JPS62168881A - デイスク類収納容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ｃ産業上の利用分野〕 本発明は、内部に収納するディスクの数量を任意に選択
可能で収納空間の効率的な利用が可能なディスク類の収
納容器に係り、情報記録等に用いられるディスク基板や
記録済ディスク等のディスク類の保管、輸送に利用可能
なディスク類収納容器に関する。

〔背景技術とその問題点〕

情報記録などに用いられる磁気ディスクや光ディスク、
さらにこれらの製造工程にあるディスク基板等は、特に
その記録面部分の表面が汚染あるいは損傷されることに
より、使用不能となったり、記録内容がｔ貝なわれ、所
定の機能を失うものである。従って、これらのディスク
の保管、搬送、輸送などの際には、空気中に浮遊する塵
埃等の付着による汚染やディスク相互の接触などによる
ｔ員傷を防止する必要がある。このため、従来より、例
えば実開昭６０−１０７８５号公報に示されたように、
これらのディスク間にスペーサを介装して交互に積層し
てスタックを形成し、ディスク相互の接触を防止して損
傷を防ぐとともに、例えばクリーンルーム等の清浄な空
気が満たされた環境でディスクの出し入れを行い、気密
性の収納容器内に清浄な空気を満たし、内部の空気中に
浮遊する塵埃等を減らしたうえで、前記スタックを収納
容器内に密閉して保管あるいは運搬し、ディスク表面の
汚染を防ぐといった方法が用いられていた。

しかし、従来の収納容器は、容器の容積が予め定められ
ており、収納するディスクが多い場合には一連のディス
クを同一の容器に収めることができない時など、その一
部が別容器に収められて、紛失したり内容が混乱するな
ど管理あるいは取り扱い上の問題があり、一方、収納す
るディスクが少ない場合には収納容器内に余分な空間が
生じ、収納空間の利用効率が低下するといった問題があ
つた・ 〔発明の目的〕 本発明の目的は、内部の収納容積を任意に選択可能なデ
ィスク類収納容器を堤供することにある。

〔問題点を解決するための手段および作用〕本発明にお
いては、スペーサを介して交互に積層されたディスクか
らなるスタックと、このスタックの中心を貫通して案内
する案内体と、前記スタックを密閉可能に包囲するケー
スとを備えたディスク類収納容器の前記ケースとして、
前記スタックを周方向に包囲する筒状体と、前記本内体
の両端に係止されて筒状体の両端の開口をシール材を介
して密閉する端部材とを設け、これらの端部材により前
記筒状体を挟持させる。

このように構成されたディスク類収納容器においては、
両端の端部材と筒状体および案内体とが分離可能であり
、筒状体および案内体として寸法の異なる複数種類を用
意しておき、適宜選択してケースとして用いることによ
り、前記ケースの内部の容積を任意に選択し、収納可能
なディスクの数量を容易に変更可能である。また、例え
ば筒状体と案内体とを各々一つ以上の中間筒体と中間柱
体とからなるものとすれば、これらの中間筒体と中間柱
体と適当数連結することで収納可能なディスクの数量を
任意に選択する。このように、本発明は前記問題点を解
決し、前記目的を達成しようとするものである。

〔実施例〕

本発明の実施例を、以下に図面に基づいて説明する。

第１図ないし第３図に示す第１の実施例において、第１
図のディスク類収納容器１は、交互に積層されたディス
ク２ｏおよびスペーサ２１からなるスタック２と、この
スタック２の中心を貫通する案内体３と、前記スタック
２を包囲して密閉可能なケース１０とを備えている。前
記ケース１゜は、前記スタック２を周方向に包囲する筒
状体４と、この筒状体４の両端の開口を密閉可能な端部
材である下端部材５と上端部材６とを備え、下端部材５
は取付ねじ５ｏにより前記案内体３の下端に係止され、
上端部材６は取付ねじ６ｏにより前記案内体３の上端に
係止されており、筒状体４はこれらの下端部材５と上端
部材６とにより挟持されている。

前記下端部材５は、第２図に示すように、その周辺部の
内側である上面にシール部材である０リング５１を嵌め
込まれたシール溝５２を備えている。また、第３図に示
すように、この下端部材５は、端面の形状を正方形とさ
れており、互いに平行な側面と、転がり防止部分として
の頂点５３とを有する。さらに、前記側面の各々対応す
る位置には、互いに嵌合可能な凹部５４と凸部５５とが
形成されている。

