JPS62167931A - 自動二輪車のクラツチ解除機構 - Google Patents

自動二輪車のクラツチ解除機構

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JPS62167931A
JPS62167931A JP805986A JP805986A JPS62167931A JP S62167931 A JPS62167931 A JP S62167931A JP 805986 A JP805986 A JP 805986A JP 805986 A JP805986 A JP 805986A JP S62167931 A JPS62167931 A JP S62167931A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cam
cam plate
speed change
clutch
guide member
Prior art date
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Pending
Application number
JP805986A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Kawasaki
河崎 弘之
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は自動二輪車のクラッチ解除機構に関するもので
ある。
〔従来技術〕
自動二輪車の動力伝達系に遠心クラッチ等の自動クラッ
チを設けたものでは、変速機の変速歯車切換え操作時に
動力の伝達を一時的に解除(切断)するために、その動
力伝達系に多板クラッチ等の摩擦クラッチが設けられて
いる。この摩擦クラッチの解除は、変速機用の変速ペダ
ルと連動するように設けたカム機構を介して行われるよ
うになっている。
上記カム機構としては、一般にボールカム機構が多用さ
れている。このボールカム機構は、変速ペダルと連動す
るようにした第1のカム板と、この第1のカム板に対し
ボールカムを介してストロークするように対設されると
共に、ストローク時にガイド部材により案内されるよう
にした第2のカム板とから構成されている。
ところが、従来のボールカムa構では、変速ペダルを踏
み込んで変速歯車の切換えを完了しても摩擦クラッチは
接合されず、変速ペダルが踏み込み前の元の位置に復帰
するまでは解除されたままになっている。そのため、変
速ペダルが元の位置に復帰しないうちに、アクセルを操
作するとエンジンは空吹かしとなり、良好な加速感が得
られないという問題があった。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、上述のような問題を解消し、変速ペダ
ルが完全に元の位置に復帰しなくても摩擦クラッチを接
続状態に戻し、それによって極めて良好な加速感を得ら
れるようにした自動二輪車のクラッチ解除機構を提供す
ることにある。
〔発明の構成〕
上記目的を達成する本発明は、変速ペダルと連動する第
1のカム板と、この第1のカム板に対しボールカムを介
してストロークし、かつガイド部材に案内されるように
対設された第2のカム板とからボールカム機構を構成し
、このボールカム機構を介し前記変速ペダルの踏み込み
操作に連動させて動力伝達系の摩擦クラッチを解除すべ
くした自動二輪車において、前記ガイド部材を第2のカ
ム板の外周に設けた係合溝に半径方向に変位自在に係合
させると共に、その係合溝にカム面を設け、このカム面
を介して前記ガイド部材の先端を前記第2のカム板の最
大ストローク位置において係合溝から離脱させる構成に
したことを特徴とするものである。
〔実施例〕
以下、本発明を図に示す実施例により説明する。
第4図は本発明のクラッチ解除機構を設けた自動二輪車
の動力伝達系の要部を示し、1は図示しないエンジンの
クランク軸、2は変速歯車群を省略して変速主軸3だけ
を図示した変速機である。クランク軸1の軸端の一方に
はフライホイール・マグネドウ22が取り付けられ、ま
た他方には一定回転速度以上になったとき自動的に接合
状態になる遠心クラッチ4が取り付けられている。また
、変速主軸3.の軸端には摩擦クラッチである多板クラ
ッチ5が取り付けられている。この構成において、クラ
ンク軸1の動力は遠心クラッチ4から歯車7,8を介し
て多板クラッチ5に伝達され、さらに変速主軸3へ伝達
されるようになっている。
