JPS62160241A - 輪転機の水分離装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、湿し水装置付きの印刷ローラユニットを備え
た新聞オフセット輪転機などにおけるインキ中の水分離
装置に関するものである。

（従来の技術） キーレスインキングシステムの前記湿し水装置付きの印
刷ローラユニットの従来例を第２図によって説明すると
、インキタンク０１）中のインキ（α）は、ポンプＱ３
１でフィルターαもインキ導管α９を経てインキ吐出ノ
ズルα２からインキ元ローラ（７）へ供給され、インキ
元ローラ（７）上のインキ（α）はブレード（９）で一
定の膜厚にされたのち、受渡しローラ（６）、）”フタ
−ローラ（５）、インキ着ローラ（４α）　（４Ａ）を
経由し版（３）へ供給されて、さらにブランケット（２
）から印刷紙（乃へ転写され、版（３）における余剰イ
ンキは、インキ着ローラ（４α）（４ｂ）、ｒフタ−ロ
ーラ（５）と経由し、ｒフタ−ローラ（５）に付設され
たインキ掻き取シ用プレー）’　（８）で掻き取られて
インキタンクαυに回収されるインキ回収機構が設けら
れているとともに、湿し水タンク■中の湿し水（ｈｌが
、水元ローラα＆に付着しブラシローラαηの回転で飛
散され、水着ローラ（１６）に付着しドクターローラ（
５）へ供給されてインキ（α）とともに版（３）、ブラ
ンケット（２）を経て印刷紙（Ｐ）へ転写され、また版
（３）やその他の部分の余剰湿し水は、前記余剰インキ
とともに前記プレート”（８）でインキタンクα１）に
回収される構造になっておシ、前記のようにインキ（ａ
ｌと湿し水（ｂｌを一緒に版（３）へ供給する方式をイ
ンキトレンダンプナ方式（工ＴＤ）と言い、他の湿し水
供給方式としては、湿し水装置によって版（３）に水膜
として直接に供給するアーチダンブナ方式（ＡＤ）があ
るが、該アーチダンブナ方式においても同様に余剰湿し
水が余剰インキとともにインキタンク（ｌＤに回収され
る。

（発明が解決しようとする問題点） 従来の前記輪転機においては、版へ供給後の余剰インキ
が余剰湿し水とともにインキタンクに回収されて再使用
されるため、印刷時間の経過とともにインキタンク中の
インキの含水率が急増し、印刷濃度が低下して安定した
印刷品質が望めなくなシ、さらにはインキ元ローラと受
渡しローラ間におけるインキの転移不良が生じて印刷不
良になるなどの問題点がある。

（発明の目的、問題点の解決手段） 本発明は、前記のような問題点に対処するためのもので
あって、湿し水装置付きの印刷ローラユニットに、版供
給後の余剰インキを余剰湿し水とともにプレート０で掻
き取ってインキタンクに回収するインキ回収機構を備え
た輪転機において、前記印刷ローラユニットのインキ元
ローラに接して異周速で回転しインキ中の水を分離する
水分離ローラを設けた構成に特徴を有し、水分離ローラ
を印刷ローラユニットのインキ元ローラに接して異なる
周速で回転させることにより、含水インキに剪断作用を
及ぼし水を分離してインキのみをインキ元ローラに転移
せしめて、ローラ間のインキ転移不良力どの印刷障害を
なくし印刷品質を安定化して印刷性能および信頼性を高
め前記のような問題点を解消した輪転機の水分離装置を
提供するにある。

（実施例） 第１図に本発明の一実施例を示しており、図中（α）は
インキ、（ｂ）は湿し水、（乃は印刷紙であって、イン
キタンクＱｌｌ中のインキ（α）は、ポンプα３でイン
キ導管α９を通シ吐出ノズルａｚ→水分離ローラ（至）
→インキ元ローラ（７）→受渡しローラ（６）→ドクタ
ーローラ（５）→インキ着ローラ（４す（４ｂ）を経由
し版（３）へ供給され、さらにブランケット（２）、印
刷紙（勃へ転写されるとともに、版（３）へ供給された
後の余剰インキは、インキ着ローラ（４α’）　（４ｈ
）、ドクターローラ（５）と経由し、インキ掻き取シ用
ブレード（８）により掻き取られてインキタンクαＢに
回収されるとともに、湿し水タンク■中の湿し水（Ａｌ
は、水元ローラα＆→ズラシローラαη→水着ローラ（
１６）の経路でト９クターローラ（５）へ供給され、イ
ンキ（α）とともに版（３）へ供給されるとともに、余
剰湿し水は余剰インキとともに前記プレート”（８１で
掻き取られてインキタンク（１１）に回収されるキーレ
スインキングシステムの湿し水装置（１６〜２０）付き
の印刷ローラユニットに構成されている。

