JPS62177077A - 印刷インキ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「発明の目的」 （産業上の利用分野） 本発明は印刷機上で良好なオーバーナイト性を有し、印
刷された後は良好な乾燥性を有する印刷インキに関する
。

（従来の技術） 枚葉オフセットインキを始め、オフセット輪転インキ、
金属板用インキ、および凸版インキなど１組成中に酸化
重合性を有する不飽和炭化水素を含有する印刷インキは
、印刷機上では乾燥しに＜＜、被印刷体上ではすみやか
に乾燥することが望ましい性質である。

この為一般に印刷インキには乾燥促進剤（ドライヤー）
としてコバルト、マンガン、鉛などの塩および乾燥抑制
剤として２−メトキシ−４−アリルフェノール、ハイド
ロキノン、レゾルシン、カテコール、２，６−ジターシ
ヤルブチルー４−メチルフェノールなどが配合され、印
刷機上の乾燥と被印刷体上の乾燥のバランスをとってい
る。

しかしながらこの印刷インキも印刷機上での長時間のイ
ンキの乾燥抑制に対しては不充分な為、印刷会社では一
回の印刷作業が終了後、印刷機上のインキを容器に戻し
、洗浄し、翌日の作業に備えるのが一般的な印刷インキ
の使用法となっている。

この印刷機の洗浄作業は■生産性のない作業であり１時
間的なロスにつながる。■インキの量的なロスになる。

■翌日も同一作業の場合１条件を再設定する迄に損紙が
多く出る。などの欠点を有している。

（発明が解決しようとする問題点） 従って、印刷機上で乾燥が遅く、オーバーナイト性を有
し、印刷された後の乾燥性に優れた洗浄作業の不要な印
刷インキの開発が望まれていた。

「発明の構成Ｊ （問題点を解決するための手段） 本発明はフェノール系酸化防止剤５〜９５重量％および
ジアルキルチオジプロピオネート９５〜５重量％からな
る酸化防止剤をｏ、　ｏ　ｏ　ｉ〜５重量％、好ましく
は０．０１〜２重量％含有する印刷インキである。

本発明における混合酸化防止剤を構成するフェノール系
酸化防止剤としては２−メトキシ−４−アリルフェノー
ル、ハイドロキノン、レゾルシン、カテコール、２，６
−ジターシャリ−ブチル−４−メチルフェノール、１．
１−ビス−（４−ヒドロキシ−フェニル）−シクロヘキ
サンなどの公知の化合物が挙げられる。

また、ジアルキルチオジプロピオネートとしてはジラウ
リルチオジプロピオネート、ジステアリルチオジプロピ
オネート、シミリスチルチオジプロピオネート　ジトリ
デシルチオジプロピオネートなどの化合物である。

本発明における酸化防止剤の混合使用はそれらの単独時
に比較して、被剛体上での乾燥を遅延させることなく、
印刷機上での乾燥を抑制する効果が極めて大きいことが
特徴である。

特に最近、湿し水不要平版の普及や印刷機の高速度化が
あり、摩擦熱の蓄熱により印刷機上の印刷インキはより
乾燥し易い雰囲気におかれており１本発明の利用が有効
となっている。

前述の通り混合比はフェノール系酸化防止剤５〜９５重
量％、ジアルキルチオプロピオネート９５〜５重量の広
い配合比率で有効である。

また添加量はＯ，ＯＯ１重量％より少ない場合は印刷機
上での乾燥の抑制効果が劣り、５重量％より多いと被印
刷体上で乾燥不良を生じ好ましくない。

なお、このような効果が得られた要因は印刷機上では添
加された混合酸化防止剤が本来の目的通り働き、被印刷
体上では混合酸化防止剤が紙への選択的浸透、加熱によ
るインキ系外への飛散などにより量的または混合比率の
大幅な変化が生じ、乾燥性に差を生じさせたものと判断
している。

本発明に係わる印刷インキはロジン変性フェノール樹脂
１石油樹脂、アルキッド樹脂、またはこれら乾性油変性
樹脂などの樹脂２０〜５０重量％、アマニ油、桐油、大
豆油などの植物油０〜３０重量％。

ノルマルパラフィン、イソパラフィン、アロマチインク
、ナフテン、α−オレフィンまたはこれらの混合物など
の溶剤１０〜６０重量％、有機顔料、無機顔料、ドライ
ヤーなどの添加剤０〜６０重量％からなる。

以下に実施例をもって説明する。文中の「部」とは重量
部を示す。

ワニス製造例 タマノール３６１　（荒用化学製二ロジン変性フェノー
ル樹脂）５０部に対し、アマニ油２０部、５号ソルベン
ト（日本石油■；インキ溶剤）３０部を加え、２００℃
にて加熱熔解しワニスを製造する。

またこのワニス９８部にオクチル酸アルミニウム２部を
加え、ゲルワニスを製造する。

インキ製造例 ワニス製造例で得たゲルワニス６５部、リオノールブル
ーＳＭＣ東洋インキ製造＠製：フタロシアニンブルー）
１８部を３本ロールミルを用い、練肉後ワックスコンパ
ウンド７部、ナフテン酸コバルト１部を添加した。

５号ソルベント、ワニスおよびゲルワニスを用い、総量
が１００部で、タック（ｔｌ　ｏ、ｏ　−１１，ｏ、フ
ロー値１７．０〜１８．０となるよう調整し、試験イン
キを作成した。

実施例１〜１０ インキ製造例で得た試験インキ１００部に対して、ミネ
ラルスピリットを用い、１０部濃度に希釈した表１の酸
化防止剤の溶液を３部、ハイスピードミキサーで混合し
、インキ−１〜インキ−１０を得た（以下余白） ６一 表１ 性能の確認試験 実施例に示したインキ１〜インキ１０についてＲエテス
ター（明製作所・展色機）を用い、コート紙へは５μ、
銅板と印刷機のゴムローラーを想定した印刷用のゴムブ
ランケットへは２０μの厚さで各々展色した。コート紙
への印刷物は２５℃の雰囲気下で朝陽会の乾燥試験機を
用い、また銅板とゴムブランケットへの印刷物は４０℃
の雰囲気下で指頭で乾燥に要する時間を測定した。

測定結果は表２に示す。

（以下余白） 表２ （単位二時１分） 評価結果の通り本発明で得られた印刷インキは。

被印刷体上および印刷機上における相反した乾燥性への
要望を同時に満足させうるちのであった。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、フェノール系酸化防止剤５〜９５重量％およびジア
   ルキルチオジプロピオネート９５〜５重量％からなる酸
   化防止剤を含有することを特徴とする印刷インキ。 ２、上記酸化防止剤を０．００１〜５重量％含有する特
   許請求の範囲第１項記載の印刷インキ。 ３、酸化重合性を有する不飽和炭化水素を含有する特許
   請求の範囲第１項または第２項記載の印刷インキ。