JPS62153263A - 三環性又は四環性化合物 - Google Patents

三環性又は四環性化合物

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JPS62153263A
JPS62153263A JP29770685A JP29770685A JPS62153263A JP S62153263 A JPS62153263 A JP S62153263A JP 29770685 A JP29770685 A JP 29770685A JP 29770685 A JP29770685 A JP 29770685A JP S62153263 A JPS62153263 A JP S62153263A
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Jun Uno
宇野 準
Mikio Kurokawa
黒川 美貴雄
Fuminori Sato
文憲 佐藤
Naohito Hatakeno
畠野 尚仁
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、カルシウム拮抗作用を有する、新規な五環性
又は四環性化合物に閃する。
従来の技術 近年、生体内カルシウムの生理が解明されるにつれ、種
々の化学構造ををするカルシウム拮抗剤が市販あるいは
研究されてきた。代表的なものとして、プレニラミ/系
、ベラパミル系。
ニフェジピン系あるいはジルチアゼム系の化合物が知ら
れている。
発明の目的 本発明は、従来のカルシウム拮抗剤のいずれの系統にも
属さない、新しいタイプのカルシウム拮抗剤を提供する
ものである。
発明の構成及び効果 本発明によれば、一般式CI) [式中、Aはアルキレン基を意味し、Xは塩素原子、5
!素原子又はヨウ素原子を意味し、y−zはなって水素
原子、ハロゲンD子、低級アルキル基、低級アルコキシ
基、低級アルキルチオ基又はシアノ基を意味し、aは0
〜2の整数を意味基以外のアルキレフ基を意味する。] で表される化合物が提供される。
式(1)の化合物は、場合によっては1個以上の不斉炭
素原子を有し、更に場合によっては1個の不斉イオウ原
子を育するので、立体異性体として存在し得る。これら
の立体異性体、それらの混合物及びラセミ体は本発明の
化合物に包含される。
本明細古に於ける用語を以下に説明する。
低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級アルキルチオ
基又はアルキレフ基は、直鎖状でも分枝鎖状でもよい。
ハロゲン原子とは、フッ素、塩素。
臭素、ヨウ素を意味する。低級アルキル基とは、炭素卵
子数1〜6のものを意味し、例えばメチル。
エチル、プロピル、インプロピル、ブチル等が挙げられ
る。低級アルキレ基とは、炭素原子数1〜6のものを意
味し、例えばメトキシ、エトキシ。
プロポキシ、インプロポキシ等が挙げられる。低級アル
キルチオ基とは、炭素原子数1〜Gのものを意味し、例
えばメチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、インプロ
ピルチオ等が挙げられる。アルキレン基とは、炭素原子
数1〜10のものを意味し、例えばメチレン、エチレン
、メチルエチレン。
トリメチレン、1.1−ジメチルエチレン、テトラメチ
レン、ペンタメチレフ、ヘキサメチレン、ヘプタメチレ
ン等が挙げられる。
本発明化合物は例えば次の方法により製造することがで
きる。
方法(a)ニ 一般式(II) (式中、Y−Z、 R+及びR2は前掲に同じものを意
味する。) で表される化合物と、一般式(III)HOOC−A−
X       (III)(式中、A及びXは前掲に
同じものを意味する。)で表される化合物又はその反応
性誘4体とを反応させることにより、一般式(1)で表
される化合物を得ることができる。
式(III)の化合物の反応性Hto体としては、例え
ば活性エステル、酸無水物、酸ハライド(特に酸クロリ
ド)を挙げることができる。活性エステルの具体例とし
てはp−ニトロフェニルエステル。
2.4.5−)リクロロフェニルエステル、ペンタクロ
ロフェニルエステル、シアノメチルエステノV。
N−ヒドロキシコハク酸イミドエステル、N−ヒドロキ
シフタルイミドエステル等が挙げられる。
酸無水物としては、対称酸無水物又は混合酸無水物が用
いられ、混合酸無水物の具体例としては炭酸エチル、炭
酸インブチルのような炭酸モノアルキルエステルとの混
合酸無水物、炭酸フ□エニルのような炭酸モノアリール
エステルとの混合酸無水物、イン吉草酸、ピバリン酸の
ようなアルカン酸との混合酸無水物等が挙げられる。
