JPS6026296Y2 - 走行グレ−ト式熱回収装置 - Google Patents

走行グレ−ト式熱回収装置

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JPS6026296Y2
JPS6026296Y2 JP17355081U JP17355081U JPS6026296Y2 JP S6026296 Y2 JPS6026296 Y2 JP S6026296Y2 JP 17355081 U JP17355081 U JP 17355081U JP 17355081 U JP17355081 U JP 17355081U JP S6026296 Y2 JPS6026296 Y2 JP S6026296Y2
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JP
Japan
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chamber
heat recovery
grate
damper
running
Prior art date
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Expired
Application number
JP17355081U
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English (en)
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JPS5877273U (ja
Inventor
輝雄 真津野
Original Assignee
日立造船株式会社
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Publication date
Application filed by 日立造船株式会社 filed Critical 日立造船株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は走行グレート式熱回収装置に関する。
従来の走行グレート式熱回収装置を第1図に基づいて説
明する。
1は走行グレート式熱回収装置で、高温粒状物2はパン
コンベヤ3により運搬されて来て、ケーシング4に取付
けられた給鉱シュート5に供給され、ケーシング4内を
大気と遮断するため一旦畜えられる。
畜えられた高温粒状物2は、給鉱シュート5下部に設け
られた走行グレート(火格子)6により切り出され、ケ
ーシング4内を走行グレート6に乗り排出側へ移動し、
その間通風ガスにより冷却されて排出シュート7に排出
される。
排出された粒状物2は、ケーシング4内を大気と遮断す
るため一旦、前記排出シュート7に蓄えられた後パンコ
ンベヤ8により所定の場所まで運搬される。
前記走行グレート6は、ケーシング4外部に設けられた
駆動装置9を用いてチェーン10を介して回転される駆
動スプロケット11により、駆動され、リターンスプロ
ケット12を介してリング状に回転している。
そして給鉱側より排鉱側へ移動する上側グレード6aの
下に、該上側グレード6aを案内する走行レール13が
設けられており、排鉱側より給鉱側へ反転移動する下側
グレード6bの下には、該下側グレード6bの荷重を分
散するためのリターンローラ14が数個所に設けられて
いる。
ケーシング4内は、回収ガス温度を高めるため、隔壁1
5により第1図の如く、走行グレート6進行方向に2室
に分割され、また高温粒状物2を積載した上側グレード
6aにより上部室側と下部室側とに分割され、排鉱側上
部室Aを排鉱側下部室B及び給鉱側上部室Cと給鉱側下
部室りがそれぞれ形成されている。
なお隔壁15を複数設けて、さらに室数を増している場
合もある。
係る構成で、冷却ガスはケーシング4の排鉱側上部室A
に供給され、高温粒状物2を積載した上側グレード6a
内を通過し、排鉱側下部室Bに導かれる。
冷却ガスが高温粒状物2内を通過する間に該冷却ガスと
高温粒状物2とが熱交換され、高温粒状物2は冷却され
ると共に冷却ガスは加熱される。
加熱された循環ガス(冷却ガス)は、第1循環フアン1
6により昇圧されて給鉱側上部室Cに供給され、再度、
高温粒状物2が積載された上側グレード6a内を通過し
て、給鉱側下部室りに導入される。
このとき循環ガスは、再び高温粒状物2と熱交換をなす
のでさらに加熱される。
