JPS62162608A - 窒化珪素微粉末の製造方法 - Google Patents
窒化珪素微粉末の製造方法Info
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- JPS62162608A JPS62162608A JP255286A JP255286A JPS62162608A JP S62162608 A JPS62162608 A JP S62162608A JP 255286 A JP255286 A JP 255286A JP 255286 A JP255286 A JP 255286A JP S62162608 A JPS62162608 A JP S62162608A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01B—NON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
- C01B21/00—Nitrogen; Compounds thereof
- C01B21/06—Binary compounds of nitrogen with metals, with silicon, or with boron, or with carbon, i.e. nitrides; Compounds of nitrogen with more than one metal, silicon or boron
- C01B21/068—Binary compounds of nitrogen with metals, with silicon, or with boron, or with carbon, i.e. nitrides; Compounds of nitrogen with more than one metal, silicon or boron with silicon
- C01B21/0682—Preparation by direct nitridation of silicon
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Inorganic Chemistry (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は高温強度材料としての窒化珪素焼結用の高α
相含有窒化珪素微粉末あるいは必要に応じその他高β相
含有窓化珪素粉末をも簡便に合成できる方法に関する。
相含有窒化珪素微粉末あるいは必要に応じその他高β相
含有窓化珪素粉末をも簡便に合成できる方法に関する。
窒化珪素には低温型のα相(六方晶)および高温型のβ
相(六方晶)の二種類の多形がある。
相(六方晶)の二種類の多形がある。
α−β転移は非可逆的であり、α−β転移は生ずるがβ
→αへの転移は生じないと云われている。
→αへの転移は生じないと云われている。
α→β1賑移の生ずる温度は加熱時の雰囲気、不純物の
念、種類によシ異なるが、一般には1400″C程度以
上の温度で生ずる。従ってα、βどちらの出発原料を用
いてもその焼結体はβ相となる。
念、種類によシ異なるが、一般には1400″C程度以
上の温度で生ずる。従ってα、βどちらの出発原料を用
いてもその焼結体はβ相となる。
一般に高温構造材料としての窒化珪素焼結体の出発原料
としてはα−3j−JN4tの含有量が高いほど良いと
されている。これはα−3j−JNgの含有量が高いほ
ど焼成時に針状の結晶が発達し易く、この針状結晶のか
らみ合いにより強度、靭性が扁くなるためと云われてい
る。その他、出発原料として粉末が微細であること、高
純度であること等が要求されているが、これらの要望は
不発明によシきわめて容易に達成される。
としてはα−3j−JN4tの含有量が高いほど良いと
されている。これはα−3j−JNgの含有量が高いほ
ど焼成時に針状の結晶が発達し易く、この針状結晶のか
らみ合いにより強度、靭性が扁くなるためと云われてい
る。その他、出発原料として粉末が微細であること、高
純度であること等が要求されているが、これらの要望は
不発明によシきわめて容易に達成される。
(従来技術)
現在一般に行われている窒化珪素の合成法には次のよう
なものがある。
なものがある。
(1) Si 窒化法、(2+ 5iOa 還元N 化
法、(3)イミ)−熱分解法、(41気相法。
法、(3)イミ)−熱分解法、(41気相法。
これらの中で、(1)は金属珪素金、(21はシリカと
炭素の混合物を窒素あるいはアンモニア気流中で140
