JPS62154910A - 差動増幅素子 - Google Patents

差動増幅素子

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JPS62154910A
JPS62154910A JP60292659A JP29265985A JPS62154910A JP S62154910 A JPS62154910 A JP S62154910A JP 60292659 A JP60292659 A JP 60292659A JP 29265985 A JP29265985 A JP 29265985A JP S62154910 A JPS62154910 A JP S62154910A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、増幅技術さらには差動増幅素子に適用して
特に有効な技術に関するもので、例えば高周波電力増幅
器に利用して有効な技術に関するものである。
〔背景技術〕 差動増幅器の1つに、コロナ社発行[集積回路工学(2
)J1979年6月20日発行、P140に記載されて
いる如き、MOS(金属−酸化物一半導体)型電界効果
トランジスタで(以下MOSFETとも称す)構成され
た差動増幅器がある。この差動増幅器は演算増幅器の入
力段を構成するもので、第1.第2のMOSFETのそ
れぞれのソースは共通接続されることKよって互いに差
動対をなす。この共通ソースにそのドレインが接続され
た第3の能動素子としての定電流源用のMOSFETを
有し、差動対をなす2つのMOSFETのそれぞれに流
れる電流の和を制御する。上記差動対をなす2つのMO
SFETと定電流源用のMOSFETを以下差動増幅素
子という。上記差動対をなす2つのMOSFETの各々
のドレインには負荷となるMOSFETのソースが接続
され、差動対を構成するMOSFETのドレインと負荷
用MOSFETのソースの間から差動の出力が取り出さ
れる。
MOSFETで構成された差動増幅器は入力インピーダ
ンスが高く、電圧駆動であるため、オン・オフの状態を
維持するために直流電流は不要であり制御性は良い。デ
バイス的には各MOSFETのアイソレーションが不要
であり高集積化に有利である。
上記した差動増幅器は演算増幅器の如き小信号用途に使
用されている。しかし、近年では高耐圧。
高出力高周波電力用で構成された差動増幅器が必要とな
ってきていることがわかった。高耐圧、高出力、高周波
電力用の差動増幅器はたとえば車載用の無線通信器にお
ける高周波信号増幅器に利用される。
この高耐圧、高出力、高周波電力用の差動増幅器を構成
するためにはディスクリート素子を組合せることにより
達成できるものの、素子間の特性バラツキにより、差動
増幅器としての良好な平衡特性が得にくいことが本発明
者の検討によりわがった。
本発明は上記に鑑みてなされたもので、同一の半導体基
板上に形成できかつ、良好な平衡特性と! 動作安定性の良い高耐圧、高出力、高周波用の差動増幅
器を得る技術を検討する中で生まれたものである。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、良好な平衡特性と安定な動作特性を有
する高耐圧、高出力、高周波差動増幅素子技術を提供す
るものである。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は本明
細書の記述からあきらかになるであろう。
〔発明の概要〕
本願において開示される発明のうち代表的なものを簡単
に説明する。
差動増幅素子は同一の半導体基板上に形成された複数の
能動素子としての高耐圧、高周波用のMOS型電界効果
トランジスタで差動対をなすトランジスタが構成されて
、特性バラツキを低減する。
この高耐圧、高周波用のMOS型電界効果トランジスタ
はドレイン電流が半導体基板表面を流れる横型ハワーM
OS素子からなり、そのドレイン領域は高濃度不純物導
入層と、この高濃度不純物導入層とゲート電極下のチャ
