JPS62166280A

JPS62166280A - 竪型焼結機

Info

Publication number: JPS62166280A
Application number: JP734586A
Authority: JP
Inventors: 勝石川; 熊谷　敬一
Original assignee: IHI Corp
Current assignee: IHI Corp
Priority date: 1986-01-17
Filing date: 1986-01-17
Publication date: 1987-07-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】「産業上の利用分野」この発明は、粉状鉱石を焼き固めて塊状焼結鉱を製造す
る竪型焼結機に関するものである。

「従来の技術」粉状鉱石、たとえば粉鉄鉱石を焼き固めて高炉用焼結鉱
を製造する場合には、従来、第３図に示すような竪型焼
結機Ｂを用いることが多い。

この従来の竪型焼結機Ｂは、焼結機本体１、原料装入装
置２、破砕装置３および吸引装置４とを主な溝成要素と
している。焼結機本体ｌは、粉状の焼結原料５が内部に
充填されて形成された原料層６に、点火装置７．７によ
り点火して連続的に焼結させるようになっている。すな
わち、原料層６が一旦点火されれば、それを火源とする
焼結が点火装置７．７の直上部の位置において連続的に
進行してそこに焼結帯８が形成され、その焼結帯８の下
部の既に焼結が完了した焼結完了帯９を破砕装置３によ
り破砕して取り出すことによって、原料層６は重力によ
り所定速度で降下しつつ連続的に焼結されるようになっ
ている。

破砕装置３は、破砕室ｌＯ内で第３図において左右に往
復移動するノ１ンマＩｆ、ＩＩにより焼結完了帯９の下
部を破砕するようになっており、破砕された成品（焼結
鉱）１２は成品冷却ホラ／＜１３内ヲ落下してパンコン
ベヤ１４により取り出されるようになっている。

また、前記原料装入装置２は、原料ホッパ１５゜１５に
貯留した原料５を、原料層６の降下速度に合わせて所定
ｍずつ、ドラムフィーダー１６．１６により焼結機本体
１上部の原料装入口１７から投入するようにされている
。

また、前記吸引装置４は、焼結に伴って発生した排ガス
を排出するとともに、上記原料層６に焼結用空気を供給
するように構成されている。すなわちこの吸引装置４は
、排ガスを焼結機本体Ｉの側壁１　ａ、　１　ａに設け
られている吸引口１８．１８より、排気管１９．１９を
通して排風機（図示略）により吸引して排出するように
されており、その排ガスの吸引に伴って、成品冷却水ツ
バ１３の下部に設けられた吸気管２０．２０から焼結用
空気を吸引するようにされている。なお、吸引口１８゜
１８の面面には火格子２１．２１が取り付けられている
。

この吸引装置４によって、吸気管２０．２０から吸引さ
れた焼結用空気はまず成品１２を冷却し、さらに焼結完
了帯９を通過してこれも冷却した後に焼結帯８に導かれ
る。したがって、焼結用空気自体は温度が高められ、焼
結が効率良く行なイっれるとともに、熱回収がなされる
ことになる。

ところで、上記構成の竪型焼結機Ｂにおいては、原料装
入口１７は大気中に常時開放されているので、吸引口１
８．１８からの排ガス吸引に伴って、吸気管２０．２０
からのみならずこの原料装入口１７からも空気が吸引さ
れて、焼結機本体１内に侵入してしまうものであった。

この原料装入口１７から侵入する空気（漏風）は、焼結
には何等寄与することがないばかりか、この漏風の風量
が多いと、排ガスの排出および吸気管２０．２０からの
焼結に必要な空気の吸引が阻害されてしまうので、この
漏風を防ぐことが必要であり、このため、従来において
は、原料層６の高さを充分に高（して、その通風抵抗に
より漏風を防ぐ（いわゆるマテリアルシール）ようにし
ている。

