JPS62153305A - メタクリルイミド含有重合体の製造法 - Google Patents
メタクリルイミド含有重合体の製造法Info
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- JPS62153305A JPS62153305A JP29329585A JP29329585A JPS62153305A JP S62153305 A JPS62153305 A JP S62153305A JP 29329585 A JP29329585 A JP 29329585A JP 29329585 A JP29329585 A JP 29329585A JP S62153305 A JPS62153305 A JP S62153305A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、透明性および耐熱性に優れたメタクリルイミ
ド含有重合体の製造法に関するものである。
ド含有重合体の製造法に関するものである。
メタクリル樹脂の熱変形温度は100℃前後と低(、透
明性、耐候性に優れているにもかかわらず、耐熱性を要
求される分野への利用が制限されているため、耐熱性向
上が望まれている。 。
明性、耐候性に優れているにもかかわらず、耐熱性を要
求される分野への利用が制限されているため、耐熱性向
上が望まれている。 。
メタクリル樹脂の耐熱性を向上させる従来技術としては
、重合体をイミド化する方法が知られている。例えば、
メタクリル重合体を第1級アミンと熱分解縮合反応させ
る方法(米国特許第2,146,209号)、水存在下
でアンモニウム塩またはN−アルキルアンモニウム塩と
メタクリル重合体を反応させる方法(米国特許3,24
4,679号)、アクリル酸系重合体とアンモニアまた
は第1級アミンを反応させる方法(米国特許3,284
,425号)等が知られている。
、重合体をイミド化する方法が知られている。例えば、
メタクリル重合体を第1級アミンと熱分解縮合反応させ
る方法(米国特許第2,146,209号)、水存在下
でアンモニウム塩またはN−アルキルアンモニウム塩と
メタクリル重合体を反応させる方法(米国特許3,24
4,679号)、アクリル酸系重合体とアンモニアまた
は第1級アミンを反応させる方法(米国特許3,284
,425号)等が知られている。
しかしながら、従来の方法で得られるメタクリルイミド
含有重合体は、耐熱性が向上しているものの、光学特性
がメタクリル重合体に比べて劣るという欠点がある。
含有重合体は、耐熱性が向上しているものの、光学特性
がメタクリル重合体に比べて劣るという欠点がある。
従って、本発明の目的は、メタクリル重合体本来の優れ
た透光性、耐候性を保持しつつ、耐熱性に優れたメタク
リルイミド含有重合体を製造する方法を提供するにある
。
た透光性、耐候性を保持しつつ、耐熱性に優れたメタク
リルイミド含有重合体を製造する方法を提供するにある
。
本発明者らは、長年メタクリルイミド含有重合体の透光
性がメタクリル重合体に比べて劣る原因について鋭意検
討を加えてきたが、その結果、メタクリル重合体中に微
量含まれるメタクリル酸エステルニ量体がイミド化に際
して着色の原因となり、得られたメタクリイミド含有重
合体の透光性が損われていることをつきとめ、本発明に
到達した。
性がメタクリル重合体に比べて劣る原因について鋭意検
討を加えてきたが、その結果、メタクリル重合体中に微
量含まれるメタクリル酸エステルニ量体がイミド化に際
して着色の原因となり、得られたメタクリイミド含有重
合体の透光性が損われていることをつきとめ、本発明に
到達した。
本発明によるメタクリルイミド含有重合体の製造法は、
メタクリル酸エステルニ量体含有率が極めて少ないメタ
クリル重合体を製造し、これをイミド化することを特徴
とする。
メタクリル酸エステルニ量体含有率が極めて少ないメタ
クリル重合体を製造し、これをイミド化することを特徴
とする。
即ち、本発明のメタクリルイミド含有重合体の製造法は
、メタクリル酸エステル単独またはこれを主成分とする
単量体混合物、ラジカル重合開始。
、メタクリル酸エステル単独またはこれを主成分とする
単量体混合物、ラジカル重合開始。
剤および重合体分子量調整剤を反応区域に導入し、50
゛C以上90℃未満の温度にて単量体の20重量%以上
50重量%未満を重合体に転化し、次いで、該反応液か
ら単量体を主体とする揮発物を分離除去した後、該重合
体をイミド化することを特徴とする。
゛C以上90℃未満の温度にて単量体の20重量%以上
50重量%未満を重合体に転化し、次いで、該反応液か
ら単量体を主体とする揮発物を分離除去した後、該重合
体をイミド化することを特徴とする。
