JPS62162014A - 高配向、低結晶性ポリエステル繊維及びその製造法 - Google Patents

高配向、低結晶性ポリエステル繊維及びその製造法

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JPS62162014A
JPS62162014A JP46786A JP46786A JPS62162014A JP S62162014 A JPS62162014 A JP S62162014A JP 46786 A JP46786 A JP 46786A JP 46786 A JP46786 A JP 46786A JP S62162014 A JPS62162014 A JP S62162014A
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JP
Japan
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yarn
crystallinity
fiber
low
heating zone
Prior art date
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Pending
Application number
JP46786A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryohei Kondo
良平 近藤
Shinichi Shoda
庄田 真一
Hisaya Yokohama
久哉 横浜
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Publication date
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  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ポリエステル繊維、特に衣料分野で、改良さ
れた品位を有する編織物を得るために好適な性質を有す
るポリエステル繊維及びその製造法に関する。
〔従来の技術〕
ポリエステル繊維は衣料用に広く利用され℃いる繊維の
一つであり、その最終製品の形態は多種多様である。こ
れら衣料用繊維の製造法としては、ポリエステル重合体
を溶融紡糸し、一旦無配向、非品性構造の未延伸糸とし
て捲取り、次に延伸工程で配向、結晶化を行い、更に最
終形態とするための各種加工処理を施す方法、あるいは
紡糸工程において3000〜4000m/分の高速で捲
取った低配向、低結晶性構造の半延伸糸を得て、これを
加工処理する方法が一般的に用いられている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、かかる従来の方法では達成できなかった改良
された品位を有する紬織物を得るための、高配向で低結
晶性のポリエステル繊維及びその製造法を提供するもの
である。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の要旨とするところは、ポリエステル重合体から
なり伸度40%以上、製水収縮率30%以上、結晶化度
20%以下及び複屈折率0.07〜0.14を有する高
配向、低結晶性ポリエステル繊維、及びポリエステル重
合体を紡糸口金から溶融紡出せる糸条をガラス転移点温
度以下まで一旦冷却したのち、長さ1.8〜4m、雰囲
気温度が70〜120℃の加熱帯域中を走行させ300
0 m7分以上の速度で引取ることを特徴とする高配向
、低結晶性ポリエステル繊維の製造法にある。
以下、本発明を更に詳しく説明する。
本発明に用いるポリエステル重合体は、少なくとも85
モル%がエチレンテレフタレート単位から構成されるも
のであり、0〜15モル%の範囲でポリエチレンテレフ
タレート以外の共重合エステル単位を含有しうる。共重
合しうる他のエステル形成性成分の代表例にはジエチレ
ングリコール、テトラメチレンf IJ =r−/l/
、ヘキサメチレングリコール、ペンタエリトリットなど
のグリコール類、並びにヘキサヒドロテレフタル酸、ジ
安息香酸、アジピン酸、イソフタル酸、5−ナトリウム
スルホイソフタル酸、アゼライン酸などのジカルボン酸
が挙げられる。
本発明で用いる溶融紡糸可能なポリエステル重合体は固
有粘度〔η〕が0.45〜1.0の範囲のものが好まし
い。
本発明を第1図に例示した紡糸装置により説明する。
第1図において、紡糸口金(1)から溶融紡出された糸
条(2)は、冷却気流(3)によって冷却後、集束ガイ
ド(4)を経て加熱帯域(5)へ導入され、ここで加熱
伸長された後、油剤付与装置(6)により集束及び油剤
処理を施され、引取りローラー(7)。
(8)を経てワイングーで捲取られ、パッケージ(10
)に成型される。引取りローラー(7)、 (81の間
にインターレース装置(9)が必要に応じ配設され、糸
条交絡が付与される。
本発明では、紡出直後の糸条は冷却風吹き付け、あるい
は空冷のような通常の冷却装置によりポリエステル重合
体のガラス転移点温度以下に一旦冷却される。この冷却
をしないで直接加熱帯域に導いた場合、加熱帯域中にお
ける熱伸長による配向が不充分となり、目的とする糸質
を得ることができない。ガラス転移点温度以下までの冷
却は室温の空気を吹ぎ込むことにより行うのが好ましい
が、他の方法で行ってもよい。
次いで、糸条を加熱帯域に導入し糸条な取り囲む加熱体
との走行摩擦抵抗によって生じる糸引き力(張力)の作
用で伸長するが、この加熱帯域での加熱条件により繊維
の配向、結晶化の挙動が支配され、糸条の特性が決めら
れる。
加熱帯域を形成する加熱装置としては非接触式が良く、
特に糸条の走行方向との直交断面が円形である加熱面を
もつ加熱筒が、糸条の均−加熱性から好ましい。
また引取り速度は、加熱帯域での張力水準を決める重要
な因子であり、適正な条件が必要とされる。
本発明においては、加熱帯域の長さを1.8〜4m、好
ましくは2〜:3m、雰囲気温度を70〜120℃、好
ましくは90〜100℃とし、3000 m7分以上、
好ましくは3500ff!/分以上の速度で引取ること
により、目的とする伸度40%以上、製水収縮率30%
