JPS62162086A - インクジエツト染色用布帛およびその製造方法 - Google Patents

インクジエツト染色用布帛およびその製造方法

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JPS62162086A
JPS62162086A JP61003684A JP368486A JPS62162086A JP S62162086 A JPS62162086 A JP S62162086A JP 61003684 A JP61003684 A JP 61003684A JP 368486 A JP368486 A JP 368486A JP S62162086 A JPS62162086 A JP S62162086A
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JP
Japan
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fabric
water
inkjet
dyeing
absorption time
Prior art date
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Pending
Application number
JP61003684A
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English (en)
Inventor
豊 増田
半田 信義
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 し産業上の利用分野〕 本発明はインクジエツト法により布帛を染色するに際し
、にじみの防止された高品位の図柄が得られるインクジ
ェット染色用布帛およびその製造方法に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
近年カラーインクジェットプリントの技術の進展にとも
力い、例えば特開昭54−18975などに示されるよ
うに、これを布帛の捺染に利用しようとすることが試み
られている。これを布帛に利用しようとすると、紙に卵
子する場合にくらべ、色が薄く見えたシ、にじみが太き
いという問題が生ずる。また、染色対象となる布帛の枠
類は紙にくらべ多種多様である。これらが原因し効果の
大きい共通したにじみ防止手段および布帛用のインクジ
ェット用インクは未だ開発されているとは云い難い状況
にある。
本発明者らは%開昭60−81379においてインクを
繊維表面でゲル化せしめにじみを防止する方法を既に提
案した。この方法はきわめて有効な方法であるが、イン
クを安定して飛しようさせるためインク粘度は低い方が
好ましい。このため、繊維構造物へのインクへの吸収が
早くなシ、特にセルロース糸などの本来吸水性の高い素
材に対してはインクが瞬間的に吸収されてしまうためゲ
ル化などのにじみ防止作用が小さくなるという問題を有
している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は上記欠点を解決することにあυ、竹に本
来吸水性が高くにじみ防止が困鄭な布帛から得られるに
じみ防止能が高いインクジェット染色用布帛およびその
製造方法を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記本発明の目的は、5μlの水の滴下吸水時間が2〜
180秒である布帛からカシ、且つc a2 +、Ba
”+及びに+から選ばれた少なくとも19の水溶性金属
イオンを含有することを特徴とするインクジェット染色
用布帛、及び布帛に予めCa2+、Ba2+及びに+か
ら選ばれた少なくとも1種の水溶性金属イオンを有する
塩とカチオン性薬剤とを付与し5μlの水の滴下吸水時
間を2〜180秒に調整することを特徴とするインクジ
ェット染色用布帛の製造方法によって達成される。
本発明のインクジェット染色用布帛とは、インクジェッ
トに供される染色前布帛をいい、その素材については特
に限定されるものでは力いが、綿、ビスコース、キュプ
ラ、絹などの吸水性素材を必須とするものが好ましく用
いられる0 これらの吸水性素材はインクを滴下したときのドツト径
自体は耕維自体の吸水性のため小さいにもかかわらず、
実除のインクジェットにおいては色と色との墳界線にお
いてにじみやすいという間塵を有しており、さらにこの
にじみは、吸水速度が大きいため防止が困難であるが、
本発明ではかかる吸水性素材の欠点が改善される。
本発明ではまずかかる布帛にCa2 +、Ba”+及び
/又はに+からなる水溶性金属イオンが付与される0こ
れら水溶性金属イオンは布帛中に金属イオンとして0.
