JPS62173944A - 車両用充電回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はエンジンのアイドル回転数を増加させてオルタ
ネータの充電出力をアップさせる車両用充電回路に関す
る。

（従来技術） 車両にはライトスイッチやヒーターファンを回転させる
ブロアモータなどの大容量負荷が設けられているが、こ
れらの大容量負荷は一般に消費電力が大きい。そこでこ
のような大容量負荷を使用するときは、従来よりエンジ
ンのアイドル回転数を増加させオルタネータの出力電流
を大きくして大容量負荷の電力消費によるバッテリ上り
を防止していた。この場合、エンジンのアイドル回転数
を増加させるためにアイドル回転数補正バルブを開いて
混合気をより多くシリンダ内に送り込むようにしている
。

第２図は従来の車両用充電回路の一例であり、バッテリ
１とイグニッションスイッチ３との間にオルタネータ２
が接続されイグニッションスイッチ３の下流側にはアイ
ドル回転数補正バルブ（図示せず）を開くアイドルアッ
プソレノイド４゜ヘッドランプスイッチ６、ブロアモー
タスイッチ７、ヘッドランプ９、ブロアモータ８が接続
されている。ヘッドランプスイッチ６またはブロアモー
タスイッチ７をオンすると、ダイオード１゜を介してト
ランジスタｌｌがオンされ、アイドルアップソレノイド
４が励磁されアイドル回転数補正バルブ（図示せず）が
開き、シリンダに流入する混合気が増加してエンジン回
転数が増加する。

これによりオルタネータ２の出方電流が増加してバッテ
リ上りが防止される。

以上のように従来の充電回路は大容量負荷を作動させた
ときにエンジン回転数を増加させてオルタネータの出力
電流をアップさせるものである。

ところが、車両には前述の大容量負荷のほかにも多くの
小容量の電装負荷、たとえばテールランプ、フォグラン
プ、ワイパー、シガーライタ、ルームランプなどが設け
られており、これらの負荷も多数同時にまたは長時間使
用すると大きな電力消費となる。しかしながら、従来の
充電回路にあっては小容量負荷を使用するときはオルタ
ネータの出力電流をアップするようには回路が働かない
ので、小容量負荷を多数同時にまたは長時間使用したと
きに大電力が消費されバッテリが上るおそれがあるとい
う問題があった。

（発明の目的および構成） 本発明は上記の点にかんがみてなされたもので、小容量
負荷を多数使用して大電力を消費した場合であってもバ
ッテリ上りを防止することを目的とし、そのため、電源
電圧が所定値以下に低下したときにエンジンのアイドル
回転数補正バルブを開くソレノイドを励磁させるソレノ
イド駆動手段を設けるよう構成した。

（実施例） 以下図面に基づいて本発明を説明する。

第１図は本発明による車両用充電回路一実施例であり、
図中第２図と同じ構成部分には同じ参照番号を付しであ
る。

図において、トランジスタ１１．１３、ツェナーダイオ
ード１２、および抵抗１４．１５．１６でもってソレノ
イド駆動回路Ａを構成している。

なおツェナーダイオード１２は１３Ｖのを閾値として導
通する。

この回路の動作を説明すると、バッテリ１が十分に充電
されている場合、イグニッションスイッチ３がオンされ
、エンジン始動後にヘッドランプスイッチ６がオンされ
ヘッドランプ９が点灯すると、オルターネータ２の出力
が低い時（オルタネータ２の回転が低い時）でもバッテ
リ１からの電流がオルタネータ２の出力電流と合せて、
負荷に供給されるのでイグニッション電源が一定電圧（
たとえば１４Ｖ）に保たれる。このときツェナーダイオ
ード１２はオンしており、トランジスタ１３がオン、ト
ランジスタ１１がオフしてソレノイド４は作動していな
い。

しかし電装負荷の電力消費によってバッテリ１の出力が
徐々に下がってくるとオルタネータ２の出力では一定電
圧を保てなくなりイグニッション電源電圧が低下し、そ
の電圧が１３Ｖ（厳密には１３Ｖに抵抗１６にかかる電
圧を加えた電圧）以下になるとツェナーダイオード１２
がオフし、トランジスタ１３がオフする。トランジスタ
１３がオフすることによりトランジスタ１１がオンし、
アイドルアップソレノイド４が作動する。ソレノイド４
が作動すると図示しないアイドル回転数補正バルブが開
きエンジン回転が上ってオルタネータ２の発生電流が増
し、電圧を一定に保つことができる。その後はオルタネ
ータ２の発生電流が増加するのにともない電源電圧も上
リツエナーダイオード１２がオンしトランジスタ１３も
オンしトランジスタ１１がオフとなりソレノイド４も作
動せずアイドル回転数補正バルブ（図示せず）が閉じて
エンジンは以前のアイドル回転数に戻る。

上記実施例においては電源電圧の低下を判断するのに１
３Ｖを基準としたが、この電圧はツェナーダイオード１
２を変えることによって任意に設定することができる。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明においては、電源電圧が所
定値以下に低下したときにエンジンのアイドル回転数補
正バルブを開くソレノイドを励磁させるソレノイド駆動
手段を設けたため、多数の小容量負荷を使用したり長時
間使用して大電力を消費した場合であってもエンジンの
アイドル回転数を上げてオルタネータの出力電流を増加
させるようにしたのでバッテリ上りを防止することがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に車両用充電回路の一実施°例の回路図
、第２図は従来の車両用充電回路の回路図である。 ２・・・オルタネータ、４・・・ソレノイド、６・・・
ヘッドランプスイッチ、７・・・プロアモータスイッチ
、１２・・・ツェナーダイオード゛ 特許出願人　　　日産自動車株式会社 代理人　　弁理士　　鈴　木　弘　男 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　励磁されてアイドル回転数補正バルブを開くソレノイ
   ドを有する車両用充電回路において、電源電圧が所定値
   以下に低下したときに前記ソレノイドを励磁させるソレ
   ノイド駆動手段を設けたことを特徴とする車両用充電回
   路。