ネル領域との間に設けられかつ、この高濃度不純物導入
層に連らなる低濃度不純物導入層と、からなる。高出力
化を達成するために同一の半導体基板上に1ユニツトの
差動増幅素子が多数配設される。
これら多数の差動増幅素子は、有機樹脂膜たとえば高耐
圧特性を有するポリイミド系樹脂膜から成る層間絶縁膜
を用いた多層配線構造により等測的に並列接続され、共
通制御されることにより、動作安定性が確保される。
さらに具体的なものを下記に示す。
差動対をなす第1.第2のMOS型電界効果トランジス
タは交互に配設するのが、良好な平衡特性を得るために
有利である。
さらに、第3のMOS型電界効果トランジスタは、上記
交互に配設された第1.第2のMOS型電界効果トラン
ジスタの間に設ける。これにより第1のMOS型電界効
果トランジスタのソース領域と第3のMOS型電界効果
トランジスタのドレイン領域および第2のMOS型電界
効果トランジスタのソース領域と第3のMOS型電界効
果トランジスタのドレイン領域とは同一の半導体領域で
共通化でき、チップ面積の低減をも考慮する。
さらにまた、第1.第2.第3のMOS型電界効果トラ
ンジスタをデコアルゲ・−ト構造として、さらに良好な
平衡特性と安定な動作特性を得る。
以下図面を用いて本発明の実施例について述べる。
〔実施例〕
まず、本発明前に本発明者により検討された事項につい
て述べ、その後、具体的に実施例について述べる。
高周波信号増幅器に使用される差動増幅素子として高耐
圧、高出力用のバイポーラ・トランジスタを用いて第7
図に示されるように構成しても良〜\。
第7図は本発明者らによって検討された差動増幅素子を
示す。
同図に示す差動増幅素子100は3つのバイポーラ・ト
ランジスタQL 、QR,QCによって構成されている
。バイポーラ・トランジスタQLとQRは、そのエミッ
タが共通接続されることによって互いに差動対をなす。
また、バイポーラ・トランジスタQCは、そのコレクタ
がQLとQRの共通エミッタに接続されることによって
、バイポーラ・トランジスタQLとQRにそれぞれに流
れる動作電流の和を制御する。
上述した3つのバイポーラ・トランジスタQL。
QR,QCは同一の半導体基板内に集積形成されている
。したがって、外部には、バイポーラ・トランジスタQ
L 、QRのコレクタとベース、およびバイポーラ・ト
ランジスタQCのベースとエミッタがそれぞれに端子C
L * CR+ t n L g s n Rrinl
、Eとして引き出されている。第7図に示した差動増幅
素子100では、inL、inR,inlが入力端子、
CL 、CRが出力端子、Eが共通接地端子として、そ
れぞれに利用されるようになっている。
しかしながら、下記の如き問題を有している。
(1)バイポーラ・トランジスタは、ベースの入力イン
ピーダンスが低く、かつ、電流駆動であるため、制御が
複雑になってしまう。
(2)各バイポーラ・トランジスタQL、QR,QCを
同一半導体基板内に集積形成するためには、各バイポー
ラ・トランジスタを互いに電気的に独立するための複雑
な分離構造が必要であり、チップ面積が大きくなってし
まう。
(3)上記(2)を回避するために、先に述べたごとく
各バイポーラ・トランジスタをディスクリート素子で形
成すると、素子間の特性バラツキが大きく良好な平衡特
性が得られない。
以下、この発明の代表的な実施例を図面を参照しながら
説明する。
なお、図面において同一符号は同一あるいは相当部分を
示す。
第1図から第3図までは、この発明による差動増幅素子
の一実施例を示す。
第1図〜第3図に示す差動増幅素子100は、互いに差
動対を構成する第1.第2の2つの能動素子と、この2
つの能動素子にそれぞれに流れる動作電流の和を制御す
る第3の能動素子とが同一の半導体基体に集積形成され
てなる差動増幅素子である。
先ず、第1図(a)(b)に示すように、差動増幅素子
は上記第1.第2.第3の能動素子としてnチャンネル
MOS電界効果トランジスタML 、 MR。
MCによってそれぞれ形成されている。同図(a)はそ
の部分的なデバイス断面状態を、同図(b)はその等何
