JPS62173132A - 治具装置 - Google Patents
治具装置Info
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- JPS62173132A JPS62173132A JP1550786A JP1550786A JPS62173132A JP S62173132 A JPS62173132 A JP S62173132A JP 1550786 A JP1550786 A JP 1550786A JP 1550786 A JP1550786 A JP 1550786A JP S62173132 A JPS62173132 A JP S62173132A
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- workpiece
- jig device
- hole
- jig
- actuator
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Landscapes
- Jigs For Machine Tools (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は治具装置に関し、一層詳細には、例えば、自動
車のホイールディスクを加工する際にこれを位置決め保
持する治具装置であって、前記ホイールディスクを一度
固定するだけでこのホイールディスクに必要とされる種
々の多方面からの加工を容易に行うことが出来、しかも
、可及的に小型化が可能な治具装置に関する。
車のホイールディスクを加工する際にこれを位置決め保
持する治具装置であって、前記ホイールディスクを一度
固定するだけでこのホイールディスクに必要とされる種
々の多方面からの加工を容易に行うことが出来、しかも
、可及的に小型化が可能な治具装置に関する。
一般に、自動車産業において、自動車を構成する種々の
部品は工場内でライン生産工程により大量生産されてい
る。例えば、車輌を構成するホイールディスクは鋳造成
形された後、エンジンに連結する駆動軸側に取り付ける
ための孔部並びにチューブパルプを取り付けるための孔
部等の加工が施されている。この場合、前記ホイールデ
ィスクを位置決め固定するために種々の治具装置が採用
されており、この種の治具装置の一側を第1図に示す。
部品は工場内でライン生産工程により大量生産されてい
る。例えば、車輌を構成するホイールディスクは鋳造成
形された後、エンジンに連結する駆動軸側に取り付ける
ための孔部並びにチューブパルプを取り付けるための孔
部等の加工が施されている。この場合、前記ホイールデ
ィスクを位置決め固定するために種々の治具装置が採用
されており、この種の治具装置の一側を第1図に示す。
すなわち、参照符号2は従来技術に係る治具装置を構成
する基台を示す。前記基台2の中央部にはワーク位置決
め用棒体4が立設されており、前記棒体4の両側部にク
ランプ機構6a、6bが設けられている。前記クランプ
機構6a、6bを構成するクランプシリンダ8a、8b
から延在するロッド1QaS10bにはアーム12a1
12bの一端部が係着されており、前記アーム12a、
12bは夫々の略中間部を支点13a、13bを介して
揺動可能に支承されている。前記アーム12a、12b
の他端部に押圧部材14a、14bが固着されており、
一方、基台2には前記押圧部材14a、14bに対応す
るように受台16a、16bが設けられている。また、
棒体4には孔部位置決め用シリンダ20が係着されてお
り、前記シリンダ20からロッド22が延在している。
する基台を示す。前記基台2の中央部にはワーク位置決
め用棒体4が立設されており、前記棒体4の両側部にク
ランプ機構6a、6bが設けられている。前記クランプ
機構6a、6bを構成するクランプシリンダ8a、8b
から延在するロッド1QaS10bにはアーム12a1
12bの一端部が係着されており、前記アーム12a、
12bは夫々の略中間部を支点13a、13bを介して
揺動可能に支承されている。前記アーム12a、12b
の他端部に押圧部材14a、14bが固着されており、
一方、基台2には前記押圧部材14a、14bに対応す
るように受台16a、16bが設けられている。また、
棒体4には孔部位置決め用シリンダ20が係着されてお
り、前記シリンダ20からロッド22が延在している。
このようにして構成される治具装置にワークW(例えば
、アルミ製ホイールディスク)を位置決め固定する。前
記ワークWの中央部には基準孔24を形成しており、前
記基準孔24を囲繞するようにして複数個、例えば、4
個の段付孔部26が鋳造成形されている。前記段付孔部
26はワ一りWを駆動軸側に取り付けるためのボルト挿
入用孔部であり、面取り加工等を行うため夫々の段付孔
部26には両側から夫々所定の工具による第1および第
2の加工が施される。
、アルミ製ホイールディスク)を位置決め固定する。前
記ワークWの中央部には基準孔24を形成しており、前
記基準孔24を囲繞するようにして複数個、例えば、4
個の段付孔部26が鋳造成形されている。前記段付孔部
26はワ一りWを駆動軸側に取り付けるためのボルト挿
入用孔部であり、面取り加工等を行うため夫々の段付孔
部26には両側から夫々所定の工具による第1および第
2の加工が施される。
そこで、基準孔24に棒体4を嵌合すると共にシリンダ
20を駆動してロッド22を−の段付孔部26に嵌合す
る。これによってワークW並びに段付孔部26の位置決
めを行う。次いで、クランプ機構68.6bを構成する
クランプシリンダ8a、8bを駆動してロッド10a、
lobを、図中、上方に変位させてアーム12a、12
bを揺動させ、押圧部材14a、14bと受台16a、
16bとにより前記ワークWの一側外周部28aを押圧
保持する。
20を駆動してロッド22を−の段付孔部26に嵌合す
る。これによってワークW並びに段付孔部26の位置決
めを行う。次いで、クランプ機構68.6bを構成する
クランプシリンダ8a、8bを駆動してロッド10a、
lobを、図中、上方に変位させてアーム12a、12
bを揺動させ、押圧部材14a、14bと受台16a、
16bとにより前記ワークWの一側外周部28aを押圧
保持する。
このようにして、ワークWを治具装置に位置決め保持し
て後、シリンダ20を駆動してロッド22を下方向に変
位させ、−の段付孔部26からこのロッド22を離脱さ
せる。そして、回転工具29により複数の段付孔部26
に第1の加工を行う。
て後、シリンダ20を駆動してロッド22を下方向に変
位させ、−の段付孔部26からこのロッド22を離脱さ
せる。そして、回転工具29により複数の段付孔部26
に第1の加工を行う。
前記ワークWに第1加工を施して後、クランプ機構6a
、6bを駆動して押圧部材14a、14bと受台15
a、16bとによる外周部28aへのクランプ作用を解
