JPS62175394A - エレベ−タのガイドレ−ル支持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明はエレベータのガイドレール支持装置に関すもの
で、特に超高層エレベータに最適なものである。

［従来の技術］ 従来のエレベータのガイドレール支持装置は第２図に示
すように構成されている。即ち、図中１はエレベータの
昇降路、２は昇降路を形成する鉄骨構造の建物の柱、２
ａはコンクリート、３は梁、４は昇降路１のピット１ａ
に据付けられた緩衝器台で、緩衝器５がその上に取付け
られる。６，６ａは昇降路１の中間部におけるガイドレ
ール取付用のブラケット、８はガイドレール７下端部に
おけるＬ字形状のガイドレール取付用ブラケット、８ａ
はブラケット８の底部に固定されたプレートで、ガイド
レール７の底部がブラケット８の曲がり部に接触しない
ような厚きをもっている。９はガイドレール７をブラケ
ット６．６ａ、８に支持するためのスプリング式スライ
ディングクリンプで、万一ガイドレール７に鉛直方向に
所定以上の力が働くとガイドレール７とクリップ９との
間に滑りが生ずるようになっている。

［発明が解決しようとする問題点］ しかし、このような従来装置では建物の鉄骨の熱収縮、
コンクリ−１・のクリープ現象による収縮、乾燥収縮、
あるいは建物内への空調の設置、家具備品等の設置によ
る重量増加のための層間変位及び基礎部の不同沈下等が
発生すると、ガイドレール７の下部自体が緩衝器台４上
に載っているため、複数個のスライディングクリッチ拐
摩擦力によりガイドレール７には非常に大きな鉛直方向
の力が作用して、特に超高層ビルにおけるエレベータガ
イドレールの場合には第３図に示すようにガイドレール
７が湾曲したり、ブラケット６．６ａが変形したりする
恐れがあった。

計算によれば、スライディングクリップ９の摩擦力の総
和はこのクリップの数に比例し、クリップ数が多ければ
多い程ガイドレール７の座屈応力をはるかに超えてしま
いこのようなガイドレール７の湾曲あるいはブラケット
６の変形を生じ、この方イドレール７の湾曲、ブラケッ
ト６の変形は層間変位を起こした階層間だけでなく、局
部的に層間変位を起こした階とその下方階にも発生する
ので、エレベータが安全に走行することができず非常に
危険である。又、一度このような湾曲、変形が生じると
復旧には多大の労力と経費を費やすことになる。

本発明は上記の点に鑑みなきれたもので、建物の経年変
化等があっても極めて安全なガイドレール支持装置を提
供することを目的とする。

［問題点を解決するための手段］ 以下、本発明の一実施例を第１図、第４図及び第５図を
用いて説明する。

図中第２図及び第３図と同一符号のものは同一のものを
示すが、１０は本発明によるガイドレール７下端部にお
けるガイドレール取付用ブラケットで、例えば従来と同
様下辺１０ａと上辺１０ｂとからなるＬ字形状の部材で
あるが、下辺１０ａが緩衝器台４にボルト１１及びナツ
ト１２で固定され、上辺１０ｂの長穴１０ｃにはボルト
１３により取外し自在、かつ鉛直方向に調整自在にＬ字
形状のベース１４が設けられ、かつ上辺１０ｂは従来と
同様、スライディングクリップ９によりガイドレール７
を支持する。１５はベース１４のタップ穴（図示しない
）に鉛直方向に挿入され、頭部１５ａがブラケッｌ−１
０イソ中弁≠≠→の下辺１０ａに接触する程度に寸法の
長−ス１４を固定する。

次に本発明による支持装置を使用したガイドレールの据
付作業手順を説明する。

まず、ブラケット１０の上辺１０ｂの長穴の略中央にボ
ルト１５とナツト１６を備えたベース１４を１辺が下辺
１０ａと平行になるようにボルト１３で予め結合して後
、ブラケット１ｏの下辺１０ａを緩衝器台４上にボルト
１１及びナツト１２で締結する。そしてボルト１５の頭
部１５ａ。

がブラケット１０の下辺１０ａに接触するまでボルト１
５を第１図の矢印方向に回し、　ナツト１６を締めてベ
ース１４を仮止めしておく。

次にガイドレール７をベース１４の上に立ててスライデ
ィングクリップ９によりブラケット１０の上辺１０ｂに
締結し、順次ガイドレール７の据付芯出しを行ない各ブ
ラケット６．６ａにおいてガイドレール重量を分担して
保持する。

ガイドレール７の据付けが完了すると、次にボルト１３
とナツト１６を弛めて、ボルト１５を第１図諸示す矢印
と反対方向に回転させて、ベース１４をガイドレール７
の下面よりも下に下げ、第５図に示すような所定寸法！
（概ね１０ｎｍ〜２０ｍｍ程度）下の位置で、ベース１
４をボルト１３により　ブラケット１０の上辺ｔａｂに
固定し、　ナツト１６も締めてベース１４を保持する。

このような構造であれば、建物完成後の初期収縮がコン
クリートの乾燥収縮とクリープ収縮がかさな卓った大き
な収縮であっても、ガイドレール自体が柔軟に建物の変
化に追従することができるため、ガイドレールが湾曲し
たりレールブラケットが変形したりすることがなくなる
。

［発明の効果コ ベースを鉛直方向に摺動自在に設けて、ガイドレールの
据付中にはガイドレールの重量を支え、据付けを完了す
れば、ガイドレールの下部と所定の隙間をあけるように
するため、ガイドレールが鉛直方向に自在に移動でき、
たとえ大きな力が作用して無理な力が加わってもエレベ
ータの安全を損ねることがない。又、エレベータのサー
ビスメンテナンス時にこの所定の隙間を常にチェックし
て調整しておけば常に信頼性のあるガイドレール支持装
置を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すガイドレール支持装置
の構造図、第２図は従来のガイドレール支持装置の構造
図、第３図は従来技術の問題点を説明する説明図、第４
図は第１図における■−■線断面図、第５図は本発明装
置の使用例を説明するための説明図である。 １９１．昇降路　　　１ａ、、、ピット７８０．ガイド
レール ６．８，１０．、、ブラケット ９０１．クリップ　　　１４．、、ベース特許出願人　
フジチック株式会社 且 第１　＋’７Ｊ 第３１ヨ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 エレベータ昇降路のピットに、前記エレベータのガイド
   レールの下部をクリップを介して支持するブラケットを
   設けたものにおいて、 前記ガイドレールの下端と前記ブラケットの下辺間に所
   定寸法の隙間を設けたことを特徴とするエレベータのガ
   イドレール支持装置。