JPS62170419A - クリ−プ強度の良好な溶接継手の製造方法 - Google Patents

クリ−プ強度の良好な溶接継手の製造方法

Info

Publication number
JPS62170419A
JPS62170419A JP1230986A JP1230986A JPS62170419A JP S62170419 A JPS62170419 A JP S62170419A JP 1230986 A JP1230986 A JP 1230986A JP 1230986 A JP1230986 A JP 1230986A JP S62170419 A JPS62170419 A JP S62170419A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
less
treatment
temperature
creep strength
heat treatment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1230986A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsuro Iseda
敦朗 伊勢田
Kunihiko Yoshikawa
吉川 州彦
Hiroshi Teranishi
寺西 洋志
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP1230986A priority Critical patent/JPS62170419A/ja
Publication of JPS62170419A publication Critical patent/JPS62170419A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat Treatment Of Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はVを単独またはN’bとの複合で含有する析
出強化型窩Orフェライ)Jl母材とする溶接継手の製
造方法に関し、更に詳しくは溶接部の高温クリープ強度
が良好な溶接継手の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
高Crフェライト鋼としては、ポイッ、原子力および化
学工業用の耐熱材料として開発された9Cr−IMOl
i4 (5TBA26.5TPA26)が広く使われて
いる。また、高温強度を更に高め、かつ加工性、溶接性
にも憂れた9Cr−2MO鋼(STBA27)が実用材
として使われ始めてき几。
一方、諸外国では古くからタービン用の耐熱材料として
開発された、V、Nbなどの析出強化元素を添加した9
〜12 Cr系フェライト鋼がある(tとえばD工NX
20crMowv121 )。また近年、米国で高温熱
交換器材料としてV、Nbを複合添加し九改良tacr
−xMo鋼(ASTM A218−Te3)が開発され
ている。
これらの析出強化型窩Crフェライト鋼は、一般に焼な
らし・焼もどし処理によシ、焼もどしマルテンサイト組
織とし、■、罰の析出強化作用と合せて高い強度レベル
が確保されている。ところが、このようなMt熱交換器
材料として適用しようとした場合、その溶接に起因して
次のような問題を生じる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
高Crフェライト鋼は溶接を受けた後、溶接部の靭性改
善のために熱処理を受ける。ところが、この溶接後熱処
理を受けたV、Nb添加鋼は、溶接熱影響部と母材との
間に顕著な軟化層を形成し、これが原因となって溶接部
の高温クリープ強度を低下させるのである。これは従来
の■、Nbを含まない鋼では問題にならなかったことで
ある。
このことからして、■、Nb含有鋼で問題となる軟化層
の形成ならびにこれに鵜因する高温クリープ強度の低下
は、溶接後熱処理が大きく影響していると考えられる。
すなわちVs Nb添加鋼の場合、母材処理である焼も
どし処理において高い軟化抵抗を示し、溶接熱影響部に
十分な靭性を付与する必要上、高温の厳しい溶接後熱処
