JPS6198537A - オフセツト輪転機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、新聞紙等を印刷するキーレスインキングシス
テムのオフセット輪転機に関するものである。

（従来の技術） 前記オフセット輪転機の代表的な従来例は、第６図に示
すようにインキタンク（１α）中のインキ（α）は、ポ
ンプ（１ｈ）で吸引されてフィルター（ＩＣ）　ｔ−通
りインキ吐出ノズル（１ｄ）からインキ元ローラ（２α
）に供給され、インキ元ローラ（２すに供給されたイ゛
　ンキ（α）は、ブレード（９αンで一定の膜厚にされ
て受渡しローフ′（３１Ｚ）、ドクターローラ（４）、
インキ着ローラ（５）ｔ″経由て版（６）へ供給され、
さらにブランケット（７）ｔ−介して印刷紙（７）ｌに
転写される。

一方、湿し水タンク（１ｈ）中の湿し水（ｈ）は、水元
ローラ（２ｂ）に付着しブラシローラ（３ｈ）の回転で
飛散されて水着ローラ（４ｂ）に付着しｔのち、ドクタ
ーローラ（４）上に転移されて前記インキ（α）に付加
されるインキトレンダンブナ方式の構造になっており、
まｔ１前記湿し水（ｂｌ　ｆｆｉ版（６）に直接的に供
給す゛るアーチ内ダンブナ方式（図示省略）のものも使
用されている。

ま九、前記板（６）における湿し水（ｂ）　’に含む含
水余剰インキ（／Ｌ、ｈ）は、版（６）からインキ着ロ
ーラ（８）を介してドクターロール（４）へ転移されブ
レー　）−（９ｃ）によって掻き取られてインキタンク
（１α）中に循環され回収、再利用される構造になって
いる。

（従来技術の問題点） 従来の前記オフセット輪転機においては、版における余
剰インキを湿し水とともに掻き取ってインキタンク中に
循環させ回収、再利用するため、第７図に示すようにイ
ンキトレンダンブナ方式（イ）°、アーチ内ダンブナ方
式（ロ）のいずれの場合においても、印刷の時間経過と
ともにインキ（ｃＬ）中の水分（湿し水ｂ）が徐々に増
加して、インキ輪移不良となって印刷品質が低下する問
題点がある。

（発明の目的、問題点の解決手段） 本発明は、前記のような問題点に対処する友めに開発さ
れｔものであって、版へ供給後の含水余剰インキをブレ
ードにより掻き取って回収する機構を具えたオフセット
輪転機において、掻き取ら〜 れ几前記含水余剰インキが供給される膜厚コントロール
プレート付のｖｇｌ水分離ローラと、該第１水分離ロー
ラに隣接され異なる周速度にて隣接側が同方向に回転さ
れる分離インキ掻取ブレード付の第２水分離ローラと、
前記両ローラの下側に配設され几分離水の受取容器とよ
りなる水分離装置を具備し几構成に特徴ｔ−可し、板側
から掻き取られｔ含水余剰イン中中の水分ｔ−＠１水分
離ローラと２ｇ２水分離ローラからなるローラ組を具え
た水分離装置によって分離し、水分離後の余剰インキの
みをインキタンク中に循環、回収できるように。

することにより、インキ含水率の増加金防止し転移不良
による印刷品質の低下を防止して印刷性能を著しく向上
させて前記のような従来の問題点を解消したオフセット
輪転機を供する点にある。

（発明の実施例〕 第１図、第２図に本発明の一実施例を示しており、図中
（１ａ）はインキ（ｇ）のインキタンク、（ＩＡ）はポ
ンプ、（ＩＣ）はフィルター、（１ｄ）はインキ（α）
の吐出ノズル、（２α）はブレード（９α）付のインキ
元ローラ、（３α）は受渡しローラ、（４）はドクター
ローラ、＋５＋（８１はインキ着ローラ、（６）は版、
（７）はブランケットであって、インキ（α）は前記の
経路で新聞紙等へ転写されるように構成されている。

ま九、図中（１ｈ）は湿し水（ｈ）の湿し水タンクであ
って、該湿し水（Ａ＋は水元ローラ（２ｂ）、ブラシロ
ーラ（３ｂ）および水着ローラ（４ｂ）ｔ−経てドクタ
ーローラ（４）へ転移されて四ローラ上のインキ（α）
に付加される構成になっており、ま次、版（６）におけ
る湿し水（ｂ）　ｔ−含む含水余剰インキ（α、りは、
インキ着ローラ（８）ｔ−介しドクターローラ（４）へ
転移されブレード（９Ｃ）によって掻き取られて回収さ
れる構成になっている。