本発明でいうメタクリルイミド含有重合体とはメタクリ
ル重合体分子側鎖中にイミド華位が導入されているもの
をいう。
ル重合体分子側鎖中にイミド華位が導入されているもの
をいう。
本発明の製造法において使用される単量体は、メタクリ
ルエステル単独、またはこれと共重合可能なアクリル酸
エステル、スチレン、α−メチルスチレン等のモノエチ
レン系単量体との混合物である。メタクリル酸エステル
としては、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、
メタクリル酸プロピル、メタクリル酸ブチル、メタクリ
ル酸シクロヘキシル、メタクリル酸2−エチルヘキシル
、メタクリル酸ベンジルなどが挙げられる。また、アク
リル酸エステルとしては、例えば、アクリル酸メチル、
アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸シク
ロヘキシル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル
酸ベンジルなどが挙げられる。
ルエステル単独、またはこれと共重合可能なアクリル酸
エステル、スチレン、α−メチルスチレン等のモノエチ
レン系単量体との混合物である。メタクリル酸エステル
としては、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、
メタクリル酸プロピル、メタクリル酸ブチル、メタクリ
ル酸シクロヘキシル、メタクリル酸2−エチルヘキシル
、メタクリル酸ベンジルなどが挙げられる。また、アク
リル酸エステルとしては、例えば、アクリル酸メチル、
アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸シク
ロヘキシル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル
酸ベンジルなどが挙げられる。
ラジカル重合開始剤は、反応温度で活性に分解しラジカ
ルを発生するもので、例えば、アセチルパーオキサイド
、ラウロイルパーオキサイド、ヘンシイルバーオキサイ
ド、ジイソプロピルパーオキシジカーボネート、t−プ
チルバーオキシピハレートなどの有機過酸化物、ならび
に、2,2′−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニト
リル)、(1−フェニルエチル)アブジフェニルメタン
、2.2′アブビスイソブチロニトリル、ジメチル2.
2′−アゾビスイソブチレート、2.2’−アゾビス(
2−メチルブチロニトリル)、1.1’−アゾビス(l
−シクロヘキサンカーボニトリル)等のアゾ化合物があ
げられる。
ルを発生するもので、例えば、アセチルパーオキサイド
、ラウロイルパーオキサイド、ヘンシイルバーオキサイ
ド、ジイソプロピルパーオキシジカーボネート、t−プ
チルバーオキシピハレートなどの有機過酸化物、ならび
に、2,2′−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニト
リル)、(1−フェニルエチル)アブジフェニルメタン
、2.2′アブビスイソブチロニトリル、ジメチル2.
2′−アゾビスイソブチレート、2.2’−アゾビス(
2−メチルブチロニトリル)、1.1’−アゾビス(l
−シクロヘキサンカーボニトリル)等のアゾ化合物があ
げられる。
ラジカル重合開始剤の使用量はo、ooos〜1.0モ
ル%であることが好ましい。
ル%であることが好ましい。
重合体分子量調整剤としては、通常使用されるメルカプ
タン類が用いられる。具体例としては、アルキル基また
は置換アルキル基を有する第1級、第2級、第3級メル
カプタン、例えば、n−ブチル、イソブチル、n−オク
チル、n−ドデシル、5ec−ブチル、5ec−ドデシ
ル、tert−ブチルメルカプタン;芳香族メルカプタ
ン、例えば、フェニルメルカプタン、チオクレゾール、
4−tert−ブチル−0−チオクレゾール;チオグリ
コール酸およびそのエステル;エチレンチオグリコール
等の如き炭素数3〜18のメルカプタンがあげられる。
タン類が用いられる。具体例としては、アルキル基また
は置換アルキル基を有する第1級、第2級、第3級メル
カプタン、例えば、n−ブチル、イソブチル、n−オク
チル、n−ドデシル、5ec−ブチル、5ec−ドデシ
ル、tert−ブチルメルカプタン;芳香族メルカプタ
ン、例えば、フェニルメルカプタン、チオクレゾール、
4−tert−ブチル−0−チオクレゾール;チオグリ
コール酸およびそのエステル;エチレンチオグリコール
等の如き炭素数3〜18のメルカプタンがあげられる。
重合体分子量調整剤の使用量は0.01〜ioモル%で