理を施さなければならず、溶接時に母材に生じた熱影響
部がさらに溶接後熱処理によシ熱負荷を受は軟化層全形
成すると考えられるのである。
そして大型部材の場合は、一層厳しい溶接入熱と溶接後
熱処理を受けるので、強度低下が一段と懸念される。
不発明の目的は、この軟化層の形成に起因する高温クリ
ープ強度の低下を抑止し得る溶接継手の製造方法を提供
することにある。
〔問題点全解決する几めの手段〕
■、N′b′f、含んだ析出強化型の高Cr 7エライ
ト鋼は従来、母材強度を高める観点から焼ならし後比較
的低い温度の焼もどし処理を施し、焼もどしマルテンサ
イト組織とするのが通例であった。その結果、濱温ビッ
カース硬さはおしなべて220を超える。
一方、不発明者らの研究によれば、溶接熱影響部と母材
部との間の軟化層の生成原因は、溶接に伴う入熱によシ
先ず母材の溶接熱形[株]部で軟化をおこし、これに続
く溶接後熱処理中に溶接熱影響部と母材部との間でマル
テンサイト組織の再結晶化を伴つ几更に顕著な軟化がお
ころ几めであることが判明し友。この軟化層は母材や溶
接金属に比べて著しく硬さが低く、こつ7℃tM)に溶
接継手のクリーブ試験中に変形が集中しクリープ強度全
低下゛させると考えられるのである。
本発明者らは、軟化層の生成原因が上述のようにマルテ
ンサイト組織の再結晶化にあることから、焼ならし・焼
もどし処理後に存在するマルテンサイト組織の転位密度
の高式が軟化層の生成に大きく関与していると考え、こ
の転位密度を低下させることで軟化層の形成を抑え、溶
接継手の高温クリープ強度を高めることができると判断
し、本発明を完成させるに至つ几のである。
すなわち、本発明は溶接に供する材料を常温ビッカース
硬さが220以下の低転位密度の組織としておくことに
よって、溶接に伴う軟化層の形成を抑制し、ひいては溶
接後熱処理による軟化層の成長を抑えて、溶接継手の高
温クリープ強度を改善するもので、その要旨とするとこ
ろは、重量%でC: 0.01−0.25XSSj−:
 1.0%以下、血:0.1〜1.0%、P:0.02
%以下、S:0.02%以下、Cr : 5.0〜15
.0%、SOl、At : 0.08%以下、N:0.
005〜0.070%、V:0.05〜0.4X、 M
O: 0.01〜8.0%と更に必要に応じてNb :
 0.8%以下、W:8.0%以下の一方または双方を
含み残部がFeおよび不可避的不純物からなる高Crフ
ェライト系附熱鋼をA3変態点以上で均熱保持(焼なら
し)後、軟化処理によシ硬度をHv220以下に調整し
た母材を溶接し、しかる後、720℃以上で溶接後熱処
理を行うことを特徴とするクリープ強度の良好な溶接継
手の製造方法にある。
ところで、溶接に供する材料の硬さ全低下させ几場合、
一般には母材の強度低下が懸念される。
しかし不発明者らの得友知見ではV(C,N)、N1)
(C,N)なる5&細析出物が高温クリープ強度、特に
高温長時間側強度の保持に大きく寄与し、その低下が効
果的に抑止されるのである。したがって、不発明の方法
によれば母材の短時間側高温クリープ強度は若干低下す
るものの、長時間側強度は安定で従来と同等の性能を確
保でき、この点も不発明の大きな特色である。
以下、本発明の方法を成分限定理由、熱処理条件の順で
詳しく説明する。
a、成分限定理由 C:0.01%未満ではδ−フェライトの生長が促進さ
れ強度を損う。逆に0.25%を超えると加工性、溶接
性が著しく害される。したがって0.01〜0.25%
としt。
Sl: 脱酸剤として添加し、耐水蒸気酸化性に有効で
あるが、1%を超える・と加工性と靭性を害する。した
がって1%以下とした。
Mn=熱間加工性を改善するが、0.1%未満では効果
が小さい。逆に1%を超えると組織が硬化して高温クリ
ープ強度を低下させる。したがって0.2〜1%とした
p、 s :いずれも靭性に有害な不純物元素で、上限
金0.02%とし友が、できる1奴シ少ない方が良い。
Cr:耐酸化性に有効な元素で、5%未満では効果が小
さいが、15%を超えるとδ−フェライトの生長が促進
され強度を損う。し次がって5〜15%とし次。
Mo:固溶強化元素で、0.01%未満では高温クリー
プ強度に対する効果が少なく、8%金超えると金属間化
合物を析出して靭性を損つ。したがって0、O1〜3.
