JPS6215255A - ポリエステル組成物およびその用途 - Google Patents

ポリエステル組成物およびその用途

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JPS6215255A
JPS6215255A JP15409585A JP15409585A JPS6215255A JP S6215255 A JPS6215255 A JP S6215255A JP 15409585 A JP15409585 A JP 15409585A JP 15409585 A JP15409585 A JP 15409585A JP S6215255 A JPS6215255 A JP S6215255A
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JP
Japan
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polyester
hydrocarbon group
polyhydroxypolyester
stretched
glass transition
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Pending
Application number
JP15409585A
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English (en)
Inventor
Tadao Tanitsu
忠男 谷津
Etsuji Ishimaru
石丸 悦二
Takayuki Nakano
貴幸 中野
Kimiyoshi Miura
公義 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Publication date
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、熔融成形性に優れ、機械的強度およびガスバ
リヤ−性に優れ、容器用の素材として通した性能を有す
るポリエステル組成物およびその用途に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来、調味料、油、ビール、日本酒などの酒類、炭酸飲
料などの清涼飲料、化粧品、洗剤などの容器用の素材と
してはガラスが広く使用されていた。しかし、ガラス容
器はガスバリヤ−性には優れているが、製造コストが高
いので通常使用後の空容器を回収し、循環再使用する方
法が採用されている。しかしながら、ガラス容器は重い
ので運送経費がかさむことの他に、破損し易く、取り扱
に不便であるなどの欠点があった。
ガラス容器の前述の欠点を解消するものとしてガラス容
器から種々のプラスチック容器への転換が拡大しつつあ
る。その素材としては、貯蔵品目の種類およびその使用
目的に応じて種々のプラスチックが採用されている。こ
れらのプラスチック素材のうちで、ポリエチレンテレフ
タレートはガスバリヤ−性および透明性に優れているの
で調味料、清涼飲料、洗剤、化粧品などの容器の素材と
して採用されている。しかし、これらのうちでも最も厳
しいガスバリヤ−性の要求されるビールおよび炭酸飲料
の容器の場合には、ポリエチレンテレフタレートでもま
だ充分であるとは言い難く、これらの容器に使用するた
めには肉厚を増すことによってガスバリヤ−性を向上さ
せなければならなかった。現在、ポリエステル容器への
需要は増々増大しつつあるが、これらの用途を拡大する
ためにはガスバリヤ−性に優れかつ溶融成形性に優れた
ポリエステルが強く要望されている。
特開昭59−64624号公報には、酸素および炭酸ガ
スに対して良好なガスバリヤ−特性を有する包装材料と
してポリ(エチレンイソフタレート)の如きポリアルキ
レンイソフタレートおよびそのコポリマー並びにそれか
ら形成された成形品が開示されている。
上記出願と同一出願人の出願に係る特開昭59−670