再加熱された循環ガスは、第2循環フアン17により吸
引、昇圧され、該2循環フアン17と前記給鉱側下部室
りとの経路途中に設けられている熱交換機18により熱
交換され、その高熱は水を水蒸気に変え、発電その他に
利用される。
熱交換機18を通過した循環ガスは冷却されて再び冷却
ガスとして排鉱側上部室Aに供給され、各熱回収室A。
B、 C,Dを直列に通過し、循環して行く。
なお、前記第27アン17とと排鉱側上部室Aとの経路
途中には、ダンパ19が設けられており、冷却ガスを長
時間循還運転する間にケーシング4内に大気が流入して
除々に増加した内圧を、該ダンパ19を開放することに
よって所定の内圧にするように図られている。
ところが上記従来の走行グレート式熱回収装置1によれ
は、走行グレート6上に積載される高温粒状物2の層厚
および性状(粒度分布)が変化すると、冷却ガスの通気
抵抗が変化し、このため分割された各熱回収室A、 B
、 C,Dの内圧が変化して隣接する室から走行グレー
ト6と隔壁15の上・下降量20を通って冷却ガスが直
接流入することになる。
のとき上側グレード6aと隔壁13の隙間20において
は、冷却ガスが高温粒状物2を高圧側から低圧側に吹き
飛ばし、できた間隙から冷却カスが高温側へ抜ける状態
となる。
このため、各室の内圧を測定して循環ファン16.17
の回転数を変えたり、該循環ファン16.17の排出側
近傍に設けられたそれぞれのダンパ16a、17aの開
度調節が行われたりしているが、その制御装置が複雑に
なると同時に応答性が悪いという問題があった。
本考案は上記の欠点を除去することを目的としケーシン
グ内に、該ケーシングを走行グレート進行方向に複数の
熱回収室に分割する隔壁を設け、該隔壁に高温粒状物を
積載した走行グレートの貫通する中間室を設け、熱回収
室の走行グレートより上方の上部室に対応する中間室外
壁に、熱回収上部室から中間室内に向けてのみ開放可能
なダンパを設け、熱回収室の走行グレートより下方の下
部室に対応する中間室外壁に、中間室内から熱回収下部
室内に向けてのみ開放可能なダンパを設け、前記熱回収
上部室から熱回収下部室側に向けて流通する冷却ガスは
各熱回収室を直列に通過して循環するように構成した走
行グレート式熱回収装置を提供するものであり、これに
より熱回収効率を高めるのに必要な考慮、 (1) 漏風をできかるだけ少なくする。
(2)回収ガス温度を高くする を満足させ、かつ特別の制御装置等が不要なものである
以下本考案の構成をその一実施例を示す図面に基づいて
詳細に説明する、なお従来と同じ作用をなすものは同一
番号を付し、説明を略した。
第2図および第3図に示すように、本考案に係る走行グ
レート式熱回収装置21は、ケーシング4内の隔壁15
に、高温粒状物2を積載した上側グレード6aの貫通す
る中間室22が設けられ、排鉱側、給鉱側上部室A、
Cに対応する該中間室外壁23に、前記上部室A、Cか
ら中間室22に内に向けてのみ開放可能なダンパa、
cが設けられ、また排鉱、給鉱側下部室B、 Cに対
応する該中間室外壁23に、中間室22内から前記下部
室B、 D内に向けてのみ開放可能なダンパb、 dが
それぞれ設けられている。
中間室外壁23の走行グレート6上の高温粒状物2に対
応する箇所には1.ヒンジ24を介してステンレス銅板
等の耐熱性鋼板からなるシール板25が取付けらでおり
、高温粒状物2の層厚が変化してもシールができるよう
になされている。
また隔壁15の下側グレード6bが貫通する部分には、
第4図および第5図に示す如く、走行グレート貫通孔2
6開目下部にグレートプレート27に水平な状態で進入
させるための切欠き28が設けられると共に走行グレー
ト6のグレートチェイン29間の間隙を少なくするため
の仕切壁30が貫通孔26上部に設けられている。
該仕切壁30は、隔壁15の略半分の幅を有し、かつ走
行グレート6のグレードチェイン29間を略閉塞するだ
けの長さを有し、各グレートチェイン29間の間隙にわ
たるようにそれぞれ貫通孔26上部に設けらている。
次に第3図に基づき中間室22における動作の説明をす
る。
通常の運転時の各室の内圧は次のようになる。
A=CD=B A>B C>D ところが給鉱側から供給される高温粒状物2の供給量が
多くなり、または高温粒状物の性状(粒度分布)が変わ
ると、まずC室内の通気抵抗が大きくなるのて該C室の
内圧が大きくなり、D室内の内圧は低下することになる
(第17アン16、第2フアン17は一定回転である。