前記上端部材６は、前記下端部材５と同様に、その周辺
部の内側である下面にシール部材である０リング６１を
嵌め込まれたシール溝６２を備えており、また端面の形
状を正方形とされ、互いに平行な側面と、転がり防止部
分としての頂点６３とを有し、前記側面の各々対向する
位置には、互いに嵌合可能な凹部６４と凸部６５とが形
成されている。なお、前記上端部材６の内側面には、内
部に収納されるスタック２を下端部材５方向へ付勢可能
のコイル状のばね６６が設けられている。

以上のような本実施例によれば、ケース１θ内は密閉さ
れており、保管や輸送等の際の外気の流入を遮断して塵
埃等の侵入を防止して内部の空気を清浄に保つ。このた
め、清浄な空気の満たされたクリーンルーム等において
ディスク２０の出し入れを行うなどして前記ケース１０
内を清浄な空気で満たしておけば、ケース１０内の空気
は清浄に保たれ、ケース１０内に収納したディスク２０
の汚染を防ぐことができる。

また、前記ケース１０内にスタック２として収納された
ディスク２０は、スペーサ２１と交互に重ねられて積層
され、介装されたスペー＋２１により相互に接触して損
傷されることを防止されている。このとき、スタック２
ばばね６６により下端部材５方向に付勢されており、外
部から振動が加えられた際でもディスク２０が振動して
互いに接触することはなく、ディスク２０の損傷をより
確実に防ぐことができる。

さら、に、室内体３および筒状体４として適当な内部容
積のものを複数種類用意しておき、収納するディスクの
多少に応じて適宜選択してケース１０を構成することに
より、ケース１０の内部の収納容積は任意に選択するこ
とが可能であり、収納するディスクの多少に応じて最適
な内容積を設定することができる。このため、多量のデ
ィスクであってもひとまとめに収納することが可能であ
り内容の混乱あるいは紛失を防止して取り扱いを容易と
することができ、また収納するディスクの数量が少ない
場合でも余計な空き容積が生じるのを回避し、収納空間
の利用効率を゛向上できる。

なお、本実施例のディスク類収納容器１は、保管や輸送
等に際して、横置きとした場合には、下端部材５および
上端部材６の端面形状が正方形であり、転がり防止部分
としての頂点部分５４．６４を有するため転がることは
ない。さらに、複数を横置きとして積層する場合には、
これらの凹部５４と凸部５５と、および凹部６４と凸部
６５とを互いに嵌合することにより、外力によって容易
に崩れたりすることはなく、安定した積層が可能である
。このため、保管や輸送の際の取り扱いが容易であり、
かつ収納空間を有効に使って利用効率を向上できるとい
う効果がある。

前記第１の実施例においては、案内体３と筒状体４とを
単一の部材から構成したが、第４図および第５図に示す
第２の実施例においては、案内体３と筒状体４との各々
を、適当な数の中間柱体３０と中間筒体４０とから構成
する。

第４図に示すように、前記筒状体４は、複数を連結可能
な中間筒体４０からなり、この中間筒体４０は、その一
端には他端と相互に嵌合可能な段付き部分４１が形成さ
れており、これらを相互に嵌合することにより複数を連
結可能とされている。

また、前記案内体３は、複数を連結可能な中間柱体３０
からなり、この中間柱体３０は、第５図に示すように、
その一端に雌ねじ３１が形成され、他端には雄ねじ３２
が形成されており、これらを相互に螺合することにより
複数を連結可能とされている。

このような本実施例によれば、筒状体４として適当な数
の中間筒体４０を嵌合させて連結し、案内体３としてこ
れと同数の中間柱体３０を互いに螺合させて連結するこ
とにより、ケース１ｏの内部の収納容積は任意に選択す
ることが可能であり、収納するディスクの多少に応じて
最適な内容積を設定することができる。このため、多量
のディスクであってもひとまとめに収納することが可能
であり、内容の混乱あるいは紛失を防止して取り扱いを
容易とすることができ、また収納するディスクの数量が
少ない場合でも余計な空き容積が生じるのを回避し、収
納空間の利用効率を向上できる。

