JPS62175187A - 新規植物ベクタ− - Google Patents

新規植物ベクタ−

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Publication number
JPS62175187A
JPS62175187A JP61253509A JP25350986A JPS62175187A JP S62175187 A JPS62175187 A JP S62175187A JP 61253509 A JP61253509 A JP 61253509A JP 25350986 A JP25350986 A JP 25350986A JP S62175187 A JPS62175187 A JP S62175187A
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JP
Japan
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dna
plant
plasmid
dieminivirus
segment
Prior art date
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Pending
Application number
JP61253509A
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English (en)
Inventor
スチーブン ゲイリイ ロジヤーズ
レズリー アン ブランド
ジエームス スコツト エルマー
ロバート トーマス フラリイ
ロバート ブルース ホースク
デビツド マチユー ビサロ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Monsanto Co
Original Assignee
Monsanto Co
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Publication of JPS62175187A publication Critical patent/JPS62175187A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Breeding Of Plants And Reproduction By Means Of Culturing (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く技術分野〉 本発明は、植物プラスミド、あるいは植物プラスミドを
生ぜしめる新規ベクター、及びこれらベクターを創製す
るあるいは使用するための方法並びに組成物に関する。
1つの重要な態様に於いては、ジエミニウイルスDNA
は、自律的に複製し同時に植物中で外来DNA配列を複
製することができるDNA分子を生み出すように修正さ
れる。
〈発明の背景〉 遺伝子組換え技術及び遺伝子工学の進歩により、商業的
、工業的に重要なタンパクをバクテリア中で製造する手
法が開発されている。多くの例においては、バクテリア
中で製造されるタンパクは真核細胞由来のものである。
真核細胞由来のタンパクを製造するための宿主細胞の開
発の段階で、バクテリアでは、製造されたタンパクを更
に機能的なタンパクに変換させるた−めに必要なホール
ディング、グリコシレージョンなどの修正を行えないと
いうことが益々明白にならで来た。それ故に、これらの
修正を行うことができ、ぞして機能的及び/又は抗原性
のない真核細胞由来のタンパクを製造することのできる
真核細胞を用いたシステムの開発が望まれている。
真核細胞あるいは原核細胞を用いた遺伝子工学において
、外来タンパクを効果的に製造するための重要な要素は
、ベクターあるいは宿主−ベクターシステムの開発であ
る。本発明でベクターあるベクターシステムとは、目的
とする(すなわち、外来の)核酸配列あるいは宿主細胞
中の配列を複製し得る核酸(すなわちDNA及び/又は
RNA)分子として定義される。本発明で宿主−ベクタ
ーシステムとは、ある特定のベクター分子をそのゲノム
に受は入れることのできる宿主細胞を意味する。ここで
ゲノムとは、宿主細胞あるいはウィルス粒子に存在する
、いがなるそしてすべてのDNA、すなわちクロモシー
ムDNA及びエピゾームDNAを含むものとして定義さ
れる。ここで遺伝子とは、DNA配列の発現ηなわちタ
ンパクの製造に必要なすべてのDNA、あるいは遺伝子
甲で」−ドを可能にするそのフラグメントD1らなるも
のと定義される。
原核細胞についての宿主、及びM母、核種の韻乳動物セ
ルラインのような真核屑■胞についての宿主に関する多
数のベクターシステムが開発されているが、植物に関す
るそのようなシステムについは、わずかにしか報告され
ていない。ここで植物という言葉は、他にことわりのな
いかぎり植物全体、植物の部分及び個々の細胞を含む。
植物宿主中での効率の良い蛋白合成あるいは■ nov
o蛋白合成は、哺乳動物の細胞培養システムに比べて、
植物MB胞のそれは低コストであるために、望ましいこ
とであり、また植物において、2次的生成物をより多く
製造するためにも望ましノい。植物における2次的生成
物には、シコニン、ジギタリス、ビンブラスチン、ビン
クリスチン等の医薬品上重要な、植物の生成物が含まれ
る。遺伝子工学的手法により、そのような植物での2次
的生成物の製造は、そのような製造に用いられる酵素を
限定する及び/又はより早く限定することによって、及
び/又はそのような酵素をコードする遺伝子のコピー数
を増加することによって、益々多くなって行くかもしれ
ない。
今日まで、特定の遺伝子を高等植物に導入して目的とす
る蛋白を製造するためのベクターシステムとしては、わ
ずかに2つの例が開示されているのみである。第1のシ
ステムは、Agrobacterrum中にTiプラス
ミドあるいはその一部をJ Nする腫瘍を用いたもので
ある。Agrobacteriumが植物に感染して、
クラウンゴール腫瘍を生み出す時に、7−iプラスミド
の1部分が細菌から植物細胞に導入される。この導入さ
れたDNAは、以後、トランスファーDNA (T−D
NA)と云う。このトランスファーDNAは、植物のク
ロモシームDNAに組み込まれ、適当な条件下に、該D
NA中に含まれる遺伝子が発現される。トランスファー
DNAが組み込まれた単一の植物細胞から再生した植物
全体は、そのずべての細胞中にその組み込まれたDNA
を有することが明らかにされた。
しかしながら、これらの細胞は、一般例には、1〜ラン
スファーDNAの1〜5個のコピーを右するのみであり
、従って、植物細胞中で製造されるトランスファーDN
A!仏子による生成物の量は、限られている。ある特定
のDNA配列あるいは遺伝子のコピーを増加せしめるこ
とによって、より多くの目的とする蛋白が1qられると
考えられる。
それ故に、生成物を増加せしめるために、宿主細胞1つ
あたりの遺伝子のコピーを5個以上どする手段の開発が
望まれる。
第2のベクターシステムは、植物細胞に目的とするDN
A配列を導入するベクターとして、カリフラワーモザイ
クウィルス(CaMV)DNAを用いるものである。C
aMVは、カリモウイルスの1つであり、2本鎖DNA
ゲノムを含む。今日まで、CaMVシステムは、植物全
体に適用されたのみであり、ウィルス感染を引き起こす
。従って、CaMVベクターは、3つの重要なファクタ
ーによってその使用が限定されている。第1は宿主の範
囲であり、第2はCaMV  DNA中に含まれる目的
とするDNA配列の大きざが制限されることであり、第
3はウィルスDNA全体を導入することによって疾患が
引き起こされるということである。Ca M Vベクタ
ーシステムを適用することによって疾患が引き起こされ
るため、植物を形質転換せしめて、除草剤耐性あるいは
仙の要素に対重−る耐性を向上せしめる、あるいは蛋白
合成、収g量等を促進せしめるという用途に、Ca I
vl Vベクターシステムを使用することが困難であっ
た。
更に植物全体が感染されるために、Ca〜IVDNAは
、感染、複製、植物全体に亘る動き、及び感染したウィ
ルス粒子を包む動きのために必要なウィルスの機能を保
持しなければならない。従って、CaMV  DNAベ
クターに含まれる目的とするDNA配列の最大の大ぎさ
は、小さなペプチドをコードするに必要なりNA、24
0bpに限られていた。更にCaMVベクターシステム
の場合には、導入された外来DNAは、種子に伝達され
ないという制限がある。
最近、目的とする(ずなわら外来の)DNA配列を、宿
主に導入する新しい技術が開発された。
この技術はエレクトロポレーション (electroporation )と云われるもの
である。しかしながら、この技術により、DNAが宿主
に導入される頻度が低く、植物ではプ01へブラストに
のみ実施可能であり、それ故、プロトプラストから植物
全体が再生されることが不可能な植物工学に、実際的に
は、この技術は適用できない。
それ故に、小さい及び大きい(すなわち250bp以上
の)外来DNA配列あるいは遺伝子を含むことができ、
導入されたDNA配列の多くのコピーを産生ずることが
でき、かつ広範囲の宿主において機能を発揮し得る植物
ベクターシステムの15i1発が望まれている。
現在まで、RNAゲノムではなくDNAを含む他の植物
ウィルスとしては、1つのグループのみが同定されてい
る。このグループはジエミニウイルスからなる。ジエミ
ニウイルスは、正20面体により対構造を取る(エレク
トロン・ミクログラフによる)植物ウィルスである。あ
る種のジエミニウイルスは、2つの異なった環状1本鎖
(SS)DNAゲノムからなる。そのような2つのゲノ
ムあるいはバイナリー・ジエミニウイルスの例としては
、”A”DNA及び“B”DNAを持つ1ヘマト・ゴー
ルデン・モザイク・ウィルス(TGMV)、(llam
ilton、 1981.1982゜1983及び19
84) : (Stein 、 1983) :及び(
Bisaro、 1982 ) 、及び’1”DNA及
び’2”DNAを持つキャサバ・ラテン1〜・ウィル’
)、 (CI−V )  (5tanley及びGay
、1983)がある。メイズ・ストリーク・ウィルス(
IVI S V )は、環状1本鎖5sDN八ゲノムを
持っていると考えられティる(Danson、 198
4 ) 。2つのゲノム(バイナリ−)ジエミニウイル
スは、白ハエによって伝達され、単一ゲノムジエニミウ
イルスはバッタによって伝達される。1つのグループと
して、ジエミニウイルスは、中子葉及び双子葉植物の両
者に感染し、それ故広範囲の宿主で機能を発揮し得る。
すべてのジエミニウイルス粒子は、環状5sDN△を持
っている。感染した植物細胞においては、ジエミニウイ
ルスD N A 配列は、SS及び2本鎖(CIS)D
NAとして、大部分が環状で検出される。、感染植物細
胞では、そのような配列は核中に、■ピゾームとして、
核中に2,3百のコピーの割合で存在する。それ故に、 AgrObaCteriUmのTiプラスミドから誘導
されるトランスファーDNA <T−DNA)とは異っ
て、ジエミニウイルスDNAIP列は、植物細胞のクロ
モシームDNA中に組込まれず、1つの細胞につき数多
くのくすなわち5以上の)コピーを産生ずる。感染植物
においては、感染細胞から放出されたジエミニウイルス
粒子は、植物を通して、他の細胞に感染する。TGMV
のような2つのゲノムジエミニウイルスシステムでは、
感染、複製、及び植物全体を通しての動きのためには、
A及びB−コンボーネンl〜の両者が必要であるとされ
ていた。バイナリージエミニウイルスの2つのDNAゲ
ノムは、植物全体における完全なかつ体系的なバイナリ
ージエミニウイルスの感染のために、必要であるという
報告以外に、植物中でのあるいは他物細胞中でのジエミ
ニウイルスDN、IJIの正確な様式あるいはそのため
に必要なものについては、明らかにされていない。
化学者はこれまで、ジエミニウイルスを用いて植物細胞
中でプラスミドとして機能するエピゾームDNA分子を
創製することを考えていた( BLICk、1983)
。ここでプラスミドとは、宿主細胞中で、自律的に複製
し1qるエピゾームDNA分子として定義される。
ジエミニウイルスDNAを、植物のベクターとして用い
るためには、DNAが植物中で自律的に複製し、植物中
で多くのコピーを産生じ、そこに外来DNA配列あるい
は遺伝子を挿入することができ、自動的にそれ自身及び
挿入した遺伝子あるいはDNA配列を植物細胞中で膚製
し、好ましくは同定のための及び/又はベクターで形質
転換された植物の選択のためのマーカーを含み、そして
理想的には疾患を引ぎ起こさないということが必要であ
る。
上記のような方法で機能するようにジエミニウ= 23
− イルスゲツムを修正する方法について、これまで誰れも
報音していない。
核酸(すなわち、DNA又はRNA)配列(分子)ある
いは遺伝子に適用するときの″外来の(heterol
ogous) ”と云う言葉は、少なくともその1部が
、ジエミニウイルスゲノムに生来含まれていない核酸配
列をそれぞれ持つ核酸配列あるいは遺伝子を意味する。
蛋白に゛外来の (beterologous) ”と云う言葉を適用す
るときには、それは、少なくともその1部が、ジエミニ
ウイルスゲノムによって生来コード化されていない蛋白
配列を含む蛋白を意味する。
〈発明の要約〉 本発明は、外来DNA配列、及びコート蛋白をコードす
るジエミニウイルスDNAセグメントであって植物細胞
中で植物プラスミドの自律的複製を可能にするセグメン
トを含む植物プラスミドを提供する。1つの好ましい態
様どして、コート蛋白をコードするジエミニウイルスD
NAセグメントは、バイナリ−(2つのゲノム)ジエミ
ニウイルスから選択され、外米DNAはジエミニワイル
スのコート蛋白遺伝子中に挿入される。
他の1つの態様として、植物細胞中でプラスミドDNA
を産生じ得る植物ベクターが提供される。
そのようなベクターは、外来DNA配列、及びコート蛋
白をコードするジエミニウイルスDNAセグメントであ
って植物細胞中でプラスミドDNAの自律的複製を許容
するセグメントを含む。1つの好ましい態様として、外
来DNA配列を含む第1のDNAセグメント、及び植物
細胞中でプラスミドDNAの自律的複製を可能にするコ
ート蛋白をコードするジエミニウイルスDI’JAセグ
メントであって、イの中で、植物ベクターから植物プラ
スミドを放出ぜ[)める第2のDNAセグメントに第1
のDNAセグメントが接している、コート蛋白をコード
するジエミニウイルスDNAセグメントを含む植物ベク
ターが提供される。
更に他の1つの態様として、本発明の植物プラスミド及
び植物ベクターを製造する方法、及びそのための組成物
が提供される。
更に他の1つの態様として、M物中て一目的とツる(す
なわち、外来の)ポリペプチドを製造する方法、及びそ
のための組成物が提供される。
更に伯の1つの態様として、目的とするポリペプチドを
多量に製造し得る形質転換されたN物を製造する方法、
及びそのための組成物が提供される。
〈発明の詳細な記述〉 本発明は、新規植物プラスミド及び植物ベクターを製造
するための、ジエミニウイルスDNA特に2つのゲノム
(バイナリ−)ジエミニウイルスDNAを修正する方法
、及びそのための組成物を提供する。更に本発明は、安
定に形質転換された植物あるいは植物細胞中で、新規植
物プラスミドを産生ずる方法、及びそのための組成物を
提供する。加えて、本発明により製造された新規植物プ
ラスミドは、植物あるいは植物細胞中で外来DNA配列
あるいは遺伝子を複製及び/又は発現せしめるための有
用な手段、を提供する。そのような外来DNA配列とし
ては、内因性植物細胞DNA配列あるいは遺伝子、外因
性で非シエミニウイルスのDNA配列あるいは遺伝子、
及び少なくともその1部としてジエミニウイルス・ゲノ
ムに生来含まれていないDNA配列を持つキメラDNA
配列あるいは遺伝子がある。これらの外米DNA配列あ
るいは遺伝子は、植物をより有用なものたらしめる蛋白
(すなわち、除草剤耐性、病気耐性及び/又は収獲最に
関係したあるいはこれらを産み出す蛋白)の産生、植物
あるいは植物細胞から回収される有用な蛋白の産生、及
び植物並びに植物細胞を農業的医薬的により有用なもの
どする化合物あるいは物質の合成を引き起す蛋白の産生
、等に関係のあるものである。
本発明により多層に生産し得る目的とするポリペプチド
及び/又は有機化合物としては以下のものがある。すな
わち、ジギタリス、ビンブラスチン、ビンクリスチン、
植物成長因子、除草剤耐性因子、病気耐性因子、及び収
穫を高める他の化学物質等である。更に、外来DNAあ
るいは遺伝子の例としては、以下の如きものを産生ずる
DNAあるいは遺伝子がある。、tなわら、エノール・
ビルヘート・シキメー1〜・ホスフェ−i−(EPSP
)シンターゼ、グルタチオン−3−1〜ランスフエラー
ゼ、フィトホルモン、フィ1〜アレキシン、リクニン、
ウィルス抗原(例えばコート蛋白):プラスミノーゲン
・アクチベーター、哺乳動物成長ホルモン、インシュリ
ン様成長因子、心房ペプチドなどの医薬上重要なポリペ
プチド;クロラムフェニコールアセチルトランスフェラ
ーゼ、ジヒドロ葉酸レダクターゼの如き真核あるいは原
核細胞酵素等がある。
目的とする化学物質を産生するためのDNA配列あるい
は遺伝子が選択されると、次いでそれらDNA配列ある
いは遺伝子は、化学的及び/又は酵素的な慣用手段によ
って、本発明の植物ベクター中に挿入あるいは連結され
る。
2つのゲノムジエミニウイルスのいくつかのコート蛋白
のアミノ酸組成及び配列と同様に、2つのグノムジエミ
ニウイルスのいくつかの完全なりNA配列が知られてい
る(stanley及びGay。
1983 ) : <Hullineaux、 P、 
H,ら、1984); (llamilton、 W、
 D、 O,ら、1984);及び(Howarth、
 R,ら、1985)。これらの配列は、リファレンス
として引用する。バイナリージエミニウイルスの2つの
ゲノムDNAの1つが、コー1−1白をコードするDN
A配列(すなわち、コート蛋白遺伝子)を含むことが明
らかにされた( Townsendら、1985)。”
コート蛋白をコードするジエミニウイルスD N A 
”あるいはバコード蛋白をコードするD N A ”と
云う言葉は、特にことわりのない限り、ジエミニウイル
スのコート蛋白遺伝子を有する一つのゲノムジエミニウ
イルスDNAおよびバイナリ−(二つのゲノム)ジエミ
ニウイルスのDNA分子を意味する。このようなコート
蛋白をコードするジエミニウイルスDNAとしては、例
えばウイート・ドウオルノ・ウィルス(WDV)のゲノ
ム、メイズ・ス1〜リーク・ウィルス(MSV)のゲノ
ム、ビート・キュリー・トップ・ウィルス(BCTV)
 、ビーン・ゴールデン・モザイク・ウィルス(B G
 M V )の” i ”−コンポーネント、キャラサ
バ・ラテント・ウィルス(CLV)の111 ++−コ
ンポーネント、トマト・ゴールデン・モザイク・ウィル
ス(TGMV)の゛′A″−コンポーネン1〜等が挙げ
られる。
以下の例で詳細に説明されるように、バーrナリージエ
ミニウイルスのDNA分子の一つが、植物細胞及び安定
に形質転換されたくすなわち、遺伝子的に転換された)
植物中で、自律的複製できることが見出された。特に、
植物細胞中で及び/又は第2(すなわち、コート蛋白を
コードしない)のゲノムDNA分子が存在しない形質転
換された植物中で、2つのゲノムジエミニウイルスのコ
ート蛋白をコードするDNAが複製(ずなわち、5SD
N△及びdsDNAの両者を産生ずる)することが見出
された。更には、バイナリージエミニウイルスの自律的
複製する、コート蛋白をコードするDNAを持つ、形質
転換されたくすなわち、遺伝的に転換された)植物は、
それによって疾患を起こさないことが見出された。これ
らの発見は、= 30− 2つのグノムシエミニウイルスのコートI Elをコー
ドするDNAが、植物中の外来DNAあるいは遺伝子の
複製及び/又は発現を可能にする植物ベクターとして使
用できることを示唆するものであり、その意義は極めて
大きい。加えて、これらの発見は、バイナリージエミニ
ウイルスのコート蛋白をコードするDNAが、植物中で
、病気のような好ましくない副作用を引き起こすことな
く、目的とする化学物質をコードする外来DNAを、効
果的に複製し発現せしめるために、使用し得ることを示
唆している。
実際に、以下に詳述する如く、本発明により、植物細胞
中で外来DNAの複製及び発現を可能にする方法及びそ
のための組成物が17供される。更には、ここに記述す
る方法及び組成物を使用することによって、外来DNA
配列を含む植物プラスミドDNAは、植物細胞中で産生
されそれによって植物あるいは植物細胞中での目的とす
るポリペプチド合成を促進せしめることが可能であると
いうことが明らかになった。ここで″“促進″されたポ
リペプチドの合成とは、目的とするポリペプチドを直接
コードする及び/又は目的とする化学物質あるいはポリ
ペプチドの合成を誘導するポリペプチドをコードする特
定の遺伝子の内因性のコピー数よりも、多くのコピー数
を産生ずることを意味する。
TGMVが、本発明の詳細な例として、用いられている
が、当業者によれば、本発明の方法及び組成物は、ど−
ン・ゴールデン・モザイク・ウィルス(BGMV)、マ
ングビーン・イエロウ・モザイク・ウィルス(MYMV
)、及びキラサバ・ラテント・ウィルス(CL V )
  (Francki ら、1985 :5tanle
y 、 1985)等のいずれのバイナリー・ジエミニ
ウイルスにも適用することができる。
約200〜250のヌクレオチドのDNA配列が、バイ
ナリー・ジエミニウイルスのA及びB−(あるいは1及
び2−)DNAに共通している。
以後この配列を′″共通領域゛′と云う。更に、1つの
及び2つのゲノムジエミニウイルスDNAについて、比
較分析した結果、約9個のヌクレオチドの長さの高度に
保持された(conserved ) D N A配列