回路をそれぞれ示す。
同図から明らかなように、上記した(1)の問題点に対
して高入力インピーダンスであり、電圧制御であり制御
が簡単なMOS型電界効果トランジスタML、MR,M
Cで差動増幅素子を構成する。
差動対をなすMOS型電界効果トランジスタML。
MRは高耐圧、高周波用の横型パワーMOS素子で構成
される。そのドレイン領域2L、2Rは高濃度不純物導
入層となるn+型型数散層20、このn+型型数散層2
0ゲート電極GL 、GR下のチャネル領域との間に設
けられ、かつ、このn+型型数散層20連らなる低濃度
不純物導入層のn−型拡散層21からなる。このn−型
拡散層21はチャネル領域とn+型型数散層200間電
界を平均化し、MOS素子の高耐圧化に有利である。さ
らに、ゲート電極GL (GR)とドレイン領域2L(
2R)との電極間容量を低減し高周波化も計られている
上記の如<MOS型電界効果トランジスタで差動増幅素
子を構成するため、上記した(2)の問題点は回避され
、チップ面積の縮小化が達成される。
また、同一半導体基板上に形成するため上記した(3)
の問題点は回避できる。
さらに、後述するように半導体基板上には第1図(a)
に示したMOS型電界効果トランジスタからなる1ユニ
ッl−A差動増幅素子が多数配設されることにより高出
力化が計られ高耐圧、高山カ、高周波用となる。
これらの多数の差動増幅素子は、後述する如くに層間絶
縁膜として有機樹脂膜たとえば高耐圧特性を有するポリ
イミド系樹脂膜6を用いた多層配線構造を利用して等価
的に第2層目のアルミニウムからなる配線4′で並列接
続される。その−例が同図(a)に配線Scとして示さ
れている。アルミニウム配線により並列接続された多数
の差動増幅素子は等価的な部分が共通の配線により制御
されるため、動作安定性が確保される。
さらに詳しく述べる。
第1図(a)(b)において、第1のMOS型電界効果
トランジスタMLのソース領域と第3のMOS型電界効
果トランジスタMCのドレイン領域、M −の半導体領
域すなわち同一のn+型型数散層2a共通化され、第2
のMOS型電界効果トランジスタMRのソース領域と第
3のMOS型電界効果トランジスタMCのドレイン領域
は、同一の半導体領域すなわち同一のn+型型数散層2
bよって互いに共通化させられチップ面積が低減される
さらに、その共通化された半導体領域をなすそれぞれの
n+型型数散層2a、2bは、同図ら)に示される共通
ソースとするため、層間絶縁膜としての有機樹脂膜たと
えば高耐圧特性を有するポリイミド系樹脂膜6上に形成
されたアルミニウムよりなる配線Scによって互いに同
電位になるべく共通接続されている。
各MOS電界効果トランジスタML、MR,MCは、第
1図(a)に示すように、半導体基体であるp型半導体
基板1に多数並べて形成されたn十型拡散層と、隣り合
うn+型型数散層間にそれぞれ跨がって形成された多数
の多結晶シリコンゲート電極3によって形成される。各
n十型拡散層2゜2a 、2b 、2L、2Rは、3つ
のMos型電界効果トランジスタML、MR,MCのい
ずれかのドレイン領域あるいはソース領域をなす。これ
により、それぞれにゲート電極3を2つずつ有する動作
特性の良いプーアルゲート型のMOS型電界効果トラン
ジスタML、MR,MCが、複数な分離構造に依らずに
、その一部の素子領域を同一の半導体領域によって互い
に共通化させた簡単な素子構造で、差動増幅素子の機能
を同一の半導体基板1内に集積形成されている。
なお、第1図(a)において、4′は蒸着アルミニウム
などによる1層目配線、4は蒸着アルミニウムからなる
2層目配線、5は表面の酸化絶縁膜をそれぞれ示す。7
は保睡膜としてのポリイミド系樹脂膜であり、差動増幅
素子の信頼性を高める。
第2図(a)は上記差動増幅素子100のやや広い範囲
における断面状態を、同図[有])はそのデバイス平面
レイアウト状態をそれぞれ示す。
同図(a)(b)から理解されるように同一機能のMO
S型電界効果トランジスタ2個を1つと見たとき、差動
