JPS621526Y2 - - Google Patents

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JPS621526Y2
JPS621526Y2 JP149882U JP149882U JPS621526Y2 JP S621526 Y2 JPS621526 Y2 JP S621526Y2 JP 149882 U JP149882 U JP 149882U JP 149882 U JP149882 U JP 149882U JP S621526 Y2 JPS621526 Y2 JP S621526Y2
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JP
Japan
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combustion
valve
valve body
combustion chamber
seat
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JP149882U
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JPS58107412U (ja
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  • Fluidized-Bed Combustion And Resonant Combustion (AREA)
  • Sliding Valves (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、燃焼室の一端側に、逆流防止用弁機
構を介して、燃焼ガス供給路及び燃焼用空気供給
路を、かつ、他端側に、燃焼排ガスの排出路を形
成するテイルパイプを接続して、爆発に伴う燃焼
排ガスの動慣性により燃料ガス及び燃焼用空気を
前記燃焼室に流入させると共に、高温燃焼排ガス
の前記燃焼室への逆流により爆発を生じさせるべ
く構成したパルス燃焼装置に関する。
上記パルス燃焼装置は、始動以外において空気
供給及び点火のエネルギーが不要であり、高負荷
燃焼が可能であり、燃焼排ガスが脈動すると共に
極めて高圧になるためにテイルパイプを細長くで
きて、テイルパイプを利用しての流体加熱等を効
率良く行えるなどの利点を有しているが、燃焼負
荷の大巾な調節が困難であつた。つまり、例えば
第5図に示すように、燃料ガス供給路5の流動調
節弁13操作に伴う燃焼室1や燃料ガス供給路5
の圧力変動に基いて、燃焼用空気供給路3の流量
調節弁14を制御器15により自動的に開度調節
すること、あるいは、テイルパイプ6からの排気
路の流量調節弁16を開度調節することが考えら
れるが、パルス燃焼装置においては1秒間に30回
ないし500回もの逆流防止用弁機構4a,4b開
閉動作を必要とし、かつ、逆流防止用弁機構4
a,4bが所定のタイミングで正確に動作しない
とパルス燃焼が不良になるので、上述のように、
燃焼用空気供給路3の逆流防止用弁機構4aに何
ら調整を行わないで、空気量調整のみ行うと、そ
の弁機構4aの開閉に要する時間に狂いが生じ、
負荷調整巾を大にすると燃焼不良を生じるのであ
る。
本考案は、上記実情に鑑みて、燃焼不良を伴う
ことなく、燃焼負荷調整を大巾にかつ容易確実に
行えるように、しかも、そのための構成を極めて
簡単かつ安価で故障が生じにくいものに改良する
ことを目的とする。
本考案は、冒頭パルス燃焼装置において、前記
燃焼用空気供給路の逆流防止用弁機構を構成する
に、弁座、及び、それからの弁体離間位置を規制
する受座の少くとも一方に、弁体との当りによつ
て、その弁体の開閉ストロークを空燃比が設定範
囲内に維持させるように弾性変形される弾性受部
材を付設してある事を特徴とする。
すなわち、燃料ガス供給量を変更すると、燃焼
室内の平均圧力が増減して、弁体の運動エネルギ
ーが増減され、弾性受部材の固有振動数を弁体開
閉動作回数よりも小さくしておくと、弁体の運動
エネルギーに正比例した量の残留歪みが弾性受部
材に発生する。さらに詳述すると、第6図に示す
ように、間隔lで設置された弁座及び受座の夫々
に厚さd0の弾性受部材を備えると共に、弁体を1
秒間に50回づつ開閉動作させたとすると、点線で
示す弁体の移動に伴う弾性受部材の厚さ変化は、
残留歪みによつて実線で示すようになつて、弾性
受部材の平均厚さはdになり、そして、燃料ガス
供給量増減に正比例して、平均厚さdが増減され
て、弁体の開閉ストロークSが自動的に増減され
るのである。
その結果、燃料ガス供給量増減に正比例して、
一回当りの燃焼用空気供給路が自動的に増減さ
れ、良好なパルス燃焼が広範な燃焼負荷変動範囲
において確実に維持されるのであり、その事を実
験結果に基いて以下に詳述する。すなわち、弁体
の開閉ストロークS及び燃料ガス供給量の変化に
伴つて燃焼排ガス中の一酸化炭素濃度がどのよう
に変化を示すかを調べたところ第7図に示す結果
が得られ、一酸化炭素濃度が200ppm以下であれ
ば良好な燃焼であるとすると、仮に弁体の開閉ス
トロークSが3.2mmで一定であれば、燃料ガス供
給量を変化できる範囲は6.5m2/Hrないし9.5m2
Hrとなり、他方、弁体の開閉ストロークSが燃
料ガス供給量変化に正比例して2.4mmないし4.8mm
の範囲で変化するとすれば、燃料ガス供給量を変
化できる範囲は5.5m2/Hrないし12m2/Hrとな
り、燃焼負荷変動範囲が約2倍に増加するのであ
る。
その上、単に弾性受部材を付加するだけでの極
めて簡単かつ安価な改造で済み、構成が単純であ
るが故に故障を生じにくく、実用化面においても
優れたものにできた。
次に、例示図により本考案の実施態様を説明す
る。
第1図に示すように、燃焼室1の上端側に、電
動フアン2を備えた燃焼室用空気供給路3を、逆
流防止用弁機構4aを介して接続すると共に逆流
防止用弁機構4b及び流量調節弁13を有する燃
料ガス供給路5を接続し、燃焼室1の下端側に、
燃焼排ガスの排出路を形成する直管状テイルパイ
