JPH05500554A - 空気調整装置及びこの装置の圧力差を調整する方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 空気調整装置及びこの装置の圧力差を調整する方法本発明は、空気調整装置に関 し、この空気調整装置は、ハウジングと、加工された食物を、前記ハウジングの 入口開口をから、空気調整領域を介して、前記ハウジングの出口開口に搬送する コンベヤと、熱交換器と、循環ファンと、を備えており、この循環ファンは、熱 交換器及び空気調整領域及び循環ファンとを通って流れる循環空気を発生させる 機能を有している。

また、本発明は、このような装置の圧力差を調整する方法に関する。

このような空気調整装置に設けられた循環ファンは、熱交換器及び空気調整領域 を通って空気を流すために必要な圧力の増加を発生させるものである。従って、 空気調整領域内において、気流の方向に圧力降下が生じ、この結果、高圧側と低 圧側とが発生する。このような圧力降下は、例えば、２５−５０ｍｍ水位の程度 であり得る。

空気調整装置を最適な状態で作動させるため、装置と外気との間の空気交換は、 極力少なくするのが好ましい。なぜなら、入口開口及び出口開口の外部にかかる 外圧が同一か否かにかかわらず、これら２つの開口に渡って、略同−の圧力差を 生じる必要があるからである。このような装置は、一般的には、２つの開口に同 一の外圧が掛っているが、例えば、圧力が壁の両側で異なっているビルディング の隔壁又は外壁を通って、前記装置が延出されている場合には、異なる外圧がか かる。

多かれ少なかれ、入口及び出口開口を通って空気を流すため、入口及び出口開口 に渡って異なる圧力差が生じている。

当然、このような気流は、エネルギー損失を伴い、装置を最適な状態で機能させ ることができないという理由から、好ましいものではない。更に、冷却装置にお いて、熱風は、装置内に入り込み、装置から逃げる冷風と同様に、熱交換器（蓄 冷器）上を凍結させ、操作部員を困惑させる。

この圧力差は、静的又は動的又はこれらの組合わせであり得る。圧力差が、もっ ばら動的である場合、出口開口方向に不適当な強い気流が発生し得る。

従来、入口及び出口開口に渡って異なる圧力差が生じないように、特に、空気調 整領域をとおって循環する気流の道が１、可能な限り、これら開口から分離され ている。しかし、このような構成は、全く完全ではない。また、状態は、空気調 整領域内で圧力降下が増進した場合、一層悪化する。このようなことは、例えば 、空気調整装置の能力が、気流の増加によって増加したとき問題となり得る。

このため、本発明の目的は、装置の入口及び出口開口を通って流れる空気を除去 する空気調整装置を提供することにある。

また、本発明の他の目的は、入口及び出口開口に渡って圧力差を調整して、これ ら開口を通って流れる空気を最小にするだめに、この空気調整装置に適用される 方法を提供することにある。

これらの目的は、本発明に係る空気調整装置によって、達成される。この装置は 、圧力調整ファンによって特徴付けられている。この圧力調整ファンは、入口及 び出口開口の１つに隣設されたチャンバに接続されており、一方の開口から他方 の開口に渡ってほぼ同一の圧力差を生じるように機能する。

このため、ハウジングの内側と外側との間の空気交換が最小になる。

本発明の第２の特徴は、上述した目的が、以下のような空気調整装置によって達 成される点にある。即ち、この装置において、コンベヤの通路の部分を囲んでい るトンネルがハウジングの第１の開口の内部に設けられている。また、循環する 気流の一部を通すコンベヤの通路の前記部分をほぼ横断して配置された少なくと も２つのエアカーテン導管が、前記トンネルの２つの対向側に接続されている。

もちうん、本発明の２つの特徴は、互いに組合わせることができる。

また、圧力調整ファンは、ハウジングの内側に配置され、その入口が、前記１つ の開口に隣設したチャンバに開通した導管に設けられている排出ファンであるこ とが好ましい。この場合、調整バイパス弁は、その入口と排出ファンとの間の前 記導管の壁に配置され得る。