が、すべてのジエミニウイルスグノムに存在することが
わかった()lacdowell 、1985 )。
この高度に保持された配列はバイナリージエミニウイル
スの共通領域、及び単一コンボーネンl〜ジエミニウイ
ルスの遺伝子間(intergenic)領域に位置し
、そしてこのいずれの場合でも、その1部はステム・ア
ンド・ループ構造を有することが、ジエミニウイルスD
NAの構造分析により、提案される。本出願人は、その
メカニズムに拘束されたくないが、ステム・アンド・ル
ープ構造及び/又は5 ’ −TAATATTA(>3
 ’からなる高度に保持されたDNA配列が、ジエミニ
ウイルスDNAの複製に必須であると考えられる。それ
故、単一あるいは2つのグノムジエミニウイルスDNA
のいずれからのものであっても、好ましいジエミニウイ
ルス植物ベクターは、高度に保持されたDNA配列、及
び/又はステム・アンド・ループ構造とそのまわりの種
々のヌクレオチドを持 33 一 つDNA配列を含む。
後に詳細に説明するように、目的とする外来DNA配列
を含むジエミニウイルスベクターの構築は、第1に、ベ
クターを植物あるいは植物細胞に導入するために選択す
る方法によって決定される。
今日までに、DNA配列を植物に導入する方法がいくつ
かある。これらの方法としては、以下のものがある。す
なわち、ウィルス全体の感染、Agrobacteri
um T iプラスミド・システム、すりへらされたあ
るいはカットされた植物表面へのフリーDNAの適用;
例えばポリエチレングリコール、カルシウムホスフェー
ト、ボリームーオルニチン、ミクロ−インジェクション
、エレクトロポレーション等による植物プロトプラスト
へのフリーDNAの導入などである( rrecman
ら、1984、Fr01mら、1985及びGries
bach 1983)。Tiプラスミド・システムとし
ては、コインテグレイト(cointegrate )
及びバイナリ−ベクターシステムがあることは、当業者
にとっては、理解されよう。
本発明により、各種の導入システムに適用しうる植物ベ
クターを得るために必要なジエミニウイルスDNA、特
にバイナリージエミニウイルスの構成及びコンポーネン
トが明らかにされた。特にフリーのDNAを用いた、D
NA配列の植物への導入用には、外来DNA配列及び植
物細胞中でプラスミドDNAの自律的複製を可能にする
、コート蛋白をコードするジエミニウイルスDNAから
なるベクターが好ましい。Tiプラスミドシステム用に
は、八grobacterium  tumefaci
ens T −DNA :外来DNA配列及び植物細胞
中でプラスミドDNAの自律的複製を可能にするコート
蛋白をコードするジエミニウイルスDNAを含む第1の
セグメント:及びベクターあるいは植物染色体DNAか
ら植物プラスミドの放出を可能にし且つその中で第1の
DNAセグメントと接している第2のDNAセグメント
を含むベクターが好ましい。
いずれのベクターにおいても、外来DNA配列は、ポリ
ペプチドをコードするDNA配列及び/又は目的とする
(ヒ学物質あるいはポリペプチドの合成を誘導するポリ
ペプチドをコードするDNA配列を含む。
植物中でのコート蛋白をコードするDNAの独立した複
製 後の例で詳述するように、TGMVのコート蛋白をコー
ドするDNA配列を有するTGMVf7)A−DNA(
コンポーネント)(第1図)は、TGMV−8の非存在
下に、植物中で複製できることが最初に見出された。加
えて、疾患を引き起こずことなく、植物中での該複製が
起こることが見出された。しかして、疾患を引き起こす
ことなく、植物中でのそれ自身の複製と、多くのコピー
を産生ずるために必要なすべてのDNA配列の情報を、
TGMV−A  DNAは含んでいる。以後、” T 
G M V−Δ D N A ”と″″TGMV−AT
GMV−Aコンポーネント″同義に使用し、いずれも第
1図に示されるTGMV−A  DNAを云う。同様に
”TGMV−B  DNA”と” T G lvl V
 −B  コンポーネント″という言葉も−36= 同義に使用し、いずれも第1図に示されるTGMv−B
 DNAを云う。
本発明の1つの態様として、TGMV  DNAは、植
物細胞の染色体に挿入されあるいはされないより大きな
中間体Tiプラスミドによって、植物細胞に導入される
。TGMV−A及び−Bコンポーネントはそれぞれ別個
に別のTiベクターに挿入され、キメラTiベクターを
生ずる。特に、TGMV−A及び−B  DNAはそれ
ぞれ別個に、無毒化された(disarmed) T 
iプラスミドのトランスファーDMA (T−DNA)
領域に、T G M V  D N AがT G M 
V共通領域と接するようにあるいは第2のTGMVゲノ
ムと縦に並ぶように、挿入される。ここで接する″とは
、DNA配列(例えばTGMV共通領域)があるDNA
配列あるいはセグメントの両末端と隣接していることを
意味している。これらのキメラベクターは、その後、植
物細胞を形質転換するために用いられる。ここでパ形質
転換″とは、宿主細胞のゲノムにDNA配列を導入及び
/又は受は入れる手段を意味するところの1〜ランスフ
エクシヨン、感染、トランスダクション等を含むものと
理解されるべきである。
本発明の好ましい1つの態様として、TGMV−A  
DNAは、I)AT153のEcoRI部位に、2,5
88bp EcoRIフラグメント(Hamilton
、ら1984)として挿入され、pB H404(B1
5araら、1982 ) カ得うレル(第2図A)。
形質転換された植物の染色体で産生されたコピーからの
TGMV−AI伝公子発現能ヲ調ヘルタメニ、pBH4
04DNAをEcoRIで切断して、2.6kbのEc
oRIフラグメントを精製し、ECORTで消化したp
MON200DNA (Fraleyら、1985及び
Rogersら、1985)と混合し、次いでDNAリ
ガーゼで処理して、pMON305と命令されるキメラ
Tiプラスミドを得た(第2図2△)。
1)MON200<よ、pTi B6S3−3Eの如き
Agrobacterium Tiプラスミドに組み込
んで、機能的で無毒化したT−DNAを持つTiプラス
= 38 = ミドに構成することができる中間体ベクターである。p
”r i B6S3−8Eプラスミドを持つ八grob
acterium   tumefaciens  G
 V 3 1 1 1 −8E株は、アメリカン・タイ
プ・カルチャー・コレクション(ATCC)(ロックビ
ルM D )に寄託され、ATCC受託番号53002
が与えられた。かくしてpMON 200は、′コイン
テグレイトへgrobacterium T iプラス
ミドデリバリ−システムの1例を示すものである。後に
詳述する如く、他のバイナリ−・デリバリ−・システム
も使用できる。第2図に示されるように、バクテリア中
での選択マーカーとして有用なスペクチノマイシン耐性
遺伝子(SpC1′l)及び植物細胞中での選択マーカ
ーとして有用なキメラカナマイシン耐性(NO3−NP
T II ’−NO8)3ff伝子を、pMON200
は持ツ<rrateVら、1985及びRogersら
1985)。当業者にとって知られた他の選択マーカー
を用いることもできる。
TGMV−A  DNAを持つpMON200を含むコ
インテグレイト・プラスミドは、次いでAgrotra
cteriumと一緒になり、コインテグレイト・プラ
スミドを持つA(lrObacterilJmが、憤用
手段によって植物細胞中にT G M V −A  D
 N Aを導入するために使われる。得られたプラスミ
ドの1つであるpM ON 305は、D fvl O
N 200の[:coR■部位に、TGMV−A  E
coRrフラグメントの2つのコピーが続いて並んだ構
成を有するDMON2QOから構成される。pMl0N
305を持つL 並旦 MM294株はATCCに寄託
され、ATCC受託番号5330.4が与えラレタ。同
1 ニL/ T、T G IVI V −B  D N
 A ハ、pAT153のC1a 1部位に、2508
 bpC1aIフラグメントとして挿入され、I) B
 I−1602(B15aroら、1982)が得られ
た。pBH602のDNAをC1a  Iで切断し、2
,5kb7ラグメントを精製し、Cj!alで開裂した
p M ON 200のDNAと連結せしめた。得られ
たプラスミドの1つは、TGMV−B DNAC1aIフラグメントの3つのコピーを並んで持
っており、I)MON308と命名した(第2図B)。
他の1つのプラスミドは、TG〜IV−B  DNA 
 C1a  Iフラグメントの4つのコピーを並んで、
しかしpMON308とは逆方向に持っており、pIV
I ON 309と命名した(第2図B)。
pMON305,308及び309プラスミドは、個々
に別々のAgrobacter;um  tumel’
aciensGV3111−8E[胞に、Fraley
ら(1983゜1985)によって記載されたトリーパ
レンタルナイテイング(tri−parental n
atinり〉法を用いて導入した。無毒化されて、内在
するpTiB683−3Eプラスミドに統合されたpt
vl ON 305.308及び309プラスミドを持
つA(]rObaCterit1m株は、それぞれ、別
に、リーフ・ディスク・トランスフォーメーション法(
Horschら、1985)に用いられ、形質転換され
て、再生されたペチュニア(petunia )  (
Petuniahybrida )及びツバ−1(N1
cotiana bcnthamiana植物を得た。
この植物は、以前に記載された(Ilorschら、1
985)ようにして、功ナマイシンの存在下に再生され
、pMON200誘導体を持つ植物に期待されるツバリ
ン(nopal 1ne)を産生じた。TGMV−への
2つのコピーあるいはT G M V−B  D N 
A (D 3 ツ(71ルイL、t 4 ツ(7) m
l ヒーを有するDNAを持つこれらの植物は、形態学
上は、正常であった。
形質転換された植物中のTG〜!V−A及び−B−DN
Aの構造は、サザンハイプリダイゼーション(5out
hern hybridizaljon)分析(ThO
maShOWら、1980)により決定した。後の例で
詳述するように、全DNAは、形質転換されたペチュニ
ア又は感染したタバコの葉から得、T G M V −
A又はTG〜IV−B  DNAを切断しない1−1i
ndlIIで開裂した後、アガロースゲルで分離した。
1−(indlIIによる消化は、アガロースゲル中に
DNAが入れるように全DNAの大きさを小さくするた
めに行った。それ故に、△又はB−DNAを切断してよ
いものであれば、いずれの制限酵素でも使用できる。
DNA分離のため、2回アガロースゲル分離を行った。
得られたDNAをニトロセルロースフィルターに移し、
それぞれのフィルターは、別々にラジオアイソ1〜−プ
でラベル化したTGMV−Aクローン化DNA(t)M
ON34.9、第3図)あるいはTGMv−Bクローン
化DNA (1)MON350X第3図)とともにイン
キュベートした。
pMON349及びpMON350プラスミドの構築は
、第3図に示されている。各種のT G MVDNAの
ためのポジティブ・コン1〜ロールとして、TGMVウ
ィルス感染N、  benthamiana植物(7)
 rKから得た全DNAをゲルで分離した。ネガティブ
・コントロールとして、未処理ペヂュニア植物の葉の全
DNAをゲルで分離した。
ポジイティブ・コントロールTGMVウィルス感染N、
  benjhamiana植物では、T G lvl
 V −A及びT G lvl V −Bの両者の特異
的なラベル化DNAは、葉の全DNAとハイブリダイズ
し、これによりウィルスDNA (ss環状)に期待さ
れる3つの大きな分子内の形態(tlam i l t
onら、1982)及び細胞内の複製形態(2本鎖開環
状及び閉環状)の存在が示される。T G lvl V
−Aの縦列コピーを含むp〜1ON305を持つ植物の
葉から調製される全DNAは、ウィルス感染植物と同じ
形態を示すことが判った。これらの形態はTGMV−A
配列のみを含み、TGMV−8配列は含まなかった。
t)MON308を保持する植物から調製される葉のD
NAは、いずれのフリーDNAの形態を持たなかった。
クローン化T G MV−△あるいはクローン化TGM
V−Bと、非感染植物から得られる葉の全DNAとは、
ハイブリダイゼーションを起こさなかった。
これらの結果から次のことが証明される。7J’なわち
、T G M V −A  D N A ハ、T G 
M V −ADNΔの植物での複製及び増幅に必要なす
べての機能を有しており、更にTG〜1v−八 DNA
は、染色体あるいはT−D N Aにそれが組み込まれ
た場所に無関係に、1本鎖(SS)環状DNAを産生す
ることができるのに必要なすべての機能を有している。
これらT G MV −A  s s D N Aは、
TGMV−△ DNAの複製の結果どしてのみ生じる。
丁G M V−△ DNA、あるいは2つのゲノム(バ
イナリ−)ジエミニウイルスのコート蛋白をコードする
DNAは、コート蛋白をコードすることを可能ならしめ
ないDNA配列の非存在下に、植物あるいは植物細胞中
で複製する能力を有していることが判った。更には、T
GMv−Aコンポーネントのみに感染された植物は、ウ
ィルス感染のいかなる症状(例えば疾患)も示さない。
TGMV−Aコンポーネントの2つ以下の完全な縦列コ
ピーを有する各種のコインテグレイト(cointeg
rate ) Tiプラスミドを用いた研究の結果、コ
インケグレイトTiプラスミドで形質転換された植物組
織から再生した植物は、同様に自由に複製するTGMV
−A DNAを右することが判った。これらの結果から
次のことが判る。すなわち、例えばT G’ M V−
Δ DNAなどの、コート蛋白をコードするジエミニウ
イルスDNAを含むプラスミドDNAは、植物ベクター
DNA及び/又は植物染色体DNAから植物細胞中で製
造されることが判った。この場合、植物ベクター及び/
又は植物染色体からプラスミドDNAを放出せしめる(
例えば、組み換え及び/又は複製により)重複重複(d
irectly reap目na )セグメントに直接
結合した、コート蛋白をコードするジエミニウイルスD
NAを含むコインテグレイト及び/又はコインテグレイ
ト(例えばバイナリ−)植物ベクター造成物を用いるこ
とによって、上記プラスミドDNAの製造が行なわれる
コート蛋白をコードするDNAに結合した重複DNAセ
グメントの好ましい長さあるいは重複の程度は、ここに
記載した方法及び組成物から、当業者は容易に判断でき
よう。かかる重複DNA配列は、ぞの長さは、約50−
6006pが適当であり、好ましくは約250−600
1)D、更に好ましくは約600 bpである。好まし
い態様においては、重複DNA配列にお1プる重複の割
合は、特に短かい長さの場合、約100である。更に、
植物ベクター及び/又は植物染色体からプラスミドDN
Aの放出を可能ならしめる重複DNA配列は、ジエミニ
ウイルスDNA (例えば第31図参照)から誘導され
る。あるい1ま外来D N A配列からhl成すること
もできる。
以下に更に詳細に述べるように、植物細胞中で自律的に
プラスミドDNAが復製するためには、ツー1〜蛋白を
コードするジエミニウイルスDNAの1つのセグメント
のみが必要であることが判った。特に、ジエミニウイル
スコー1〜蛋白をコードするDNA配列は、コート蛋白
をコードするジエミニウイルスD N Aの植物細胞中
での自律的複製には必須ではないことが判かった。しか
して、コート蛋白をコードする配列を欠失したあるいは
ツー1〜蛋白をコードする配列が肚1された、ジエミニ
ウイルスのコー1へ蛋白をコードする配列であっても、
植物細胞中での複製は可能であるが、昆虫ベクターによ
るウィルスDNAの更なる伝達が阻止されるため、ウィ
ルス全体は製造されない。更には、自律的な複製に必要
とされない、コート蛋白をコードで“るDNAの部分あ
るいは付加的な配列は、慣用的な突然変¥2手法及び/
又はここで記述する欠失実験によって決定された。
 47 一 本発明によれは、第31図に植物プラスミドの形成が示
されており、そこには、p lI、1ON382で表わ
され、Tiプラスミドデリバリ−システム用に構成され
た本発明の植物ベクターから得られる、pMON382
植物プラスミドが示されている。第31図には、植物ベ
クターが染色体中に組み込まれた中間体を形成し、それ
から最終的に植物プラスミドが得られることを示してい
るが、植物プラスミドは、植物ベクターより直接得る(
例えば組み換え及び/又は複製により)こともできる。
このように、第31図に示した植物ベクターは、Tiプ
ラスミドデリバリ−システムでは好ましくは使用される
が、ベクターは、他に、慣用的なフリーDNAデリバリ
−システムに用いることもできる。また、第31図に例
示した如き植物ベクターは、T−DNAを削除し、残っ
た鎖状のあるいは再環状化したベクターフラグメントで
形質転換せしめることによって、フリーDNAデリバリ
−システム用に修正することもできる。更に、以下に詳
細に記述するように、慣用的なフリーθNAデJツバ1
ノーシステムに有用でhlつ植物プラスミドDNAの形
成を可能にする植物ベクターは、1つのDNA配列と、
植物細胞中でのプラスミドDNAの自律的な複製を可能
にする、コート蛋白をコードするジエミニウイルスDN
Aのセグメントを含んでいればよい。
ジエミニウイルス複製の磯構と発現ベクターバイナリー
ジエミニウイルスのコート蛋白をコードするDNA、特
にTGMV−Aコンポーネントは、形質転換された植物
中で自律的に′#製することができ、そしてこれらのD
NAは、植物ゲノム中に組み込まれた状態で、DNAを
自律的に複製できることが照明された。そしてそのよう
なツー1〜蛋白をコードするジエミニウイルスDNAを
、Ti感染及び/又はフリーDNAデリバリ−システム
に有用なベクターに修正することもできる。
いかなるベクターでもその第1特徴は、外来DNA配列
の挿入部位を有し、そして該部位は、ベクターが宿主(
例えば植物)細胞中で外来DNA配列を複製する能力を
妨げないでとである。
プラスミドベクターは、外来DNA配列あるいは植物細
胞中で複製及び/又は発現すべき遺伝子の挿入用の制限
酵素部位を含んでいるのが好ましい。
そのような、制限酵素部位は、ジエミニウイルスDNA
に存在する部位から選択することもでき(第1図参照)
、また慣用的組み換DNA法によって導入することもで
きる。あるいはまた、外来DNAは、ベクターに結合(
例えば化学的に)せしめることもできる。
存在する制限酵素部位の選択及び/又は変換、及び/又
は1つまたはそれ以上の部位の付加をする際の基準は、
そのような修正及び/又はそれに続く外来DNA配列の
挿入が、ジエミニウイルスDNA (例えばコート蛋白
をコードするDNA)が植物細胞中で自立的に複製する
能力を、耐えられない程に妨げないということである。
この基準は、例えば、修正されたジエミニウイルスD 
N Aで形質転換された植物あるいは植物について、ジ
1ミニウィルスの複製体(SS及び/又はds環状DN
A)の存在を以下に示す方法によりアツセー 5〇 − イすることによって、確認することかできる。他の有用
な制限酵素部位の選択基準としては、これに限定されな
いが、例えば、挿入及び/又はそれに続く外来DNA配
列の操f’lFを促進するような制限酵素部位が挙げら
れる。
本発明の好ましい1態様においては、存在する制限酵素
部位である、TGMVのコート蛋白をコードするDNA
配列中にあるSca  1部位〈第1図)を選択し、そ
れを変えることである。以下に]21Sべるように、T
GMV  DNAの包被に必要なコート蛋白遺伝子は除
去しあるいはその作用を阻止することができる。このよ
うに、コート蛋白遺伝子は、TGMV  A  DNA
の植物におりる複製には必須の領域ではないことが判っ
た。この結果からまた、コート蛋白をコードするジエミ
ニウイルスDNA分子、例えばTGMV−△ DNAの
完全なコピーは、ジエミニウイルスのコート蛋白をコー
ドするDNAを含む植物プラスミド分子の植物中での創
製に必須できないことが示される。
コート蛋白遺伝子は、ジエミニウイルスーへDNAの植
物中での複製には必要ではないことが証明され、従って
、ジエミニウイルス(例えば、TGMV)コート蛋白を
コードする全配列より短い及び/又は少なくともツー1
〜蛋白遺伝子と同じ長さの外来DNAを挿入することが
可能となった。
実際に、以下の実施例で示すように、ジエミニウイルス
のコート蛋白をコードするDNA配列を修正しく例えば
阻害及び/又は除去し)で、外来DNA挿入部位を導入
し複製づることができる。
また、1つの態様どして、TGMV−A  DNAに挿
入される外来DNA配列は、TGMVのコート蛋白をコ
ードするDNA配列よりも長くすることができることが
示された。従って、制限酵素部位あるいはマルヂリン力
−を持つDNAセグメントと同じぐらい小さい外来DN
A、あるいは少むくとも、4.3kb(キロベース〉の
外来DNAを、本発明の植物ベクターを用いてプラスミ
ドDNAとして植物細胞中で複製することができる。更
に、後]ホする実施例で示されるように、そのような外
来DNA配列は、植物細胞中で発現することもでぎる。
1つの態様において、外来DNA配列はT G M V
−Δ DNAのコート蛋白遺伝子中に挿入され、そして
植物の葉の細胞へのDNAデリバリーシスデムとして八
grobactertum  tumfaciensの
中間体Tiプラスミドベクターを用いて、外来DNA配
列が植物中へ導入され、TOMV−ADNAが一部自由
に(例えば自律的に)複製することが示された。後に詳
述するように、形質転換された植物細胞中で製造された
ジエミニウイルス植物プラスミドは、1)UCl 8の
複製開始点を含んでおり、それによって植物プラスミド
ベクターが、植物及びE、  co月濃胞中で複製する
ことが可能となる。この特性によって、受容能力のある
E。
coliの形質転換により放出される2本鎖環状DNA
を取り出すことができる。1つ以上の宿主(例えば植物