除し、次いで、ワークWを治具装置から取り外してこの
ワークWを反転させ、他の治具装置(図示せず)に位置
決め固定する。
、6bを駆動して押圧部材14a、14bと受台15
a、16bとによる外周部28aへのクランプ作用を解
除し、次いで、ワークWを治具装置から取り外してこの
ワークWを反転させ、他の治具装置(図示せず)に位置
決め固定する。
この場合、前記他の治具装置は第1図に示す治具装置と
同様に構成されており、クランプ機構6a、6bの間隔
、押圧部材14a、14bおよび受台16a、16bの
形状はワークWの他側外周部28bに対応して選択され
ている。
同様に構成されており、クランプ機構6a、6bの間隔
、押圧部材14a、14bおよび受台16a、16bの
形状はワークWの他側外周部28bに対応して選択され
ている。
そこで、ワークWを他の治具装置に反転させた状態で固
定して後、段付孔部26を図示しない回転工具により第
1加工とは逆方向から第2の加工を行って夫々の段付孔
部26の加工を終了する。
定して後、段付孔部26を図示しない回転工具により第
1加工とは逆方向から第2の加工を行って夫々の段付孔
部26の加工を終了する。
このように、従来の治具装置では、ワークを治具装置に
位置決め保持して第1の加工を行って後、前記ワークを
反転させて他の治具装置に位置決め保持し、次いで、第
2の加工を行っている。このため、単一のワークを2回
ずつ夫々の治具装置に取り付けなければならず、前記ワ
ークの装着作業が煩雑なものとなると共に、このワーク
の加工に相当な時間を要するという欠点が露呈する。
位置決め保持して第1の加工を行って後、前記ワークを
反転させて他の治具装置に位置決め保持し、次いで、第
2の加工を行っている。このため、単一のワークを2回
ずつ夫々の治具装置に取り付けなければならず、前記ワ
ークの装着作業が煩雑なものとなると共に、このワーク
の加工に相当な時間を要するという欠点が露呈する。
また、ワークを反転させて固定するために第1の加工と
第2の加工とではクランプする個所が異なり、前記第1
並びに第2加工を同軸的に且つ正確に行うことが極めて
困難なものとなる。
第2の加工とではクランプする個所が異なり、前記第1
並びに第2加工を同軸的に且つ正確に行うことが極めて
困難なものとなる。
さらに、ワークの外周部をクランプするため、治具装置
自体がかなり大型なものとなると共に、ワークの大きさ
が異なる場合に夫々のワークの大きさに対応する治具装
置を夫々2台ずつ用意しなければならず、治具装置の製
造コストが高騰するという不都合が生ずる。
自体がかなり大型なものとなると共に、ワークの大きさ
が異なる場合に夫々のワークの大きさに対応する治具装
置を夫々2台ずつ用意しなければならず、治具装置の製
造コストが高騰するという不都合が生ずる。
さらにまた、ワークには、第1図に示すように、チュー
ブバルブ取付用孔部27が設けられている。この場合、
前記孔部27の中心は基準孔24の中心に対し偏心して
いるため、第1図に示した状態でこの孔部27を加工す
ることは到底困難であって、新たな治具装置を用いなけ
ればならない。
ブバルブ取付用孔部27が設けられている。この場合、
前記孔部27の中心は基準孔24の中心に対し偏心して
いるため、第1図に示した状態でこの孔部27を加工す
ることは到底困難であって、新たな治具装置を用いなけ
ればならない。
本発明は前記の不都合を克服するためになされたもので
あって、ワーク、例えば、ホイールディスクの中央部に
形成される孔部を利用して前記ホイールディスクの位置
決め並びにクランプを行うよう構成することにより、ワ
ークを一旦固定するだけで必要な加工を全て行うことが
出来、これによって、ワークの取付作業が簡素化して前
記加工を短時間で行い、しかも、種々の大きさを有する
ワークにも好適に対応出来ると共に可及的に小型化する
ことを可能にする治具装置を提供することを目°的とす
る。
あって、ワーク、例えば、ホイールディスクの中央部に
形成される孔部を利用して前記ホイールディスクの位置
決め並びにクランプを行うよう構成することにより、ワ
ークを一旦固定するだけで必要な加工を全て行うことが
出来、これによって、ワークの取付作業が簡素化して前
記加工を短時間で行い、しかも、種々の大きさを有する
ワークにも好適に対応出来ると共に可及的に小型化する
ことを可能にする治具装置を提供することを目°的とす
る。
前記の目的を達成するために、本発明はワークを加工す
る際に前記ワークを位置決め保持する治具装置であって
、前記ワークに形成されている孔部に挿入されると共に
膨径可能に構成されるチャック機構と、前記チャック機
構と同軸的に配設されるロンド部材を介して開閉動作す
るクランプアームを設けたクランプ機構とを含み、前記
チャック機構を膨径させて前記ワークの孔部内周面を押
圧して前記ワークの位置決めを行うと共に、前記ロンド
部材を介して前記クランプアームを動作させて前記ワー
クを押圧保持するよう構成することを特徴とする。
る際に前記ワークを位置決め保持する治具装置であって
、前記ワークに形成されている孔部に挿入されると共に
膨径可能に構成されるチャック機構と、前記チャック機
構と同軸的に配設されるロンド部材を介して開閉動作す
るクランプアームを設けたクランプ機構とを含み、前記
チャック機構を膨径させて前記ワークの孔部内周面を押
圧して前記ワークの位置決めを行うと共に、前記ロンド
部材を介して前記クランプアームを動作させて前記ワー
クを押圧保持するよう構成することを特徴とする。
次に、本発明に係る治具装置について好適な実施例を挙
げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
第2図において、参照符号30は当該治具装置を組み込
む両頭式1作機械を示す。前記両頭式1作機械30を構
成する基台32上には、図中、左右両側に夫々進退動作
可能に搬送台34a、34bが載設される。前記搬送台
34a、34bには夫々対峙して第1および第2の工具
装置36a、36bが設けられる。
む両頭式1作機械を示す。前記両頭式1作機械30を構
成する基台32上には、図中、左右両側に夫々進退動作
可能に搬送台34a、34bが載設される。前記搬送台
34a、34bには夫々対峙して第1および第2の工具
装置36a、36bが設けられる。
そこで、基台32上の略中央部に本発明に係る治具装置
40が配設される。この場合、前記治具装置40を構成
する治具台42はベース44上に載設されており、前記
ベース44は基台32に固着される軸46に対して回動
自在に支持される。
40が配設される。この場合、前記治具装置40を構成
する治具台42はベース44上に載設されており、前記
ベース44は基台32に固着される軸46に対して回動
自在に支持される。
第3図および第4図において、治具台42は前記ベース
44に複数のボルト47を介して固着される基台部48