49号公報には、上記の如きポリアルキレンイソフタレ
ート又はそのコポリマーからなる層とポリ(エチレンテ
レフタレート)の如きポリアルキレンテレフタレート又
はそのコポリマーからなる層とからの多層包装材料及び
それからなる成形品例えばボトルが開示されている。
また、特開昭59−39547号には、最内層がエチレ
ンテレフタレートを主たる繰返しを単位とするポリエス
テルからなりそして外層がエチレンイソフタレートを主
たる繰返し単位とするポリエステルからなり、且つ容器
の肉薄部分が少なくとも一方向に配向されている耐ガス
透過性に優れた多層容器が開示されている。
ポリエステルと異なる素材として、特開昭48−362
96号公報には、m−キシリレンジアミン又はm−キシ
リレンジアミンとp−キシリレンジアミンとの混合物を
ジアミン成分とし、そして特定の芳香族ジカルボン酸と
脂肪族ジカルボン酸との混合物のジカルボン酸成分とす
る透明性の良好なポリアミドが開示されている。同公報
には、同ポリアミドが良好な衝撃強度を示しそして優れ
た加工性を有していることが記載されているが、そのガ
スバリヤ−性についての記載はない。
特開昭56−64866号公報Gこは、最外層および最
内層がエチレンテレフタレートを主たる繰返し単位とす
るポリエステルからなりそして中間層がm−キシリレン
ジアミン又はm−キシリレンジアミンとp−キシリレン
ジアミンの混合物をジアミン成分とするポリアミドから
なり、且つ肉薄部分が少なくとも一方向に配向されてい
る多層容器が開示されている。同公報には、上記容器は
ポリエステルの優れた力学的性質、透明性、耐薬品性等
を損なうことなく、酸素に対する遮断性に優れているこ
とが記載されている。
また、特開昭58−183243号公報には、2つの内
外両表面層がポリエチレンテレフタレートからなりそし
て中間層がポリエチレンテレフタレートとキシリレン基
含有ポリアミドとの混合材料からなる、2軸延伸ブロー
成形ビン体が開示されている。
さらに、特開昭56−100828号公報には、ハイド
ロキノンとエピハロヒドリンとから製造される線状ヒド
ロキノンフェノキシ重合体が酸素および二酸化炭素に対
する低い通気性によって特徴づけられていることが開示
されている。
また、ジャーナル・オブ・アプライド・ポリマー・サイ
エンス(Journal of Applied Po
lymerScience ) +第7巻、 2135
〜2144 < 1963 )、には、下記式(ハ)、 H ここで、Eは、 CH3 CH31−03H7 で表わされるホモポリヒドロキシエーテルのガスバリヤ
−性が開示されている。酸素透過性の最も0.5 cc
−IIIil/ 100 in /24 hr/atm
である。水蒸気移動度の最も低いものはEが  H3 ’P、90S  R,Hlの条件下で5g−nil/1
001n2/24hrである。
また、Journal of Appliend Po
lymerScience、第7巻、 2145〜21
52(1965)、に(但しR1とR2は同一ではない
) で表わされるコボヒドロキシボリエーテルのガスバリヤ
−性が開示されている。酸素透過率の最も Hs の値は5 g−mJl’/ 100 in /24 h
r/atm テアル。水蒸気移動度の最も低いものはR
4が Ijr    L;f13  1jr CH3 90% R,H,の条件下でd g−mI!/1001
n /24である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、新規なポリヒドロキシポリエステルを
含有するポリエステル組成物を提供することにある。
計 本発明の他の目的は、ガスバリヤ−性、特に酸素及
び炭酸ガスに対するバリヤー性に優れたポリヒドロキシ
ポリエステルとエチレンテレフタレートを主たる構成成
分とするポリアルキレンテレフタレートからなるポリエ
ステル組成物を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、ガスバリヤ−性に優れてい
