JPS6215699Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は天井いんぺい形空気調和機に係り、
据付サービス性を向上させた構造の改良に関する
ものである。

従来第１図に示すように空気調和機本体１を天
井内部に吊りボルト１４により固定したあと、第
２図に示すように本体１外かくより露出した所
で、電気品箱６、冷媒配管接続口８、ドレン配管
接続口９などが設置され接続を行う方法をとつて
いたが天井内部での接続のため空気調和機本体１
と天井開口部１２との隙間は、例えば作業者の頭
部を入れる事ができるなど、作業性を良くするた
め大きくする必要があつた。このため天井開口部
をかくす化粧パネル１３が大きくなる欠点があつ
た。

この考案はこのような欠点を除去することを目
的とするものである。

以下第３図から第８図によつて本案の実施例を
設明する。

１は空気調和機本体、２は吸込口、３は吸込口
内に設置された送風機、４は送風機３の上部に対
向しておかれた熱交換器、５は左右に設けられた
吹出口で空気の流れは第３図矢印に示す流れとな
る。６は電気品箱、７は前記電気品箱６の下面部
の片側に設けられた回動自在のヒンジ、８は冷媒
配管接続口、９はドレン配管接続口で、仕切板１
０により吸込口２と区画分離された収納スペース
１１内に設けてある。１２は天井開口部、１３は
天井開口部１２より大きい化粧パネルで本体１に
取付られる。１４は本体を天井内に固定するため
の吊りボルトである。

本考案は以上のように構成したから、仕切板に
より吸込口と吹出口との間に第６図、７図のよう
に凹所が形成され、電気品箱、冷媒配管接続口、
ドレン配管接続口が収納できる収納スペースがで
きる。また電気品箱は収納スペースの下部に設置
し、冷媒配管接続口及びドレン配管接続口を電気
品箱の上部に配置させ、前記電気品箱に設けてあ
る回動自在なヒンジを支点として第８図のように
据付、サービス時に電気品箱を回動することによ
り、天井開口部は従来のように大きくあけること
なく、冷媒ドレン配管接続作業が行なえるため、
天井開口部１２は小さくでき、そのため化粧パネ
ル１３が小さくでき、また、電源配線等の工事も
電気品箱が回動できるので作業姿勢が良く据付作
業の向上がはかれる等の効果が生じる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の空気調和機を示す据付構成図、
第２図は第１図の平面断面図、第３図は本案の空
気調和機を示す据付構成図、第４図は第３図の平
面断面図、第５図は第３図の側面断面図、第６図
は第３図の側面図、第７図は第３図の下面平面
図、第８図は第３図の要部斜視図である。 図中同一符号は同一または相当部分を示し、２
は吸込口、６は電気品箱、７はヒンジ、８は冷媒
配管接続口、９はドレン配管接続口、１０は仕切
板、１１は収納スペース、１２は天井開口部、１
３は化粧パネルで１４は吊りボルトである。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 中央に吸込口、その両側に吹出口を開設した
   空気調和機、該空気調和機本体より大きい天井
   開口部より空気調和機本体を挿入し、天井内部
   に固定し、吸込口、吹出口を備え、かつ天井開
   口部より大きい化粧パネルを本体に取り付ける
   天井いんぺい形空気調和機において、空気調和
   機の吸込口を仕切板等で分割区画し、仕切板を
   はさんで一方を吸込口、他方を電気品箱、冷媒
   配管、ドレン配管等の接続口を収納させた事を
   特徴とする空気調和機。 (2) 電気品箱の一方にヒンジ等の回動自在なる支
   点を設け、支点を中心に電気品箱が回動できる
   ことを特徴とした実用新案登録請求の範囲第(1)
   項記載の空気調和機。 (3) 電気品箱を天井開口部側に設置し、電気品箱
   の上部に冷媒配管、ドレン配管接続口を設置し
   た事を特徴とした実用新案登録請求の範囲第(1)
   項又は第(2)項記載の空気調和機。