JPS6215989B2 - - Google Patents

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JPS6215989B2
JPS6215989B2 JP6882578A JP6882578A JPS6215989B2 JP S6215989 B2 JPS6215989 B2 JP S6215989B2 JP 6882578 A JP6882578 A JP 6882578A JP 6882578 A JP6882578 A JP 6882578A JP S6215989 B2 JPS6215989 B2 JP S6215989B2
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JP
Japan
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cathode
support member
electron gun
eyelet
gun assembly
Prior art date
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Expired
Application number
JP6882578A
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English (en)
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JPS54160160A (en
Inventor
Yoshio Sekya
Yukihiro Izumida
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP6882578A priority Critical patent/JPS54160160A/ja
Publication of JPS54160160A publication Critical patent/JPS54160160A/ja
Publication of JPS6215989B2 publication Critical patent/JPS6215989B2/ja
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  • Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)
  • Solid Thermionic Cathode (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電子銃構体、特にインライン型電子銃
構体の陰極支持部に関するものである。
一般に、互いに独立した3個の陰極と、これら
の陰極から所定距離離間して配置された3電子銃
に共通の制御格子(以下第1格子と称する)と、
この第1格子から所定距離離間して配置された3
電子銃に共通の加速格子(以下第2格子と称す
る)とから少なくとも構成されたインライン型3
電子銃構体においては、各電子銃のカツトオフ電
圧が必ずしも同一にならぬため一定の電流値を得
るためにこれらの各陰極に各々異なるバイアス電
圧が供給されている。これはカラー受像管が良好
な標準白色画像を得るために互いに等しい各陰極
電流(以下IKと称する)の関係を動作開始から
短時間に一致させることが望ましい。
従来、ウオーミングアツプ期間中は、この望ま
しいIKの同等性は維持されなかつた。このウオ
ーミングアツプ期間とは、ヒーターに通電してか
ら電極部品の熱的変形が平衡状態に達するまでの
時間で、ヒータに通電してから最初の20分間程度
を大体含んでいるものと通常考えられている。こ
の同等性が維持されなくなる理由は、陰極とこの
陰極を構成する陰極構体とが加熱されたとき、3
個の電子銃の陰極と第1格子、第2格子間の所定
間隔が各々異なつた変化をすることに起因してい
る。
第1図a,bは従来の電子銃構体、特に陰極構
体部分を示す電子銃の軸に平行な面の要部断面図
である。同図において、この電子銃構体1は、ヒ
ータ2を収納する筒状の陰極3と、この陰極3を
保持する陰極アイレツト4と、この陰極アイレツ
ト4を保持するカツプ状の陰極アイレツト支持部
材5と、この陰極アイレツト支持部材5に固定さ
れた陰極支持部材6と、上記陰極3から放射され
る電子ビームを制御する第1格子7と、上記電子
ビームを加速する第2格子8とがそれぞれ同一軸
上にそれぞれ所定距離離間して配置され、絶縁ガ
ラス9によつて固定されている。なお、第1図b
における符号の添字であるG,B,Rは、それぞ
れ緑色用、青色用、赤色用を表現している。
このように構成された電子銃構体において、ヒ
ータ2に通電後、熱的平衡状態となつたとき、陰
極3は陰極アイレツト4より高い温度で動作し、
また陰極アイレツト4は陰極支持部材6よりも高
い温度で動作する。換言すれば、ウオーミングア
ツプ中の温度上昇は、陰極支持部材6より陰極ア
イレツト4の方が早く、また陰極アイレツト4よ
り陰極3の方が早いことになる。この結果、この
電子銃構体を構成する電極部品間の寸法が複雑に
変化する。この状態を第2図、第3図を用いて詳
細に説明する。すなわち、第2図は電子銃構体1
の要部拡大断面図であり矢印はそれぞれ対応する
構成部品の伸びの方向を示している。また第3図
は経時変化に対する陰極各部の伸びを示した特性
曲線であり、この特性曲線に付された符号は第2
図に示す矢印方向の符号と一致させている。これ
らの図において、このウオーミングアツプ期間中
の温度上昇により陰極3は、第2図に矢印Aで示
す第1格子7の方向に向つて第3図にAで示した
特性で伸張する。一方、陰極アイレツト4は、第
1格子7から離れる矢印B方向に向つて第3図に