プ6を接続し、燃焼室1に始動用点火プラグ7を
付設し、もつて、パルス燃焼装置を構成してあ
る。
上記パルス燃焼装置の動作について説明する。
始動時に、電動フアン2を作動させて、燃料ガス
と燃焼用空気を適当混合比で燃焼室1に供給し、
かつ、点火プラグ7により燃焼室1内で爆発を生
じさせる。その結果、爆発に伴う燃焼排ガスの動
慣性によつて、前記両供給路3,5から適当量づ
つ燃料用空気が燃焼室1に送り込まれ、その後、
爆発の反動で高温燃焼排ガスがテイルパイプ6か
ら燃焼室1に逆流して、その燃焼排ガスの熱エネ
ルギーにより再び爆発が生じ、そして、そのよう
な動作が繰返されるのである。尚、電動フアン2
及び点火プラグ7の作動は、パルス燃焼が安定す
れば停止させる。
前記燃焼用空気供給路3の逆流防止用弁機構4
aを構成するに、第2図及び第3図に示すよう
に、円板状の弁座8に開口8aを環状に並設し、
リング状の受座9に全周にわたつて開口9aを並
設し、多数の棒状連結部材10によつて受座9を
弁座8に対して適当間隔はなした状態で一体連結
し、弁座8と受座9の間にリング状の摺動弁体1
1を、連結部材10によつて径方向けの位置決め
をした状態で設け、もつて、燃焼室1が正圧にな
ると、受座9の開口9aから弁体11に作用する
圧力で弁体11を弁座8に押付けて、弁機構4a
を閉じると共に、燃焼室1が負圧になると、弁座
8の開口8aから作用する圧力で弁体11を受座
9に押付けて、弁機構4aを開くように構成して
ある。
そして、例えば軟質プラスチツクやゴム等から
成ると共に固有振動数が弁体11の開閉動作回数
よりもかなり小さいリング状弾性受部材12を、
弁座8及び受座9にその開口8a,9aを囲む状
態で付設して、弁体11がその開閉に伴つて弾性
受部材12に接当すべく構成し、さらに、その接
当で弾性受部材12に圧縮残留歪みが生じると共
に、燃焼室1の平均圧力変化に伴う弁体11の運
動エネルギー変化に正比例する残留歪み量変化
が、それによる弁体11の開閉ストローク変化で
燃焼室1の空燃比をパルス燃焼に好適な設定範囲
に維持するように生じるべく、弾性受部材12の
弾性係数及び厚み並びに弁体11の質量を設定し
てある。
尚、弾性受部材12の形状は、第4図イに示す
ように、開口8a,9aに連通する孔12aを並
設した巾広リング形状にしたり、あるいは、第4
図ロに示すように、開口8a,9aの環状列の内
外夫々に位置させた大径リング形状にする等、各
種変形自在であり、また、弾性受部材12は弁座
8及び受座9の少なくとも一方に付設してあれば
よい。
テイルパイプ6の設置本数、形状及び寸法等は
任意に変更でき、また、一般にテイルパイプ6に
マフラーを接続する。
本考案によるパルス燃焼装置は、例えば流体中
にテイルパイプ6等を位置させて流体を加熱する
等の各種加熱目的、あるいは、排気エネルギーを
利用する目的等に利用できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るパルス燃焼装置の弁構造の
実施の態様を例示し、第1図はパルス燃焼装置の
概略縦断面図、第2図は要部の分解斜視図、第3
図は要部の拡大断面図、第4図イ,ロは各別の変
形例を示す要部の拡大断面図、第5図は比較例を
示すパルス燃焼装置の概略縦断面図、第6図は弁
座及び受座の変形状態を示すグラフ、第7図は実
験結果を示すグラフである。 1……燃焼室、3……燃焼用空気供給路、4
a,4b……逆流防止用弁機構、5……燃料ガス
供給路、6……テイルパイプ、8……弁座、9…
…受座、11……弁体、12……弾性受部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 燃焼室1の一端側に、逆流防止用弁機構4a,
    4bを介して、燃料ガス供給路5及び燃焼用空気
    供給路3を、かつ、他端側に、燃焼排ガスの排出
    路を形成するテイルバルブ6を接続して、爆発に
    伴う燃焼排ガスの動慣性により燃料ガス及び燃焼
    用空気を前記燃焼室1に流入させると共に、高温
    燃焼排ガスの前記燃焼室1への逆流により爆発を
    生じさせるべく構成したパルス燃焼装置の弁構造
    であつて、前記燃焼用空気供給路3の逆流防止用
    弁機構4aを構成するに、弁座8、及び、それか
    らの弁体離間位置を規制する受座9の少くとも一
    方に、弁体11との当りによつて、その弁体11
    の開閉ストロークを空燃比が設定範囲内に維持さ
    れるように弾性変形される弾性受部材12を付設
    してある事を特徴とするパルス燃焼装置の弁構
    造。
JP149882U 1982-01-08 1982-01-08 パルス燃焼装置の弁構造 Granted JPS58107412U (ja)

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JP149882U JPS58107412U (ja) 1982-01-08 1982-01-08 パルス燃焼装置の弁構造

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JP149882U JPS58107412U (ja) 1982-01-08 1982-01-08 パルス燃焼装置の弁構造

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Publication Number Publication Date
JPS58107412U JPS58107412U (ja) 1983-07-21
JPS621526Y2 true JPS621526Y2 (ja) 1987-01-14

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ID=30014508

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JPS58107412U (ja) 1983-07-21

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