多板クラッチ5はクラッチハウジング5hとクラッチプ
レー)5pとを対設し、この両者の間に多数の摩擦板5
f、・・・・−、5fを介在させており、それらをスプ
リング6の弾性力により強圧することにより常時接続状
態にする構成になっている。この多板クラッチ5は、後
述するように外部操作によって解除(切断)されるよう
になっている。
変速機2の外側には変速ペダル9が配置され、この変速
ペダル9はペダル軸10の軸端に固定され、かつ踏み込
み操作をすると図示しない戻しスプリングによって元の
位置へ自動復帰するようになっている。このペダル軸1
0は、図示しない公知のドラム状の変速カムを回転駆動
し、その変速カムの回転により、変速機2の変速歯車群
が切換えられるようになっている。
上記ペダル軸10の途中にはボールカム機構11が取り
付けられている。ボールカム機構11は、第1図、第2
図A−C,第3図A−Cに示すように、複数のボールカ
ム12.・−・・・−・、12と、このボールカム12
を挟持するように配置した第1のカム板13と第2のカ
ム板14とから構成されている。これら両カム板13.
14は、それぞれボールカム12を挟持する内面側に、
凹部13a、14aと平面部13b、14bとを形成し
ている。このボールカム12は多板クラッチ5が接続状
態の定常時には凹部13a、14aの間に挟持された状
態になっている。
これら両カム板13.14のうち、第1のカム板13は
ペダル軸10に固定され、そのペダル軸10と一体にな
って回転する。また、第2のカム板14はペダル軸10
に摺動自在に嵌合すると共に、その外周に設けた係合溝
15にガイド部材16の先端部16aを係合させて回り
止めされている。また、係合溝15にはカム板14の内
面側に向かうほど半径方向に浅くなるように変化するカ
ム面18が設けられている。
一方、ガイド部材16は先端部16aと並列に従動子1
8aを固定し、その従動子teaをスプリング17の付
勢力によってカム面18に当接させた状態にし、ピン2
3を支点にして半径方向に摺動自在となるように支持さ
れている。
第2のカム板14はスライダ19を介してシフトアーム
20の一方の端部に当接し、そのシフトアーム20は他
端側を押ロッド21の先端に当接させている。この押ロ
ッド21は変速主軸3の軸心を貫通し、多板クラッチ5
側へ押し込まれることによりクラッチプレート5pをス
プリング6に抗して押し上げ、それによって多板クラッ
チ5の接続状態を解除するようになっている。
次に、上記変速ペダル9を踏み込んで、例えば2速から
3速ヘシフトアツプするときの変速操作を、第2図A−
C,第3図A−C及び第5図を参照して説明する。第5
図には、第3図A〜C(または第2図A−C)に対応し
た状態がA、B、Cの符号で示しである。
変速操作前のボールカム機構11は、第2図C1第3図
Aのような状態になっている。また、このときの変速歯
車の噛み合い、変速ペダル9の踏込み作動角、多板クラ
ッチ5の伝達トルク及びストローク、カム板13の回転
角、カム板14の回転角及び軸方向ストローク、ガイド
部材16のストロークは、第5図中のAに対応する状態
になっている。
この状態から、変速操作のため変速ペダル9を踏み込む
と、第2図C1第3図Bに示すように、その作動角に対
応してペダル軸10が回転するため第1のカム板13が
矢印Eのように角度θ(ボールカム12の位置で円周方
向に長さθ′)回転し、この回転によりボールカム12
が転動して凹部13aおよび14aから浮き上がる。ボ
ールカム12の浮き上がりによって、第2のカム板14
は第1のカム板13から離れる矢印F方向へ最大ストロ
ークHmになるまで押し上げられ(第3図B参照)、そ
れによって係合溝15のカム面18に当接する従動子1
8aが半径方向外側へ向けて押し出され、ガイド部材1
6の先端部16aが係合溝15から外れた状態になる。
上記カム板14のストロークによってシフトアーム20
が揺動し、その揺動によって押・ロッド21が押し込ま
れるため、多板クラッチ5のクラッチプレート5pがス
トロークし、伝達トルクを低下させていく。このような
変化の過程において、変速ペダル9の踏込み作動角がa
になったところで、多板クラッチ5の接続状態は切れ始
め、bで変速機2の変速歯車(2速)が外される。次い
でカム板14が最大ストロークHmになったところで多
板クラッチ5は完全に切れた状態になり、その直後の変
速ペダル9が作動角Cになったところで、次の変速歯車
(3速)に噛み合う。
一方、上述のようにカム板14が最大ストロ−りHmに