対をなす第1.第2のMOS型電界効果トランジスタM
L、MRは交互に配設されて、高出力化及び特性均一化
と熱的バランスの均一化とが計られており、良好な平衡
特性が得られる工夫がほどこされる。
さらに、交互に配設された差動対をなす第1゜第2のM
OS型電界効果トランジスタML、MRの間に第3のM
OS型電界効果トランジスタMCが配され、前記した如
くにその一部の素子領域を同一の半導体領域によって互
いに共通化されて集積形成されている。この第1.第2
.第3のMOS型電界効果トランジスタML、MR,M
Cの配役は図中で示される1つのユニツ)Aが一点鎖線
B、Bで線対称となるような1つのユニットA’IA′
とが反復して半導体基板上に複数形成されており、アル
ミニウムからなる配線4で並列接続されて、共通配線D
L、GL、DR,GR,Gi 、S。
Scを構成する。これら共通配線は第1図(a)に示し
たごときポリイミド系樹脂膜6を層間絶縁膜とした多層
配線技術を用いて等何曲な差動増幅素子の電極に共通接
続され、これら多数の差動増幅素子は共通制御されるよ
うになっており、特性均一化、熱的バランスの均一化と
あいまって良好な平衡特性が得られる。特に、高周波の
高出力増幅および低雑音増幅の各特性は極めてすぐれて
いる。
なお、第2図(a)はMOS型電界効果トランジスタM
L、MR,MCの配列状態を示すために、それらの第1
図に示されるソース・ドレイン領域2゜2a 、2b 
、2R,2Lは簡岸化されて記載しである。また、第3
図(h)の鎖線領域内Cには各MOS型電界効果トラン
ジスタML、MR,MCのソース・ドレイン領域2.2
a、2b、2R,2Lが形成されている。
上記第2図(a)(+))に示した差動増幅素子のより
具体的な平面レイアウトが第3図に示されている。
同図に示されるように各差動増幅素子は多層配線構造と
してのアルミニウム配線4により周辺の各パラ)”6 
(Gl 、DL 、DR、GL、GR,S)にスルーホ
ールTHを介して引き出されることにより各差動増幅素
子は共通制御される。尚第1図は図中I−I’断面を示
したものである。
第4図はこの発明の別の実施例を示す。
前述した実施例では、差動対をなすMOS型電界効果ト
ランジスタMLとMRのゲート電極GL。
GRを互いに平行に並ぶように配列していたが、同図に
示すように互いに向かい合わせになるように配列し、そ
れらの両側にMOS型電界効果トランジスタMCのゲー
ト電極G1を形成しても、本発明と同様な効果が得られ
ることはいうまでもない。
次に、本発明の高耐圧、高出力、高周波差動増幅素子の
適用例について示す。
第5図(a)は上述した差動増幅素子100の好適な応
用例を示す。
同図に示すようK、上述した差動増幅素子は、高耐圧、
高出力、高周波差動増幅回路に使用することができる。
同図においてRFは高周波信号、Voは直流電圧源、R
L + RRは負荷抵抗、Vddは電源、Vout 1
 、 Vout 2は出力を得るための出力端子をそれ
ぞれ示す。
同図において、MOS型電界効果トランジスタML 、
MRの各ゲート電極GL 、GRが相補的に変化される
と、これに応じで差動対のMOS型電界効果トランジス
タML、MRに流れる動作電流の配分比が変化し、差動
出力がVout 1 、 Vout 2から取り出され
る。
この回路構成においては定電流源としての第3のMOS
型電界効果トランジスタMCは一定の動作抵抗(ON抵
抗)を有するため、共通のソースScの電位は固定され
差動対0MOS型電界効果トランジスタML、MRのし
きい値電圧は変化せず良好な平衡特性の高耐圧、高出力
、高周波の差動増幅器が得られる。
第5図(b)は上述した差動増幅素子100の好適な適
用例を示す。
同図に示すように、上述した差動増幅素子100は、利
得可変範囲の広い可変利得型の高周波電力増幅回路に使
用することができる。同図において、RFinは高周波
増幅入力、RFoutは高周波増幅出力、■1と■2は
利得制御電圧をそれぞれ示す。
また、Ll 、CI 、C2は入力同調回路を構成する