「発明が解決しようとする問題点」しかしながら、上記のようなマテリアルシールに上って
は漏風を完全に防ぐことは不可能である（すなわち、完
全にシールするためには、理論的には原料層６の高さを
無限大としなければならない）ので、多少の漏風は避け
られないものであった。したがって従来においては、原
料層６の高さを可能な限り高くするとともに、それでも
侵入してくる漏風の風量をはじめから見込んでおいて、
その分、吸引装置４による排ガス吸引量を大きくしてお
くことが一般的である。

そして、このために、従来の竪型焼結機Ｂにおいては、
焼結機本体ｌの高さを充分に高くしなければならないと
とらに、送風機（図示略）や排気管１９．１９等の諸設
備の容量を大きなものとしておく必要があり、したがっ
て、設備費がかさみ、さらには運転動力費も増大して生
産効率が良くないという問題があった。

この発明は上記の事情に鑑みてなされた乙ので、原料装
入口からの空気の（受入を、マテリアルシールによるこ
となく防止することのできる竪型焼結機を提供すること
を目的とする。

「問題点を解決するための手段」この発明は、内部に形成された粉状の焼結原料からなる
原料層を下方に移動させつつ焼結させる焼結機本体と、
その焼結機本体内上部の原料装入口より焼結原料を装入
する原料装入装置と、焼結に伴って発生する排ガスを排
出するとともに上記原料層に焼結用空気を供給する吸引
装置と、焼結成品を破砕する破砕装置とを備えた竪型焼
結機において、上記原料装入装置は、上記原料装入口を
開閉可能なダンパを備えていることを特徴としている。

「作用　」この゛発明の竪型焼結機では、原料装入時にダンパを開
いて原料を焼結機本体内に投入するとともに、それ以外
の時には、常時そのダンパによって原料装入口を閉塞し
ておくことににす、原料装入口からの空気の侵入を防ぐ
。

「実施例」以下、この発明の実施例について図面を参照しながら説
明する。第１図はこの実施例の竪型焼結機Ａの全体概略
構成を示す側断面図であるが、この竪型焼結機Ａにおい
て上述した従来の竪型焼結機Ｂと同様の構成要素につい
ては、第１図に第３図と同一符号を付してその詳細な説
明は省略する。

この竪型焼結機Ａにおいては、焼結原料５を焼結機本体
ｌに°装入する原料装入装置２は、焼結機本体Ｉの上方
において焼結原料５を搬送して投入するコンベヤ２２と
、焼結機本体Ｉ向上部に配設されている一対の装入ダン
パ２３，２４により構成されている。

装入ダンパ２３は、その詳細を第２図に示すように、そ
れぞれ回転自在な複数（この実施例では７本）の軸体２
３ａに、それぞれ二枚ずつの羽根２３ｂが取り付けられ
た構成とされている。そして、この装入ダンパ２３は、
軸体２３ａが一方（図示Ｘ方向）に回転した時に、羽根
２３ｂと隣接する袖体２３ａとが接触して閉じた状態（
第２図に示す状態）となって、原料装入口１７を気密状
態に閉塞し、この状態から軸体２３ａが他方（図示Ｙ方
向）に回転した時には、軸体２３ａ相互間に間隙が形成
されて開いた状態となる。

また、装入ダンパ２４も、上記の装入ダンパ２３と全く
同様に、軸体２４ａに二枚の羽根２４ｂ。

２４ｂが取り付けられた構成であり、この装入ダンパ２
４も原料装入口１７を気密状態に閉塞できるようにされ
ている。

これら両ダンパ２３，２４は、上下に離間して焼結機本
体１内上部に対向配置され、これらの間には原料ヂャン
バ−２５が形成されている。そして、両ダンパ２３，２
４は常にそれぞれ逆の状態、すなわち、一方が開の時に
は他方が閑となるようにされている。第２図は、装入ダ
ンパ２３が閉じており、装入ダンパ２４が開いている状
態を示している。

