JP2753296B2 - 電子銃の製造方法 - Google Patents
電子銃の製造方法Info
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- JP2753296B2 JP2753296B2 JP63325832A JP32583288A JP2753296B2 JP 2753296 B2 JP2753296 B2 JP 2753296B2 JP 63325832 A JP63325832 A JP 63325832A JP 32583288 A JP32583288 A JP 32583288A JP 2753296 B2 JP2753296 B2 JP 2753296B2
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- H01J29/82—Mounting, supporting, spacing, or insulating electron-optical or ion-optical arrangements
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子銃の製造方法に係り、特に複数の電極に
ビードガラスを埋込むビーデイング方法に関する。
ビードガラスを埋込むビーデイング方法に関する。
電子銃は、複数の電極で構成されており、特にインラ
イン型電子銃の場合は、赤、緑、青の電極の整列を正確
に保持するため、複数の電極はビードガラスにより埋設
固定される構造となつている。
イン型電子銃の場合は、赤、緑、青の電極の整列を正確
に保持するため、複数の電極はビードガラスにより埋設
固定される構造となつている。
複数の電極をビードガラスに埋設するビーデイング装
置は、第４図に示すように、ビードガラス１を保持する
ストツパ２を有するビードベース３が２本のアーム４の
先端にそれぞれ固定されており、２本のアーム４は図示
しないアーム駆動手段で旋回又は平行移動、若しくは旋
回と平行移動の組合せで開閉動作させられるようになつ
ている。また図示しないが、ビードベース３に保持され
たビードガラス１を加熱軟化させる加熱手段を備えてい
る。
置は、第４図に示すように、ビードガラス１を保持する
ストツパ２を有するビードベース３が２本のアーム４の
先端にそれぞれ固定されており、２本のアーム４は図示
しないアーム駆動手段で旋回又は平行移動、若しくは旋
回と平行移動の組合せで開閉動作させられるようになつ
ている。また図示しないが、ビードベース３に保持され
たビードガラス１を加熱軟化させる加熱手段を備えてい
る。
そこで、ビードガラス１をビードベース３に載置し、
ビードガラス１を1200℃前後の高温で溶融点の近くで加
熱軟化させ、アーム４を閉じてビードガラス１をビーデ
イング治具５に組立られた複数の電極６に加圧して複数
の電極６を埋設させ、常温に戻して固定させる。
ビードガラス１を1200℃前後の高温で溶融点の近くで加
熱軟化させ、アーム４を閉じてビードガラス１をビーデ
イング治具５に組立られた複数の電極６に加圧して複数
の電極６を埋設させ、常温に戻して固定させる。
なお、この種の装置として関連するものには、実開昭
52−42052号があげられる。
52−42052号があげられる。
従来のビードガラス１は、第５図（ａ）に示すように
長方体のガラス10や、第６図（ａ）に示すようにG4電極
部の外側に突起11aを有するガラス11である。第５図
（ａ）のガラス10の場合には、同図（ｂ）に示すように
ガラス載置面が平坦なビードベース３が用いられ、第６
図（ａ）のガラス11の場合には、同図（ｂ）に示すよう
に突起11aが挿入される凹部3aが設けられたビートベー
ス３が用いられる。そして、第５図（ａ）のガラス10を
同図（ｂ）に示すビードベース３を用いて、第４図で説
明したようにビーデイングすると、第５図（ｃ）に示す
電子銃が得られる。同様に、第６図（ａ）のガラス11を
同図（ｂ）に示すビードベース３を用いてビーデイング
すると、同図（ｃ）に示す電子銃が得られる。
長方体のガラス10や、第６図（ａ）に示すようにG4電極
部の外側に突起11aを有するガラス11である。第５図
（ａ）のガラス10の場合には、同図（ｂ）に示すように
ガラス載置面が平坦なビードベース３が用いられ、第６
図（ａ）のガラス11の場合には、同図（ｂ）に示すよう
に突起11aが挿入される凹部3aが設けられたビートベー
ス３が用いられる。そして、第５図（ａ）のガラス10を
同図（ｂ）に示すビードベース３を用いて、第４図で説
明したようにビーデイングすると、第５図（ｃ）に示す
電子銃が得られる。同様に、第６図（ａ）のガラス11を
同図（ｂ）に示すビードベース３を用いてビーデイング
すると、同図（ｃ）に示す電子銃が得られる。
なお、第５図（ｃ）及び第６図（ｃ）において、20は
陰極構体、21はG1電極、22はG2電極、23はG3電極、24は
G4電極、25はG5電極、26はG6電極を示す。
