JPS62158230A - エタノ−ルの製造方法 - Google Patents

エタノ−ルの製造方法

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JPS62158230A
JPS62158230A JP61000280A JP28086A JPS62158230A JP S62158230 A JPS62158230 A JP S62158230A JP 61000280 A JP61000280 A JP 61000280A JP 28086 A JP28086 A JP 28086A JP S62158230 A JPS62158230 A JP S62158230A
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reaction
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ethanol
methanol
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磯貝 宣雄
Seiji Uchiyama
内山 征二
Motomasa Hosokawa
細川 元征
Takashi Okawa
隆 大川
Akitomo Uda
宇田 昭知
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はコバルト−第3ホスフィン−カルボニル錯体を
有効成分とする触媒の存在下、メタノールを一酸化炭素
及び水素と反応させてエタノールを製造する方法におい
て、反応工程へ循環される触媒液から抜き出される廃触
媒液よシ、触媒有効成分を選択的に分離回収し、反応工
程へ再循環させる方法に関する。
(従来の技術) 近年、メタノール、−酸化炭素及び水禁を均一触媒系に
おいて反応させ、エタノールを製造する方法が開発され
つつある。この反応に使用される触媒としてはコバルト
−ヨウ素を主成分として各種助触媒を組み合わせた触媒
系が多数提案されている。
先に本発明者らは、コバルト−第3ホスフィン−カルボ
ニル錯体(P/Co = 1〜5原子比)及びこれと各
種助触媒とを組み合わせた触媒の存在下、メタノールと
水素、−酸化炭素の混合ガス(H2/Co: 0.25
〜4 −T−/L/比)を圧力50〜500 kg/c
rIG、温度180〜280’Cの条件で反応させるこ
とによりエタノールを高選択的に高空時収率をもって得
られることを見い出し特許出願した(特願詔6O−42
856)。
この触媒系で使用されるコバルト化合物としてはジコバ
ルトオクタカルボニル、水酸化コバルト、炭酸コバルト
、塩基性炭酸コバルトなどの無磯コバルト化合物、コバ
ルト有機酸塩、コバルトアセチルアセトネートやコバル
トセンなどの有磯コバルト化合物等、反応系内でコバル
トカルボニルを生成し得る種々のコバルト化合物などが
挙げられ、第3ホスフインとしてはト’) −n −ブ
チルホスフィン、トリフェニルホスフィン、トリシクロ
ヘキシルホスフィンなどが挙げられる。又、助触媒成分
としてはコバルト以外の遷移金属、ハロゲンなどが挙げ
られる。
又、この様な触媒及び条件下で得られる反応生成液から
の触媒の回収方法としては、反応生成液中のエタノール
、未反応メタノール、反応溶媒を温度30〜100℃、
減圧度10〜70011+1Hf’で留出させ、得られ
た残液を循環触媒液として反応系に再循環させる方法を
特許出願している(%願昭6O−82296)。
(発明が解決しようとする問題点) コバルト−第3ホスフィン−カルボニル錯体を含有する
触媒液は、反応生成液から減圧濃縮法などによりメタノ
ール、エタノール及び反応溶媒を分離取得した後、該錯
体触媒を含む残液を反応系に再循環させることができる
と云う大きな利点を有している。しかしながら触媒液を