細胞及びバクテリア)で複製できるプラスミドを、“シ
ャトルベクター″と云い、これは、1つの宿主(例えば
植物細胞)から他の宿主(例えばバクテリア)へベクタ
ーを移ずことかできまた仙の宿主で慣用的な遺伝子組み
換え操作を行うこともできる。
1つの好ましい態様においては、ジエミニウイルスベク
ター創製の出発点は、pMON505である(第4図)
。pMON505は、バイナリ−Tiベクターの1例で
ある。他のジエミニウイルスベクターは、他のバイナリ
−Tiベクター、あルイハpMON 200. pMO
N 120 (Fraleyら、1983)のようなコ
インテグレイトT+ベクターを用いて構築することがで
きる。プラスミドDNAとして、T1ベクターpMON
505を有するE、匹旦 MM294株はATCCへ寄
託され、ATCC受託番号53301が与えられた。
pMON505プラスミドは、pMON200(Fra
leyら、1985)の誘導体である゛′バイナリーベ
クター”  (Hoekemaら、1983 : Be
van 。
1984)であり、AGrObaCteriUmに内在
するT1プラスミドと相同のDNAセグメント(LIH
)が、RK2広範囲宿主プラスミドの3.8kbセグメ
ント(RK2レプリコーン、第4図)で置換されている
。この置換の結果、Agrobacterium細胞内
で複製することができ、Tiベクターと内在するTiプ
ラスミドどの間での組み換えの必要性が取り除かれたT
iプラスミドに基づくベクターが得られる。第4図に示
されるように、相同領域の1部は、Nde  Iでの部
分消化と再すゲーションによってpMON200から除
かれている。次いで、3,8kbのRK2DNAフラグ
メント(RK2レプリコーン)が、1−1indIII
及びSma  Tでの開裂の後にpT J S 75 
(Schmidhauser及びHe1inski、 
 1985)から単離され、pMON503の7.4k
bのフラグメントに結合されて、p Ivl ON 5
05が製造される。pMON505(第4図)は、pB
R322の複製開始点: RK 2複製開始点;接合伝
達U)1始点:EcoRI、 Cj!a  3EcoR
V、 Xba  I、 BQj!  II 、 Xho
  I。
Sac  I及びl−1indlNで開裂する部位を右
する合成マルチリンカ−;植物細胞におけるカナマイシ
ン耐性のためのN08−NPT II ’ −MOSキ
メラ遺伝子;[、coli及び仁tumefacien
sでのpMON505プラスミドの選択のためのスペク
チノマイシン/ストレプトマイシン耐性マーカー遺伝子
(Spc  /5trR);ツバリンシンターゼ遺伝子
;及び■−のツバリン型T−DNAライトポーター(r
i(Jht border)配列(NRB)を持ってい
る。
第5図に示されるように、容易に使用し得る制限酵素部
位をコート蛋白遺伝子中に導入するために、pMON3
05DNA (第2A図)をSCa ■で消化し、コー
ト蛋白をコードする遺伝子配列の791 bpの位置で
TGMV−八 DNAを1回切断した。これにより、合
成HtndIIIリンカ−(5’−CAAGCTTG、
NewEnaland Biolabs、 Bever
ly、 MA )に結合した完全なTGMV−A  D
NAを含む2.6kbの3ca  lフラグメントが放
出された。
1−1indI11で演化後、2,6kbのHindl
IIの直鎖状フラグメントを、あらかじめ 1−1indlIIで切断したp U C18(Yan
isch−Perronら、1985 )  (New
 England 8io1abs。
Beverly、 M A )に導入した。得られるプ
ラスミドはpMON344 (第5図)と命名した。次
いで2.6kbのTGMV−Aのトl i nd  l
ll77グメントを、Hi nd  llIr消化した
pIVI ON 344から精製し、pMON505の
HindlII部位に導入した。得られるバイナリ−ベ
クター、pMON345は第6図に示した。
pMON345バイナリ−ベクターは、NPT  II
 ’ −NOSカナマイシン耐性遺伝子の3′末端から
142bpの位置に、非反復3tu  r部位を有して
いる。pMON344は、pUc18合成マルチリンカ
−に非反復sma  I部位を有する。pMO’N34
4のDNAは、SmaIで切断され、Stu  Iで切
断されたpMON345DNAと混合され、DNAリガ
ーゼ処理される。
細胞を形質転換し、2つのTGMV−Aコンポーネント
が正しい配位で(例えば直接くり返り)組み込まれたプ
ラスミドをスクリーニングし、プラスミド352(第6
及び7図)を単離した。第7図に示したように、プラス
ミドpMON352は、次のDNAセグメントを含むバ
イナリ−ベクターである。
a)゛バイナリー°′型のpMON505、すなわちT
iプラスミドに基づく植物形質転換ベクター(1)。
b)コート蛋白コード配列の直鎖状の阻害配列としてク
ローン化されたT G M V −A  D N Aの
1つのコピー(2)。
C)形質転換植物細胞の選択のための、キメラN08−
NPT II ’ −NO8カーj−マイシン耐性遺伝
子(3)。
d)  E、  co旦 t)UCl 8マルチコピー
プラスミドクローニングベクターの1つのコピー(4)
e) コート蛋白コード配列の直鎖状の阻害配列として
クローン化されたTGMV−A  DNAの第2のコピ
ー(5)。このコピーは、最初のTGMV−A  DN
A挿入部位の重複配列である。
プラスミドpMON352は、植物中で複製及び/又は
外来DNAの発現に有用なジエミニウイルス植物ベクタ
ーの1つの例である。p !vl ON 352型のジ
エミニウイルスベクターは、慣用的デリバリ−システム
によって植物に導入することができる。慣用的な技術に
よってpMON352ベクターに修正、変換が加えられ
て、植物あるいは植物細胞内で複製及び/又は外来DN
Aの発現に有用な、同様のジエミニウイルスベクターを
創製することができる。このような廃正としては、例え
ば、弛のマーカー遺伝子の付加及び/又は置換;puc
is配列の除去及び/又は宿主(例えばバクテリアある
いは酵母)によって決定される他のD N A lid
列ト(D 置m : T G M V−A  D N 
A 配列と、他の機能的に等価の、バイナリージエミニ
ウイルスのコート蛋白をコード化する配列との置換;p
MON505DNA配列の除去:及びl:)MON50
5DNA配列と、コインケグレイトTiベクターDNA
配列との置換などがある。、l)MON352の好まし
い変換体を含むジエミニウイルスベクターとして、後に
詳述するpMON382がある。
1つの好ましい態様として、pMON352は、liベ
クターデリバリ−システムを用いて植物細胞内へ導入さ
れる。特に、t)MON352は、Fraleyら(1
983,1985)によって記載されたトリーバレンタ
ルメーティング(tr+−parental mati
n(] )法によって、pT i B6S3−8Eを含
むA(lrobacterilJm  tumefac
icns細胞にさ入される。得られるpMON352プ
ラスミドを保持するAgrobacterium  t
umefaciens細胞は、次イテ、葉ディスク法(
Horschら、1985)を用いて植物細胞内にpM
ON352配列を導入するために用いる。pMON35
2は、他方、修正されないフリーDNA用の、あるいは
DMON505DNA配列が除去されたフリーDNA用
のジエミニウイルス植物プラスミドベクターとして用い
ることもできる。
植物細胞に導入されたl)MON352DNAは、宿主
細胞のゲノムに取り込まれ、宿主植物細胞の染色体内に
統合される。かくして、以前に述べた如く、コート蛋白
遺伝子が阻害されたTGMV−A  DNA及び/又は
コート蛋白遺伝子のHinclIII部位に、N08−
NPl−IT ’ −NO3DNA及び1)UCl 8
DNAを含む外来DNA配列が挿入されたTGMv−A
 DNAからなるTGMV−A DNA体の自由な複製
が起こる。かかる複製は、染色体に統合されないpMO
N352  DNA分子に含まれるTGMV−A  D
NAとの間の組み換えを通して及び/又は染色体に統合
されたT G M V −A  D N A配列と非統
合DNAとの間の組み換によって及び/又はまた統合D
NAあるいはTGMV−A  DNAの染色体内のコピ
ーの直接複製によって、起こる。
形質転換植物におけるTGMV−A  DNAの自律的
あるいは独立した複製を証明する際に用いた分析手法に
より、TGMVコート蛋白をコードするDNA配列が阻
害されたT G lvl V−八DNAは、同様に、形
質転換植物細胞(例えば葉ディスク組織)内で自由に(
例えば自イ41的に)複製できることが判った。特に、
pMON352の染色体内DNAあるいはプラスミドD
NAは以下の手法により同定された。ずなわち、p M
 ON 352で形質転換された葉組織からDNAを単
離し、アガロースゲル電気泳動により分N[シ、ニトロ
ごルロースに移し、放射標識したTGMV−ADNAあ
るいはI)UCl 8に特異的なプローブとハイブリダ
イズし、次いでフィルターをX−線フイルムにきらずこ
とによって、同定した。カナマイシンを含む培地で形質
転換された葉ディスクの組織を選択できると云うことは
、ジエミニウイルスベクターが、植物細胞内でカナマイ
シン耐性遺伝子(例えばN08−NPT II ’ −
NO3)を発現することができるということを示してい
る。
また検出された5sDNA及びdsDNAは、第8図に
示されたl)MON358の構造に対応する大きさく例
えば約7,0kb)であった。かくして、このような結
果から、コート蛋白遺伝子は、バイナリージエミニウイ
ルスのコート蛋白をコードするDNA (例えばTGM
’l−A  DNA>の自由な複製には必須ではないこ
とが判る。このような結果から更に、外来DNAは、ジ
エミニウイルスコート蛋白遺伝子内に挿入することがで
き、次いで、コート蛋白をコードするDNへジエミニウ
イルスの1つのセグメントを含むプラスミドD N A
分子(例えば染色体外の)の部分を、植物芹■胞内で複
製し発現せしめることができることが判った。
更に、外来DNAは、ジエミニウイルスのコート蛋白遺
伝子よりも大きく(例えば塩基対数で)することができ
る。このように、本発明の1つの態様においては、植物
内で外来DNAの複製及び発現を可能にするベクターの
1つの例として、pM’0N352を挙げることができ
る。本発明の1つの態様においては、Tiプラスミドに
基づくデリバリ−システムを用いているが、本発明のバ
イナリージエミニウイルスベクター、例えばpMON3
52あるいはその変換体(すなわち、第8図のpMON
358)は、悄用的なフリーDNAデリバリ−システム
に用いることもできる。
本発明の他の1つの態様においては、他のベクターが、
フリーDNAデリバリ−システム用に4M成される。フ
リーDNAデリバリ−システムによ 63 一 つて、プラスミドDNA分子を直接、植物細胞のゲノム
に挿入することができる。このようなベクターは、植物
の懸濁細胞培養物を形質転換せしめ、外来DNAを経済
的に複製及び/又は発現するのに、特に有用である。
フリーDNAデリバリ−システム用の、プラスミドDN
A分子からなるベクターは、典型的には、外来DNA配
列、及び植物細胞内でプラスミドDNAの自律的な複製
を可能にする、コート蛋白をコードするジエミニウイル
スDNAのセグメントを含む。前記した如く、外来DN
Aは、典型的には、形質転換された植物細胞内で複製し
発現されるべき目的ペプチドをコードする遺伝子、そし
て好ましくは、選択及び/又は形質転換細胞の同定のた
めのマーカーを含む。コート蛋白をコードするセグメン
トは、少なくとも、植物細胞内で複製するために必須の
DNA配列を含む。かかるコート蛋白をコードするジエ
ミニウイルスDNAセグメントの1つの例としては、ジ
エミニウイルスのコート蛋白をコードするDNA配列を
除去したコート蛋白をコードするジエミニウイルスDN
Aの全分子が挙げられる。また、本出願はその理論に拘
束されたくないが、ジエミニウイルスの共通領域が複製
開始点と考えられる。このように、共通領域は、コート
蛋白をコードするジエミニウイルスDNAのセグメント
に要求される1つのコンポーネントである。そしてかか
るジエミニウイルスDNAは、植物細胞を直接形質転換
するために用いるプラスミドDNA分子内に、あるいは
植物細胞内でプラスミドDNAを91Wするベクターで
植物あるいは植物細胞を形質転換せしめた結果生ずるプ
ラスミドDNA分子内に、通常含まれている。
る。
本発明の好ましい態様においては、フリーDNAデリバ
リ−システムに使用されるベクターは、以下のようにし
て構築される。第8図に示すように、pMON352D
NAはl−1t)aiテ消化されて、TiプラスミドD
NAから誘導されるpMON505が除去され、DNA
リガーゼにより再連結され、その後バクテリア宿主細胞
の形質転換に使用される。バクテリア宿主細胞の形質転
換後、1つのプラスミドが単離され、p M ON 3
58と命名された(第8図〉。
p〜1ON358プラスミドは、その後、ポリエチレン
グリコール、リン酸カルシウム、ポリーL−オルニチン
(Martenら、1979;フリーマンら、1984
.)、ミイクロインジエクション(Griesbach
 、 1983 )あるいはエレクトロポL、r −シ
E ン(Potrykusら、1985 ; From
mら、1985)の如き慣用手段を用いて、フリーDN
Aとして植物プロトプラストへ導入することができる。
形質転換された植物は、前記した如きTGMV−A  
DNAあるいはpUcl 8DNAに特異的なプローブ
を用いた方法により複製したpMON358DNAの存
在を分析することにより同定される。植物プロトプラス
l−内で自律的に複製できないコントロールプラスミド
として、pMON358の誘導体を作成した。特に、T
GMV−A  DNAを放出する)l i n d’ 
llIr、pMON358のDNAを消化し、DNAリ
ガーゼで処理し、次いでバクテリアの形質転換に用いた
。TGMV−Δ DNAが除去されたこの誘導体を単離
し、t)MON360(第8図)と命名した。
pMON358あるいはp〜1ON360の精製したD
NAは、次いで、ペチュニアあるいはキャロット(Da
ucus carota ) 懸濁細胞から誘導される
3X10”のプロトプラストと混合され、高電圧がかけ
られる。処理されたプロトプラストは次いで生長培地に
希釈され、25℃で48−72時間インキュベートされ
る。この時、DNAはプロトプラストから調製され、放
射標識されたプローブとして、pMON349(第3図
)に特異的なTGMV−AあるいはpUCl 8DNA
 (第5図)を用いたサザンブロット分析に付される。
形質転換されたプロトプラスト内でのpMON358の
複製ニヨリ、TGMV  A  DNAを欠いたpMO
N360ではそうではないが、TGMV−A  DNA
の複製に特徴的な1本鎖環状DNAが生じる。1本鎖環
状DNAは、p fvl ON 358 i) N A
に期待される大きさく約7kll)を持っている。
第8図に示したように、pMON358植物プラスミド
は、pU C18D N A配列を含んでいる。
この1)UCI 8配列は、バクテリアの複製(例えば
レブリコーン)の開始点を含んでおり、それによって、
E、  colt7の如きバクテリア宿主内でのpMO
N358の操作あるいはレスキュー(rescue)が
可能である。すべてのシャトルベクターの場合と同様に
、saccharomy’cescerevisiae
で活動可能な如き酵母の複製開始点を含むDNA配列を
、付加的にあるいは他の方法として、プラスミド及び/
又はベクター1) N△に挿入することかでき、これに
よって、酵母細胞において更に操作あるいはレスキュー
(rescue)が可能となる。
コート蛋白をコードするジエミニウイルスDNAが植物
内で外来DNAを複製するために用いることができるこ
とが証明され、従って、該ジエミニウイルスDNAを用
いた新規植物発現ベクターが01製される。本発明の新
規発現ベクターは、植物細胞あるいは植物中で目的とげ
る化学物質を製造するのに使用することができる。かく
して製造された目的物質は、次いで、アフイニテイクロ
マ1〜グラフィーの如き慣用的手法及び/又は製造部位
(例えば植物細胞あるいは植物組織)を決める慣用的手
法により回収することができる。
発現ベクターは、該発現ベクターにより形質転換された
宿主の同定あるいは選択のためのマーカーとともに、外
来DNA配列の複製及び発現に必要なすべてのDNA配
列を含む必要がある。いくつかの例においては、外来D
NA配列によってコードされる目的物質自身が、形質転
換宿主の同定及び/又は選択用のマーカーとして機能で
きる場合がある。外来DNA3E2伝子ににる生成物、
あるいは該生成物からその合成を誘導される化学物質あ
るいはポリペプチド以外に、形質転換選択用のマーカー
が必要な場合には、抗生物質耐性の如き慣用的マーカー
を用いることができる。
植物内で、外来DNAが発現するためには以下の要素が
必要であることが判る。すなわち、植物細胞内で活動で
きるプロモーター配列;プロモーター配列に直結しであ
るいはその内部に存する転写開始あるいはリーダー配列
(例えば、メツセンジャーRNAの5′−非翻訳領域)
:翻訳開始シグナルコドンをコードするDNA配列:目
的物質(例えば外来の)をコードするDNA配列:翻訳
終止コドンをコードする少なくとも1つのDNAトリプ
レット;及びポリアデニル化シグナルを含む3′−非翻
訳領域をコードするDNA配列である。
前記した通り、植物細胞内で活動できればいかなるプロ
モーターでも用いることができる。プロモーターは、D
NA配列の転写を可能にするDNA配列を意味するもの
と理解できる。かかるプロモーターとしては、例えば、
カリフラワーモザイクウィルス(CaMV)358プロ
モーター、CaMV19Sプロモーター、NOSプロモ
ーター、及びエントウ、ペチュニア、大豆、タバコのR
uBPカルボキシラーゼのサブユニットをコ一1〜する
遺伝子ハ\らj@られるプロモーターなどがあり、なか
でもCa MV 35 Sプロモーターが好ましい。更
に、以下の実施例C・示すように、TGMVコー1〜蛋
白プロモーターが、外来DNAの発現には有効であるこ
とが判った。同様に、真核細胞好ましくは植物細胞のm
 RNへ分子あるいは植物ウィルスのmRNA分子にあ
る5′−非翻訳領域をコードするDNA配列も使用する
ことができる。植物細胞におりる翻訳終止コドンをコー
ドづるDNAl−リブレツ1−としては、例えば、TA
A、TAG、TGAがある。植物細胞で活動できるポリ
アデニル化配列も使用することができる。かかるDNA
配列としては、例えば、CaMV、ジエミニウイルス、
あるいは発現可能な植物遺伝子から1qられる配列があ
り、なかでも、NO3あるいはTGMVコー1−蛋白遺
伝子から得られるものが好ましい。
外来DNAは、ゲノムライブラリー、cDNAライブラ
リー、あるいは目的物質を発vA覆る細胞から慣用的手
法により単離することができ、また化学的に合成するこ
ともできる。かかる単離あるいは化学合成された外来D
NAは、翻訳開始シグナル及び蒲訳終止配列を含む。こ
こで゛′発現ノ1セット″と云う言葉を、外来DNA配
列自身、翻訳開始シグナルコドン及び翻訳終止コドンを
コードするDNA配列を除いた、宿主中で外来DNA配
列が発現するために必要なすべでの情報を含むDNA分
子あるいは配列を意味する言葉として使う。ここで、翻
訳開始シグナルコドン及び翻訳終止コドンをコードする
配列は、通常、外来DNA配列中に含まれているので除
いた。
好ましい態様においては、クロラムフェニコールアセチ
ルトランスフェラーゼ(CAT)DNA配列が除かれた
pMON382 (第18図)が、かかる発現カセット
を含むベクターとして例示することができる。
通常、真核細胞の発現ベクターは、バクテリア、酵母の
ような簡単に操作ができかつよく開発された宿主−ベク
ターシステム用に組み立てられる。
例えば、公知の配列、あらかじめ同定された制限酸素部
位、及び公知の宿主を持つ酵母あるいはバクテリアのク
ローニングベクターか選ばれる。そのような宿主−ベク
ターシステムによれば、外来DNA配列の発現に必要と
される要素が集められた手段が提供される。発現カセッ
トはバクテリアあるいは酵母ベクターに一度に挿入する
ことがで゛き、また慣用的組み換えDNA手法により、
各ステップを踏んで挿入することもできる。
本発明の好ましい態様においては、pUc8プラスミド
(New England Biolabs、 Bev
erly、 MA )が、多缶の各種中間体を得るため
に用いられた。
特に、第9図で示すように、pUc8DNAは、ECO
RIとHindl11部位の間に含マレルマルチリンカ
ーを、EcoRIとl−1indIII部位をその末端
に有し、次式で表わされる新たなマルチリンカ−で置換
し、修正された。
ニー−ニー   C1三ニーっ−−−−−−−=ニニ己
=工工(+−,−:λλ″二Cλ:ニニ;、:λ:二:
Sヒ(二λ二二T・二こλ:こ7口・ここ5λλλG=
7T−3+1つまたはそれ以上の制限酵素部位を含む同
様のリンカ−を使用することができ、かかるリンカ−に
よって、目的とするDNA配列及び/又はジエミニウイ
ルスプラスミドベクターDNAに必要な発現要素を組み
立てることができる。
好ましいリンカ−は、各要素から植物プラスミドベクタ
ーを絹み立てるのに必要な、制限酵素部位(EcoRI
、 Cj!a I、 BQ、i! II 。
Sac  I、 Hi nd  III)を含む。修正
されたpUc8クローニングビークルはpUC8N+−
と命名された(第9図)。pUc8NLは、Nde  
I及びマングビーンヌクレアーゼで処理し次いでリガー
ゼで再連結せしめて、pUc8配列(Yanisch−
Perrorら、1985)の183bpに存する唯一
のNde  I部位を除いて、更に修正した。
得られるプラスミドは第9図に示されており、p fv
l ON 368と命名された。