式(Ill)の化合物を用いる場合には、ジシクロへキ
シルカルボジイミド、l−エチル−5−(3−ジメチル
アミノブロピル)カルボジイミド塩酸塩、カルボニルジ
イミダゾール、1−エトキシカルボニル−2−エトキシ
−1,2−ジヒドロキノリンのような縮合剤の存在下に
反応させることができる。
式(U)の化合物と式(I[I)の化合物又はその反応
性誘導体との反応は通常、溶媒中で行われる。
使用する18媒は、原料化合物の種類等に従って適宜選
択されるべきであるが、例えばべ/セン。トルエン、キ
シレンのような芳香族炭化水素類、ジエチルエーテル、
テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル類、
塩化メチレン、クロロホルムのようなハロゲン化炭化水
素類、酢酸エチル、アセトニトリル、ジメチルホルムア
ミド、ジメチルスルホキシド、水等が挙げられ、これら
の溶媒はそれぞれ単独で、あるいは2!1以上混合して
用いられる。本反応は必要に応じて塩基の存在下に行わ
れ、塩基の具体例としては、重炭酸ナトリウA、m炭a
カリウムのような重炭酸アルカリ、炭酸ナトリウム、炭
酸カリウムのような炭酸アルカリあるいはトリエチルア
ミン、N−メチルモルホリンのようなを機塩基が挙げら
れる0反応温度は用いる原料化合物の種類等により異な
るが、通常的−40℃ないし約150℃である。
(以下余白) 方法(b)ニ 一般式(■′) (式中、A及びXは前掲に同じものを意味し、RI及び
R2は低級アルキルチオ基以外の前掲に同じものを意味
する。) で表される化合物を酸化することにより、式(1)RI
及びR2が低級アルキルチオ基以外の基である化合物を
得ることができる。
本反応は通常、適当な溶媒中で式(■′)の化合物を酸
化剤で処理することにより行われる。酸化剤としては、
メタ過ヨウ素酸ナトリウム、過酸化水素のような無機過
酸化物、過酢l!I!、過安息香酸。
m−クロロ過安息香酸、モノ過フタル酸のような有機過
酸化物が挙げられる。酸化剤の使用量は、式(■′)の
化合物に対して化学量論量ないじゃ一過剰量である。溶
媒は、酸化剤の種類に応じて適宜選択されるべきである
が、例えばベンゼン、トルエンのような芳香族炭化水素
類、塩化メチレン。
クロロホルム、塩化エチレンのようなハロゲン化炭化水
素類、ジエチルエーテル、ジオキサンのようなエーテル
類、メタノール、エタノールのようなアルコール類、水
等が挙げられる。反応温度は、酸化剤の!II類等によ
り異なるが、通常的O℃ないし約100℃である。
上記各製法により生成する式(I)の化合物は、クロマ
トグラフィー又は再結晶等の常法に上り単離、精製され
る。
式(I)の化合物は、優れたカルシウム拮抗作用を有す
るので、虚血性循環器障害及び/又は高血圧症の予防並
びに治療に作用である。
以下に、本発明の代表的化合物及び市販のカルシウム拮
抗剤である塩酸ジルチアゼムについての薬理試験の結果
を示し、本発明の化合物の薬理作用を説明する。
試験例 カルシウム拮抗作用 本試験は、Godfra富ndらの方法[Br、 J、
 Pharmac、。
38、549〜580 (1989)]に準じて行った
体m 250〜300 gの雄性ウィスター(Wlst
ar)系ラフトの摘出胸部大動脈を螺旋状に切間し、幅
3〜4龍、長さ約30■lの動脈切片標本を作製した。
95%02+5%CO2の混合ガスを通気し1,37℃
に保温した10■1のクレブス・ビカーボネート液中に
標本をN!r!し、1gの張力を加えた。標本の収縮反
応は張力−変位トランスジューサーを介してインク書き
オシログラフで記録した。
まず、標本を懸垂したマグヌス槽内の溶液をCa”を含
まない高に+クレブス・ビカーボネート液に交換し、脱
分極を惹起させた後に、CaC1tを累積的に添加し、
Ca”による用量−収縮曲線を求めた。次に試験化合物
存在下に同様の実験を行い、Ca”による用量−収縮曲
線を求め、’/an Rossu■の方法[^rch、
 int、 r’harsacodyn、、 143.
299〜330(1903>]に早してカルシウム拮抗
作用のPA2を算出した。なお、pA2とは、CEL”
による川量−収縮曲!!a(試験化合物非存在下)を2
倍だけ高濃度側へ平行移動させるのに必要な試験化合物
のモル濃度の逆対数で定義される数値である。
結果を表1に示す。表中の数値は、3〜G標本について
の平均信士標準誤差を表す。
表 1 カルシウム拮抗作用 “ 実施例2の化合物を意味する(以下同じ)。
式(I)の化合物の投与経路としては、経口投与。
非経口投与あるいは直腸内投与のいずれでもよいが、経
口投与が好ましい、その投与量は、化合物の!1類、投
与方法、患者の症状・年令等により異なるが、通常0.