と、前記基台部48の一端部側にこれと直交するように
して立設される支持部50とを含む。前記支持部50の
両側部には夫々第1のガイド用円筒部52a、52bを
水平方向に膨出形成し、前記円筒部52a、52bの上
方に第2のガイド用円筒部55a、56bを形成する。
44に複数のボルト47を介して固着される基台部48
と、前記基台部48の一端部側にこれと直交するように
して立設される支持部50とを含む。前記支持部50の
両側部には夫々第1のガイド用円筒部52a、52bを
水平方向に膨出形成し、前記円筒部52a、52bの上
方に第2のガイド用円筒部55a、56bを形成する。
この場合、前記円筒部55a、56bは夫々の円筒部5
2a、 52bとは反対方向に膨出している(第4図参
照)。
2a、 52bとは反対方向に膨出している(第4図参
照)。
さらに、支持部50の上部には円筒部52a、52bと
同一方向に膨出して取付台58が形成される。
同一方向に膨出して取付台58が形成される。
第4図に示すように、取付台58の中央部には軸線方向
に指向して孔部60を形成し、前記孔部60の端部には
段部を介して大径となるシリンダ室62が連通ずる。前
記シリンダ室62には図示しない流体供給用ポートが設
けられており、このシリンダ室62の端部には段部を介
してこれより大径となる孔部が連通ずる(図示せず)。
に指向して孔部60を形成し、前記孔部60の端部には
段部を介して大径となるシリンダ室62が連通ずる。前
記シリンダ室62には図示しない流体供給用ポートが設
けられており、このシリンダ室62の端部には段部を介
してこれより大径となる孔部が連通ずる(図示せず)。
また、取付台58には孔部60の中心から半径方向外方
にあって等間隔離間し且つ軸線方向に沿って溝部64a
乃至64dを形成しく第3図参照)、前記溝部64a乃
至64dは支持部50の裏面から外部に連通状態にある
。前記取付台58の先端部には板体66を図示しないボ
ルトを介して固着し、前記板体66の中央部には段付孔
部68が形成される。さらに、この板体66には図示し
ないボルトを介してワーク当接用プレート70が係着さ
れる。そして、板体66の段付孔部68に嵌合するよう
にチャック機構72が配設される。
にあって等間隔離間し且つ軸線方向に沿って溝部64a
乃至64dを形成しく第3図参照)、前記溝部64a乃
至64dは支持部50の裏面から外部に連通状態にある
。前記取付台58の先端部には板体66を図示しないボ
ルトを介して固着し、前記板体66の中央部には段付孔
部68が形成される。さらに、この板体66には図示し
ないボルトを介してワーク当接用プレート70が係着さ
れる。そして、板体66の段付孔部68に嵌合するよう
にチャック機構72が配設される。
前記チャック機構72を構成するコレット74には前記
段付孔部68に対応する段部76を形成し、このコレ・
7ト74の外周部には軸線方向に指向して複数のスリッ
ト78が形成される。また、前記コレット74の一端部
内周部には半径方向内方に指向して傾斜する傾斜面80
を設けている(第6図aおよびb参照)。そこで、前記
コレット74にスリーブ部材82を嵌合する。前記スリ
ーブ部材82の外周一端部には取付台58のシリンダ室
62に嵌合するピストン部84を形成し、前記ピストン
部84の一端部には段部を介して小径となる円筒部85
を形成する。前記円筒部85は孔部60に嵌合するもの
であり、その一端部にコレット74の傾斜面80に対応
する傾゛斜面86を形成しておく(第6図aおよびb参
照)。
段付孔部68に対応する段部76を形成し、このコレ・
7ト74の外周部には軸線方向に指向して複数のスリッ
ト78が形成される。また、前記コレット74の一端部
内周部には半径方向内方に指向して傾斜する傾斜面80
を設けている(第6図aおよびb参照)。そこで、前記
コレット74にスリーブ部材82を嵌合する。前記スリ
ーブ部材82の外周一端部には取付台58のシリンダ室
62に嵌合するピストン部84を形成し、前記ピストン
部84の一端部には段部を介して小径となる円筒部85
を形成する。前記円筒部85は孔部60に嵌合するもの
であり、その一端部にコレット74の傾斜面80に対応
する傾゛斜面86を形成しておく(第6図aおよびb参
照)。
一方、シリンダ室62に連通ずる図示しない孔部にはク
ランプ機構88を構成するシリンダ部材89を嵌合装着
する。前記シリンダ部材89の中央部にはシリンダ室9
0を形成すると共に、このシリンダ部材 用孔部92が連通ずる。前記孔部92には図示しないボ
ルトを介してロッド部材94を嵌合する。ロッド部材9
4はスリーブ部材82に嵌合する円筒部96と、前記円
筒部96の一端部に形成される大径部98とを含み、こ
の場合、前記大径部98の直径は後述するワークの基準
孔の直径より小さく選択される。前記ロッド部材94の
中央部には軸線方向に孔部100を形成し、前記孔部1
00はこれより大径な孔部102と連通ずる。また、大
径部98では軸線方向に沿って所定の長さに亘り切り欠
くと共に、半径方向に対して偏心し且つ対称となる位置
に夫々溝部104a、104bを形成する。
ランプ機構88を構成するシリンダ部材89を嵌合装着
する。前記シリンダ部材89の中央部にはシリンダ室9
0を形成すると共に、このシリンダ部材 用孔部92が連通ずる。前記孔部92には図示しないボ
ルトを介してロッド部材94を嵌合する。ロッド部材9
4はスリーブ部材82に嵌合する円筒部96と、前記円
筒部96の一端部に形成される大径部98とを含み、こ
の場合、前記大径部98の直径は後述するワークの基準
孔の直径より小さく選択される。前記ロッド部材94の
中央部には軸線方向に孔部100を形成し、前記孔部1
00はこれより大径な孔部102と連通ずる。また、大
径部98では軸線方向に沿って所定の長さに亘り切り欠
くと共に、半径方向に対して偏心し且つ対称となる位置
に夫々溝部104a、104bを形成する。
そこで、シリンダ部材89にピストン部材106を配設
する。前記ピストン部材106の一端から延在する第1
のロッド108はロッド部材94の孔部100に嵌合す
ると共にその先端部に外周部両側から切り欠いて板状部
109を形成する。前記板状部109の図示しない孔部
に係合ピン110を嵌合してこの保合ピン110にクラ
ンプアーム112a。
する。前記ピストン部材106の一端から延在する第1
のロッド108はロッド部材94の孔部100に嵌合す
ると共にその先端部に外周部両側から切り欠いて板状部
109を形成する。前記板状部109の図示しない孔部
に係合ピン110を嵌合してこの保合ピン110にクラ
ンプアーム112a。
112bを係合する(第6図aおよびb参照)。
前記クランプアーム112a、112bは板状に形成さ
れ、夫々の略中央部をピン部材114a、114bを介
してロッド部材94の大径部98に揺動自在に支承する
。また、夫々のクランプアーム112a。
