JPS62160435A - 空送り制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の利用分野） 本発明は、フィルムが装填され、背蓋が閉じられること
により自動的に空送り動作を開始する空送り制御装置の
改良に関するものである。

（発明の背景） 従来、フィルムを自動的に空送りする機能を有するカメ
ラでは、フィルムが装填された後に背蓋が閉じられるこ
とで、自動的に例えば４駒分のフィルムの空送りを行い
、撮影準備を完了するような構成になっている。このよ
うなカメラにおいては、空送り完了後に、撮影者が操作
を誤って背蓋を開けてしまったような場合にも、背蓋が
閉じられることで再び空送り機能が働き、再度フィルム
の空送りがなされるわけだが、前記背蓋が開けられた時
点がフィルム終端付近（例えば残りの駒が３駒以下）で
あった場合、規定の空送り駒数に達しないために、いつ
までもフィルム駆動用モータへの空送り方向の通電はな
されたままとなり、該モータや電源電池に悪影響を及ぼ
していた。このような点に鑑み、通電時間を決めておき
、その時間が経過すれば自動的に前記モータへの通電を
やめ、警告を発するという提案がなされているが、警告
に気が付いたら、撮影者口らがフィルムの巻き戻し操作
を行わなければならず、その操作がわずられしいもので
あった。

（発明の目的） 本発明の目的は、上述した問題点を解決し、撮影者に次
に行うべき動作の判断を委ねることなく、自動的にフィ
ルムの巻き取りを行うことができる空送り機能付カメラ
を提供することである。

（発明の特徴） 上記目的を達成するために、本発明は、空送りが完了し
たことを検出する空送り検出手段と、該空送り検出手段
からの検出信号の入力後、レリーズ操作に応じて、空送
り完了後の撮影動作を記憶する撮影動作記憶手段と、空
送りが正常に行われなかったことを検出する空送り異常
検出手段と。

前記撮影動作記憶手段からの記憶信号と前記空送り異常
検出手段からの検出信号との入力により、空送りとは逆
方向へのフィルム給送をフィルム終端まで行わせる給送
指示手段とを備え、以て、一枚でも撮影が行われている
後に、あやまってフィルム装填用の蓋の開閉操作がなさ
れて再び空送りが行われる際の、空送りが正常に行われ
なかった場合には、フィルムパトローネへフィルムを総
て巻き取るようにしたことを特徴とする。

（発明の実施例） 以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する
。

第１図は本発明の一実施例を示す回路図である。１はフ
ィルムが装填されることによりオフするフィルムスイッ
チ、２は背蓋が閉じられることでオフする背蓋スイッチ
、３はレリーズスイッチ、４は背蓋が閉じられることで
オンし、空送り完了でオフする空送りスイッチ、５はマ
ニュアルリワインドスイッチ、６〜１０はプルアップ抵
抗、１１は前記フィルムスイッチｌ及び背蓋スイッチ２
がオフすることによりハイレベルの信号を出力するアン
ドゲート、１２はナントゲート、１３はインバータ、１
４．１５は空送りが完了したことを記憶するためのラッ
チ回路を構成するナントゲート、１６は３人カアンドゲ
ート、１７はハイレベルの信号が入力することにより１
例えば４駒分のフィルム空送りを行い、未露光部分が撮
影画面に対向した位置にくるまで移動させる空送り回路
、１８〜２１はインバータ、２２は公知の露出制御回路
、２３はナントゲート、２４は巻上げ回路、２５．２８
は少なくとも一度は撮影動作が行われたことを記憶する
ためのラッチ回路を構成するナントゲート、２７はナン
トゲート、２８．２９はラッチ回路を構成するナントゲ
ート、３０はオアゲート、３１は巻戻し回路、３２は電
源が投入されることにより１瞬ハイレベルの信号を出力
する初期設定回路、３３−はノアゲート、３４は１パル
スの信号を発生するワンショット回路、３５は発振回路
、３６は前記発振回路３５からのクロックパルスをカウ
ントするカウンタで、前記ワンシ璽ット回路３４よりの
パルス信号によりリセットされてから所定数（４駒給送
に要する。