あることが好ましい。
あることが好ましい。
メタクリル重合体形成用単量体、ラジカル重合開始剤お
よび重合体分子量調整剤は、あらかじめ混合して反応区
域、好ましくは実質的に均一に混合された反応区域に導
入し、50’c以上9o′c未満の温度にて単量体の2
0重量%以上50重量%未満を重合体に転化する。
よび重合体分子量調整剤は、あらかじめ混合して反応区
域、好ましくは実質的に均一に混合された反応区域に導
入し、50’c以上9o′c未満の温度にて単量体の2
0重量%以上50重量%未満を重合体に転化する。
反応区域の温度が50℃未満では、重合液の粘度が高く
なり、均一な混合が達成できない。重合温度が9,0℃
以上では、メタクリル重合体の生成が増大し、最終的に
得られるメタクリルイミド重合体の透光性を損う原因と
なる。
なり、均一な混合が達成できない。重合温度が9,0℃
以上では、メタクリル重合体の生成が増大し、最終的に
得られるメタクリルイミド重合体の透光性を損う原因と
なる。
反応区域における単量体の重合体への転化率が50重量
%以上であると重合液の粘度が高くなり、均一な混合が
達成できない。また、転化率が20重量%未満では未反
応単量体を主成分とする揮発物の分離が困難となる。そ
の結果、得られたメタクリル重合体中に揮発物が残存し
、これをイミド化した場合、得られるメタクリルイミド
含有重合体の品質が低下する。
%以上であると重合液の粘度が高くなり、均一な混合が
達成できない。また、転化率が20重量%未満では未反
応単量体を主成分とする揮発物の分離が困難となる。そ
の結果、得られたメタクリル重合体中に揮発物が残存し
、これをイミド化した場合、得られるメタクリルイミド
含有重合体の品質が低下する。
メタクリル重合体形成用単量体、ラジカル重合開始剤お
よび重合体分子量が均一に混合されずに一部反応液停滞
部があると不均質な重合体が生成し、これをイミド化し
ても透明性に優れたメタクリルイミド含有重合体は得ら
れない。よって、重合反応においては、反応液停滞部を
生じない重合方式を採ることが必要であり、この見地か
ら反応液を実質的に均一に混合して反応を進めることが
好ましい。
よび重合体分子量が均一に混合されずに一部反応液停滞
部があると不均質な重合体が生成し、これをイミド化し
ても透明性に優れたメタクリルイミド含有重合体は得ら
れない。よって、重合反応においては、反応液停滞部を
生じない重合方式を採ることが必要であり、この見地か
ら反応液を実質的に均一に混合して反応を進めることが
好ましい。
重合反応液からは未反応単量体を主成分とする揮発物を
分離除去する。その分離は、所定の重合率を有する重合
液を好ましくは減圧下で150℃〜300℃の温度にて
処理することにより行う。揮発物分離に使用される装置
は、一般にベント押出機またはデボラタイザー等である
が、メタクリル酸エステル二量体の生成を抑制するため
、できるだけ低温で短時間のうちに処理することが好ま
しい。
分離除去する。その分離は、所定の重合率を有する重合
液を好ましくは減圧下で150℃〜300℃の温度にて
処理することにより行う。揮発物分離に使用される装置
は、一般にベント押出機またはデボラタイザー等である
が、メタクリル酸エステル二量体の生成を抑制するため
、できるだけ低温で短時間のうちに処理することが好ま
しい。
次に、このようにして得られたメタクリル重合体をイミ
ド化する。イミド化は下記一般式(式中、RはH1炭素
数1〜12の置換または未置換アルキル、炭素数7〜1
1の置換または未置換シクロアルキルまたは炭素数6〜
10の置換または未置換アリールを表わす。)で示され
る化合物を加えて、150℃〜300℃の温度にて反応
セしめることか好ましい。イミド化の後、最終的に該反
応液から前記記載の方法により揮発物を分離除去し、メ
タクリルイミド含有重合体を得る。
ド化する。イミド化は下記一般式(式中、RはH1炭素
数1〜12の置換または未置換アルキル、炭素数7〜1
1の置換または未置換シクロアルキルまたは炭素数6〜
10の置換または未置換アリールを表わす。)で示され
る化合物を加えて、150℃〜300℃の温度にて反応
セしめることか好ましい。イミド化の後、最終的に該反
応液から前記記載の方法により揮発物を分離除去し、メ
タクリルイミド含有重合体を得る。
一般式R−NH,で表わされるイミド化物質中のRはH
1炭素数1〜12のアルキル基、炭素数7〜11のシク
ロアルキル基または炭素数7〜11のアリール基である
が、これらのアルキル基、シクロアルキル基またはアリ
ール基は未置換であっても、ハロゲン、アルコキシ、ア
シル、カルボキシ等の置換基をもっていてもよい。なお
、上記炭素数は、それぞれ置換基をもつ場合は置換基中