れ、夫々の略中央部をピン部材114a、114bを介
してロッド部材94の大径部98に揺動自在に支承する
。また、夫々のクランプアーム112a。
112bの一端には押圧面部116a、116bを形成
し、前記押圧面部116a、116bに対応する他端部
には半長円状の開口部118a、 118bを形成する
。この場合、前記開口部118a、 118bは係合ピ
ン110を嵌合するものであり、このため、ピストン部
材106を矢印A、B方向に変位させると夫々のクラン
プアーム112a、 112bはピン部材114a、、
114bを支点として揺動変位する。
し、前記押圧面部116a、116bに対応する他端部
には半長円状の開口部118a、 118bを形成する
。この場合、前記開口部118a、 118bは係合ピ
ン110を嵌合するものであり、このため、ピストン部
材106を矢印A、B方向に変位させると夫々のクラン
プアーム112a、 112bはピン部材114a、、
114bを支点として揺動変位する。
一方、ピストン部材106の他端部から延在する第2の
ロッド120の端部にはピン部材122を介してアーム
部材124の一端が係合する。前記アーム部材124は
支持部50に揺動自在に支持されており、その他端が前
記支持部50の上部に設けられるリミットスイッチ12
6に係合可能に構成されている。
ロッド120の端部にはピン部材122を介してアーム
部材124の一端が係合する。前記アーム部材124は
支持部50に揺動自在に支持されており、その他端が前
記支持部50の上部に設けられるリミットスイッチ12
6に係合可能に構成されている。
ところで、支持部50には、例えば、ワーク位置決め機
構128が設けられる。第5図に示すように、ワーク位
置決め機構128を構成する固定軸130は支持部50
にその一端部を固着されており、前記固定軸130の外
周部にはガイド溝132が形成される。この場合、前記
ガイド溝132は画定軸130の軸線方向に所定長さ延
在して後、図中、反時計方向に湾曲している。そして、
この固定軸130には位置決めピンホルダ134が装着
される。前記位置決めピンホルダ134は前記固定軸1
30を嵌合する円筒部136と、この円筒部136の外
周部から外方に膨出する取付部138と、前記円筒部1
36の上部側に設けられるガイド部140とを含む。円
筒部136の外周先端部には所定の角度に亘って逃げ溝
142を形成し、一方、取付部138の先端部には位置
決めピン144を固着する。さらに、ガイド部140に
はガイドピン146が配設され、このガイドピン146
は固定軸130のガイド溝132に嵌合する。前記ガイ
ド部140の上部後端部側には一対のガイド板148a
、148bを形成し、夫々のガイド板148a、148
bの間には支持部50に固着されるキー150が臨入し
て位置決めピン144が回転することを阻止している。
構128が設けられる。第5図に示すように、ワーク位
置決め機構128を構成する固定軸130は支持部50
にその一端部を固着されており、前記固定軸130の外
周部にはガイド溝132が形成される。この場合、前記
ガイド溝132は画定軸130の軸線方向に所定長さ延
在して後、図中、反時計方向に湾曲している。そして、
この固定軸130には位置決めピンホルダ134が装着
される。前記位置決めピンホルダ134は前記固定軸1
30を嵌合する円筒部136と、この円筒部136の外
周部から外方に膨出する取付部138と、前記円筒部1
36の上部側に設けられるガイド部140とを含む。円
筒部136の外周先端部には所定の角度に亘って逃げ溝
142を形成し、一方、取付部138の先端部には位置
決めピン144を固着する。さらに、ガイド部140に
はガイドピン146が配設され、このガイドピン146
は固定軸130のガイド溝132に嵌合する。前記ガイ
ド部140の上部後端部側には一対のガイド板148a
、148bを形成し、夫々のガイド板148a、148
bの間には支持部50に固着されるキー150が臨入し
て位置決めピン144が回転することを阻止している。
なお、前記キー150の近傍にはリミットスイッチ15
2を設けておく。
2を設けておく。
さらにまた、固定軸130の下方にはシリンダ154が
配設され、前記シリンダ154から延在するピストンロ
ッド156は蓋体158を貫通している。前記蓋体15
8にはガイドバー160の一端が固着され、このガイド
バー160はピストンロッド156の先端に係着される
移動板162に嵌合してこの移動板162の回転を阻止
している。前記移動板162の一端には幅狭な係止部1
64を形成する。
配設され、前記シリンダ154から延在するピストンロ
ッド156は蓋体158を貫通している。前記蓋体15
8にはガイドバー160の一端が固着され、このガイド
バー160はピストンロッド156の先端に係着される
移動板162に嵌合してこの移動板162の回転を阻止
している。前記移動板162の一端には幅狭な係止部1
64を形成する。
本発明に係る治具装置は基本的には以上のように構成さ
れるものであり、次にその作用並びに効果について説明
する。
れるものであり、次にその作用並びに効果について説明
する。
先ず、当該治具装置40により位置決め固定されるワー
クW(ホイールディスク)を第7図に示す。すなわち、
ワークWの中央部には基準孔166が形成されており、
前記基準孔166を囲繞するように等間隔離間して段付
孔部168a乃至168dが鋳造成形される。ワークW
の外周部一端にはこのワークWの軸線に対し所定角度傾
斜してチューブバルブ取付用段付孔部170が形成され
ている。一方、ワークWの内部には基準面172が形成
されており、この基準面172は前記ワークWを自動車
の駆動軸側に取り付ける際の取付面となる。
クW(ホイールディスク)を第7図に示す。すなわち、
ワークWの中央部には基準孔166が形成されており、
前記基準孔166を囲繞するように等間隔離間して段付
孔部168a乃至168dが鋳造成形される。ワークW
の外周部一端にはこのワークWの軸線に対し所定角度傾
斜してチューブバルブ取付用段付孔部170が形成され
ている。一方、ワークWの内部には基準面172が形成
されており、この基準面172は前記ワークWを自動車
の駆動軸側に取り付ける際の取付面となる。
そこで、前記ワークWを当該治具装置40で位置決め保
持する作業について説明する。
持する作業について説明する。
すなわち、ワークWを人手若しくは把持用ロボットハン
ド等により把持し、ロッド部材94の大径部98に基準
孔166を遊嵌させるようにしてこのワークWの基準面
172をワーク当接用プレート70に当接させる。さら
に、前記ワークWの段付孔部168a乃至168dのい
ずれか−の孔部にワーク位置決めピン144を嵌合する
。
ド等により把持し、ロッド部材94の大径部98に基準
孔166を遊嵌させるようにしてこのワークWの基準面