るのみならず溶融成形性、延伸性に優れたポリエステル
組成物を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、上記本発明のポリエステル
組成物の延伸成形体、延伸中空成形体用プリフォーム及
び延伸中空成形体を提供することにある。
本発明のさらに他の目的および利点は以下の説明から明
らかとなろう。
〔問題点を解決するための手段および利点〕本発明によ
れば、本発明の上記目的および利点は、第1に、 エチレンテレフタレートを主構成単位とするポリアルキ
レンテレフタレート(A)およびポリヒドロキシポリエ
ステル(B)からなるポリエステル組成物であって、該
ポリヒドロキシポリエステル(B)が、一般式〔!〕 〔式中、R′はp−フェニレン基を示し、R’はp−フ
ェニレン基以外の炭素原子数が2ないし18の二価の炭
化水素基を示し、R3は炭素原子数が6ないし20の二
価の芳香族炭化水素基を示し、iは正の数であり、mお
よびnはOまたは正の数であり、E/(J+m+n )
は0.3ないし1.0であり、m/(#+m+n)は0
ないし0.7であり、n/(ff+m+n)はOないし
0.5である。〕によって表わされ、極限粘度〔η〕が
0,3ないし2dl/gの範囲にあり、そしてガラス転
移温度が30ないし160℃の範囲にある実質上線状の
ポリヒドロキシポリエステルであるこをを特徴とするポ
リエステル組成物によって達成される。
本発明において用いられる上記ポリヒドロキシポリエス
テル(B)は新規であり、例えば下記の方法によって製
造することができる。
すなわち、 (a>  一般式(Ill ・・・(1〕 〔式中、Rは炭素原子数が2ないし1日の二価の炭化水
素基を示す〕で表わされる少なくとも1種のジカルボン
酸のジグリシジルエステルと、(b)  一般式〔] (c)  一般式口 HO−R3−OH・・・印 〔式中、R3は炭素原子数が6ないし2oの二価の芳香
族炭化水素基を示す。〕で表わされる少なくとも一種の
芳香族炭化水素基を示す。〕で表ゎされる少なくとも一
種の芳香族ジオールとを、一般式(1) %式%) 〔式中、Rはp−)二二Vン基を示し、Rはp−フ二二
しン基以外の炭素原子数が2ないし18の二価の炭化水
素基を示し、Rは炭素原子数が6ないし20の二価の芳
香族炭化水素基を示し、lは正の数であり、mおよびn
は0または正の数である〕で表わされるポリヒドロキシ
ポリエステlしのl、mおよびnが 0.3≦ll/ (6+m+n )≦1.00≦m/(
l+m+n)≦0.7 0≦n/(A’+m+n )≦0.5 を充足するように有機溶媒中で反応させることによって
製造できる。
本発明に用いられるポリヒドロキシポリエステルは、上
記一般式〔l〕においてm = 0でかつn=0である
場合には、一般式CD 〔式中、Rおよびlは前記と同一である〕で表わされ、
n = 0である場合には一般式〔釦・・・〔す 〔式中、R1、R2、lぢよびmはいずれも前記と同一
である〕で表わされ、0=0である場合には一般式■ 〔式中、R1、R3、lおよびnはいずれも前記と同一
である〕で表わされ、さらに1. fflおよびnのい
ずれもがOでない場合には前記一般式〔■〕(ただし1
m\0、n\0)で表わされる。該ポリヒドロキシポリ
エステルが前記一般式(V)で表ワサれる場合には、そ
の構造はホモポリエステルであるが、前記一般式〔電、
一般式(至)または一般式(1”)で表わされる場合に
は、該ポリヒドロキシポリエステルの構造はいずれも、 および/または+0CH2CHC[(20−R+ で表
わされ「 る各構成成分がランダム配列したものである。
本発明に用いられる一般式(1)で表わされるポリヒド
ロキシポリエステμにおいてlは正の数であり、mおよ
びnはいずれも0または正の数である。該一般式〔■〕
を構成する各構成成分の割合は、Ill (A’+m+
n )は0.5ないし1.0、好ましくは0.4ないし
1.0.とくに好ましくは0.5ないし1.0の範囲で
あり、m/(/+m+n )は0ないし0.7、好まし
くは0ないし0,6、とくに好ましくは0ないし0.5
