JPS621625A - 自動車のプラスチツクドア構造 - Google Patents
自動車のプラスチツクドア構造Info
- Publication number
- JPS621625A JPS621625A JP60140033A JP14003385A JPS621625A JP S621625 A JPS621625 A JP S621625A JP 60140033 A JP60140033 A JP 60140033A JP 14003385 A JP14003385 A JP 14003385A JP S621625 A JPS621625 A JP S621625A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- inner panel
- bolt
- panel
- bolts
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Seal Device For Vehicle (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は自動車のドア、特にプラスチック材で形成され
たインナーパネルとアウターパネルとで構成されるプラ
スチックドアの構造に関する。
たインナーパネルとアウターパネルとで構成されるプラ
スチックドアの構造に関する。
(従 来 技 術)
一般に、プラスチック材は金属材と比較して軽量であり
、また錆が発生しない等の長所を有すると共に、近年の
プラスチック技術の向上に伴って強度や外観等において
も金属材に劣らないものが製造されるようになっている
。これに伴って自動車の各部を次第にプラスチック化す
ることが行われているが、その−環として自動車のドア
をプラスチック材で形成することが試みられている。こ
の場合、該ドアの本体は、いずれもプラスチック材で形
成されたインナーパネルとアウターパネルとを接合する
ことにより構成され、また必要に応じて両パネル間に金
属製の骨格部材が配設されるが、両パネル間に収納され
る窓ガラスやその開閉機構成いはドアロック装置等に対
する組付性や整備性を考慮した場合、例えば実開昭59
−64316号公報に開示されているように、上記両パ
ネルはボルト等のネジ部材を用いて結合する構造とする
のが望ましい。
、また錆が発生しない等の長所を有すると共に、近年の
プラスチック技術の向上に伴って強度や外観等において
も金属材に劣らないものが製造されるようになっている
。これに伴って自動車の各部を次第にプラスチック化す
ることが行われているが、その−環として自動車のドア
をプラスチック材で形成することが試みられている。こ
の場合、該ドアの本体は、いずれもプラスチック材で形
成されたインナーパネルとアウターパネルとを接合する
ことにより構成され、また必要に応じて両パネル間に金
属製の骨格部材が配設されるが、両パネル間に収納され
る窓ガラスやその開閉機構成いはドアロック装置等に対
する組付性や整備性を考慮した場合、例えば実開昭59
−64316号公報に開示されているように、上記両パ
ネルはボルト等のネジ部材を用いて結合する構造とする
のが望ましい。
しかし、上記公報に示されている構造は、第6図に示す
ように、インナーパネルAとアウターパネルBの各周縁
部A1.8+を互いに重ね合せた上で、該周縁部A1.
81をビスCとリテーナDとで分離可能に結合するもの
であるため、両パネルA、Bの周縁部に上記結合用ビス
Cが位置することになる。そのため、当該ドアEを閉じ
た時に該ドアEと車体Fとの間をシールするウェザ−ス
トリップGが上記ビスCによる接合部より車体内側に配
設されることになり、換言すればビスCがウェザ−スト
リップGの車体外側に位置することになって、該ビスC
が降雨時や洗車時等に濡れて発錆することになる。
ように、インナーパネルAとアウターパネルBの各周縁
部A1.8+を互いに重ね合せた上で、該周縁部A1.