0°C程度に加熱し、合成を行う方法である。
炭素の混合物を窒素あるいはアンモニア気流中で140
0°C程度に加熱し、合成を行う方法である。
(1)<21の方法とも原料は入手し易く、且つプロセ
ス自体は簡単であるが、(11(21の方法とも合成に
長時間を要し、また(1)については温度、4囲気の制
御が難しく、高α相含有粉末、高純度粉末が得難い。
ス自体は簡単であるが、(11(21の方法とも合成に
長時間を要し、また(1)については温度、4囲気の制
御が難しく、高α相含有粉末、高純度粉末が得難い。
(2」については反応が複雑であシ、SiCやSl、z
OH,zの副生成物が生じ易い欠点をもつ。(3)は気
相あるいは液相状態で5LC14tとNHJを接触させ
、シリコンイミド〔5i(NH)、z 〕f生成させる
(下式S照)。
OH,zの副生成物が生じ易い欠点をもつ。(3)は気
相あるいは液相状態で5LC14tとNHJを接触させ
、シリコンイミド〔5i(NH)、z 〕f生成させる
(下式S照)。
Si C1e + 6 NUJ −S 1(NH)J
+ 4 NH&OLシリコンイミドを取出して乾燥し、
窒素雰囲気中で熱分解し、窒化珪素を合成する。この反
応は温度にきわめて敏感であるため、反応は全て閉鎖系
内で行われる。まt(4)はN源としてNHJ、Si源
としてSiH*あるいはSlCLg t”用い、両者の
ガスを混合、1000°C程度に加熱し、直接気相から
窒化珪素を合成する。これら(3)(4)の方法で合成
され定窒化珪素は高F1度で、しかも微細な粒子からな
る粉末であるが、反応系t−全て閉鎖系内で行わねばな
らず、装置が複雑になり、出発原料が高価であるという
欠点をもつ。
+ 4 NH&OLシリコンイミドを取出して乾燥し、
窒素雰囲気中で熱分解し、窒化珪素を合成する。この反
応は温度にきわめて敏感であるため、反応は全て閉鎖系
内で行われる。まt(4)はN源としてNHJ、Si源
としてSiH*あるいはSlCLg t”用い、両者の
ガスを混合、1000°C程度に加熱し、直接気相から
窒化珪素を合成する。これら(3)(4)の方法で合成
され定窒化珪素は高F1度で、しかも微細な粒子からな
る粉末であるが、反応系t−全て閉鎖系内で行わねばな
らず、装置が複雑になり、出発原料が高価であるという
欠点をもつ。
一方、近年ソビエトの研究者等は炭化物、ホウ化物、窒
化物等の高融点無機化合物の製造方法として元素化合時
の発熱反応による燃焼過程を利用し之新しい合成法を見
出した。この方法は、目的とする化合物の構成元素の粉
末どうしを混合後、その圧粉体の一端を強熱着火し、そ
の燃焼過程により無機化合物を合成するものである(特
公昭56−2771、以後この方法を自己燃焼法と呼ぶ
)。
化物等の高融点無機化合物の製造方法として元素化合時
の発熱反応による燃焼過程を利用し之新しい合成法を見
出した。この方法は、目的とする化合物の構成元素の粉
末どうしを混合後、その圧粉体の一端を強熱着火し、そ
の燃焼過程により無機化合物を合成するものである(特
公昭56−2771、以後この方法を自己燃焼法と呼ぶ
)。
自己燃焼法は次のような長所を有している◎■ 出発物
質の相互作用によシ発生しfc >”1!を利用するの
で、倍大に必要な僅かのエネルギーで合成金行りことが
できる。
質の相互作用によシ発生しfc >”1!を利用するの
で、倍大に必要な僅かのエネルギーで合成金行りことが
できる。
■ 反応は15 ”/secにも達する面速で進行する
ので、製造に要する時間は著しく短縮される。
ので、製造に要する時間は著しく短縮される。
■ 純度の高い原料を用いることにより、容易に高純度
品が得られる。
品が得られる。
(発明が解決しよりとする問題点)
自己燃焼法によシ炭化物、ホウ化物、窒化物等多くの高
1憎点無機化合物が合成されている。しかしエンジニア
リング用セラミックスとして重要な窒化珪素の自己燃焼
法による合成、特に高α相含有SiJNg14粉末の合
成についての報告は殆ど見られない。
1憎点無機化合物が合成されている。しかしエンジニア
リング用セラミックスとして重要な窒化珪素の自己燃焼
法による合成、特に高α相含有SiJNg14粉末の合
成についての報告は殆ど見られない。
ソビエトの文献には窒化珪素が自己燃焼によシ合成され
比物質の一つとして挙げられているが、合成の具体的な
方法や得られ九窒化珪素の特性については示されてvh
lイ(J、 F、 Cr1aer、 Ceram。
比物質の一つとして挙げられているが、合成の具体的な
方法や得られ九窒化珪素の特性については示されてvh
