JPS62173363A - 車両用制動装置の圧力調圧器 - Google Patents

車両用制動装置の圧力調圧器

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JPS62173363A
JPS62173363A JP1451186A JP1451186A JPS62173363A JP S62173363 A JPS62173363 A JP S62173363A JP 1451186 A JP1451186 A JP 1451186A JP 1451186 A JP1451186 A JP 1451186A JP S62173363 A JPS62173363 A JP S62173363A
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spool
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Haruhiko Uno
宇野 春彦
Yuzo Imoto
雄三 井本
Toshihiro Takei
竹井 敏博
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は車両用制動装置の圧力調圧器に関するもので、
車両用マスタシリンダにて発生した圧力の所定倍数の圧
力を、車両用ホイルシリンダに向けて発生供給を行う圧
力調圧器に係るものである。
〔従来の技術〕
従来、例えば特開昭56−9’ 0760号公報に示さ
れるような圧力調圧器が知られている。
この公報に示されるものは、マスタシリンダで発生され
た油圧はモジュレータ弁を介してブレーキシリンダ(ホ
イルシリンダ)に伝えられる。モジュレータ弁は制御ユ
ニットからの信号により、ブレーキシリンダとマスタシ
リンダとの連通を絶ち、リザーバとブレーキシリンダと
を連通させてブレーキシリンダ内の油圧を減する。再び
加圧する時には、アキュームレータの油圧力を用いるが
、圧力調圧器はこの圧力をマスタシリンダの圧力に応じ
て減じ、モジュレータ弁へ伝える。そして、このモジュ
レータ弁からブレーキシリンダに油圧が供給される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記公報に示される圧力調圧器は、ブレ
ーキシリンダにマスタシリンダ圧より高い油圧を加えな
いようにアキュームレータ圧を調整するものであり、マ
スタシリンダ圧に対する出力圧比は1以下であった。す
なわち、マスタシリンダ圧の圧力増幅作用はなかった。
また、出力圧比は全車輪に対して一律に固定されており
、各車輪ごと独立に油圧を供給することはできなかった
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記問題点に鑑み、マスタシリンダ圧を任意倍
数に増幅してホイルシリンダに供給することができ、且
つ各車輪に配されるホイルシリンダそれぞれに、その適
当な圧力を独立して発生・供給することができる圧力の
調圧器を得ることを目的とする。
この目的を達するために次の様な手段を講じた。
すなわち、軸方向に摺動自在に配されるスプール弁と、
このスプール弁の外周に巻回され、前記スプール弁に軸
方向の力を付与するコイルとを備える。
このスプール弁は一定圧力源と車両用ホイルシリンダと
の連通・遮断を行うもので、車両用マスタシリンダから
の圧力を一摺動方向に受けるマスタシリンダ圧受圧面を
有し、このマスタシリンダ圧受圧面にて前記車両用マス
タシリンダからの圧力を受けることにより、前記一定圧
力源と前記車両用ホイルシリンダとを連通させる連通方
向に摺動する。さらに、このスプール弁は、前記車両用
ホイルシリンダ内の圧力を他摺動方向に受けるボイルシ
リンダ圧受圧面を有し、このホイルシリンダ受圧面にて
前記車両用ホイルシリンダ内圧力を受けることにより、
前記一定圧力源と前記車両用との連通を遮断する遮断方
向に摺動する。
前記マスタシリンダ圧受圧面は前記ホイルシリンダ圧受
圧面より所定倍数だけ大きい面積を有する。
また、前記コイルは通電されることにより、前記スプー
ル弁に対して少なくとも前記遮断方向に電磁吸引力を作
用させるようにした。
〔実施例〕
次に、第1図に基づき本発明の実施例について説明する
圧力調圧器201の外形を形成するケーシング203内
には第1シリンダ210と、第2シリンダ212とが内
部に形成されている。この第1シリンダ210は前記第
2シリンダ212よりも大きな内径を有するもので、こ
の第1シリンダ210内には可動コア218が摺動自在
に配されている。この可動コア218の両端面には、ス
プリング214とスプリング216とが配されており、
この可動コア218を第1シリンダ210のほぼ中間位
置に位置せしめている。
前記第2シリンダ212には1lll路926を介して