さらに、本発明においては、前記ブレード（９ｃ）によ
って掻き取られ几含水余剰インキ（α、ｈ）が供給され
る膜厚コントロールプレート０１）付の第１水分離ロー
ラ（３０ｉＺ）と、該第１水分離ローラ（３０α）に対
接され几インキ掻取りブレード国付の第２水分離ローラ
（３０ｂ）とからなり、後記の駆動モータ、ギヤー組等
の駆動機構によって、矢示方向に回転される第１水分離
ローラ（３０α）に対して第２水分離ローラ（３０ｈ）
が異なる周速度でその接面側が同方向に回転される構成
になっており、前記第１水分離ローラ（３０α）は、前
記ブレード（９Ｃ）から落下して来る含水余剰インキ（
α、ｈ）（実際には乳化インキになっている）ｔ−第１
図に示すように溜めて受は取９膜厚が一定にコントロー
ルされるようになっているとともに、前記第２水分離ロ
ーラ（３０Ａ）は、第１水分離ローラ（３０α）に対接
され前記のような相対的回転関係によって、両ローラ間
において水分（ｈ′）が分離され含水率が著しく低減さ
れた分離後のインキ（”’）ｔ−受は取り、該分離イン
キ（α′）はインキ掻取りブレード器によって掻き取ら
れて前記インキタンク（１α）中に循環され回収、再利
用される構成になっているとともに、前記両ローラ（３
０α）（３０Ａ）の下側には前記分離水（ｈ′）の受取
容器（ハ）が配設されて、水分離装置に構成されている
。

さらに、前記水分離装置についてさらに詳述すると、第
１水分離ローラ（３０α）、第２水分離ローラ（３０ｈ
）は、金属、！ム、プラスチック等の材質とすることが
でき、ともに金属ローラ（銅メツキ処理、クロムメッキ
処理等の表面処理）の場合はローラ間に数μ程度の隙間
を形成し、ともにビムローラの場合はローラ相互全接触
、ま几、ゴムローラとプラスチックロール階の場合はロ
ーラ相互を接触状態とし、ともにプラスチックロールの
場合にはローラ相互間に前記と同様な隙間を形成して配
設するとともに、第１水分離ローラ（３０α）の周速度
、該ローラに対接され定第２水分離ローラ（３０ｈ）の
周速度は、後記の駆動機構によって調整可能になってお
り水分の分離性能を調整できる構成になっている。

さらにま几、第２図に示すように第１水分離ロー？　（
３０ｔＬ）と第２水分離ローラ（３０ｂ）は軸受フレー
ム（４１にベアリング（Ａｎｔ介して回転自在に装着さ
れ、まｔ、第１水分離ローラ（３０α）はロー２間の隙
間あるいは加圧接触全調整可能に偏心レシュ（４２に取
り付けられているとともに、駆動モータ（４３によって
ギヤ（４４）（４５）組を介しＩｒ２水分離ローラ（３
０ｂ）が調整周速度で回転駆動され、第２水分離ローラ
（３０ｂ）から減速ギヤ（４ｇ！（４７）組を介して第
１水分離ローラ（３０α）が減速され一定の周速度比で
回転駆動され、前記減速ギヤ（４６１（４’ｉｎ組の組
替えによって周速度比の調整が可能になっている。また
、図中０１）は第１水分離ローラ（３０α）に付設され
た膜厚コントロールブレードであって、該コントロール
プレートＧυは、調整ネジ４８）（４１Ｇによって第１
水分離ローラ（３０α）に対する隙間ｔ−調整でき同ロ
ーラ上の含水余剰インキ（α、ｂ）の膜厚を変更、調整
できる。

ま九、前記受取容器（至）内の分離水（ｂ′）は、第１
図に示すように配管６Ｉ、油分離装置６Ｄ、ポンプ６ｚ
、配管６１、流電調整コツクロ４）を介して油分分離後
に湿し水タンク（１ｂ）内へ循環され、回収、再利用さ
れるとともに、湿し水供給コック艶付の湿し水供給管（
へ）が併設されている。

（作用） 本発明の実施例は、前記のような構成になっておりその
作用について説明すると、版（６１に転写されている湿
し水（ｂ）　ｔ−含む含水インキ（α、ｂ）は、その水
の粒子が数μ程度に非常に小さくて乳化インキの状態に
なっており、ローラ間通過時に付加される剪断力程度で
は分−し難くなっているが、ドクターロール（４）にお
いてブレード（９Ｃ）で掻き取られると高い剪断力を受
けて数百μ程度の大きい水滴となり、インキ（α）上に
浮き出て落下するかインキ（α）中にあって、この状態
の乳化インキ（含水インキ）は比較的に僅かな剪断力で
インキ（０勺と水（ｂ／）に分離し易くなって、水分離
装置の第１水分離ローラ（３０α）に供給される。