lイ(J、 F、 Cr1aer、 Ceram。
Eng、 Sci、 Proc、、i〔9−1o) P
519〜281982゜A、 GoMerzhanor
、 Archirum Comb、 、〒〔1−2)P
2a〜481981. )。
519〜281982゜A、 GoMerzhanor
、 Archirum Comb、 、〒〔1−2)P
2a〜481981. )。
ま7=(J、B、Ho1t等は珪素粉末と一気圧の窒素
あるいはNaNJとの燃焼反応によシ窒化珪素の合成を
試み九が成功し1xfr−)fF−(:f、B、Ho1
t and Z、A。
あるいはNaNJとの燃焼反応によシ窒化珪素の合成を
試み九が成功し1xfr−)fF−(:f、B、Ho1
t and Z、A。
Mun:Lr、 Pr0Q、 Of t、he 1st
工nt、ernatj−onalSymposi、um
on Cerami、c Components f
orEngine、 1988 Japan P721
〜28. )。
工nt、ernatj−onalSymposi、um
on Cerami、c Components f
orEngine、 1988 Japan P721
〜28. )。
これらの状況に鑑み不発明の目的は、自己燃焼法によっ
て高温強度材料としての窒化珪素焼結体用の高α相含有
窒化珪素微粉末原料を得る卿遣方法を確立するにある。
て高温強度材料としての窒化珪素焼結体用の高α相含有
窒化珪素微粉末原料を得る卿遣方法を確立するにある。
(問題点を解決する九めの手段)
発明者等は高窒素圧下での珪素粉末の燃焼反応による窒
化珪素の合成について種々の研究を行つ几。いまその研
究結果を摘述すると次の如くである。
化珪素の合成について種々の研究を行つ几。いまその研
究結果を摘述すると次の如くである。
■ 珪素粉末だけからなる圧粉体は高窒素圧下でも燃焼
しない。しかし珪素に窒化珪素を窒化珪素の量がモル比
で3 mot%以上a o m02%以下になるように
添加しtものを出発原料とすることにより、高窒素圧下
で上記出発原料は燃焼を時読する。
しない。しかし珪素に窒化珪素を窒化珪素の量がモル比
で3 mot%以上a o m02%以下になるように
添加しtものを出発原料とすることにより、高窒素圧下
で上記出発原料は燃焼を時読する。
出発原料の粒径および組成を調節することにより、珪素
が残存しない窒化珪素だけからなる燃焼生成物が得られ
る。燃焼生成物は圧粉状であり、容易に粉末に粉砕され
る。
が残存しない窒化珪素だけからなる燃焼生成物が得られ
る。燃焼生成物は圧粉状であり、容易に粉末に粉砕され
る。
■ 窒化珪素にはα相とβ相の二種類の結晶相が存在す
るが、上記自己燃焼により得られ几窒化珪素の結晶相は
添加した窒化珪素の結晶相に強く依存し、添加し九窒化
珪素と同じ結晶相が多く生成する。
るが、上記自己燃焼により得られ几窒化珪素の結晶相は
添加した窒化珪素の結晶相に強く依存し、添加し九窒化
珪素と同じ結晶相が多く生成する。
■ 自己燃焼によシ得られ定窒化珪素は球状の粒子力)
らな9、略々均一な粒径をもつ。ま之その粒径は添加し
た窒化珪素の粒径に依存し、!l細な窒化珪素を添加す
ることにより微細な粒径をもつ生成物が得られる。
らな9、略々均一な粒径をもつ。ま之その粒径は添加し
た窒化珪素の粒径に依存し、!l細な窒化珪素を添加す
ることにより微細な粒径をもつ生成物が得られる。
不発明は上記研究成果に基づくものであって、珪素と、
α相ま九はβ相を主体とする微細な窒化珪素3 moz
%以上80 m02%以下との混合物全出発原料とし、
該出発原料粉末の集合体全1気圧以上の窒素ガスあるい
は液体窒素中でその一部を強熱着火して燃焼過程を開始
させ、その後の窒化反応を前記開始された燃焼過程の結
果発生する熱によって進行させる高α相含有または高β
相含有窒化珪素微粉末の製造方法全要旨とする。
α相ま九はβ相を主体とする微細な窒化珪素3 moz
%以上80 m02%以下との混合物全出発原料とし、
該出発原料粉末の集合体全1気圧以上の窒素ガスあるい
は液体窒素中でその一部を強熱着火して燃焼過程を開始
させ、その後の窒化反応を前記開始された燃焼過程の結
果発生する熱によって進行させる高α相含有または高β
相含有窒化珪素微粉末の製造方法全要旨とする。
(作用)
不発明によれば、添加する窒化珪素が高α相含有のもの
であれば高α相含有窒化珪素が容易に得られるし、ま7
を添加する窒化珪素全高β相含有のものとすれば、高β
相含有窒化珪素も容易に得ることができる。
であれば高α相含有窒化珪素が容易に得られるし、ま7