長時間循環再使用すると、循環触媒液中に反応時間の経
過に伴い、微量に副生ずる高沸点物の蓄積あるいは失活
した触媒の蓄積などによシ、該触媒液の初期の触媒活性
に比べ、次第に触媒活性が低下し、所定の反応到達率の
維持が困難となってくる。
これら高沸点副生物及び失活触媒の蓄積などの問題は循
環触媒液の一部を連続的又は間欠的に反応系外に抜き出
し、これに見合う活性なコバルト−第3.ホスフィン−
カルボニル錯体及び反応溶媒を新たに供給すると云う方
法で解決できる。しかしながら、反応系外に抜き出され
た循環触媒液(以下廃触媒液と称す)には触媒有効成分
も多く残存し、又、有用かつ高価な第5ホスフインも含
有されていることから、該廃触媒液をそのま\廃棄する
ことは経済的にも極めて不利なことであり、該廃触媒液
からコバルト−第3ホスフィン−カルボニル錯体を含有
する触媒有効成分を効率よく分離回収することは工業的
にも極めて望ましいことである。
従来、コバルト−第3ホスフィン−カルボニル錯体を含
む触媒液よシ抽出法によって触媒有効成分を分離回収す
る方法は各種提案されている(例えば特開昭55−11
8429)。
特開昭55−118429で提案されている方法は、オ
キソ合成反応におけるもので、しかも触媒成分を含有す
る反応混合物から反応生成物と触媒成分とに分離するも
のであって、本発明者らの検討によれば、この方法をメ
タノールを一酸化炭素及び水素と反応させてエタノール
を合成する反応に適用した場合には大量に存在するメタ
ノールや反応溶媒等のために2相に分離させることがで
きず、実質的に抽出分離は不可能であった。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、コバルト−第3ホスフィン−カルボニル
錯体を有効成分とする触媒の存在下、メタノールを一酸
化炭素及び水素と反応させて得られる反応生成液からメ
タノール、エタノール及び反応溶媒を分離取得した後、
反応系外に抜き出された廃触媒液から触媒有効成分を選
択的に回収する方法について鋭意検討した結果、該廃触
媒液を炭化水素溶媒で抽出処理することによシ、触媒有
効成分と活性を低下させる成分との分離が容易に行ない
得ることを見い出し、本発明を完成した。
即ち、本発明はコバルト−第3ホスフィン−カルボニル
錯体を有効成分とする触媒の存在下、メタノールを一酸
化炭素及び水素と反応させて得られる反応−生成液から
、エタノール、メタノール及び反応溶媒を分離取得した
後、触媒有効成分を含有する残液の少くとも一部を廃触
媒として抜き出し、これを1種又は2種以上の炭化水素
溶媒で抽出処理し、溶媒相に抽出される触媒有効成分を
溶媒相から分離回収し、回収した触媒有効成分を反応工
程に再循環させることを特徴とするエタノールの製造方
法である。
本発明において使用する炭化水素溶媒とは、反応に不活
性であり、触媒有効成分を含有する抽出溶媒相から容易
に触媒有効成分を回収でき−るものであシ、具体的には
ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素、n−ペンタン
、n−ヘキサン、n−へブタン等の脂肪族炭化水素及び
シクロヘキサン、シクロペンタン、メチルシクロヘキサ
ン等の脂環式炭化水素が挙げられる。これら抽出溶媒は
単独で使用することもできるが、2種以上の溶媒を組合
せることが好ましく、特に芳香族炭化水素に脂肪族もし
くは脂環式炭化水素を組合せた混合溶媒が好ましい。
即ち、これらの溶媒で廃触媒液から触媒有効成分を抽出
するには廃触媒液と溶媒が均一相を形成する状態では抽
出操作を行なうことができず、廃触媒液−溶媒均一相と
溶媒層の二相を形成する迄溶媒を加える必要があるが、
溶媒を単独で使用する場合、芳香族炭化水素のみを溶媒
として使用すると、廃触媒液に対し少量の溶媒では2相
を形成せず、大量の溶媒を加えることによシ始めて2相