81をビスCとリテーナDとで分離可能に結合するもの
であるため、両パネルA、Bの周縁部に上記結合用ビス
Cが位置することになる。そのため、当該ドアEを閉じ
た時に該ドアEと車体Fとの間をシールするウェザ−ス
トリップGが上記ビスCによる接合部より車体内側に配
設されることになり、換言すればビスCがウェザ−スト
リップGの車体外側に位置することになって、該ビスC
が降雨時や洗車時等に濡れて発錆することになる。
そこで、インナーパネルAとアウターパネルBとを結合
する上記ビスCをウェザ−ストリップGより車体内側に
位置させるべく、この種のウェザ−ストリップをインナ
ーパネルの周縁部に配設し且つその内周縁側で上記両パ
ネルを接合することが考えられる。しかし、このように
した場合、当該ドアの下部においては、ドアの内周側に
上記両パネルの接合部を位置させた分だけ、両パネル間
に形成される空l!1部(窓ガラス等が収納される空間
部)の底部が上方に位置することになるため、次のよう
な問題が生じる。
する上記ビスCをウェザ−ストリップGより車体内側に
位置させるべく、この種のウェザ−ストリップをインナ
ーパネルの周縁部に配設し且つその内周縁側で上記両パ
ネルを接合することが考えられる。しかし、このように
した場合、当該ドアの下部においては、ドアの内周側に
上記両パネルの接合部を位置させた分だけ、両パネル間
に形成される空l!1部(窓ガラス等が収納される空間
部)の底部が上方に位置することになるため、次のよう
な問題が生じる。
即ち、上記ドアの空間部内に窓ガラスを収納するには窓
ガラス昇降用のガイドレールを該空間部内の前後部に夫
々設ける必要があるが、その場合、例えば、該レールに
窓ガラスをスライド可能に係合させる係合部材等が該ガ
ラス下端部にから下方に突出させて設けられ、或いはガ
イドレールの下端部に止着部材等が取付けられる関係で
、収納位置にある窓ガラスの下端よりも更に下方までガ
イドレールを延設して、該レール下端にデッドスペース
を設ける必要がある。しかし、上記のようにインナーパ
ネルとアウターパネルとの下方接合部が比較的上方に位
置すると、該接合部とガイドレールの下端部とが干渉す
ることになる。従って、この干渉を避けてドア空間部内
にガイドレール及び窓ガラスを完全に収納するには該レ
ールの長さ及びガラスの高さ寸法を相対的に小さくする
が、或いはドアの高さ方向の寸法を相対的に大きくする
かしなければならないが、いずれの場合も車体デザイン
の変更を伴うことになるため好ましいことではない。特
に、後者の場合は、当該ドアの高さ方向の寸法を大きく
した分だけ、該ドアの上縁(ベルトライン)が必然的に
上方に位置することになり、ドア窓部の面積をできるだ
け大きくしたいといったデザイン上の要請に著しく反す
る結果を招くことになる。
ガラス昇降用のガイドレールを該空間部内の前後部に夫
々設ける必要があるが、その場合、例えば、該レールに
窓ガラスをスライド可能に係合させる係合部材等が該ガ
ラス下端部にから下方に突出させて設けられ、或いはガ
イドレールの下端部に止着部材等が取付けられる関係で
、収納位置にある窓ガラスの下端よりも更に下方までガ
イドレールを延設して、該レール下端にデッドスペース
を設ける必要がある。しかし、上記のようにインナーパ
ネルとアウターパネルとの下方接合部が比較的上方に位
置すると、該接合部とガイドレールの下端部とが干渉す
ることになる。従って、この干渉を避けてドア空間部内
にガイドレール及び窓ガラスを完全に収納するには該レ
ールの長さ及びガラスの高さ寸法を相対的に小さくする
が、或いはドアの高さ方向の寸法を相対的に大きくする
かしなければならないが、いずれの場合も車体デザイン
の変更を伴うことになるため好ましいことではない。特
に、後者の場合は、当該ドアの高さ方向の寸法を大きく
した分だけ、該ドアの上縁(ベルトライン)が必然的に
上方に位置することになり、ドア窓部の面積をできるだ
け大きくしたいといったデザイン上の要請に著しく反す
る結果を招くことになる。
(発 明、 の 目 的)
本発明は、プラスチック製のインナーパネルとアウター
パネルとでなる自動車のドアとして、上記両パネルを分
離可能に結合するボルトを雨水等から効果的にシールす