を添加する窒化珪素全高β相含有のものとすれば、高β
相含有窒化珪素も容易に得ることができる。
ま几得られる製品窒化珪素の粉末を極力微細にするには
出発原料中の珪素の粒径i10Pm以下とし添加する窒
化珪素の粒径をl Pm以下とすることによシ窒化珪素
微粉末製造の要望は容易に達成することができる。
出発原料中の珪素の粒径i10Pm以下とし添加する窒
化珪素の粒径をl Pm以下とすることによシ窒化珪素
微粉末製造の要望は容易に達成することができる。
出発原料に最終生成物を0.5〜sowt%添加し窒化
物の収量を増加させることは既に前記特公昭56−27
441公報にも記載されている。しかし上記した不発明
の作用、効果は不発明者が始めて見出し九ものであシ、
特公昭56−27441公報記載の方法が単に収量を増
大させるためだけに添加物を入れているのに対し、本発
明では、添加する窒化珪素の粒径、結晶相、添加量を調
整することにより、直接高品質の窒化珪素微粉末が得ら
れる点に特徴がある。これは後述するが、珪素に添加し
念窒化珪素が単に燃焼時、珪素粒子の磁着を防ぐ公知の
作用だけでなく、窒化珪素形成の「核」として働き窒化
贋応全促進するためと考えられる。
物の収量を増加させることは既に前記特公昭56−27
441公報にも記載されている。しかし上記した不発明
の作用、効果は不発明者が始めて見出し九ものであシ、
特公昭56−27441公報記載の方法が単に収量を増
大させるためだけに添加物を入れているのに対し、本発
明では、添加する窒化珪素の粒径、結晶相、添加量を調
整することにより、直接高品質の窒化珪素微粉末が得ら
れる点に特徴がある。これは後述するが、珪素に添加し
念窒化珪素が単に燃焼時、珪素粒子の磁着を防ぐ公知の
作用だけでなく、窒化珪素形成の「核」として働き窒化
贋応全促進するためと考えられる。
不発明において出発原料中の窒化珪素の添加量をモル比
で3 mot%以上a Omozx以下に限定し九のは
、′fA加五がs moz%未満であると窒化珪素形成
の核が少なく、窒化反応が進行し難い。また珪素粒子の
吊着の定め窒素の進入が阻害されることによシ、燃焼反
応が完全に進行し難い。他方、添加量がs o mot
%全超えると、添加しt窒化珪素に度応熱を奪われ、燃
焼/a度が低下しすぎ、燃焼が完全く進行しないからで
ある。
で3 mot%以上a Omozx以下に限定し九のは
、′fA加五がs moz%未満であると窒化珪素形成
の核が少なく、窒化反応が進行し難い。また珪素粒子の
吊着の定め窒素の進入が阻害されることによシ、燃焼反
応が完全に進行し難い。他方、添加量がs o mot
%全超えると、添加しt窒化珪素に度応熱を奪われ、燃
焼/a度が低下しすぎ、燃焼が完全く進行しないからで
ある。
窒素圧は1 atm以上が必要である。しかし燃焼時の
高温による窒化珪素の分解金抑える九め10atm以上
が望ましい。
高温による窒化珪素の分解金抑える九め10atm以上
が望ましい。
出発原料中の珪素および窒化珪素の粒径は、完全に窒化
を行うためにも10 p、m以下であることが望ましい
。特に粒径1μm以下の窒化珪素微粒末を合成するには
添加する窒化珪素f 1 p、m以下の微粉末であるよ
うにする。
を行うためにも10 p、m以下であることが望ましい
。特に粒径1μm以下の窒化珪素微粒末を合成するには
添加する窒化珪素f 1 p、m以下の微粉末であるよ
うにする。
(実施例)
(1)表1の試料−1乃至5は、平均粒径8μmの珪素
および平均粒径0.1μm、α率98%のα−窒化珪素
を同表の混合割合にアセトン中で乳鉢混合後、真空乾燥
し、得られt混合粉末を500もの圧力で!!6X1(
11の円柱状に成形し試料とし之。なお試料6.7は添
加する窒化珪素として平均粒径2μm、β率82%の高
α相含有窒化珪素金用いて試料とした。試料は第1図に
示す高圧装置を用いて100気圧の窒素中で着火した。
および平均粒径0.1μm、α率98%のα−窒化珪素
を同表の混合割合にアセトン中で乳鉢混合後、真空乾燥
し、得られt混合粉末を500もの圧力で!!6X1(
11の円柱状に成形し試料とし之。なお試料6.7は添
加する窒化珪素として平均粒径2μm、β率82%の高
α相含有窒化珪素金用いて試料とした。試料は第1図に
示す高圧装置を用いて100気圧の窒素中で着火した。
第1図の高圧装置は、高圧容器(5)内に高圧窒素(6
1yk充填し、カーボンヒーター(3)上に置かれ窒化
ポロン(2]で支持し定出発原料(1a)を強熱着火す
るものである。
1yk充填し、カーボンヒーター(3)上に置かれ窒化
