JPS6238300Y2 - - Google Patents

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JPS6238300Y2
JPS6238300Y2 JP1978084024U JP8402478U JPS6238300Y2 JP S6238300 Y2 JPS6238300 Y2 JP S6238300Y2 JP 1978084024 U JP1978084024 U JP 1978084024U JP 8402478 U JP8402478 U JP 8402478U JP S6238300 Y2 JPS6238300 Y2 JP S6238300Y2
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insulating support
softening point
support
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cathode
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電子銃構体に係り、特にそれぞれ支持
帯を有する複数個の電極を所定間隔をもつて簡単
に配設することが可能な絶縁支持体の構造に関す
るものである。
例えば、カラーブラウン管に内装される電子銃
構体はそれぞれ前記カラーブラウン管のフエース
プレート内面に被着形成されたドツト状または帯
状の電子ビームの射突により赤、緑、青各色に発
光する蛍光体層のそれぞれに対応する3本の電子
銃から構成されており、これら電子銃から射出さ
れる電子ビームの強さ、即ち赤、緑、青の光の3
原色による再生画像の再現はそれぞれ電子銃の陰
極、第1格子電極、第2格子電極からなる所調3
極部への印加電圧を変化するものによつて行なわ
れている。
このうち特に陰極は内装するヒーターによる加
熱により高温となり、前記陰極を構成する各部品
が熱膨張し、前記陰極の電子放射面と前記第1格
子電極の対設面の間隔が変化する。この間隔の変
化は電子銃の配設方法即ちデルタ形か、インライ
ン形かにより陰極の各部品の温度分布が不均一な
場合にも生じる。しかし、これを防止しても極
陰、第1格子電極、それぞれの支持帯の絶縁支持
体に対する植設が不完全であつたり、陰極は陰極
同志、第1格子電極は第1格子電極同志の絶縁支
持体に対する固定方法即ち支持帯の形状などが異
なる場合には3個の電子銃間に於て、前記陰極と
第1格子電極との間隔の変化に通電時間と共に差
が現われる。これは、3本の電子銃から射出され
る電子ビームの強さの差となり、フエースプレー
トに再現される再生画像は正確な色彩を有する画
像となる迄、途中不所望な再生画像を画きながら
数分間乃至数10分かかるのが現状である。
次に、前述した現象を更に詳しく説明するた
め、第1図により時間と電子ビームの電流(明る
さ)の変化と、第2図により、陰極、第1格子電
極近傍の構造と第3図により陰極及びまたは第1
格子電極の支持帯と絶縁支持体との関係とを示
す。
先ず、第1図は、時間と電子ビーム電流(明る
さ)の関係の一例を示すものであり、電流を3本
の電子銃共にそれぞれ値に調整してある電子銃
構体を内装するカラー受像管の各電極に所定の電
圧を印加通電した時の電流の変化を示すものであ
る。曲線1aを赤蛍光体を射突する電子銃の電流
変化、曲線1bを緑蛍光体を射突する電子銃の電
流変化、曲線1cを青蛍光体を射突する電子銃の
電流変化とすると、通電後T1時間後には、これ
ら曲線によつて示される各電子銃の電流値は2
a,2b,2cとなり画面は赤味がかつている。
次に、T1時間後からT2時間後迄は、最初のうち
は赤味がかつているが次第に青味がかりT2時間
後に所定の色彩(又は所望色温度の白色)に安定
する。
次に、第2図により陰極と第1格子電極の近傍
の構造及びヒータの加熱による陰極と第1格子電
極との間隔の変化状態を説明する。
陰極5は頂部に電子放出面5aを有する側円筒
5bを3本の吊り板5cにより支持円筒5dの頂
部開口部に支持しており、前記支持円筒5dと、
外円筒5eは溶接点5gに於て固着され、前記外
円筒5eは支持帯5fを介して絶縁支持体7に固
着されている。また、ヒーター4の発熱部4aは
前記側円筒5b内に巻かれ、両端はヒータ支持体
4bを介して前記絶縁支持体7に植設された図示
しない保持部材に固着されている。
次に、第1格子電極6はほぼキヤツプ状をなし
ており、その底面即ち前記陰極の電子放出面5a
に対設する面6aの中心部には電子ビーム通孔部
6bが穿設され、その側面6cは支持帯6dを介
して絶縁支持体7に固着されている。
また、図示しない第2格子電極も第1格子電極
の面に6aに対設する面に電子ビーム通孔部を有
し、支持帯を介して絶縁支持体に植設されている
ことは説明する迄もない。
前記電極のうち、例えば陰極の配列は、第2図
と符号を変えて第3図により説明すると、赤、
緑、青各色に発光する蛍光体層にそれぞれ対応す
る陰極の外円筒10a,10c,10bは一列配
設されている。4本の絶縁支持体7a,7b,7
c,7dにそれぞれ支持帯11a,11c,11
bを介して固定され、この支持帯11a,11
c,11bのうち両側の陰極の外円筒10a,1
0bに対しては、この外円筒10a,10bをほ
ぼ半周する1枚の支持帯11a,11bにより支
持されている中央の陰極の外円筒10aに対して
はほぼU字形をした2枚の支持帯11cにより支
持される構造を有している。
次に、前述した構造を有する電子銃構体をカラ
ー受像管に内装し、各電極に所定の電圧を印加し
て稼動した場合、スイツチを入れるとヒーター4
に電流がながれ発熱部4aが発生し、これによつ
て陰極5の特に電子放出面5aが加熱される。こ
の面5aより熱電子が放出され、この熱電子が第
1格子電極、第2格子電極からなる3極部の電位
により電子ビーム電流束となり、蛍光体層を射突
することになる。この場合、第2格子電極による
カツトオフ電圧は、第1格子電極6と陰極5との
間隔に反比例し、第1格子電極と陰極の間隔が狭
いほど電流が大きくなることが知られている。
次に、前述したスイツチを入れることにより、
ヒーター4の発熱部4aが発熱し、これによつて
陰極5の特に電子放出面5aが加熱された時の各
部品の熱膨張による変位を説明する。
まず、ヒーター4の発熱部4aの発熱により側
円筒5bが伸び、電子放出面5aが第1格子電極
6に近ずく方向に動く。次に、吊り板5cが伸
び、電子放出面5aが第1格子電極6より離れる
方向に動く。次に、支持円筒5dが伸び、更に外
円筒5eが伸びるが、これらの動きはそれぞれの
部品の熱容量が小さいため、比較的短時間で完了
する。しかし、次に加熱される支持帯5fは熱容
量が大きく、また絶縁支持体7への融着状態によ
り反りや伸び方向が一定しない。これは前述した
第3図の支持帯11a,11b,11cの形状の
差から明らかであり、これら支持帯の固着状態の
差は第1格子電極と陰極間隔の差と相関性をもつ
て現われるる。そのため、第1図に示すような電
流曲線1a,1b,1cを画くことになり、カラ
ーブラウン管の再生画像の品位を低下させる欠点
があつた。
本考案は前記従来の電子構体の諸欠点に鑑みな
されたものであり、特に絶縁支持体に軟化点の異
なる少なくとも2種類の部材を設け、この軟化点
の高い部材を案内または位置決めとして、この軟
化点の高い部材に接するように、軟化点の低い部
材に支持帯を植設する。このことにより支持帯の
植設位置の精度向上と共に植設強度をあげること
が可能な電子銃構体を提供することを目的として
いる。
次に、本考案の電子銃構体の第1の実施例に適
応する絶縁支持体の構造及びこの絶縁支持体に電
極の支持帯を植設した状態を第4図及び第5図に
よつて説明する。両側の部材13としては、例え
ば融点1600℃、膨張率0.5×10-6/degの石英ガラ
スをそれぞれ平板に仕上げ、この部材13の各一
主面が対設する様に治具などに装着する。しかる
後、その間に部材12として例えば融点810℃、
膨張率24×10-6/degのマルチフオームガラスを
流入冷却し、第4図の様な3層の絶縁支持体14
を形成する。この様な構造を有する絶縁支持体1
4に電極の支持帯15を植設するには、前記絶縁
支持体14を治具上に載置し、前記支持帯15を
植設する面の上方からバーナで少なくとも中央の
部材12が軟化する迄加熱したのち、予め治具や
スペーサなどにより所望位置に配置されたそれぞ
れの電極に固着された支持帯例えば15に圧接植
設する。この時、両端の部材13は未軟化であ
り、この部材13の両内面16に接してこれを案
内として支持帯15を植設することが可能であ
る。この支持帯15には、植設時に不所望な歪や
変形が加えられることがないので、電子銃構体と
した場合、従来の如くヒーターの加熱による変形
がなくなり、従つて、陰極と第1格子電極との間
隔が変化せず、品位の良いカラーブラウン管を得
ることが出来た。
次に、本考案の電子銃構体の第2の実施例に適
応する絶縁支持体の構造及び絶縁支持体に電極の
支持帯を植設した状態を第6図及び第7図によつ
て説明する。絶縁支持体17の両側の部材19と
しては、例えば軟化点が800〜850℃の焼結ガラス
を断面台形に仕上げ、この部材19間に軟化点が
700〜750℃の軟質ガラスからなる部材18を有し
ている。電極の支持帯22を圧接植設する側の主
面20に於ては、部材18が幅広になつており、
その対向主面21に於ては部材18が幅狭になつ
ている。この様な構造の絶縁支持体17に第5図
について説明したと同様な方法により支持帯22
を植設すると、この支持帯22の端縁部23は、
最終的には前記部材19の内壁、即ち、テーパ面
24に当接する様にしてあるので、前記支持帯2
2の案内を更に精密に行なうことが可能となる。
次に、本考案の電子銃構体の第3の実施例に適
応する絶縁支持体の構造を第8図によつて説明す
る。図に於て、石英ガラスや焼結ガラスなどの高
軟化点を有する断面コ字状の部材26の凹部に、
軟質ガラスやマルチフオームガラスの粉末や棒を
積み入れた後、加熱融解して低軟化点を有する部
材27層を形成し、絶縁支持体25を成形する。
この様な構造にすることにより第4図に示したも
のより機械的強度も強いし、低軟化点を有する部
材27の軟化による変形の少ない絶縁支持体を有
ることが出来る。
次に、本考案の電子銃構体の第4の実施例に適
応する絶縁支持体の構造を第9図によつて説明す
る。図に於て、石英ガラスや焼結ガラスなどの高
軟化点を有し、端面より次第に肉厚となる断面コ
字状の部材29の凹部に、軟質ガラスやマルチフ
オームガラスの粉末や棒を積み入れた後、加熱融
解して低軟化点を有する台形部30層を形成して
絶縁支持体28を形成する。この様な構造にする