このとき、前記中間筒体４０および中間柱体３゜として
は各々１種類だけを用意すればよく、製造の簡略化ある
いはコストの低減ができるという効果がある。

さらに、本実施例においては、前記下端部材５は、ケー
スｌＯとしての外側である下面に凹部５７を存し、前記
案内体３の一端の中間柱体３ｏの雌ねじ３１と螺合可能
で、この凹部５７を貫通する取付ねじ５０により前記案
内体３に係止されている。一方、前記上端部材６は、ケ
ース１０としての外側である上面に、前記凹部５７と嵌
合可能な凸部６７を有し、前記案内体３の一端の中間柱
体３０の雄ねじ３２と螺合可能で、この凹部５７を貫通
する取付ねじ６０により前記案内体３に係止されている
。このため、本実施例のディスク類収納容器１は、縦方
向に積層する際には前記凹部５７と凸部６７とを互いに
嵌合することにより、複数を積層しても外力により容易
に崩れたりすることはなく、安定した積層が可能である
。このため、保管や輸送の際の取り扱いが容易であり、
かつ収納空間を有効に使って利用効率を向上できるとい
う効果がある。

前記第２の実施例においては、筒状体４として複数の中
間筒体４０を直接嵌合させて連結させたが、第６図に示
す第３の実施例においては、段付き部分４１のない中間
筒体４２を、シール部材である０リング４３を介して、
連結部材４４の両面に連結させて、ケース１ｏ内部の気
密性をさらに向上させる。このとき、中間筒体４２の両
端を覆うような円板状の連結部材４４を用いれば、収納
されるスタック２を各中間筒体４２ごとに分割し、各ス
タック２ごとの取り出しを可能として、取り扱いをさら
に容易にできるとともに、この連結部材４４によりスタ
ック２の重量を筒状体４に分散させて支持し、スタック
２の下部位置のディスク２０にかかる荷重を軽減して損
傷を防止できるという効果があ゛る。さらに、連結部材
４４の下端部材５側の面に、前記上端部材６に設けたば
ね６６と同様なばね４５を設け、各々のスタック２を下
端部材５方向へ付勢してやれば、これらのスタック２の
ディスク２ｏが外部がら振動により揺動して互いに接触
して損傷することを防止できる。

前記各実施例の変形例として、前記スタック２には、第
７図に示すようなスペーサ２１を用いる。

このスペーサ２１は、その両面に各々互いに嵌合可能な
凹部２２と凸部２３とを備え、さらにこれらを貫通する
中心穴２４とを有し、中心穴２４を案内体３に貫通され
たうぇで凸部２３をディスク２０の中心穴２５に挿通し
、さらにこの凸部２３を他のスペーサ２１の凹部２２に
嵌入させてディスク２０とともに案内体３に沿って交互
に積層されている。このとき、スペーサ２１は、ディス
ク２０と案内体３との間に介装されることにより、これ
らの接触によるディスク２ｏの中心穴２５の損傷を防止
できる。また、前記凹部２２と凸部２３とが直接嵌合す
ることにより、スタック２として積層した際の荷重がデ
ィスク２ｏにかがることを防いで、特にスタック２の下
部位置にあるディスク２０への過大な荷重を防止し、デ
ィスク２゜のスペーサ２１と接触する部分の損傷を防止
できる。さらに、案内体３なしでも積層が容易であり、
案内体３なしでｆＩ層された際でも少々の外方によって
も崩れることを防止して、案内体３がら抜き出して積層
した際でも容易に崩れて散乱するといった不都合を防ぎ
、取り扱いをさらに容易にすることができるという効果
がある。

なお、前記各実施例において、筒状体４を円筒形状とし
たことは、本発明に特に必要なことではなく、例えば角
柱状などの他の形状としてもよいが、シール部材として
０リング５１．６１あるいは４３を利用するためには筒
状体４と下端部材５、上端部材６あるいは連結部材４４
との連結部分を円形にしたほうが好ましい。

また、下端部材５の下面に設けた凹部５７および上端部
材６の上面に設けた凸部６７は複数個設けてもよく、ま
た凹凸が逆であってもよく、ディスク類収納容器１を積
層した際に、少な（とも−組の対向する凹部５７と凸部
６７とが相互に嵌合可ｔａ　す形状であればよく、要す
るに、積層されたディスク類収納容器１が外方により容
易に崩れることを防止可能な凹部５７および凸部６７を
、下端部材５および上端部材６の各々対応する位置に設
けるということである。

