JPS6216682Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6216682Y2
JPS6216682Y2 JP20370985U JP20370985U JPS6216682Y2 JP S6216682 Y2 JPS6216682 Y2 JP S6216682Y2 JP 20370985 U JP20370985 U JP 20370985U JP 20370985 U JP20370985 U JP 20370985U JP S6216682 Y2 JPS6216682 Y2 JP S6216682Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gate
reference voltage
gate electrode
transistor
doped
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP20370985U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61118074U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP20370985U priority Critical patent/JPS6216682Y2/ja
Publication of JPS61118074U publication Critical patent/JPS61118074U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6216682Y2 publication Critical patent/JPS6216682Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は半導体集積回路(IC)に内蔵可能な
時計用電池電圧検出回路。
従来時計用電池電圧検出回路に用いるために
IC内基準電圧源を実現しようとすれば、例えば
ツエナーダイオードを用いると、この場合ツエナ
ー電圧が高すぎ、又バラツキは多く、温度特性が
悪いので必ず外に調整端子,補償素子を必要とす
るので使用不可能である。又特開昭53−47953で
はチヤネルドープによるシキイ値の差を基準電圧
源とする実施例が記載されているが、この方式は
チヤネルに対するドーズ量と、ゲート膜厚のバラ
ツキにより、電圧源のバラツキ量は大きく、完全
に無調整で所望の電圧を得ることはむずかしく、
何らかの調整機能を外部に必要とし使う上で非常
にわずらわしかつた。
本考案の目的はこのような欠点を除去するもの
であり、物質により一定の仕事関数の差を基準電
圧として、製造プロセスによるバラツキの影響を
ほとんど受けない構造を有する基準電圧源を提供
することにある。
第1図は本考案の基準電圧源を電子時計用の電
池電圧検出回路に応用した一実施例である。トラ
ンジスタ1,2,3,4により構成される基準電
圧源は先の特開昭53−47953に詳しく述べられて
おりトランジスタ3とトランジスタ4はそのシキ
イ値が異なる同一導電型のトランジスターペアー
として、このシキイ値の差がA点に出力される。
トランジスタ5はクロツクφによりスイツチング
され、サンプリング動作を行なう。抵抗6と抵抗
7は電源電圧を分解して、B点の電位が所望する
電源電圧で基準電圧出力であるA点の電位と同じ
になるよう設計される。従つてコンパレータ11
の出力は初期の電源電圧においてはB点の電位が
A点の電位より低いのでレベル“0”となる。又
電源電圧が低下してくるとA点の電位はB点より
低くなり、コンパレータ11の出力はレベル
“1”となる。このコンパレータの出力をラツチ
12でクロツクφのタイミングで記憶している。
この例において問題となるのは、基準電圧とな
るシキイ値電圧の異なる同一導電型トランジスタ
3とトランジスタ4の構造である。本考案ではシ
キイ値の差は、ゲート電極の材料とシリコン基板
の仕事関数差により得るものである。通常トラン
ジスタのシキイ値電圧Vthは次の式により決定す
る。
Vth=φG−φs+2φF+QD/Co +Qss/Co−1) ここでφGはゲートの仕事関数、φsは基板の
仕事関数、φFはシリコンの表面のフエルミレベ
ルQDはシリコン表面の電荷量、Qssは界面準位
Coはゲートの単位面積当りの容量を表わす。こ
のφGはゲートの材料により一義的に決定され
る。又シリコン側のφs,φFも不純物分布が一
定ならばやはり一義的に定まる。
一例としてシリコンゲート構造とすると、ゲー
トのドーピング量とタイプによりφGは任意に決
定しうる。第2図はシリコンゲート構造のNチヤ
ネルトランジスタを示す。N-基板26中にP-
エル25が形成されている。21〜24はソース
ドレインとなる拡散層である。27はSiO2の絶
縁層であり28〜31は電極用のAlである。ゲ
ート電極は34,35でありこの下はゲート酸化
膜を介して導電チヤネルを形成する。通常の工程
ではトランジスタ32の方のゲート電極34には
ソース・ドレインと同じN+がドープされてい
る。一方トランジスタ33のゲート電極35には
+をドープする。この時ゲート電極34のφG
真性フエルミを基準にとると+0.3〜+0.5V、ゲ
ート電極35のφGは−0.3〜−0.5Vとなる。従つ
てφs,2φF,QD/Co,Qss/Coが工程間で
のバラツキが大きくても、この両方のトランジス
タには共通であるので、シキイ値の差をとると、
ゲートにドーピングする不純物の導電型の相異に
大きく依存し、ドーピング量によつてわずか0.6
〜1.0V程度変化する基準電圧が発生できる。通
常ドーピング量はかなり安定にコントロール可能
であると共に、ドーピング物質の導電タイプに大
きく依存するため、多少ドーピング量がバラツい
ても±10mV以内に入る。
第3図は通常のシリコンゲート工程でのゲート
にソース・ドレインと逆タイプの拡散をする構造
例である。N-基板41にソース・ドレインとな
るP+拡散層42,43が形成される。この時ゲ
ート電極の一部46にもP+をドープする。これ
はPチヤネルトランジスタの例であるが、Nチヤ
ネルも全く同様に形成される。ゲート電極45の
下はシキイ値が高く、一部46の下はシキイ値が
低いが、トランジスタのシキイ値は高い方と見な
せる。
第4図は他の構造例であり(a),(b),(c)は工程順
を示す。(a)まず基板53にゲート酸化膜52をつ
けて、更にポリシリコン51をテポジツトする。
この時ポリシリコンにはN++を必要となる領域5
8のみに濃くドープする。(b)その後ポリシリコン
をエツチングしゲート54を形成する。(c)その後
ゲート膜を必要外の部分を除去して55を形成
し、全体にP+をドープしてソース・ドレイン5
6,57を形成する。ゲート54はあらかじめN
++となつているのでP+がドープされても変化し
ない。
本考案は安定なゲート電極材料の仕事関数を利
用して基準電圧を作成する構成であり、工程での
バラツキの原因となるゲート下の要因はすべて取
り除かれるので、かなり安定な基準電圧が得られ
る。
本考案は例えば電子時計用の電池電圧検出回路
用の基準電圧として用いると、無調整でかつ、
IC内に簡単に内蔵できる点で、使用する上での
煩わしさを完全に除去し、小型化,工程削減,量
産化に対する寄与は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による基準電圧源を利用した電
子時計用電池電圧検出回路。第2図は本考案のた
めのシキイ値の異なるトランジスタベアの構造
例。第3図はシリコンゲートトランジスタにおけ
る高シキイ値を有するトランジスタの構造例。第
4図は高シキイ値を有するトランジスタの製造工
程例。 3は高シキイ値、4は通常のシキイ値のトラン
ジスタ、34はN+、35はP+がドープされたゲ
ートを各々示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ゲート電極としてポリシリコンを用い同一導電
    型の第1及び第2のMOSトランジスタのシキイ
    値電圧の差を基準電圧として発生する基準電圧源
    において、前記第1のMOSトランジスタのゲー
    ト電極はP型不純物を含んだポリシリコンより構
    成され、前記第2のMOSトランジスタのゲート
    電極はN型不純物を含んだポリシリコンより構成
    されたことを特徴とする基準電圧源。
JP20370985U 1985-12-27 1985-12-27 Expired JPS6216682Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20370985U JPS6216682Y2 (ja) 1985-12-27 1985-12-27

