは強い糸巻形歪み（代
表的に（よ８〜１４％）を発生ずる。ラスタ歪みおよび
直線性歪みの補正は一般にラインおよグツイールド偏向
電流を適当に変調することにより達成している。また、
波形歪みの補正には静磁石を用いることもてきる。

しかし、偏向電流を変調する既知の欠点は、複雑な電気
偏向回路が必要となるのに加えて、余分のエネルギーを
消費し、従って費用がかかる点にある。静磁石を用いる
欠点は、コストがかかるのに加えて、数ｍｍ以上の補正
を行なう必要がある際に色純度に対し問題を生ずる点に
ある。

本発明の目的は上述のラスタ歪みを除去したカラー表示
管／偏向ユニット組合わせ装置を提供せんとするにある
。

本発明は、上述した種類の表示装置において、前記ライ
ン偏向コイルの１対のコイル部分の前端部は相まって略
々多角形の開口を構成し、ラスタ歪みを緩和するよう形
成しであることを特徴とする。

本発明は、波形歪みおよび左−右糸巻歪みを有利に制御
し得る今まで知られていない新規なコ・ｆル設計パラメ
ータの使用に基づくもので、ライン偏向コイルの各コイ
ル部分の前端部を従来のように表示管のフレアー部の外
形に一致させてこれを直接取り囲む最短長に形成しない
ことにより上記の目的を達成したものである。このよう
にすると、ライン偏向コイルの感度が前端部の長さをで
きるだけ最短にしたＩｊｊ例の設計のものより僅かに低
下するが、ラスタ歪みを偏向電流の変調により除去する
ようにした従来の設計のものに比べて必要な変調が小さ
くなるため、電気偏向回路を簡単にすることができ、そ
の結果全消費工茅ルギーを最短前端部を有する従来のラ
イン偏向コイルよりも小さくすることができる。この回
路の節屯化および全消費エネルギーの低下はともにコス
トの低下につながる。また、残存する″波形歪み″の補
正のために静磁石が必要とされる場合には、従来必要と
されるものより弱い磁石を用いることができる。

尚、感度の損失は、フランジを構成する前端部をスクリ
ーン側に折り曲げて表示管のフレアー祁と掛合させれば
最低になる。

ライン偏向コイルの１対のコイル部分の前端部の形状を
設計パラメータとして用いるに当り、各コイル部分の前
端部を台形とし、１対のコイル部分の前端部で構成され
る多角形の開口を長底辺が互に隣接する２個の台形から
成る略々６角形にするのが特に有効であることを確かめ
た。この場合には、上述のラスタ歪みを極めて有効に補
正し得ること力＜確かめられた。（この場合には台形の
長底辺を管軸にてきるだけ近接させる。）図面につき本
発明を説明する。

第１図は表示スクリーン２と、一平面内に配置された３
個の電子銃４を有するカラーテレビジョン表示管１の縦
断面図であり、２はその管軸である。電磁偏向ユニット
５は管ネック部３上に装着される。偏向ユニット５はフ
ィールド偏向用フィールド偏向コイルのコイル部分を構
成する１対の鞍形コイル３と、ライン偏向用ライン偏向
コイルのコイル部分を構成する１対の鞍形コイル７と、
これらコイルを包囲する環状の磁気コア６とを具える。

図示の鞍形コイルはいわゆるシェル型、即ち電子銃側の
それらの端部（後端Ｂ）が表示スクリーン側の端部（前
端部）のように管軸２：こ垂直な面内に位置しないで管
軸に平行な面内に位置する型のものである。しかし、本
発明はこの型の鞍形コイルに限定されるものではない。

第２図は慣例の鞍形コイル９を示し、該コイルは円弧状
前端部１０、円弧状後端部１１および略々管軸方向に延
在する側辺部１２および１３を有し、これら部分は相ま
って窓１４を画成する。前端Ｂ１０の形状はコイル９を
取付けるべき予定の表示管の外面の形状に精密に合致す
る輪郭線１５に合わせる。これを、前端部１０における
コイル９の横断面図を示す第３図に示す。今まで、斯る
コイル列が慣例の偏向ユニ、ットのライン偏向コイルと
して１吏用されてきた。

第４図は本発明表示装置の偏向ユニットのライン偏向コ
・イルに使用する鞍形コイル１６を示す。コイル１６は
窓２１を画成する前Ｇ：Ｐ部１７、後端部１８および略
々管軸方向に延在する側辺部１９および２０から成る。

本例では前端部１７の形状をコイル１６を装着ずべき予
定の表示管の外面の形状に合致する輸′ン５線（破線で
示す）より長い境界線２２に合わせて形成する。これを
前端部１７におけるコイル１６の（英断面図を示す第５
図に示す。第５図において２３は表示管の外面の輪郭を
示す。本例では境界線２２は台形空間を囲み、その最大
平行辺を管軸Ｚと近接させる。しかし、境界線２２が囲
む空間は一般に多角形とすることができる。本例では後
）′！１′Ａ；部１８は水平で、前端部１７のように管
軸に対しある角度を成す面内に位置しない。このコイル
は通常“′シェル′″型コイルと弥されているが、本発
明はこの型のコイルに限定されるものではない。

