JPS6216456A - 尿素の合成法 - Google Patents

尿素の合成法

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JPS6216456A
JPS6216456A JP60155761A JP15576185A JPS6216456A JP S6216456 A JPS6216456 A JP S6216456A JP 60155761 A JP60155761 A JP 60155761A JP 15576185 A JP15576185 A JP 15576185A JP S6216456 A JPS6216456 A JP S6216456A
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JP
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urea
mol
organic phosphorus
phosphorus compound
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JP60155761A
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English (en)
Inventor
Taiji Kamiguchi
上口 泰司
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Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Babcock Hitachi KK
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は尿素の合成法に係り、特にアンモニア、一酸化
炭素および酸素から触媒の存在下に直接尿素を製造する
方法に関するものである。
(従来の技術) 尿素は肥料、尿素樹脂のほか、メラミン、シアヌル酸、
ヒドラジンなどの合成源として大量に使用されている重
要な基礎化学品である。
従来、尿素は、高温、高圧下で、アンモニア(以下、N
H3と記す)と二酸化炭素(以下CO□と記す)とから
合成されている(式11+)−(NH2)2 CO+H
20(1) 一方、省エネルギーの立場からその低温、低圧化の試み
がなされている。例えば、NH3と一酸化炭素(以下、
COと記す)から尿素を合成する方法として、CO2よ
りも反応性の高い硫化カルボニルをCOと硫黄(以下、
Sと記す)から合成し、これをNH3と反応させて尿素
を得る2段法(式(2)および式(3))、 (NH3) 2 CO+H2S    [3)または、
C01NH3およびSから直接尿素を合成する一段法(
式(4))の検討がなされている。
(NH)2 CO+H2S     (4)しかし、い
ずれの方法においても、副生ずる硫化水素の処理が困難
で、収率も余り高くないという問題がある(日本化学会
場、化学便覧応用編、改訂3版、PI9〜21、丸善(
株)(昭和55年)および森他2名、有機合成化字素会
誌、29.609〜615(昭和46年))。
本発明の目的は、上記した従来技術とは異なり、NH3
、Coおよび02から1段で、収率よく尿素を合成する
方法を提供することにある。
(問題点を解決するための手段)。
上記目的を達成するため、本発明者らは、前記式(4)
で示される1段法では、SがCOおよびNH3の酸化剤
として作用する酸化的カルボニル化反応とも見なすこと
ができる点に着目し、反応性の低いCOを触媒により活
性化し、酸化剤として酸素(以下、02と記す)を用い
てNH,と反応させたところ、下式(5)のごとく尿素
合成の際の副生物は水となり、硫化水素のように特別な
処理を行なう必要がなく、反応条件を大幅に低温、低圧
化できることを見出し、本発明に到達したものである。
2NHコ +Co+1/20□→(NH)  2 CO
+H20(5)要するに、本発明は、1価の銅塩と有機
リン化合物との錯体の存在下に、NH3、Coおよび0
□から尿素を合成する方法である。
本発明者らは、先、にCO吸収液として、代表例で述べ
るならば塩化第1m(以下、Cl、1 (1) Clと
記す)とへキサメチルホスホルアミド(別名トリス(ジ
メチルアミン)ホスフィンオキシト、以下、h m p
 aと記す)との錯体溶液を提案した(特開昭56−1
18720号公報および特開昭57−19013号公報
)。
本吸収液によるCOの吸収反応は、次式のようにCOの
Cu (1)C1−hmpa錯体への配位反応として示
される。
CQ+Cu (1)Cjl −hm、p a−→Co−
Cu (1) Cjl−hmp a   (7)さらに
、本発明者らは、上記錯体溶液が、0□と接触すると次
式のように酸素錯体を生成することを見出し、錯体生成
で活性化された結合酸素により各種有機物を温和な条件
下で酸化して新たな有機化合物を合成する方法を提案し
た(特願昭59−38139号)。
2Cu (1)C1l−hmpa+02→(Cu  (
1)Cjl −hmpa)2 −02本発明は、上記発
明におけると同様なCO錯体および酸素錯体の存在下に
、NH3から尿素が合成し得ることを見出したことに基
づくものであり、次のような機構で進ものと考えられる
2NH3+CO・Cu (1)Cj−hrnpa■ +    (Cu (1)Cjl −hmpa)202
一一一争 (NH2)  2  co+  H20+2
Cu   (1)  Cj’  −hmp  a  (
8)なお、1価の銅塩に対しNH3が配位することが知
られているから、本反応系では、NH3も配位し活性化
されている可能性が強い。生成した尿素は沈澱するので
、反応系から容易に回収することができる。
本発明で用いられる1価の銅塩は、Cu (1)CI!