1〜50鴫ハ@1日である6式(I)の化合物は通常、
製剤用担体と混合して調製した製剤の形で投与される。
製剤の具体例としては、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、細
粒剤、散剤、シロップ剤、F!濁剤、注射剤、小割等が
挙げられる。
本発明を更に具体的に説明するために以下に実施例を挙
げるが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。なお、化合物の同定は元素分析値、マス・スペクト
ル、  IRスペクトル、 NMRスペクトル等により
行った。
また、以下の実施例に於いて記載の簡略化のために次の
略号を使用することもある。
Me:メチル基 Et :エチル基 A :エタノール AE:酢酸エチル CH:クロロホルム H:n−へキサン T  : トルエン 実施例1 11−(5−クロロバレリルアミノ)−8,11−ジヒ
ドロジベンゾ[b、e]チェピンの製造:11−7ミ/
−all−ジヒドロジベンゾ[b、e]チェピン8.8
g、 5−クロロ吉草酸クロリド6.0g及びジオキサ
ン100■1の混合物を撹拌下に15時間加熱還流する
。溶媒を減圧で留去し、!ii渣をエタノールから再結
晶して目的物12.5gを得る。
融点155〜156℃ 実施例2 If−(4−クロロブチリルアミノ)−2−メトキシ−
all−ジヒドロジベンゾ[b、e]チェピンの製造: 1!−アミ/−2−メトキシ−へI■−ジヒドロジベン
ゾ[b、alチェピン0.0g、4−クロロ醋酸クロリ
ド3.0g及びトルエン150膳1の混合物を撹拌下に
4時間加熱還流する。溶媒を減圧で留去し、残渣を酢酸
エチルから再結晶して目的物6.0gを得る。 融点 
170〜172℃ 実施例3 5−(5−クロロバレリルアミノ) −51■−ジベン
ゾ[a、d]シクロヘプテンの製造:5−アミノ−51
菫−ジベンゾ[a、d]シクロヘプテ71.5g、5−
クロロ吉草酸クロリド1.1 g及びトルエン301の
混合物を撹拌下に4時間加熱還流する。溶媒を減圧で留
去し、残渣をクロロホルムから再結晶して目的物1.0
gを得る。
融点 221〜222℃ 実施例4〜28 対応する原料化合物を用い、実施例1〜3と同様に反応
・処理して表2〜4に示す化合物を得る。
(以下余白) 表2 表3 表4 実施例29 5−(3−クロロース2−ジメチルプロピオニルアミノ
)−5■−ジベンゾ[a、dlシクロヘプテンの製造: 対応する原料化合物を用い、実施例1と同様に反応・処
理して目的物を得る。融点151−152℃(クロロホ
ルム−ジエチルエーテル−〇−へ牛サンから再結晶) 実施例30 +1−(4−クロロブチリルアミノ)−2−メチル−6
,11−ジヒドロジベンゾ[b、c]ヂエピ/−5,5
−ジオキシドの製造: 11(4−クロロブチリルアミノ)−2−メチル−al
l−ジヒドロジベンゾ[:b、e]チェピン5.0gを
クロロホルム!001に溶解し、これに水冷下m−クロ
ロ過安息香酸12gを加えた後、0℃で1時間撹拌する
。反応液を10%水酸化ナトリウム水溶液、水、飽和食
塩水で順次洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥する。
クロロホルムを留去し、残渣をメタノールから再結晶し
て目的物−5,1gを得る。 融点203〜204℃ 実施例31 +1−(4−クロロブチリルアミノ)−all−ジヒド
ロジベンゾ[b、e]チェピy−5,5−ジオキシドの
製造: 対応する原料化合物を用い、実施例30と同様に反応・
処理して目的物を得る。融点215〜227℃(メタノ
ールから再結晶) 実施例32 11−(4−クロロブチリルアミノ)−all−ジヒド
ロジベンゾ[:b、e]チェピン−5−オキシドの製造
: 1l−(4−クロロブチリルアミノ)−6,11−ジヒ
ドロジベンゾ[b、e]チェピンlOgを角化メチレン
500 mlに溶解し、これに水冷下m−クロロ過安息
香酸7.Ogを加えた後、室温で30分撹拌する。
反応液を10%水酸化ナトリウム水溶液、水、飽和食塩
水で順次洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥する。塩
化メチル/を留去し、残渣をクロロホルム−n−ヘキサ
ンから再結晶して目的物8.0gを得る。 融点 21
0〜212℃ 実施例33 ■−(4−クロロブチリルアミノ)−2−メチル−al
l−ジヒドロジベンゾ[b、e]チェピン−5−オキシ
ドの製造:

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、Aはアルキレン基を意味し、Xは塩素原子、臭
    素原子又はヨウ素原子を意味し、 Y−Zは▲数式、化学式、表等があります▼、−CH=
    CH−、−CH_2CH_2−又は▲数式、化学式、表
    等があります▼を意味し、R_1及びR_2は同一又は
    異なって水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、低
    級アルコキシ基、低級アルキルチオ基又はシアノ基を意
    味し、aは0〜2の整数を意味するが、Y−Zが▲数式
    、化学式、表等があります▼のとき、Aはメチレン基以
    外のアルキレン基を意味する。] で表される化合物。
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