以上、この竪型焼結機Ａの特に原料装入装置２の構成に
ついて説明したが、その他の構成については上述の竪型
焼結機Ｂと全く同様であるので、以下の説明は省略する
。

次に、上記の竪型焼結４ｍＡの原料装入袋Ｈ１２の作用
を説明する。

上記原料装入装置２は、焼結機本体ｌ上部の原料装入口
１７がら空気を侵入させることなく焼結原料５を装入で
きるものである。すなわち、焼結原料５の装入に際して
は、第１図に示すように、上側のダンパ２３を閉、下側
のダンパ２４を開とした状態で焼結原料５をコンベヤ２
２よりダンパ２３上に落下させる。それから、下側のダ
ンパ２４を閉じ、その後、上側のダンパ２３を開いて焼
結原料５をダンパ２４上に落下させ、焼結原料５を一旦
原料ヂャンバー２５内に貯留する。そして、上側のダン
パ２３を閉じた後、下側のダンパ２４を開くことにより
、気密状態を保ったままで、焼結原料５を焼結機本体１
内に装入できる。

このように、ダンパ２３，２４のいずれか一方を常に閉
じた状態としたままで、ダンパ２３．２４を交互に開閉
することにより、原料装入口１７より空気が侵入するこ
となく、焼結原料５のみを焼結機本体ｌ内に投入するこ
とができる。したがって、従来のマテリアルシールによ
る場合のように原料層６を高くする必要はなくなり、焼
結機本体１の高さ寸法を低くすることができる。また、
この結果、原料層６の高さが高い場合に生じることがあ
った原料層６の詰まりを防止することができるという効
果も生じる。さらに、この竪型焼結機Ａによれば、送風
機等の諸設備に漏風分の余裕を見ておく必要はなく、そ
れらの容量は必要最小限で良いから、設備費の削減およ
び連耘費の低減に寄与することができる。

以上この発明の実施例について説明したが、この発明は
上記実施例に限定されるものではない。

たとえば上記実施例では、ダンパを二〒■設けてそれら
を交互に開閉させるようにしたが、ダンパは一つであっ
ても、原料装入時にそれを開いている時間がごく短かけ
ればほぼ同様の効果を得ることかできる。また、ダンパ
の形状にフいては上記に限らず適宜変更して良いことは
勿論である。

「発明の効果」以上詳細に説明したように、この発明によれば、原料装
入口を開閉可能なダンパを０１１．えたから、原料装入
口を常時閉塞しておくことによりここからの空気の侵入
を阻止できる。したがって、マテリアルシールによるこ
となく帰風を防止することができ、焼結機本体を小型化
することができるという効果を奏する。また、吸引装置
等の諸設備の容量に余裕を見ておく必要はなく、設備費
の削減および運転費の低減を図ることが可能となるとい
う効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図はこの発明の実施例を示す図であり
、第１図はこの実施例の竪型焼結機の全体概略構成を示
ず側断面図、第２図は原料装入装置の構成を示す拡大側
断面図である。第３図は従来の竪型焼結機の構成を示す側断面図である
。Ａ・・・・・・竪型焼結機、ｌ・・・・・・焼結機本体
、２・・・・・・原料装入装置、３・・・・・・破砕装
置、４・・・・・・吸引装置、５・・・・・・焼結原料
、６・・・・・・原料層、１７・・・・・・原料装入口
、２３．２４・・・・・・ダンパ。第１図第２図第３図

Claims

【特許請求の範囲】

内部に形成された粉状の焼結原料からなる原料層を下方
に移動させつつ焼結させる焼結機本体と、その焼結機本
体内上部の原料装入口より焼結原料を装入する原料装入
装置と、焼結に伴って発生する排ガスを排出するととも
に上記原料層に焼結用空気を供給する吸引装置と、焼結
成品を破砕する破砕装置とを備えた竪型焼結機において
、上記原料装入装置は、上記原料装入口を開閉可能なダ
ンパを備えていることを特徴とする竪型焼結機。