を形成するが、1回の抽出操作で高い回収率が得られる
。一方、脂肪族炭化水素、脂環式炭化水素の場合には芳
香族炭化水素を使用した場合に比し少ない溶媒量で2相
に分離し抽出操作が可能であるが、1回の抽出操作で抽
出分離し得る触媒有効成分の址は芳香族炭化水素の場合
よりも少なく、高い回収率を得るためには抽出操作を数
回繰シ返さなければならず、結果的にはやはり大量の溶
媒が必要となる。これに対し、2種以上の溶媒)%に芳
香族炭化水素と脂肪族もしくは脂環式炭化水素を組合せ
た混合溶媒を使用した場合には抽出操作に使用する溶媒
量も比較的少く、すぐれた抽出効率が得られる。2種の
混合溶媒を使用する場合の混合比率は芳香族炭化水素5
〜95重j196、好ましくは50〜90重量%である
炭化水素溶媒は2液相を形成し得る量を添加することが
必要で、この量は溶媒の種類、組合せ、又は該廃触媒液
中に含有される触媒有効成分の量、もしくは高沸点副生
物、失活触媒成分の量などによシ変化するが、一般には
該廃触媒液1重量部当シ0.6〜50重量部、好まし−
くは5〜30重量部である。
一定量以上の炭化水素溶媒の添加によシ炭化水素溶媒と
該廃触媒液との混合物は2液相を形成し、触媒有効成分
は溶媒相へ抽出され、高沸点副生物もしくは失活触媒な
どと分離される。
抽出操作は公知の各種技術を用いることができ、不活性
ガス雰囲気下において、一般には常圧下、10〜60℃
の温度で行うのが適当である。この様な抽出操作は必要
に応じて2回以上行うこともでき、又、連続、回分いず
れの方法でも実施できる。
抽出工程で得られた触媒有効成分を含有する溶媒相は蒸
留等により溶媒と触媒有効成分とに分離され、触媒有効
成分は反応工程へそのま\、又は触媒液調製槽で調製さ
れた後反応工程へ再循環される。
分離回収された抽出溶媒は抽出工程へ循環され、再使用
することができる。
本発明反応において使用する触媒は、コバルト及び第3
ホスフインを有効成分とする触媒系である。コバルト源
としては、ジコバルトオクタカルボニル、ヒドリドテト
ラカルボニルなどのコバルトカルボニルの他に、水酸化
コバルト、炭酸コバルトなどの無機コバルト化合物、コ
バルト有機酸塩、コバルトセン、コバルトアセチルアセ
トネートなどの有機コバルト化合物であシ、コバルトカ
ルボニルを生成する種々のコバルト化合物が使用できる
コバルト化合物の使用量は、メタノール1モル当ジコバ
ルト原子換算1〜500mg厚子、好ましくは5〜10
0富g原子の範囲である。これより少ない場合は、反応
速度が小さくなる。また、多い場合は、悪影響を及ぼさ
ないが経済的でない。
第3ホスフインとしては、トリエチルホスフィン、トリ
ーn−ブチルホスフィン、トリーn−ヘキシルホスフィ
ン、トリフェニルホスフィン、トリシクロへ中シルホス
フィン、1.4−ビストリフェニルホスフィノブタンな
どが使用できる。
第3ホスフインの使用量は、コバルト=リン原子比1:
0.2〜8、好ましくは1:0.5〜5の範囲である。
これより少ない場合、反応速度は比較的大きいが副生成
物が増えるので好ましく慶い。また、上記範囲より多い
場合は、反応速度が低下し好適でない。
本発明反応では、助触媒を特に必要としないが、マンガ
ン及び鉄、ルテニウムなどの第8族の金属化合物等を加
えて使用することもできる。
助触媒の使用量は、コバルト1g原子当り、ハロゲン又
は金属として0.01〜2g原子の範囲である。この他
に有機酸、塩酸、硫酸、スルホン酸、セレン酸等の無機
酸も添加して使用することもできる。
本発明反応で使用する溶媒としては、種々の公知の溶媒
が使用できるが、特にベンゼン、トルエン又は中シレン
等の芳香族炭化水素に、沸点150℃以上の炭化水素、
エーテル又はシリコンオイル等の高沸点溶媒を1種以上
組合せた混合溶媒系を用いることが好ましい。沸点16