時間に相当する数）カウントすると、出力端子Ｑよりハ
イレベルの信号を出力する。

次に、第２図を参照しながら動作の説明を行う、背蓋が
開けられて不図示のパトローネ室にフィルムが装填され
た後、背蓋が閉じられると、フィルムスイッチ１及び背
蓋スイッチ２がオフし、アンドゲートｌｌの出力はハイ
レベルの信号となる（第２図参照）、又空送りスイッチ
４はオンしているので、インバータ１３の出力はハイレ
ベルの信号となっている。更に、この時巻戻し回路３１
は励起されていない、即ちオアゲート３０の出力はロー
レベルの信号であるので、インバータ１８の出力はハイ
レベルの信号となっている。

以上からアンドゲート１６の出力はハイレベルの信号と
なり、空送り回路１７が動作して、フィルムの空送り動
作が開始される。そして例えば４駒分のフィルム空送り
が終了すると、空送りスイッチ４がオフし、インバータ
１３の出力がローレベルの信号に反転してアンドゲート
１６の出力がローレベルの信号となるので、前記空送り
動作が停止する。又、空送りスイッチ４がオフすること
によってナンドゲー）１２の出力はローレベルの信号と
なり、ナントゲート１４，１５によるラッチ出力はハイ
レベルの信号となる（第２図参照）、これでナンドゲー
）１４．１５より成るラッチ回路により、空送り完了が
記憶されたことになる。

次に、撮影者によりレリーズ操作がなされ、レリーズス
イッチ３がオンすると、インバータ１９の声力がハイレ
ベルの信号となり、露出制御回路２２が動作し、フィル
ムへの露光動作が開始される。その後露光動作が終了し
、該露出制御回路２２よりハイレベルの信号が出力され
ると、ナントゲート２３の出力はローレベルの信号とな
り、ナントゲート２５．２６によるラッチ出力はハイレ
ベルの信号となる（第２図参照）、尚このラッチ回路は
電源が投入された時に初期設定回路３２より出力される
ハイレベルの信号によりリセットされている。これでナ
ントゲート２５．２６より成るラッチ回路により、空送
り完了後に一度は撮影されたことが記憶されたことにな
る。又、前述の如く露出制御回路２２よりハイレベルの
信号が出力されると１巻上げ回路２４が励起され、−駒
分のフィルムが巻き上げられる。

次に、撮影可能なフィルムが、例えば３駒分しか残って
いない時に背蓋の開閉がなされた場合について述べる。

あやまって背蓋が開けられると。

背蓋スイッチ２がオンし、プルアップ抵抗７との接続点
にローレベルの信号が発生するため、ナントゲート１４
．１５及び２８．２９によるラッチ出力はローレベルの
信号となる。又空送りスイッチ４もオンするため、プル
アップ抵抗９との接続点にはローレベルの信号が発生す
る（第２図参照）、その後あやまって背蓋を開けてしま
ったことに気づいて、再び背蓋が閉じられると、前述の
如くアンドゲート１６の出力がハイレベルの信号となり
、空送り回路１７が動作して１例えば４駒分のフィルム
空送り動作が開始される。又これと同時にアンドゲート
１１の出力がローレベルからハイレベルの信号に反転し
たことでワンショット回路３４にパルス信号が発生し、
カウンタ３６はリセットされ、新たに発振回路３５より
入力するクロックパルスをカウントし始める（第２図参
照）。

ところで、前記カウンタ３６は一定時間後（４駒給送に
要する時間に相当する所定数カウントした後）に出力端
子Ｑよりハイレベルの信号を出力するものであることか
ら、通常はカウンタ３６の出力がハイレベルの信号とな
る前に空送りが終了してナントゲート１４の出力がハイ
レベル、つまりインバータ２０の出力がローレベルの信
号となるため、ナントゲート２８．２９によるラッチ出
力はローレベルの信号のままであり、オアゲート３０の
出力もローレベルの信号のままであるので巻戻し回路３
１が励起されることはない、ところが、前述のようにあ
やまって開けられた時がフィルムの終端付近であった場
合、４駒分のフィルムを送れないために前記カウンタ３
６の出力（ハイレベルの信号）しかナントゲート２７に
入力せず、よってナントゲート２８．２９によるラッチ
出力はハイレベルの信号となり、オアゲート３０の出力
もハイレベルの信号となる。これにより巻戻し回路３１
は励起され、フィルムの巻き戻しが開始される（第２図
参照）、この際、インバータ１８の出力はローレベルの
信号となっているので、アンドゲート１６の出力はロー
レベルの信号であり、空送り回路１７は動作しない、つ
まり、空送りと巻き戻しの各動作が同時に行われること
はない。