なると、回り止め用のガイド部材16の先端部16aが
係合溝15から外れるため、第2のカム板14は、多板
クラッチ5のスプリング6の戻し力によってボールカム
12を凹部13a、14aの中へ押し戻そうとする斜め
方向の分力によって矢印Jのように回転し、同時にカム
板13側へ接近する矢印に方向にストロークする(第2
図C5第3図C)。このような第2のカム板14の第1
のカム板13側への接近によってクラッチプレート5p
は押し戻され、多板クラッチ5の伝達トルクは上昇しは
じめ、ボールカム12がカム板13.14間の凹部13
a、14aに完全に嵌合し終ったところで、多板クラッ
チ5は完全な接合状態に復帰する。
すなわち、変速ペダル9の踏込み角がdになったところ
でボールカム機構は第2図C1第3図Cの状態になり、
多板クラッチ5が完全な接合状態に戻る。したがって、
上記変速歯車の切換えとほぼ同時に多板クラッチの再接
合を行うことができることになる。
次いで、上記変速歯車の切換えの後、変速ペダル9が図
示しない戻しスプリングにより元の位置に復帰するとき
、第1のカム板13が回転するため、ボールカム12.
第2のカム板14も一体になって、第2図C1第3図A
に示す元の位置へ復帰するように回転する。このような
変速ペダル9が元の位置へ復帰する過程では、接合状態
に戻った多板クラッチ5に変化はなく、その接合状態が
維持される。
これに対し、従来のボールカム機構ではガイド部材が固
定状態で、しかも第2のカム板の係合孔に終始係合状態
になっている。そのため、変速ペダルの踏み込みによっ
て多板クラッチを切断し、変速歯車の切換えを完了して
も、その変速ペダルが踏み込み前の元の位置へ自動復帰
しない限り、第2のカム板は第5図の鎖線で示すように
最大ストローク状態を維持したままになる。このように
第2のカム板が最大ストローク状態のままであるため、
多板クラッチも解除された状態のままで、伝達トルクは
第5図の鎖線で示す非伝達状態を維持する。すなわち、
変速ペダルから足が離れ、復帰方向の変速ペダルの作動
角がd”になったところで初めて完全な接合状態に戻る
。したがって、この変速操作時にアクセルを操作すれば
エンジンは空吹かしとなり、加速感を悪くすることにな
る。
上述したボールかム機構を介在させたクラッチ解除機構
では、 ガイド部材16を第2のカム板14の外周に設けた係合
溝15に半径方向に変位自在に係合させると共に、その
係合溝15にカム面18を設け、このカム面18を介し
てガイド部材16の先端部16aを第2のカム板14の
最大ストローク位置において係合溝15から離脱させる
構成にしたため、変速歯車の切換え完了と同時に、第2
のカム板14を戻しスプリング6の戻し力によって、ボ
ールカム12を凹部13a、14aに嵌合させるように
回転させ、同時に第1のカム板13側へ戻るようにスト
ロークさせることができる。したがって、これによって
変速ペダル9を踏み込んで変速歯車の切換え完了とはパ
同時に多板クラッチ5を接続状態に戻すことができ、そ
のため変速操作時のエンジン回転の吹き上がりはなく、
極めて良好な加速感を得ることができる。
以上は変速歯車をシフトアップ(増速)する場合である
が、シフトダウン(減速)する場合は、変速ペダル9を
上述のシフトアップとは反対方向に回転させるため、第
1のカム板13も第2図C1第3図Bに示す矢印E方向
とは反対方向に回転する。そのため、第2のカム板14
が戻しスプリング6に押し戻されるときの回転方向は第
2図C1第3図Cに−示す矢印J方向とは反対方向にな
るが、凸部24によって回転を阻止されるため、上述し
たシフトアップの場合のように変速歯車切換えと同時に
多板クラッチ5が接合することがないようになっている
〔発明の効果〕
上述したように本発明は、変速ペダルと連動する第1の
カム板と、この第1のカム板に対しボールカムを介して
ストロークし、かつガイド部材に案内されるように対設
された第2のカム板とからボールカム機構を構成し、こ
のボールカム機構を介し前記変速ペダルの踏み込み操作
に連動させて動力伝達系の摩擦クラッチを解除すべくし
た自動二輪車において、前記ガイド部材を第2のカム板
の外周に設けた係合溝に半径方向に変位自在に係合させ
ると共に、その係合溝にカム面を設け、このカム面を介
して前記ガイド部材の先端を前記第2のカム板の最大ス
トローク位置において係合溝から離脱させる構成にした
ので、変速ペダルを踏み込んで摩擦クラッチを解除し変
速歯車の切換えを行うとき、その変速歯車切換え完了と