一定圧力a!X111と連通する前記第1ポート201
a、通路902を介してマスタシリンダlO3と連通ず
る第2ポート201b、通路928を介してリザーバ1
12と連通ずる第3ボート21Oc、通路916を介し
てホイルシリンダ113と連通ずる第4ポート201d
がそれぞれ開口している。前記第1ポー)201aの前
記第2シリンダ212側開口端には円形溝232が形成
されている。また、前記第3ボート20Icの前記第2
シリンダ212側開口端にも円形溝234が形成されて
いる。
前記第2シリンダ212内には第1スプール220と第
2スプール222とがそれぞれ摺動自在に配設されてい
る。前記可動コア218と前記第1スプール220とは
それぞれロッド224により連結されており、また第1
スプール220と第2スプール222とはロッド226
によって連結されている。これら可動コア218、口・
ノド224、第1スプール220、ロッド226、第2
スプール222によってスプール弁250が構成されて
いる。
前記可動コア218が前記スプリング214゜216に
よって前記第1シリンダ210の中間位置に位置せしめ
られているときには、前記第1スプール220は前記第
1ボート201aの円形溝232を閉塞せしめている。
また、同時に前記第2スプール222は前記第3ポート
201cの円形溝234を閉塞せしめている。
前記第2ポー1−201bは前記第2スプール222の
前面側に形成されるマスク室230に開口している。ま
た、前記第4ポート201dは前述した如く可動コア2
18が中間位置にあるときには、前記第1スプール22
0と第2スプール222の中間位置すなわち、前記ロッ
ド226に対向する如く開口している。前記第1スプー
ル220のロッド224側面に背圧室228が形成され
ている。この背圧室228には、第4ボート201dよ
り分岐する分岐ポート228aが連通している。
前記可動コア218の外周には、第1コイル236と第
2コイル238がそれぞれ独立に配設されている。この
第1コイル236は電流を供給することにより、磁力を
発生し、前記可動コア218を前記第2シリンダ212
側に向けて吸入せしめる。また、前記第2コイル238
も電流を供給することにより、磁力を発生し、前記可動
コア218を及第2シリンダ212側に吸入せしめる。
なお、前記可動コア218の他端面にはロッド225が
設けられており、このロッド225は前記ハウジング2
03に軸支されている。
次に、本実施例の作動について説明する。第1コイル2
36および第2コイル238に通電されておらず、また
マスク室230にブレーキ油圧が導入されていないとき
には、前記スプール弁250は第1図に示すような位置
を保っている。すなわち、前記第1ボート201aは、
第1スプール220によって閉塞され、第3ポート20
1cは第2スプール222によって閉塞されている。
次に、運転者がブレーキペダル101を踏み込むと、そ
の踏み込み力に応じたブレーキ油圧をマスタシリンダ1
03が発生させる。このブレーキ油圧が通路902を介
して、第2ボー1−201bよりマスク室230内に導
入される。このマスク室230にブレーキ油圧が導入さ
れると、この油圧を第2スプール222マスタ室230
側の端面(マスタシリンダ圧受圧面)にて受圧する。よ
って、スプール弁250はスプリング214の付勢力に
抗して第1M中右方向(連通方向)に移動する。すると
、いままで第1スプール220によって閉塞されていた
第1ポート201aが開口し、一定油圧源111内に蓄
えられていた圧力が通路926を介して第1ボート20
1aより第2シリンダ212内に導入され、さらにロッ
ド226の外周部を介して第4ボート201dに導かれ
る。
その後、この圧力は第4ボート201dから圧力供給管
916に吐出される。
この時、第4ボート201dに導かれた圧力は分岐ポー
)228aより背圧室228内に轟かれる。そして、こ
の背圧室228内の圧力も徐々に □昇圧される。
ここで、前記第2スプール222の前記マスタシリンダ
圧受圧面面積をA、前記第1スプール220が背圧室2
28内の圧力を受ける場合のホイールシリンダ圧受圧面
面積をBとする。前記第2スプール222はその端面全
面においてマスク室230内圧力を受けているが、前記
第1スプール220はその受圧面にロッド224が形成
されているため、前記マスタシリンダ圧受圧面面積Aと
ホイルシリンダ圧受圧面面積Bとを比較すれば、マスタ
シリンダ圧受圧面面積Aの方が大きなものとなっている
いま、前記マスク室230に“1”の圧力が導入され、
また正圧室228にも“1”の圧力が導入されたと仮定
する。すると、前記スプール222はIXAの力が右方
向に作用し、また第1スプール220にはIXBの力が
左方向に作用する。
この場合、右方向に作用する力と左方向に作用する力と