の範囲であり、n/(l+m+n )は0ないし0.5
の範囲である。該ポリヒドロキシポリエステルにおいて
(1/ (jl’+m+n )の値が0.5よりも小さ
くなり、またm/(l+m+n )の値が0.7よりも
大きくなると、該ポリヒドロキシポリエステルのガスバ
リヤ−性が低下するか、ガラス転移温度が低下するか、
あるいはボリアMキレンテレフタレートとの組成物のガ
スバリヤ−性や機械的強度などが低下するなどの好まし
くない現象が認められるようになる。
本発明に用いられるポリヒドロキシボリエステルは実質
上線状である。ここで、実質上線状構造とは、直鎖状ま
たは分枝鎖を有する鎖状構造から実質的に成ることを意
味し一実質的にゲlし状架橋構造C網状構造)ではない
ことを意味する。このことは、本発明のポリヒドロキシ
ポリエステルが極限粘度を測定する際の溶媒に実質的に
完全に溶解することによって確認される。
本発明に用いられる一般式(1)で表わされるポリヒド
ロキシポリエステルを構成するRはp−フェニレン基テ
ある。−1−I Rはp−フェニレン基以外の炭素原子
数が2ないし1日の二価の炭化水素基を示しており、該
二価の炭化水素基は分子内にハロゲン原子、酸素原子ま
たは硫黄原子を含有していてもよい。該二価の炭化水素
基Rとして具+ CH2+2、+ CH2+s、+cH
2+4、+ CH2+s、などの脂肪族炭化水素基。
などの脂環族炭化水素基などを例示することができる。
これらの二価の炭化水素基は2種以上の混合成分であっ
ても差しつかえない。
また、本発明に用いられる一般式〔■〕で表わされるポ
リヒドロキシポリエステルを構成することができるR3
は炭素原子数が6ないし20の芳香族炭化水素基を示し
ており、該二価の芳香族炭化水素基は分子内にハロゲン
原子、酸素原子または硫黄原子を含有していてもよい。
該二価の芳香族炭化水素基R3として異体的には、 などをあげることができる。これらの二価の芳香族炭化
水素基は2種以上の混合成分であっても差しつかえない
。これらの芳香族炭化水素基の中では、p−フェニレン
基、m−フェニレン基、2.6−ナフチレン基、p、p
’−ビフェニレン基、4.4−オキシジフェニレン基、
4.4’−牛オジフエニVン基4.4′−スルホジフェ
ニレン基、4.4−メタンジフェニレン!、2.2−プ
ロパン−ビス−4−フェニレン基などが好ましい。
本発明に用いられるポリヒドロキシポリエステルは、そ
れを製造する際に使用する原料化合物の割合によって、
その末端がエポキシ基 フェノール性水酸基であることができる。これらの末端
カルボキシル基、水酸基あるいはエポキシ基はそれ自体
公知のエステル化法によりカルボン酸エステル、例えば
酢酸エステル(−0(100H3)、メチルエステル(
−c 00 c a s ) 、エチルエステル(−0
000H20H3)などに変換することができる。
本発明に用いられるポリヒドロキシポリエステルには上
記の如き種々の末端を持つものが包含される。
本発明に用いられるポリヒドロキシポリエステルは、上
記のとおり、0.5〜2d(1/l<の極限粘度を有し
、さらに50〜160℃のガラス転移温度を有している
。極限粘度が2 d/l/gより大きくなるとポリヒド
ロキシポリエステルの組成物の溶融成形性が低下するよ
うになりさらにはその延伸性も低下するようになる。ま
た極限粘度が0.5dll/iより小さいときには、ポ
リヒドロキシポリエステルの組成物およびその延坤物の
機械的強度が低下するようになる。本発明に用いられる
ポリヒドロキシポリエステルは好ましくはQ、4〜1,
5d7?/g、さらに好ましくは0.4〜1,2d//
gの極限粘度を示す。
一方、ガラス転移温度が50℃より低くなると、乾燥を
経済的に行うことが難かしくなる。
本発明に用いられるポリヒドロキシポリエステVは、好
ましくは40〜140℃、さらに好ましくは40〜12
0℃のガラス転移温度を有する。
本発明に用いられるポリヒドロキシポリエステルは重量
平均分子量(Mw)と数平均分子Jit(Mn)との比
(Mw/Mn )で定義される分子量分布を示す値が通