、臭化第1銅、ヨウ化第1銅等のハロゲン化第1銅、シ
アン化第1銅、チオシアン酸第1銅等が好ましいが、特
にハロゲン化第1銅が好ましい。
一方、有機リン化合物としては、リン酸の誘導体である
トリフェニルホスフィンオキシト、hmpaおよびリン
酸とメタノール、エタノール等の反応からできるモノ、
ジまたはトリエステル、さらに、メチルホスホン酸ジメ
チル、ジメチルホスフィン酸メチル、または亜リン酸の
誘導体である、亜リン酸とメタノール、エタノール等の
反応からできるモノ、ジまたはトリエステル等で代表さ
れるものが使用可能であるが、特にhmp aが好まし
い。
本発明で用いられる1価の銅塩と有機リン化合物との錯
体の濃度は0.1〜5 m o l / Itの範囲が
好ましく用いられ、濃度が低いと反応は実質上進まず、
高過ぎると錯体が溶解しなくなる。
反応温度は、余り低いと反応速度が小さくなるので、常
温以上、好ましくは40℃以上であればよいが、余り高
くなると1価の銅が2価の銅への酸素酸化反応がおきる
ことがある。
反応圧力は、高い方が液中のCO濃度が増加し、反応に
対しては有利になるが、省エネルギ上は低い方が好まし
い。一般に気相中の00分圧が0.2〜latmであれ
ば充分な反応速度を示す。
CO錯体を生成するためのCO源としては、純COであ
る必要はなく、高炉ガス、転炉ガス等のCOを含むプロ
セスガスでもよい。また、1価の銅塩の錯体に02が配
位する酸素源としては、純酸素である必要はなく、空気
でもよい。これは、上述の1価の銅塩と有機リン化合物
の錯体は、COおよび0□を選択的に吸収する。ことが
できるためである。
なお、錯体触媒溶液中のCOおよび02濃度は、用いる
1価の銅塩と有機リン化合物との錯体の種類および濃度
によりことなるが、それぞれ0.05〜3 m o l
 / 1の範囲が好ましい。
反応系の溶媒としては、1価の銅塩と有機リン化合物と
の錯体を溶解するとともに、生成する尿素を熔解せず、
分離が容易であり、かつ触媒溶液の粘度を下げ、物質移
動を促進するものが好ましく、例えば、ヘプタン、ベン
ゼン、トルエン、メチルシクロヘキサン、プロピレンカ
ーボネート、テトラヒドロフラン、クロロベンゼンなど
の各種溶媒、またはこれらの混合物を用いるか、または
有機リン化合物が液体の場合、そのものを溶媒として兼
用することもできる。
また、反応の収率を高めるために、後述の実施例に示す
ように、スルホラン、ジメチルスルホキシド、ジメチル
ホルムアミド、ジメチルスルホン等の塩基性(電子供与
性)化合物を反応系に共存させることが好ましい。
以上、本発明の原理および構成について述べたが、次に
実施例によりさらに詳細に説明する。なお、実施例中の
ガスの体積はいずれも標準状態(0℃、latm)の値
である。
実施例1 内容積II!の反応器にCu (1)c7!を148゜
5g(1,5モル)およびh m p aを358g(
2゜0モル)添加し、Cu (1)C1−hmpa溶液
を調製し、さらにスルホランを120g(1,0モル)
添加した。これに、30℃、常圧下で空気を導入して、
酸素錯体濃度0.5mo 1! /I! (0,25モ
ル)の溶液を調製した。その後、80℃に加熱′し、窒
素ガスを通気したが、反応器の気相部に残存していた0
2と物理溶解した0□が除かれたのみで、液中の酸素錯
体からの結合酸素の脱離は認められなかった。この操作
ののち、一旦室温に冷却し、NH3を23.2ffi(
1,04モル)、COを13.5 ff (0,60モ
ル)吸収せしめた。その後、80℃に加温した。1時間
後に析出物をろ過したところ27.3g(0,46モル
)の尿素が得られた。
なお、尿素の同定は赤外吸収スペクトル法により行った
実施例2 実施例1において、Cu (1)C1lを臭化第1銅お
よびヨウ化第1w4とし、他は同様な操作を行った。そ
の結果、1時間でそれぞれ28.2g(0゜47モル)
および26.3g(0,44モル)の尿素が得られた。
実施例3 実施例1において、h m p aO代りにリン酸トリ
エチルエステルを用い、他は同様な操作を行ったところ
、1時間で21.7−g (0,36モル)の尿素が得
られた。
実施例4 実施例1において、40℃および60℃で反応を行なっ
