JPS62152725A - 二軸配向ポリエステルフイルムの製造方法 - Google Patents

二軸配向ポリエステルフイルムの製造方法

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JPS62152725A
JPS62152725A JP29280585A JP29280585A JPS62152725A JP S62152725 A JPS62152725 A JP S62152725A JP 29280585 A JP29280585 A JP 29280585A JP 29280585 A JP29280585 A JP 29280585A JP S62152725 A JPS62152725 A JP S62152725A
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JP
Japan
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film
stretched
stretching
humidity
linear expansion
Prior art date
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Pending
Application number
JP29280585A
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English (en)
Inventor
Masayoshi Asakura
正芳 朝倉
Ryuichi Nagata
永田 隆一
Toshiya Yoshii
吉井 俊哉
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Publication of JPS62152725A publication Critical patent/JPS62152725A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は二軸配向ポリエステルフィルムの製造方法に関
する。更に詳細には二軸配向ポリエステルフィルムのフ
ィルム面の全方向の物性が均一となる製造方法に関する
〔従来の技術〕
二軸配向ポリエステルフィルムは種々の工業用途に供さ
れるが、中でも製図、写真、磁気ディスクなどの用途で
はフィルムの縦横方向の物性がバランスしていることが
望まれている。特に磁気ディスクにあたっては、フィル
ム面の全方向の物性。
特に湿度線膨張率が均等で、かつできるだけ低い値が望
まれる。また、製品フィルムの幅方向のいかなる部分で
も均等なことが望まれる。
従来、フィルムの幅方向の物性を均等にする方法が示さ
れている。例えば特開昭57−87351号公報には、
逐次二軸延伸したフィルムを多段階の温度で熱固定する
方法、あるいは特開昭58−案されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、いずれの方法も製造されるフィルムの全方向の
物性のバランスが不十分であシ、かつ。
湿度線膨張率を小さくすることができないという欠点が
あった。
本発明は、かかる従来技術の欠点を解消せしめフィルム
の湿度線膨張率を小さくシ、かつフィルム面の全方向の
湿度線膨張率を均等にし、同時に製品フィルムの幅方向
のバラツキを改良した二軸配向ポリエステルフィルムを
製造できる方法を提供せんとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、実質的に無配向でポリエステルを主体とした
フィルムを、縦方向に2.9〜3.4倍の範囲に延伸し
9次いで横方向に2.9〜3.6倍の範囲に延伸し、そ
のフィルムの主軸配向を横方向で。
に同時二軸延伸する二軸配向ポリエステルフィルムの製
造方法を特徴とする。
本発明に適用されるポリエステルとは、ポリエチレンテ
レフタレート及び20係以下の第3成分を含むポリエチ
レンテレフタレートである。またポリエチレンテレフタ
レートはテレフタル酸又はその機能的誘導体及びエチレ
ングリコール又はその機能的誘導体とを触媒の存在下で
適当な反応条件の下に結合せしめることによって合成さ
れるがそのポリエチレンテレフタレートの重合完結前あ
るいは後に適当な1種又は2種以上の第3成分を添加し
、共重合又は混合ポリエステルとなしたものでもよい。
共重合の適当な第3成分としてはエステル形成官能基を
有する化合物を挙げることができる。また、該ポリエチ
レンテレフタレート中にリン酸、亜リン酸及びそれらの
エステルなどの安定剤、酸化チタン、微粒子シリカ、炭
酸カルシウムなどの滑剤等が含まれていてもよい。なお
ポリエチレンテレフタレートの好ましい固有粘度は0.