常例えば1.5〜10の範囲に存在する。
本発明に用いられるポリヒドロキシポリエステルは、前
記一般式(1’)で表わされる少なくとも1種のジカル
ボン酸のジグリシジルエステルと、前記一般式〔1で表
わされる少なくとも1種のジカルボン酸および/または
前記一般式a〕で表わされる少なくとも1種の芳香族ジ
オールとを、有機溶媒中で反応させることによって形成
される。前記一般式〔1〕で表わされるジカルボン酸の
ジグリシジルエステルは、それを構成する炭化水素基R
4が炭素原子数が2ないし1日の二価の炭化水素基であ
るジカルボン酸のジグリシジルエステMであるが、好ま
しくはR4の炭素原子数が6ないし1日の二価の芳香族
炭化水素基であるジカルボン酸のジグリシジルエステル
であり、とくに好ましくはRがp−フェニレン基を主成
分とする炭素原子数が6ないし18の二価の芳香族炭化
水素基であるジカルボン酸のジグリシジルエステルであ
る。
該構成炭化水素基Rは分子中にハロゲン原子。
酸素原子または硫黄原子を含有していてもよい。
該ジカルボン酸のジグリシジルエステルとして具体的に
は、ジグリシジルテレフタレート、ジグリシジルイソフ
タレート、ジグリシジルフタレート、ジグリシジ7tz
 −2−メチルテレフタV−)、ジグリシジル−2−ク
ロロテレフタレート、ジグリシジル−5−メチルイソフ
タレート、ジグリシジル−2,6−ナフタリンジカルボ
キシレート、ジグリシジM−1,5−ナフタリンジカル
ボキシレート、ジグリシジV−1.4−ナフタリンシカ
lレボキシレート、ジグリシジル−4,4−ジフェニル
シカシボキシレート、ジグリシジlレー4.4−ジフエ
ニVエーテルジカルボキシレート、ジグリシジ71/ 
−4、4−ジフエニIレス!レホンジ力ルポキシレート
、ジグリシジル−4,4−ジフェニルメタンジカルボキ
シレート、ジグリシジル−4,41−ジフェニルプロパ
ンジカルボキシレートなどを例示することができる。前
記一般式(1)のジカルボン酸のジグリシジMエステM
は、その製造の過程において、混入する場合がある少量
のハロゲン原子を含有していてもよいし、またエポキシ
基に対してさらに付加反応が起こることによって生成す
る次式一般式(VllI)、−Go−OH0H−OH・
−・〔■〕 11    \。1 (式中、R4の定義は前記と同じであり、pは1〜10
の正の数である) で表わされる低重合体を少量含有していてもよいし、さ
らには、末端の1つがグリセリン単位として存在する次
式一般式■ ・・・■ (式中、Rの定義は前記と同じである)で表わされるモ
ノエポキシドなどをポリヒドロキシポリエステ&(11
の分子量が低下しない範囲の少量を含有していてもかま
わない。
前記一般式1〕で表わされる少なくとも1種のジカルボ
ン酸は、それを構成する炭化水素基R5が炭素原子数が
2ないし18の二価の炭化水素基であるジカルボン酸で
あり、該炭化水素基はハロゲン原子、酸素原子または硫
黄原子を含有していてもよい。該ジカルボン酸を構成す
る炭化水素基R5としては前記一般式〔1〕における炭
化水素基R1およびR2として例示した炭化水素基を全
く同様に例示することができる。該ジカルボン酸として
具体的には、テレフタル酸、クロロチレフタル酸。
メチルテレフタル酸、フタル酸°、イソフタル酸、5−
メチルイソフタル酸、5−クロロイソフタv酸。
2.6−ナフタリンジカルボンs、i、!5−ナフタリ
ンジカルボン酸、1.4−ナフタリンジカルボン酸、2
゜7−ナフタリンジカルボン酸、 4.4−シツエニル
ジカルホン酸、4.11−ジフェニルエーテルジカルボ
ン酸−4,4’−ベンゾフェノンジカルボン票、4.4
’−シフエニ!レスルホンジ力ルボン酸、C4−ジフェ
ニルメタンシカフレボン酸、4.4−ジフェニルプロパ
ンジカルボン# 4,4’−トリフェニルメタンジカル
ボン酸、4.4−テトラフエニlレメタンジカルボン酸
などの芳香族ジカルボン酸、コハク酸、グルタル酸、ア
ジピン酸、ビIレビン酸などの脂肪族ジカルボン酸、シ
クロヘキサン−1,4−ジカルボン酸、シクロヘキサン
