JPS6216639Y2 - - Google Patents

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JPS6216639Y2
JPS6216639Y2 JP1479883U JP1479883U JPS6216639Y2 JP S6216639 Y2 JPS6216639 Y2 JP S6216639Y2 JP 1479883 U JP1479883 U JP 1479883U JP 1479883 U JP1479883 U JP 1479883U JP S6216639 Y2 JPS6216639 Y2 JP S6216639Y2
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JP
Japan
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drying chamber
drying
hot air
electric heater
air circulation
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JP1479883U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は木材、金属、プラスチツク等の乾燥に
用いられる乾燥炉の改良に関するものである。
木材、金属、プラスチツク等の乾燥に用いる乾
燥炉としては炉内の温度分布が均一であることが
重要であるが、従来のこの種乾燥炉は炉体の出入
口や炉壁等から熱が放散してこの部分の温度が低
下し、温度分布を均一に保持し難いという問題点
がある。
本考案は前記のような問題点を解決するととも
に燃料代を節約できる熱効率のよい乾燥炉を目的
として完成されたもので、以下、図示の実施例に
ついて詳細に説明する。
1は断熱材よりなるトンネル炉状の炉体であつ
て、該炉体1は一端の入口2aから他端の出口2
bに通じる乾燥室2とその四周を囲んで該乾燥室
2を外側より加熱する熱風循環路3に区画されて
おり、該乾燥室2にはワイヤコンベアなどの搬送
機4を循環できるように設けるとともに前記入口
2aおよび出口2bには可撓性を有する耐熱材よ
りなる遮蔽板5a,5bがのれん状に取付けら
れ、他方、前記熱風循環路3は炉体1の上壁に設
けた導入口3aと底壁に設けた排出口3bをもつ
てガスや重油等の低コスト燃料を熱源とした熱風
循環フアン付の熱風発生装置6にダクトを介して
接続されている。7は炉体1内を前記乾燥室2と
熱風循環路3とに区画する隔壁として使用される
琺瑯引きパネルであつて、該琺瑯引きパネル7は
鋼板7bの片面に硅石あるいは長石を主材として
これに硼砂、ソーダ灰などの溶融剤とアンチモ
ン、コバルトなどの付加剤を添加した釉薬をもつ
てする膜厚が0.3〜0.6mm程度の加熱時に赤外線を
放射する耐熱温度が約400℃の琺瑯層7aを層着
したもので、該琺瑯引きパネル7は該琺瑯層7a
を乾燥室2側に面するようにして該炉体1内に形
成された座部8、8間に張架してある4本のL形
鋼9に端縁部がボルトなどをもつて着脱自在に固
定されている。10は乾燥室2内の温度低下域を
加熱する赤外線輻射電気ヒーターであつて、該赤
外線輻射電気ヒーター10はセラミツク材に電熱
抵抗体を埋設したものとして例えば熱放散により
温度が低下する入口2aと出口2bに近い乾燥室
2の内壁にあたる座部8などに複数個並んで配設
される。なお、この赤外線輻射電気ヒーター10
はの輻射波長が被乾燥物の赤外線吸収波長に合致
させることが加熱効率の上で有効となるため赤外
線輻射電気ヒーター10は温度調節自在としてお
くことが望ましく、そのため、輻射面側に公知の
クロメル−アルメル線等の熱起電材料で絶縁被覆
した温度検出用熱電対を装着してある。
このように構成されたものは、熱風発生装置6
を作動させてその熱風循環フアンにより加熱空気
がダクト、導入口3aを通じて熱風循環路3に導
入されたうえ排出口3bおよびダクトを経由し
て、熱風発生装置6に循環されると、炉体1内に
おいて乾燥室2と熱風循環路3とを区画している
琺瑯引きパネル7は循環加熱空気によつて加熱さ
れるので、乾燥室2に面する琺瑯層7aより所定
の赤外線波長が放射されるうえに乾燥室2内の温
度低下域すなわち入口2aおよび出口2bに隣接
した箇所には赤外線輻射電気ヒーター10が複数
個配設されているので、赤外線輻射電気ヒーター
10からも前記琺瑯層7aから放射される赤外線
とほぼ同じ赤外線が放射されて乾燥室2内は均一
な赤外線が放射され、従つて、搬送機4に載せら
れた被乾燥物(A)は入口2aを通過して乾燥室2内
を順次移動して出口2bに至る間において均一な
赤外線波長を吸収することとなつて熱効率よく均
一加熱されるものである。しかも、本考案におけ
る熱源は熱風発生装置の熱源であるガス、重油、
木屑などの低コスト燃料が主で赤外線輻射電気ヒ
ーター10に使用する電力はその個数からして僅
かでよいので、ランニングコストが安く、特に木
屑を燃焼源とした木材塗装乾燥に実施した場合、
燃費はわずかで済み経済運転ができるばかりか乾
燥室2内を90〜100℃に設定してウレタン系樹脂
塗料を塗装後の乾燥に使用した実験では塗膜が均
一に加熱されてピンホール現象や剥離、亀裂等の
ない均等で滑らかな塗装面が得られるとともに乾
燥時間は約3分でよく、従来の乾燥時間に比べて
約1/2に短縮できることが確認されている。さら
に、赤外線輻射源としての琺瑯引きパネル7はボ
ルト等により脱着が容易な構造にできるので、保
守点検が簡単であるばかりか炉内に簡単な枠組を
して取付けるだけで炉内を赤外線輻射源として有