は前記受圧面積A、Bの比に相当するものである。よっ
て、前記背圧室228に導入される圧力が、前記マスク
室230に導入される圧力のA/B倍になって初めてス
プール弁250は第3図中左方向(g断方向)に移動す
ることになる。
このように、スプール弁250が左方向(遮断方向)に
移動すれば、第1ポート201aは第1スプール220
によって閉塞され、一方、第3ポート201Gは第2ス
プール222の移動によって開口することになる。そう
すれば、前記通路916を介してホイルシリンダ113
に供給されていた圧力は、この第3ボート201cより
リザーバ112に逃されることになり、しだいに背圧室
228内の圧力も低下することになる。最終的にこの背
圧室228は前記マスク室230の圧力のA/B倍圧力
に保たれ右方向に作用する力と左方向に作用する力とが
均等な圧力となる。そうすれば、前記スプール弁250
はスプリング214.216の付勢力により、第3図に
示すような状態に復帰し、第1ポート201aも第3ボ
ート201Cもそれぞれ第1スプール220、第2スプ
ール222によって閉塞される。すなわち、圧力供給管
916に供給される圧力は、前記マスク室230に供給
される圧力のA/B倍したものとなっている。
ここで、第1コイル236に電流を供給し、可動コア2
18を第2シリンダ212に向って吸入させる。そうす
れば、スプール250に働く図中右方向(連通方向)の
力が増加することになり、背圧室228内の圧力がA/
B倍の圧力になる前にスプール250が左方向に移動し
、第1ポート201aが閉塞されることになる。すなわ
ち、この第1コイル236に供給した電流に相当する分
だけ前記圧力供給管916に供給する圧力が減少される
ことになる。
一方、第2コイル238に電流を供給し、可動コア21
8を及第2シリンダ212方向に吸引させる。その場合
には、スプール弁250に作用する図中右方向(遮断方
向)の力が増加される。よって、背圧室228内の圧力
がA/B倍よりもさらに高い圧力になるまで、スプール
250は左方向には移動しない。よって、圧力供給管9
16に出力される圧力が、前記マスク室230の圧力の
A/B倍以上の圧力に増圧されて出力されることになる
このように第1コイル236、第2コイル238に通電
する電流量を制御することにより、圧力供給管916に
出ツノする圧力を、制御することができるのである。
尚、前記第2コイル238は必要に応じて廃止し、第1
コイル236のみとしてもよい。ただし、本実施例のよ
うに第1、第2コーイル236.238両方を配すれば
、より高い精度でもってホイルシリンダ113内圧力を
調圧できることは言うまでもない。
また、本実施例の圧力調圧器201は各ホイルシリンダ
ごとに一つづつ配されている。
次に本発明の第2実施例を第2図に基づいて説明する。
この圧力調圧器501の外形を形成するハウジング51
0内部には、第1人力室511、シリンダ512、第1
戻し室513、第2戻し室514が形成されている。前
記シリンダ512は最も内径の大きい第1室515と、
次に径の大きい第2室516と、最も内径の小さい第3
室517とより構成される。そしてこのシリンダ512
内部にはスプール弁520が配されている。このスプー
ル弁520は前記第1室515内にほぼはまりあう外径
を有する大径部521と、前記第2室にほぼはまりあう
中径部522と、前記第3室にはまりあう外形を有する
小径部523を有する。
前記スプール弁520の大径部521はその軸長さが前
記第1室515の軸長さより短く形成されており、第1
室515に大径部521がはまりあうと、その大径部5
21の両側に空間が形成される。この両側の空間は互い
に大径部521に形成した連通路521aによって連通
しており、さらにこの第1室515には通路928を介
してリザーバ112に連通するポート530が開口して
いる。前記第1室515内には前記大径部521を左右
から中央部に付勢するスプリング540及び541がそ
れぞれ配されている。
前記第2室516にはポート531が開口しており、こ
のポート531は通路902を介して“7スタシリンダ
103に接続されている。すなわち、この第2室516
には、マスタシリンダ102によって発生されたブレー
キ油圧が通路902を介して導入されている。
前記第1戻し室513には、ポート532が開口してお
り、このポート532は前記通路928に接続されてい
る。また、前記第1戻し室513と前記第2戻し室51
4とは第2逆止弁550を介して連通遮断が可能なよう
になっている。すなわち、前記第1戻し室513と第2
戻し室514を隔離する隔離壁に弁座551が形成され
、この弁座551に着座するボール弁552がスプリン
グ553の付勢力でもって、第2戻し室514から第1
戻し室513方向にむけて着座している。
前記第3室517と前記入力室511とは第1逆止弁5