0℃以上の高沸点溶媒とは例えば、メシチレン、プンイ
ドキュメン、n−ドデカン、テトラリン、ナフタリン、
ジフェニルメタンなどのR止水X類、ジフェニルエーテ
ル、テトラグライムなどノエーテル類、及びシリコンオ
イルなどである。
本発明反応で使用する一酸化炭素及び水素の混合ガスは
、Hz/CO= 0 、 25〜4 (モル比)、好ま
しくは0.5〜5(モル比)の範囲である。
上記範囲のモル比で反応圧力は50Kt/C11以上で
、上限は特に制限はないが、実用的には100〜500
Kf/cIIGの範囲が好適である。−酸化炭素及び水
素の混合ガスは、純粋なガスを使用することが好ましい
が、不活性ガス、例えハ、アルコン、窒素、炭酸ガス、
メタン等が存在していてもよい。この場合には、−酸化
炭素及び水素の分圧を前記の圧力範囲にする必要がある
反応温度は180℃〜280℃、好ましくは210℃〜
250℃の範囲である。これより低温度では反応速度が
小さくなり、またこれより高温度では副生成物が多くな
り好ましくない。
(発明の効果) 本発明によれば、コバルト−第3ホスフィン−カルボニ
ル錯体を有効成分とする触媒の触媒活性を、廃触媒液を
炭化水素溶媒で抽出処理することにより、該廃触媒液か
ら実質的に触媒活性を低下させる成分を抽残液として除
去し、一方、溶媒抽出相から溶媒を分離して得られる触
媒有効成分を反応系へ再循環することにより、長時間高
水準に維持でき、しかも新たに反応系へ補給される触媒
液の量も本発明による抽出分離操作を行なわない場合に
比し著しく低減され、経済的にも極めて有利である。
(実施例) 本発明実施例及び参考例におけるメタノール反応率、エ
タノール選択率及び変換可能エタノール選択率は次の如
く定義される。
メタノール反応率(モル%)= 各生成物への選択率(モtm)= (仕込みメタノール−未反応メタノール) モル注1)
遊31!エタノール及び7セトアルデヒド、ジメト中シ
エタン、メチルエチルエーテルなどの水素化又は加水分
解くより回収される工タノール分を意味する。
注2) ジメトキシエタン、メチルエステルなど加水分
解により回収されるメタノール分を意味する。
比較例 内容積500Hの電磁攪拌式オートクレーブにベンゼン
 18(1,)リノルマルプチルホスフイン 100g
、塩基性炭酸コバルト 25.6gを仕込み、オートク
レーブ内を窒素で置換した後合成ガスHz/C0=1(
モル比)を仕込み、2qoKg/cd、2so℃で6時
間反応させ触媒液を調製した。
内容積jOQrttlのステンレス制振とり弐オートク
レーブに上記触媒液をコバルト原子換算で0、  O1
179−atom% メタノール 10g、ベンゼン 
10gの条件で仕込み、次に、水素と一酸化炭素の混合
ガス(H2/GO=  1モル比)200麺/dを圧入
し、230℃で1.5時間反応させた。反応後、オート
クレーブを冷却して残留ガスをパージし、反応生成液に
ついてガスクロマトグラフによる内部標準法により分析
を行い触媒性能を調べた結果、メタノール反応率 32
.4%、エタノール選択率 82.1%となり、他に少
量の7セトアルデヒド、ギ酸メチル、メチルエチルエー
テル、酢酸メチル、ジメトキシエタン、n−プロパツー
ル等が副生じた。これら副生物を考慮した変換可能エタ
ノール選択率H88,0%であった。
次に、前記の方法で調製した触媒液4 Kfを用い、流
通反応方式による触媒リサイクル実験を実施した。
実験は内容積160−の反応管にコバルト原子19 ・
atom  K対してメタノール 26゜7 mat 
sベンゼン 10.5moJ  なる反応液をLSV=
+1.5〜1.6hr  、5V=900〜1100h
r  で仕込み、反応温度 235〜238℃、反応圧
力 290 Kf/ cyl 、 H2/C0昭1(モ
ル比)の条件で行った。反応生成液は窒素雰囲気下で温
度60℃、減圧度6ONNH9の条件で減圧濃縮し、大