172をワーク当接用プレート70に当接させる。さら
に、前記ワークWの段付孔部168a乃至168dのい
ずれか−の孔部にワーク位置決めピン144を嵌合する
。
次いで、取付台58内のシリンダ室62に図示しない通
路から流体を供給すると、スリーブ部材82が矢印A方
向に変位し、このスリーブ部材82の先端部に形成され
る傾斜面86がコレット74の傾斜面80に係合して前
記コレット74の先端部が半径方向外方に押圧される。
路から流体を供給すると、スリーブ部材82が矢印A方
向に変位し、このスリーブ部材82の先端部に形成され
る傾斜面86がコレット74の傾斜面80に係合して前
記コレット74の先端部が半径方向外方に押圧される。
このため、スリット78を介してコレット74の直径が
増大して前記コレット74の外周面部がワークWの基準
孔166の内周面部を押圧し、結果的に、チャック機構
72により前記ワークWの位置決めが行われる。
増大して前記コレット74の外周面部がワークWの基準
孔166の内周面部を押圧し、結果的に、チャック機構
72により前記ワークWの位置決めが行われる。
そこで、シリンダ部材89内のシリンダ室90に圧力流
体を導入すれば、ピストン部材106が矢印A方向に変
位する。従って、第10ンド108の先端部に形成され
る板状部109の係合ピン110に係合するクランプア
ーム112a、 112bはピン部材114a、114
bを支点として回動し、押圧面部116a、116bが
大径部98の外部に露呈する。さらに、ピストン部材1
06を矢印A方向に変位させると、クランプアーム11
2a、112bの押圧面部116a、116bはワーク
Wを矢印B方向に押圧し、結果的に、前記ワークWはワ
ーク当接用プレート70とクランプアーム112a、
112bに押圧保持される(第り図a参照)。
体を導入すれば、ピストン部材106が矢印A方向に変
位する。従って、第10ンド108の先端部に形成され
る板状部109の係合ピン110に係合するクランプア
ーム112a、 112bはピン部材114a、114
bを支点として回動し、押圧面部116a、116bが
大径部98の外部に露呈する。さらに、ピストン部材1
06を矢印A方向に変位させると、クランプアーム11
2a、112bの押圧面部116a、116bはワーク
Wを矢印B方向に押圧し、結果的に、前記ワークWはワ
ーク当接用プレート70とクランプアーム112a、
112bに押圧保持される(第り図a参照)。
すなわち、ワークWはチャック機構72により基準孔1
66を介してその中心を正確に位置決めされると共に、
クランプ機構88により取付台58に対ししっかりと固
定される。さらに、ワーク位置決め機構128を介して
前記ワークWの段付孔部168a乃至168dの位置決
めが行われることになる。
66を介してその中心を正確に位置決めされると共に、
クランプ機構88により取付台58に対ししっかりと固
定される。さらに、ワーク位置決め機構128を介して
前記ワークWの段付孔部168a乃至168dの位置決
めが行われることになる。
このようにして、治具装置40にワークWを固定し、後
述するように位置決めピン144をワークWから離間さ
せて後、第111ta送台34aを移動させて第1工具
装置36aを当該治具装置40側に変位させる。この場
合、前記第1工具装置36aのガイドバー174a、1
74bが前記冶具装置40のガイド用円筒部56a、5
6b内に嵌合してこの第1工具装置36aに設けられる
第1の回転工具175をワークWに対し正確に案内する
。そして、前記第1回転工具175を回転させながら、
例えば、支持部50の溝部64aにこの第1回転工具1
75を挿通して前記ワークWの段付孔部168aに所定
の加工を施す。前記段付孔部168aの加工を終了した
後、搬送台34aを矢印B方向に変位させて第1工具装
置36aを治具装置40から離間させる。
述するように位置決めピン144をワークWから離間さ
せて後、第111ta送台34aを移動させて第1工具
装置36aを当該治具装置40側に変位させる。この場
合、前記第1工具装置36aのガイドバー174a、1
74bが前記冶具装置40のガイド用円筒部56a、5
6b内に嵌合してこの第1工具装置36aに設けられる
第1の回転工具175をワークWに対し正確に案内する
。そして、前記第1回転工具175を回転させながら、
例えば、支持部50の溝部64aにこの第1回転工具1
75を挿通して前記ワークWの段付孔部168aに所定
の加工を施す。前記段付孔部168aの加工を終了した
後、搬送台34aを矢印B方向に変位させて第1工具装
置36aを治具装置40から離間させる。
この場合、前記第1工具装置36aにはギヤングヘッド
の如(段付孔部168a乃至168dに対応する複数の
第1回転工具175が装着されており、夫々の第1回転
工具175を介して前記段付孔部168a乃至168d
に面取り加工並びに荒加工等を行うものである。
の如(段付孔部168a乃至168dに対応する複数の
第1回転工具175が装着されており、夫々の第1回転
工具175を介して前記段付孔部168a乃至168d
に面取り加工並びに荒加工等を行うものである。
次いで、搬送台34bを矢印B方向に移動して第2工具
装置36bを治具装置40側に変位させる。
装置36bを治具装置40側に変位させる。
前記第2工具装置36bにはガイドバー176a、17
6bが設けられており、夫々のガイドバー176a。
6bが設けられており、夫々のガイドバー176a。
176bを支持部50のガイド用円筒部52a、52b
内に嵌合して第2の回転工具178をワークWに対し正
確に案内する。そこで、前記第2回転工具178を回転
させて荒加工終了後の段付孔部168a乃至168dに
仕上切削加工を施す。第2工具装置36bには第1工具
装置36aと同様にして複数の第2回転工具178を連
結しており、夫々の第2回転工具178により段付孔部
168a乃至168dの仕上切削加工を行う。
内に嵌合して第2の回転工具178をワークWに対し正
確に案内する。そこで、前記第2回転工具178を回転
させて荒加工終了後の段付孔部168a乃至168dに
仕上切削加工を施す。第2工具装置36bには第1工具
装置36aと同様にして複数の第2回転工具178を連
結しており、夫々の第2回転工具178により段付孔部
168a乃至168dの仕上切削加工を行う。
ところで、この場合、ワークWの段付孔部168a乃至
168dのいずれか−の孔部には位置決めピン144が
嵌合して前記段付孔部168a乃至168dの位置決め
を行うものであるが、前記位置決めピン144は前記−
の孔部から離脱して夫々の段付孔部168a乃至168
dの加工を妨げることはない。
168dのいずれか−の孔部には位置決めピン144が
嵌合して前記段付孔部168a乃至168dの位置決め
を行うものであるが、前記位置決めピン144は前記−
の孔部から離脱して夫々の段付孔部168a乃至168