効に活用でき、大型炉から小型炉まで広範囲に適
用できる利点もあり、また、赤外線輻射電気ヒー
ター10をニクロム線などの電熱抵抗体を陶磁器
製板などのセラミツク材の内部に埋設したものと
することにより湿気や腐食性ガスを放散するよう
な乾燥の場合でもその耐蝕性がよくて寿命を長く
できる効果があるうえに熱容量が大きくて冷めに
くいので、ヒーター自体の降温速度が遅く設定温
度に対する変動幅が小さいため均一に加熱でき
る。さらにまた、この赤外線輻射電気ヒーター1
0は温度低下域にのみ限定使用されるものである
から、設備電力は僅かで済んで経済的なうえに炉
内への取付けも簡便である。なお、本考案は前記
実施例に限定されるものではなく、例えば琺瑯引
きパネル7と赤外線輻射電気ヒーター10の配列
を第3図に示すように、琺瑯引きパネル7の背面
に赤外線輻射電気ヒーター10を配置して琺瑯引
きパネル7の一部を赤外線輻射電気ヒーター10
で加熱するようにしたり、赤外線輻射電気ヒータ
ー10を乾燥室2の出入口附近の左右側面に対向
するように配設したり、或いは赤外線輻射電気ヒ
ーター10を特に低温となる炉底部すなわち乾燥
室2の出入口附近の内底面にのみに配設したもの
でもよいし、琺瑯引きパネル7を1枚の大型パネ
ルとせずに小型化してタイル状に複数枚を配列し
たものでもよい。さらに、乾燥室2の設定温度や
熱風循環方向は被乾燥物(A)の性状や炉体1の構造
により適時変更すればよく、また、乾燥室2の温
度低下域は乾燥室2の出入口に限定されるもので
はなく、熱風循環方向によつて発生する乾燥室内
のどの温度低下域をも含むことは勿論である。
本考案は前記実施例による説明によつて明らか
なように、乾燥炉の熱風循環路と乾燥室との隔壁
として赤外線を放射する琺瑯引きパネルを使用す
るとともに乾燥室の温度低下域にのみに赤外線輻
射電気ヒーターを配設して該琺瑯引きパネルが循
環する熱風により加熱された際に放射される赤外
線と前記赤外線輻射電気ヒーターが放射する赤外
線をもつて炉内の温度分布を均一にして被乾燥物
に所定の赤外線波長が均等に放射されるようにし
たから、被乾燥物は炉内で赤外線を均等に吸収す
ることとなつて熱効率よく均一加熱され、また、
簡単な構造のために大型、小型を問わず各方面に
広範囲に活用できるうえに保守点検が容易であ
り、しかも、設備電力も僅かで済む等種々の利点
があり、従来のこの種乾燥炉の問題点を解決した
ものとして実用的価値極めて大なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す一部切欠正面
図、第2図は同じく一部切欠側面図、第3図は本
考案の他の実施例を示す一部切欠正面図である。 1……炉体、2……乾燥室、3……熱風循環
路、7……琺瑯引きパネル、7a……加熱時に赤
外線を放射する琺瑯層、10……赤外線輻射電気
ヒーター。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 炉体1内を乾燥室2と該乾燥室2を外側より
    加熱する熱風循環路3に区画した乾燥炉におい
    て、加熱時に赤外線を放射する琺瑯層7aを有
    する琺瑯引きパネル7を該琺瑯層7aを乾燥室
    2側として前記乾燥室2と熱風循環路3とを区
    画する隔壁に使用するとともに該乾燥室2内の
    温度低下域を加熱する赤外線輻射電気ヒーター
    10を配設したことを特徴とする乾燥炉。 2 赤外線輻射電気ヒーター10を温度検出用熱
    電対が装着されたものとした実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の乾燥炉。
JP1479883U 1983-02-03 1983-02-03 乾燥炉 Granted JPS59120899U (ja)

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JP1479883U JPS59120899U (ja) 1983-02-03 1983-02-03 乾燥炉

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JP1479883U JPS59120899U (ja) 1983-02-03 1983-02-03 乾燥炉

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59120899U JPS59120899U (ja) 1984-08-15
JPS6216639Y2 true JPS6216639Y2 (ja) 1987-04-27

Family

ID=30146144

Family Applications (1)

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JP1479883U Granted JPS59120899U (ja) 1983-02-03 1983-02-03 乾燥炉

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62261885A (ja) * 1986-05-07 1987-11-14 相浦 正廣 畳乾燥装置
JP5230498B2 (ja) * 2009-03-19 2013-07-10 日本碍子株式会社 通気性板状体の均一加熱方法

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JPS59120899U (ja) 1984-08-15

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