ることができ、しがも該ドアの高さ方向の寸法増大を回
避してそのベルトラインを比較的低位置に設定し得るド
ア構造を実現する。これにより、組立性や整備性につい
ては勿論のこと、上記両パネルを結合するボルトに関す
る防錆面にも十分な配慮がなされ、且つ窓面積が十分に
確保された優れたデザイン効果を有するプラスチックド
アを提供することを目的とする。
パネルとでなる自動車のドアとして、上記両パネルを分
離可能に結合するボルトを雨水等から効果的にシールす
ることができ、しがも該ドアの高さ方向の寸法増大を回
避してそのベルトラインを比較的低位置に設定し得るド
ア構造を実現する。これにより、組立性や整備性につい
ては勿論のこと、上記両パネルを結合するボルトに関す
る防錆面にも十分な配慮がなされ、且つ窓面積が十分に
確保された優れたデザイン効果を有するプラスチックド
アを提供することを目的とする。
(発 明 の 構 成)
即ち、本発明に係る自動車のプラスチックドア構造は、
共にプラスチック材で形成されたインナーパネルとアウ
ターパネルとで構成されたドアにおいて、インナーパネ
ルの周縁部に両パネルを結合するボルトのボルト座部と
、このボルト座部の外周側に位置するフランジ部とを設
け、アウターパネルの周縁部における上記ボルト座部に
対応する位置には上記ボルトが螺締されるボス部を形成
すると共に、上記インナーパネルのフランジ部には該ド
アと車体との間をシールするウェザ−ストリップを装着
し、且つ上記ボルト座部において上記インナーパネルの
車苗側下縁ラインを上方に弯曲形成したことを特徴とす
る。
共にプラスチック材で形成されたインナーパネルとアウ
ターパネルとで構成されたドアにおいて、インナーパネ
ルの周縁部に両パネルを結合するボルトのボルト座部と
、このボルト座部の外周側に位置するフランジ部とを設
け、アウターパネルの周縁部における上記ボルト座部に
対応する位置には上記ボルトが螺締されるボス部を形成
すると共に、上記インナーパネルのフランジ部には該ド
アと車体との間をシールするウェザ−ストリップを装着
し、且つ上記ボルト座部において上記インナーパネルの
車苗側下縁ラインを上方に弯曲形成したことを特徴とす
る。
(発 明 の 効 果)
上記の構成によれば、プラスチックでなるインナーパネ
ルとアウターパネルとがボルトによって分離可能に接合
され、しかも該ボルトがウェザ−ストリップより車内側
に位置するため、該ドアの組立性が向上し且つ良好な整
備性が得られるだけでなく、上記ボルトがウェザ−スト
リップにより雨水等からシールされて発錆が防止される
ことになる。そして、特に上記構成にあっては、インナ
ーパネルの車室側下縁ラインが上記ボルトの座部におい
て上方に弯曲形成され且つこの部分で両パネルが結合さ
れているため、該弯曲部を回避した位置で、両パネル間
の空間部内に配備される窓ガラス昇降用ガイドレールを
更に下方まで延設することができ、その分、該ドアのベ
ルトラインを比較的低位置に設定することができるよう
になる。
ルとアウターパネルとがボルトによって分離可能に接合
され、しかも該ボルトがウェザ−ストリップより車内側
に位置するため、該ドアの組立性が向上し且つ良好な整
備性が得られるだけでなく、上記ボルトがウェザ−スト
リップにより雨水等からシールされて発錆が防止される
ことになる。そして、特に上記構成にあっては、インナ
ーパネルの車室側下縁ラインが上記ボルトの座部におい
て上方に弯曲形成され且つこの部分で両パネルが結合さ
れているため、該弯曲部を回避した位置で、両パネル間
の空間部内に配備される窓ガラス昇降用ガイドレールを
更に下方まで延設することができ、その分、該ドアのベ
ルトラインを比較的低位置に設定することができるよう
になる。
これにより、十分な窓面積を有するデザイン効果に優れ
たプラスチックドアが実現されることになる。
たプラスチックドアが実現されることになる。
(実 施 例)
以下、本発明の実施例について説明する。
第1図に示すように、この実施例はオーブンカーにプラ
スチックドア1を適用したもので、該ドア1は、ドア本
体2と、該本体2の前部上方に設けられた三角窓3と、
ドア本体2内に収納された状態から上記三角窓3の後縁
に沿って上方に閉動する窓ガラス4とで構成されている