陰極構体、21はG1電極、22はG2電極、23はG3電極、24は
G4電極、25はG5電極、26はG6電極を示す。
上記従来技術で得られた電子銃は、第５図（ｃ）及び
第６図（ｃ）より明らかなように、高温により軟化した
ビードガラス10、11の表面張力と金属性の陰極構体20及
び電極21〜26の表面の性質から、特に板状で板厚も厚い
G4電極24のビードサポート部24aの埋設界面では、融け
たガラスが大きく凹み、またビードサポート部24aの埋
設で押し出されたガラスが電極面側に大きく出張つた形
状30、31となる。しかし、他の陰極構体20、G1〜G3電極
21〜23及びG5、G6電極25、26は、ビードサポート部の板
厚が薄いので、ガラスの凹み及び出張りが小さく、問題
はない。
第６図（ｃ）より明らかなように、高温により軟化した
ビードガラス10、11の表面張力と金属性の陰極構体20及
び電極21〜26の表面の性質から、特に板状で板厚も厚い
G4電極24のビードサポート部24aの埋設界面では、融け
たガラスが大きく凹み、またビードサポート部24aの埋
設で押し出されたガラスが電極面側に大きく出張つた形
状30、31となる。しかし、他の陰極構体20、G1〜G3電極
21〜23及びG5、G6電極25、26は、ビードサポート部の板
厚が薄いので、ガラスの凹み及び出張りが小さく、問題
はない。
前記したように凹み及び出張り形状30、31が大きい
と、電極の支持強度が弱く、電極を所定の間隔に保持で
きなくなり、フオーカス劣化が生じる。またカラーブラ
ウン管の製作時のノツキング工程においては、陽極電極
に60〜70KVの高圧がかかるために、前記のように凹み及
び出張り形状30、31が大きいと、低電圧電極から前記出
張り部分を経て陽極電極にスパークが多発し、耐電圧劣
化不良が生じて工程の歩留りが悪くなる。
と、電極の支持強度が弱く、電極を所定の間隔に保持で
きなくなり、フオーカス劣化が生じる。またカラーブラ
ウン管の製作時のノツキング工程においては、陽極電極
に60〜70KVの高圧がかかるために、前記のように凹み及
び出張り形状30、31が大きいと、低電圧電極から前記出
張り部分を経て陽極電極にスパークが多発し、耐電圧劣
化不良が生じて工程の歩留りが悪くなる。
本発明の目的は、ビードガラスの電極側の面の凹み及
び出張りを小さくすることができる電子銃の製造方法を
提供することにある。
び出張りを小さくすることができる電子銃の製造方法を
提供することにある。
上記目的は、ビードガラスには、少なくとも一つの電
極のビードサポートを埋設する部分の電極側に突起を形
成し、ビードガラスを載置するビーデイング装置のビー
ドベースには、前記ビードガラスの突起に対応する部分
に凹部を設け、前記ビードベースに載置されたビードガ
ラスを加熱軟化させて陰極及び複数の電極のビードサポ
ートに埋設固定させ、ビードガラスの電極と反対側に突
起を形成することにより達成される。
極のビードサポートを埋設する部分の電極側に突起を形
成し、ビードガラスを載置するビーデイング装置のビー
ドベースには、前記ビードガラスの突起に対応する部分
に凹部を設け、前記ビードベースに載置されたビードガ
ラスを加熱軟化させて陰極及び複数の電極のビードサポ
ートに埋設固定させ、ビードガラスの電極と反対側に突
起を形成することにより達成される。
加熱軟化されたビードガラスを電極のビードサポート
に埋設する時、ビードベースの凹部に対応する電極のビ
ードサポートにより押し出されたガラスは、ビードベー
スの凹部に入るので、ガラスの出張りは小さくなる。ま
た電極側に形成したビードガラスの突起が埋設界面の凹
みをうめるように作用するので、凹みも小さくなる。
に埋設する時、ビードベースの凹部に対応する電極のビ
ードサポートにより押し出されたガラスは、ビードベー
スの凹部に入るので、ガラスの出張りは小さくなる。ま
た電極側に形成したビードガラスの突起が埋設界面の凹
みをうめるように作用するので、凹みも小さくなる。
以下、本発明の一実施例を第１図乃至第３図により説
明する。なお、第５図乃至第６図と同じ部材には同一符
号を付し、その説明を省略する。第１図に示すように、
ビーデイング前のビードガラス12には、第３図に示すG4
電極24に対応した内側面に突起12aが形成されている。
また第２図に示すように、ビードベース３には突起12a
に対応した部分に凹部3aが形成されている。
明する。なお、第５図乃至第６図と同じ部材には同一符
号を付し、その説明を省略する。第１図に示すように、
ビーデイング前のビードガラス12には、第３図に示すG4
電極24に対応した内側面に突起12aが形成されている。
また第２図に示すように、ビードベース３には突起12a
に対応した部分に凹部3aが形成されている。
このようなビードガラス12及びビードベース３を用
い、第４図で説明したと同様な方法によつてビーデイン
グすると、第３図に示すような電子銃が得られる。即
ち、加熱軟化されたビードガラス12を陰極20及び電極21
