JPS62154718A - コンデンサ巻取機 - Google Patents

コンデンサ巻取機

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JPS62154718A
JPS62154718A JP60294851A JP29485185A JPS62154718A JP S62154718 A JPS62154718 A JP S62154718A JP 60294851 A JP60294851 A JP 60294851A JP 29485185 A JP29485185 A JP 29485185A JP S62154718 A JPS62154718 A JP S62154718A
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electrode foil
tension
reverse
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Okaya Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はコンデンサ巻取機、特に、互いに積層巻回され
る電極箔および誘電体フィルムなどの被巻回物のテンシ
ョンを常に最適に制御し、しわの発生や容量特性の変動
を防止できるコンデンサ巻取機に関する。
〔従来の技術〕
一般に、右同形フィルムコンデンサを製造するためのコ
ンデンサ巻取機では、電極箔としてのアルミシートや誘
電体フィルムとしてのプラスチ。
クフィルムを一定のテンションで重ねるように巻き込ん
で積層巻回することにより形成され、かかるテンション
によって上記アルミシートなどのしわを防ぎ、容量特性
の安定したコンデンサを得ることができる。また、この
コンデンサ巻取機を駆動する直流サーボモータは、ヒー
トシンク上に設置したパワートランジスタを流れる駆動
電力を受けて正逆転方向に駆動制御され、上記テンショ
ンをコントロールしながら上記アルミシートおよびプラ
スチックフィルムを給送する。さらに、この直流サーボ
モータは正逆転駆動回路の制御回路が出力するデユーテ
ィの異なるパルスによって速度制御される。
(発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、かかる直流サーボモータでは、電力供給
がオン状態からオフ状態になったときに、この直流サー
ボモータに瞬時に高い逆起電力を生じ、この逆起電力が
回転制御速度や効率を低下させるほか、上記パワートラ
ンジスタにも流入して、このパワートランジスタの発熱
を促進し、遂にはこれを破壊するに至るという問題点が
あった。
その結果、このようなコンデンサ巻取機では、ロールか
ら巻き取られる電極箔および誘電体フィルムの巻取速度
などが不安定となり、ひいては電極箔および誘電体フィ
ルムへのテンションが不定となるので、電極箔や誘電体
フィルムにしわが発生し、コンデンサ製品の容量特性が
不安定になるなどの問題点を生じるおそれがあった。こ
の問題は、電極箔や誘電体フィルムの厚さが極めて薄い
場合には特に顕著に現れる傾向がある。
本発明はかかる従来の問題点を解決するためになされた
ものであり、巻回される電極箔および誘電体フィルムな
どを一定のテンションでしわを発生させることなく積層
巻回することができ、容量特性の安定した巻回形コンデ
ンサを得ることのできるコンデンサ巻取機を提供するこ
とを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明にかかるコンデンサ巻取機は、電極箔または誘電
体フィルムなどの被巻回物のロールの回転軸に連結され
た直流サーボモータを繰り出し途中のテンションに応じ
て正逆転駆動するものである。また、その正逆転駆動回
路は、パルス幅変調回路が直流サーボモーフの正逆転用
駆動信号をパルス幅変調信号に変換し、このパルス幅変
調信号によってパワートランジスタを駆動して、上記直
流サーボモータに正負いずれかの電流を供給するように
なし、かつ上記直流サーボモータに逆並列に接続した電
力回生用サイリスタを、電力供給遮断時にタイミング回
路が作る信号によってターンオンさせるものである。
〔作用〕
本発明のコンデンサ巻取機は、電極箔または誘電体フィ
ルムのテンションが常に最適の状態に維持されるので、
しわの発生や、それに起因する容量特性の不良を防止で
きる。また、本発明のコンデンサ巻取機における直流サ
ーボモータの正逆転駆動回路を構成する少なくとも2つ
の電力回生用サイリスタは、直流サーボモータに供給さ