1〜10(重量)%含有させることが好ましい。0.1
の場合はにじみ防止効果が小さく、10%以上において
は濃度を増加させてもそれ以上の効果はなく、風合い、
経済面からも好ましくない。
上記水溶性全勝イオンの付与は、これら金属イオンを含
む水溶性金属塩の水溶性金属塩の水溶液で布帛を処理す
ることによって行なわれるる。この場合の金属塩の具体
例としては、塩化カルシウム、ギ酸カルシウム、酢酸カ
ルシウム、硝酸カルシウム、塩化バリウム、ギ酸バリウ
ム、酢酸バリウム、塩化カリウム、酢酸カリウム、硝酸
カリウムなどの無機酸塩、有機酸塩があげられる。これ
らは2種以上を混合して用いることもできる。
本発明のインクジェット染色用布帛は、5μlの水の滴
下吸水時間が2〜180秒の吸水速度を有するものであ
る。
ここで滴下吸水時間とは、5μlの純水を注射器状のも
のから液滴として水平面上に置かれた布帛に滴下し布帛
上に渦状物による鏡面反射が消滅するまでの時間によっ
て示される値である。
通常、染色前布帛は精練処理が力されておシ吸水時間は
1秒以下、とくに吸水性素材においては瞬間的(0,2
秒以6一 下)に吸収される。したがって本発明においては、吸水
時間が2〜180秒と力るように、吸水速度を小さくし
、吸水時間を遅延させる会費がある。吸水時間が2秒未
満の場合、インクの吸収が早くにじみ防止効果が小さく
なる。一方吸水時間が180秒以上の場合、実質的には
つ水効果と々つてにじみは小さいが、乾燥が遅くなった
り、液滴がころがるためににじみ、色ムラの発生が起り
やすいなどの問題を生じるので好ましくない。よシ好ま
しい範囲は4〜120秒である。
インクジェット染色用布帛を本発明の吸水時間とするよ
う吸水時間を遅延させるための前処理法は、特に限定さ
れるものではないが、カチオン性薬剤を用いる処理が特
に好ましい。カチオン性薬剤の例としては、各種のアミ
ン、アミン塩、第4紗アンモニウム總、およびこれらの
ポリマ類があげられる。好捷しい例としてはCI2〜1
8のアルキルジメチルアンモニウム化合物、アミドアル
コキシル化アンモニウム化合物、アミド・イミダゾリニ
ウム地化合物などで弱撥水柔軟剤として用いられるもの
、などが好ましく用いられるが、要すれば染色に対して
悪影響が力く吸水時間を2〜180秒となるように遅延
させるような薬剤及び条件を用いればよい。通常カチオ
ン性薬剤の量は布帛に対して0.1〜5%程度である。
前記の水溶性金属イオンも含めこれら前処理剤の付与方
法も特に限定されず、浸漬法、パッド法、コーティング
法、スプレー法、インクジェット法などがとシうる0金
属塩と吸水遅延剤は同時に付与しても2段階で付与せし
めても良い0 本発明の効果を阻害せず、本発明の吸水時間が得られる
範囲内で他の前処理剤を配合してもよいことは勿論であ
る。
具体的にはpH’i調節するための薬剤や、染着を促進
するための薬剤、などがあげられる。
本発明において、前処理を行なったインクジェット染色
用布帛は、水虫媒体のインクであれば、カチオン性のイ
ンクを除いてほとんどのインクに対してにじみ防止効果
を有するものである。とくに効果の大きいインクとして
は、C00M、  505M、−0805M  などの
アニオン性基(MはNIL、アンモニウム、アミン)を
有する化合物がインク中に配合されているものがあげら
れる。
具体的には染料として、直接染料、酸性染料、反応染料
などのアニオン染料、分散染料、反応型分散染料、顔料
などの水微分散インク、好ましくはアニオン分散剤で分
散化されたインク、アニオン性化合物でコンプレックス
を形成されたカチオン染料々どがあげられる。さらにイ
ンク成分にアニオン性の水溶性高分子物質、アニオン性
の染料親和性物質が含有されたものがあげられる。
9一 本発明のインクジェット染色用布帛を用いると、前記水
溶性金属イオンが染色には悪影響を及ぼすこと力く、イ
ンク中に配合された染料としてのアニオン成分、水不溶
染料においては分散剤としてのアニオン成分、さらには
添加剤としてのアニオン成分やアニオン高分子成分と反
応しゲル化または固化または凝集などの作用によりにじ
みを効果的に防止するのである。
〔実施例〕 実施例 1゜ 糊抜、精練、マーセライズ加工した綿100%のブロー
ド繊1物を用い、表に示したように酢酸バリウム(Ba
 (CH3C00) 2・H,O)および各種カチオン
性薬剤を用いて前処理を行なった(パッド−ドライ法;
ピックアップ80%owt、乾燥120℃)。
つぎにインクジェットインクとして下記組成の反応染料
に水溶性ポリエステルを含有せしめた4色インクを作成
した0 水                   残 部*染
料 イエo −C0I、 ReactiveYcllo
w  25マゼンク C,1,Reactive Re
d    40シアンC,1,Reactive Bl
ue   29ブラツク C,1,Reactive 
Black    5**ポリ工ステル組成  下記2
5%溶液R:C14〜C1sアルキル基 インクは1μのフィルターにて濾過徒脱気して用いた。
粘度はいずれも2〜3epであった(E型粘度計、30
℃)。
このインクと布地を用いて下記条件で布帛にインクジェ
ット捺染を行なった。
方式:オンデマンド ノズル径=60μ ノズル布間距離:1a+ 解像度二8ドツト/■ 印加電圧:50v プリント布は常法で湿熱下100℃、30分発色処理し
た。にじみについてはとくに発生しやすい色と色との境
界部における境界線のにじみについて肉眼判定した。吸
水性についてはプリント前の前処理布上にマイクロシリ
ンジを用い5μlの水を滴下し液滴が消滅するまでの時
間を測定した。
前処理布のBa  の分析値(含有量)は1.1〜1.