。そして、ドア本体2の外面後部にはドア開閉用のアウ
ターハンドル5及びドアロック用のキーシリンダ6が備
えられていると共に、該ドア本体2の内面には上記窓ガ
ラス4の開開用レバー7及びドア開閉用のインナーハン
ドル8が備えられ(第3図参照)、更に該ドア本体2の
内部には上記レバー7に連動する窓ガラス4の駆動機構
や、上記ハンドル5゜8及びキーシリンダ6によって操
作されるドアロツタ装置等が収納されている。
スチックドア1を適用したもので、該ドア1は、ドア本
体2と、該本体2の前部上方に設けられた三角窓3と、
ドア本体2内に収納された状態から上記三角窓3の後縁
に沿って上方に閉動する窓ガラス4とで構成されている
。そして、ドア本体2の外面後部にはドア開閉用のアウ
ターハンドル5及びドアロック用のキーシリンダ6が備
えられていると共に、該ドア本体2の内面には上記窓ガ
ラス4の開開用レバー7及びドア開閉用のインナーハン
ドル8が備えられ(第3図参照)、更に該ドア本体2の
内部には上記レバー7に連動する窓ガラス4の駆動機構
や、上記ハンドル5゜8及びキーシリンダ6によって操
作されるドアロツタ装置等が収納されている。
また、ドア本体2は、第2図に示すアウターパネル10
と第3図に示すインナーパネル20とを接合することに
より構成されているが、これらのパネル10.20はい
ずれもプラスチック材で形成されている。そして、両パ
ネル10.20間には骨格部材として、ドア本体2の前
部に配設されたフロントメンバー31と、該ドア本体2
の上部に沿って水平方向に配設されたベルトラインメン
バー32と、ドア本体2の中央部に水平方向に配設され
たインパクトパー33とが配設されている。
と第3図に示すインナーパネル20とを接合することに
より構成されているが、これらのパネル10.20はい
ずれもプラスチック材で形成されている。そして、両パ
ネル10.20間には骨格部材として、ドア本体2の前
部に配設されたフロントメンバー31と、該ドア本体2
の上部に沿って水平方向に配設されたベルトラインメン
バー32と、ドア本体2の中央部に水平方向に配設され
たインパクトパー33とが配設されている。
これらの骨格部材31〜33はいずれも金属材で形成さ
れ、且つインナーパネル2oに接合されていると共に、
上記フロントメンバー31は、ドア本体2の前端部から
上方に突出する前辺部31aとその後方に位置して同じ
(上方に突出する後辺部31bとを有し、両辺部31a
、31bのドア本体2より突出する部分が三角形状と
されて、この部分に上記三角窓3が止着されている。ま
た、該フロントメンバー31の後辺部31bにおけるド
ア本体2内に収納された部分には前部ガイドレール34
が設けられていると共に、ドア本体2の後部には上記ベ
ルトラインメンバー32及びインパクトパー33の後端
部に連結された後部ガイドレール35が配設されている
。ここで、上記三角窓3の後縁には、前部ガイドレール
34に連続して窓ガラス4の前縁を案内するガイド部3
aが設けられている。
れ、且つインナーパネル2oに接合されていると共に、
上記フロントメンバー31は、ドア本体2の前端部から
上方に突出する前辺部31aとその後方に位置して同じ
(上方に突出する後辺部31bとを有し、両辺部31a
、31bのドア本体2より突出する部分が三角形状と
されて、この部分に上記三角窓3が止着されている。ま
た、該フロントメンバー31の後辺部31bにおけるド
ア本体2内に収納された部分には前部ガイドレール34
が設けられていると共に、ドア本体2の後部には上記ベ
ルトラインメンバー32及びインパクトパー33の後端
部に連結された後部ガイドレール35が配設されている
。ここで、上記三角窓3の後縁には、前部ガイドレール
34に連続して窓ガラス4の前縁を案内するガイド部3
aが設けられている。
゛ 一方、上記アウターパネル10とインナーパネル
20とは、第3図に示すようにドア本体2の上部を除く
周縁部において複数のボルト36・・・36を用いて結
合されている。即ち、第3図及び第4図に示すようにイ
ンナーパネル20の前縁部、下縁部及び後縁部には夫々
ボルト穴を有する複数のボルト座部21・・・21が適
宜間隔を隔てて設けられていると共に、アウターパネル