dの加工を妨げることはない。
すなわち、ワークWを取付台58に位置決め固定して後
、シリンダ154を駆動してピストンロッド156を、
第5図中、矢印方向に変位させると、前記ピストンロッ
ド156に固着される移動板162がガイドバー160
に案内されて同様にして矢印方向に変位する。このため
、前記移動板162の一端部に形成される係止部164
を介して位置決めピンホルダ134が矢印方向に変位し
、前記位置決めピンホルダ134はガイドピン146と
ガイド溝132に案内されて所定の距離だけワークWか
ら退勤変位する。さらに前記位置決めピンホルダ134
を矢印方向に変位させると、ガイドピン146がガイド
溝132に沿って反時計方向(矢印C方向)に偏位し、
このため、位置決めピンホルダ134が反時計方向に回
転する。従って、取付部138が位置決めピン144と
一体的に所定角度反時計方向に偏位し、前記取付部13
8並びに位置決めピン144はワークWの段付孔部16
8a乃至168dのいずれの軸線上からも好適に退避す
ることになる。結果的に、第1並びに第2工具装置36
a、36bによるワークWの加工時においてワーク位置
決め機構128は夫々の加工作業を阻止することがない
。
、シリンダ154を駆動してピストンロッド156を、
第5図中、矢印方向に変位させると、前記ピストンロッ
ド156に固着される移動板162がガイドバー160
に案内されて同様にして矢印方向に変位する。このため
、前記移動板162の一端部に形成される係止部164
を介して位置決めピンホルダ134が矢印方向に変位し
、前記位置決めピンホルダ134はガイドピン146と
ガイド溝132に案内されて所定の距離だけワークWか
ら退勤変位する。さらに前記位置決めピンホルダ134
を矢印方向に変位させると、ガイドピン146がガイド
溝132に沿って反時計方向(矢印C方向)に偏位し、
このため、位置決めピンホルダ134が反時計方向に回
転する。従って、取付部138が位置決めピン144と
一体的に所定角度反時計方向に偏位し、前記取付部13
8並びに位置決めピン144はワークWの段付孔部16
8a乃至168dのいずれの軸線上からも好適に退避す
ることになる。結果的に、第1並びに第2工具装置36
a、36bによるワークWの加工時においてワーク位置
決め機構128は夫々の加工作業を阻止することがない
。
次に、ワークWのチューブバルブ取付用段付孔部170
の加工を行う。
の加工を行う。
先ず、当該治具装置40を軸46を中心にして所定方向
に回転させて、段付孔部170の中心線が夫々の回転工
具175a並びに1783の回転中心と一致する位置に
おいて前記治具装置40の回転を停止させてこの治具装
置40を固定する(第8図参照)。次いで、段付孔部1
68a乃至168dにおいて説明したように、段付孔部
170を回転工具175aと178aとにより荒加工並
びに仕上加工を行う。
に回転させて、段付孔部170の中心線が夫々の回転工
具175a並びに1783の回転中心と一致する位置に
おいて前記治具装置40の回転を停止させてこの治具装
置40を固定する(第8図参照)。次いで、段付孔部1
68a乃至168dにおいて説明したように、段付孔部
170を回転工具175aと178aとにより荒加工並
びに仕上加工を行う。
その際、位置決めピン144をワークWの段付孔部16
8a乃至168dのいずれか−の孔部に嵌合しておけば
、前記段付孔部170の加工時においてワークWの回転
等を好適に阻止することが出来る。
8a乃至168dのいずれか−の孔部に嵌合しておけば
、前記段付孔部170の加工時においてワークWの回転
等を好適に阻止することが出来る。
このようにして、ワークWの加工を終了して後、シリン
ダ部材89のシリンダ室90内に図示しない他方の通路
から流体を導入すれば、ピストン部材106は矢印B方
向に変位して第10ノド108の先端部に固着される係
合ピン110が同様にして矢印B方向に変位する。この
ため、クランプアーム112a、112bはピン部材1
14a、114bを支点にして揺動し、夫々の押圧面部
116a、 116bはロッド部材94の大径部98内
に収納されてワークWのクランプ作用が解除される(第
6図す参照)。
ダ部材89のシリンダ室90内に図示しない他方の通路
から流体を導入すれば、ピストン部材106は矢印B方
向に変位して第10ノド108の先端部に固着される係
合ピン110が同様にして矢印B方向に変位する。この
ため、クランプアーム112a、112bはピン部材1
14a、114bを支点にして揺動し、夫々の押圧面部
116a、 116bはロッド部材94の大径部98内
に収納されてワークWのクランプ作用が解除される(第
6図す参照)。
一方、シリンダ室62内に供給される圧力流体を介して
ピストン部84を矢印B方向に変位させると、スリーブ
部材82の先端部に形成される傾斜面86はコレット7
4の傾斜面80から離間して前記コレット74の直径が
縮小する(第6図す参照)。
ピストン部84を矢印B方向に変位させると、スリーブ
部材82の先端部に形成される傾斜面86はコレット7
4の傾斜面80から離間して前記コレット74の直径が
縮小する(第6図す参照)。
従って、コレット74の外周面部による基準孔166の
内周面部への押圧作用が解除される。そこで、このワー
クWをロボットのアーム等により把持して取付台58か
ら取り外して後、新たなワークWを前述した手順に従っ
てこの取付台58に位置決め装着する。
内周面部への押圧作用が解除される。そこで、このワー
クWをロボットのアーム等により把持して取付台58か
ら取り外して後、新たなワークWを前述した手順に従っ
てこの取付台58に位置決め装着する。
本実施例では、ワーク位置決め機構128を採用したが
、例えば、第1図の従来技術に示したシリンダ20を用
いてもよい。すなわち、第7図に示すように、ワークW
の基準面172に、例えば、2個の鋳抜穴180a、
180bを形成し、一方、支持部50にワーク位置決め
機構128に代替して前記鋳抜穴180a、180bに
対応する位置にシリンダ20を2個配設する。そして、
ワークWを取付台58に装着する際に、前記シリンダ2
0の駆動作用下にロッド22を鋳抜穴180a、 18
0bに嵌合してこのワークWの段付孔部168a乃至1
68dの位置決めを行えば、前述したワーク位置決め機
構128と同様の効果が営まれることは容易に諒解され
よう。
、例えば、第1図の従来技術に示したシリンダ20を用
いてもよい。すなわち、第7図に示すように、ワークW
の基準面172に、例えば、2個の鋳抜穴180a、
180bを形成し、一方、支持部50にワーク位置決め
機構128に代替して前記鋳抜穴180a、180bに
対応する位置にシリンダ20を2個配設する。そして、
ワークWを取付台58に装着する際に、前記シリンダ2
0の駆動作用下にロッド22を鋳抜穴180a、 18