60によって連通遮断されている。この第1逆止弁56
0は、前記入力室511と第3室517を隔離する隔壁
に設けられた弁座561とボール562とスプリング5
63よりなる。ボール562は前記スプリング563の
付勢力を受けて前記弁座563はボール562を入力室
511から第3室517に向けて付勢するものである。
前記入力室511にはポート534が開口しており、こ
のポート534は通路926を介して一定圧力源111
に接続されている。すなわち、前記入力室511には通
路926より前記一定圧力源111からの一定油圧が供
給されている。
前記第3室517にはポート535が開口しており、こ
のポート535は通路91Gを介してホイルシリンダ1
13に接続されている。なお、この調圧出力管410に
は枝管412が分岐しており、この枝管412は前記第
2戻し室514に開口されたポート536に接続されて
いる。
前記ハウジング510は磁性材料より構成されるもので
あり、前記第1室515と第2室516の外周部にはコ
イル580が配設されている。このコイル580は通電
されることにより、磁力を発生させるものであり、この
磁力によって前記可動子520全体が前記第2室516
側に向かって吸引される。なお、前記中径部522には
ロッド部590が形成されており、このロッド部590
は前記第2室516と前記第1戻し室513との隔壁5
94を貫通し、さらに第1戻し室513内を伸張して、
前記第2逆止弁550のボール552に当接している。
また、前記小径部523にもロッド部591が形成され
ており、このロフト部591の先端は前記第1逆止弁5
60のボール562に当接している。よって、前記コイ
ル580に通電され、前記スプール弁520が第2図中
左方向に吸引されると、前記第2逆止弁550はロッド
590によって押し開かれる。また、前記スプール弁5
20が第2図中右方向に移動すると、前記ロッド591
によって前記第1逆止弁560が開弁するようになって
いる。
第2図中符号595,596,597は、それぞれ前記
ロッド部5901中径部522及び小径部523の外周
と前記ハウジングの内周とをシールするOリングである
次に、本実施例の作動を説明する。ブレーキペダル10
1が踏み込まれず、マスタシリンダ1゜2の油圧が発生
していないときには前記スプール弁520は前記スプリ
ング541及び540によって中立位置を保たれている
。そして、前記第1逆止弁560及び第2逆止弁550
は第2図に示すように共に閉弁状態となっている。
次にブレーキペダル101が踏み込まれ、マスタシリン
ダ102にブレーキ油圧が発生すると、このブレーキ油
圧が通路902を開始、ボート531より第2室516
内に導入される。すると、この第2室516内に導入さ
れた圧力によりスプール弁520は第2図中右方向(連
通方向)に移動する。ここで、前記中径部522が前記
第2室516内の圧力を受けるホイルシリンダ受面面積
をAとし、また前記小径部523が前記第3室517内
の圧力を受けるホイルシリンダ圧受圧面面積をBとする
。すると、前記中径部522は第2室516内の圧力に
この中径部522のオイルシリンダ圧受圧面面積Aをか
けあわせた力を受けるものである。
前記スプール弁520が第2図中右方同速通方向に移動
すると、前記第1逆止弁560のボール562が前記ロ
ンド部591によって右方向に移動させられる。すなわ
ち、スプリング563の付勢力に抗してボール562が
弁座561より開離し、前記入力室511と第3室51
7とが連通状態になる。すると、この入力室511には
通路926及びボート534を介して一定圧力源111
の一定圧力が導入されてきているから、この一定圧力が
第3室517に流入する。そして、ボート535及び通
路916を介してホイルシリンダ113へと流れる。こ
のとき小径部523は前記第3室517の圧力に前記ホ
イルシリンダ受圧面面積Bをかけた力を図中左方向に受
けており、この力が前記中径部522が受ける力と等し
くなるまで第1逆止弁560は開弁状態を保っている。
前記第1逆止弁560が開弁している間は、前記一定圧
力Ht t 1より、前記入力室511に一定油圧が導
入され、さらにこの第1逆止弁560を介して第3室5
17に一定油圧が導入される。
そして、この第3室517の圧力が次第に上昇し、前記
小径部523が図中左方向に受ける力と前記中径部52
2が図中右方向に受ける力とが等しくなると前記スプー
ル弁520は図中左方向(連通方向)に移動する。そし
て、前記第1逆止弁560が閉弁する。もし、図中左方
向に受ける力が打ち勝てば、前記第1逆止弁560を閉
弁するばかりでなく、可動子520はさらに左方向に移
動し、ロッド590が第2逆止弁550のボール522
を図中左方向に移動させる。すなわち、第2逆止弁55
0が開弁し、第2戻し室514と第1戻し室513とが