チャンバの境界面の部分に構成された気流絞り弁は、少なくとも前記一方の開口 に隣設して配置され得る。

更に、本発明に関し、圧力差は、空気調整装置のハウジング内で調整される。本 発明は、このハウジングの他に、このハウジングの入口開口を通って搬送された 食物を、空気調整領域を介して、前記ハウジングの出口開口に搬送させるコンベ ヤと、熱交換器と、循環ファンと、を備えている。循環ファンは、前記開口の１ つに隣設したチャンバに接続された圧力調整ファンを介して、入口開口と出口開 口とに渡ってほぼ同一の圧力差が発生することによって、熱交換器及び空気調整 領域及び循環ファンを通って連続して流れる循環空気を発生させる。本発明の他 の特徴に関し、上述した方法は、少なくとも２つのエアカーテンを、前記ハウジ ングの第１の開口の内側のコンベヤの通路に対してほぼ横断させて配置すること によって特徴付けられる。循環空気の一部がこの目的のために用いられる。

従って、本発明は、食物が暖めされているか冷やされているかにかかわらず、一 般的に、本願に示唆された種類の空気調整装置に利用され得る。しかし、本発明 は、特に、冷却装置に適合される。この装置内において、コンベヤは、冷却が施 される空気調整領域内で、螺旋通路に案内されたコンベヤベルトを備えており、 また、熱交換器は、蓄冷器である。

本発明を添付図面を参照してさらに詳細に説明する。

第１及び第２図は、本発明が適用され得る従来の２つの空気調整装置の断面図で ある。

第３図は、第１図の冷却装置に適用された本発明の一実施例を示す図である。

第１図に示された冷却装置は、入口開口２及び出口開口３を有したハウジング１ を備えている。ハウジング１の内部は、これら開口２．３を介してのみ外部と連 通されている。コンベヤは、コンベヤベルト４と支持機構（図示しない）とから 構成されている。コンベヤベルト４は、入口開口２を通ってハウジング１の中央 部に通され、ここで、螺旋状に構成され、出口開口３に案内されている。このコ ンベヤベルト４は、無端状に構成されており、ハウジング１の外側で、出口開口 ３から入口開口２に戻されている（図示しない）。ハウジング１内で螺旋状に構 成されているため、その底部で、金属板５によって閉鎖された中央挿通開口を有 する円筒形状ベルトパイルが形成される。

また、ハウジング１は、循環ファン６、蓄冷器７及び隔壁８．９．１０を備えて いる。運転中、図中矢印で示すように、循環ファン６は、蓄冷器７及びベルトパ イル及びファン自身を通って流れる循環空気を発生する。循環空気が流されるベ ルトパイルは、コンベヤベルト４上を搬送される食物用の空気調整領域を規定し ている。金属板５及び隔壁９．１０は、循環空気がベルトパイルを通って流れる ように機能すると共に、出口開口３から循環空気が逃げるのを防止している。

第１図に示された冷却装置において、循環ファン６と蓄冷器７との間の圧力は、 外圧よりかなり高くなっ′Ｃいる。また、蓄冷器７とベルトパイルとの間の圧力 は、外圧より高くなっている。ハウジングの残りの部分、例えば、入目及び出口 開口２．３の内側の部分の圧力は、外圧とほとんど等しくなっている。

第２図には、金属板５−及び隔壁９′、１０′の位置の他の例として、第１図の 実施例に対応した従来の空気冷却装置が示されている。これらの相違点として、 循環ファン６と蓄冷器７との間の圧力は、外圧より高くなっている。蓄冷器７と ベルトパイルとの間の圧力は、外圧とほぼ等しくなっている。また、ベルトパイ ルと循環ファン６との間の圧力は、外圧よりも低くなっている。また、この場合 、人口及び出口開口２．３の内側の部分の圧力は、外圧とほぼ等しくなっている 。

しかし、第１図及び第２図に示された種類の冷却装置の実際の構成により、多か れ少なかれ、入口開口２及び／又は出口開口３に渡って相当な圧力差が生じる。

入口及び出口開口２．３を通って気流が生じないように、このような圧力差は、 本来、同一の大きさであるべきである。本発明は、例えば、第３図に示すように 、圧力差を調整する手段を備える。

第３図に示すように、第１図の冷却装置の上部左側部分に、通風管２１が出口開 口３の内側に配置されている。この通風上部に直接開放された入口２２を備えて いる。また、通風管２１は、出口２４を備えており、この出口内には、排出ファ ン２５が設けられている。出口２４は、ハウジング１の領域内で、出口開口３か ら所定距離離間して配置され、このハウジング内の圧力は、外圧より高くなって いる。調整ドアとして構成されたバイパス弁２６は、通風管２１の壁に配置され ている。従って、通風管２１は、少なくとも隔壁１０まで延出され、この隔壁内 に、出口２４が形成されている。