0bに嵌合してこのワークWの段付孔部168a乃至1
68dの位置決めを行えば、前述したワーク位置決め機
構128と同様の効果が営まれることは容易に諒解され
よう。
この場合、本発明によれば、ワークWの取付作業が極め
て簡便化されると共に、前記ワークの加工を正確に行う
ことが出来る。すなわち、ワークWの基準孔166を介
してこのワークWを位置決め並びにクランプすると共に
、車体側に取り付けるための基準面172を介してこの
ワークWの位置決めを行っている。このため、従来のよ
うに、ワークWの外周両端部を位置決めの基準とするも
のに比べ、このワークWの位置決めがより一層正確なも
のとなる。しかも、一度ワークWを取付台58に装着し
た状態で前記ワークWの両側から荒加工並びに仕上加工
を行うため、段付孔部168a乃至168d並びに段付
孔部170の加工を同軸的に正確に行うことが可能とな
る。
て簡便化されると共に、前記ワークの加工を正確に行う
ことが出来る。すなわち、ワークWの基準孔166を介
してこのワークWを位置決め並びにクランプすると共に
、車体側に取り付けるための基準面172を介してこの
ワークWの位置決めを行っている。このため、従来のよ
うに、ワークWの外周両端部を位置決めの基準とするも
のに比べ、このワークWの位置決めがより一層正確なも
のとなる。しかも、一度ワークWを取付台58に装着し
た状態で前記ワークWの両側から荒加工並びに仕上加工
を行うため、段付孔部168a乃至168d並びに段付
孔部170の加工を同軸的に正確に行うことが可能とな
る。
また、ワークWの取付作業が1回で済むため、前記取付
作業を簡単且つ短時間に行うことが出来、前記ワークW
の加工作業が効率的に行われる。さらにまた、ワークW
をその基準孔166を介して位置決めクランプしており
、前記ワークWの大きさが異なる場合にも前記基準孔1
66の直径が些程相異しないために単一の治具装置40
により種々の大きさを有するワークWに容易に対応し得
ると共に、可及的に小型化することが可能となる利点が
得られる。しかも、本実施例では、ワーク位置決め機構
128に位置決めピン144がワークWから好適に離間
したことを検出するりミツトスイッチ152を設けると
共に、ピストン部材106に係合するアーム部材124
を介して前記ワークWのクランプ状態を検出するリミッ
トスイッチ126を設けている。従って、ワークWの加
工作業工程をより一層自動化することが可能となる。
作業を簡単且つ短時間に行うことが出来、前記ワークW
の加工作業が効率的に行われる。さらにまた、ワークW
をその基準孔166を介して位置決めクランプしており
、前記ワークWの大きさが異なる場合にも前記基準孔1
66の直径が些程相異しないために単一の治具装置40
により種々の大きさを有するワークWに容易に対応し得
ると共に、可及的に小型化することが可能となる利点が
得られる。しかも、本実施例では、ワーク位置決め機構
128に位置決めピン144がワークWから好適に離間
したことを検出するりミツトスイッチ152を設けると
共に、ピストン部材106に係合するアーム部材124
を介して前記ワークWのクランプ状態を検出するリミッ
トスイッチ126を設けている。従って、ワークWの加
工作業工程をより一層自動化することが可能となる。
以上のように本発明によれば、ワークに形成されている
孔部を利用して前記ワークの位置決め並びにクランプを
行うように構成している。
孔部を利用して前記ワークの位置決め並びにクランプを
行うように構成している。
このため、治具装置自体を可及的に小型化することが出
来ると共に、大きさの異なる種々のワークに好適に対応
することが可能となる。しかも、治具装置に一部ワーク
を位置決め固定するだけで、例えば、孔部を両側から加
工して前記ワークの加工作業を効率的に行うことが出来
る。
来ると共に、大きさの異なる種々のワークに好適に対応
することが可能となる。しかも、治具装置に一部ワーク
を位置決め固定するだけで、例えば、孔部を両側から加
工して前記ワークの加工作業を効率的に行うことが出来
る。
また、ワークの取付作業が簡便化されて極めて自動化さ
れたライン生産工程の達成も可能となる利点が得られる
。
れたライン生産工程の達成も可能となる利点が得られる
。
以上、本発明について好適な実施例を挙げて説明したが
、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良並びに設
計の変更が可能なことは勿論である。
、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良並びに設
計の変更が可能なことは勿論である。
第1図は従来技術に係る治具装置の概略説明図、
第2図は本発明に係る治具装置を組み込む両頭式1作機
械の概略を示す側面図、 第3図は本発明に係る治具装置の斜視図、第4図は当該
治具装置の一部省略縦断面図、第5図は当該治具装置を
構成するワーク位置決め機構の一部断面斜視図、 第6図aおよびbは当該治具装置によりワークをクラン
プする際の説明図、 第7図は当該治具装置に位置決め固定されるワークの説
明図、 第8図は当該治具装置が回転した際の一部平面図である
。 40・・・治具装置42・・・治具台 48・・・基台部 50・・・支持部52
a、52b、56a、56b・・・円筒部58・・・取
付台 64a〜64d・・・溝部70・・
・ワーク当接用プレート 72・・・チャック機構 74・・・コレット8
2・・・スリーブ部材 88・・・クランプ機構
89・・・シリンダ部材 94・・・ロッド部材
98・・・大径部 106・・・ピストン
部材108・・・ロッド 110・・・係合
ピン112a、 112b・・・クランプアーム116
a、116b・・・押圧面部 120・・・ロッド1
28・・・ワーク位置決め機構 130・・・固定軸 134・・・位置決めピンホルダ 144・・・位置決めピン FIG、8 刃′
械の概略を示す側面図、 第3図は本発明に係る治具装置の斜視図、第4図は当該
治具装置の一部省略縦断面図、第5図は当該治具装置を
構成するワーク位置決め機構の一部断面斜視図、 第6図aおよびbは当該治具装置によりワークをクラン
プする際の説明図、 第7図は当該治具装置に位置決め固定されるワークの説
明図、 第8図は当該治具装置が回転した際の一部平面図である
。 40・・・治具装置42・・・治具台 48・・・基台部 50・・・支持部52
a、52b、56a、56b・・・円筒部58・・・取
付台 64a〜64d・・・溝部70・・
・ワーク当接用プレート 72・・・チャック機構 74・・・コレット8
2・・・スリーブ部材 88・・・クランプ機構
89・・・シリンダ部材 94・・・ロッド部材
98・・・大径部 106・・・ピストン
部材108・・・ロッド 110・・・係合
ピン112a、 112b・・・クランプアーム116