さらに、下端部材５および上端部材６の端面形状を、転
がり防止部分としての頂点５３．６３を存する正方形と
したが、これは他の多角形あるいは突起部分であっても
よく、要するにディスク類収納容器１を横置きとした際
の転がりを防止できる転がり防止部分を形成するとする
ということである。

また、下端部材５および上端部材６の側面に設けた凹部
５４，６４と凸部５５．６５とは２個づつに限らず１個
づつあるいは３個以上設けてもよく、また凹凸が逆であ
ってもよく、ディスク類収納容器１を横向きに積層した
際に、少なくとも一組の対向する凹部５４，６４と凸部
５５．６５とが相互に嵌合可能であればよく、要するに
、横向きに積層されたディスク類収納容器１が外力によ
り容易に崩れることを防止可能な凹部５４，６４および
凸部５５．６５を、下端部材５および上端部材６の各々
対応する位置に設けるということである。

一方、弾性体としてのばね４５．６６は、本実施例のよ
うなコイルばねに限らず、板ばねあるいは柔軟な発泡性
樹脂やゴム等としてもよく、また設置位置も上端部材６
あるいは連結部材４４に限るものではなく、例えば筒状
体４あるいは中間筒体４０．４２に設けられた仮ばねと
してもよく、要するに案内体３に挿通されたディスク２
０およびスペーサ２１を下端部材５側に付勢して、外部
から振動等が加えられた際のディスク２０の揺動を防止
可能なものであればよい。

以上のように、本発明は前記各実施例に限定されるもの
ではなく、案内体３として複数の中間柱体３０を連結し
、筒状体４として複数の中間筒体４０を連結したが、こ
れは寸法の異なる複数種類の案内体と筒状体とを用いて
もよく、要するに、交互に積層されたディスク２０およ
びスペーサ２１からなるスタック２と、このスタック２
の中心穴を貫通する案内体３と、前記゛スタック２を包
囲して密閉可能なケース１０とを備えたディスク類収納
容器１のケース１０として、前記スタック２を周方向に
包囲する筒状体４と、前記案内体３の両端に係止されて
筒状体３の両端の開口をシール材を介して密閉する下端
部材５および上端部材６等の端部材とを設け、これらの
端部材により筒状体４を挟持させるということである。

〔発明の効果〕

前述のように、本発明のディスク類収納容器によれば、
内部に収納したディスクの汚染および損傷を防止すると
ともに、内部の容積を任意に選択可能かつ複数の容器の
積層を容易として、取り扱いの容易さおよび収納空間の
利用効率を向上できるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例を示す断面図、第２図は
前記実施例の下端部材の周辺部を示す断面図、第３図は
前記実施例の下端部材を示す上面図、第４図は本発明の
第２の実施例を示す断面図、第５図は前記第２の実施例
の中間柱体を示す側面図、第６図は本発明の第３の実施
例の筒状体の部分を示す断面図、第７図は本発明の変形
例のディスクおよびスペーサを示す断面図である。 １・・・ディスク類収納容器、２・・・スタック、３・
・・案内体、４・・・筒状体、５・・・端部材としての
下端部材、６・・・端部材としての上端部材、１０・・
・ケース、２０・・・ディスク、２１・・・スペーサ、
３０・・・中間柱体、４０．４２・・・中間筒体、４３
，５１．６１・・・シール部材としての０リング、４４
・・・連結部材。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）スペーサを介して交互に積層されたディスクから
   なるスタックと、このスタックの中心を貫通して案内す
   る案内体と、前記スタックを密閉可能に包囲するケース
   とを備えたディスク類収納容器において、 前記ケースは、前記スタックを周方向に包囲する筒状体
   と、この筒状体の両端の開口をシール部材を介して密閉
   する端部材とを備え、前記筒状体は、前記案内体の両端
   に係止された前記端部材により挟持されたことを特徴と
   するディスク類収納容器。
2. （２）特許請求の範囲第１項において、前記案内体は複
   数を連結可能な中間柱体を備え、前記筒状体は複数を連
   結可能な中間筒体を備え、これらの中間柱体および中間
   筒体の連結数を任意に選択可能であることを特徴とする
   ディスク類収納容器。
3. （３）特許請求の範囲第２項において、前記筒状体は、
   連結部材を介して交互に連結された複数の前記中間筒体
   からなることを特徴とするディスク類収納容器。