インダクタンスと容量、R2は高周波チョークコイル、
R3はダミー負荷抵抗、C3,C4゜R3は出力同調回
路を構成する容量とインダクタンス、Vddは電源、C
7はデカップリング抵抗をそれぞれ示す。
ここで、利得制御電圧■1と■2を互いに相補的に変化
させると、これに応じて差動対のMOS型電界効果トラ
ンジスタMLとMRに流れる動作電流の配分比が変化し
て増幅利得が可変制御される。この場合の利得制御電圧
Vl、V2はそれぞれ直流電圧であって、抵抗R1,R
2と容量C5゜C6による高周波バイパス回路を経て差
動対のトランジスタML 、MRの各ゲートGI、、G
Rに入力されるようになっている。
尚、同図に示される回路においては、RFinが入力さ
れるトランジスタMCをドレイン電圧とドレイン電流の
電流・電圧特性において定電流特性領域で使用すると、
第1図(a)に示される如き素子分離構造のない構成で
十分な特性が得られる。このとき、共通ソースScの電
位は多少変動するものの、両差動対トランジスタML、
MRのしきい値電圧は同様に同相でふれるため特性的に
は十分である。また位相変調であるため、信号の歪も問
題とならない。このことは第6図に示される適用例にも
同様に言えることである。
第6図は上述した差動増幅素子100の別の好適な適用
例を示す。
同図に示すように、上述した差動増幅素子100は、そ
の差動対トランジスタMLとMRの特性バランスが良好
なことから、特性の良い平衡変調器を構成するのにも利
用することができる。同図において、101は高周波信
号入力源、102は局部発信器をそれぞれ示す。この場
合、差動トランジスタの片側のドレインDRから平衡変
調出力Mixoutが取り出される。
次に本発明の効果を述べる。
〔効果〕
(1)同一の半導体基体内に集積形成された複数の高耐
圧、高出力、高周波電界効果トランジスタによって差動
増幅素子を形成するとともに、その複数の電界効果トラ
ンジスタを等価的に並列接続するため多層配線構造を採
用して共通接続することにより、複雑な分離構造に依ら
ずに、簡単な素子構造でもって差動増幅素子の機能を同
一の半導体基体内に集積形成することができるとともに
、動作が安定で良好な差動特性が再現性良く得られるよ
うになる、という効果が得られる。
(2)差動対をなすトランジスタML、MRを交互に配
設することにより、2つのトランジスタの特性均一化、
熱的バランスの均一化が達成でき、良好な平衡特性を有
する差動増幅器が形成できる。
(3)差動対をなすトランジスタML 、MRの間に、
このトランジスタML、MRの共通ソースに接続される
トランジスタMCを配設することにより、一部の素子領
域が共通化できチップ面積を低減できる。
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具
体的に説明したが、この発明は上記実施例に限定される
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可
能であることはいうまでもない。例えば、上記MO5型
電界効果トランジスタML、MR,MCは接合型の電界
効果トランジスタあるいはMOS型以外のMIS(金属
−絶縁物−半導体〕型電界効果トランジスタであっても
よい。また、pチャンネルMOS電界効果トランジスタ
であってもよい。さらに、上記半導体基板1が例えばガ
リウムーヒ累のような化合物半導体基板であってもよい
〔利用分野〕
以上、本発明者によってなされた発明をその背景となっ
た利用分野である高周波増幅の技術に適用した場合につ
いて説明したが、それに限定されるものではなく、例え
ば低周波増幅あるいは演算増幅の技術などにも適用でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)(b)はこの発明による技術が適用された
差動増幅素子の要部における断面状態および等何回路を
示す図、 第2図(a)(b)は第1図に示した差動増幅素子の断
面状態および平面レイアウト状態をやや広い範囲から示
す図、 第3図は第1図および第2図に示した差動増幅素子全体