上述した構成において、仮に人口開口２の内側の圧力が外圧より低くなった場合 、入口開口２に渡る圧力差は、排出ファン２５によって調整される。つまり、入 口２２の外側領域から空気を排出することによって、この領域における圧力が低 下する。この結果、入口開口２に渡る圧力差とほぼ等しい圧力差が出口開口３に 渡って発生される。

出口開口３に渡る圧力差は、バイパス弁２６の開口領域の変化によって、入口開 口２に渡る圧力差に追従して形成され得る。この目的を達成するように、排出フ ァン２５の能力は、変化し得る。入口開口２の内側に配置された圧力変換器２７ から出力された出力信号は、例えば、制御変化として用いられるが、その変化は 、手によって適当に達成され得る。

本発明において、２又はそれ以上のエアカーテンは、排出ファン２５に対して、 選択的又は補足的なものとして機能する。これらエアカーテンは、出口開口３の 内側のコンベヤベルト４の通路をほぼ横断して配置されてる。また、これらエア カーテンは、出口開口３の内側のコンベヤベルト４用のトンネル２９を構成する ため、互いに整合された複数の開口を有した複数の平行板２８によって、形成さ れている。平行板２８とエアカーテン導管３０との間は、その入口側が、隔壁１ ０内の開口３１で接続され、その出口側は、隔壁１０の外側の領域内まで延出し ている。従って、エアカーテン導管３０は、圧力が外圧より高い隔壁１０の内側 領域を、圧力が外圧とほとんど等しい隔壁１０の外側領域に結合しでいる。ごの 結果、エアカーテンを構成する気流が、、出１１開「１３の内側のコンベヤベル ト４の通路を横断ｉ−で発生する。従って、空気が、出口開口方向に、コンベヤ ベルト４に沿って流れるのが防止され、そして、出［１開Ｄ３の内側の圧力は減 圧される。

この結果、入口間［１２及び出口開口３に渡る圧力差の変位が軽減される。更に 、出口間［コ３を通って空気が流れるのを防止するために、出口開口３の内側で コンベＡ・ベルト４の下方に、他の絞り弁、例えば、スロットル板３２が配置さ れている。第３図に示すように、スロットル板３２は、調整可能に、即ち、絞り の程度を変化可能に構成されている。

上述したようなエアカーテンにより、コンベヤベルト４上を搬送される食物は、 ベルトに対して押圧され、そこからずれ落ちることが防止される。エアカーテン から所望の効果を引き出すため、いかなる場合でも、全てのエアカーテンがコン ベヤベルト４上の食物によって、遮蔽されないようにする必要がある。このため 、エアカーテンの数は、少なくとも、２つ好ましくはそれ以上である必要がある 。また、エアカーテンの幅は、種々の大きさの食物を搬送できるような幅が必要 である。

所望の効果を達成するため、排出ファン２５は、出口開口３の内側領域内の圧力 を低下可能に構成する必要がある。このため、この領域は、比較的閉鎖させてお く必要があり、また、空気流入量を制限するチャンバ３３（第３図参照）が構成 されている。

なお、本発明は、上述した一実施例の構成に限定されないことは言うまでもない 。例えば、第２図に示された変形例と冷却装置とを組み合わせてもよい。また、 コンベヤの種類も限定されることはなく、種々の適当なコンベヤを用いる事がで きる。更に、本発明は、単に冷却装置に適用されるだけでなく、例えば、熱風を 用いて食物を加工するための装置に用いることもできる。また、シーケンスファ ン、熱交換器および空気調整領域も、種々変更可能である。

ＦＩＧ〜１ ＦＩＧ、−３ 補正書の翻訳文提出書く特許法第１８４条の８）平成３年１１月２９日

Claims (11)