10の前縁部、下縁部及び後縁部の内面における上記各
ボルト座部21・・・21に対応する位置には夫々ネジ
穴を有するボス部11・・・11が設けられ、上記各ボ
ルト座部21・・・21におけるボルト穴に挿通された
ボルト36・・・36が各ボス部11・・・11におけ
るネジ穴に螺締されることにより、アウターパネル10
とインナーパネル20とが結合されているのである。
20とは、第3図に示すようにドア本体2の上部を除く
周縁部において複数のボルト36・・・36を用いて結
合されている。即ち、第3図及び第4図に示すようにイ
ンナーパネル20の前縁部、下縁部及び後縁部には夫々
ボルト穴を有する複数のボルト座部21・・・21が適
宜間隔を隔てて設けられていると共に、アウターパネル
10の前縁部、下縁部及び後縁部の内面における上記各
ボルト座部21・・・21に対応する位置には夫々ネジ
穴を有するボス部11・・・11が設けられ、上記各ボ
ルト座部21・・・21におけるボルト穴に挿通された
ボルト36・・・36が各ボス部11・・・11におけ
るネジ穴に螺締されることにより、アウターパネル10
とインナーパネル20とが結合されているのである。
また、第3図に示すように、該ドア1の車内側の面には
三角窓3の前縁からドア本体2(インナーパネル20)
の前縁部、下縁部及び後縁部に沿ってウェザ−ストリッ
プ37が装着されている。
三角窓3の前縁からドア本体2(インナーパネル20)
の前縁部、下縁部及び後縁部に沿ってウェザ−ストリッ
プ37が装着されている。
このウェザ−ストリップ37はゴムで形成され、ドア1
を閉じた時に車体Xにおけるフロントピラー×1 (第
1図参照)及び昇降用開口部×2の周縁に密接して該ド
ア1と車体Xとの間をシールするものであるが、ドア本
体2の下縁部と後縁部においては、該ウェザ−ストリッ
プ37は上記両パネル10.20を接合するボルト36
・・・36の外周側を通過するように配設されている。
を閉じた時に車体Xにおけるフロントピラー×1 (第
1図参照)及び昇降用開口部×2の周縁に密接して該ド
ア1と車体Xとの間をシールするものであるが、ドア本
体2の下縁部と後縁部においては、該ウェザ−ストリッ
プ37は上記両パネル10.20を接合するボルト36
・・・36の外周側を通過するように配設されている。
即ち、インナーパネル20の下縁部及び後縁部には上記
ボルト座部21・・・21の外周側にフランジ部22が
設けられ、該フランジ部22にウェザ−ストリップ37
が装着されているのである。尚、このフランジ部22は
アウタ・−パネル10の周縁部12に対向し、該フラン
ジ部22とアウターパネル周縁部12との間に形成され
る空間Xにシール剤が充填されて両パネル10.20間
への水の浸入を阻止するようになっているが、このシー
ル剤としては、必要に応じて接着剤を兼ねるものが用い
られる。
ボルト座部21・・・21の外周側にフランジ部22が
設けられ、該フランジ部22にウェザ−ストリップ37
が装着されているのである。尚、このフランジ部22は
アウタ・−パネル10の周縁部12に対向し、該フラン
ジ部22とアウターパネル周縁部12との間に形成され
る空間Xにシール剤が充填されて両パネル10.20間
への水の浸入を阻止するようになっているが、このシー
ル剤としては、必要に応じて接着剤を兼ねるものが用い
られる。
然して、第3〜5図に示すように上記インナーパネル2
0において、は、その下縁部に設けられたボルト座部2
1′・・・21′の周辺部分が上方に弯曲形成されてい
る。つまり、インナーパネル20の車掌側の下縁ライン
Yにおいては、上記ボルト座部21′・・・21′を設
ける必要上、その上方部分Y1・・・Ylだけが若干高
くなるように形成されているが、それ以外の部分Y2・
・・Ylでは当該下縁ラインが更に低位置まで下げられ
て上記フランジ22の高さ位置に略等しくなるように構
成されている。そして、上記各ガイドレール34.35
の下端部34a 、35aが上記弯曲部Y1・・・Y1
゛を避けた部分Y2・・・Ylまで延設されており、こ
れらのガイドレール34.35に上記窓ガラス4の前縁
及び後縁が夫々摺動自在に係合されて、第3図に示すレ
バー7の操作により図示しない駆動機構を介して窓ガラ