Bで示した特性で伸張し、陰極アイレツト支持部
材5は、第1格子7の方向に向つて矢印C方向に
向つて第3図のCで示す特性で伸張し、さらに陰
極支持部材6は、矢印D方向に示した第1格子7
方向に向つて第3図にDで示した特性で伸張す
る。この結果、陰極3、陰極アイレツト4、陰極
アイレツト支持部材5および陰極支持部材6から
なる陰極構体はトータル的に第3図に曲線Eで示
したように第1格子7側に伸張することになる。
したがつて、以上説明したようなこれらの熱変形
による伸張は、陰極3と第1格子7との間隔を予
め所定寸法に設定しておいた間隔を変化させるこ
とになる。ここで、上記陰極構体における熱的変
化は、前述したように陰極3および陰極アイレツ
ト4がヒータ2に近接していることと、薄板を用
いていることにより比較的短時間で熱的平衡に達
する。そして、これらの熱的平衡に達する時間は
第1図、第2図に示す陰極構体では約5分であ
る。したがつて、ウオーミングアツプの最初の5
分経過後、各陰極と第1格子7との間隔を変化さ
せる主な原因は、陰極アイレツト支持部材5と陰
極支持部材6の熱膨張である。したがつて、陰極
3と第1格子7との間の間隔がウオーミングアツ
プ中に変化することを認識すれば動作温度の平衡
状態が達成されるまで通常陰極電流IKの設定が
できない。そして、この動作温度の平衡状態は、
ヒータ2に通電後、約20分後に達成される。ま
た、ウオーミングアツプ後3個の陰極のIKが等
しく維持されるように各電極間の不均一な間隔を
補正してバイアス電圧は調整され、一度設定され
たバイアス電圧は変化させることができない。し
たがつて、一度設定されたIKの同等性は動作温
度の平衡状態になるまで維持できないという不都
合が生じる。
また、第4図は従来の電子銃構体の陰極電流
(IK)の経時変化を示したIK曲線である。すな
わち、曲線Iはインライン状に配置された3本の
陰極構体のうち中央部に配置された中央陰極の電
流特性を示したものであり、曲線は隣接配置さ
れた外側陰極の各電流特性を示したものである。
同図において、曲線および曲線ともヒータ2
に通電後30秒以内におけるIKの変化は陰極3が
第1格子7方向に向つて伸張することに支配され
ており、ヒータ2に通電後30秒〜5分以内におけ
るIKの変化は、陰極アイレツト4が第1格子7
から離れる方向に伸張することに支配される領域
であることを示している。さらにヒータ2に通電
して5分以後のIKの変化は主に陰極アイレツト
支持部材5、第1格子7および第2格子8の熱的
変形に支配されて変化する。この場合、第1格子
7および第2格子8の中央と両外側陰極の熱的変
形量が異なるため、ウオーミングアツプ後に設定
したIKに復帰するまでの状態が異なり、3本の
陰極のIK同等性を得て良好な白色画像を得るに
はウオーミングアツプ期間中とほぼ同等の時間が
必要である。したがつて、このような問題を解決
するためには、熱的変形の等しい第1格子および
第2格子の構造にすることが望ましいが、このよ
うな構成は極めて困難であつた。
したがつて、本発明の目的は上記の問題点を解
決するためになされたものであり、第1格子およ
び第2格子の構造を変更することなく、中央陰極
と両外側陰極の陰極支持部材が陰極アイレツト支
持部材取り付け部と絶縁ガラス保持部の電子銃軸
方向高さの異なる形状とすることにより、IK
同等性を容易に得られるようにした電子銃構体を
提供することにある。
このような目的を達成するために本発明による
電子銃構体は陰極アイレツト支持部材取り付け部
と絶縁ガラス保持部の電子銃軸方向の高さが異な
る陰極支持部材を使用することにより高温動作領
域での温度変化によるIKの変化を3本の陰極に
ついてもほぼ等しく維持させ、上記各陰極のIK
の一致時間を大幅に短縮させるようにしたもので
ある。以下図面を用いて本発明による電子銃構体
について詳細に説明する。
第5図は本発明による電子銃構体、特に陰極構
体部分の他の実施例を示す要部側面図である。こ
の場合も前述と同様に従来と比較する便宜上、中
心線より左側は従来構造を示し、右側は本願発明
を示したものである。同図において、陰極アイレ
ツト支持部材5の外面には、従来の陰極支持部材
6よりその形状を寸法l2だけ図示しないステム方
向に変形させた陰極支持部材6cが溶接固定され
ている。
このような構成によれば、形状を変形させた陰
極支持部材6cの変形部分が図示しない第1格子
7方向(矢印C3)に小さい熱変形を有するため、
陰極アイレツト支持部材5の熱的変形量(矢印
C4)は矢印C4と矢印C3との合成となり、従来の変
形量(矢印C)に比べてその第1格子7方向の変
形量を大きくすることができる。
第6図は本発明による電子銃構体、特に陰極構
体部分のさらに他の実施例を示す要部側面図であ
る。同図において、第5図と異なる点は、陰極支
持部材6dの形状を図示しない第1格子7側にl2
寸法だけ変形させたものである。
このような構成によれば、形状を変形させた陰
極支持部材6dの変形部分は図示しない第1格子
7から離れる方向、つまり矢印C5方向に小さく
熱変形を有するため、陰極アイレツト支持部材5
の熱的変形量(矢印C6)は、この陰極支持部材6
cの熱的変形量(矢印C5)とこの陰極アイレツト
支持部材5の熱的変形量(矢印C)との合成とな
り、従来の変形量(矢印C)に比べてその第1格
子7方向の変形量を小さくすることができる。こ
の場合、陰極支持部材6c,6dの形状を変形さ
せることにより、熱変形方向矢印C3、矢印C5
生じる原因は、図示しない絶縁ガラス9に挿入さ
れる陰極支持部材6c,6dの中心と図示しない
陰極アイレツト支持部材5を支持する中心点とが
異なるためである。したがつて、これらを組合せ
ることによつて陰極アイレツト支持部材5の熱変
形方向およびその変形量を任意に変えることがで
きる。換言すれば、中央陰極支持部材と両外側陰
極支持部材とを変えることにより各陰極3と第1