【特許請求の範囲】
1. １．ハウジング（１）と、このハウジングの入口開口（２）を通過した食物を空 気調整領域に搬送すると共に、この空気調整領域を通過した前記食物を前記ハウ ジングの出口開口（３）に搬送するコンベヤ（４）と、循環空気を発生させる循 環ファン（６）と、を備えており、前記循環ファンは、熱交換器、空気調整領域 及び前記循環ファンを連続的に流れる循環空気を発生させ、また、入口開口及び 出口開口（２、３）の一方に隣没したチャンバ（３３）に接続された圧力調整フ ァン（２５）を介して、他方の開口に渡る圧力差と略等しい圧力差が一方の開口 に渡って発生されることによって、前記ハウジング（１）の内側と外側との間の 空気交換を最小限にさせる空気調整装置。
2. ２．前記圧力調整ファン（２５）は、ハウジング（１）の内側に配置され、且つ 、その入口（２２）が前記一方の開口に隣没したチャンバ（３３）に開放された 導管（２１）に設けられた排出ファンである請求の範囲第１項に記載の空気調整 装置。
3. ３．前記入口（２２）と排出ファン（２５）との間の導管（２１）の壁には、調 整バイパス弁（２６）が設けられている請求の範囲第２項に記載の空気調整装置 。
4. ４．前記一方の開口の内側には、コンベヤ（４）が設けられており、前記コンベ ヤは、このコンベヤの通路を略横断して配置され、且つ、循環空気の一部が流れ る少なくとも２つのエアカーテン導管（３０）を備えたトンネル（２９）を通過 する請求の範囲第１項ないし第３項のいずれか１に記載の空気調整装置。
5. ５．前記チャンバ（３３）の境界面の一部として、少なくとも前記一方の開口に 隣役して気流スロットル（３０）が設けられている請求の範囲第１項ないし第４ 項のいずれか１に記載の空気調整装置。
6. ６．ハウジング（１）と、このハウジングの入口開口（２）を通過した食物を空 気調整領域に搬送すると共に、この空気調整領域を通過した前記食物を前記ハウ ジングの出口開口（３）に搬送するコンベヤ（４）と、熱交換器（７）と、循環 空気を発生させる循環ファン（６）と、を備えており、前記循環ファンは、前記 熱交換器、空気調整領域及び循環フアンを連続的に流れる循環空気を発生させ、 また、コンベヤ（４）の通路の部分を囲むトンネル（２９）は、ハウジング（１ ）の第１の開口（２、３）の内側に配置されており、また、前記コンベヤの通路 部分を略横断して配置され、且つ、循環空気の一部が流れる少なくとも２つのエ アカーテン導管（３０）は、前記トンネルの２つの対向側に接続されている空気 調整装置。
7. ７．前記ハウジングの内側には、前記第１の開口に隣没したチャンバ（３３）に 接続されている圧力調整ファン（２５）が配置され、この圧力調整ファンは、第 ２の開口（２、３）に渡る圧力差と略等しくなるように前記第１の開口に渡る圧 力差を変化させる請求の範囲第６項に記載の空気調整装置。
8. ８．前記圧力調整ファンは、その入口が前記第１の開口に隣没したチャンバ（３ ３）内に延出した導管（２１）に配置された排出ファン（２５）であり、また、 調整バイパス弁（２６）は、前記入口と前記排出ファンとの間の前記導管の壁に 配置されている請求の範囲第７項に記載の空気調整装置。
9. ９．前記チャンバ（３３）の境界面の一部として、少なくとも前記第１の開口に 隣没して気流スロットル（３０）が設けられている請求の範囲第６項ないし第８ 項のいずれか１に記載の空気調整装置。
10. １０．ハウジング（１）と、このハウジングの入口開口（２）を通過した食物を 空気調整領域に搬送すると共に、この空気調整領域を通過した前記食物を前記ハ ウジングの出口開口（３）に搬送するコンベヤ（４）と、熱交換器（７）と、循 環空気を発生させる循環ファン（６）と、を備え、前記循環ファンは、熱交換器 、空気調整領域及び前記循環ファンを連続的に流れる循環空気を発生させる空気 調整装置のハウジング（１）内の圧力差を調整する方法であって、前記開口（２ 、３）の一方に隣没したチャンバ（３３）に接続された圧力調整ファンを介して 、両開口（２、３）に渡って略等しい圧力差を発生させる空気調整装置のハウジ ング（１）内の圧力差を調整する方法。
11. １１．ハウジング（１）と、このハウジングの入口開口（２）を通過した食物を 空気調整領域に搬送すると共に、この空気調整領域を通過した前記食物を前記ハ ウジングの出口開口（３）に搬送するコンベヤ（４）と、熱交換器（７）と、循 環空気を発生させる循環ファン（６）と、を備えており、前記循環ファンは、前 記熱交換器、空気調整領域及び循環ファンを連続的に流れる循環空気を発生させ る空気調整装置のハウジング（１）内の圧力差を調整する方法であって、前記ハ ウジングの第１の開口（２、３）の内側に、コンベヤ（４）の通路を略横断して 配置された少なくとも２つのエアカーテンを介して、循環空気の一部が流される 空気調整装置のハウジング（１）内の圧力差を調整する方法。