〜26のビードサポートに埋設する時、ビードサポート24
aが押し出すガラスはビードベース３の凹部3aに押し出
されてビードガラス12の外側に突起12bを出す。この場
合、ビードサポート24a近傍のビードガラス12の埋設界
面の凹み及び出張り形状32、33について見ると、前記の
ようにビードサポート24aにより押し出されたガラスは
ビードベース３の凹部3aに押し出されるので、ガラスの
出張りは小さくなる。また電極側に形成したビードガラ
ス12の突起12aが埋設界面の凹みをうめるように作用す
るので、凹みも小さくなる。
い、第４図で説明したと同様な方法によつてビーデイン
グすると、第３図に示すような電子銃が得られる。即
ち、加熱軟化されたビードガラス12を陰極20及び電極21
〜26のビードサポートに埋設する時、ビードサポート24
aが押し出すガラスはビードベース３の凹部3aに押し出
されてビードガラス12の外側に突起12bを出す。この場
合、ビードサポート24a近傍のビードガラス12の埋設界
面の凹み及び出張り形状32、33について見ると、前記の
ようにビードサポート24aにより押し出されたガラスは
ビードベース３の凹部3aに押し出されるので、ガラスの
出張りは小さくなる。また電極側に形成したビードガラ
ス12の突起12aが埋設界面の凹みをうめるように作用す
るので、凹みも小さくなる。
なお、上記実施例においては、ビードガラス12の突起
12a及びビードベース３の凹部3aをG4電極24のビードサ
ポート24aに対応した部分に形成したが、他の電極のビ
ードサポートに対応した部分にも、その箇所の凹み及び
出張りに応じて形成してもよい。
12a及びビードベース３の凹部3aをG4電極24のビードサ
ポート24aに対応した部分に形成したが、他の電極のビ
ードサポートに対応した部分にも、その箇所の凹み及び
出張りに応じて形成してもよい。
本発明によれば、ビードガラスの電極側の埋設界面の
凹み及び出張りが小さくなるので、電極の支持強度が向
上し、電極を所定の間隔に保持でき、フオーカス特性が
向上する。またカラーブラウン管製作時のノツキング工
程において、スパーク発生による耐電圧劣化が防止さ
れ、製作工程の歩留りが向上する。
凹み及び出張りが小さくなるので、電極の支持強度が向
上し、電極を所定の間隔に保持でき、フオーカス特性が
向上する。またカラーブラウン管製作時のノツキング工
程において、スパーク発生による耐電圧劣化が防止さ
れ、製作工程の歩留りが向上する。
第１図は本発明の一実施例に用いるビードガラスの斜視
図、第２図は本発明の一実施例に用いるビードベースを
示し、（ａ）はビードガラスを載置した正面図、（ｂ）
は斜視図、第３図は本発明の方法によつて得られた電子
銃の正面図、第４図はビーデイング装置の要部正面図、
第５図は従来例を示し、（ａ）はビードガラスの斜視
図、（ｂ）はビードベースの正面図、（ｃ）は電子銃の
正面図、第６図は他の従来例を示し、（ａ）はビードガ
ラスの斜視図、（ｂ）はビードベースの正面図、（ｃ）
は電子銃の正面図である。 ３……ビードベース、3a……凹部、 12……ビードガラス、12a……突起、 20……陰極構体、21〜26……電極。
図、第２図は本発明の一実施例に用いるビードベースを
示し、（ａ）はビードガラスを載置した正面図、（ｂ）
は斜視図、第３図は本発明の方法によつて得られた電子
銃の正面図、第４図はビーデイング装置の要部正面図、
第５図は従来例を示し、（ａ）はビードガラスの斜視
図、（ｂ）はビードベースの正面図、（ｃ）は電子銃の
正面図、第６図は他の従来例を示し、（ａ）はビードガ
ラスの斜視図、（ｂ）はビードベースの正面図、（ｃ）
は電子銃の正面図である。 ３……ビードベース、3a……凹部、 12……ビードガラス、12a……突起、 20……陰極構体、21〜26……電極。
Claims (1)
- 【請求項１】陰極と複数の電極をビードガラスで保持し
た電子銃の製造方法において、前記ビードガラスには、
少なくとも一つの電極のビードサポートを埋設する部分
の電極側に突起を形成し、前記ビードガラスを載置する
ビーデイング装置のビードベースには、前記ビードガラ
スの突起に対応する部分に凹部を設け、前記ビードベー
スに載置されたビードガラスを加熱軟化させて陰極及び
複数の電極のビードサポートに埋設固定させ、ビードガ
ラスの電極と反対側に突起を形成することを特徴とする
電子銃の製造方法。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63325832A JP2753296B2 (ja) | 1988-12-26 | 1988-12-26 | 電子銃の製造方法 |
| US07/451,805 US5008589A (en) | 1988-12-26 | 1989-12-18 | Electron gun and method for manufacturing the same |