れる電力の極性に従って、いずれか一方のみがターンオ
ンするので、駆動電力の遮断時に直流サーボモータに生
じる逆起電力は、そのターンオンしたサイリスタを通じ
て順方向に流出させることができるとともに、上記サイ
リスタのターンオンは、タイミング回路により上記駆動
電力の遮断時にのみ行わせるように作用する。すなわち
、サイリスタはそのゲートにトリガを与えるまでオフし
ており、また、一度トリガを与えてオンさせても順電圧
が零になるとオフするという特性を持っているので、こ
の特性を利用し、直流サーボモータの電源がオフした直
後に直流サーボモータに逆起電力が発生し、サイリスタ
に対して順方向への電圧が印加されるとサイリスタがオ
ンし、その逆起電力が弱まってサイリスタのオン維持電
流を下回るとサイリスタがオフするようにし、これを繰
り返すことにより電力の回生が行われるものである。こ
のため、上記逆起電力は直流サーボモータ駆動回路のパ
ワートランジスタに流入することがなく、これを発熱さ
せることはない。したがって、電極箔または誘電体フィ
ルムを巻回したロールの軸を回転させる直流サーボモー
タの作動速度は上記逆起電力による影響を受けることが
なく、電極箔または誘電体フィルムの少なくとも一方の
テンションは常に一定に保たれるので、しわの発生や、
それに起因するコンデンサ製品の容量特性の変動などを
防止できるものである。
〔実施例1〕 第1図は本発明の一実施例であるコンデンサ巻取機の概
略説明図、第2図はこのコンデンサ巻取機に組み込まれ
る直流サーボモータの正逆転駆動回路のブロック図、第
3図はその各部における出力信号を示す波形図である。
第1図に示すコンデンサ巻取機において、符号1はたと
えばアルミニウムまたは錫などの箔よりなる電極箔、2
はこの電極箔と互いに積層巻回されてフィルム巻回形コ
ンデンサを形成するためポリエステル、ポリプロピレン
、ポリエチレンなどのプラスチックよりなる誘電体フィ
ルムである。
これらの電極箔1と誘電体フィルム2とは交互に2枚ず
つ、合計4枚互いに積層巻回されるので、電極箔巻取機
構Aと誘電体巻取機構Bとは上下各一対、合計二対設け
られている。ただし、電極箔巻取機構Aと誘電体巻取機
構Bとは、電極箔lと誘電体フィルム2とを1枚ずつ交
互に巻回する必要上、下側の対と上側の対とでは左右逆
に配置されているが、機能はいずれも実質的に同じであ
るので、各巻取機構A、  B毎に対応部品には同一符
号を付して説明し、各巻取機構AまたはBのうちの各一
方(第1図の下段側)の説明をもって他方の説明に代え
る。
電極箔1はロール3に、誘電体フィルム2は4にそれぞ
れ巻かれている。この電極fIj1および誘電体フィル
ム2の各ロール3.4からの繰り出しは各ロールの軸5
,6にそれぞれ連結された直流サーボモータ(DCサー
ボモータ)7.8により行われる。これらのDCサーボ
モータ7.8の駆動はそれぞれ正逆転駆動回路9.10
を介して行われる。
ロール3.4からそれぞれ繰り出された上記電極7F3
1と誘電体フィルム2とを交互に積層巻回するため、こ
れらを挟持する上下各一対のローラ11.12および巻
芯13が設けられている。
一方、ロール3,4からローラ11,12に至る途中に
は、それぞれ電極箔lと誘電体フィルム2のテンション
を検出し、かつ調整してしわの発生や容量特性の変動な
どを防止するためのテンション検出・調整機構14,1
48が設けられている。テンション検出・調整機構14
と148は実質的に同じ構造であるので、そのうちの一
方、ここでは14について説明し、他方については同一
符号に接尾記号aを付して重複説明を省略する。
すなわち、テンション検出・調整機構14はロール3か
ら繰り出される電極箔1のテンションを検出して一定に
調整するためのものであり、揺動軸15の回りで破線矢
印の如く揺動可能なアーム16と、このアーム16をテ
ンション付加方向すなわち第1図の時計方向に引っ張る
ばね17と、揺動軸15の上に設けられ、該揺動軸15
およびアーム16の拍動位置から電極箔lのテンション
を検出してDCサーボモータ7の正転または逆転駆動信
号を正逆転駆動回路9に印加する、たとえばポテンショ
メータなどからなるテンションセンサ18と、電極箔1
の繰り出しを容易に行うようアーム16の先端に回転自
在に取付けられ、かつ電極箔1の一側面と部分的に接触
して該電極箔1へのテンションの付与および調整を行う
ローラ19とからなる。一方、テンション検出・調整機
構14aは揺動軸15aと、アーム16aと、ばね17
aと、テンションセンサ18aと、ローラ19aとから