本発明の1つの好ましい態様においては、プロモーター
と転写開始シグナル配TjIJをコードするカリフラワ
ーモザイクウィルス(CaMV)35Sプロモーターが
選ばれる。他のプロモーターを使用することもでき、そ
れは当業者に公知のものであろう。30obpの5au
3A−B(Jj!  IIフラグメン1〜上に保持され
たC a M V 35 Sプロモーターが、pM O
N 295から精製され、p lvl ON368のB
Qj!II部位に導入されて、リンカ−のHindll
r部位末端に最も近いところにBgAII部位が再生さ
れた(第9図)。第9図に示したように、得られるプラ
スミドは、pMON371と命名される。pM ON 
295プラスミドを保持するE、  coli  fv
lfVl 294株はATCCに寄託され、△TCC受
託番号53303が与えられた。
次いで、植物及び/又は植物細胞内で機能する選択マー
カーが(d加される。1つの好ましい態様においては、
カナマイシン耐性が選択され、以下のようにして構築さ
れた。ツバリンシンターゼプロモーターが、修正された
バクテリアTn5ネオマイシンホスボトランスフエラー
ゼ(NO8−NPT II ’−NO8)をコードする
配列(ここから、過剰のAUG翻訳開始シグナルが除か
れる)に連結され、次いで以前に記述した如き(Fra
teyら、1983)ツバリンシンターゼ3−非翻U(
配列が連結される。このマーカー遺伝子は、ECORI
及びDNAポリメラーゼのクレノーフラグメン1〜で処
理してECORT部位を除いたpMON505の誘導体
であるpMON369から得られる1、6kbのC,i
ia  Iフラグメント上に保持されている(第10図
)。DNAアデニンメチラーゼ欠損E、  coliか
ら調製されたpM○N36つから単離された1、6kb
のCj!alフラグメントは、pMON371の非反復
C!aI部位に導入され、pMON373が得られた(
第10図)。マーカー遺伝子の3′−末端の(1!81
部位の開裂が、DNAアデニンメチラーゼに富むEco
li株から調製されたDNAの重複5′ −GATC配
列のメチル化によって妨げられることから、そのような
株から調製されるpMON373DNAは、非反復、開
裂可能なCaI  I部位を有する。
181 /I bpの位置にあるCJla 1部位から
共通領域を通って259 bpの位置にあるAha■I
■(Drar)部位までのフラグメントから得られるT
GMV−A  DNAの一部分を、l)MON373の
唯一で開裂可能なCj!a  1部位に挿入した。
TGMV−A  DNAセグメントの[)ra  1部
位末端は、あらかじめ、合成Cj2a  Iリンカ−(
NewEngland Biolabs、 Bevel
y、MA、 、 5’ −CATCGATG)を付加し
て、pMON373のC1a  I部位へ挿入できるよ
うに修正されていた。得られるプラスミドをpMON3
74と命名した。(第11図)。
次いで、外来DNA配列を挿入した。慣用技術によって
微生物材料から抽出される、あるいは目的とする(例え
ば外来の)化学物質、蛋白、あるいはそのフラグメント
をコードする化学的に合成されたいかなる外来DNA配
列も使用することができる。かかる外来NDAの例は公
知であり当業者にとって入手可能であり、例示した化学
物質に限定されるものではない。
1つの好ましい態様においては、E、  coliのク
ロラムフエニコールアセチルトランスフエラーゼ(CA
T)のコードを可能にするNDA配列が、本発明のジエ
ミニウイルスベクターへ挿入するために選ばれる。当業
者に公知の如く、CAT配列は、E、  coliプラ
スミドD B R325(BethesdaResea
rch Laboratories、 Inc、、 G
aithersburg。
Maryland)から単離することができ、あるいは
また化学的に合成することもできる。CAT蛋白は、容
易に分析可能であり、少Rであっても正確に定量できる
Lめに選択された。酵素活性は、3×106のプロトプ
ラストで検出可能である( Frommら、1985)
、ラジオイムノアッセイあるいはエンザイムイムノアツ
セイの如き手段によって、抽出物中で検出可能な蛋白を
生み出す伯の外来DNA3m伝子はい公子も、発現のた
めにプラスミドに挿入することができる。このような、
蛋白の例としては、例えばヒト漿膜のコナドトロピンの
アルファザブユニット、ティッシュ−プラスミノーゲン
アクティベイター、インシュリン様成長因子、心房ペプ
チド、酵素、前述した化学物質、あるいはネオマイシン
ホスホ1〜ランスフエラーゼII酵素などが挙げられ、
これらはまた選択マーカーとしてプラスミドに挿入ヅ゛
ることもできる。
容易に構築するために、CAT配列は、プラスミドp 
M ON 2414から得たく第12M)。このプラス
ミドにお(プるC A T 遺伝子は、開始コドンA 
T Gの所に、Nco  I部位を含んでおり、Nco
  I部位とEcoRI部位との間の配列はオリゴヌク
レオチド関係部位に特異的な突然変異により、除かれて
いる(Zoller及びSm1tt)、1982)。更
に、第2のNCOI部位は、CAT領域の3′末端の下
流200+)Illの位置にある。
フラグメントの5′末端にBczio部位、3′末端に
、5ac  i部位を導入するために、Nco  Iフ
ラグメント〜を、D MON 550の非反復NCOI
部位に挿入した(第12図〉。
pMON550プラスミドはpUcl 9 (Yari
sh−Perronら、1985)の誘導体であり、そ
こではl−1indllIとECORI部位との間のマ
ルチリンカ−は、下に示すその末端がHinder及−
79〜 びEcoR1部(ヴに接し7ている合成配列によって2
換されている。
):i :I(i 工工I     E’Elニエ  
N(Or                 SaC工
  EzOR工5“−二=噸・ニニτττ・二τAGA
ンj;、!、T:二τCC2χτGこ二GGC二τCっ
TACπA・二二二〇二λλτで1少なくとも1つの非
反復制限酵素部位を有するいかなるマルチリンカ−も、
目的とする外来DNA配列の組み立てに役立てるために
使うことができる。好ましい配列は、Bgj!  II
 、 Nco  I、及びSac  Iで開裂する非反
復部位を有するものである。得られるプラスミドは、D
MON375と命名され(第12図)、960bl)の
BQj2II−3ac  Iフラグメント上のCATコ
ード配列の単離のために用いられる。第12図に示され
ている如く、このフラグメントは、pfvl ON 3
73の35Sプロモーターの次のBgj!  II −
3ac  I部位に挿入される。得られるプラスミドは
、pM ON 377と命名されたく第12図)。
発現ベクターを作成するために組み立てられる最後の配
列は、スタンダード丁GMV−A配列(Ilamilt
onら、1984)の791 bpに位置する非反復S
ca  1部位に、合成1−(indlITリンカ−(
NeIy England Biolabs、 Bev
ely1MΔ、5′−〇 A A G CT T G 
)が挿入されたことによって、コート蛋白をコードする
配列に欠陥のある修正TGMV−Aゲノムである。これ
は、Sca  Iでt)MON305を開裂し、合成リ
ンカ−を連結し、過剰のl−1indIITで開裂する
ことによって達成され、得られる2、6kbのフラグメ
ントはHindlllで開裂したp U C18に挿入
され、プラスミドpMON344が得られる〈第13図
)、。
プラスミドpMON344は、更にAsu IIで消化
されて1037bllの位置でTGMV−△DNA挿入
部位が1回開裂され、3ma  Iの消化により、I)
UCI 8マルチリンカ一部分を1回開裂される。消化
物は、DNAポリメラーゼのクレノーフラグメンl−及
びDNAリガーゼによって処理される。得られるプラス
ミドpMON376(第13図)は、そのSac  I
部位が罰1害されたコート蛋白をコードする配列の3′
一部分と境を接しており、そのl−1indIIT部位
が阻害されたコート蛋白をコードする配列の5′一部分
に接している対称フラグメントとして、矩正TGM’l
−へゲツムを保持している。
第13図に示されるように、本発明の好ましい1つの態
様においては、完全な発現ベクター中間体が以下の方法
により構築される。プラスミド1)MON377をSa
c  I及びHindTllで開裂し、次いでpMON
376からN製される2、6kllのSac  I−H
i nd  III  TG〜IV−Aフラグメントと
混合する。第14図に示される如く、得られるプラスミ
ドl) fVI ON 378は次の特徴を持つ。すな
わちE、  coliにおける複製のために、四牧旦選
択用のアンピシリン耐性を含むpUc8レプリコーン(
1)がある。次いで、共通領域を含む1814bl)か
ら259 bpの丁GMV−ΔDNAセグメント(2)
がある。このセグメントの次に、植物細胞及び植物中で
カナマイシン耐性マーカーとして機能するキメラN08
−NPT  II ’−NO3遺伝子(3)がある。こ
のキメラ遺伝子は、その転写方向が共通領域から離れて
おり、コート蛋白遺伝子と同じ方向に調整されている。
次いでCa fvl V 35 Sプロモーター(4)
がCATI−ド配列(5)に結合しており、N08−N
PT II ’ −NO83iff伝子と同じ方向に転
写される。次いで、コート蛋白をコードする配列の3′
末端で結合し、そのポリアデニル化シグナルがCATコ
ード配列の3′末端に接している修正TGMV−八ゲツ
ムへ6)がある。修正TGMV−Aゲノムの他の末端は
HindI11部位を通してpUC8プラスミドに結合
している。これらの要素は、発現ベクターを創製するた
めに用いることのできる機能的要素の例である。
pMON378プラスミド(第14図)は、慣用手段に
よって植物プロトプラストに導入することができる。他
方、このプラスミドは、pUCベクターから植物プラス
ミドの放出を可能に覆る2つのECORI部位を含んで
いるため、中間体プラスミドDNAが、ECORIの開
裂によって得られ、この直鎖状の植物プラスミドフラグ
メン1へは、慣用法によって植物プラスミドに導入する
ことができる。このようなりNAを、植物プロトプラス
トあるいは植物懸濁細胞培養物に導入後、形質転換細胞
から抽出甥を調製し、Frommら(1985)の方法
を用いて、CAT酵素活性により分析する。コントロー
ルとして、プロ1−ブラストを、同量のプラスミドpM
ON380 (第15図)のDNAで処理する。pMO
N380は、TGMV−AのBamHI(1354ベー
ス)部位からCfa  T(1814ベース)部位まで
のフラグメン1〜が除去された以外はpMON378と
同じである。この結果、A L 1 、八L2及びAl
1の転写解読枠が欠失される〈第1図)。コート蛋白の
ポリアデニル化シグナルは、依然として、CAT遺伝子
に接しており、mRNAの安定性のために必要なシグナ
ルを与える。
形質転換及びCAT遺伝子の発現は、pMON380プ
ラスミドの場合に比べて、pMON378プラスミドの
場合に生じるCAT酵素活性の増加によって知ることが
でざる。2つのプラスミドの唯一の相違は、pMON3
78に(、土、コート蛋白を欠いた完全なTGMV−A
  DNAがあり、pMON380にはないということ
であり、従って、このTGMV−Aセグメントによって
、pMON378プラスミドに、植物プロトプラスト中
で多くのコピー数を複製し、そしてCAT遺伝子のコピ
ー及び生成されるCAT酵素の量を増幅せしめる能力が
与えられると結論付けることができる。
前述した如く、植物細胞内で植物プラスミドを生成する
ことのできる中間体DNAの他の導入方法は、八gro
bacterium  tumefaciens Ti
プラスミド形質転換システム(Fraleyら、198
3.1985 : Horchら、1985 ) ヲ用
イテ間f?=’aした。このシステムの利点の1つとし
て、AgrobacteriumがDNAを、高頻度で
植物細胞内へ導入できることである。加えて、植物プラ
スミドを生成することのできるDN△配列が植物■1胞
の染色体に導入され、その結果、ある外来遺伝子の発現
により生ずる不安定化等の原因により、もし植物プラス
ミドが失われた場合には、組み換えあるいは複製により
、染色体より植物プラスミドが放出されて補充される。
更に、導入された外来DNAは、種子に伝達されていく
次に、形質転換された植物細胞において、プラスミドD
NAを生成するTiプラスミドに基づいた発現ベクター
の好ましい構築及び使用について述べる。
プラスミドpMON 120 (Fraleyら、19
83)はStu  I及びECORIで開裂され、St
u  I及びEcoRIで開裂されたpMON521と
混合される。pMON521プラスミドは、その非反復
Sma  1部位がXma  Iによる開裂により除去
されたp M ON 505の11休であって、その末
端が、DNAポリメラーゼのクレノーフラグメントによ
る処理及びリゲーションにより埋め込まれたものである
。pMON120とpMON521のフラグメントの結
合によって生じるプラスミドpMON372 (第16
図)は、もはやキメラカナマイシン耐性遺伝子を含まず
、しかしpMON521のマルチリンカ−を保持してい
る。
次いでTGMV−八 DNへ、選択マーカー及びキメラ
CaMV35Sプロモーター−CA丁コード配列が、以
下の方法によってoMON372に導入される。プラス
ミドpMON377は、ECOR1及びSac  Iで
消化され、TGMV−Δ共通領域、キメラNO8−MP
T  II ’ −NOSカナマイシン耐性、35Sプ
ロモーター及びCΔ丁コード配列を有する3、5kbの
得られるフラグメンhが、予め、ECOR■及び3ca
  Iで消化されたpfvjON372DN△に挿入さ
れる。
得られるプラスミドpMON381は第17図に示され
ている。
第17図に示した如く、コート蛋白配列において切断さ
れたTGMV−八 DNAが、3ac  1及びHin
dIIIF切断されたpMON376から単離され、3
ac  I及びl−1indlIIで切断されたpMO
N381に結合される。得られるプラスミドpMON3
82 (第17図及び第18図)は、Fraleyら(
1983,1985>によって記載されたトリーバレン
タルメーティング法を用いて、Agrobacteri
um  tumafaciens ll胞に導入される
。第18図に示した如く、プラスミドp M ON 3
82は以下のDNAセグメントから構成される。
a)pMON372”バイナリ−型” 、T i−プラ
スミドに基づく植物形質転換ベクター(1)。
b)、共通領域を含むTGMV−A  DNAのセグメ
ント(2)。
C)、形質転換細胞の選択のためのキメラN08−NP
T  II ’ −NOSカナマイシン耐性遺伝子(3
)。
d)、358  CaMVプロモーター(4)。
e)、CATコード配列(5)。
f)、コート蛋白コード配列が阻害されたクローン化T
 G M V−△ DNAのコピー(6)。このTGM
V−A  DNAの共通領域は第1の共通領域(2)の
重複配列である。
かくして得られるpMO’N382は、プラスミドpM
ON352の変換体の1例であり、植物中での外来DN
Aの発現及び複製に有用である。
コントロールとして、完全なコート蛋白をコードするも
のではない欠陥T G Ivl V−A  D N A
を、次の方法により、pMON381に挿入した。プラ
スミドpMON381を3+ac!及びHird211
r切断し、pMON379の1.2kbのSac  I
−H1nd  IIIフラグメン1〜をpMON381
プラスミドに挿入しプラスミドpMON383を得た(
第19図)、、このプラスミドを、Fraleyらの方
法(1983,1985)を用いて、Agrobact
erium  tumefaciensに導入した。
pMON382あるいは383プラスミドを持ツへQr
ObaCterium細胞を、Horschら(985
)によって記載された方法を用いてペチュニア細胞に中
間体植物プラスミドを持つT−DNAを導入するために
用いた。カナマイシンを含む培地で生育し得る植物組織
を選択することによって、カナマイシン逗公子(NO3
−NPT II’ −NO8)が万力に発現されたこと
が示された。そこに含まれる外来(例えばN08−NP
T II ’ −NO8あるいはCAT)DNAを複製
するジエミニウイルスプラスミドに期待される大ぎさく
例えば約4.6kb)のジエミニウイルスを含むDNA
のcjsDNAを複製できることが検出された。これら
の複製DNAは、前述した方法により検出された。
本発明により、発現ベクターが、いずれのジエミニウイ
ルスからのコート蛋白をコードするゲノムより創製でき
ることが示される。次に、そのような発現ベクターを、
コート蛋白をコードするキツサバラテントウイルス(C
LV)DNAIより製造する方法について述べる。
CLV−1DNAを含む出発物セグメントは、ウィルス
から単離されたーest Kenyan 844(5t
anley及びGay、 1983 )で感染されたL
benthamiana内で生成されるC L V −
1D N Aの2本鎖から抽出することによって得られ
る。感染N、  benthamiana植物は、B1
5aroら(1982)の方法を用いて、感染した葉の
110出物で若い植物8接種することにより得られる。
25℃で3週間放置後、感染した植物(よじれて、しわ
になった黄色の葉)からの葉を集めて、Del 1aD
Ortaら(1983)によって記載された方法によっ
て処理し、感染植物DNAを単離した。
一コート蛋白コード配列が阻害された、コート蛋白をコ
ードするCLV−1環状DNAのサブフラグメントを、
次のようにして得た。仝CLVDN△(50us)を3
qmHI(100]−ニット)で完全消化し、予備アガ
ロースゲル上に置いた。十分な時間後、共通領域を含む
CL V −1DNAの2585 bpの3μml−I
  Iフラグメントがゲル上で分離し、NA−45膜法
にJ二り精製した。
2.6kbの得られるフラグメント(0,2μq)を、
予めBam1−11で消化しアルカリフォスファターゼ
で処理したpU C18(Yanisch−Perro
nら、1985)DNA  0.2tlqと混合してク
ローン化した。E、  coli  MM294細胞を
形質転換し、アンピシリン耐性コロニーを選択後、プラ
スミドDNAを調製し、3qmHIで消化することによ
って、2.6kbの挿入部位の存在が確認され、またE
coRIで消化することにより、挿入されりCL V−
I  D N Aの方向が決定された。それぞれの方向
を有するプラスミドを保存し、それぞれptvl ON
 a及びl)MONbと命名した。
LCL−1共通領域フラグメントの受容プラスミドとし
て、pMON377の誘専体を、プラスミドDNA0.
5μqをCfaI2ユニットで浦化し1kbのTGM−
△共通領域を削除することによって1qた。リゲーショ
ンそしてE、  coliM lv+ 294細胞を形
質転換後、得られるアンピシリン耐性コロニーから試験
用のDNAを調製した。
このDNAをCj!alr消化し、1 k b ノ挿入
部4;1の欠損を調べた。挿入部位を欠くプラスミドを
保存しpMONcと命名した(第20図)。
CLV−1共通領域のフラグメントのドナーとして、プ
ラスミドpMONa  DNA (1μs)をSac 
 [2ユニツト)で消化し、マングビーンヌクレアーゼ
で処理して、3ac  I開裂部位配列を取った。リゲ
ーション、E、  coli  fv1M2941Ii
l胞を形質転換後、試験用DNAを、アンピシリン耐性
コロニーから調製し、3ac  Iで消化す゛ることに
よりSac  I開裂部位の欠失が確認され、ECOR
rで消化することにより、350bpの共通領域フラグ
メントが維持されていることが確認された。これらのプ
ラスミドの1つを保存し、plVIONidと命名した
(第21図)。
CLV−1共通領域フラグメントは、N08−NPT 
 II ’ −NOSカナマイシン耐f17.−カーに
結合することができ、続いてCaMV、35Sプロモー
ターが、クロラムフェニコールアセチルトランスフェラ
ーゼ(CAT)コード配列に結合される。プラスミドp
MONd  DNA(20μg)をEcoRI(20,
]−ニット)で消化し、得られる350bpのフラグメ
ントをN A−45WJ法を用いて単離する。350b
pのフラグメント(0,,2μg)を、EC0RIで消
化し仔牛7)Iiカリフォスファターゼで処理して得た
pMONcDNAo、5μ3と混合する。リゲーション
、E、  coli  MM294細胞を形質転換後、
アンピシリン耐性コロニーを選択し、試験用DNAを調
171、た。DNAをEcoRIで消化することによっ
て、350bpのフラグメントの存在が示され、Bam
HIで消化することによって挿入されたフラグメントの
方向が決定される。挿入部位を有し、1.3kbの間隔
で離れた2つの3qmH1部位を有するプラスミドを保
存しpMONe (第21図)と命名した。2つの共通
領域が接しているコー1へ蛋白の欠陥CLV−1DNA
を持つ中間体プラスミドであって、カナマイシン耐性マ
ーカー及びCAT遺伝子に結合したCaMV35sプロ
モーターを持つ中間体プラスミドの組み立てを完成する
ため、以下のことを行なう。プラスミドI)MONb 
 DNA(2μ9>を、Sac  I(4ユニツト)及
びHindIII(4ユニツト)で消化して、2,6k
bのコート蛋白の阻害されたCLV−1DNAを切り出
し、更にPVLJI(4ユニツト)で消化してpMON
b  DNAの000部分を不活性化する。この消化D
NAを、予め3ac  I(2−Lニット)及び)−1
indIII(2ユニツト)で消化したDMONe  
DNA1μqと混合する。リガーゼで処理、E、  c
oliMM 294細胞を形質転換後、得られるアンピ
シリン耐性コロニーから試験用DNAを調整する。
このDNAを3ac  I及びHincllTIで消化
することにより、6kbのDMONeプラスミドに2.