| KR1019890019393A KR920003356B1 (ko) | 1988-12-26 | 1989-12-23 | 전자총 및 그의 제조방법 |
| CN89109837A CN1021861C (zh) | 1988-12-26 | 1989-12-23 | 电子枪的制造方法及其产品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63325832A JP2753296B2 (ja) | 1988-12-26 | 1988-12-26 | 電子銃の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02172130A JPH02172130A (ja) | 1990-07-03 |
| JP2753296B2 true JP2753296B2 (ja) | 1998-05-18 |
Family
ID=18181108
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63325832A Expired - Fee Related JP2753296B2 (ja) | 1988-12-26 | 1988-12-26 | 電子銃の製造方法 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5008589A (ja) |
| JP (1) | JP2753296B2 (ja) |
| KR (1) | KR920003356B1 (ja) |
| CN (1) | CN1021861C (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH022459A (ja) * | 1987-12-11 | 1990-01-08 | Hewlett Packard Co <Hp> | 問合わせ処理方法 |
| KR970030154A (ko) * | 1995-11-24 | 1997-06-26 | 윤종용 | 칼라 음극선관용 전자총 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3069400A (en) * | 1959-05-13 | 1962-12-18 | Borden Co | Copolymers of vinyl chloride with phosphite esters |
| JPS5242052A (en) * | 1975-09-30 | 1977-04-01 | Hitachi Ltd | Frequency dividing circuit |
| CA1058269A (en) * | 1976-01-16 | 1979-07-10 | Horst H. Blumenberg | Unitized in-line electron gun and a method of manufacture thereof |
| JPS56106352A (en) * | 1980-01-25 | 1981-08-24 | Hitachi Ltd | Electron gun frame for color picture tube |
| NL8701212A (nl) * | 1987-05-21 | 1988-12-16 | Philips Nv | Werkwijze voor het bevestigen van elektroden van een elektronenkanon aan dragers. |
-
1988
- 1988-12-26 JP JP63325832A patent/JP2753296B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1989
- 1989-12-18 US US07/451,805 patent/US5008589A/en not_active Expired - Lifetime
- 1989-12-23 CN CN89109837A patent/CN1021861C/zh not_active Expired - Fee Related
- 1989-12-23 KR KR1019890019393A patent/KR920003356B1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| CN1021861C (zh) | 1993-08-18 |
| US5008589A (en) | 1991-04-16 |
| JPH02172130A (ja) | 1990-07-03 |
| KR920003356B1 (ko) | 1992-04-30 |
| CN1044189A (zh) | 1990-07-25 |
| KR900010882A (ko) | 1990-07-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |