JPS6217393Y2 - - Google Patents

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JPS6217393Y2
JPS6217393Y2 JP1982200518U JP20051882U JPS6217393Y2 JP S6217393 Y2 JPS6217393 Y2 JP S6217393Y2 JP 1982200518 U JP1982200518 U JP 1982200518U JP 20051882 U JP20051882 U JP 20051882U JP S6217393 Y2 JPS6217393 Y2 JP S6217393Y2
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JP
Japan
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adhesive layer
bag
adhesive
medicine
folded piece
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JP1982200518U
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JPS59106851U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は主として病院で患者に薬を渡すのに
使用される薬袋に関する。
〔先行技術〕
薬袋は、収納されている薬が1日に数回取り出
される。また、口封部分は、収納された薬が不用
意に出ないように折り返されている。しかしなが
ら、口封部分を単に折曲しただけの薬袋は誤つて
薬が出易い欠点がある。本考案者は、口封部分
に、細い金属線を接着し、金属線を折曲して折り
返された口封部分が開かない薬袋を開発した。と
ころが、この構造の薬袋は製造に手間が掛かるば
かりでなく、何回も折曲すると金属線が折損し易
い欠点があつた。
ところで、折り返し部分に感圧性の接着剤が塗
布された封筒は市販されている。この封筒は、接
着剤の表面の剥離シートを除去して折曲片を折り
曲げて強固に接着できる。又、接着剤の表面が剥
離シートで被覆されない封筒も実用化されてい
る。この封筒は、折曲片と、この折曲片が折り返
されて接触する面の両面に接着剤が塗布され、接
着剤は、互いに接着剤どうしが接触すると接着さ
れるが、接着剤と袋のシート表面とが直接接触し
ても接着されない付着性に調整されている。
これ等感圧性の接着剤が塗布された封筒は、折
曲片を折り返して強固に口封じできる。しかしな
がら、この構造を薬袋に利用すると、口封じは完
全であるが、一旦口封じした後再び開封できず、
無理に開封すると接着部分が破損し、その後口封
じが著しく困難となる。
薬袋は、1日に何回も薬を取り出すので、何回
も繰り返し開封できることが大切である。又、収
納した薬剤が誤つて出ないように、完全に口封じ
できることも大切である。このことは、特に混雑
する大病院の薬局に於て、間違いなく薬剤を患者
に手渡す為に大切である。というのは、万一薬剤
が薬袋からでると、混雑する病院では、誤つて別
の薬袋に収納されるという大変な事故になりかね
ない。
従つて、薬袋は、完全に口封じでき、しかも口
封状態が簡単に開封できるという、互いに相互す
る難問題を解決し始めて理想的なものが実現でき
る。
感圧性の接着剤で口封じされた折曲片が、開封
するとその後に再び口封じできない原因は、折曲
片を剥離すると、その接着面に、薬袋を形成する
紙パルプ繊維が剥ぎ取られて接着剤表面に付着
し、この接着剤の表面に付着された紙パルプ繊維
が、接着剤の付着力を失わせる為である。
接着力が強く、しかも開封時に接着されていた
紙パルプ繊維を剥ぎ取らない接着剤が開発される
なら、口封じが完全で、しかも簡単に開封できる
薬袋が実現できる。しかしながら、強い接着力の
薬剤は、開封時に紙パルプを剥ぎ取り、反対に開
封時に紙パルプ繊維を剥ぎ取らない接着剤は充分
な付着力がなく、強い口封じと簡単な開封の両特
性を満足できない。
ところで、剥離自在な接着剤としてホツトメル
トを使用した袋体が開発されている(実開昭56−
12049号公報)。この袋体は、EVAやポリエチレ
ン等の熱可塑性樹脂接着剤であるホツトメルト
を、袋体を構成するフイルムの幅方向に間欠的に
形成し、更に、ホツトメルトの表面を凹凸状にし
て、フイルムとホツトメルトとの接着力を調整し
ている。しかしながら、袋体が、合成樹脂フイル
ムのように、表面が平滑で、パルプ繊維が剥離し
ない袋体の場合、この構造で接着剤を剥離自在に
付着できるが、薬袋に採用した場合、充分な付着
力が実現できないか、あるいは充分に付着すると
開封時に紙パルプ繊維が剥ぎ取られて、ホツトメ
ルトが付着力を失う。
又、凹凸形状で接着剤の付着力を調整するの
で、強く押圧してより広い面積で付着されると付
着力が強くなり、軽く押圧して付着面積が少ない
と、付着力が弱くなり、押圧力で付着力が大幅に
変動する。特に、薬袋のように、薄い袋の場合、
このことが顕著になり、付着力の調整が難しくな
る欠点がある。
口封じが完全で、簡単に開封できる薬袋を実現
するには、前述のように、接着力が強く、しかも
開封時に、薬袋の紙パルプ繊維を剥離しないと言
う相反する難問を満足させなければならない。
〔考案の目的〕
この考案は、接着剤と薬袋の袋シートとが直接
接触しても接着されず、接着剤どうしが互いに接
触した部分に限つて付着するという特別の接着剤
を使用することに加えて、接着層を多数の線又は
点状に分離してこれを微小間隔で密に集合するこ
とによつて、強固な付着力と、開封時の紙パルプ
繊維の剥ぎ取りを防止したもので、この考案の重
要な目的は、口封部分が、簡単かつ確実に口封じ
でき、しかも何回も繰り返して開封、口封じが可
能で、薬剤を確実に収納できる薬袋を提供するに
ある。
〔作用、効果〕
多数の細い線又は小さい点の密な集合からなる
接着層は、接着層でもつて薬袋表面の紙パルプ繊
維を強固に結合した状態となり、薬袋表面に表出
する紙パルプ繊維は、部分的に接着層で連結さ
れ、開封時の剥ぎ取りが防止される。
この為、例え接着剤が強固に薬袋の表面に付着
されたとしもて、紙パルプ繊維の剥ぎ取りが防止
され、従来のように、開封時に、接着層に紙パル
プ繊維が付着して、その後の付着力を低下させる
ことがない。即ち、接着層は、完全な口封作用に
加えて、これが薬袋の袋シート表面のパルプ繊維
を部分的に結合、密着、補強して、開封時の剥ぎ
取りを防止している。
更に、このことに加えて、接着層どうしが接触
する部分に限つて接着される接着層を使用する
為、口封状態に於て、接着層が直接紙パルプ繊維
に接着する部分では接着層が強固に紙パルプ繊維
に付着されず、開放時に接着層が紙パルプ繊維を
剥ぎ取ることはない。この為、接着層の付着力を
強くして、開封時に発生した紙パルプ繊維の剥離
を防止でき、簡単に開放して何回も繰り返し強固
に口封じできる。
更に、好都合なことに、多数の線又は点の集合
からなる接着層は、開封と口封じを繰り返す毎
に、お互いの接着部分が移動し、このことによつ
ても、接着層の耐久性、特に繰り返し開封した後
の接着力低下が防止でき、長期間にわたつて確実
に口封じできる特長が実現できる。又、線又は点
の集合が局部的に接着する構造の為、線の太さや
点の大きさを調整して接着力を大幅に調整でき
る。このことは接着層が紙パルプ繊維を剥ぎ取ら
ないことと相乗して、薬袋を確実に口封じするに
最適の強度に調整できて、完全に口封じできる効
果がある。
又、線の太さや点の大きさで接着力が最適値に
調整された接着層は、従来のように、折曲片の押
圧力等で接着力が変化せず、常時最適の接着力で
付着できて確実に口封じできる卓効がある。
更に又、接着層と袋シートとが接触しても付着
しない接着層は、薬袋を開封した時に薬を簡単に
出し入れできる特長がある。折曲片の表面に粘着
性の接着層が塗布されたものは、薬を出し入れす
るときに薬がこの接着層に接触付着して出し入れ
し難い欠点がある。ところが、この考案の薬袋の
接着層は、薬を出し入れするときに、薬が折曲片
の接着層に接触してもこれが接着されず、接着層
のない薬袋と全く同様に簡単かつ便利に出し入れ
できる特長も実現できる。
〔好ましい実施例〕
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図と第4図に示す薬袋は、口封部分に感圧
性の接着層1が形成されている。感圧性の接着層
1は、口封じされるときに折り返されて袋本体に
接着される折曲片2と、この折曲片2が折り返さ
れたときに接触する袋本体3とに塗布されてい
る。
接着層1は、互いに接着層1が直接接触する部
分に限つて接着され、接着層1と接着層1のない
薬袋の袋シートとが直接接触しても接着しない感
圧粘着性を有する。
折曲片2と袋本体3とに設けられた接着層1
は、簡単に剥離でき、又、何回も接着、剥離が可
能なように、第1図ないし第4図に示すように、
いずれか一方又は両方が、所定の範囲にわたつ
て、多数の細い線又は小さい点が微小間隔で密に
集合して塗布されている。
第1図に示す薬袋は、折曲片2と袋本体3とに
多数の線が密に集合する格子状の接着層1が形成
されており、この接着層1は、互いに交点が接着
されるように、折曲片2の接着層1と袋本体3の
接着層1とが直交するように形成されている。
第2図に示す薬袋も、接着層1が多数の線が密
に集合して格子状に塗布されている。この接着層
1は45度に傾斜する線状で、折曲片2を折り返し
て接着すると互いに交差して交点が接着される。
第3図の薬袋は、折曲片2に多数の点が密に集
合する接着層が形成され、袋本体3に面状に接着
層が形成されている。図示しないが、これとは反
対に、本体に点状に集合して接着層を設け、折曲
片に面状に接着層を塗布することも可能である。
第4図の薬袋は、折曲片2と袋本体3の両方に
多数の点状に接着層が形成されている。
接着層は、折曲片2と袋本体3の表面とに直接
塗布されるか、又は、接着層1を有するシート材
が接着されて形成される。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図はこの考案の実施例を示す
薬袋の背面図である。 1……接着層、2……折曲片、3……袋本体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 口封じされるときに折り返されて袋本体に接
    着される折曲片の表面と、この折曲片が折り返
    されたときに接触する袋本体表面の両面に感圧
    性の接着層が設けられている薬袋に於て、接着
    層は、互いに接着層が接触する部分のみ付着で
    き、接着層が袋シート表面に直接接触する部分
    は付着できない感圧粘着性を有し、かつ、この
    接着層は、多数の細い線又は小さい点が微小間
    隔だけ離されて互いに集合されて所定の範囲に
    塗布されてなることを特徴とする薬袋。 (2) 折曲片と袋本体とに格子状に接着層が形成さ
    れており、接着状態に於て、折曲片の接着層と
    袋本体の接着層の線が直交する実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の薬袋。 (3) 折曲片と袋本体のいずれか一方に点状に接着
    層が形成され、他の一方に面状に接着層が形成
    されている実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の薬袋。 (4) 折曲片と袋本体の両方に点状に接着層が形成
    されている実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の薬袋。
JP20051882U 1982-12-30 1982-12-30 薬袋 Granted JPS59106851U (ja)

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JP20051882U JPS59106851U (ja) 1982-12-30 1982-12-30 薬袋

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JP20051882U JPS59106851U (ja) 1982-12-30 1982-12-30 薬袋

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JPS59106851U JPS59106851U (ja) 1984-07-18
JPS6217393Y2 true JPS6217393Y2 (ja) 1987-05-06

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ID=30426047

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5612049B2 (ja) * 1972-03-02 1981-03-18

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5822926Y2 (ja) * 1979-07-07 1983-05-16 株式会社 山形グラビヤ 封口片部を備えた袋体

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5612049B2 (ja) * 1972-03-02 1981-03-18

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JPS59106851U (ja) 1984-07-18

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