6kbの挿入部位が挿入されたことが示される。
この特徴を有するプラスミドが保存され、pMON f
、!:命名サすル(第22図)、。
得られるpMONfプラスミドは、pMON378プラ
スミドのCLV−1アナログであり、pMON378と
同様の特徴を持っている〈第14図)。
CL V −1のアナログセグメントをT1プラスミド
に基づくベクターに導入する人:めには、pMON38
2の創製(第18図)に用いたと同様の方法を採用する
〈実施例〉 以下の実施例は、本発明の好ましい態様を説明するもの
であり、いかなる場合においても本発明の範囲を限定す
るためのものではない。不発明は、その好ましい態様に
関連して記載されるが、そこから生じる各種の改良は、
本出願を読めば当業者に(ま自明であろう。
微生物及びプラスミド 次の微生物は、アメリカン・タイプ・カルチャー・コレ
クション(ATCC) 、1230ゴParklaWn
 Drive、 Rockville、 MarVla
nd、 20852、U、S、八、から入手できる。
(pTi56S3−IEE ) これらの寄託菌は、本出願の譲受人であるモンサントカ
ンパニーにU、S、パテントが許可されて公衆に入手可
能となる。これらの寄託菌は、本出願の出願日の利益を
有するU、S、パテントの存続期間中は入手可能である
。しかしながら、寄託菌の入手は、対象特許を実施し得
るライセンスを構成するものではない。更に、本発明は
、寄託した菌によってその範囲が限定されるものでもな
い。なぜなら寄託は、本発明の特定部分についてのみの
説明のためのものだからである。
材料及び一般的方法 すべての制限酵素は、New England Bio
labs(Beverly 、 M A ) 、Pro
mega−Biotech(Hadison 、 W 
I ) 、Boehrinoer HannheimB
iochemicals (Indianapolis
、  I N )及びBethesda Re5ear
ch Laboratories (Gaithers
burg。
M D )から入手し、製造業者の説明書に基いて使用
した。制限酵素の認識配列は、KeSSlerらく19
85)の文献かられかる。バクテリオファージT4  
DNAリガーゼは、Hurrayら(1979)の変法
を用いて調製した。DNAリガーゼ処理は、25n+H
Tr i 5−HCj!  pH7,6,1QmHMg
Cj!  、10mMジチオスレイトール、0.2mM
スペルミゾイン及び1mHATPからなるItM15−
100Ixj!中で実施した。一般的には、10−30
ユニツトが添加され、反応混合物は、12℃で16時間
インキュベートした。クレノーポリメラーゼ及び1牛ア
ルカリホスファターゼは、Boehringer Ha
nnheim Biochemicals(India
napolis、  I N )から得、製造業者の説
明書に基いて用いた。マングビーンヌクレアーゼはPh
armacia −PL  Biocheicals 
 (Piscatal#ay。
NJ)から得、製造業者の説明書に基いて用いた。
早くスクリーニングするためのプラスミドDNAは、I
sh−Horowicz及びBuke (1981)の
アルカリ抽出法により調製した。大量のプラスミドDN
Aの精製は、Dav i sら(1980)(7)方法
ニヨリ、アルイLt l5h−HoroWicz及びB
urke  (1981)のアルカリ溶菌変法それに続
<NAC3−52カラム精製(Bethesda Re
5earchLaboratories、 Gaith
ersburg、 M D )により行なった。
DNA制限酵素フラグメントは、NA−45DEAE膜
(5chleicher及び5chull、 Keen
c 。
N +−1)を用いた水平アガロースゲルの電気泳動に
より単離した。
プラスミドをFT+5するだめの合成りNAマルチリン
カ−は、製造業者の方法に基づき、バイオシステムDN
Aシンセサイザー(八ppliedBiosystem
s、  InC,、FO3ter city、  Ca
1ifornia )より01製した。
次の大腸菌株を形質転換の受容菌として用いた。
L′E 392及びM M 294 (Haniati
sら、1JM 1 Q 1(Vieira及びMess
ing、 1982 )G〜148(Baleら、19
79) L 止具 LE392.MM294.、及びJM101
株はATCC受託番号33572.33625.338
76に基づきATCCから得ることができる。E、co
li  GM48.dam−、及Ud、 c m−株は
、Worcester、 Hass 、 01605の
マザチューセツツ大学、メディカルスクール、ファーマ
コロジーデパートメントのH,G、 Harinusか
ら得ることができる。
E、  coli株はHaniattsら(1982)
の方法により形質転換した。
ルリアブロース(L6)及びプレー1〜は、DaV r
 sら(1980)の文献により調製した。フィルター
滅菌し凍結して保存した抗生物質は次の濃度で用いた。
アンピシリン(At)>200μり/d;スベクチノマ
イシン(SpC)50μq/y、pucプラスミドある
いはその中間体のクローニングのために、[PTG(イ
ソプロピル−β−D−チオガラクトシド)10Mg−/
−及びxgaz (5−ブロモ−4−クロロ−3−イン
ドリル−β−D−ガラクトピラノシド)25μq/ml
を含む培地を用いた。
アガロースゲル電気泳動は、1μ!7./mf!の臭化
エチジウムを含むTr ’+ 5−acetate E
 D TA中で、Haniatisら(1982)の文
献に記載された方法により行なった。アガロースゲル濃
度は0.8%(W/V )であった。
植物からのDNAの単離は、Del 1aportaら
(1983)の方法により実施した。
クロラムフェニコールアセチル1−ランフェラーゼの分
析は、Canon及びPrimrose (1974)
の文献に記載された方法により実施しノこ。バクテリア
のスタンダードどして用いたものは、クロラムフェニコ
ール−3−〇−アセチルトランスフェラーゼ、E、C,
2,3,1,28,ジグ? No、 C−2900(ジ
グv、 St、 Louis、 Hissouri )
であり、0.25M  王r i s、 pH7,8の
5.0dで、終濃度0.1ユニット/μmに再構成され
る。
伯の試薬としては、アセチルCo△、シグマNo、 A
−2897(トリーソジウム、トリーハイドレート)(
シグマ、st、 LouiS、旧5souri ) 、
エタノール中で45 、5m Ci /mmoleの”
C−’7 D 7ムフエニコール(NEN408、ジク
ロロアセチル−1、2−”C) (New Engla
nd Nuclear )、及び4℃で保存した100
%酢酸エチルなどがある。典型的なアッセイは次のよう
にして行なった。
葉の組織を、0.25Mトリス、pH7,8,200μ
l中に入れ、マイクロビーズを含むマイクロビーズ(m
icrofuge )チューブにつめて、2秒間渦動せ
しめ、次いでマイクロビーズ中で4℃、10分間遠心し
た。上浦液を65℃で15分間加熱し、加熱された抽出
物150μlを1′1C−クロラムフェニコール10μ
lと混合し、37°Cで5分間インキュベートした。、
4+++HアセチルCoA20μjを加え、混合物を渦
動させしめ、37℃で30fOf間1′ンキュベートし
た。反応を4℃の酢酸エチル2mを加えて、停止させ、
次いで渦動せしめた。有渋層を取り、エバポレーターで
乾燥し、酢酸エチル30μlに懸濁せしめ、シリカゲル
TLCプレートにスポットし、95:5のクロロホルム
−メタノールで、45分間展開した。プレー1〜を乾燥
し、−晩、X−線フィルムにさらした。
サザンプロット分析については、DNA(通常0.5−
1μg)を、臭化エチジウム1μ9/dを含む前記した
如くして得られた0、8%(W/lアガロースゲル上に
置き、効果的分離が達成されるまで(85Vで4時間)
、電気泳動を行なった。ゲルを次いで、Uv照射に15
−30秒さらした。次いで、ゲルを2回(それぞれ10
−15秒間)、0.25MJ!酸水溶液で洗い、次いで
蒸留水でリンスした。リンス後、ゲルを、0.5へ水酸
化ナトリウム、1.5M塩化ナトリウムを含む変性溶液
で2回(それぞれ30分間I・トータル1時間)洗い、
再び蒸留水でリンスした。
次いでゲルを、0.5M1−リス(pH7>及び3M塩
化ナトリウムを含む変性溶液で2回(それぞれ30秒間
、トータル1時間)洗った。
次いで、20X  SSC(3M塩化ナトリウム、0.
3Mクエン酸ナトリウム)で飽和したスポンジ(Cel
 1ooel )の上の2つのホワットマン3 M M
紙上に、ゲルを置いた。あらかじめ20XSSCで湿ら
せたニトロセルロース膜 (5chlcicher及び5chull、 Keen
e、 New Hamps旧re)を、ゲルの上に置き
、次いで2枚の3MM紙、2゜3枚のペーパータオル、
及びゲルから二[ヘロセルロース膜へDNAが移動する
ために良好な接触が保もてるための軽いものを置いた。
4峙間後、ニトロセルロース膜を取り、20X  SS
Cでリンスし、それから80℃で2時間、減圧下に焼い
た。
次いで、ニトロセルロース膜を、50%ホルムアミド、
5X  SSC,5Xデンハルド(Der+’r+ar
dS) gH(Haqiatisら、’1982.l 
、0.2%SDS、及び変性サケスペルマDNA100
μS7/mIlを含むハイブリダイゼーション緩衝液中
で、42℃で2時間インキュベー1〜した。次いでニト
ロセルロース膜を、加熱し次いで冷却した32P−ラベ
ル化プローブD N A (1?1g1lVら、197
7)を含むf′r鮮なハイブリダイゼーション緩衝液中
で、42℃で48時間インキュベートした。
次いで、ニトロセルロース膜を、2X  SSC15m
HEDTA、0.2%SDSで、65℃で30分間2回
洗い、ついで0.2X Ssc、5iHEDTA、0.
2%S D S T−165℃F30分間洗った。次い
でニトロセルロース膜を、プラスチックバッグにシール
し、放射活性を有するプローブにハイブリダイズするD
NAを発色させるためX−線フイルムにさらした。
実施例1 次の実施例は、バイナリージエミニウイルスのコート蛋
白をコードするDNA、特にT G IVI V −A
コンポーネントの植物中での自律的複製を確立するため
に用いたベクターを含む3つのジエミニウイルスDNA
の構築を示すものである。
TGMV−AあるいはTGM、V−8コンポーネントD
NAを含む植物の創製及び形質転換された植物中での丁
GMV−A  DNAの自律的複製の証明についても記
述する。
a、pMON305の構築 プラスミドpBH404(Bisaroら、1982)
DNA(20Pg)をEcoRI(40ユニツト)で消
化し、2.6KbのTGMV−A;7ラグメントをNA
−45膜で精製した。精製したフラグメント2μqを、
EcoRIで開裂したp M ON 200DNA0.
1μ9と混合し、仔牛アルカリフォスファターゼで処理
した。リゲーションし、次いでスペクチノマイシン耐性
を選択マーカーとしてE、  coli  MM294
細胞を形質転換せしめ、50のコロ−を得た。これらの
12のコロニーから試験用にDNAを得た。ECORI
及びCj!81を用いた制限酵素分析により、これらの
プラスミドの一つは、第2図に示されるように・、T 
G M V一へフラグメントの2つが縦ニー列で組込ま
れていることが判かった。このプラスミドをpM ON
305と命名した。
b 、 OM ON 308 及U OM ON 30
9 (7) M築プラスミドpBH602(Bisar
oら、1982)DNA (2C1g)をcza  I
(50ユニツト)で消化し、2.5kbのTGMV−B
フラグメントを精製した。精製したフラグメント2μ3
を、あらカUメCf! a  rテnn裂したpMON
200(Fraleyら、1985)0.1μびと渥合
し、仔牛アルカリフォスファターゼで処理した。リグ−
ジョンし、E、  co旦 MM294細胞を形質転換
せしめた後、スベクチノマイシン耐性の100コロ−を
得た。これらの12のコロニーから試験用にDNAを得
た。制限酵素分析の結果、これらのプラスミドの一つは
、TGMV−B  DNA3が縦に1列に組込まれてお
り、他の1つは4つが縦1列に組込まれていた。これら
のプラスミドを、それぞれpMON308.DMON3
09.!:命名し、第2図にその構造を示した。
C1丁G〜1v−△あるいは−Bコンボーネン1〜実施
例13で示したようにして得られたカナマイシン耐性の
ベチニア及びタバコカルスを、カルベニシリン50μ!
?/In!!及びカナマイシン300μ9/m2を含む
再生培地(M S 104 )  (1lorschら
、1.985 )で、健車な新芽が生長するまで、3〜
6週間生育せしめた。これらの新芽が適当な大ぎさく 
1 、5−2.5c、7+)になった時に、それらを取
り、根を定着させるための培地(rootingmed
ium  )  (MSO)  (Horschら、1
985) に、根の形成が促進されるように、新芽の先
を埋め込むようにして置いた。根を形成した1−5週後
の新芽を取り、土壌中に植え、成熟せしめた。
このようにして得られた植物が、N08i伝子とN03
−NPT  [’−NO3I伝子を含む組込まれた( 
integrated) T −D N Aを有するか
否かを確認するため、次のテストを行なった。これらの
植物においてのツバリンの発現を、ロジャース(Rog
ers )らの方法により調べた。形質転換されたベヂ
コーニア植物のN08−NPT 1!’−NO3遺伝子
の発現を調べるため、葉の組織を採取し、カナマイシン
300μσ/厩を含むMS104培地に置いた。葉の組
織からのカルスの成長により、植物でのこの遺伝子の発
現が確認された。
タバコについては、形質転換した植物の自己交雑により
得た種子を、カナマイシン300μ9 / m+2を含
むMSO培地に置いた。この培地で発芽し、成長できる
種子が、N08−NPT H’ −NO3i伝子の公子
のメンデル遺伝の法則から期待されるような割合いで、
形質転換された親の植物から得られた。
転換されたペチュニア及びタバコから全DNAを単離し
、8%(W/V)アガロースゲルで電気泳動にかけ、ニ
トロセルロース上に塗付し、pUC8及びTGMV−A
コンポーネントに特異的な挿−108’− 入配列(pMON349)を含むプローブにハイブリダ
イズさせた。ペチュニア及びタバコからの両者のDNA
は、TGMV−Aプローブとハイブリダイズし1本鎖(
SS)及び2本鎖(ds)のTGMVウィルスDNAと
コミゲイト(comigate)するバンドを含んでい
た。
形質転換されたタバコでのTGMV−8コンポーネント
の存在を確認するため、フリーDNAデリバリ−試験を
次のようにして行なった。八tume I’ac i 
ensで形質転換された遺伝子間(transgeni
c)植物のカナマイシン耐性の子孫の葉に、カーボラン
ダムによる研摩で表面に傷を付けた後で、l)MON3
37DNA (10μg/植物)を接種した。接種後1
0−20日で、TGMVI染の特徴的症状が現われた。
この症状が表われるためには、両者のT G M Vコ
ンポーネントが必要であることから、この試験により、
pMON308あるいはp〜+0N309を含むA、 
 tumefaciensで形質転換された植物中での
TGMV−Bの存在が確認された。
ベヂュニアについては、形質転換されiこ植物中でのT
GMV−8コンポーネントの存在は、TGMV−Aで形
質転換された植物との交配によって確認した。pM O
N 308あるいはpMON309のいずれかを含むA
、  tumefaciensで形質転換されたカナマ
イシン耐性のペチュニアで、nop+株の子孫を、自由
に複製する組込まれたTGMV−AウィルスDNAを有
することが知られた形質転換ペチュニアからの子孫と交
配した。
一方の親からのTGMV−Aコンポーネント及び他方の
親からのTGMV−Bコンポーネントの単純なメンデル
遺伝の法則から期待される割合いで、これらの交配から
の子孫は、TGMV感染に特徴的な症状を示した。この
結果から、DMON308あるいはpMON309を含
む八。
tumefaciensで形質転換された植物中でのT
GMV−Bの存在が証明された。
実施例2 次の実施例は、それぞれTGMV共通領域を欠くクロー
ン化されたTGMV−A及びTGMV−Bコンポーネン
トの構築を示すもので必る。
a 、  OM ON 34417) a築pMON3
44を得るためには、丁G lvi V −Aのツー1
−蛋白をコードする配列中におる非反復の3ca  T
部位を、Hindl11部位に変換する必要がある。こ
れは、pMON305DNへ 5μqを3ca110ユ
ニツトで開裂せしめることにより、達成された。3ca
  Iで開裂したp M ON 305 D N△を、
l−1indlllリンカ−(5′ −ρ CAAGC
TTG、  Nev  EH1ar+dBiolabs
 ) 40 r+gの存在下にリガーゼで処理した。
14℃で16時間後に、リガーゼを70℃で15分間不
活化し、苗温に冷却後、過剰の Hi nd  III(20ユニツト)で、37℃で2
時間処理した。このDNA約2.5μ7を、あらかじめ
HindIIIで開裂したplJCl 8DNA1.0
μqに加え、修生アルカリフォスファターゼで処理した
。リガーゼ処理した混合物で1coli  JM101
1tl胞を形質転換し、XQa、f!及びI PTGを
含むLB  Δpp−レート上選択した。50コロニー
を拵だ。そのうち二つのコロニーはDNAが挿入された
ことを示す白色であった。
これらのコロニーを、アンピシリンを含む培地で生育し
、アルカリ溶菌によりDNAを回収した。
1−1 i nd  IIl、  BamHI、  C
j!a  T及びxhO■を用いた制限酵素分析により
、これらのうち1つが正しいことが示された。挿入笛れ
たDNAのオリエンテーションは、Bam1−I  I
消化部位からであることが示された。かくして得られた
ものをpMON344 (第5図)と命名した。
b、pMON349の構築 プラスミドpMON344 (第5図)DNA(2μg
−)を、l−1indIII(10ユニツト〉及びEc
oRI(10ユニツト)で消化した。制限酵素を熱で不
活性化し、得られる消化物をリガーゼで処理した。この
混合物をJ IVI 101細胞に形質転換せしめ、次
いでXgal及びI PTGを含むLB  At)プレ
ート上で平板培養した。約400コロニーを得、そのう
ちの150コロニーは、DNAが挿入されたことを示す
白色であった。これらのうちの12のコロニーから試験
用DNAを得た。次イc−3amHI、 E CORI
及びHindilIで消化した。これらのうち1つは、
1460bl)のECORl−Hlnd  IIIフラ
グメントを有することが分った。このプラスミドを、p
MON349(第3図)と命名し、保存した。
C,l)MON350の構築 プラスミドpu08NL(第9図)DNA (2μg)
をBgj!  II  <10ユニツト)、C,eaI
(10ユニツト)及び修生アルカリフオ゛スファターゼ
で開裂した。70℃で10分間熱による不活性化後、こ
のDNAを、BOAII及びCj!a  1のそれぞれ
10ユニツトで消化し不活性化した。MON309  
DNAと一緒にした。この測合物をDNAリガーゼで処
理し、JM101細胞の形質転換に用い、次いでアンピ
シリン耐性によりm択した。300コロニーを得、その
うち12コロニーからDNAを得た。このDNAをCj
!al及びBQi 1.[T−消化し、1570bDの
Cj!a  I−BOj!IIフラグメントの存在をス
クリーニングした。このフラグメントをaolつのプラ
スミドを保存し、o M ON 350(第3図)と命
名した。
実施例3 次の実施例は、中間体バイナリ−丁1プラスミドベクタ
ー、特にジエミニウイルスプラスミドベクターが挿入さ
れるpMON505の構築に用いられる中間体ベクター
の構築について示す。
a、、l)MON50317)構築 プラスミドpMON 200 (Fraleyら、19
85)DNA (4μg>をNdeIr消化、DNAリ
ガーゼで処理した。E、  coli  fv1M29
4細胞を形質転換後、スペクチノマイシン耐性細胞を選
択し、300コロニーを得た。このうちの24コロニー
からDNAを11.、NdeIの消化により、90C)
bpのNde  Eフラグメントを欠いていることが分
った。また残存するNdelフラグメントの方向を決定
するため、BamHI、Pst  I必るいはBamH
I及びECOR■で消化した。1つのプラスミドが正し
いオリエンテーションを示し、900bc+のNde 
 Iフラグン:ントを欠いていた。これを保存し、I)
MON503(第4図)と命名した。
b、pMON505の構築 プラスミドpMON503DNA (4μg)を3ma
  I及びl−1indIIIで消化し、次イテSma
  I及びHindIIIで開裂したpTJS75D、
NA  4μ3ど混合した。DトIAリガーゼ処理後、
形質転換し、アクヂノマイシン耐性のL免虹li  M
〜1294の250コロニーを得た。このうちの12コ
ロニーから試験用のDNAを得た。
次いでSma  I及びHi nd  III: Ps
 t:  I。
Sal ■及びpst  T:及びPst  I及びS
m a I!rの消化により3.8kbのl−1−1i
ndlII−8Iフラグメン1〜の存在を調べた。これ
らのうち、1つが正しい構造を示し、p MON 50
5(第4図)と命名し保存した。
実施例4 以下の実施例は、植物細胞中へ導入するために、Tiプ
ラスミドに挿入できるようにTGMV−Aコンポーネン
トを組み立てる上で有用な各種r:F−間体プラスミド
ベクターについて証明するものである。特に、TG〜1
v共通領域に接してコート蛋白マイナス(cp−)A 
 DNA配列を、コート蛋白をコードするDNA配列が
造成しないようにTGMV−A  DNAを組み立てる
。得られるpMON352ベクターは、ジエミニウイル
ス植物プラスミドを生ぜしめるために、フリーDNAの
導入に使用される。
a、 pMON34!M)構築 プラスミドp〜l0N344 (第6図)DNA(10
μU)をHindlll及び3ca  Iで消化し、2
.6kbのHi nd  [I  TGMV−Aフラグ
メントをNA−45膜法により精製した。精製したフラ
グメン1〜5μ9を、あらかじめ    。
1−1indrl[で開裂し、1牛アルカリフォスファ
ターゼで処理したpMON505DNA  1μ9と混
合した。リガーゼ処理、E、  coli  MIv1
294細胞を形質転換後、470個のスペクチノマイシ
ン耐性コロニーを得た。12個のコロニーをアンビシリ
ン耐性テストに用い、8個が感受性であることが分かっ
た。これら8個のコロニーから試験用のDNAを取り、
2.6kbのHindll17ラグメントの存在をスク
リーニングした。2つのプラスミドが挿入部分を有し、
ECORI消化により、1つのプラスミドが第6図に示
した如き方向を示した。このプラスミドを保存し、pM
ON345と命名した。
b、DMON352の構築 プラスミドpMON345DNA (5μg)を3tu
Iで消化し、N08−NPT  II  ’ −NO8
m伝子の3′末端から142bpの部位を切断した。こ
のDNAを、pUC18合成マルチリンカ−中に有する
非反復3ma  1部位であらかじめ切断したpMON
344DNA5μりと混合した。リガーゼ処理、MM2
’94細胞の形質転換後、56個のアンピシリン及びス
ペクチノマイシン耐性のコロニーを得た。12個のコロ
ニーから試験用プラスミドを得て、BamHL Eco
RI。
BQj!II及びNde  Iによる消化によりその正
しい構造を調べ、第6図及び第7図に承り構造が分かっ
た。これらのプラスミドの1つを保存しpMON352
と命名した。
実施例5 以下の実施例は、ジエミニウイルス植物プラスミドベク
ター(pMON358)、特に、フリーDNAデリバリ