第１水分離ローラ（３０α）は、第１図に示す矢示方向
に一定の周速度で回転され、ブレード（９Ｃ）で掻き取
られ分離し易くなっている乳化インキ状の含水余剰イン
キ（α、ｂ）が供給され、膜厚コントロールプレートｌ
３１）によって所定厚の乳化インキ層が形成される。該
第１水分離ローラ（３０α）に対して微小間隙を介しあ
るいは接触状態になっている第２水分離ローラ（３０ｈ
）は、相対的に異なる周速度で隣接側が同一方向に回転
されており、前記乳化インキ層が前記両ローラ（３０α
）（３０Ａ）間を通過する際に、剪断力を受けてインキ
と水に容易に分離され、分離水（ｈ勺は、ローラ上にイ
ンキ皮膜がある几め第２水分離ローラ（３ＱＡ）に転移
されずにローラ間で徐々に大きい水滴に成長し、重力と
界面張力のバランスがくずれて落下し下側の受取容器（
至）に収容されるとともに、分離インキ（α′）は、第
２水分離ロール（３０ｂ）　１１１１へ転移されて分離
インキ掻取ブレードＧ３により掻き取られインキタンク
（１α）内に循環され回収、再利用される。

ま几、受取容器（ハ）内の分離水（ｈ′〕は、配管Ｃ’
１０１から油水分離装置６υに送られてさらにインキが
分離、除去されたのち、ポンプ器により配管■、流量調
整コツクロ荀金経て湿し水タンク（１ｂ）へ循環され回
収、再利用される。

ブレード（９Ｃ）によって掻き取られた含水余剰インキ
（α、Ａ）即ち前記乳化インキの処理量は、第２図に示
す駆動モータ（４３ヲ図示省略し九適宜の制御装置で制
御し第１水分離ローラ（３０α）および第２水分離ロー
ラ（３０ｂ）の回転周速度をコントロールすることによ
り増減可能であって、前記含水余剰インキ即ち、前記乳
化インΦの量に対応させることができるとともに、第１
水分離ローラ（３０α）Ｋ対する第２水分離ローラ＜３
０ｂ）の相対周速産金微調整することにより分離性能を
調整できる。

前記実施例によれば、第３図に示すように印刷部数が増
加してもインキ（α）の含水率は約２０１以下に抑制さ
れ許容含水率以下に保持され、十分に満足される印刷品
質評価が得られる。

ま几、ローラの材質などによって多少異なるが、例えば
第１水分離ローラ（３０α）と第２水分離ローラ（３０
ｈ）との隙間およびニップ巾に対する分離効率は第４図
に示すようにな９、前記ローラ（３ｏａ）と（３０ｂ）
との周速度比に対する分離効率は第５図に示すようにな
って、約４０チに達する分離性能を得ることができる。

（発明の効果） 前述のように本発明においては、膜厚コントロールプレ
ート付の第１水分離ローラと、該＠１水分離ローラに隣
接され異なる周速度にて隣接側が同方向に回転される分
離インキ掻取ブレード付の第２水分離ローラと、前記ロ
ーラの下側に配設さ６れｔ分離水の受取容器とからなる
水分離装置を具備しているので、版へ供給後の掻き取ら
れ九含水余剰インキを極めて効率よくインキ、水に分離
でき、分離インキ金インキタンク中に循環させて回収、
再利用でき、インキ含水率の増加を大幅に低減できイン
キの転移不良による印刷品質の低下金防止でき、印刷品
質が安定化され、従ってま几、分離水の循環回収、再利
用も可能になるなど、印刷性能が著しく向上されている
。

以上本発明を実施例について説明し友が、勿論本発明は
このような実施例にだけ局限されるものではなく、本発
明の精神を逸脱しない範囲内で種々の設計の改変を施し
うるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例金示すオフセット輪転機の機
構図、第２図は第１図の水分離装置の機構図、第３図は
本発明のインキ含水率特性図、第４図は水分離ローラ隙
間およびニップ巾に対する分離効率の特性図、＠５図は
水分離ロー２周速比に対する分離効率の特性図、第６図
は従来例の機構図、第７図は従来例のインキ含水率特性
図である。 ６：版　　　　　９Ｃニブレート“ ３０α：第１水分離ローラ ３０ｂ：第２水分離ローラ ３１：膜厚コントロールブレード ３２：分離インキ掻取ブレード ３３：受取容器 復代理人　　弁理士　　岡　本　重　文外３名 第２図 第３図 晃５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 版へ供給後の含水余剰インキをブレードにより掻き取っ
   て回収する機構を具えたオフセット輪転機において、掻
   き取られた前記含水余剰インキが供給される膜厚コント
   ロールプレート付の第１水分離ローラと、該第１水分離
   ローラに隣接され異なる周速度にて隣接側が同方向に回
   転される分離インキ掻取ブレード付の第２水分離ローラ
   と、前記両ローラの下側に配設された分離水の受取容器
   とよりなる水分離装置を具備したことを特徴とするオフ
   セット輪転機。