格子7間の間隔変化を制御でき、中央および両外
側陰極電流IKを任意に補正することができる。
また、この場合、陰極支持部材6a〜6dの取り
付け位置および形状の変形量は、使用する電子銃
構体の構造から得られるIK曲線から任意に選定
すれば良い。
第7図は本発明による電子銃構体、特に陰極支
持部材を使用したときのIK曲線を示す特性図で
ある。この場合、両外側陰極支持部材を従来型と
し、中央陰極支持部材の形状をl1=0、l2=−0.5
mmとしたときのIK曲線であり、特性Iは中央陰
極電流を示し、特性は外側陰極電流を示したも
のである。この図からも明らかなようにヒータに
通電して約7分後に陰極電流が互いにほぼ等しく
一致させることができた。
以上説明したように本発明による電子銃構体に
よれば、各陰極の陰極電流IKの一致時間を大幅
に短縮させることができるとともに、IKの同等
性を容易に得ることができる極めて優れた効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電子銃構体の一例を示す要部断
面図で同図aは3本の軸を含む縦断面図、同図b
は同図aの平面に垂直な縦断面図、第2図は従来
の電子銃構体特に陰極構体を示す要部拡大断面
図、第3図は上記陰極構体各部品の伸びの経時変
化を示す特性図、第4図は従来の電子銃構体のI
K曲線を示す特性図、第5図及び第6図は本発明
による電子銃構体の実施例を示す要部側面図、第
7図は本発明による電子銃構体のIK曲線を示す
特性図である。 1……電子銃構体、2(R・G・B・)……ヒ
ータ、3(R・G・B・)……陰極、4(R・
G・B・)……陰極アイレツト、5(R・G・
B・)……陰極アイレツト支持部材、6(R・
G・B・),6c,6d……陰極支持部材、7…
…第1格子、8……第2格子、9……絶縁ガラ
ス。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 各々ヒータを収納させかつ上部に帽状キヤツ
    プを有する筒状の陰極と、前記陰極を下部で保持
    する陰極アイレツトと、前記陰極アイレツトを上
    部で保持固定するカツプ状の陰極アイレツト支持
    部材と、前記陰極アイレツト支持部材に固定させ
    かつその端部を複数本の絶縁ガラスに保持固定さ
    せた陰極支持部材とを備えたインライン形電子銃
    構体において、前記各々の陰極支持部材が前記陰
    極アイレツト支持部材取付部と絶縁ガラス保持部
    との電子銃軸方向高さが中央陰極と両外側陰極で
    異なることを特徴とする電子銃構体。
JP6882578A 1978-06-09 1978-06-09 Electron gun assembly Granted JPS54160160A (en)

Priority Applications (1)

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JP6882578A JPS54160160A (en) 1978-06-09 1978-06-09 Electron gun assembly

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JP6882578A JPS54160160A (en) 1978-06-09 1978-06-09 Electron gun assembly

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JP61225912A Division JPS6264023A (ja) 1986-09-26 1986-09-26 電子銃構体

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Publication Number Publication Date
JPS54160160A JPS54160160A (en) 1979-12-18
JPS6215989B2 true JPS6215989B2 (ja) 1987-04-10

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JP6882578A Granted JPS54160160A (en) 1978-06-09 1978-06-09 Electron gun assembly

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2604735B2 (ja) * 1987-01-26 1997-04-30 株式会社日立製作所 陰極線管用電子銃
JPH03210736A (ja) * 1990-01-12 1991-09-13 Mitsubishi Electric Corp 陰極線管用電子銃

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51139252A (en) * 1975-05-28 1976-12-01 Hitachi Ltd Cathode support structure for electronic tube

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51139252A (en) * 1975-05-28 1976-12-01 Hitachi Ltd Cathode support structure for electronic tube

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JPS54160160A (en) 1979-12-18

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