なり、アーム16aの揺動方向が異なる以外は上記テン
ション検出・調整機構14と実質的に同様であり、それ
によりロール4から繰り出される誘電体フィルム2のテ
ンションを一定に調整できる。
次に、上記DCサーボモータ7または8を駆動する正逆
転駆動回路9または10について説明するが、回路9と
10はDCサーボモータ7と8の正転と逆転の方向が上
下各対ごとに互いに逆になること以外は実質的に同じで
あるので、一方の回路9についてのみ説明する。
すなわち、第2図はDCサーポモーク7の正逆転駆動回
路9のブロック図であり、第3図はその各部の信号波形
図である。この正逆転駆動回路9において、21はラン
ダムに変化する正逆転駆動信号(第3図にAで示す)の
入力端子、22はパルス幅変調回路、23はモータ駆動
回路、24はサイリスタ制御用のタイミング回路である
。パルス幅変調回路22は3つの電圧比較器25. 2
6゜27と、抵抗2B、29,30.31と、発振回路
32とを図示のように接続したものからなり、発振回路
32はプログラマブルユニジャンクショントランジスタ
やタイマ用ICなどからなり、第3図に示すような三角
波Bおよび方形波Cを出力する。また、モータ駆動回路
23は、正負の駆動電力入力端子に接続された2つのパ
ワートランジスタ33.34と、逆流防止ダイオード3
5゜36と、直流サーボモータ37と、この直流サーボ
モータ37に並列に入れた逆並列の電力回生用サイリス
タ38.39とからなる。これらの電力回生用サイリス
タのうち、38は正転用、39は逆転用のものである。
さらに、タイミング回路24はフリップフロップ回路を
構成する2つのNORゲート40.41と、インバータ
42.43.44と、一致論理としての2つの入力否定
のA N Dゲート45.46と、それぞれ上記インバ
ータ42.43に接続され、上記サイリスタ38.39
へのトリガ用ゲート回路として働くフォトサイリスタカ
プラ47,48とからなる。
次に、本実施例の動作について具体的に説明する。
まず、DCサーボモータ7.8をそれぞれ反時計方向ま
たは時計方向に駆動し、各ロール3,4からそれぞれ電
極箔1、誘電体フィルム2を繰り出すと共に、これらの
電極箔Iと誘電体フィルム2とを巻芯13の回転により
、一対のローラ11゜12の間を経て互いに積層巻回し
、巻回形コンデンサを形成する。
この時、ロール3,4から繰り出された電極箔1、誘電
体フィルム2はロール11.12に至る途中でテンシラ
ン検出・調整機構14.14aのローラ19,19aと
接触し、該ローラ19,19aの回転につれて実線矢印
の方向にそれぞれ繰り出される。したがって、この繰り
出し操作において、ロール3,4の各々の繰出速度と巻
芯13の巻取速度とが最適な相互関係にないと、?i電
極箔と誘電体フィルム2のテンションが変動し、その一
方または両方にたるみもしくは過大テンションが生じ、
電極箔1および誘電体フィルム2にしわなどが発生する
結果、巻回形コンデンサの容量特性が不安定となり、特
性不良を生じるなどの問題が起こる。
そこで本実施例では、電極箔1と誘電体フィルム2との
テンションの変化をテンション調整a横14または14
aのアーム16または16aの揺動位置の変化としてと
らえ、これに基づいてDCサーボモータ7または8を正
転または逆転させ、あるいはその回転速度を最適に制御
することによりロール3.4からの電極fI11−、 
!電体フィルム2の繰り出し速度を巻芯13の巻取速度
と常に最適な関係に保つよう制御するものである。
すなわち、たとえば巻芯13の巻取速度がロール3から
の電極VJ1の繰出速度よりも速くなった場合について
説明すると、この場合には、電極箔1の巻き取りにより
アーム16がばね17の引張力に抗して第1図の上側方
向に揺動する。このアーム16の11動位置は揺動軸1
5上のテンションセンサ1Bにより検出され、その検出
信号は正逆転駆動回路9に対して正逆転駆動信号A(第
3図)として入力される。たとえば、ロール3を電極箔
lの繰出方向に回転させる場合を正転とすると、上記の
場合にはDCサーボモータ7をその電極箔繰出方向すな
わち正転方向に回転させる必要がある。したがって、こ
の場合には、正逆転駆動信号Abよ正転駆動信号として
テンションセンサ18から正逆転駆動回路9に印加され
る。反対に、巻芯13の巻取速度よりもロール3の繰出
速度が速い場合には、電極箔1はたるむ方向となり、上
記とは逆にアーム16は第2図の時計方向に揺動するの
で、ロール3の回転を遅くするかあるいは逆転させて電
極箔1のテンションを大きくする必要がある。したがっ
て、この場合には正逆転駆動信号Aは逆転信号(または