部分のエタノール、未反応メタノール及び反応溶媒を留
去し、触媒を回収した。この回収触媒に再び新しいメタ
ノール及び反応溶媒を添加し、流通実験を繰り返し行っ
た。
この触媒リサイクル操作を反応活性及び選択性が低下す
るまで続ける。
これにより得られた活性、選択性の低下した循環触媒液
を用い、回分反応方式による触媒性能を前記新触媒の場
合と同様にして求めた。
その結果、メタノール反応率 22.6%、エタノール
選択率 67.3%となり、活性選択性共に低かった。
又、少量の副生物を考慮した変換可能エタノールは82
.1%であった。
以上の様な触媒活性及び選択性の低下した触媒液を循環
触媒液として、以下の実施例に使用した。
実施例 1 比較例で得られた循環触媒液 75gを分液ロートに入
れ、これにベンゼン 1125p。
シクロへ中サン 225gを添加し、激しく攪拌した後
、充分2相に分離するまで静置した。
各相を分液後それぞれをロータリーエバポレーターにて
窒素雰囲気下、温度60℃、減圧度60mxH9の条件
で減圧濃縮した。溶媒抽出相(上相)から回収した触媒
有効成分の回収率は95.4%であった。
この触媒液を用い、比較例と同一条件で回分反応方式に
より、その触媒性能を調べた。その結果、メタノール反
応率 31.696、エタノール選択率 82.0%で
69、その他7セトアルデヒド、ギ酸メチル、ジメトキ
シエタン、メチルエチルエーテル、酢酸メチル、n−プ
ロパツール等が副生じた。これら副生物を考慮した変換
可能エタノール選択率は88.5%であった。これらの
性能は新触媒と同等の性能と評価された。
一方、抽残相(下相)中から回収した触媒液について上
記と同様にして反応を行った結果、メタノール反応率 
17.2%、エタノール選択率 58.6%(副生物を
考慮した変換可能エタノール選択率 80.1%)とな
り、触媒性能としては低いものであった。
実施例 2 循環触媒液 609にベンゼン 3ooy及びシクロへ
午サン 160gを添加して抽出操作を行った以外は実
施例1と全く同様にして各相から触媒液を分離し、触媒
性能を調べた。
その結果、溶媒抽出相から回収した触媒有効成分の回収
率は86,696であり、触媒性能はメタノール反応率
 50.896、エタノール選択率 sl、796(副
生物を考慮した変換可能エタノール選択率 87,49
6)であった。
又、抽残相から回収した触媒液の触媒性能はメタノール
反応率 18.596、エタノール選択率 60.59
6(変換可能エタノール選択率80.796)であった
実施例 3 循環触媒液 60gにシクロへ中サン 1080gを添
加して抽出操作を行った以外は実施・例1と全く同様に
して各相から触媒液を分離し、触媒性能を調べた。
その結果、溶媒抽出相から回収した触媒有効成分の回収
率は25.6%であり、触媒性能はメタノール反応率 
52,096、エタノール選択率 81.596(変換
可能エタノール選択率ss、39I6)であった。
又、抽残相から回収した触媒液の性能はメタノール反応
率 21.796、エタノール選択率65.8%(変臭
可能エタノール選択率 80゜696)であった。
実施例 4 循環触媒液 80gにベンゼン 2000gを添加して
抽出操作を行った以外は実施例1と全く同様にして各相
から触媒液を分離し、触媒性能を調べた。
七の結果、溶媒抽出相から回収した触媒有効成分の回収
率は93.296であり、触媒性能はメタノール反応率
 51.696、エタノール選択率 81.9%(変換
可能エタノール選択率87.9%)であった。
又、抽残相から回収した触媒液の性能はメタノール反応
率 17.596、エタノール選択率58.1%(変換
可能エタノール選択率 80゜296)であった。
実施例 5 循環触媒液 80gにトルエン 2000gを添加して
抽出操作を行った以外は実施例1と全く同様にして各相
から触媒液を0分離し、触媒性能を調べた。