たところ、それぞれ10.9g(0,18モル) 、1
9.6g (0,33モル)の尿素が得られた。
実施例5 実施例1において、スルホランの代りにジメチルスルホ
キシドおよびジメチルホルムアミドを用い、他は同様な
操作を行ったところ、1時間でそれぞれ27.0g(0
,45モル)および26.7g(0,44モル)の尿素
が得られた。なお、上記の塩基性(電子供与性)化合物
を添加しない場合、尿素の収量は20.0g(0,33
モル)に低下した。
実施例6 実施例1において、酸素錯体濃度をQ、 ’l m o
 It/#(0,10モル)および0.8mo l/l
 (0,40モル)とし、他は同様な操作を行ったとこ
ろ、それぞれ22.8g(0,38モル)および32.
4 g(0,54モル)の尿素が得られた。
実施例7 実施例1において、Cu (1)CIlを99g(1、
0モル)、hmpaを268.8g(1,5モル)とし
、トルエンを76.9g(0,84モル)を加える以外
は同様な操作を行ったところ、28.1g(0,47モ
ル)の尿素が得られた。さらにトルエンにかえ、テトラ
ヒドロフランを72.1g(1,0モル)を加えたが、
尿素収量は27.9セ(0,46モル)とほとんど変化
しなかった。
実施例8 実施例1の錯体触媒溶液に、密圧下、80℃で、021
5%、CO30%、NH355%の組成のガスをl 1
 / m i nの割合で循環通気した。その結果、3
0分間で9.7g(0,16モル)、1時間で18.3
g(0,30モル)、1.5時間で29.6 g(0,
49モル)の尿素が得られた。
(発明の効果) 本発明によれば、1価の銅塩と有機リン化合物からなる
錯体を触媒として、例えば80℃、常圧付近という温和
な条件でNH3、Coおよび02から直接尿素を合成す
ることができる。従って、従来のNH3とCO2から合
成する方法(180〜200℃、150〜400atm
)に較べて反応温度および圧力が著しく低くなり、また
NH3とCOおよびSから合成する方法で問題となる硫
化水素の副生もないので、経済性の高い尿素合成法を提
供することができる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アンモニア、一酸化炭素および酸素を触媒の存在
    下に反応させて尿素を合成する方法において、触媒とし
    て1価の銅塩と有機リン化合物との錯体を用いることを
    特徴とする尿素の合成法。
  2. (2)特許請求の範囲第1項において、前記錯体にさら
    に酸素および一酸化炭素が配位して酸素錯体および一酸
    化炭素錯体を形成していることを特徴とする尿素の合成
    法。
  3. (3)特許請求の範囲第1項または第2項において、1
    価の銅塩と有機リン化合物との錯体の溶媒として、脂肪
    族、脂環式あるいは芳香族炭化水素類、含酸素有機化合
    物および有機ハロゲン化合物からなる群から選ばれた少
    くとも1種の化合物を用いることを特徴とする尿素の合
    成法。
  4. (4)特許請求の範囲第1項または第2項において、前
    記有機リン化合物が液体の場合、そのものを溶媒として
    兼用することを特徴とする尿素の合成法。
  5. (5)特許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれかに
    おいて、塩基性(電子供与性)化合物を反応系に添加す
    ることを特徴とする尿素の合成法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012138209A1 (en) * 2011-04-05 2012-10-11 Universiti Teknologi Petronas One-step urea synthesis system and method
CN111440207A (zh) * 2020-04-07 2020-07-24 上海应用技术大学 一种亚铜配合物及其制备方法与在3-吲哚基硫醚合成中的应用

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