−1,3−ジカルボン酸ナトの脂環族ジカルボン酸など
を例示することができる。
前記一般式a〕で表わされる少なくとも1種の芳香族ジ
オ−Mは、それを構成する芳香族炭化水素基R3が炭素
原子数が6ないし20の芳香族炭化水素基であるジオー
ルであり、該芳香族炭化水素基はハロゲン原子、隣素原
子または硫黄原子を含有していてもよい。該芳香族ジオ
ールとして具体的には、ハイドロキノン、レゾルシン、
カテコール、メチVハイドロキノン、2.5−ジクロル
ハイドロキノン、2.6−ジメチンハイドロキノン、2
.5.5.6−チトラメ千2レハイドロキノン、フエ二
Mハイドロキノン、クロフレハイドロキノン、2.6−
ジクロルハイドロキノン、2−メ千Iレレゾルシン、2
,4゜6−ドリメチルレゾMシン、2,6−ナフタレン
ジオール、2.7−ナフタレンジオ−Iし、1.5−ナ
フタレンジオール、1,4−ナフタレンジオ−” 、p
* T’−ビフエノーIし、4.4−オキシジフェノ−
Iし、4゜4−ケトジフェノール、4,4−チオジフェ
ノール、4.4′−スルホジフェノール、ビス(4−ヒ
ドロキシフエニlし)メタン、2.2−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)プロパン、1−フェニ/l/−1,1
−ビス(4−ヒドロキシフエニlし)エタン、4.4−
ジフェノ−7レジフエニVメタン、4,4’−ジヒドロ
キシ−3゜5’、5.5’−テトラi千vビア ! 二
/L/、ビス(4−ヒドロキシ−ろ、5−ジメ千ルフエ
ニlし)エーテlし、ビス(4−ヒドロキシ−5,5−
ジメチルフェニルし)メタン、2.2−ビス(4−ヒド
ロキシ−5,5−ジメチルフェニル)プロパン、9,9
−ジメ千ルー5.6−シヒドロキシキサンテンなどを例
示できる、該芳香族ジオールのうちでは、ハイドロキノ
ン、Vゾルシン、2.6−ナフタレ/ジオール、 、p
/−ビフエノーN、4.A−オキシジフェノ−V、4.
4−ケトジフェノ−1し、4.4’−スルホジフェノ−
2し、ビス(4−ヒドロキシ−5,5−ジメチルフェニ
ル)メタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−6,5−
ジメ千ルフエニV)プロパンが好ましい。
上記の方法においては、前記ジカルボン酸のジグリシジ
ルエステルと前記シカIレポン酸および/または前記芳
香族ジオールとを、生成するポリヒドロキシポリエーテ
ルを一般式(I)において。
12/ (A’+m+n )の比が0.5ないし1.0
、好ましくは0.4ないし1.0、とくに好士しくけ0
.5ないし1.0の範囲、m/(/+m+n )の比が
Oないし0.7、好ましくは0ないし0.6、とくに好
ましくは0ないし0.5の範囲およびn/ (/ + 
m + n )の比が0ないし0.5の範囲になるよう
に各々の原料の仕込割合を調節して供給される。反応系
には該ジカルボン酸のジグリシジルエステルの1モルに
対して該ジカルボン酸および該芳香族ジオールの合計モ
ル数が通常は0.95ないし1.05、好ましくは0.
97ないし1.03、とくに好ましくは0.98なり、
zし1.02の範囲となるように、該ジカルボン酸のジ
グリシジルエステル、該ジカルボン酸および/または該
芳香族ジオ−1しが供給される。
該ポリヒドロキシポリエステルを製造する方法において
、ジカルボン酸のジグリシジルエステlしとシカフレボ
ン酸および/または芳香族ジオールとの反応は有機溶媒
の存在下に実施される。有機溶媒としては、原料である
芳香族ジカルボン酸のジグリシジルエステlし、シカフ
レボン酸およびまたは芳香族ジオールおよび生成重合体
であるポリヒドロキシエステルに対して溶解性があるも
のが好ましく1例えばメチVイソブチルケトン、シクロ
ヘキサノン、2−ブタノン、アセトフェノン、γ−ブチ
ロラクトン、スルホラン、ジメチルス!レホキシド、N
−メチjV−2−ピロリドン、N、N−ジメチルホルム
アミド等が用いられる。有機溶媒の使用量は生成する重
合体1重量部当り例えば1〜10重量部の割合で使用さ
れる。