は一゛同時に、第2のカム板を第1のカム板側へストロ
ークさせ、摩擦クラッチを接続状態に戻すことができる
。そのため、変速操作時にエンジンを空吹かしすること
がなくなり、極めて良好な加速感を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のクラッチ解除機構におけるカム機構部
分の断面図、第2図A−Cは第1図のIf−ff矢視で
見たときの変速操作時のボールカム機構の変化を示した
説明図、第3図A−Cは第2図Aの■−■断面に相当す
る部分の上記変速操作時のボールカム機構の変化を示し
た説明図、第4図は上記クラッチ機構を設けた自動二輪
車の動力伝達系の要部を一部省略して示す断面図、第5
図は本発明によるクラッチ解除機構の作動説明用のタイ
ミングチャートである。 1−クランク軸、  2・−・変速機、 3−・・変速
主軸、 5−・・・多板クラッチ(摩擦クラッチ)、6
・−スプリング、  9・−変速ペダル、  10−・
・−ペダル軸、  11−・ボールカム機構、  12
−・ボールカム、 13・・・第1のカム板、 14−
・第2のカム板、 15−・・係合溝、 16−・ガイ
ド部材、  16a”−先端部、 17・・・スプリン
グ、  1日−・カム面、  18a・・−従動子。 第1図 第2図(A)       第2図(B)第2図(C) 第3図(A)     第3図(8) 第3図(C) 変速歯車の噛み合い カム板14の回転角 カム板14の軸方向 ストローク カム板13の回転角 第3図との対応 第5図 AS    CA 時間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 変速ペダルと連動する第1のカム板と、この第1のカム
    板に対しボールカムを介してストロークし、かつガイド
    部材に案内されるように対設された第2のカム板とから
    ボールカム機構を構成し、このボールカム機構を介し前
    記変速ペダルの踏み込み操作に連動させて動力伝達系の
    摩擦クラッチを解除すべくした自動二輪車において、前
    記ガイド部材を第2のカム板の外周に設けた係合溝に半
    径方向に変位自在に係合させると共に、その係合溝にカ
    ム面を設け、このカム面を介して前記ガイド部材の先端
    を前記第2のカム板の最大ストローク位置において係合
    溝から離脱させる構成にしたことを特徴とする自動二輪
    車のクラッチ解除機構。
JP805986A 1986-01-20 1986-01-20 自動二輪車のクラツチ解除機構 Pending JPS62167931A (ja)

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JP805986A JPS62167931A (ja) 1986-01-20 1986-01-20 自動二輪車のクラツチ解除機構

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JP805986A JPS62167931A (ja) 1986-01-20 1986-01-20 自動二輪車のクラツチ解除機構

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JPS62167931A true JPS62167931A (ja) 1987-07-24

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ID=11682760

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JP805986A Pending JPS62167931A (ja) 1986-01-20 1986-01-20 自動二輪車のクラツチ解除機構

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JP (1) JPS62167931A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017026319A1 (ja) * 2015-08-10 2017-02-16 Ntn株式会社 自動クラッチ装置
WO2017033940A1 (ja) * 2015-08-25 2017-03-02 Ntn株式会社 自動クラッチ装置

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