JPS62179525A - ラクトン変性ジオ−ルの製造方法 - Google Patents

ラクトン変性ジオ−ルの製造方法

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JPS62179525A
JPS62179525A JP2020286A JP2020286A JPS62179525A JP S62179525 A JPS62179525 A JP S62179525A JP 2020286 A JP2020286 A JP 2020286A JP 2020286 A JP2020286 A JP 2020286A JP S62179525 A JPS62179525 A JP S62179525A
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JP
Japan
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lactone
modified diol
hydroxypiperidine
tetramethyl
formula
Prior art date
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Pending
Application number
JP2020286A
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English (en)
Inventor
Tomohisa Isobe
磯部 知久
Takuya Miho
三保 卓也
Ei Yamamoto
山本 映
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Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPS62179525A publication Critical patent/JPS62179525A/ja
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  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は新規なラクトン変性ジオールの製造方法に関す
るものである。
さらに詳しくは、2.2.6.6.テトラメチル−4−
ヒドロギシビベリジンを開始剤に用いてラクトン類をl
1il環重合させることを特徴とする耐候性に優れた新
規なラクトン重合体の製造方法に関するものである。
ラクトン重合体はエラストマー、接着剤、合成皮革等の
ポリウレタン重合体及び塗料等の原料として非常に有用
なものである。
又、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリ塩
化ビニール樹脂、アクリロニトリル−スチレン系樹脂等
の強靭性、加工性等を付与するための改質剤及びウレタ
ンアクリル樹脂原料等に利用されている。
(従来技術) しかし、従来から知られているエチレングリコール、ジ
エチレングリコール、ネオペンチルグリコール、1,4
ブタンジオール、等の開始剤を用いてラクトン類を開環
重合させて得られたラクトン重合体とジイソシアネート
化合物を反応させて得られたポリウレタン重合体の場合
、耐候性が王妃しているという欠点がある。
従って一般的には耐候性を付与する目的で紫外線吸収剤
、酸化防止剤等を添加して使用している。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、これらは添加剤であり、多量に添加した場合、
製品の表面に粉吹き現象(ブルーミング)が起きやすい
欠点がある。
本発明者らはこれらの欠点を改良1べく鋭意検討した結
果、分子内にヒンダードアミン構造を有するラクトン変
性ジオールを用いてウレタン化した場合、そのウレタン
樹脂自身が耐候性を有しており、前記のような添加剤を
添加する必要がなく、他の特性を損なうことがないこと
を見出し、本発明に到達した。
(発明の構成) すなわち1本発明は、1式(1)で示される2゜2.6
.6、テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジンに炭素
数4ないし8のラクトン類を2〜15モル添加して反応
させることを特徴とする式(I)で示されるラクトン変
性ジオールの製造方法。
(但し、Yは炭素数4ないし8のラクトン類のモル数で
n+m−2〜15である)Jである。
次に本発明の詳細な説明する。
先ずヒンダードアミン構造を有する式(1)で示される
2、2.6.6.テトラメチル−4−ヒドロキシピペリ
ジンは公知の物質であり、紫外線吸収剤の原料として、
また、ポリエステルの改質剤として工業的に生産されて
おり、入手可能な物質である。
(I>式で表わされる化合物とラクトン類との反応モル
比は(1)の化合物1モルに対してラクトン類2〜15
モルが適切である。
2モル以下では生成されたラクトン付加物中のラクトン
鎖の有する可とう性が充分付与されない。
逆に15モルを越えると分子量が大きくなり過ぎ、ウレ
タン化の際、粘度が高くなり、取り扱いにくくなる。
また、1分子中に占める物質(I)の割合が低下するの