正転速度減速信号)として正逆転駆動回路9に印加され
る。
ここで、上記正逆転駆動回路9の動作について説明する
と、たとえばその入力端子1に正から負に変化する第3
図に示すような正逆転信号Aが入力されると、この信号
Aはレベル調整されて、電圧比較器26.27に入力さ
れる。一方、発振回路32は第3図に示すサンプリング
用三角波Bを出力していて、これが上記電圧比較器26
.27に入力される。したがってこれらの電圧比較器2
6.27は正逆転駆動回路八と三角波Bとを比較して第
3図に示す正転用および逆転用のパルス幅変調した駆動
信号り、 Eをそれぞれ出力する。
一方、その駆動信号り、  Eのいずれかを受けて、2
つのパワートランジスタ33.34がそれぞれオン・オ
フ制御され、これらの出力として第3図に示すモータ駆
動電力Fが得られ、これがDCサーボモータフに入力さ
れる。すなわち、このDCCサーボモークツは正または
負のモータ駆動電力Fを受けて正転または逆転する。
また、このとき発振回!32ば第3図に示すトリガ用方
形波Cを出力し、この方形波Cと正転駆動信号りにより
上記フリップフロップ回路が第3図の出ノIGを出力す
る。そして、この出力Gを上記ANDゲート45.46
およびインバータ42゜43.44を通して正転用トリ
ガ信号Hおよび逆転用トリガ信号■とし、さらにこれら
の信号H1Iをフォトサイリスタカプラ47,48を介
して、それぞれサイリスタ38.39の各ゲートに入力
する。
このため、DCサーボモータフの回転中に駆動電源が急
にオフとなった場合に、そのDCサーボモータ7の巻線
には逆起電力が発生するが、この逆起電力に対して順方
向に入れた正転用または逆転用のサイリスタ38または
39の一方がターンオンされているので、その逆起電力
はそのターンオンしたサイリスタ38または39を通じ
て流出し、パワートランジスタ33または34に逆流す
ることはない。このようにして逆起電力が弱まると、こ
れがそのサイリスタ38または39のオン維持電流を下
回り、そのサイリスタ38または39はオフする。この
ときのサイリスタ38.39の回生電流J、 Kは第3
図に示すようになる。このように、逆起電力をパワート
ランジスタ33゜34に流入させないようにすることで
、このパワートランジスタ33.34の温度上昇を抑え
ることができ、さらに上記サイリスタ38.39により
逆起電力を回生しているため、DCサーボモータ7がス
ムーズに回転することになる。
また、上記電力回生用のサイリスタ38.39へのトリ
ガ用ゲート回路としてフォトサイリスタカプラ47.4
8を用いているので、サイリスタ38.39へのトリガ
を有効に行うことができ、トランジスタやフォトカプラ
をトリガ用ゲート回路として用いた場合のように逆電圧
による素子の破壊などの問題を生じることを阻止できる
それにより、上記のようにテンション検出・調整機構1
4のテンシランセンサI8により検出された電極箔1の
テンションの状態に応じてDCサーボモータ7が正転ま
たは逆転方向に安定して駆動され、電極V41は常に最
適なテンションで繰り出されることができる。
一方、誘電体フィルム2の繰出用のDCサーボモータ8
についても上記とほぼ同様にして正逆転駆動し、誘電体
フィルム2を常に最適なテンションで繰り出すことがで
きる。
その結果、しわや容量特性不良などのない良好な巻回形
コンデンサを安定して確実に得ることができるゆ 〔実施例2〕 第4図は本発明の他の実施例であるコンデンサ巻取機を
示す概略説明図である。
この実施例2では、DCCサーボモーフよびその正逆転
駆動回路ならびにテンションセンサを電極箔巻取機構A
のみに設け、誘電体フィルム巻取機構Bにはこれらを設
けていない構造としている。
この場合、誘電体フィルム2は巻芯13の回転によって
繰り出される。この構造は、−IIに電極箔1の方が誘
電体フィルム2よりも薄くてしわになり易いので、その
ような場合に適用することにより所期の効果を得ること
ができる。
もっとも、誘電体フィルム2のみの厚さが極めて薄くな
ったような場合には、誘電体フィルム巻取機構にのみ前
記DCサーボモータ等を設けてもよく、本発明はこのよ
うな場合をも含むものである。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、
他の様々な変形が可能である。
たとえば、本発明は電極箔と誘電体フィルム以外に保護
フィルムをその間に巻装する場合などにも適用できる。
また、テンション検出・調整機構を他の構造としてもよ
く、そのセンサとしてポテンショメータ以外のものを使