ス4がドア本体2内に収納された状態から上方に開動さ
れるようになっている。
0において、は、その下縁部に設けられたボルト座部2
1′・・・21′の周辺部分が上方に弯曲形成されてい
る。つまり、インナーパネル20の車掌側の下縁ライン
Yにおいては、上記ボルト座部21′・・・21′を設
ける必要上、その上方部分Y1・・・Ylだけが若干高
くなるように形成されているが、それ以外の部分Y2・
・・Ylでは当該下縁ラインが更に低位置まで下げられ
て上記フランジ22の高さ位置に略等しくなるように構
成されている。そして、上記各ガイドレール34.35
の下端部34a 、35aが上記弯曲部Y1・・・Y1
゛を避けた部分Y2・・・Ylまで延設されており、こ
れらのガイドレール34.35に上記窓ガラス4の前縁
及び後縁が夫々摺動自在に係合されて、第3図に示すレ
バー7の操作により図示しない駆動機構を介して窓ガラ
ス4がドア本体2内に収納された状態から上方に開動さ
れるようになっている。
上記の構成によれば、ドア本体2を構成するアウターパ
ネル10とインナーパネル20とは前縁部、下縁部及び
後縁部においてボルト36・・・36により接合されて
いるから、該ボルト36・・・36を取外すことによっ
て両パネル10.20を分離することができる。これに
より、容易に組立てることができ、しかも整備性に優れ
た自動車用ドアが実現される。
ネル10とインナーパネル20とは前縁部、下縁部及び
後縁部においてボルト36・・・36により接合されて
いるから、該ボルト36・・・36を取外すことによっ
て両パネル10.20を分離することができる。これに
より、容易に組立てることができ、しかも整備性に優れ
た自動車用ドアが実現される。
また、上記両パネル10.20を接合するボルト36・
・・36のうち、ドア1の下縁部及び後縁部に位置する
ボルト36・・・36は該ドア1と車体Xとの間をシー
ルするウェザ−ストリップ37の内側に位置するので、
ドア1を閉めた状態においては、これらのボルト36・
・・36がウェザースhリップ37により雨水等に対し
てシールされることになる。従って、これらのボルト3
6・・・36の発錆が防止され、錆による見栄えの悪化
や耐久性の低下等が防止される。
・・36のうち、ドア1の下縁部及び後縁部に位置する
ボルト36・・・36は該ドア1と車体Xとの間をシー
ルするウェザ−ストリップ37の内側に位置するので、
ドア1を閉めた状態においては、これらのボルト36・
・・36がウェザースhリップ37により雨水等に対し
てシールされることになる。従って、これらのボルト3
6・・・36の発錆が防止され、錆による見栄えの悪化
や耐久性の低下等が防止される。
そして、特に上記構成によれば、インナーパネル20の
車内側下縁ラインYが、該パネル20とアウターパネル
1oとを結合するボルト36・・・36の座部21′・
・・21′においてのみ上方に弯曲形成されているから
、該ボルト座部21′・・・21′を避けて窓ガラス昇
降案内用の前部及び後部のガイドレール34.35を更
に下方位置まで延設することができ、その分、ドア本体
2内への収納時における窓ガラス4の高さ位置を下方に
下げることが可能になる。これにより、ドア本体2の上
縁つまりベルトラインを低位置に設定しても該本体2内
に十分な高さ寸法を有する窓ガラス4を収納することが
でき、その結果、窓面積の広いデザイン効果に優れたド
アが実現されることになる。
車内側下縁ラインYが、該パネル20とアウターパネル
1oとを結合するボルト36・・・36の座部21′・
・・21′においてのみ上方に弯曲形成されているから
、該ボルト座部21′・・・21′を避けて窓ガラス昇
降案内用の前部及び後部のガイドレール34.35を更
に下方位置まで延設することができ、その分、ドア本体
2内への収納時における窓ガラス4の高さ位置を下方に
下げることが可能になる。これにより、ドア本体2の上
縁つまりベルトラインを低位置に設定しても該本体2内
に十分な高さ寸法を有する窓ガラス4を収納することが
でき、その結果、窓面積の広いデザイン効果に優れたド
アが実現されることになる。
尚、インナーパネル20の車内側にトリムを装着する場
合、第4図に鎖線で示すように、該トリムZの下縁をイ