ポロン(2]で支持し定出発原料(1a)を強熱着火す
るものである。
表1の右欄に着火の結果を示す。窒化珪素′f:添加し
ない試料1は着火しなかったが、他の試料は着火した。
ない試料1は着火しなかったが、他の試料は着火した。
粉末X線回折による結晶相の固定結果より試料1〜5で
は、α−窒化珪素の添加量が増すにつれ、生成物中のα
−窒化珪素量は増大し、β−窒化珪素および残留珪素量
は減少し、試料5ではX線的には残留珪素は全く認めら
れない。他方、試料6.7の示す通り高β窒化珪素の添
加量が大なる場合には生成物中のβ−窒化珪素量は増大
し、α−窒化珪素は減少することがわかる。
は、α−窒化珪素の添加量が増すにつれ、生成物中のα
−窒化珪素量は増大し、β−窒化珪素および残留珪素量
は減少し、試料5ではX線的には残留珪素は全く認めら
れない。他方、試料6.7の示す通り高β窒化珪素の添
加量が大なる場合には生成物中のβ−窒化珪素量は増大
し、α−窒化珪素は減少することがわかる。
表2に代表的な試料の出発原料中および燃焼生成物中の
珪素、α−窒化珪素、β−窒化珪素の重量比を示す(粉
末X線回折によシ定量)。このように、生成物中の窒化
珪素の結晶相は添加した窒化珪素の結晶相に強く依存し
、添、加じt窒化珪素と同じ種類の結晶相が多量に生成
することがわかる。特に試料5はα率88%の窒化珪素
粉末が得られている。
珪素、α−窒化珪素、β−窒化珪素の重量比を示す(粉
末X線回折によシ定量)。このように、生成物中の窒化
珪素の結晶相は添加した窒化珪素の結晶相に強く依存し
、添、加じt窒化珪素と同じ種類の結晶相が多量に生成
することがわかる。特に試料5はα率88%の窒化珪素
粉末が得られている。
第2図(8)は上記出発珪素の、■は試料5の燃焼先成
物のSEM写真である。合成され之窒化珪素は粒径0.
5μmの均一な粒子からなシ、出発珪素と比べて非常に
微細になっている。この微粒子はところどころ数μm程
度の凝集塊ヲナしており、これは出発珪素の一個の粒子
に対応すると考えられる。
物のSEM写真である。合成され之窒化珪素は粒径0.
5μmの均一な粒子からなシ、出発珪素と比べて非常に
微細になっている。この微粒子はところどころ数μm程
度の凝集塊ヲナしており、これは出発珪素の一個の粒子
に対応すると考えられる。
(2)粒径0.01pmのアモ/L/ 77 ス珪素7
5m0t%と粒径0. I ILm 1α率98%のα
−窒化珪素25moz%をアセトン中で乳鉢混合後、真
空乾燥し之。
5m0t%と粒径0. I ILm 1α率98%のα
−窒化珪素25moz%をアセトン中で乳鉢混合後、真
空乾燥し之。
得られ友混合物を実施例(1)と同じ方法で100気圧
の窒素中で燃焼させた。燃焼生成物は残留S1を含まず
、CI S’LJNg 9 a wt%、β−3i3
Ng 7wt%からなり、粒径は0.2μm程度であっ
た。
の窒素中で燃焼させた。燃焼生成物は残留S1を含まず
、CI S’LJNg 9 a wt%、β−3i3
Ng 7wt%からなり、粒径は0.2μm程度であっ
た。
(発明の効果)
不発明は、自己燃焼法により簡便に、焼結用粉末として
有用な高α相含有窒化珪素微粉末を、ま之必要に応じ高
β相含有窒化珪素微粉末を合成できる効果がある。
有用な高α相含有窒化珪素微粉末を、ま之必要に応じ高
β相含有窒化珪素微粉末を合成できる効果がある。
第1図は着火に用いた高圧容器の概略図。第2図(〜は
出発)京料珪素粉末の88M写真、(ト)は試料5の合
成窒化珪素の88M写真である。 la:反応物、1b:生成物、2:窒化ポロンの支持俸
、3:カーボンヒーター、4:電極、5:高圧容器、6
:高圧窒素。 出願人 小 泉 光 恵 出願人 宮 木 欽 生 第 1 図 第 2 図 (A) (B) 手続補正書虜式) %式% 特許庁長官 宇 賀 道 部 殿 で−。 ムーーパ 、事件の表示 昭和61年特許願第 2552号 、発明の名称 窒化珪素微粉末の製造方法 、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 大阪府豊中市玉井町3丁目6番22号氏 名
小 泉 光 恵 (ほか2名)4、代理人 、補正命令の日付 6、補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄、及び「図面の簡単
な説明」の欄 7、補正の内容 (1)明細書の第12頁4〜5行かけて「(B)は試料
5の燃焼先成物の32M写真である。」とあるを「(B
)は試料5の燃焼先成物の粒子構造を示す電子顕微鏡写