その結果、溶媒抽出相から回収した触媒有効成分の回収
率は95.5%であり、触媒性能はメタノール反応率 
51.1%、エタノール選択率 81.496(変換可
能エタノール選択率87.796)であった。又、抽残
相から回収した触媒液の性能はメタノール反応率 17
.3%、エタノール選択率 57.896(変換可能エ
タノール選択率 80,296)であった。
実施例 6 循環触媒液 60gにn−へキサン 1080gを添加
して抽出操作を行った以外は実施例1と全く同様にして
各相から触媒液を分難し、触媒性能を調べた。
その結果、溶媒抽出相から回収した触媒有効成分の回収
率は25,296であり、触媒性能はII/−ル反応率
 51.7%、エタノール選択率 81.696(変換
可能エタノール選択率88.596)であった。又、抽
残相から回収した触媒液の性能はメタノール反応率 2
1.6%、エタノール選択率 6s、596(変換可能
エタノール選択率 80.3%)であった。
実施例 7 循環触媒液 759にベンゼン 1125g及びn−へ
キサン 225gを添加して抽出操作を行った以外は実
施例1と全く同様にして各相から触媒液を分離し、触媒
性能を調べた。
その結果、溶媒抽出相から回収した触媒有効成分の回収
率は94.8%であり、触媒性能は)l/−ル反応率 
31.596、エタノール選択率 82,196(変換
可能エタノール選択率88.7%)であった。又、抽残
相から回収した触媒液の性能は、メタノール反応率 1
6゜896、エタノール選択率 57.9%(変換可能
エタノール選択率 so、596)であった。
実施例 8 循環触媒液 75gにトルエン 1125g及びシクロ
ヘキサン 225gを添加して抽出操作を行った以外は
実施例1と全く同様にして各相から触媒液を分離し、触
媒性能を調べた。
その結果、溶媒抽出相から回収した触媒有効成分の回収
率は95,096であり、触媒性能はメタノール反応率
 31,296、エタノール選択率 82.096(変
換可能エタノール選択率88.4%)であった。又、抽
残相から回収した触媒液の性能はメタノール反応率 1
6.5%、エタノール選択率 58,196(変換可能
エタノール選tFlao、o%)であった。
実施例 9 循環触媒液 75gにトルエン 1125g及びn−へ
キサ7225gを添加して抽出操作を行った以外は実施
例1と全く同様にして各相から触媒液を分離し、触媒性
能を調べた。
その結果、溶媒抽出相から回収した触媒有効成分の回収
率は95.5%であり、触媒性能はメタノール反応率 
51,796、エタノール選択率 82.3%(変換可
能エタノール選択率88.596)であった。又、抽残
相から回収した触媒液の性能はメタノール反応率 16
.3%、エタノール選択率 58.29L6(変換可能
エタノール選択率 80.196)であった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. コバルト−第3ホスフィン−カルボニル錯体を有効成分
    とする触媒の存在下、メタノールを一酸化炭素及び水素
    と反応させて得られる反応生成液から、エタノール、メ
    タノール及び反応溶媒を分離取得した後、触媒有効成分
    を含有する残液の少くとも一部を廃触媒液として抜き出
    し、これを1種又は2種以上の炭化水素溶媒で抽出処理
    し、溶媒相に抽出される触媒有効成分を溶媒相から分離
    回収し、回収した触媒有効成分を反応工程に再循環させ
    ることを特徴とするエタノールの製造方法。
JP61000280A 1986-01-07 1986-01-07 エタノ−ルの製造方法 Granted JPS62158230A (ja)

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