反応は通常約80〜200℃、好ましくは約100〜1
80℃の温度で実施される。
反応は上記温度範囲で無触媒で進行するが、トリエチル
アミ7、)ジ−n−プロピルアミン、トリーn−ブチル
アミン、トリイソブチルアミン、トリーn−ヘキシルア
ミン、トリシクロヘキシMアミン、ジメチルベンジルア
ミンなどの第三級アミン、子トラメチMアンモニウムハ
イドロオキシドーテトラエチIレアンモニウムハイドロ
オキシド、テトラ−n−ブチフレアンモニウムハイドロ
オキシド、トリメ千Vベンジルアンモニウムハイドロオ
キシドなどのテトラアルキンアンモニウムハイドロオキ
シド、ナトリウムエチラート、ナトリウムエチラート、
ナトリウムイソプロピオナート、ナトリウム−n−ブチ
ラード、カリウムエチラート、カリウムエチラートなど
のアMカリ金属の7 /L/コラート、あるいは水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化りチウム、炭酸ナ
トリウム、炭酸カリウムなどの塩基性化合物を適宜少量
共存させて実施すると1反応が促進されるので好ましい
反応後、生成重合体はそれ自体公知の方法により1反応
系から分離・取得される。
このようにして、上記方法によれば、一般式〔式中、R
1はp−フェニレン基を示し、R2はp−フェニレン基
以外の炭素原子数が2ないし1Bの二価の炭化水素基を
示し、  R3は炭素原子数が6ないし20の二価の芳
香族炭化水素基を示し、aは正の数であり、mおよびn
は0または正の数であり、/// (/+m+n )は
0.5f、Cいし1.0であり、m/(A’+m+n 
)はOないし0.7であり、n/(6+m+n)は0な
いし0.5である。〕で表わされる実質上線状のポリヒ
ドロキシポリエステルが得られる。上記方法において、
原料としてテレフタル酸のジグリコールエステルとテレ
フタル酸の反応を行えば前記一般式〔V〕で表わされる
ポリヒドロキシポリエステルが得られる。また、原料と
してジカルボン酸のジグリシジルエステルとジカルボン
酸とを、全ジカルボン酸成分単位中のテレフタル酸成分
単位が50モル%以上となる割合で反応させると一般式
〔■で表わされるポリヒドロキシポリエステルが得られ
る。原料としてテレフタル酸/酸のジグリシジルエステ
Mおよび芳香族ジオールを反応させるか、テレフタル酸
のジグリシジルエステル、テレフタル酸および芳香族ジ
゛オールを反応させると一般式(至)で表わされるポリ
ヒドロキシポリエステルが得られる。さらに、原料とし
てジカルボン酸のジグリシジルエステル、ジカルボン酸
およびジオールを全ジカルボン酸成分単位中のテレフタ
ル酸成分単位が80モlし%以上m\0、n\0)で唐
ワサれるポリヒドロキシポリエステルが得られる。
上記方法で得られたポリヒドロキシポリエステルは必要
に応じて前述の分子末端処理が施される。
本発明のポリエステル組成物を構成するもう一方のポリ
アルキレンテレフタレート(A)は、エチレンテレフタ
レートを主構成単位とするポリニス−チルである。該ポ
リアルキレンテレフタレートのうちのエチレンテレフタ
レート構成単位の含有率は通常は50モル%以上、好ま
しくは70モル%以上の範囲である。該ポリアルキレン
テレフタレートを構成するジカルボン酸成分単位として
は、テレフタル酸成分単位以外に他の芳香族系ジカルボ
ン酸成分単位の少量を含有していても差しつかえない。
テレフタル酸成分単位以外の他の芳香族系ジカルボン酸
成分単位として具体的にはイソフタル酸、フタル酸、ナ
フタリンジカルボン酸などを例示することができる。該
ポリアルキレンテレフタレートを構成するジオール成分
単位としては、エチレングリコール成分単位以外に他の
ジオール成分単位の少量を含有していても差しつかえな
い。
エチレングリコール成分単位以外の他のジオール成分単
位として具体的には、1.3−プロパンジオール、1,
4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、シクロ
ヘキサンジオール、シクロヘキサンジメタツール、1.