前記水分離ローラ（仰について詳述すると、前記印刷ロ
ーラユニットのインキ元ローラ（７）に接して同インキ
元ローラ（７）と異なる所定の周速で回転駆動されるよ
うになっておシ、吐出ノズルα２から吐出されるインキ
（ａｌをインキ元ローラ（７）へ転移し、同転移中にイ
ンキ（α）に剪断作用を及ぼし同インキ（ａｌ中の水を
分離する構成ｒこなっているとともに、分離水（ｂ′）
は、インキ元ローラ（７）と水分離ローラω間の下方に
配設された分離水タンク０】）に収容収容され、配ＶＯ
Ｚから固形・油水分離装置（至）へ供給されて、油、固
形分は分離されて配管０４）から取シ出され、水のみが
ポンプ（至）→流量調整パルプ（至）→水供給配管（９
）を経由し湿し水タンク■へ回収、再使用される分離水
回収機構（３１〜３７）が設けられている。

（作　用） 本発明の実施例は、前記のような構成になっているので
、版（３）に供給されて残る余剰インキは、ト９クター
ローラ（５）においてインキ回収機構のインキ掻き取シ
用ブレード（８）で余剰湿し水とともに掻き取られてイ
ンキタンクα１）に回収されるため、運転時間の経過と
ともにインキタンクａｌ中のインキ（α）の含水率が急
速に上昇するが、インキタンクａｌ中の含水インキ（α
）は、前記インキ掻き取り用プレー　ト”（８１で掻き
取られる時に高剪断作用を受けているために、インキ中
の水粒子が大きくなシ小剪断力でもインキと水が分離し
易い状態になっており、前記含水インキ（α）は、ポン
プ０３で圧送され吐出ノズル０２１より水分離ローラ（
至）に供給されてインキ元ローラ（７）へ転移され、図
示省略した駆動機構によって水分離ローラ（至）はイン
キ元ローラ（７）に対し異周速で回転されているため、
前記含水インキ（α）は前記転移時に前記両ローラの異
層速回転により剪断作用を受けてインキと水が分離され
、水分離後のインキがインキ元ローラ（７）へ転移し、
さらに受渡しローラ（６）、ト９クターローラ（５）、
インキ着ローラ（４α）　（４ｊ５）と転移し版（３）
に供給されて印刷に供されるとともに、余剰インキは前
述と同様にインキ回収機構でインキタンクαυに回収さ
れるため、印刷に供されるインキの含水け、通常の湿し
水装置による湿し水の付加程度に安定され、インキタン
クαυ中のインキ（α）含水率の上昇が防止される。

また、水分離ローラ（７）とインキ元ローラ（７）間で
含水インキ（α）から分離された油、固形分を含む分離
水（ｂ′）は、分離水タンクＣ３１１に収容されたのち
配管０３を経て固形・油水分離装置（至）で処理され、
分離された油、固形分は配管（財）から取シ出されると
ともに、清浄化された水のみがポンプ（至）で流量調整
パルプ弼、水供給配管Ｇηを経由し湿し水タンク■に回
収、再使用される。

（発明の効果） 前述のように本発明は、湿し水装置（１６〜２０）付き
の印刷ローラユニットに、版供給後の余剰インキを余剰
湿し水とともにプレーｒ（８）で掻き取ってインキタン
クα１）Ｋ回収するインキ回収機構を備えた輪転機にお
いて、前記印刷ローラユニットのインキ元ローラ（７）
に接して異周速で回転しインキ（α）中の水を分離する
水分離ローラ（７）を設けているので、水分離ローラを
印刷ローラユニットのインキ元ローラに対して異周速で
回転させることによって、含水インキが剪断作用を受は
インキと水が効果的に分離され、印刷ローラユニットに
おけるインキのローラ間転移が円滑になるとともに、印
刷に供されるインキ中の含水は、湿し水装置によって供
給される新たな湿し水の付加程度に安定されて印刷品質
が安定化され、印刷性能および信頼性が著しく向上され
ている。

以上本発明を実施例について説明したが、勿論本発明は
このような実施例にだけ局限されるものではなく、本発
明の精神を逸脱しない範囲内で種々の設計の改変を施し
うるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す機構図、第２図は従来
例を示す機構図である。 １〜７：印刷ローラユニット １６〜２０：湿し水装置　７：インキ元ローラ８ニブレ
ード（インキ回収機構） ３０：水分離ローラ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 湿し水装置付きの印刷ローラユニットに、版供給後の余
   剰インキを余剰湿し水とともにブレードで掻き取つてイ
   ンキタンクに回収するインキ回収機構を備えた輪転機に
   おいて、前記印刷ローラユニットのインキ元ローラに接
   して異周速で回転しインキ中の水を分離する水分離ロー
   ラを設けたことを特徴とする輪転機の水分離装置。