ンナーパネル20の上記下縁ラインYに沿わせて設ける
ようにすれば、該トリムZを取外すことなく上記ボルト
36・・・36を脱着することができるので、整備作業
時においては特に便利である。
合、第4図に鎖線で示すように、該トリムZの下縁をイ
ンナーパネル20の上記下縁ラインYに沿わせて設ける
ようにすれば、該トリムZを取外すことなく上記ボルト
36・・・36を脱着することができるので、整備作業
時においては特に便利である。
第1〜5図は本発明の実施例を示すもので、第1図はプ
ラスチックドアが適用された自動車の側面図、第2,3
図は該ドアの外面図及び内面図、第4図は窓ガラス収納
時における第3図IV−rV線で切断した要部拡大断面
図、第5図は第4図のV−V線で切断した断面図である
。第6図は従来例を示す要部拡大断面図である。 1・・・プラスチックドア、10・・・アウターパネル
、11・・・ボス部、20・・・インナーパネル、21
.21’ ・・・ボルト座部、22・・・フランジ部、
36・・・ボルト、37・・・ウェザ−ストリップ、Y
・・・車室側下縁ライン。
ラスチックドアが適用された自動車の側面図、第2,3
図は該ドアの外面図及び内面図、第4図は窓ガラス収納
時における第3図IV−rV線で切断した要部拡大断面
図、第5図は第4図のV−V線で切断した断面図である
。第6図は従来例を示す要部拡大断面図である。 1・・・プラスチックドア、10・・・アウターパネル
、11・・・ボス部、20・・・インナーパネル、21
.21’ ・・・ボルト座部、22・・・フランジ部、
36・・・ボルト、37・・・ウェザ−ストリップ、Y
・・・車室側下縁ライン。
Claims (1)
- (1)プラスチック材で形成されたインナーパネルとア
ウターパネルとで構成されたドアであつて、インナーパ
ネルの周縁部には両パネルの結合用ボルトのボルト座部
と、この座部より外周側に位置するフランジ部とが設け
られており、アウターパネルの周縁部における上記ボル
ト座部に対応する位置には上記ボルトが螺締されるボス
部が形成されていると共に、上記インナーパネルのフラ
ンジ部には該ドアと車体との間をシールするウェザース
トリップが装着されており、且つインナーパネルの車室
側下縁ラインが上記ボルト座部において上方へ弯曲形成
されていることを特徴とする自動車のプラスチックドア
構造。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60140033A JPS621625A (ja) | 1985-06-25 | 1985-06-25 | 自動車のプラスチツクドア構造 |
DE8686108542T DE3666190D1 (en) | 1985-06-25 | 1986-06-23 | Vehicle door structure having plastic door panel |
EP86108542A EP0208188B1 (en) | 1985-06-25 | 1986-06-23 | Vehicle door structure having plastic door panel |
US06/877,747 US4651470A (en) | 1985-06-25 | 1986-06-24 | Vehicle door structure having plastic door panel |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60140033A JPS621625A (ja) | 1985-06-25 | 1985-06-25 | 自動車のプラスチツクドア構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS621625A true JPS621625A (ja) | 1987-01-07 |
Family
ID=15259391