4〜1.0であり、更に好ましくは0.55〜0.8で
ある。
実質的に配向されてないフィルムとは、溶融した上記ポ
リエチレンテレフタレートをフィルム(またはシート)
状として冷却ドラム上に押出し冷却固化せしめたもので
、配向を付与するための延伸がなされてないものである
本発明の縦延伸は9倍率が2.9〜3.4倍、好ましく
は3.0〜3.3倍の範囲に延伸する。延伸倍率がこの
範囲をはずれた場合は、あとの同時二軸延伸でのフィル
ム破れが起シやすくなシ、二軸配向ポリエステルフィル
ムの湿度線膨張率を改良する効果が小さくなるので好ま
しくない。縦延伸温度は80〜105℃の範囲が好まし
く、よシ好ましくは85〜100りである。
本発明の縦延伸は、一対のニップロールとそれに隣接し
た冷却ロール間たとえば、ロール間隔2〜4−で−挙に
延伸する装且で一段階で延伸が完了する方法が好ましい
本発明の横延伸は、フィルムの端部をクリップで把持し
て延伸するテンター法で、2.9〜3.6倍。
好ましくは6.1〜3.5倍の範囲の倍率で延伸する。
横延伸倍率がこの範囲より小さいと後の同時二軸延伸で
フィルム破れが生じやすくなり好ましくない。また、こ
の範囲を越えると、あとの同時二軸延伸したフィルムの
物性のバラツキが大きくなシ好ましくない。
横延伸温度は、80〜110°0の範囲が好ましく、よ
シ好ましくは85〜105℃の範囲である。
横延伸後に必要に応じて90〜140℃の温度で熱処理
を施しても良い。
このようにして得られた本発明の逐次二軸延伸ポリエス
テルフィルムは、配向の主軸方向が横力くけ0.10〜
0.03の範囲である。配向の主軸方向が縦方向にある
場合、あるいは配向の主軸方向が横方向でフィルムの複
屈折が、この範囲をはずれた場合、あとの同時二軸延伸
したフィルムの幅方向において湿度線膨張率が均等にす
るのが難しくなるので好ましくない。
同時二軸延伸は、フィルムの縦O横両方向の各延伸’t
N時に行なうものであればよく9例えば。
クリップでフィルムの両端をはさみ、その両端のクリッ
プの間隔と、クリップ相互の間隔を同時に広げることに
よってフィルムの縦・横両方向の延伸を同時に行なう方
法であってもよい。この同時二軸延伸は、縦・横両方向
とも延伸倍率t−1,!1〜2.0倍、好ましくは1.
4〜1.9倍に延伸する。同時二軸延伸の延伸倍率がこ
の範囲未満では湿度線膨張率を小さくする効果が少なく
なるので望ましくない。またこの範囲を越える場合はフ
ィルム彼れがしやすくなるので望ましくない。
なお、縦・横両方向の各延伸倍率は同一であってもよく
、また異なっていても良いが、好ましくは両延伸倍率が
異なシ、かつ縦延伸倍率よシ横延伸倍率を小さくシ、そ
の差が0.3倍以内とすることである。
同時2軸延伸の延伸温度は、150〜210℃の範囲が
好ましい、よシ好ましくは140℃〜120℃の範囲で
ある。
同時二軸延伸を1段階の温度で延伸を終了しても良いが
、好ましくは2段階の温度で延伸を終了する方法である
。第1段目の延伸温度(T、)を130〜170°0の
範囲で、かつ同時二軸延伸の全延伸倍率の50〜90%
の範囲に延伸し9次いで第2段目の延伸温度 (T2)
を160〜210℃の範囲で、かつT、 (T、にして
、同時二軸延伸の全延伸倍率まで延伸する方法が望まし
い。
また同時二軸延伸されたフィルムは、170〜220℃
の温度範囲で熱処理を施しても良い。
同時二軸延伸されたポリエステルフィルムの厚みは10
0〜25μmとするのが望ましい。また本発明の二軸配
向ポリエステルフィルムの複屈折は0.003〜0.0
2の範囲、よシ好ましくは0.005〜0,01の範囲
が望ましい。
本発明の特性値は次の測定法によるものである。
(1)複屈折(Δn) 偏光顕微鏡にベレツクコンペン・セーターを使用して、
サンプル採取後温度25℃、相対湿度65俤で測定した
。測定場所はフィルム幅の中央部を測定した。
(2)湿度線膨張率(β) 10mm幅にフィルムを切シ出し、恒温恒湿槽(大束科
学:PKL−500)にセットされた定荷重伸び量試験
機(日本自動制御■のチャック間(距離L −150m
m )にフィルムを把持し*10g/1幅の荷重下で2
0℃で湿度35%RHから854RHに変化させた時の
寸法変化量ΔLから下記(2)式を使って求めた。
β=(ΔL/L )/ΔH・−−−−−−−−−−−−
−−−−−−(2)ただし、L=150□ ΔHロ85−55−50チRH フィルムの測定場所は、製品となるフィルム幅方向の中
央部とフィルム両端部の3ケ所について測定軸を横方向
、45°の角度方向、長手方向について各々の湿度線膨
張率を測定し、各々の値の平均値を平均湿度線膨張率と
した。
また、測定した湿度線膨張率の最大値と最小値の差をフ
ィルムの湿度線膨張率のバラツキとして表示した。この
バラツキは3x10  /%RH以下が磁気ディスク用
フィルムとして適していると判定した。
〔発明の作用〕
複屈折を本発明の範囲内にした逐次二軸延伸ポリエステ
ルフィルムを同時二軸延伸する方法によって、フィルム
の位相ずれ(ボーイング)が小さくなることから、フィ
ルムのあらゆる場所の配向を均等化することができたと
考えられる。
〔発明の効果〕