)。すなわち、A<CD<B A>B C>D になる。
そうするとダンパは次のようになる。C−開 a
−閉 d−開 b−閉 従って中間室22からC室内の冷却ガスが上側グレート
6aを通過してD室に抜けることになり、各室の内圧は A=CD=B A>B C>D となる。
また走行グレート6に供給される高温粒状物2の量が少
なくなったり、高温粒状物2の性状が変ってC室側の通
気抵抗が小さくなると各室の内圧関係は次のようになる
C<A A>B D>B C>D そうするとダンパは次のようになる。
C−閉 a−開 d−閉 b−開 となって各室の内圧は A=CB=D A>B C>D になりバランスがとれる。
すなわち走行グレート6上に積載された高温粒状物2の
層の通気抵抗が変って各室の内圧が変っても、各室の内
圧を測定して循環ファン16.17の回転数を操作する
ことなく、自然に各室の内圧関係は、 A=CB=D になる。
従って従来の如くA室の冷却ガスがC室へ、またB室の
冷却ガスがD室に流れることはなく、隔壁15を上側グ
レート6aの隙間から高温粒状物2を吹き上げることも
ない。
さらにB、 D室間の隔壁貫通孔26には前述の如く仕
切壁30が設けられているため、冷却ガスの進入は最小
限に押えられる。
なお実機は非常に大きなものであるため、実施例におけ
る概略図面の如く製作すれば、中間室22のダンパat
bt ct dの重量は非常に大きなものとなる。
このため、各室A、 B、 C,Dの内圧の変化に追随
して開閉できないことになる。
そこで、中間室22のダンパa、b、c、dハ上下方向
に数段設けたり、幅方向に分割して設ければよい。
また上記実施例においてはセメントクリンカ−の冷却装
置を示したものであるが、その他鉄鉱石の焼成ベレット
の冷却、焼結鉱の冷却、バルブ石灰泥の焼成クリンカー
の冷却、その他の高温粒状物の冷却装置に利用できる。
以下本考案によれば、循環ファン等を制御しなくても上
部室側の各熱回収室の内圧を一定にてき、また下部室側
の各熱回収室の内圧を一定にできる。
したがって従来の如く隣接する熱回収室に循環ガスが流
入することがなくなり、安定した熱回収が行える。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の走行グレート式熱回収装置の概略縦断側
面図、第2図〜第5図は本考案の一実施例を示し、第2
図は本考案に係る走行グレート式熱回収装置の概略縦断
側面図、第3図は中間室周辺の概略縦断側面図、第4図
は隔壁の下側グレートが貫通する部分の拡大縦断側面図
、第5図は第4図の概略縦断正面図である。 2・・・・・・高温粒状物、4・・・・・・ケーシング
、6・・・・・・走行グレート、15・・・・・・隔壁
、21・・・・・・走行グレート式熱回収装置、22・
・・・・・中間室、23・・・・・・中間室外壁、A・
・・・・・排鉱側上部室、B・・・・・・排鉱側下部室
、C・・・・・・給鉱側上部室、D・・・・・・給鉱側
下部室、a、 bt c、 d・・・・・・中間室
のダンパ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケーシング内に、該ケーシングを走行グレート進行方向
    に複数の熱回収室に分割する隔壁を設け、該隔壁に高温
    粒状物を積載した走行グレートの貫通する中間室を設け
    、熱回収室の走行グレートより上方の上部室に対応する
    中間室外壁に、熱回収上部室から中間室内に向けてのみ
    開放可能なダンパを設け、熱回収室の走行グレートより
    下方の下部室に対応する中間室外壁に、中間室内から熱
    回収下部室内に向けてのみ開放可能なダンパを設け、前
    記熱回収上部室から熱回収下部室側に向けて流通する冷
    却ガスは各熱回収室を直列に通過して循環するように構
    成したことを特徴とする走行グレート式熱回収装置。
JP17355081U 1981-11-20 1981-11-20 走行グレ−ト式熱回収装置 Expired JPS6026296Y2 (ja)

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JPS5877273U JPS5877273U (ja) 1983-05-25
JPS6026296Y2 true JPS6026296Y2 (ja) 1985-08-07

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