で目的とする耐候性が付与されない。
本発明に用いる化合物(1)は結晶性の固体であるので
ラクトンとの付加反応に用いる場合、液体であるラクト
ンに溶解して所定の触媒を添加して反応さUる。
本発明に用いるラクトン類としてはγ−ブチ【コラクト
ン、ε−カプロラクトン、δ−バレロラクトン等をあげ
ることが出来る。
中でもε−カプロラクトンが種々の点から好ましい。
2.2.6.6.テトラメチル−4−ヒドロキシピペリ
ジンを開始剤としてラクトン類の開at合を行なうには
常圧の窒素雰囲気中で50℃ないし230℃、好ましく
は130℃ないし220℃に加熱する。
雰囲気を窒素ガスに16理由は生成物が著しく着色する
のを防止するためである。
50℃以下では反応速度が著しく遅く、230℃を越え
ると熱分解によりオキシカプロン酸が生成し、酸価が高
くなるので好ましくない。
本発明に用いられる化合物(I)は一般的なラクトンの
1m環反応の開始剤であるアルキレングリコールなどと
比較しても反応性において劣ることはない。
なお、聞環車合にあたって反応を促進させるため触媒を
存在させることが好ましい。
触媒としてはiトラブチルヂタネート、テトラプロピル
チクネート、テトラエチルチタネート等の有機チタン系
化合物、オクヂル酸スズ、ジブチルスズオキサイド、ジ
ブチルスズラウレート等の有機スズ化合物、塩化第1ス
ズ、臭化第1スズ、ヨウ化第1スズ等のハロゲン化第1
スズ等が用いられる。
触媒の添加量は出発原料に対して0.05〜10001
)I)l 、好ましくは、0.1〜1100ppである
反応は約1闇で終了し、未反応のラクトンがガスクロマ
トグラフなどで1%以下であることを確認することによ
って行なう。
得られた反応生成物は常温で白色ワックス状の固体物質
であり、これをウレタン化する場合には加熱して融解し
て使用する。
(発明の効果) 本発明方法のヒンダードアミン構造を有するラクトン変
性ジオールは、耐候性を有する添加剤を添加する方式の
ものとは異なり、耐候性成分が分子内に結合しているの
でブルーミング現象ら起こさず、また他の特性を損なう
こともない。
そして構造は両末端が水酸基である線状重合体であり、
分子量は目的・用途に応じてラクトン類の量を加減する
ことにより広範囲に設定することができる。
たとえば、ポリウレタン重合体、ポリエステル及びウレ
タンアクリル樹脂等のジオール成分として用いる場合は
ウレタン化やエステル化のプロセスから考えて500〜
10000が適切であるが、ポリエステル樹脂、ポリカ
ーボネート樹脂、ポリ塩化ビニール、アクリロニトリル
−スチレン系樹脂等の変性改質剤として使用する場合は
ある程度分子量が高い方が好ましく、数平均分子■とし
ては少なくとも1000以上、好ましくは5000ない
し50.000である。
次に実施例を挙げて、本発明の内容を具体的に説明する
実施例に示す水酸基価はJISK−1557に基づき、
無水ノタール酸−ビリジン法で測定した値であり、酸価
はアセトン溶剤を使用し中和適定して得られた値である
融点は柳本製作所製の微量融点測定器を用い測定した値
である。なお、例中の部はいずれもlff1部を示す。
実施例−1゜ 攪拌機、温度計、窒素ガス導入管、コンデンサーをセッ
トした四ツロフラスコに2.2.6.6゜テトラメチル
−4−ヒドロキシピペリジン[三共株式会社(品名Cl
O−328)]  1157部ε〜カプロラクトン18
43部、[2,2,6,6,デトラメチル−4−ヒドロ
キシピペリジンとε−カプロラクトンのモル比= 1 
:12]、テトラエチルチタネート0.002部を仕込
み、170℃で6時間反応させ水M基価(KOトIIP
I/g)56.8、酸価<KOGIR9/9 )  1
.24 、融点43℃を右する常温で固体のラクトン変
性ジオールを得た。
このものの分子nは1995であった。
実施例−2゜ 実施例−1と同様の装置に2.2.6.6.テトラメチ
ル−4−ヒドロキシピペリジン[三共株式会社(品名C
10−528) 1 157部、ε−カプロラクトン1
093部、[2,2,6,6,・7’トラメチル−4−
ヒドロキシピペリジンとε−カプロラクトンのモル比=
1 :6]、テトラブチルチタネート0.003部を仕
込み、170℃で8時間反応させ、水WJ基価(KOH
#!F/9 ) 91.2、酸価1.15 、融点42
〜46℃を有する常温で固体のワックス状ラクトン変性
ジオールを得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 下記式( I )で示される2,2,6,6、テトラメチ
    ル−4−ヒドロキシピペリジンに炭素数4ないし8のラ
    クトン類を2〜15モル添加して反応させることを特徴
    とする式(II)で示されるラクトン変性ジオールの製造
    方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (但し、Yは炭素数4ないし8のラクトン類のモル数で
    n+m=2〜15である)
JP2020286A 1986-02-03 1986-02-03 ラクトン変性ジオ−ルの製造方法 Pending JPS62179525A (ja)

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