本発明は、特定の複屈折とした逐次二軸延伸ポリエステ
ルフィルムに特定の同時二軸延伸を施すポリエステルフ
ィルムの製造方法としたので、得られたフィルムは次の
ごとき高い特性のものであった。
(1)  フィルムの湿度線膨張率が低い値となシ。
かつ、フィルムの面内の全方向の値が均等になった。
(2)フィルムの湿度線膨張率がフィルムの幅方向でバ
ラツキが小さくなった。
また9本発明によって製造されたフィルムは特に磁気デ
ィスク(フロッピーディスク)用ベースとして適したも
のである。
〔実施例〕
以下に実施例に基づいて本発明の実施態様を説明する。
実施例1〜3.比較例1〜2 r v 0.65のポリエチレンテレフタレートを28
5℃で溶融押出後、急冷し、実質的に非晶状のシートを
つくった。これを1対のニラグロールとそれと2mmの
間隔に配した冷却ロール間で1段階で縦方向に延伸し冷
却した。
次にテンター法を用いて、100℃の温度で横方向に延
伸し、引続き100℃の温度で幅固定で5秒間保持した
後、常温に冷却した。延伸温度。
延伸倍率を第1表の条件で実施し、二軸延伸フィルムの
複屈折を第1表の値のフィルムを得た。
この二軸延伸フィルムを更に同時二軸延伸テンターで1
50℃の温度で第1表に示す倍率で各々延伸を行ない、
200℃で緊張熱固定を施した。
フィルム厚みは各々75μになるようにした。得られる
フィルムの製品全幅は1500〜1600=であった。
得られたフィルムの特性は第1表のとおシである。
実施例1〜6は、フィルムの複屈折を限定した逐次二軸
延伸フィルムを同時二軸延伸し、熱固定して得られたポ
リエチレンテレフタレートフィルムは、湿度線膨張率が
小さくでき、更にフィルム。
面内のあらゆる方向のバラツキを少なくするととができ
た。
比較例1.3は、逐次二軸延伸後のフィルムの複屈折が
不適当であシ、同時二軸延伸後のフィルムの線膨張率の
バラツキが大きくなった。磁気ディスク用フィルムとし
て好ましくない。
本発明の方法によって得られた二軸配向ポリエチレンテ
レフタレートフィルムは、湿度線膨張率が小さくするこ
とによって、磁気ディスク用ベースフィルムに適したも
のとなつ念、また製膜したフィルムの全幅の物性の均質
性が改良されたことから、フィルム全幅が磁気ディスク
用ベースフィルムに適した特性が得られた。しかし、比
較例ではフィルム幅方向の湿度線膨張率のバラツキが大
きいことから、フィルム全幅を磁気ディスク用ベースフ
ィルムに用いるのには適していない。
実施例4 実施例3と同様にして得られた逐次二軸延伸ポリエチレ
ンテレフタレートフィルムを縦方向に1゜85倍、横方
向に1゜75倍に同時二軸延伸をした。
この場合、テンターの延伸室を7=3の比率になるよう
に2室に分割し、第1室t−150℃の温度で縦・横両
方向の延伸倍率の70係延伸し、ひき続き第2室を19
0℃の温度で縦・横両方向の延伸倍率を完了するように
した。更にこのフィルムを200℃の温度で幅固定で熱
固定を施した。得られたフィルムの特性は第1表のとお
りであった。
同時二軸延伸を2段階の温度で実施して得られるフィル
ムは、湿度線膨張率のフィルム面のあらゆる方向のバラ
ツキがさらに小さくすることができた。
比較例4 実施例1と同様にして、無配向フィルムを得て縦方向に
3.5倍延伸し9次いでテンターによシ横方向に3.4
倍延伸し、ひき続き220°Cの温度で幅固定で熱固定
を施した。このフィルムの特性は第1表のとおシであっ
た。
従来の逐次二軸延伸の方法では、湿度線膨張率が大きく
、かつフィルム製品の幅方向においそ湿度線膨張率のバ
ラツキが大きくなるので磁気ディスクのベースフィルム
として望ましくない。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 実質的に無配向でポリエステルを主体としたフイルムを
    、縦方向に2.9〜3.4倍の範囲に延伸し、次いで横
    方向に2.9〜3.6倍の範囲に延伸し、そのフイルム
    の主配向軸を横方向でかつ複屈折が0.005〜0.0
    5の範囲とし、さらに該フイルムを縦横両方向に1.3
    〜2.0倍の範囲に同時二軸延伸する二軸配向ポリエス
    テルフイルムの製造方法。
JP29280585A 1985-12-27 1985-12-27 二軸配向ポリエステルフイルムの製造方法 Pending JPS62152725A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100699098B1 (ko) 2005-03-21 2007-03-21 에스케이씨 주식회사 열수축 등방성이 개선된 이축배향 폴리에스터 필름 및 이의 제조방법

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KR100699098B1 (ko) 2005-03-21 2007-03-21 에스케이씨 주식회사 열수축 등방성이 개선된 이축배향 폴리에스터 필름 및 이의 제조방법

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