以上、結晶化度20%以下及び複屈折率0.07〜0.
14の高配向、低結晶性ポリエステル繊維が得られる。
加熱帯域の長さがi、smより短いか、あるいは雰囲気
温度が70℃より低い場合、糸条は熱伸度に足るに充分
な温度まで加熱されず低配向となる。逆に長さが4mを
超えるか、あるいは温度が120℃を超える場合、熱処
理効果が大きく配向結晶化が促進され、目的とする糸質
は得られない。
また引取速度が3000 m1分未満では、高度に配向
させるための必要な張力が得られず、単なる熱セツト糸
になり、本発明の特性値を有するものを得ることができ
ない。
本発明によるポリエステル繊維を用いる、例えば同時延
伸仮撚加工を行った場合、従来から行われているような
半延伸糸を原糸として加工製造された捲縮糸に比べ、捲
縮性に富み、優れた風合が得られるなどこれまでにない
品位を有する編織物の製造が可能である。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により説明する。
本発明の実施例で示される各種物性値は、以下の方法で
測定したものである。
破断強度、破断伸度; 東洋ボールドウィン社製テンシロン■型により、糸長2
0crrL、引張速度20crrL/分で測定した。
海水収縮率; ラップリール(1m/周)10回巻きで50αX20本
のサンプルを作製し、a o p/dの初荷重下の長さ
り。を測定後、100℃×30分の洪水処理を行い、同
様の荷重下で長さLl を測定し、次式から算出した。
複屈折率△n; オリンパス光学社製偏光顕微鏡(POM型)ヲ用い、ラ
イツ社製ベレークコンペンセータで複屈折率を測定した
。光源として、波長589mμのナトリウムランプを用
い、またガラスプレートサンプルを作製する際の封入剤
はセーダ油を使用した。
結晶化度X; 比重測定装置(柴山科学器械社製直読式A型)で密度を
測定し、次式により結晶化度X(%)を計算で求めた。
j)obs ;  測定密度 fc ; 結晶密度(1,455P/an” )、pa
 ; 非晶密度(1,335・ )200〜300デニ
ールの束で長さ5間程度に切断したサンプルの小片をn
−へブタンと四塩化炭素を混合して作製した密度勾配液
中に投入し、30℃×20時間経過後測定した。
実施例1 固有粘度o、64のポリエチレンテレフタレート(融点
261℃、ガラス転移点68℃)のチップを第1図に示
す紡糸装置を用いて紡糸した。
紡糸口金は径0.25 rtattの孔を36個有する
ものを用い、吐出量32.8P/分、温度295℃で紡
出した。紡出糸条の冷却は横吹き型冷却装置を用い、吹
出しの上端位置が紡糸口金下10cIrLになるように
し、かつ25℃、65 RH%に調整した空気を0.5
m1秒の速度で1.5ff!の長さにわたって吹付は紡
出糸条の温度を65℃以下とした。
加熱装置は内壁径28朋、長さ2.0mの円筒型とし、
外部から熱媒(過熱水蒸気)により円筒内界囲気温度が
100℃になるように加熱した。引取りローラーは2個
対のものを用い、第1引取りローラーの周速度は400
07717分 とした。2個の引取りローラー間にはイ
ンターレース装置を設置し、エア圧6 kg/crrL
” Gで20ケ/mの交絡を与えた。
第1表に得られた糸条の糸質を従来糸と比較して示す。
第  1  麦 N12は加熱処理を行わず、2000 m7分の引取速
度で捲取った未延伸糸で、低配向、低結晶を示す。(3
も同様に加熱処理を行わず、3500 m7分の高速で
捲取った半延伸糸であるが、隘2に比べ、配向、結晶化
がわずかに進んでいる糸条である。N14は未延伸糸を
延撚機で延伸した糸条であり、配向、結晶化が高度に発
達している。
これに対し、本発明にょる隨1の糸条は低結晶ではある
が、高配向であるという従来糸にはない独特の構造をも
っている。
実施例2 実施例1と同様の紡糸装置を用い、加熱帯域での熱処理
条件及び引取速度を変えた。得られた糸条の糸質を第2
表に示す。
第  2  表 集8の雰囲気温度が低い場合、あるいは1%10の加熱
筒長さが短い場合は、熱伸長に足るに充分な温度まで加
熱されず、低配向となる。逆に宛9の雰囲気温度が高過
ぎる場合は、熱処理効果が大きく配向、結晶化が促進さ
れ、従来延伸糸と同等の糸質を有し、本発明の特性を付
与することができない。
また、!”&Lllのように、引取速度が低い場合伸長
に必要な張力が得られず、高配向とはならない。
〔発明の効果〕
以上の如く本発明によれば、従来のポリエステル繊維で
は達成できなかった改良された品位を有する編織物を得
るための、独特な構造をもツポリエステル繊維が得られ
るという、極めて大きな効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明で用いる紡糸装置の一例の概略図である
。 1・・・紡糸口金 2・・・紡出糸条 3・・・冷却気流 5・・・加熱帯域(加熱筒) 7.8・・・引取りローラー 9・・・インターレース装置 斗 1 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)ポリエステル重合体からなり伸度40%以上、沸水
    収縮率30%以上、結晶化度20%以下及び複屈折率0
    .07〜0.14を有する高配向、低結晶性ポリエステ
    ル繊維。 2)ポリエステル重合体を紡糸口金から溶融紡出せる糸
    条をガラス転移点温度以下まで一旦冷却したのち、長さ
    1.8〜4m、雰囲気温度70〜120℃の加熱帯域中
    を走行させ3000m/分以上の速度で引取ることを特
    徴とする高配向、低結晶性ポリエステル繊維の製造法。
JP46786A 1986-01-06 1986-01-06 高配向、低結晶性ポリエステル繊維及びその製造法 Pending JPS62162014A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5558825A (en) * 1992-11-10 1996-09-24 Toray Industries, Inc. Method and apparatus for producing polyester fiber

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