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20370985U JPS6216682Y2 (ja) 1985-12-27 1985-12-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61118074U JPS61118074U (ja) 1986-07-25
JPS6216682Y2 true JPS6216682Y2 (ja) 1987-04-27

Family

ID=30766113

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20370985U Expired JPS6216682Y2 (ja) 1985-12-27 1985-12-27

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6216682Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61118074U (ja) 1986-07-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4209797A (en) Complementary semiconductor device
US4559694A (en) Method of manufacturing a reference voltage generator device
US5159260A (en) Reference voltage generator device
JPH04312107A (ja) 定電圧回路
JPH11330482A (ja) 半導体装置
US6628161B2 (en) Reference voltage circuit
JPH0740050B2 (ja) 電圧検知回路
JP4020182B2 (ja) 基準電圧発生回路及び電源装置
JPS6216682Y2 (ja)
JPH0421214B2 (ja)
JPH09266281A (ja) 昇圧回路
JPS645327B2 (ja)
JPH0243203B2 (ja)
JPH0624319B2 (ja) 入力回路
GB2100540A (en) Reference voltage generators
JPH0680824B2 (ja) Mosトランジスタ閾値の自動設定装置
JPS6235272B2 (ja)
JPS6341223B2 (ja)
KR830000874B1 (ko) 기준 전압 발생 장치
JPS6113389B2 (ja)
KR830000875B1 (ko) 전압 발생장치
JPS60257559A (ja) Cmos集積回路装置
JPS60150115A (ja) 電圧検出装置
JPS5923607A (ja) バイアス回路
JPS6214733Y2 (ja)