OXとした。
W:MOと同様、固溶強化元素である。添加されない場
合もあるが、3%を超えて添加した場合は加工性を著し
く損うため、3.0%以下とした。
V : C,Vと結合してV(CSN)の微細析出物を
形成し、高温クリープ強度の向上に寄与するが、0.0
5%未満では効果が少ない。逆に0.4%を超えるとか
えって高温クリープ強度が低下する。したがって0.0
5〜0.4%とじ九〇 N’b : C,Nと結合して罰(c、N)を析出し、
組織の微細化と高温クリープ強度の向上とに寄与する。
添加されない場合もあるが、0.3%を超えて添加され
ると、未固溶析出物が多くなり、高温クリープ強度と溶
接性を損う。したがって0.3%以下とした。
sot、At :脱酸剤として添加されるが、0.04
%を超えると高温クリープ強度を低下させる。したがっ
て0.04%以下とした。
N : V、 Nbと結合して高温クリープ強度の向上
に有効な微細析出物を形成するが、o、□ o 510
、未満では効果が小さい。逆に0.070%を超えると
加工性、溶接性が低下する。したがって0.005〜0
.070%とした。
b、熱処理条件 第1図に従来法と本発明法の熱処理パターンを例示する
従来法では前述したように析出強化型の高Orフェライ
ト鋼に対し、a&な焼もどしマルテンサイト組織を与え
る之め、母材処理としてAJ変態点以上の焼ならし後、
A/変態点以下の比較的低温の焼もどし処理を行う(第
1図(イ)膠原)。その結果、母材硬さはHv>220
となる。
これに対し、不発明法では上記母材処理としてAJ変態
点以上の均熱保持(焼ならし)後、硬さをHv 220
以下に調整する定めの軟化処理を行う。
この軟化処理としては次の3つが適当である。
■ 第1図(ロ)に示すように、温度TがA/変態点以
下740 ℃以上で、時間℃が(T+273 )(20
+40gt)≧21400である焼もどし処理。
■ 第1図G/→に示すように、焼ならし温度からの冷
却を200°つ筑以下の速度で行う徐冷処理(焼なまし
処理)。
■ 第1図に)に示すように、焼ならしの冷却過程でA
I変態点以下700℃以上の温度に1時間以上保持する
保熱処理。
これら軟化処理の効能については後の〔作用〕のところ
で詳しく述べる。
斯かる母材処理によシ硬さがHv≦220に調整された
材料は溶接を受け、更にその後、溶接後熱処理を受ける
が、この溶接後熱処理は溶接部の靭性改善を図るため、
720″C以上の温度で行う。
この温度域の溶接後熱処理を施した場合、従来の母材処
理を受は之■、Nl)含有鋼では溶接熱影響部と母材と
の間に軟化層を形成し、高温クリープ強度を低下させる
が、不発明に係る母材処理を受けたものではこの部分の
高温クリープ強度が著しく改善され、母材部についても
短時間側の高温クリープ強度が若干低下するのみで、長
時間側の強度は事実上低下が見られない。
〔作用〕
すなわち、■の焼もどし処理によれば焼もどしマルテン
サイト組織の軟化安定化が図られ、その後の溶接および
溶接後熱処理の際に溶接熱影響部と母材との間で組織の
再結晶が抑制され、軟化層の形成を抑える結果、この部
分の高温クリープ強度が向上する。
ここで、焼もどし温度が740℃未満であると組織の軟
化は生じるものの加熱に長時間を要し熱経済性を悪化さ
せるので、740℃以上の焼もどし温度とする。(T(
”Gり+278)(togt(hr)+20)≧211
00なる条件は■、Nb含有高Or鋼について不発明者
らが得た、Hv≦220とするのに必要な温度、時間関
係式である。
ま几、■の徐冷処理によれば組織が軟質安定なフェライ
ト+炭化物組織となって■の焼もどし処理の場合と同様
に、溶接および溶接後熱処理の段階で軟化層の形成を抑
える。ここで、冷却速度が200℃/hを超えると冷却
中の炭化物析出が不十分となシ、必要な軟質フェライト
組織が得られなくなるので20 o’c/h以下の速度
で冷却を行うことが必要である。
■の保熱処理による場合も■の徐冷処理の場合と同様に
フェライト+炭化物組織が得られ、溶接部の軟化層形成
が抑制される。
この処理はいわゆる焼なまし処理の一種であるが、VS
Nb添加鋼の場合、強度に寄与するV(C。
N)、N1)(C,N)を十分に析出させる必要から、
700℃以上で1時間以上の保持とした。すなわち、7
00℃未満でuV(C,N)、Nb(C,N)の析出が
遅く、必要な析出量を得られない。また、1時間未満の
保持では厚肉部材の場合にその内部がA/変態点以上で
保持される危険音生じる。内部がこの温度域で保持後急