真である。」に補正します。 (2) 明細書の第15頁7行「第2図(^)は・・
・」から同9行「・・・32M写真である。」とあるま
でを[第2図(A)は出発原料珪素粉末の粒子構造を示
す電子顕微鏡写真、(B)は試料5の合成窒化珪素の粒
子構造を示す電子顕微鏡写真である。」に補正します。 以上
出発)京料珪素粉末の88M写真、(ト)は試料5の合
成窒化珪素の88M写真である。 la:反応物、1b:生成物、2:窒化ポロンの支持俸
、3:カーボンヒーター、4:電極、5:高圧容器、6
:高圧窒素。 出願人 小 泉 光 恵 出願人 宮 木 欽 生 第 1 図 第 2 図 (A) (B) 手続補正書虜式) %式% 特許庁長官 宇 賀 道 部 殿 で−。 ムーーパ 、事件の表示 昭和61年特許願第 2552号 、発明の名称 窒化珪素微粉末の製造方法 、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 大阪府豊中市玉井町3丁目6番22号氏 名
小 泉 光 恵 (ほか2名)4、代理人 、補正命令の日付 6、補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄、及び「図面の簡単
な説明」の欄 7、補正の内容 (1)明細書の第12頁4〜5行かけて「(B)は試料
5の燃焼先成物の32M写真である。」とあるを「(B
)は試料5の燃焼先成物の粒子構造を示す電子顕微鏡写
真である。」に補正します。 (2) 明細書の第15頁7行「第2図(^)は・・
・」から同9行「・・・32M写真である。」とあるま
でを[第2図(A)は出発原料珪素粉末の粒子構造を示
す電子顕微鏡写真、(B)は試料5の合成窒化珪素の粒
子構造を示す電子顕微鏡写真である。」に補正します。 以上
Claims (3)
- (1)珪素と、α相を主体とする微細な窒化珪素3mo
l%以上30mol%以下との混合物を出発原料とし、
該出発原料粉末の集合体を1気圧以上の窒素ガスあるい
は液体窒素中でその一部を強熱着火して燃焼過程を開始
させ、その後の窒化反応を前記開始された燃焼過程の結
果発生する熱によつて進行させることを特徴とする高α
相含有窒化珪素微粉末の製造方法。 - (2)珪素と、β相を主体とする微細な窒化珪素3mo
l%以上30mol%以下との混合物を出発原料とし、
該出発原料粉末の集合体を1気圧以上の窒素ガスあるい
は液体窒素中でその一部を強熱着火して燃焼過程を開始
させ、その後の窒化反応を前記開始された燃焼過程の結
果発生する熱によつて進行させることを特徴とする高β
相含有窒化珪素微粉末の製造方法。 - (3)出発原料中の珪素の粒径を10μm以下、窒化珪
素の粒径を1μm以下とし、該出発原料粉末の集合体を
10気圧以上の窒素ガスあるいは液体窒素中でその一部
を強熱着火して燃焼過程を開始させることを特徴とする
上記特許請求の範囲1または2に記載の高α相または高
β相含有窒化珪素微粉末の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP255286A JPS62162608A (ja) | 1986-01-09 | 1986-01-09 | 窒化珪素微粉末の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP255286A JPS62162608A (ja) | 1986-01-09 | 1986-01-09 | 窒化珪素微粉末の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62162608A true JPS62162608A (ja) | 1987-07-18 |
Family
ID=11532545
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP255286A Pending JPS62162608A (ja) | 1986-01-09 | 1986-01-09 | 窒化珪素微粉末の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62162608A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1986
- 1986-01-09 JP JP255286A patent/JPS62162608A/ja active Pending
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