の炭素数を含むものとする。イミド化物質の例としては
、アンモニア;メチル、エチル、n−プロピル、n−ブ
チル、ヘプチル、ヘキシル、オクチル、ノニル、デシル
、ドデシル、ヘキサデシル、オクタデシル、イソブチル
、第2ブチル、第3ブチル、イソプロピル、2−エチル
ヘキシル、フェネチル、ベンジル、p−クロロベンジル
、およびジメトキシフェネチルの各アミン類;アラニン
;グリシン;3′−アミノアセトフェノン;2−アミノ
アントラキノンおよびアミノ安息香酸等があげられる。
1炭素数1〜12のアルキル基、炭素数7〜11のシク
ロアルキル基または炭素数7〜11のアリール基である
が、これらのアルキル基、シクロアルキル基またはアリ
ール基は未置換であっても、ハロゲン、アルコキシ、ア
シル、カルボキシ等の置換基をもっていてもよい。なお
、上記炭素数は、それぞれ置換基をもつ場合は置換基中
の炭素数を含むものとする。イミド化物質の例としては
、アンモニア;メチル、エチル、n−プロピル、n−ブ
チル、ヘプチル、ヘキシル、オクチル、ノニル、デシル
、ドデシル、ヘキサデシル、オクタデシル、イソブチル
、第2ブチル、第3ブチル、イソプロピル、2−エチル
ヘキシル、フェネチル、ベンジル、p−クロロベンジル
、およびジメトキシフェネチルの各アミン類;アラニン
;グリシン;3′−アミノアセトフェノン;2−アミノ
アントラキノンおよびアミノ安息香酸等があげられる。
また、その他の例としては、シクロヘキシルアミン、2
−アミノ−4,6−ジメチル・ピリジン、3−アミノフ
タルイミド、2−アミノピリジン、2−アミノチアゾー
ル、5−アミノ−1−H−テトラゾール、アニリン、ブ
ロモアニリン、ジブロモアニリン、トリブロモアニリン
、クロロアニリン、ジクロロアニリン、トリクロロアニ
リン、p−)ルイジンが挙げられる。これらのうちでも
、特にアンモニア、メチルアミン、エチルアミンが好ま
しい。これらの化合物の使用量に特に制限はないが、通
常、重合体の単量体単位に対し20モル%以上の使用が
望ましい。20モル%未満では十分な耐熱性の向上が期
待できない。
−アミノ−4,6−ジメチル・ピリジン、3−アミノフ
タルイミド、2−アミノピリジン、2−アミノチアゾー
ル、5−アミノ−1−H−テトラゾール、アニリン、ブ
ロモアニリン、ジブロモアニリン、トリブロモアニリン
、クロロアニリン、ジクロロアニリン、トリクロロアニ
リン、p−)ルイジンが挙げられる。これらのうちでも
、特にアンモニア、メチルアミン、エチルアミンが好ま
しい。これらの化合物の使用量に特に制限はないが、通
常、重合体の単量体単位に対し20モル%以上の使用が
望ましい。20モル%未満では十分な耐熱性の向上が期
待できない。
イミド化反応するにあたり、不活性溶剤を使用すること
が好ましい。
が好ましい。
不活性溶剤はイミド化反応の進行を妨げず、かつ反応混
合物と実質的に反応しないものでなければならない。こ
れらの例としては、メチルアルコール、エチルアルコー
ル等のアルコール類;ベンゼン、トルエン、キシレン等
の芳香族炭化水素化合物;メチルエチルケトン、グライ
ム、ジグライム、テトラヒドロフランなどのケトンおよ
びエーテル化合物;ジメチルホルムアミド、ジメチルス
ルホオキシド、ジメチルアセトアミド等があげられる。
合物と実質的に反応しないものでなければならない。こ
れらの例としては、メチルアルコール、エチルアルコー
ル等のアルコール類;ベンゼン、トルエン、キシレン等
の芳香族炭化水素化合物;メチルエチルケトン、グライ
ム、ジグライム、テトラヒドロフランなどのケトンおよ
びエーテル化合物;ジメチルホルムアミド、ジメチルス
ルホオキシド、ジメチルアセトアミド等があげられる。
これらは単独または2種以上混合して使用することがで
きる。
きる。
溶剤の使用量は溶剤と単量体との合計量に基づき10〜
60重量%であることが好ましい。
60重量%であることが好ましい。
最終的にメタクリルイミド含有重合体に残存する揮発物
は1重量%以下、好ましくは0.5重量%以下とする。
は1重量%以下、好ましくは0.5重量%以下とする。
本発明の効果は、透光性、耐候性等メタクリル重合体本
来の優れた特性を保持しつつ、耐熱性に優れたメタクリ
ルイミド含有重合体の製造を可能ならしめたことである
。
来の優れた特性を保持しつつ、耐熱性に優れたメタクリ
ルイミド含有重合体の製造を可能ならしめたことである
。
これは、メタクリル酸エステル二量体含有量の極めて少
ないメタクリル重合体を製造し、これをイミド化するこ
とによって、メタクリルイミド含有重合体を製造したこ
とによる。なお、重合を均一混合状態で行えば、上記の
特性はより優れたものとなる。
ないメタクリル重合体を製造し、これをイミド化するこ