冷されると硬質のマルテンサイト組織を生じ、耐熱鋼と
しての使用が困難になるので、部材全体の均熱均質を図
る意味から、1時間以上の保持とする。
また、■■■の処理によって母材を軟化させても600
℃以上の高温長時間側の高温クリープの低下が阻止され
るのは熱処理で@細に析出させtv(c、N)、N’b
(C,N)K、!: る強化と、MOlW(7)固溶強
化が有効に寄与する之めである。すなわち、短時間強度
に対しては、母材の転位密度が高い硬質マルテンサイト
組織が有効であるが、高温クリープ中の転位の回復、組
織の軟化とともに初期組織の影響は小さくなり、V(C
,N)やNb(C,N)の析出強化とMo、Wの固溶強
化がクリープ強度全支配するようになる。本発明では、
軟質焼もどしマルテンサイトまたはフェライト+炭化物
組織にするものの、長時間強度に有効なV(C,N)、
Nb(C,N)の析出を十分させ、かつ、Mo%Wも十
分均質固溶させているため、長時間クリープ強度は安定
である。
本発明の方法における溶接法としては、特に制限はない
。効果が有効にあられれるのは、比較的溶接入熱の大き
い、平棒溶接、サブマージアーク溶接である。
本発明法においては又、溶接後熱処理として、720℃
以上の処理を付与することを条件に加える。この理由は
、720℃未満の温度で溶接後熱処理される場合は、従
来法でも溶接継手のクリープ強度低下をおこさないため
である。したがってこの場合は本発明法の適用範囲外で
ある。不発明法は720℃以上の苛酷な溶接後熱処理金
族してもなお高度の高温クリープ強度を確保するもので
ある。
〔実施例〕
第1表に化学成分および変態点を示す析出強化型窩Cr
フエライ)WIA−Fを50&9真空加熱炬で溶解し、
インゴットとした後1150〜950℃で鍛造して厚さ
5wxの各鍾供試板材を得た。
各供試材に母材処理として従来から行われている105
0℃X1h(空冷)の焼ならし処理および760℃X 
lh (空冷)の焼もどし処理を施す一方、不発明例と
してQA、Bについては1050℃の焼ならし後、■の
焼もどし処理として800℃X1hの熱処理を行い、綱
C,Dについては■の保熱処理として1050℃X1h
の焼ならしの冷却過程で750℃保持炬に移し3時間保
持後空冷し、MElFについては■の徐冷処理として1
050℃の焼ならし温度から180℃/hの速度で冷却
金した。
なお、■の焼もどし処理においてその温度Tを上述の8
00℃とし之場合、(T+278 )(20+#gt)
≧21100’に満足する時間tは0.5 hr以上で
ある。
第2表に各鋼の画材処理法と処理後のビッカーヌ硬さを
示す。従来法で処理したものはいずれもHv>220で
あるが、本発明に係る方法で処理したものはHv≦22
0となっている。
次に、とれら母材処理全党は之供試材に対し、表面をグ
ラインダーで仕上げ、T工G溶接機により下記条件でス
トレートビードオン試験のための溶接全施し、しかる後
、全材料に740X5hACの溶接後熱処理(SR熱処
理を施した。
溶接電流:120〜125A 溶接電圧:14〜14.5V 溶接速度: 5”/mj−n ) −f−カ、K : Ar、 15 t/rrlin
第    2    表 全材料について溶接のままの段階と、溶接後熱処理を施
した段階で材断面の硬さ分布を調査するとともに、溶接
後熱処理を施した材料の溶接部と母材部とから厚さ4〜
、幅6履、平行部30頭の板状クリープ試験片全採取し
、650℃においてクリープ試験を行つ几。
第2図((イ)(ロ)は屑入を従来法と不発明に係る方
法とで母材処理した場合の、溶接後および溶接後熱処理
の後の溶接部近傍の硬さ分布の調査結果を示し友もので
ある(同図(6)が従来法、同図(に)が不発明法)。
従来法では溶接後熱処理の後、溶接熱影響部と母材との
間に母材に対してHvが80以上も低い軟化層が生じて
いるのに対し、不発明法ではこの差が15程度にとどま
っている。第8図に全ての鋼について、溶接後熱処理の
後の最軟化部と母材の硬度差を調査しfc結果を示すが
、いずれの鋼種についても、f+1:発明の方法の適用
により軟化層の生成が大巾に抑制されることが明らかで
ある。
また、第4図は従来法と本発明法とで処理しに鋼Aの溶
接後熱処理の後の、溶接部と母材部のクリープ試験結果
を示したものである。従来法で処理した場合は溶接部の
高温クリープ強度が害されているが、不発明法による場
合は溶接部の高温クリープ強度が時間を問わず良好であ
シ、母材部についても10’時間までは従来法の場合と
比べて若干劣るが、10″時間近くからは従来法の場合