の平面レイアウト構成の一例を示す図、第4図はこの発
明による差動増幅素子のゲート電極の配列状態について
別の実施例を示す図、第5図(a)(b)はこの発明に
よる差動増幅素子の適用例を示す回路図、 第6図はこの発明による差動増幅素子の別の適用例を示
す回路図、 第7図は従来の差動増幅素子の構成を示す回路図である
。 1・・・半導体基体(p型半導体基板)、2・・・ソー
ス領域あるいはドレイン領域をなすn+型型数散層3・
・・多結晶シリコンゲート電極、4・・・アルミニウム
配線、6・・・層間絶縁膜としての有機樹脂膜(たとえ
ばポリイミド系樹脂膜) 、 ML 、MR,、MC・
・・能動素子としてのMOS型電界効果トランジスタ、
20・・・高濃度不純物導入層としてのn+型型数散層
21・・・低濃度不純物導入層としてのn−型拡散層、
100・・・差動増幅素子。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、互いに差動対を構成する第1、第2の2つの能動素
    子と、この2つの能動素子にそれぞれ流れる動作電流の
    和を制御する第3の能動素子とが同一の半導体基体に複
    数集積形成されてなる差動増幅素子であって、上記第1
    、第2、第3の能動素子がそれぞれ電界効果トランジス
    タによって構成されるとともに、上記第1、第2の能動
    素子を構成する電界効果トランジスタは高耐圧・高周波
    電界効果トランジスタからなり、上記、複数の第1、第
    2、第3の能動素子は層間絶縁膜を介して延在する配線
    により等価的に並列接続されてなることを特徴とする差
    動増幅素子。 2、上記第1、第2の能動素子となる電界効果トランジ
    スタのドレイン領域は、高濃度不純物導入領域と、それ
    に連らなり、かつ、上記各電界効果トランジスタのチャ
    ネル領域までの半導体基体に存在する低濃度不純物導入
    領域と、からなることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の差動増幅素子。 3、上記第1、第2の電界効果トランジスタは交互に配
    置されていることを特徴とする特許請求の範囲第1項、
    または第2項記載の差動増幅素子。 4、上記第1、第2の電界効果トランジスタは交互に配
    置されているとともに、これら第1、第2の電界効果ト
    ランジスタの間に上記第3の電界効果トランジスタが配
    設されていることを特徴とする特許請求の範囲第1項ま
    たは第2項記載の差動増幅素子。 5、第1の能動素子を構成する電界効果トランジスタの
    ソース領域と第3の能動素子を構成する電界効果トラン
    ジスタのドレイン領域、および第2の能動素子を構成す
    る電界効果トランジスタのソース領域と第3の能動素子
    を構成する電界効果トランジスタのドレイン領域が、そ
    れぞれ互いに同一の半導体領域によって共通化させられ
    ていることを特徴とする特許請求の範囲第1項、または
    第2項記載の差動増幅素子。 6、上記層間絶縁膜は有機樹脂膜よりなることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項から第5項までのいずれかに
    記載の差動増幅素子。 7、上記層間絶縁膜はポリイミド系樹脂膜よりなること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項から第5項までのい
    ずれかに記載の差動増幅素子。 8、上記電界効果トランジスタがそれぞれデュアルゲー
    ト型のMOS電界効果トランジスタよりなることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項から第7項までのいずれか
    に記載の差動増幅素子。
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