とによって、メタクリルイミド含有重合体を製造したこ
とによる。なお、重合を均一混合状態で行えば、上記の
特性はより優れたものとなる。
以下、実施例によって本発明を具体的に説明する。実施
例において使用される「部」および「%」はすべて重量
部および重量%である。また、実施例における重合体の
物性は次の方法によった。
例において使用される「部」および「%」はすべて重量
部および重量%である。また、実施例における重合体の
物性は次の方法によった。
(1)熱変形温度はASTMo 648に基づいて測定
した。
した。
(2) イエローインデックスはASTM−0192
5に基づいて測定した。
5に基づいて測定した。
実施例
メタクリル酸メチル100部、2,2′−アゾビス(2
,4−ジメチルバレロニトリル) 0.005部、n−
オクチルメルカプタン0.4部を混合し、内容積20I
!の第1の撹拌槽型反応装置に71/hrの速度にて連
続的に供給した。反応装置内の温度は60℃に維持し、
内部は十分に攪拌して均一な混合状態を達成した。反応
装置を出た直後の重合転化率を測定したところ35%で
あった。第1の反応装置を出た重合液は、ベント押出機
に供給し揮発物を除去した後、先端ダイスより重合体を
ストランド状に押出し、ペレット状とした。ベント押出
機は、ベント部真空度5mmHg、温度200℃、押出
部温度200°Cとした。
,4−ジメチルバレロニトリル) 0.005部、n−
オクチルメルカプタン0.4部を混合し、内容積20I
!の第1の撹拌槽型反応装置に71/hrの速度にて連
続的に供給した。反応装置内の温度は60℃に維持し、
内部は十分に攪拌して均一な混合状態を達成した。反応
装置を出た直後の重合転化率を測定したところ35%で
あった。第1の反応装置を出た重合液は、ベント押出機
に供給し揮発物を除去した後、先端ダイスより重合体を
ストランド状に押出し、ペレット状とした。ベント押出
機は、ベント部真空度5mmHg、温度200℃、押出
部温度200°Cとした。
ペレット状の重合体中のメタクリル酸メチルニ量体含f
iを測定したところ0.004%であった。
iを測定したところ0.004%であった。
上記の方法で得られたポリメタクリル酸メチル400g
、 トルエン390g、メチルアミンを65%含むメ
タノール130gを内容積1.51のオートクレーブに
仕込み、220℃で3時間反応させた後、反応混合物を
取りだし、さらに得られた重合体を温度110℃、圧力
1 龍Hg abs、で18時間乾燥してメタクリルイ
ミド含有重合体を得た。重合体の物性を下記に示す。
、 トルエン390g、メチルアミンを65%含むメ
タノール130gを内容積1.51のオートクレーブに
仕込み、220℃で3時間反応させた後、反応混合物を
取りだし、さらに得られた重合体を温度110℃、圧力
1 龍Hg abs、で18時間乾燥してメタクリルイ
ミド含有重合体を得た。重合体の物性を下記に示す。
・ 熱変形温度 158℃・ 130℃空
気中に保持したときの黄色度の変化経過時間 0日後
10日後 20日後 30日後イエトインデフクス
0.11 0.33 0,67
0.98 ・比較例 メタクリル酸メチル100部、ジーter t−ブ、チ
ルパーオキサイド0.0017部、n−オクチルメルカ
プタン0.23部を混合し、実施例で示した攪拌槽型反
応装置に51/hrの速度で連続的に供給した。
気中に保持したときの黄色度の変化経過時間 0日後
10日後 20日後 30日後イエトインデフクス
0.11 0.33 0,67
0.98 ・比較例 メタクリル酸メチル100部、ジーter t−ブ、チ
ルパーオキサイド0.0017部、n−オクチルメルカ
プタン0.23部を混合し、実施例で示した攪拌槽型反
応装置に51/hrの速度で連続的に供給した。
反応装置内の温度は140℃に維持し、内部は十分に攪
拌して均一な混合状態を達成した。反応装置を出た直後
の重合転化率を測定したところ42%であった。第1の
反応装置を出た反応液は、ベント押出機で、実施例と同
様にして揮発物を除きペレフト化した。得られた重合体
中のメタクリル酸メチル二量体含有量を測定したところ
0.0720%であった。
拌して均一な混合状態を達成した。反応装置を出た直後
の重合転化率を測定したところ42%であった。第1の
反応装置を出た反応液は、ベント押出機で、実施例と同
様にして揮発物を除きペレフト化した。得られた重合体
中のメタクリル酸メチル二量体含有量を測定したところ
0.0720%であった。
上記の方法で得られたポリメタクリル酸メチルを実施例
と同様にしてイミド化し、メタクリルイミド含存重合体
を得た。重合体の物性を下記に示す。
と同様にしてイミド化し、メタクリルイミド含存重合体
を得た。重合体の物性を下記に示す。