−システムに有用な、TGMV−Aコンポーネント植物
プラスミドベクターの構築を示す。また、フリーDNA
デリバリ−システムに有用なTGMV−A  DNA配
列を欠いたネガティブコントロールベクター(pMON
360)の構築を示すものである。
a、pMON358の’)a築 プラスミドpMON352DNA (1μq)をHpa
  Iで消化し、5倍に希釈し、次いでDNAリガーゼ
で処理した。MM294細胞を形質転換後、2000個
のアンピシリン耐性コロニーを得た。このうちの65個
のコロニーを、50μび7m(lのスベクチノマイシン
を含むプレート上に塗り付けた。いずれのコロニーもス
ベクチノマイシン耐性ではな刀)つだ。これらのうち1
2個のコロニーから試験用のDNAを採取し、)−1p
a  T及びHindlIIで浦化した。11個のコロ
ニーが2.6kbのHindlTIフラグメン1へ及び
1ケ所のHp8 1部位を有していた。これらの1つを
保存しpMON358 (第8図)と命名した。
b、p〜l0N360の構築 プラスミドpMON358DNA (1ag)をHin
dlllで消化し、5培にの赤釈し、DNAリガーゼで
処理した。I) IVI ON 294細胞を形質転換
後、約2000個のアンピシリン耐性コロニーを得た。
これらの12個のコロニーから試験用プラスミドDNA
を取り、l−1indlrTで消化した。そのうちの1
1個のコロニーは、−’y所のHincf111部位を
持ち、2.it)のl−1indllIフラグメントを
欠いていた。これらの1個を促存し、pMON360 
(第8図)と命名した。
実施例6 以下の実施例は、フリーDNAデリバリ−システムに有
用なジエミニワイルス発現ベクターpMON378の組
み立てのための各種中間体プラスミドの構築を示ずもの
である。、pfvlON378は80,21T及びSa
c  rで開裂され、CATDNAコード配列を放出し
、ジエミニウイルス発現ベクターpMON378へ目的
とするDNAコード配列を挿入するための部位を提供す
る。
a、f)UC8NLの構築 BetheSda Re5earch Laborat
ories、 Inc。
Ga i thersburg、 M Dから入手した
プラスミドoUc8 (ν1eira及びHessin
g、1982 )、DNA (1μ9>をECORI及
びHindIIIで消化した。次いでEcoRI及びl
−1indllI付着末端で構成される合成マルチリン
カ−40n(+を加え、混合物をDNAリガーゼ処理し
た。J fvllolを形質転換し、アンピシリン、X
Qaj!及びT PTGを含むプレート上の白いコロニ
ーを選択し、約500コロニーを得た。これらのコロニ
ーのうち12個から試験用(DNAを取り、消化により
、EcoRI、 Hi nd  IIII 、 C1a
  I。
8gff1  IIi、 Sca  T及びXho  
i部位の存石をテストした。1つのプラスミドがこれら
の特性を有し、これを保存し、1)UC8NL (第9
図)と命名した。
b、l)MON368の構築 プラスミドpUc8NL  DNA (1ag)をNd
e  Iで浦化し、マングビーン(mungbean)
ヌクレアーゼで処理して、1本鎖末端を除いた。
DNAリガーゼで処理し、E、  coli  MM2
94細胞を形質転換し、200個のアンピシリン耐性コ
ロニーを得た。これらのうち12個のコロニーから試験
用DNAを取り、Nde  I部位の欠失を調べた。N
 d e  I認識部位を欠失した1つのプラスミドの
保存し、pMON368(第9図)と命名した。
C,pMON371の構築 プラスミドpMON295は、カリフラワーモザイクウ
ィルスの358プロモーター領域から誘導される320
bo  DNAフラグメントを持つ1)MON200の
誘導体である。このフラグメントは下に示す通りであり
、その構築はRover’sら、(−1985>に記載
されている。
Ca M V 35 Sプロモーター配列の5′末端か
ら3′末端の番号は図面上の目的のためのみのものであ
る。
プラスミドpMON295DNA(2oμび)をE3g
i、  If 及ヒEcoRI(7)40.:1.二’
/トri化した。得られる330bρフラグメントをN
A−45F!法を用いて蹟製し、次いで5au3A  
10ユニツトで消化した。5aLI3Aで消化したフラ
グメントを、あらかじめBQffl  II  (5ユ
ニツト)で消化し、修生アルカリフォスファターゼで処
理したpMON368DNA  1μ9と混合した。リ
ガーゼ処理、E、  coli  fvlM 294細
胞を形質転換後、100個のアンピシリン耐性コロニー
を得た。これらのうち12’11711のコロニーから
試験用DNAを取り、pvuIIでの消化により、33
06pのDNA配列が挿入されたことが分かり、Bgj
!  II 、 EcoRV及びXmnr(7)消化ニ
ヨリ、この挿入されたフラグメントの方向が分かった。
12個のうち2個が、35Sプロモーターフラグメント
を、pM ON 368のHindl11部位に最も近
いBCII11部位に含んでいた。これらの1つを保存
し、pMON371 (第9図)と命名した。
d、pMoN369の構築 プラスミドpMON505DNA (2μ分)をEco
RI(10ユニツト)で消化し、4つのデオキシヌクレ
オチドトリフオスフェートの存在下に、E、  col
i  DNAポリメラーゼの大きなタレナラ(にlen
ow)フラグメントで処理した。リガーゼ処理し、E、
  coli  MM294細胞を形質転換後、約50
0のスベクチノマイシン耐性コロニーを(qだ。このう
ちの12個7′J1ら試験用のプラスミドを得、ECO
RIで消化した。12個のうち1個はECOR1部位を
欠いてあり、これを保存し、pMON369(第10図
〉と命名した。
e、 pMON373(7)1m E、  coli  GM48  dam−細胞カラ得
うレるプラスミドpMON369 20μqを、C1!
aIの20ユニツトr hg化し、N08−NPT I
I ’−NOSカナマイシン耐性遺伝子を有する1、5
kbフラグメントをNA−45膜法により精製した。精
製したフラグメント(′1μJ)を、あらかじめcza
  rの2ユニツトで消化し、修生アルカリフオ゛スフ
ァターゼで処理したpMON371DNA  1μ9と
混合した。リガーゼ処理、E、  coli  MM2
94細胞を形質転換後、約800個のアンピシリン耐性
コロニーを得た。これらのうちの12個のコロニーから
試験用DNAを取り、次いでCj!al及びBCI!I
IT−消化することにより、1.6kbのフラグメント
及びそのオリエンテーションが分かった。正しい構造を
(qつこれらのプラスミドの1つを保存し、p〜1ON
373(第10図)と命名した。
f、pMON370の構築 プラスミドI)MON344(第5図)DNA(1μ3
)を、AhaIIIのイソシゾマーである[)raIT
”消化し、合成CAa  Iリンカ−(5’ pCAT
CGATG、 NeW EnglandBiolabs
、 Beverly、 fvl A )の40r+gと
混合し、DNAリガーゼで処理した。リガーげ処理して
得られる混合物をCj!a  I(50ユニツト)で消
化笹、得られたD N Aフラグメントを、あらかじめ
CI!、aIで開裂し、仔牛アルカリフォスファターゼ
で処理したpMON316DNA (1μq)にに加え
た。リガーゼ処理、形質転換後、500個のスベクチノ
マイシン耐性コロニーを得た。これらのうち12個から
試験用DNAを取り、C−jlaIで消化した。これら
のプラスミドのうち1つは、ECORI及びNC0j!
部位を有する1kbのCj!a  Iフラグメントを持
っていた。このプラスミドを保存し、pMON370(
第10図)と命名した。
G、DMON374の構築 プラスミドpMON370DNA (5μg)をCj!
a  I(20ユニツト)で消化し、あらかじめC1a
  I(2ユニツト)で消化し、仔牛アルカリフォスフ
ァターゼで処理したp〜IC)N373DNA0.2μ
qと混合した。リガーゼ処理、L 並置 MM 294
細胞を形質転換後、300個のアンピシリン耐性コロニ
ーを得た。スペクチノマイシン感受性のコロニーのうち
の12個のコロニーから、試験用DNAを調製した。6
個のコロニーは、1kbのCI!a  Iフラグメント
を有していた。EcoRIによる消化により、これらの
プラスミドのうち4つが、第12図に示す如きオリエン
テーションのCj!a  Iフラグメントを有していた
。このうちの1つを保存し、pM ON 374と命名
した。
h、DMON550の構築 プラスミドp U Cl 9 (Yanisch−Pc
rron  ら、1985)DNA (1ag)を、H
indIII(2ユニツト)及びEcoRT(2ユニツ
ト)て消化し、合成りNAマルヂリン力−(@11図)
と混合した。リガーゼ処理、E、  coli  JM
101細胞の形質転換後、約500個のコロニーを、ア
ンピシリン、Xgal及びI PTGプ1ノート上で得
た。12個の青いコロニーから試験用のDNAを調製し
た。次いでEC0RI。
BgI  II 、 Nco  I、 Sac  I 
 及びHindrIIで消化した。これらの制限酵素の
認識部位を含む1つのプラスミドを保有し、pMON5
50 (第11図)と命名シタ。
i、pMON375+7)mW プラスミドp〜l0N2414<第12図)DNA (
20μg)を、NCOI(50ユニツ1〜)で消化し、
クロラムフェニコール アセチルトランスフェラーゼ(
CAT)をコードする配列を有する940bpフラグメ
ントを、NA−45膜法により精製した。このフラグメ
ント(2μ9)を、あらかじめNCOI(5ユニツト)
で消化し、修生アルカリフォスファターゼで処理したプ
ラスミドp M01N550DさIA(iμ9ンと混合
した。
リガーゼ処理、E、  qoli  fvlM 294
jlAPf&の形質転換後、約500個のアンピシリン
耐性コロニーを得た。このうちの12個から試験用DN
Aを調製した。同じ12個のコロニーについて、25μ
g/dのクロラムフェニコールを含むLBプレート上で
クロラムフェニコール耐性をテストした。
これらのうち6個のコロニーはクロラムフェニコール耐
性であった。この6個は、第12図に示したようなオリ
エンテーションで、pMON 550でプラスミド中に
940bpのNco  Tフラグメントを有していた。
このうちの1個を保存し、ρft/+0N375と命名
した。
j、pMoN377の構築 プラスミドpMON375DNA (50μg)をSa
C■(50ユニツト)、及び+3Qj!IT(50ユニ
ツト)で消化し、得られるCΔTコード配列を持つ96
0bpフラグメントをNA−45膜法により精製した。
このBQj!  II −8ac  1フラグメント(
1μg)を、あらかじめE3Qf  If  <5ユニ
ツト)及びs B C丁/ 3−1 ニット)で消化し
たpM ON 374 D N A  1μqと混合し
た。リガーゼ処理、E、  coli  MM294細
胞の形質転換後、アンピシリン耐性コロニーを得た。こ
れらのコロニーについて、25μJ/dのクロラムフェ
ニコールに対する耐性をテストした。これらの12個か
ら試験用のDNAをIIし、BOj!II及びSac 
 I消化により、960bpのCATフラグメントの存
在を分析した。これらのうち1つのプラスミドが正しい
構造(第12図)を示し、これを保存し、ρMON37
7と命名した。
k、 pMON376の構築 プラスミドpMON344 (第5図及び13図)DN
A (5μ9)をSma  I(iQユニ’zト)及び
ASU  II  (10ユニツト)で消化し、DNA
ポリメラーゼの大きなりレナウ(Kleno+v)フラ
グメントで処理した。リガーゼ処理、E、  coli
MM2941胞の形質転換後、1個のアンピシリン耐性
コロニーを得た。試験用DNAを調製し、Sma  i
、 H1ndIrI、及びSph  Iでの消化により
、Sma ■からASUIIのフラグメントの欠失を調
べた。正しい構造のものを保存し、pMON376 (
第13図)と命名した。
1、p!vlON378の構造 プラスミドpMON376DNA (20μ9)をHi
 nd  III(20−1ニツト)及びSac  I
(20ユニツト)で消化し、1qられるTGMV−A2
.5kbフラグメントをNA−45膜法により精製し、
あらかじめHindlIJ及びSac  Iで消化した
1)IVION377DNA (1μg)と混合した。
リガーゼ処理及び形質転換後、アンピシリン耐性コロニ
ーを得た。12個のコロニーから試験用DNAを調製し
、sac  I及び)1indlII及びEC0RIで
消化した。このうちの1つのプラスミドが、正しい挿入
配列及び5.4kblklすれたところに2個のEco
RI部位を有していた。これを保存しpMON378 
(第13図及び第14図)と命名した。
実施例7 以下の実茄例は、中間体プラスミドp〜l0N379か
らのプラスミドp M ON 380の構築を示すもの
である。pMON380は、主たる知られたフレームは
すべて発現が防止されたT G M V −Δコンポー
ネントを持つ。p〜1ON380は、フリーDNAデリ
バリ−システムのネガティブコントロールとして有用で
あり、TG〜IV−ADNAは、形質転換された植物中
では複製不能になっている。
a、pMON379の構築 プラスミドptvlON376DNA  1μ分をCj
!aI(2,:+−ニツ[〜)及びBamHI(2ユニ
ツト)で浦化し、[)NAポリメラーゼの大きなりレナ
ウ(Klenow)フラグメントで処理した。リガーゼ
処理、E、  coli  MM294細胞の形質転換
後、アンピシリン耐性のコロニーを得た。12個のコロ
ニーから試験用のDNAをの調製した。次いで、欠損誘
導体を開裂する3am)(Iで消化し、ざらにE、  
coli  fvlM 294に似たdam“細胞中か
ら得られるCj!a  Iであって、目的とする欠−1
31’− 損誘啓体は開裂しないC1a  Iで消(ヒし、次いで
)−1indIII及びSac  Iで消化して、約1
.9kbの欠損フラグメン1〜を同定した。プラスミド
の1つはこれらの特徴を有しており、保存し、1)MO
N379 (第15図)と命名した。
b、pMON380の構築 プラスミドpMON379DN−A (20μり)を5
can  I(20ユニツト)及びHindlII(2
0ユニツ1〜)で消化し、得られる1、9kbフラグメ
ン1〜をN A −4,5膜法により精製した。フラグ
メント(3μg)を、あらかじめ3ca  I(2ユニ
ツト)及びHi nd  III(2]ニツト)で消化
したDMON377DNA  1μびと混合した。リガ
ーゼ処理、形質転換後。アンピシリン耐性のコロニーを
得た。12個のコロニーから試験用のDNAを調製し、
1.9kbのSac  l−H1ndIIフラグメント
の存在を分析した。1つのプラスミドがこの構造を示し
、これを保存し、pMON380 (第15図)と命名
した。
実施例8 以下の実M1例は、フリーD N Aデリバリ−システ
ムのベクターどして有用なりlv[)N378を、Ti
テ゛リバリーシステム用の植物プラスミドベクターとし
て有用なpMON382に変換させるための、各種中間
体ベクターの構築を示すものである。特に、l) MO
N 378中にある1)UCDNA配列をρMON50
5DNA配列で置換した。
a、l)MON521の構築 プラスミドp M ON 505 D N A (1μ
g)をXma  I(2ユニツト)で浦化し、DNAポ
リメラーゼの大きなりレナウ(Klenow)フラグメ
ント処理した。リガーゼ処理、J〜11o1細胞の形質
転換後、80個のスペクチノマイシン耐性コロニーを得
た。12個のコロニーから試験用のDNAを調製した。
次いで3ma  Iで消化してSma  I(Xma 
 I)部位の欠失を調べた。1つのコロニーが3ma 
 1部位を欠失しており、これを保存し、pMON52
1 (第16図)と命名した。
b、ρMON3/2の構築 プラスミドpMON 120 (Fraleyら、19
83)DNA (20μy)をStu  I(20ユニ
ツト)及びEcoRI(20ユニツト)で消化し、St
u  I(2ユニツト)及びEcoRI(2ユニツト〉
で消化したt)MON521 1μ9と混合した。リガ
ーゼ処理後、混合物を3ma Iで消化、E、  co
li  MM294の形質転換に用いた。400個以上
のスペクチノマイシン耐性のコロニーを得た。これらの
12個のコロニーから試験用DNAを得、Sma  1
部位の欠失、及び第二番目の3aml−I  I部位の
欠失による1゜6kbのN08−NPT II ’−N
OSフラグメントの欠損をスクリーニングした。これら
のうち1つが正しい構造を示し、これを保存し、pMO
N372(第16図)と命名した。
c、、DMON381の構築 プラスミドpMON377DNA (20μ9)をSa
c  I(20tニツト)及びECORI(20ユニツ
ト)で消化し、NA−45膜法により、3 、5 kf
>フラグメン1を精製した。精製したフラグメンl−5
μ9を、あらかじめEcoRI(2ユニツト)及び3a
c  I(2ユニツト)で開裂せしめDNANカリゼ処
理したp〜1ON372DNA1μびと混合した。E、
  coli  MM294細胞を形質転換後、約10
0個のスベクチノマイシン耐性コロニーを得た。これら
の12個のコロニーから試験用DNAを調製し、ECO
RI及び3ac  Iで消化し、3.5kbの挿入部(
ヴが確ル2された。この挿入部位を有する1つのプラス
ミドを保存し、pMON381 (第17図)と命名し
た。
d、t)MON382の構築 プラスミドpMON376DNA (20μび〉をHi
 nd  III(20−Lニット)及び3ac  1
(20ユニツ1〜)で消化し、得られる2、5kl)フ
ラグメン1〜をN A −45膜法により精製した。こ
のフラグメント2μJを、あらかじめ Hi nd  III(2ユニツト)及び5acr(2
]−ニラ1〜)で開裂したpMON381DN△(1μ
9)と混合した。リガーゼ処理、E、  coli:〜
1〜12941!11胞を形質転換後、スペクチノマイ
シン耐性コロニーを得た。これらのうち12個のコロニ
ーから試験用DNAを調製し、これをHindlII及
び3ac  lで消化することにより、2.5kbの挿
入部位の存在が示された。この1つのプラスミドを保存
し、ρ1vlON382(第17図及び第18図)と命
名した。
実施例9 以下の実施例は、Tiプラスミドデリバリ−システムの
ネガティブコントロールとして用いられるベクターの構
築を示す。特に、l)MON383は、Al−1,Al
2及びAl3の転写解読枠が除かhたTGMV−A  
DNAを持つ。
a 、 OM ON 383 (7)構築プラスミドp
MON、379DN△(20μg)をHind  II
I(20ユニツト)及びSac  I(20ユニツト)
で消化し、得られる1、9kbのフラグメントをN A
 −4,5B!r!法により精製した。
この1.9kbのフラグメン1〜2μ9を、あらかじめ
Hi nd  III(1ユニツト)及び3ac  I
(2ユニット)で消化したl)MON381DNA  
’1μグと混合した。リガーゼ処理、E、  coli
  M〜1294細胞を形質転換後、スペクチノマイシ
ン耐性コロニーを得た。これらのうち12個のコロニー
から試験用DNAを調製し、HindIIT及びSac
  Iでの消化により、1.9kbの挿入部位の存在が
示された。この1つのプラスミドを保存し、pMON3
83 (第19図)と命名した。
実施例10 以下の実施例は、コート蛋白遺伝子の代わりに、CAT
遺伝子を有するTGMV−A  DNAが挿入され、T
GMV−A  DNAは直接反復DNAセグメントに接
しているl−iプラスミドからなるpMON417の構
築を示す。
a、 pMON333の構築 pMON550 2μグをBgj!II5ユニットで消
化し、仔牛アルカリフォスファターゼで処理し、あらか
じめXhoI110ユニットで消化したpBH4042
μびと混合した。DNAリガーゼ処理、E、  col
i  MM394細胞を形質転換後、200個のアンピ
シリン耐性コロニーを得た。12個のコロニーを制限酵
素分析によりスクリーニングし、正しい構造を示す1個
を保存し、DMON333 (第23図)と命名した。
b、CMON414の構築 プラスミドpMON333DNA  5μびを、Eco
RI  10ユニツト、Xho  II 10ユニツト
で消化し、仔牛アルカリフォスファターゼで処理し、次
いでEcoR丁 10ユニツト及びBQj!  II 
10:i−ニットで消化したptVI ON 377D
NA  5μ9と混合し、DNAリガーゼ処理し、E、
  coli  MM294細胞の形質転換に用いた。
173個のアンピシリン耐性コロニーから12個のコロ
ニーをアルカリ細胞溶解に付し、制限酵素分析によりス
クリーニングした。正しい構造を示した1つのコロニー
を保存し、pMON414(第23図)と命名した。
C,I)MON351(7)構築 1)MON345DNA  2μ9をEcoRI5ユニ
ットで消化し、5倍に希釈し、次いでDNAリガーゼで
処理して、E、製置 IVI M 294細胞を形質転
′!A−t!bめるために用いた。約250個のスベク
チ、ノマイシン耐性コロニーのうちの12個から試験用
DNAを調製し、2.8kbのECORIフラグメント
の欠撓をスクリーニングした。フラグメントを欠いた1
つのコロニーを保存し、pMON351 (第24図)
と命名した。
d、DMON416の構築 pMON414.DNA  5uqを)−1indlI
110ユニツト、及びAsu  II IC)r−ニッ
トで消化し、あらかじめHind  III  10ユ
ニツト及びAsu  H1Qユニットで消化したp M
 ON 3445μqと混合した。次いでDNAリガー
ゼ処理し、E、  coli  MM2941胞を形質
転換し、アンシピリン耐性菌を選択した。300個のコ
ロニーのうち12個をアルカリ細胞溶解に酊し、次いで
制限酵素分析を行なった。正しいパターンを示す1つの
コロニーを保存し、p M ON 416(第24図)
と命名した。
e、pMON417tD構築 pl還1ON35’1D1NA   5μり:’iEc
:OR110ユニツ1へで消化し、分生アルカリフォス
エートで処理し、DNAリガーゼの存在下に、ECOR
I  10ユニツトで消化した。 fvl ON 41
6DNA  5μUと混合した。リガーゼ処理、L 凹
 IVI lvl 294細胞を形質転換後、300個
のスペクヂノマイシン耐性コロニーを得た。これらのう
ち12個のコロニーを制限酵素分析に付し、これらのう
ち正しいパターンを示す1つを保存し、OM○N417
 (124図及び第25図)と命名した。
実AIj例1ゴ 以下の実施例は、TGMV−A  DNA配列あるいは
その部分からなる反lDNAセグメン1−に直接接して
いる遺伝子であって、形質転換細胞にメトトレキサー1
〜VfI性を付与しうる蛋白をコードするDNA配列が
発現することを可能にする遺伝子からなるpMON35
4の構築を示す。
a、 pMON800(7)構築 pMON505 (第5図)DNA  10μσをSm
a  Iにより完全に消化し、次いでNde  Iで部
分的に消化して、得られる7、3kbのフラグメントを
、pBR322の019kbのNde  I(ヌクレオ
チドNo、  2297)−1)ra  I(No、 
3232)フラグメントと混合した。ヌクレオチドNo
、は、ス1〜クリア (SutcliN) (1978
)の配列からのものである。リガーゼ処理、J IVI
 1011胞の形質転換後、これら2つの結合したフラ
グメントを有する1つのプラスミドを同定した。
このプラスミドを保存し、DMON800(第26図)
と命名した。
bl)lvlON801の構築 オクトピンシンターゼ遺伝子及びオクトピンT−DNA
  TL右側のより広い配列を含む、pTiA6の3.