このような形状のｎＭ　Ｎ’＋ａ部がラスタ歪みのｉ重
圧に好適な効果を有することは次のように考えられる。

ラスタ歪みは偏向ユニ／トの特に表示スクリーン側のコ
イルパラメータの変化に敏感であるが、偏向ユニットの
中心部および電子銃側のパラメータの変化に対しては敏
感でないことが知られている。

しかし、非点収差は特に偏向ユニットの中心部および表
示スクリーン側のコイルパラメータに敏、惑であり、コ
マ収差は特に電子銃側のコ・ｆルバラメークに影響され
る。

（４例の形状のｆｉｅｆ端部を宜するコイルにおいて１
よラスタ歪みは次の理由から発生される。第１に、偏向
コイルは、非点収差および場合によりコマ収差（表示管
内への設置位ｉ防の調整により補正されない場合に限る
）；こ関する所定の最低限の要件を満足するように設計
されるからである。即ち、偏向コイルの中心部のコイル
パラメータが非点収差に対し最適に制御され、この場合
ラスタ歪み）二対して池のパラメータを変えることが不
可能で、非点収差調整の結果として現われるこれら歪み
をそのまま受□け入れなければなるない。

前端部の形状を自由に選択し得るコ・イルにおいては、
□非点収差と共にラスタ歪みも制？１１１することがで
きる追加の設計パラメータを用いることができる。

（ｍ　向コイルの中心部のコイルパラメータと前端部の
形状の腫々の組合わせを実験したことろ、許ｉレベルの
非点収差と共に程度は異なるが何れも減少したラスタ歪
みが得られることが確かめられた。そして、例えば゛′
波形歪み′”のような最終ラスタ歪みが全く現われない
或は著しく減少される前端部形状−コイルパラメータの
組合わせまたは左−右方向の糸巻歪みが数％減少される
前端部形状−コイルパラメータの組合わせを見つけ出す
ことかで□きることを確かとだ。また、″波形″および
゛′糸巻“の両方の歪みを同時に減少する組合わせも見
出すことができる。

第６図は第４図に示す型のライン偏向コイルを有する本
発明偏向ユニットで補正ずべき表示スフ、リーン２４上
の上！！ｉ部および下縁部におけるラスタ歪みを示す。

ラスクライン２５は波形に歪んでおり、これはインライ
ン型表示装置にしばしば発生ずる欠点である。第４図に
示す型のラインコイルを用いると、ラスクラインは所望
の直線となることが確かめられた。

【図面の簡単な説明】

第１図は偏向ユニットを有する表示管の縦断面図、 第２図は第１図に示す偏向ユニットに用いられる既知の
ライン偏向コイルのコイル部分を示す斜視図、 第３図は表示管上に装着された第２図のコイルの前端部
における横断面図、 第４図は本発明表示装置の偏向ユニットに用いられるラ
イン偏向コイルのコイル部の一例の斜視図、 □第５′（Ｄは表示管上に装着された第４図のコイルの
前端部における横断面図、 第６図は本発明により補正すべき誤差を示す線図である
。 １　・・表示管　　　　　　２・・・表示スクリーン３
・・・ネック部　　　　　４・・・　電子銃５・・・偏
向ユニット　　　６・・・磁気コア７・・・ライン偏向
コイル ８・・・フィールド偏向コイル　□ Ｚ・・・管軸　　　　　　　１６・・・鞍形コイル１７
・前ぐ１′Ｍ部　　　　　　１８・・・後端部１′９．
２０・・・側辺部　　　　２１・・・窓２２・・・境界
線　　　　　　２３・・・表示管の輪郭２５・・・波形
に歪んだ水平走査線 ′Ｎ　　　　　　　　−Ｎ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ネック部と表示スクリーンとそれらの間の円形断面
   のフレアー部とを有するカラーテレビジョン表示管と、
   各々１対の直径方向に対向配置されたコイル部分から成
   るフィールド偏向コイル及びライン偏向コイルを有する
   偏向ユニットとを具え、該偏向ユニットのライン偏向コ
   イルの各コイル部分は前端部および後端部と、これら前
   端部および後端部を連結する管軸に略々平行な第１およ
   び第２側辺部を有し全体で窓を画成するように巻かれた
   導線より成る鞍形コイルとして構成され、且つ前記ライ
   ン偏向コイルの１対のコイル部分の前端部がその後端部
   よりも表示スクリーンに近接して位置し、該１対のコイ
   ル部分の前端部が表示管の円形断面のフレアー部の１部
   分を略々完全に囲むと共に表示管の管軸に対しある角度
   をなす面内に位置しフランジを構成しているカラーテレ
   ビジョン表示装置において、前記ライン偏向コイルの１
   対のコイル部分の前端部は相まって、ラスタ歪みを緩和
   するような略々多角形の開口を構成していることを特徴
   とするカラーテレビジョン表示管用偏向ユニット。 ２、ライン偏向コイルの１対のコイル部分の前端部で構
   成される多角形の開口は長底辺が互に隣接する２個の台
   形から成る略々６角形であることを特徴とする特許請求
   の範囲第１項に記載のカラーテレビジョン表示装置。