・ 熱変形温度 157℃・ 130℃空
気中に保持したときの黄色度変化時 間 0日後
10日後 20日後 30日後イエローインテフクス
0.33 0.98 2.16
4.52実施例に比べて、初期の黄色度、加熱による
黄色度が増していることがわかる。
気中に保持したときの黄色度変化時 間 0日後
10日後 20日後 30日後イエローインテフクス
0.33 0.98 2.16
4.52実施例に比べて、初期の黄色度、加熱による
黄色度が増していることがわかる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、メタクリルイミド含有重合体を製造するにあたり、
メタクリル酸エステル単独またはこれを主成分とする単
量体混合物、ラジカル重合開始剤および重合体分子量調
整剤を反応区域に導入し、50℃以上90℃未満の温度
にて単量体の20重量%以上50重量%未満を重合体に
転化し、次いで、該反応液から単量体を主成分とする揮
発物を分離除去した後、該重合体をイミド化することを
特徴とする、メタクリルイミド含有重合体の製造法。 2、反応区域が実質的に均一に混合されてなる特許請求
の範囲第1項記載の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29329585A JPS62153305A (ja) | 1985-12-27 | 1985-12-27 | メタクリルイミド含有重合体の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29329585A JPS62153305A (ja) | 1985-12-27 | 1985-12-27 | メタクリルイミド含有重合体の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62153305A true JPS62153305A (ja) | 1987-07-08 |
Family
ID=17792980
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29329585A Pending JPS62153305A (ja) | 1985-12-27 | 1985-12-27 | メタクリルイミド含有重合体の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62153305A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6689539B2 (en) | 2000-01-05 | 2004-02-10 | Kodak Polychrome Graphics Llc | Photosensitive composition and photosensitive lithographic printing plate |
JP2006335804A (ja) * | 2005-05-31 | 2006-12-14 | Kaneka Corp | イミド樹脂、さらにこれを使用した光学用フィルム |
JP2009074086A (ja) * | 2007-08-31 | 2009-04-09 | Kaneka Corp | イミド樹脂 |
WO2012039233A1 (ja) | 2010-09-22 | 2012-03-29 | イーストマン コダック カンパニー | 平版印刷版原版 |
-
1985
- 1985-12-27 JP JP29329585A patent/JPS62153305A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6689539B2 (en) | 2000-01-05 | 2004-02-10 | Kodak Polychrome Graphics Llc | Photosensitive composition and photosensitive lithographic printing plate |
JP2006335804A (ja) * | 2005-05-31 | 2006-12-14 | Kaneka Corp | イミド樹脂、さらにこれを使用した光学用フィルム |
JP2009074086A (ja) * | 2007-08-31 | 2009-04-09 | Kaneka Corp | イミド樹脂 |
WO2012039233A1 (ja) | 2010-09-22 | 2012-03-29 | イーストマン コダック カンパニー | 平版印刷版原版 |
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