5kbのSma  I(n、11207>−8tu  
I(n、14675)フラグメン1〜を、DMON80
0の非反復配列3tu  1部位に挿入した。pTiΔ
6はオクトピンタイプのTiプラスミドである。オクト
ピンシンターゼ遺伝子及びオクトピン丁−DNA  T
L右側のより広い−141’− 配列を含む相当するD NAフラグメントは、pTiB
6S3. pTiACH5あるいはpTi15955の
ような他のオクトピンタイプのTiプラスミドからも得
ることができる。ヌクレオチドNo、は、Barker
ら(1983)、の配列からのものである。JM101
細胞を形質転換後、スベクチノマイシン耐性形質転換体
を選択し、正しい方向く第26図)のpTiA6フラグ
メントを有するクローンを同定した。このプラスミドを
pMON801と命名した。
c、pMON809 キメラN03−NPT II ’ −NOSカナマイシ
ン耐性遺伝子をコード化するpM ON 801の1.
8kbのStu  l−Hlnd  HIフラグメント
を、キメラメトヒレキサ−1〜耐性遺伝子を持つ1.4
kbのStu  I−Hi nd  IIIフラグメン
トと置換した。このキメラ遺伝子は、pMON295(
第12図)のCa〜IV  358プロモーターと、そ
れに連結した、メトトレキサート耐性dhfr酵素をコ
ード化するマウスジヒドロ葉酸還元酸素を持つ6601
)ρのフラグメントからなる。ポリアゾニレ−ジョンシ
グナルは、NO33’非翻訳領域から提供される。得ら
れるプラスミドをpMON809 (第27図)と命名
した。
d、pMON347の構築 プラスミドpMON809.5μ7を HindllIで洲化し、修生アルカリフォスファター
ゼで処理した。プラスミドptvlON344DNA 
 5119をHindTIIで消化し、HindIII
で消化したpMON809DNAと混合し、DNAリガ
ーゼで処理し、受容能力のあるE、  coli  M
M294細胞の形質転換に用いた。
約130個のアンピシリン耐性コロニーを得た。
その12のコロニーをアルカリ細胞溶解に付し、制限酵
素分析を行なった。正しい構造を示したプラスミドの1
つを保存し、pMON347 (第28図)と命名した
e 、 D M ON 354 II’) 1m ZE
、  coli  0M48  dcm−細胞から調製
されるp1’vl O+N 347 D N Aの5μ
りを3tu[)10ユニツ1〜で消化し、3ma110
ユニットで消化したpMc1344  ONA  5μ
グと混合した。DNAリガーゼ処理後、混合物をMM2
94細胞の形質転換に用いた。50個のアンピシリンー
アクチノマイシン耐性コロニーを得、そのうちの12個
のコロニーをアルカリ細胞溶解し、制限酵素分析に付し
た。正しい構造を示す1つのコロニーを保存し、pMO
N354(第28図)と命名した。
実施例12 以下ノ”X k 例ハ、EcoRI1位に、TGMV共
通領域に隣接したTGMV−Aコンポーネントの完全な
コピーを挿入したp M ON 505ベクターからな
るl)MON337の構築を示す。この実施例12は、
また、T G M V共通領域を含まないTGMV−A
  DNA配列ニ隣接L tc T G M V −A
コンポーネントの完全なコピーが挿入されたpMON5
05ベクターからなるpMON341の構築を示す。各
種の中間体ベクターもまた記載されて5゛・る。
a、pfvlON337の′M4築 pMON351DNA  5μ9をECOR110ユニ
ツトで消化し、修生アルカリフォスファターゼで処理し
て、EcoR110ユニツトで消化したpBH404D
NA  5μ9と、DNAリガーゼの存在下、混合した
。リガーゼ処理後、E、釦 MM294細胞を形質転換
し、50周のスペクチノマイシン耐性コロニーを得た。
これらのうち12個のコロニーを、制限酵素分析し、p
MON351のTGMV−Δ配列と同じ方向の、1)B
H404の2.6kb(7)TGMV−AECORIフ
ラグメント〜が挿入された1つのコロニーを保存し、p
MON337 (第29図)と命名した。
b、  pMON346 の4M 築 pMON505 (第5図)DNA 10μグを、Hi
ndlIIで完全消化し、アルカリフォスファターゼで
処理し、次いでl−1indIIIで消化したplvl
ON344DNA  10μ9とともにリガーa処理し
た。受容能力のあるM lν1294細胞を形質転換し
、50個のスベクチノマイシン耐性コロニーを得た。こ
のうち12個のコロニーを制限酵素分析に付し、pMO
N5Q5に、pM ON 344の2.6kbの丁GM
V−A  Hi nd  lll7ラグメントが挿入さ
れた1つのコロニーを保存し、pM1ON346と命名
した。
c、pMON336の構築 1)MON346DNA  10μ9を、ECORIで
完全消化した。このDNAをリガーゼ処理し、受容能力
のあるMM 294細胞を形質転換し、50個のスベク
チノマイシン耐性コロニーを得た。このうち12個のコ
ロニーを制限酵素分析に付し、1,4kbのEcoRI
フラグメントを欠失した1つのコロニーを保存し、l)
MON 336(第30図)と命名した。
d、 pMON341の構築 DMON336の10μ3を、ECORrで消化し、ア
ルカリフオスファターげで処理し、次いでDNAリガー
ゼの存在下、EcoRI  10ニニットで消化した1
)BH404DNA  5μJと混合した。リガーゼ処
理後、E、  coli  fv1M294細胞を形質
転換し、50個のスペクチノマイシン耐性コロニーを得
た。このうち12個のコロニーを制限酵素分析に付し、
l)MON336に、1)BH404の2.6kbのT
GMV −AEcoRIフラグメントが挿入された(p
〜l0N336のTGMV−Δ配列と同じ方向)1つの
コロニーを保存し、pMON341(第30図)と命名
した。
実施例13 以下の実施例は、本発明の各種ジエミニウイルスベクタ
ーで形質転換した植物の創製及び選択を示す。この実施
例は、更に、本発明のジェミニウイルス植物プラスミド
を用いた、外来DNA配列の植物での複製及び発現を示
す。
a、ペチュニア細胞の形質転換 表面滅菌したペチュニア[ペチュニア・ハイブリダ(P
ejlln!a hybr ida )コの葉から、直
径6 mm(1/4インチ)の莱のディスクを1得た。
それを、M S 10.1寒天培地上で2日間培養し、
傷をつけた表面に、部分的に細胞壁が形成されるのを促
進ゼしめた。無毒化したf)TiB6S3−8E及びp
MON305.pMON337.pMON341、pM
ON352.pMON354. pMON382あるい
はpMON382のいずれかであって28°Cでルリア
ブロース(Luria broth ) T: −晩生
前せしめ、ゆるやかに撹拌したものを含むA、  tu
mefaciens細胞培地に、上記で得られる葉のデ
ィスクを沈めた。次いでディスクをバクテリアサスペン
ションから取り出し、乾かし、次いで、MS104寒天
培地に逆さまにして接種した。2゜3日後に、ディスク
を、1mlあたり50μqのカルベニシリン、及び、p
MON305.pMON337、pMON341.pM
ON352゜pMON382あるいはp tvl ON
 383で処理したディスク用には1m(!あたり3.
OOugのカナマイシン:pMON354で処理したデ
ィスク用には450μ9/1のメトトレキサートを含む
M 5104の選択培地に、移した。pMON352あ
るいはp〜l0N354で形質転換したディスクの選択
のために、500μり/−のセフオドキシを培地に加え
た。
が取り、DMON200 、 pM ON 305 。
1) M ON 308 、 pM ON 309及び
ヘルパープラスミドpTiB6s3−8Eを含む A、  tumefaciens r4[1胞で、上記
したペチュニア細胞の場合と同様にして処理した。これ
らで形質転換された細胞から、実質的な包のカナマイシ
ン耐性カルスが得られた。
c、DNA分析 選択培地に移して4−10日後に、全DNAを、Del
laporta (1983)の方法により、葉のディ
スクから単離した。6個のディスクより、全量0.5■
の組織を得た。この切断されていないDNAを、前記し
たサザーンプロットハイプリダイゼーション法により調
製した。32P−ラベル化プローブを用いて、pUc8
DNA及びr G lvl V−△コンポーネントに特
異的な挿入部位を含むDNA複製体を、前記した方法に
より同定した。
d、結果 pMON352を含むALtumefaciensで処
理された葉ディスクのサザーンプロット分析により、T
GMV−Aコンポーネント、アンピシリン耐性遺伝子を
含むpUC18フラグメント及びN08−NPT II
 ’−NO8遭伝子からなる約7.0キロベース(kb
)の自律的に複製した超らぜんd S −DNA分子と
断定される部分にバンドが現われた。pMON354を
含むA、  tumefaciensで処理された葉デ
ィスクから調整されたDNAについては、サザーンプロ
ット分析により、TGMV−A−1ン*−ネ’、i’r
−1pUC18(7)アンピシリン耐性遺伝子、及びC
aMV35Sプロモーター並びにDHFR−NOSコー
ド配列からなるDNA配列から構成される、約5,7k
bの自律的に複製した超らせんds−DNAと断定され
る部分にバンドが現われた。
pMON382を含むA 、  tumefaCl−但
態一テ%理しに葉ディスクから得たDNAのサザーンプ
ロット分析により、T G tvl V −A  D 
N A配列、N03−NPT  II ’ −NO8m
伝子及公子atvlV35S−CATm伝子か公子る、
約4.5kbの自律的に複製した超らせんds−DNA
と断定される部分にバンドが坦われた。
4.6kbのバンドは、CΔ丁あるいはN03−NP丁
II ’ −NO3DNA配列に特異的なプローブによ
っても検出された。更に、pMON382を含む醪 t
umefacicnsで処理された葉ディスクから得ら
れるDNAを、13oz+iあるいはBamHIで消化
したものについてのIナザーンプロット分析により、B
Qj! IIで消化したDNAについては約4.6kb
のフラグメントを含むリニアーds−TGMV−Aが、
B a m HI T’ n’5化したDNAについて
は約2,8kb及び1,8kbのフラグメントを含むリ
ニア=ds−TGMV−Aと判断されるバンドが現われ
、これによりpMON382ベクターから得られる自律
的に複製した植物プラスミドD N Aの存在が確認さ
れる。
p〜1ON337あるいはo M ON 341を含む
八、  tumefacicnsで処理された葉ディス
クから得られるDNAのサザーンプロット分析により、
自律的に複製した。TGMV感染植物からの超らせんd
s −DNA及びss−TGMV−A  DNAととも
に移動するバンドが珂われる。
上記した結果から、ベクターを含むジエミニウイルスは
、植物細胞中で外来DNA配列を複製し発現せしめるこ
とが可能であることが、明らかに証明される。更に、こ
れらの外来DNA配列は、それと置換されるジエミニウ
イルスゲノムON△配列と同じあるいはそれより大きい
(例えば4.3kb)ことも可能であり、また植物細胞
中での外来DNA配列の複製及び/又は発現は、自由な
く例えば自律的な)、プラスミドDNA分子を含むジエ
ミニウイルスの複製の一部として起こり得ることが、上
記の結果より証明される。更に加えて、ジエミニウイル
スDNA、特にTGMV−A  DNへは、挿入された
外来DNA配列を保持し・つつ、自己をクロモシーム及
び/又はT−DNA配列から放出せしめて自律的にDN
A分子を複製できることが証明される。更にまた、ジエ
ミニウイルスのコート蛋白遺伝子の阻止及び/又は除去
によっては、ジエミニウイルスのコート蛋白をコードす
るDNA分子(例えばTGMV−ADNA)の、形質転
換された植物細胞中での自律的複製の能力を妨げないと
いうことも証明される。
プラスミドDNA分子の自律的な複製という形での植物
内での外来DNA配列の複製を証明する上記した実施例
のすべてにおいて、外来DNA配列は、重複DNA配列
に接している。これらの特に好ましい態様においては、
重?!!DNA配列は、ジエミニウイルスDNA配列(
例えばTGMV−A  DNA)あるいはその部分から
構成される。
ptvl ON 341 カ’B m導;c!れるTG
MV−ADNA分子の自律的′FIJ製の効果的な形態
から示されるように、重′fiDNA配列におけるジエ
ミニウイルス(例えばTGMV>共通領域の存在は、プ
ラスミド形成に必須ではない。それ故、そこに外来DN
A配列が挿入されたジエミニワイルスコート蛋白をコー
ドするDNA (例えばT G MV −ADNA)に
接するDNA配列は、充分な長さのいずれの重1DNA
配列、及び染色体DNA及び/又はベクターDNA分子
から自律的に複製したプラスミドDNAの放出を促進す
る相当するDNA配列を含むことができる。これらのベ
クター分子の変化体及びそれから得られるプラスミドD
NA分子を構築することが可能であり、それらは、ここ
に記載した態様の等価物と考えられる。
実施例14 以下の実施例により、本発明のジエミニウイルスベクタ
ーの形質転換植物内での移動性、及びそのような移動性
を有するベクターが接種部位とは違う植物組織中で外来
DNA配列を複製し発現することができることが示され
る。特に、CAT遺伝子が挿入されたTGMV−A  
DNAを含むpMON417を用いて、予めTGMV 
−BDNΔで形質転換された植物の断片に、接種した。
野性型のN1cotiana  benthamian
a植物及び実施例1に示した方法によって合られる丁G
〜1−Bコンポーネントの縦列コピーを含む植物(B−
植物)を、いくつかの葉が現われるまで(2−4週間〉
土壌中で生育せしめた。この段階で、2−3つの葉を残
してかみそりの刃で茎を切って、それぞれの植物の上半
分を除いた。その後直ぐに、pMON417を含むAg
robacter:um  (栄餐プレート上で生育)
を、滅菌つまようじを用いて、切った植物の茎の上に広
げた。萎黄病のスポットが、接種したB−植物の新しく
成長した葉に現われた時に(2−4週間)、葉の組織を
、野性型及びB−植物から取り、DNA分析及びCAT
活性アッセイに付した。野性型の植物の茎からの葉は数
週間正常のままであった。
Del 1aportaら(198]にJ:って記載さ
れた方法を用いて、葉組織から全DNAを単離した。
この非切断DNAを、0.8%(W/V ) アカロー
スゲル電気泳動に付し、ニトロレルロース上に塗布し、
サザンプロット法により、TGMV−Aコンポーネント
に特異的なプローブにハイブリダイズさせた。自費的に
複製した1本鎖及び27F、鎖の形態のTGMV−Aコ
ンポーネントに関連したバンドとのハイブリダイゼーシ
ョンが、その茎に接種したB−植物の葉からのDNAで
観察された。
また、その茎に接種された野性型の植物の葉からのDN
Aでは、ハイブリダイゼーションは観察されなかった。
この結果から、外′5F!、遺伝子(例えばCAT)を
含むT G M V −Aコンポーネントは、自律的に
複製することができ、またB−コンポーネントが絹み込
まれたコピーを含む植物の細胞から細胞へ移動できるこ
とが判る。
更に、自律的複製及び外来DNA配列の移動性に加えて
、本発明のベクター(よ、植物中で外来DNA配列を発
現することが示された。特に、1vlON417を含む
Agrobacteriumで茎に接種された野性型及
びB−植物からの葉の組織について、前記した方法によ
り、CAT活性をアッセイした。野性型の植物の揚台に
は、低レベルのCAT活性が検出され、一方、B−植物
の場合には、高レベルのCAT活性(例えば約10−3
0倍〕が検量された。野性型の植物の場合における低レ
ベルのCAT活性は、野性型植物細胞内の内因性のCA
T活性から生じたものか、あるいはp’fvlON41
7を含む八grobacteriu+n k:よル二次
的汚染により生じたものであり、それ故に、低レベルの
CAT活性は、八grobactcriumにおける内
因性のCAT活性あるいは染色体に組み込まれたCAT
i伝子に公子CATの生成を反映したものである。CA
T31伝子が挿入されたTGMV−ADNAを含むプラ
スミドDNAの、B−植物の葉における存在は、有意に
高いレベルのCAT活性と関連している。しかしながら
またこのことによって、B−植物のみが、プラスミドD
NA分子中中に保持されたCATi仏子を発現している
ことが示される。これらの結果の創1ま大ぎく、次のこ
とが証明される。すなわち、本発明のジエミニウイルス
ベクターは、自律的に複製したDNA分子(例えばプラ
スミド)に含まれる外来DNA配列を複製し発現するこ
とができる、そしてこれらのプラスミド分子の生成によ
って、新規ベクターで形質転換された植物において、遺
伝子に特異的な物質の生産が増幅される、モしてT G
 M Vコート蛋白プロモーターが、外来DNA配列の
発現を引き起こすことができる、そしてTGMV−△と
TGMV−Bの存在は、本発明のベクターによる形質転
換の結果生ずるプラスミドDNA分子のシステミツク(
systemic)な移動には必要である。
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【図面の簡単な説明】
以下の図面において、矢印は、5′末端から3′末端へ
の配列の方向を表わす。関係のある制限酵素部位のみが
示されている。マーク付けされたDNA領域は、図面上
の目的から付けられたものであって、スケールを表わず
ものではない。アンピシリン、クロラムフェニコール及
びスペクチノマイシン耐性遺伝子は、それぞれ、Ap’
。 cm’ 、spc  で略記する。くねくねと曲った線
は、取り除かれた、相当する制限酵素部位を表わす。プ
ラスミドあるいはDNAフラグメントの−169= トを表わす。斜線部分はr G Nr1°V共通領域を
表わし、その中の黒い部分は、高度に保持されたジ工に
T G M V−△ DNAのタンデムコピーが挿入さ
れたpMON200を含むpMON305の構築を示す
。TGMV−A  DNAは黒の太線で表4つのT G
 M V −B  D NAのコピーを持つpMON2
00を含むpM ON 308及びpMON309の構
築を表わす。黒い太線は、TGMV−B  DNAを表
わす。 第3図は、共通領域が除かれたT、 G M V−△D
NAを有するpMON349及び共通領域が除かれたT
GMV−B  DNAを有するp M Q N 350
の構築を示す。 第4図は、コインテグレイトTiプラスミドベクターで
あるpMON200から得られる、バイナリ−Tiプラ
スミドベクターpMON505の構築を示す。黒の3角
形で示されるNRBは、ツバリンT−DNAのライト・
ボーダーを示す。黒塗りのRK2は、バクテリアのor
i領域及び接合伝達領域を示し、Ori下は伝達開始点
、Or : Vは複製開始点を示す。下の横線は、pM
ON505の指示した部分の、制限酵素認識部位を示す
。Spc/5trRは、スベクチノマイシン/ス1〜レ
ブトマイシン耐性遺伝子を示す。 第5図tよ、pMON305から単離された2、5kb
の3ca  Iフラグメントが、Hind111部位に
挿入されているpLJc18プラスミドを含むpMON
344の構築を示す。斜線を引いた部分は、TGMV共
通領域を示り。 第6図は、TGMV−A  DNAのダイマーを、直接
的に繰り返すDNA配列として持つρMON352の構
築を示す。TGMV−A  DNAは、黒い太線部分で
示され、斜線部分はTGMV共通領域を示す。 第7図は、pMON352における、同定された対応す
るDNAコード配列を示す。 第8図は、pMON352からのpM1ON360のS
築を示す。黒い太線は、IG〜IV−ADNA配列を示
し、斜線部分はT G IVI V共通領域を示し、点
線はカナマイシン耐性遺伝子(NO8−NPT  II
 ’−NO3)を示す。 第9図は、Bgff111部位にCaMV35Sプロモ
ーターが挿入された陶工pucsプラスミドからなるp
MON371の構築を示ず。 第10図は、pMON373及びpM ON 370の
a築を示ず。pMON370の黒い太線はTGMV−A
  DNAを示し、斜線部分はTGMV共通領域を示す
。 第11図は、pMON370から単離されたC1a  
Iフラグメント上の1kbのTGMV−ADN、Aフラ
グメントが、C1a 1部位に挿入されりp M ON
 373 ヲ含むl)MON374(7)構築を示す。 また、1)UCl3  EcoRl−H1ndIIIフ
ラグメントの代わりに、合成マルチリンカ−が挿入され
た修正pUC19を含む1)MON 550(7)構築
を示す。pMON550上の黒い太線は、合成マルチリ
ンカ−を示す。 第12図は、pMON377の構築を示す。黒い太線は
CAT  DNAコード配列を示す。 第13図は、pMON378の構築を示づ゛。黒い太線
は、第14図のDNへ配列6を表わす。斜線部分は、T
GMV共通領域を示す。黒く太い丸印は、TGMVコー