用することなども可能である。
さらに、ロールの回転軸と直流サーボモータを直結する
ものの他、ベルトなどを介して両者を間接的に連結して
もよい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、直流サーボモータを正逆転駆動して電
極箔および誘電体フィルムなどの被巻回物のテンション
を常に最適状態に維持できるので、電極箔や誘電体フィ
ルムなどのテンションの変動に起因するしわの発生など
を防止し、容量特性の安定した巻回形コンデンサを得る
ことができる。
また、本発明のコンデンサ巻取機における直流サーボモ
ータの正逆転駆動回路は、直流サーボモータに対し逆並
列接続した各1の一対の電力回生用サイリスタを、直流
サーボモータへの電力供給遮断時に選択的にターンオン
させる構成とすることにより、パワートランジスタの逆
起電力による発熱を有効に防止できるほか、逆起電力を
回生電力として利用できるので、この直流サーボモータ
の回転を安定かつスムーズに正逆転制御および速度制御
することができる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例であるコンデンサ巻取機の概
略説明図、第2図はそれに用いられる直流サーボモータ
の正逆転駆動回路のブロック図、第3図はこのブロック
図の各部の信号波形図、第4図は本発明の他の実施例で
あるコンデンサ巻取機の概略説明図である。 A・・・・・・電極箔巻取機構、 B・・・・・・誘電体フィルム巻取機構、1・・・・・
・電極箔、 2・・・・・・誘電体フィルム、 3.4・・・・ロール、 5.6・・・・回転軸、 7.8・・・・直流(D C)サーボモータ、9.10
・・・正逆転駆動回路、 11.12・・・ローラ、 13・・・・・・巻芯、 14.14a・・テンション検出・調整機構、15.1
53・・揺動軸、 16.163・・アーム、 17.17a・・ばね、 18.18a・・テンシランセンサ、 19.19a・・ローラ、 21・・・・・・正逆転駆動信号の入力端子、22・・
・・・・パルス幅変調回路、 23・・・・・・モータ駆動回路、 24・・・・・・タイミング回路、 32・・・・・・発振回路、 33.34・・・パワートランジスタ、38.39・・
・電力回生用サイリスタ、47.48・・・フォトサイ
リスタカプラ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)それぞれのロールから繰り出した電極箔と誘電体
    フィルムなどを交互に積層して巻回するコンデンサ巻取
    機であって、上記電極箔または誘電体フィルムの少なく
    とも一方のロールの回転軸に連結された直流サーボモー
    タと、この直流サーボモータを連結されたロールから繰
    り出される電極箔または誘電体フィルムの繰り出し途中
    のテンションを検出して可変制御するテンション検出・
    調整機構と、このテンション検出・調整機構からの信号
    に基づいて上記直流サーボモータを正逆転駆動する正逆
    転駆動回路とを備えてなることを特徴とするコンデンサ
    巻取機。
  2. (2)上記正逆転駆動回路は、ランダムに変化する直流
    サーボモータ用の正逆転駆動信号を、その正逆転方向に
    応じた正負のパルス幅変調信号に変換するパルス幅変調
    回路と、この正負それぞれのパルス幅変調信号によって
    上記直流サーボモータに正負いずれかの電力を供給する
    各1のパワートランジスタと、上記直流サーボモータに
    対し逆並列接続した一対の電力回生用サイリスタと、上
    記直流サーボモータに対する電力供給の遮断時に発生す
    る逆起電力を順方向に流すために、上記サイリスタのい
    ずれか一方をターンオン制御するタイミング回路とから
    なることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のコン
    デンサ巻取機。
  3. (3)上記テンション検出・調整機構は、上記電極箔ま
    たは誘電体フィルムの各々の繰り出し途中の一部と回転
    可能に接触するローラと、各ローラを取付ける揺動可能
    なアームと、各アームの揺動量を検出するセンサとを有
    することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のコン
    デンサ巻取機。
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