に匹敵する高温クリープ強度全確保している。第8表に
全ての鋼の溶接部と母材部についての650℃Xl0″
hクリ一プ破断強度を示す。従来法では継善効果が明ら
かである。
第    3    表 注) 餐強度比−溶接継手/母材 〔発明の効果〕 以上の説明から明らかなように、不発明は■、Nbヲ含
有する析出強化型窩Orフェライト鋼の溶接において、
母材部の高温クリープ強度を殆ど低下させることなく溶
接継手部の高温クリープ強度を高めるものであシ、これ
により溶接継手全体に均等たつ良好な高温クリープ強度
を付与せしめて、ボイラ、原子力、化学工業用□熱交換
器等の耐久性、信頼性の向上に大きな効果を奏するもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来法と本発明法の熱処理パターンを例示した
タイムチャート、第2図は従来法と不発明法とで母材処
理した場合の溶接部近傍の硬さ分布図、第3図は溶接後
熱処理の後の最軟化部と母材部の硬度差を供試鋼の全て
について示した図表、第4図は溶接後熱処理の後の溶接
部と母材部のクリープ試験結果を示す図表である。 第  1  図 げ)促木5矢

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)重量%でC:0.01〜0.25%、Si:1.
    0%以下、Mn:0.1〜1.0%、P:0.02%以
    下、S:0.02%以下、Cr:5.0〜15.0%、
    Sol、Al:0.03%以下、N:0.005〜0.
    070%、V:0.05〜0.4%、Mo:0.01〜
    3.0%と更に必要に応じてNb:0.3%以下、W:
    3.0%以下の一方または双方を含み残部がFeおよび
    不可避的不純物からなる高Crフェライト系耐熱鋼をA
    _3変態点以上で均熱保持(焼ならし)後、軟化処理に
    より硬度をHv220以下に調整した母材を溶接し、し
    かる後、720℃以上で溶接後熱処理を行うことを特徴
    とするクリープ強度の良好な溶接継手の製造方法。
  2. (2)硬度をHv220以下に調整する軟化処理が、A
    _1変態点以下740℃以上の温度Tと(T+273)
    (20+logt)≧21100の時間tとを満足する
    熱処理であることを特徴とする特許請求の範囲第1項に
    記載のクリープ強度の良好な溶接継手の製造方法。
  3. (3)硬度をHv220以下に調整する軟化処理が、焼
    ならし温度からの冷却を200℃/h以下の速度で行う
    徐冷処理(焼なまし処理)であることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項に記載のクリープ強度の良好な溶接継
    手の製造方法。
  4. (4)硬度をHv220以下に調整する軟化処理が、焼
    ならし温度からの冷却過程でA_1変態点以下700℃
    以上の温度に1時間以上保持する保熱処理であることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項に記載のクリープ強度
    の良好な溶接継手の製造方法。
JP1230986A 1986-01-22 1986-01-22 クリ−プ強度の良好な溶接継手の製造方法 Pending JPS62170419A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1230986A JPS62170419A (ja) 1986-01-22 1986-01-22 クリ−プ強度の良好な溶接継手の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1230986A JPS62170419A (ja) 1986-01-22 1986-01-22 クリ−プ強度の良好な溶接継手の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62170419A true JPS62170419A (ja) 1987-07-27

Family

ID=11801713