a、116b・・・押圧面部 120・・・ロッド1
28・・・ワーク位置決め機構 130・・・固定軸 134・・・位置決めピンホルダ 144・・・位置決めピン FIG、8 刃′
Claims (6)
- (1)ワークを加工する際に前記ワークを位置決め保持
する治具装置であって、前記ワークに形成されている孔
部に挿入されると共に膨径可能に構成されるチャック機
構と、前記チャック機構と同軸的に配設されるロッド部
材を介して開閉動作するクランプアームを設けたクラン
プ機構とを含み、前記チャック機構を膨径させて前記ワ
ークの孔部内周面を押圧して前記ワークの位置決めを行
うと共に、前記ロッド部材を介して前記クランプアーム
を動作させて前記ワークを押圧保持するよう構成するこ
とを特徴とする治具装置。 - (2)特許請求の範囲第1項記載の治具装置において、
チャック機構は外周部に軸線方向に指向してスリットを
形成すると共に内周部に半径方向内方に傾斜する傾斜面
を設けたコレット部材と、外周部に前記傾斜面に対応す
る傾斜面を有し且つアクチュエータに係合するスリーブ
部材とを含み、前記アクチュエータの作用下に前記スリ
ーブ部材を一方向に変位させて前記夫々の傾斜面を介し
て前記コレット部材を半径方向外方に膨径させ、前記コ
レットの外周面でワークの孔部内周面を押圧して前記ワ
ークの位置決めをしてなる治具装置。 - (3)特許請求の範囲第1項記載の治具装置において、
クランプ機構はワークの孔部より小径な円筒体と、前記
円筒体内に配設されるアクチュエータに係合するロッド
部材と、前記ロッド部材に設けられるピン部材に係合す
ると共に少なくとも一以上の揺動可能なクランプアーム
とを含み、前記アクチュエータの作用下に前記ロッド部
材を一方向に変位させて前記クランプアームを前記円筒
体の内部に収納して前記ワークの孔部に前記円筒体を挿
入し、さらに、前記アクチュエータの作用下に前記ロッ
ド部材を他方向に変位させて前記クランプアームの一部
を前記円筒体の外部に露呈させて前記ワークを装置側に
押圧保持してなる治具装置。 - (4)特許請求の範囲第1項記載の治具装置において、
ワークの中心から偏心する位置に形成される一以上の孔
部にアクチュエータの作用下に進退変位するピン部材を
嵌合して前記一以上の孔部の位置決めを行う孔部位置決
め機構を設けてなる治具装置。 - (5)特許請求の範囲第1項乃至第4項のいずれかに記
載の治具装置において、回転可能な回転台に装置本体を
載設し、前記回転台の少なくとも一側に回転工具を設け
た工具装置を前記装置本体に対して進退自在に配設して
なる治具装置。 - (6)特許請求の範囲第1項乃至第4項記載の治具装置
において、ワークはホイールディスクからなる治具装置
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1550786A JPS62173132A (ja) | 1986-01-27 | 1986-01-27 | 治具装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1550786A JPS62173132A (ja) | 1986-01-27 | 1986-01-27 | 治具装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62173132A true JPS62173132A (ja) | 1987-07-30 |
JPH0555260B2 JPH0555260B2 (ja) | 1993-08-16 |
Family
ID=11890718
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1550786A Granted JPS62173132A (ja) | 1986-01-27 | 1986-01-27 | 治具装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62173132A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02116404A (ja) * | 1987-10-23 | 1990-05-01 | Chiron Werke Gmbh & Co Kg | 自動車用ホイールのディッシュ乃至リムに固定孔またはバルブ孔を穿設する方法 |
CN105108527A (zh) * | 2015-09-01 | 2015-12-02 | 武汉船用机械有限责任公司 | 一种曲柄销盘卧式镗铣工装及其使用方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6861778B1 (ja) * | 2019-11-01 | 2021-04-21 | 株式会社牧野フライス製作所 | ワーク把持装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5821633U (ja) * | 1981-08-04 | 1983-02-10 | 相田 勇 | 建物足場用振止め金具 |
JPS5884828U (ja) * | 1981-12-04 | 1983-06-08 | 日産自動車株式会社 | 心出し及び固定装置 |
JPS62113933U (ja) * | 1986-01-06 | 1987-07-20 |
-
1986
- 1986-01-27 JP JP1550786A patent/JPS62173132A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5821633U (ja) * | 1981-08-04 | 1983-02-10 | 相田 勇 | 建物足場用振止め金具 |
JPS5884828U (ja) * | 1981-12-04 | 1983-06-08 | 日産自動車株式会社 | 心出し及び固定装置 |
JPS62113933U (ja) * | 1986-01-06 | 1987-07-20 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02116404A (ja) * | 1987-10-23 | 1990-05-01 | Chiron Werke Gmbh & Co Kg | 自動車用ホイールのディッシュ乃至リムに固定孔またはバルブ孔を穿設する方法 |
CN105108527A (zh) * | 2015-09-01 | 2015-12-02 | 武汉船用机械有限责任公司 | 一种曲柄销盘卧式镗铣工装及其使用方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0555260B2 (ja) | 1993-08-16 |
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