3%と濃度とピックアップから算出される値とほぼ一致
した。
結果の表にみられるように、前処理を行なわない場合は
もちろん、金属塩の前処理を打力ったものでも吸水時間
が早いためにじみ防止効果が十分でない。一方本発明に
おいてカチオン系薬剤で吸水時間を遅延せしめたものに
ついては良好なにじみ防止効果が得られた。一方吸水時
間を遅延させるのみで金属塩を含有しないもの(比較例
2)については金属塩によるインク凝固効果がほとんど
なく不十分である。またカチオン系薬剤を併用しても吸
水時間が300秒以上と撥水性を示すものは布帛上にお
ける液滴のころがシと考えられるにじみが発生する。
実施例 2 実施例1において金属塩を変えて同様に前処理を行ない
、インクとして下記の2e!の反応型分散染料インクを
用いたほかは同様の争件で評価を行なった。
本発明の金属イオン含有布は良好力にじみ防止性を示す
が、本発明以外の金属イオンはにじみ防止効果において
劣るものであった。
インク組成 ブルー 実施例 3゜ 絹100チよりカる羽二重織物を用い、表に示した前処
理剤にてパッド−ドライ法で前処理を行なった(ピック
アップ75%、乾燥120℃)〇 一方インクとして下記の酸性染料インクを作製した0*
イ:r−o−C,1,Ac1d  Yellow   
 127レツド  C01,Ac1d Red    
 274シアンC,1,Aeid  Blue    
 185**ポリエステル  25%水溶液 組成 表にみられるように本発明の前処理布に良好なにじみ防
止性を示した。
〔発明の効果〕
本発明のインクジェット染色用布帛は、特に吸水性素材
に対して、吸水時間を遅延せしめ、金属塩によシにじみ
を防止するものであって、絵際が良好なにじみ防止効果
が得られ工業的価値は大きいものである。
特許出願人  東  し  株 式 会 社′い   
;、・2・ −18−”−こ゛

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.5μlの水の滴下吸水時間が2〜180秒である布
    帛からなり、且つCa^2^+、Ba^2^+及びK^
    +から選ばれた少なくとも1種の水溶性金属イオンを含
    有することを特徴とするインクジエツト染色用布帛。 2、水溶性金属イオンの含有量が0.1〜10%である
    特許請求の範囲第1項記載のインクジエツト染色用布帛
    。 3、布帛素材が綿、ビスコース、キユプラ及び絹から選
    ばれた少なくとも1種を含有する吸水性繊維からなる特
    許請求の範囲第1項記載のインクジエツト染色用布帛。 4、布帛をインクジエツト法により染色するに際し、布
    帛に予めCa^2^+、Ba^2^+及びK^+から選
    ばれた少なくとも1種の水溶性金属イオンを有する塩と
    カチオン性薬剤とを付与し5μlの水の滴下吸水時間を
    2〜180秒に調整することを特徴とするインクジエツ
    ト染色用布帛の製造方法。
JP61003684A 1986-01-13 1986-01-13 インクジエツト染色用布帛およびその製造方法 Pending JPS62162086A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0652320A1 (en) * 1993-11-08 1995-05-10 Canon Kabushiki Kaisha Ink-jet printing cloth, textile printing process, and print
JP2001146687A (ja) * 1999-11-12 2001-05-29 General Kk インク受容繊維布の製造方法
US8318306B2 (en) * 2008-01-30 2012-11-27 Evonik Stockhausen, Llc Superabsorbent polymer compositions having a triggering composition

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