ことにより、第6図に示したものと第8図に示し
たものとの利点を併備することが出来る。
次に、本考案の電子銃構体の第5の実施例に適
応する絶縁支持体の構造を第10図によつて説明
する。図に於て、石英ガラスや焼結ガラスなどの
高軟化点を有する部材の図示しない支持帯を圧接
植設する部分に、例えば図の如き矩形状通孔部を
設け、この矩形状通孔部に軟質ガラスやマルチフ
オームガラスを積み入れた後、加熱融解して低軟
化点を有する部材33部を形成して絶縁支持体3
1を形成する。この場合、矩形状通孔部の形状、
大きさを適当にすることにより、ここに植設され
る支持帯の位置決めを更に精密に規制出来ると共
に、絶縁支持体31としての機械的強度を上げる
ことが可能である。
次に、本考案の電子銃構体の第6の実施例に適
応する絶縁支持体及びこの絶縁支持体に電極の支
持帯を植設した状態を第11図及び第12図によ
つて説明する。図に於て、高軟化点を有する部材
35に細長矩形状凹溝をブリツジ部36を介して
併設し、この細長矩形状凹溝に低軟化点を有する
部材37,38部を形成して絶縁支持体34を形
成後、前記それぞれの部材37,38部に開脚部
39を有する支持帯40を植設する。
この場合、凹溝の深さ幅を適当にすることによ
り、図の如く凹溝の底面に当接する迄支持帯40
を植設することが出来るし、また2枚の支持帯4
0はそれぞれの開脚部39を案内として植設され
るので、植設深さを均一に出来ると共に支持帯4
0の間隔も均一にすることが可能となる。
前記実施例の他、種々の変形例が考えられるこ
とは勿論であり、本考案の電子銃構体は電極の支
持帯と絶縁支持棒との植設、位置決めが可能であ
り、この様な電子銃構体に於ては第1図に示した
様な色むらを生じることが皆無となり、その工業
的価値は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
図1図は各電子銃の電流と時間との関係を示す
曲線図、第2図は電子銃構体の要部断面図、第3
図は第2図のA−A線に沿つて切断してみた断面
図、第4図は本考案の電子銃構体の第1の実施例
に適応する絶縁支持体の要部斜視図、第5図は第
4図の絶縁支持体に支持帯を植設した状態を示す
断面図、第6図は本考案の電子銃構体の第2の実
施例に適応する絶縁支持体の要部斜視図、第7図
は第6図の絶縁支持体に支持帯を植設した状態を
示す断面図、第8図、第9図、第10図はそれぞ
れ本考案の電子銃構体の第3、第4、第5の実施
例に適応する絶縁支持体の要部斜視図、第11図
は本考案の電子銃構体の第6の実施例に適応する
絶縁支持体の要部斜視図、第12図は第11図の
絶縁支持体に支持帯を植設した状態を示す断面図
である。 7,7a,7b,7c,7d,14,17,2
5,28,31,34……絶縁支持体、13,1
9,26,29,32,35……高軟化点の部
材、12,18,27,30,33,37,38
……低軟化点の部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ヒーター、カソードおよび複数個の格子電極が
    それぞれ支持帯を介して絶縁支持体に植設されて
    なる電子銃構体に於いて、前記絶縁支持体が軟化
    点の高い部材と軟化点の低い部材からなり、前記
    各支持帯が、前記軟化点の高い部材にて案内また
    は位置決めされるように、この軟化点の高い部材
    に接して前記軟化点の低い部材に植設固定されて
    いることを特徴とする電子銃構体。
JP1978084024U 1978-06-21 1978-06-21 Expired JPS6238300Y2 (ja)

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JP1978084024U JPS6238300Y2 (ja) 1978-06-21 1978-06-21

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JP1978084024U JPS6238300Y2 (ja) 1978-06-21 1978-06-21

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JPS552007U JPS552007U (ja) 1980-01-08
JPS6238300Y2 true JPS6238300Y2 (ja) 1987-09-30

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ID=29006336

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS423226Y1 (ja) * 1964-06-03 1967-02-25

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS52137760U (ja) * 1976-04-14 1977-10-19

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS423226Y1 (ja) * 1964-06-03 1967-02-25

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