連通ずるようになり、第3室517内の圧力は通路91
6、枝通路916a、ボート536、前記第2戻し室5
14、前記第1戻し室513と順次介して、リザーバ1
07へと圧油が戻ることにより、減じられる。
このようにして、前記中径部532に働く図中の右向き
の力に、前記小径部523に働く図中左向きの力がつり
合うように、第3室517内の圧力は常に調圧され、即
ち前記通路410を介して前記ホイルシリンダ113に
伝達される圧力はマスタシリンダ103のブレーキ油圧
に対し一定倍の圧力となる。ここで、前記中径部522
のマスタシリンダ圧受圧面面積Aと前記小径部523の
ホイルシリンダ圧受圧面面積Bの比を441とする。す
ると、マスタシリンダ103によって発生された油圧の
4倍の圧力が前記第3室517により通路916を介し
て前記ホイルシリンダ113に伝達されることになるう 次に前記通路916より前記ホイルシリンダ113に伝
達される圧力を減圧させる場合には、前記イコル580
に通電し、大径部521を第2図中に示す状態から、図
中左方向(遮断方向)に吸引させる。すると、前記ロン
ド部590が前記第2逆止弁550のボール522を図
中左方向に移動させる。すなわち、第2逆止弁550が
開弁し、前記第2戻し室514と、前記第1戻し室51
3とが連通ずるようになる。すると、この第1戻し室5
13はボート532及び通路928を介してリザーバ1
07に連通しているので、前記通路916内の圧力が前
記枝通路916a、ボート536、第2戻し室514、
第1戻し室513を順次介して前記リザーバ107に戻
ることになる。即ち、前記通路916内の圧力がその分
だけ減圧されることになり、結局ホイルシリンダ113
に伝達される圧力が減少されることになる。
いま、コイル580に通電されていないときは、前記通
路916に出力される圧力は、前記マスタシリンダ10
2によって生じるブレーキ油圧にA2B倍した圧力が出
力される。そこで、コイル580に通電した場合には、
第3室517の圧力によって小径部523が図中左方向
に受ける力とコイル580への通電によって生じる吸引
力とが図中左方向に作用することになり、このコイル5
80の吸引力の分だけ前記調圧出力管410に出力され
る圧力は減少される。よって、このコイル580に供給
する電流値を制御し、このコイル580による磁気力(
吸引力)を調整することにより、前記第3室517から
調圧出力管4’lOを介して圧力変調器601に導入す
る圧力が制御されるわけである。
尚、本実施例ではコイル580は1つのみとしたが、前
述の実施例と同様にしてコイルを2つ配するようにして
もよい。
また、本実施例の圧力調圧器501も各ホイルシリンダ
ごとに一つづつ配されている。
〔発明の効果〕
以上説明した様に、本発明の圧力調圧器を用いれば、マ
スタシリンダ圧を、各車輪に配されるホイルシリンダに
対し適当な圧力に増圧して、各々独立に供給することが
できる。よって、より高精度に車両の制動を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示す断面図、第2図は第
2実施例を示す断面図である。 103・・・マスタシリンダ、111・・・一定圧力源
。 113・・・ホイルシリンダ、250・・・スプール弁
。 236・・・第1コイル、238・・・第2コイル、5
20・・・スプール弁、580・・・コイル。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 軸方向に摺動自在に配されるスプール弁と、このスプー
    ル弁の外周に巻回され、前記スプール弁に軸方向の力を
    付与するコイルとを備え、 前記スプール弁は一定圧力源と車両用ホイルシリンダと
    の連通・遮断を行うもので、車両用マスタシリンダから
    の圧力を一摺動方向に受けるマスタシリンダ圧受圧面を
    有し、このマスタシリンダ圧受圧面にて前記車両用マス
    タシリンダからの圧力を受けることにより、前記一定圧
    力源と前記車両用ホイルシリンダとを連通させる連通方
    向に摺動し 且つ、前記車両用ホイルシリンダ内の圧力を他摺動方向
    に受けるホイルシリンダ圧受圧面を有し、このホイルシ
    リンダ受圧面にて前記車両用ホイルシリンダ内圧力を受
    けることにより、前記一定圧力源と前記車両用との連通
    を遮断する遮断方向に摺動するもので、 前記マスタシリンダ圧受圧面は前記ホイルシリンダ圧受
    圧車両用制動装置の圧力調圧面により所定倍数だけ大き
    い面積を有し、 前記コイルは通電されることにより、前記スプール弁に
    対して少なくとも前記遮断方向に電磁吸引力を作用させ
    る圧力調圧器。
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