巻き戻しが終了すると、鎖巻戻し回路３１よりハイレベ
ルの信号が出力され、ノアゲート３３の出力はローレベ
ルの信号となって、ラッチ回路を構成するナンドゲー）
２５，２６はリセット、即ちラッチ出力は初期状態（ロ
ーレベル゛の信号）に戻される。尚前記巻戻し回路３１
はマニュアルリワインドスイッチ５がオンされることで
も励起される。

第３図は本発明の他の実施例を示すもので、第１図実施
例と異なる点は、ナントゲート２３の一方の入力端に入
力する信号を、露出制御回路２２の出力ではなく、イン
バータ１９の出力信号としたところである。これにより
、単にレリーズされただけで、一枚以上撮影されたこと
がナントゲート２８．２９により記憶されることになる
。

本実施例によれば、空送り完了後に一度でも撮影された
時にはそのことを記憶し、その後あやまって背蓋の開閉
がなされ、再び空送りが開始されたにも拘わらず、空送
りが失敗した場合には。

自動的に巻き戻しを行わせるようにしたから、空送りが
正常に行われなかったことを自ら判断して、手でフィル
ムを巻き取ったり、マニュアルリワインドスイッチ５の
操作を行わなければならないといったわずられしさを解
消することができる。

また、空送りが正常に行われなかったことを表示、警告
する機能を備えたカメラに本発明を適用、すなわち空送
り失敗か或いは空送り突張りかを自動的に判断させ、空
送り失敗と判断した場合には、表示を行い、空送り突張
りと判断した場合には１表示は行わずに巻き戻しのみを
行うような機能をも付加すれば、自動化をさらに一歩進
めたカメラを提供可能となる。

（発明と実施例の対応） 本実施例において、空送りスイッチ４．アントゲ−）１
１が本発明の空送検出手段に、ナントゲート１２，１４
，１５．２５〜２７が撮影動作記憶手段に、ワンショッ
ト回路３４、発振回路、カウンタ３６．ナントゲート２
７が空送異常検出手段に、ナントゲート２７〜２９．オ
アゲート３０が給送指示手段に、それぞれ相当する。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明によれば、空送りが完了し
たことを検出する空送り検出手段と、該空送り検出手段
からの検出信号の入力後、レリーズ操作に応じて、空送
り完了後の撮影動作を記憶する撮影動作記憶手段と、空
送りが正常に行われなかったことを検出する空送り異常
検出手段と、前記撮影動作記憶手段からの記憶信号と前
記空送り異常検出手段からの検出信号との入力により、
空送りとは逆方向へのフィルム給送をフィルム終端まで
行わせる給送指示手段とを備え、以て、一枚でも撮影が
行われている後に、あやまってフィルム装填用の蓋の開
閉操作がなされて再び空送りが行われる際の、空送りが
正常に行われなかった場合には、フィルムパトローネへ
フィルムを総て巻き取るようにしたから、撮影者に次に
行うべき動作の判断を委ねることなく、自動的にフィル
ムの巻き取りを行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す回路図、第２は第１図
に示す各回路のタイミングチャート、第３図は本発明の
他の実施例を示す回路図である。 ３・・・・・・レリーズスイッチ、４・・・・・・空送
りスイッチ、１１・・・・・・アンドゲート、１２，１
４．１５・・・・・・ナントゲート、１７・・・・・・
空送り回路、インバータ・・・・・・１９．２２・・・
・・・露出制御回路、２７〜２９・・・・・・ナントゲ
ート、３１・・・・・・巻戻し回路、３４・・・・・・
ワンショット回路、３５・・・・・・発振回路、３６・
・・・・・カウンタ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、フィルム装填用の蓋が閉じられることで、自動的に
   所定位置までへのフィルム空送りを開始させる空送り制
   御装置において、空送りが完了したことを検出する空送
   り検出手段と、該空送り検出手段からの検出信号の入力
   後、レリーズ操作に応じて、空送り完了後の撮影動作を
   記憶する撮影動作記憶手段と、空送りが正常に行われな
   かったことを検出する空送り異常検出手段と、前記撮影
   動作記憶手段からの記憶信号と前記空送り異常検出手段
   からの検出信号との入力により、空送りとは逆方向への
   フィルム給送をフィルム終端まで行わせる給送指示手段
   とを備えたことを特徴とする空送り制御装置。