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60140033A Pending JPS621625A (ja) | 1985-06-25 | 1985-06-25 | 自動車のプラスチツクドア構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS621625A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6536832B1 (en) * | 1999-09-28 | 2003-03-25 | Arvin Meritor Gmbh | Vehicle door including structural element support for a functional component |
KR100432021B1 (ko) * | 2001-08-21 | 2004-05-17 | 현대자동차주식회사 | 자동차의 테일게이트구조 |
KR100471846B1 (ko) * | 2002-06-28 | 2005-03-08 | 현대자동차주식회사 | 자동차의 테일게이트 제작용 지그 |
JP2020142639A (ja) * | 2019-03-06 | 2020-09-10 | 三井化学株式会社 | 車両用樹脂製ドア |
-
1985
- 1985-06-25 JP JP60140033A patent/JPS621625A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6536832B1 (en) * | 1999-09-28 | 2003-03-25 | Arvin Meritor Gmbh | Vehicle door including structural element support for a functional component |
KR100432021B1 (ko) * | 2001-08-21 | 2004-05-17 | 현대자동차주식회사 | 자동차의 테일게이트구조 |
KR100471846B1 (ko) * | 2002-06-28 | 2005-03-08 | 현대자동차주식회사 | 자동차의 테일게이트 제작용 지그 |
JP2020142639A (ja) * | 2019-03-06 | 2020-09-10 | 三井化学株式会社 | 車両用樹脂製ドア |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7000976B2 (en) | Vehicle body having a forward facing rear door | |
JPS62134327A (ja) | 自動車のドア構造 | |
US4157201A (en) | Pick-up truck camper door assembly | |
US5782523A (en) | Reinforced door assembly for pick-up trucks | |
JPS621625A (ja) | 自動車のプラスチツクドア構造 | |
US20030110703A1 (en) | Flush egress window assembly | |
JP4385426B2 (ja) | 車両のドア構造 | |
JPS621627A (ja) | 自動車のプラスチツクドア構造 | |
JP3039363B2 (ja) | 窓枠着脱式ドア構造 | |
JPH057056Y2 (ja) | ||
JPH0619380Y2 (ja) | 自動車のバツクドア | |
JPH0292785A (ja) | 車両のピラー取付構造 | |
CN218140980U (zh) | 一种对开门结构及车辆 | |
JP4660938B2 (ja) | 自動車の開閉体構造 | |
JP4264797B2 (ja) | 車体のシール構造 | |
JPH043094Y2 (ja) | ||
JPH0517323Y2 (ja) | ||
US6929307B1 (en) | Vehicle door | |
JPH0448966Y2 (ja) | ||
JPH0525294Y2 (ja) | ||
JPH0539015Y2 (ja) | ||
JPH0425369Y2 (ja) | ||
JPH0421701Y2 (ja) | ||
JPH043853Y2 (ja) | ||
JPH0630509Y2 (ja) | 自動車のキャンバストップ |