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1230986A Pending JPS62170419A (ja) 1986-01-22 1986-01-22 クリ−プ強度の良好な溶接継手の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62170419A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63434A (ja) * 1986-06-20 1988-01-05 Power Reactor & Nuclear Fuel Dev Corp 原子炉用高強度フエライト鋼
WO2007108058A1 (ja) * 2006-03-16 2007-09-27 Mole's Act Co., Ltd. 鉄鋼部材の接合方法、鉄鋼部材からなる接合体における接合力強化方法、鉄鋼製品及びダイカスト製品
CN102912221A (zh) * 2012-10-12 2013-02-06 舞阳钢铁有限责任公司 一种大厚度高层建筑用结构钢板及其生产方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63434A (ja) * 1986-06-20 1988-01-05 Power Reactor & Nuclear Fuel Dev Corp 原子炉用高強度フエライト鋼
JPH0248613B2 (ja) * 1986-06-20 1990-10-25 Doryokuro Kakunenryo Kaihatsu Jigyodan
WO2007108058A1 (ja) * 2006-03-16 2007-09-27 Mole's Act Co., Ltd. 鉄鋼部材の接合方法、鉄鋼部材からなる接合体における接合力強化方法、鉄鋼製品及びダイカスト製品
CN102912221A (zh) * 2012-10-12 2013-02-06 舞阳钢铁有限责任公司 一种大厚度高层建筑用结构钢板及其生产方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR900006605B1 (ko) 가공성이 우수하고 용접 연화가 없는 고강도 스테인레스 강재의 제조 방법
WO2011078165A1 (ja) 高強度ばね用鋼
CN109642298B (zh) 沉淀硬化不锈钢及其制造
JP3961341B2 (ja) 溶接構造物用高強度複相ステンレス鋼板の製造法
EP0738784B1 (en) High chromium martensitic steel pipe having excellent pitting resistance and method of manufacturing
JPH0320408A (ja) 低温靭性に優れた高張力鋼材の製造法
JPS62170419A (ja) クリ−プ強度の良好な溶接継手の製造方法
JPS60121228A (ja) 調質型高張力厚鋼板の製造方法
JPS5867854A (ja) 耐応力腐食割れ性にすぐれたニツケル基高クロム合金の製造方法
JPH01139717A (ja) 高温用高Crフェライト鋼の加工方法
JP2665009B2 (ja) 高強度マルテンサイトステンレス鋼及びその製造方法
JPS6132384B2 (ja)
US4375377A (en) Steels which are useful in fabricating pressure vessels
JP4252645B2 (ja) 溶体化ままで靭性に優れるクラッド鋼用母材および該クラッド鋼の製造方法
JPH0387332A (ja) 高強度低合金耐熱鋼の製造方法
JPH0867950A (ja) 強度及び靭性に優れたマルテンサイト系ステンレス鋼及びその製造方法
JPH03249126A (ja) 強靭鋼製造における均熱化処理方法
JPS61186453A (ja) すぐれた耐溶接割れ性、耐エロ−ジヨン性及び耐クリ−プ特性を有する高強度高靭性焼ならし型低炭素ボイラ・圧力容器用鋼板
JPH0288716A (ja) 高クリープ破断強度を有する高Crフェライト系耐熱鋼管の製造方法
JPH04350118A (ja) 靱性およびクリープ強度に優れるフェライト系耐熱鋼の熱処理方法
JPS6021326A (ja) 靭性の優れた調質高張力鋼の製造方法
JPH0313525A (ja) 耐SR脆化特性が優れ、且つ高強度、高靭性を有する高Mn非磁性鋼の製造方法
JPH07242991A (ja) 溶接性に優れた高靱性クロムモリブデン鋼板
JPH01123023A (ja) 高クロムフェライト鋼の製造方法
KR950004679B1 (ko) 내부식성, 강도 및 용접성이 우수한 스테인레스강재의 제조방법