ト蛋白(cp)ポリADNAシグナル配列を示す。 第14図は、pMl0N378の同定された相当づ−る
DNA配列を示す。黒く太い丸印は、TGMVコート蛋
白(cp)ポリA(ポリアゾニレ−ジョン)DNAシグ
ナル配列を示す。 第15図は、Hi nd  lll−8ac  Iフラ
グメントの代わりに、Cj!aI部位から13aml−
I  I部位までが除かれたTGMV−A DNA(黒
い太線)が挿入されたpMON377を含むl)MON
380の構築を表わす。斜線部分はTGMV共通領域を
表わす。 第16図は、DMON505からXma I(3ma 
 I)部位を除去し、その後、N08−NPT II 
’ −NO8DNA配列を持つStu  I−EcoR
Iフラグメントの代わりに、DMON120から得られ
る3tuI−EcoRIフラグメントを挿入して得られ
るpMON372の構築を示す。 第17図は、600 bpのTG’MV−A  DNA
を持つpMON377から得られる3、5kbのEco
R1部位からSac  I部位までのフラグメントを、
EcoRl−3ac  I部位に挿入したpMON37
2からなるpMON382の構築を示す。ここで該pM
ON382は、T G fvl V共通領域(斜線部分
>、CaMV35Sプロモーター、及びCAT  DN
A配列を有し、コート蛋白コード配列のC末端を欠いた
TGMV−A  DNAを持つpMON376から得ら
れる5acI−l−1i n d  III認識部位が
、3acI−Hi n d  III認識部位に挿入さ
れている。 pMoN382における黒い太線ハT G M V−A
DNA配列を示し、斜線部分はTGMV共通領域を示す
。 −174= 第18図は、相当するDNA配列が同定されたDMON
382を示す。 第19図は、pMON379の黒い太線のSac  I
−Hi nd  IIIフラグメントが、3ac  T
−Hi nd  IIIフラグメントの代わりに挿入さ
れたpMON381からなるpMON383の構築を示
す。白い三角形は、TGMV−ADNAからCj!a 
 l−Bam1−1 17ラグメントが除かれているこ
とを示す。斜線部分はT G M V共通領域を示ず。 第20図は、3amH1部位に、CLVDN△1の2,
6kfiのBam1−1 17ラグメント(黒い太線)
が一方向に挿入されたpUCl 8を含むpMONaの
構築を示づ−0また、13aml−II部位にCLV 
 DNA1の2.6kbの3aml−IIフラグメント
(黒い太線)が他の一方向に挿入されたI)UCl 8
を含むDMONbの横築を示寸。 CLV共通領域は、斜線部分で示されており、思い丸印
はポリAシグナルDNA配列を示ず。 第21図は、pMONdから単離され、p fvl O
NcのEcoRI部位に挿入された350bpの領域(
黒い太線)を持つt)MONcを含む1)MON(!の
構築を示す。 第22図は、pMONbから単離され oMONeのSac  I−Hi nd  III部位
に挿入された2、6kbのSac  I−Hi nd 
 IIIフラグメント(黒い太線)を持つpMONeを
含むpMONfの構築を示す。斜線部分はCLV共通領
域を示し、黒い丸印はポリAシグナルDNA配列を示す
。pMONfにお(づる相当するDNA配列が示されて
いる。 第23図は、TGMVコート蛋白ブローモー及びT G
 M V共通領域を含むTGMV−A  DNAのセグ
メント、及びクロラムフェニコールアセチルトランスフ
ェラーゼ(CAT)m転子が挿入されたDMON505
を含むpMON414の構築を示す。黒い太線はT G
 M V−A  D N Aを示し、斜線部分はT G
 M V共通領域を示す。 第24図は、黒い太線で示されるTGMV−ADNAの
セグメントにその両端が接しており点線で示されるCA
T3i1伝子が挿入されたo M ON 505を含む
oMON4.17の構築を示す。斜線部分はT G I
VI V共通領域を示す。 第25図は、相当するDNA配列が示されたoMON4
17を表す。 第26図は、DBR322の複製開始点(ori)、オ
クトピンシンターゼ(OC8)遺伝子及び黒い三角形で
示されるオクトピン型T、T−DNAライトボーダー配
列(ORB)が挿入されたpMON505を含むpMO
N801の構築を示す。 第27図は、35Sプロモ一ター配列(35S)、ジヒ
ドロ葉酸レダクターゼコード配列(dhfr)及びツバ
リンシンターゼ3′非コード配列(NO8)で、N08
−NPT II ’ −NO8DNAフラグメントが置
換、されたpMON801を含むpMON809の構築
を示す。 第28図は、358プロモーター配刊(35S)、ジヒ
ドロ葉酸レダクターゼコート配列(dhfr)及びツバ
リンシンターゼコード配列(NO8)を含む発現カセッ
トであって、黒い太線で示されるTGMV−A  DN
Aに接している発現カセットが挿入されているp〜l0
N505を含むDMON354の構築を示す。斜線部分
は共通領域を示す。 第29図は、黒い太線で示されるTGMV−ADNAの
1.5コピーが挿入されたpMON505を含むpMO
N337f7)構築を示す。TGMV共通領域は斜線部
分で示される。 第30図は、黒い太線で示されるTGMV−AD’N 
Aの1.5コピーが挿入されoMON 505を含むD
MON341の構築を示ず。TGMV共通領域は、斜線
部分で示される。 第31図は、植物ベクター(、pMON382)で形質
転換された植物a眼内での、植物プラスミド(pMON
382植物プラスミド)の生成を示す。黒い太線は、A
grobacterium  tumeraciens
T−DNA (T−DNA) 、斜線部分はTGMV共
通領域、CATはクロラムフェニコールアセチルトラン
スフエラーゼをコードするDNA配列、35SはCaM
V35SブローE−ター配列、N08−NPT  II
 ’ −NO,Sはカナマイシン耐性をコードする遺伝
子、黒い丸印は、2つの方向性を有するTGMV−A 
 DNΔポリアデニル化部化部点線は、重複DNA配列
を示づ゛。

Claims (55)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)外来DNA配列、及びコート蛋白をコードするジ
    エミニウイルスDNAのセグメントであつて植物細胞中
    で植物プラスミドの自律的複製を可能にするセグメント
    を含む植物プラスミド。
  2. (2)コート蛋白をコードするジエミニウイルスDNA
    のセグメントが、バイナリージエミニウイルスDNAか
    ら誘導されたものである特許請求の範囲第1項記載の植
    物プラスミド。
  3. (3)バイナリー・ジエミニウイルスが、TGMVであ
    る特許請求の範囲第2項記載の植物プラスミド。
  4. (4)バイナリージエミニウイルスDNAが、ジエミニ
    ウイルスのコート蛋白遺伝子を含む特許請求の範囲第2
    項記載の植物プラスミド。
  5. (5)外来DNA配列が、ジエミニウイルスのコート蛋
    白遺伝子内に挿入されている特許請求の範囲第4項記載
    の植物プラスミド。
  6. (6)コート蛋白をコードするジエミニウイルスDNA
    のセグメントが、単一ゲノムジエミニウイルスから誘導
    されたものである特許請求の範囲第1項記載の植物プラ
    スミド。
  7. (7)コート蛋白をコードするジエミニウイルスDNA
    のセグメントが、TGMVコート蛋白をコードするTG
    MV−A DNA配列を除いたTGMV−A DNAで
    ある特許請求の範囲第1項記載の植物プラスミド。
  8. (8)外来DNA配列が、目的とするポリペプチドをコ
    ードするDNA配列を含む特許請求の範囲第1項記載の
    植物プラスミド。
  9. (9)目的とするポリペプチドが、ネオマイシンホスホ
    トランスフエラーゼ、クロラムフエニコールアセチルト
    ランスフエラーゼ、テイツシユプラスミノーゲンアクチ
    ベータ、心房ペプチド、成長ホルモン、インシュリン様
    成長因子、EPSPシンターゼ、ジヒドロ葉酸レダクタ
    ーゼ及びウイルス抗原からなる群から選ばれたものであ
    る特許請求の範囲第8項記載の植物プラスミド。
  10. (10)外来DNA配列が、目的とするポリペプチドを
    コードする遺伝子を含む特許請求の範囲第1項記載の植
    物プラスミド。
  11. (11)外来DNA配列が、選択マーカーをコードする
    DNA配列を含む特許請求の範囲第1項記載の植物プラ
    スミド。
  12. (12)選択マーカーが、抗生物質耐性である特許請求
    の範囲第11項記載の植物プラスミド。
  13. (13)植物に、ジエミニウイルス疾患を引き起こさな
    い特許請求の範囲第1項記載の植物プラスミド。
  14. (14)外来DNA配列が、酵母及びバクテリアからな
    る群より選ばれたレプリコンを含む特許請求の範囲第1
    項記載の植物プラスミド。
  15. (15)プラスミドDNAを植物細胞中で生成するベク
    ターであつて、外来DNA配列及びコート蛋白をコード
    するジエミニウイルスDNAのセグメントで且つ植物細
    胞中で植物プラスミドの自律的複製を可能にするセグメ
    ントを含むベクター。
  16. (16)プラスミドDNAを植物細胞中で生成するベク
    ターであつて、外来DNA配列及びコート蛋白をコード
    するジエミニウイルスDNAのセグメントで且つ植物細
    胞中で植物プラスミドの自律的複製を可能にするセグメ
    ントからなる第1のDNAセグメントを含むベクターで
    あり、該第1のDNAセグメントに、植物ベクターから
    植物プラスミドの放出を可能にする第2のDNAセグメ
    ントが接しているベクター。
  17. (17)第2のDNAセグメントが、コート蛋白をコー
    ドするジエミニウイルスDNAのセグメントから誘導さ
    れる重複(directly repeating)D
    NA配列を含む、特許請求の範囲第16項記載のベクタ
    ー。
  18. (18)コート蛋白をコードするジエミニウイルスDN
    Aのセグメントが、バイナリージエミニウイルスから誘
    導されるものである特許請求の範囲第15項又は第16
    項記載のベクター。
  19. (19)コート蛋白をコードするジエミニウイルスDN
    Aのセグメントが、TGMV−A DNAから誘導され
    るものである特許請求の範囲第15項又は第16項記載
    のベクター。
  20. (20)コート蛋白をコードするジエミニウイルスDN
    Aのセグメントが、単一ゲノムジエミニウイルスから誘
    導されるものである特許請求の範囲第15項又は第16
    項記載のベクター。
  21. (21)外来DNA配列が、目的とするポリペプチドを
    コードするDNA配列を含む特許請求の範囲第15項又
    は第16項記載のベクター。
  22. (22)外来DNA配列が、ネオマイシンホスホトラン
    スフエラーゼ、クロラムフエニコールアセチルトランス
    フエラーゼ、テツシユプラスミノーゲンアクチベーター
    、心房ペプチド、成長ホルモン、インシュリン様成長因
    子、EPSPシンターゼ、ジヒドロ葉酸レダクターゼ及
    びウイルス抗原からなる群から選ばれたポリペプチドを
    コードするDNA配列を含む特許請求の範囲第15項又
    は第16項記載のベクター。
  23. (23)外来DNA配列が、目的とするポリペプチドを
    コードする遺伝子を含む特許請求の範囲第15項又は第
    16項記載のベクター。
  24. (24)外来DNA配列が、選択マーカーをコードする
    DNA配列を含む特許請求の範囲第15項又は第16項
    記載のベクター。
  25. (25)外来DNA配列が、抗生物質耐性をコードする
    DNA配列を含む特許請求の範囲第15項又は第16項
    記載のベクター。
  26. (26)植物にジエミニウイルス疾患を引き起こさない
    特許請求の範囲第15項又は第16項記載のベクター。
  27. (27)第2のDNAセグメントが、外来DNA配列か
    ら誘導される重複DNA配列を含む特許請求の範囲第1
    6項記載のベクター。
  28. (28)重複DNA配列が、約50から約600ヌクレ
    オチドの長さである特許請求の範囲第16項、第17項
    又は第27項記載のベクター。
  29. (29)更に¥Agrobacterium¥ ¥tu
    mefaciens¥ T−DNAを含む特許請求の範
    囲第16項記載のベクター。
  30. (30)酵母及びバクテリアからなる群から選ばれたバ
    クテリアレプリコーンを含むバクテリアプラスミドDN
    Aを、更に含む特許請求の範囲第16項又は第31項記
    載のベクター。
  31. (31)コート蛋白をコードするジエミニウイルスDN
    Aのセグメントが、ジエミニウイルスのコート蛋白をコ
    ードするDNA配列を除いた、コート蛋白をコードする
    全DNAを含む特許請求の範囲第15項又は第16項記
    載のベクター。
  32. (32)植物細胞中でプラスミドDNAを生成するベク
    ターであつて、¥Agrobacterium¥ ¥t
    umefaciens¥ T−DNA及び、そこに外来
    DNA配列が挿入されたコート蛋白をコードするジエミ
    ニウイルスDNAのセグメントを含むベクターであり、
    コート蛋白をコードするジエミニウイルスDNAの該セ
    グメントは植物細胞中でプラスミドDNAの自律的複製
    を可能にし、そしてコート蛋白をコードするジエミニウ
    イルスDNAの該セグメントが、コート蛋白をコードす
    るジエミニウイルスDNAから誘導されたDNA配列で
    あつて且つ植物ベクターあるいは植物染色体DNAから
    プラスミドDNAの放出を可能にするDNA配列に隣接
    しているベクター。
  33. (33)pMON382である特許請求の範囲第32項
    記載のベクター。
  34. (34)pMON378である特許請求の範囲第32項
    記載のベクター。
  35. (35)pMON417である特許請求の範囲第32項
    記載のベクター。
  36. (36)(a)植物細胞中でプラスミドDNAを生成す
    るベクターであつて、以下の(i)及び、(ii)を含
    むベクターで植物細胞を形質転換せしめ、 (i)植物細胞中でプラスミドDNAの自律的複製を可
    能にする、コート蛋白をコードするジエミニウイルスD
    NAのセグメント; (ii)目的とするポリペプチドをコードするDNA配
    列が挿入された発現カセット; 次いで、 (b)形質転換植物細胞を、外来DNA配列の発現が可
    能な条件下で培養する、 工程からなる、植物細胞中で目的とするポリペプチドを
    製造する方法。
  37. (37)(a)プラスミドDNAを植物細胞中で生成す
    るベクターであつて、コート蛋白をコードするジエミニ
    ウイルスDNAのセグメントで且つ植物細胞中で植物プ
    ラスミドの自律的複製を可能にするセグメント及び目的
    とするポリペプチドをコードする遺伝子を含む外来DN
    A配列からなる第1のDNAセグメントを含むベクター
    であり、該第1のDNAセグメントに、植物ベクターか
    ら植物プラスミドの放出を可能にする第2のDNAセグ
    メントが接しているベクターを用いて、植物細胞を形質
    転換せしめ、 次いで(b)形質転換植物細胞を、外来DNA配列の発
    現が可能な条件下で培養する、 工程からなる、植物細胞中で目的とするポリペプチドを
    製造する方法。
  38. (38)更に、形質転換植物細胞から目的とするポリペ
    プチドを回収する工程を含む特許請求の範囲第36項又
    は第37項記載の方法。
  39. (39)第2のDNAセグメントが、コート蛋白をコー
    ドするジエミニウイルスDNAのセグメントから誘導さ
    れる重複配列DNAを含む特許請求の範囲第37項記載
    の方法。
  40. (40)第2のDNAセグメントが、外来DNA配列か
    ら誘導される重複DNA配列を含む特許請求の範囲第3
    7項記載の方法。
  41. (41)外来DNAが、更に、選択マーカーをコードす
    るDNA配列を含む特許請求の範囲第36項又は第37
    項記載の方法。
  42. (42)ジエミニウイルスDNAのセグメントが、バイ
    ナリージエミニウイルスから誘導されるものである特許
    請求の範囲第36項又は第37項記載の方法。
  43. (43)ジエミニウイルスDNAのセグメントが、単一
    ゲノムジエミニウイルスから誘導されるものである特許
    請求の範囲第36項又は第37項記載の方法。
  44. (44)コート蛋白をコードするジエミニウイルスDN
    Aのセグメントが、TGMVから誘導されるものである
    特許請求の範囲第36項又は第37項記載の方法。
  45. (45)コート蛋白をコードするジエミニウイルスDN
    Aのセグメントが、TGMVコート蛋白をコードするD
    NA配列を除去した全TGMV−A DNAである特許
    請求の範囲第36項又は第37項記載の方法。
  46. (46)目的とするポリペプチドが、ネオマイシンフオ
    スホトランスフエラーゼ、クロラムフエニコールアセチ
    ルトランスフエラーゼ、テツシユ−プラスミノーゲンア
    クチベーター、心房性ペプチド、成長ホルモン、インシ
    ュリン様成長因子、 EPSPシンターゼ、ジヒドロ葉酸レダクターゼ及びウ
    イルス抗原からなる群より選ばれたポリペプチドである
    特許請求の範囲第36項又は第37項記載の方法。
  47. (47)ベクターが、更に、選択マーカーをコードする
    DNA配列を含む特許請求の範囲第36項又は第37項
    記載の方法。
  48. (48)(a)植物細胞のゲノムに以下の(i)及び(
    ii)を含むプラスミドDNAを挿入し; (i)植物細胞中で自律的複製を可能にするセグメント
    であつてコート蛋白をコードするジエミニウイルスDN
    Aのセグメント; (ii)目的とするポリペプチドをコードする遺伝子を
    含む外来DNA配列; (b)形質転換植物細胞を得る; (c)促進された量の目的とするポリペプチドを生成し
    得る形質転換植物を、形質転換植物細胞から再生する; 工程からなる、促進された量の目的とするポリペプチド
    を生成し得る遺伝子的形質転換植物を製造する方法。
  49. (49)プラスミドDNAが、特許請求の範囲第36項
    又は第37項の方法により、植物細胞に挿入される特許
    請求の範囲第48項の方法。
  50. (50)遺伝子的形質転換植物に、ジエミニウイルス疾
    患を生ぜしめない特許請求の範囲第48項の方法。
  51. (51)目的とするポリペプチドが、クロラムフエニコ
    ールアセチルトランスフエラーゼ、テイツシユプラスミ
    ノーゲンアクチベーター、心房性ペプチド、成長ホルモ
    ン、インシュリン様成長因子、EPSPシンターゼ、ジ
    ヒドロ葉酸レダクターゼ及びウイルス抗原からなる群よ
    り選ばれたポリペプチドである特許請求の範囲第48項
    記載の方法。
  52. (52)コート蛋白をコードするジエミニウイルスDN
    Aのセグメントが、バイナリージエミニウイルスから誘
    導されるものである特許請求の範囲第48項の方法。
  53. (53)バイナリージエミニウイルスが、TGMVであ
    る特許請求の範囲第52項の方法。
  54. (54)コート蛋白をコードするジエミニウイルスDN
    Aのセグメントが、TGMVコート蛋白をコードするD
    NA配列を除去した全TGMV−A DNAである特許
    請求の範囲第48項の方法。
  55. (55)コート蛋白をコードするジエミニウイルスDN
    Aのセグメントが、単一ゲノムジエミニウイルスDNA
    から誘導されるものである特許請求の範囲第48項の方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61257186A (ja) * 1985-05-10 1986-11-14 Teijin Ltd 新規なdna及びハイブリツドdna

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61257186A (ja) * 1985-05-10 1986-11-14 Teijin Ltd 新規なdna及びハイブリツドdna

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