4−ビス(β−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン、1,3
−ビス(β−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン、2.2−
ビス(4−β−ヒドロキシエトキシフェニル)プロパン
、ビス(4−β−ヒドロキシエトキシフェニル)スルホ
ンなどの炭素原子数が3ないし15のジオール成分単位
を例示することができる。
また、該ポリアルキレンテレフタレートには、前記芳香
族系ジカルボン酸成分単位および前記ジオール成分単位
の他に必要に応じて多官能性化合物の少量を含有してい
ても差しつかえない。多官能性化合物成分単位として具
体的には、トリメリット酸、トリメシン酸、3.3’ 
、5.5’−テトラカルボキシジフェニルなどの芳香族
系多塩基酸、ブタンテトラカルボン酸などの脂肪族系多
塩基酸、フロログルシン、1.2.4.5−テトラヒド
ロキシベンゼンなどの芳香族系ポリオール、グリセリン
、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ペ
ンタエリスリトールなどの脂肪族系ポリオール、酒石酸
、リンゴ酸などのオキシポリカルボン酸などを例示する
ことができる。
該ポリアルキレンテレフタレートの構成成分の組成は、
テレフタル酸成分単位の含有率が通常50ないし100
モル%、好ましくは70ないし100モル%の範囲にあ
り、テレフタル酸成分単位以外の芳香族系ジカルボン酸
成分単位の含有率が通常0ないし50モル%、好ましく
は0ないし30モル%の範囲にあり、エチレングリコー
ル成分単位の含有率が通常50ないし100モル%、好
ましくは70ないし100モル%の範囲にあり、エチレ
ングリコール成分単位以外のジオール成分単位の含有率
が通常Oないし50モル%、好ましくはOないし30モ
ル%の範囲および多官能性化合物成分単位の含有率が通
常Oないし2モル%、好ましくはOないし1モル%の範
囲にある。また、該ポリアルキレンテレフタレートの極
限粘度〔η〕 〔フェノール−テトラクロルエタン混合
溶媒(重量比1/1)中で25℃で測定した値〕は通常
0.5ないし1.5dl/g、好ましくは0.6ないし
1.2dl/gの範囲であり、融点は通常210ないし
265℃、好ましくは220ないし260℃の範囲であ
り、ガラス転移温度は通常50ないし120℃、好まし
くは60ないし100℃の範囲にある。
本発明のポリエステル組成物において、該ポリヒドロキ
シポリエステル(B)の配合割合は該ポリアルキレンテ
レフタレート(A)の100 M R部に対して通常は
2ないし500重量部、好ましくは3ないし300重量
部、とくに好ましくは5ないしioo重量部の範囲セあ
る。
本発明のポリエステル組成物には、前記ポリアルキレン
テレフタレート(A)および前記ポリヒドロキシポリエ
ステル(B)の他に必要に応じて従来公知の核剤、無機
充填剤、滑剤、スリップ剤、アンチブロッキング剤、安
定剤、帯電防止剤、防曇剤、顔料などの各種の添加剤の
適宜量が配合されていても差しつかえない。
本発明のポリエステル組成物は通常の成形方法によりフ
ィルム、シート、繊維、容器、その他種々の形状の成形
体の素材として未延伸の状態で使用することができる。
さらに、該ポリエステル組成物を延伸状態でフィルム、
シート、容器として成形すると、ガスバリヤ−性がさら
に優れた成形体が得られる。
次に、本発明のポリエステル組成物の延伸成形体につい
て説明する。本発明のポリエステル組成物の延伸成形体
には、−軸延伸成形体および二軸延伸成形体があり、そ
の形態はフィルム、シート、繊維のいずれかであっても
よい。ここで、該ポリエステルの延伸成形体が一軸延伸
されたものである場合には、その延伸倍率は通常1.1
ないし10倍、好ましくは1.2ないし8倍、とくに好
ましくは1.5ないし7倍の範囲である。また該延伸成
形体が二軸延伸された物である場合には、その延伸倍率
は縦軸方向に通常1.1ないし8倍、好ましくは1.2
ないし7倍、とくに好ましくは 1.5ないし6倍の範
囲であり、横軸方向には通常1.1ないし8倍、好まし
くは1.2ないし7倍、と(に好ましくは1.5ないし
6倍の範囲である。該延伸成形体はその使用目的に応じ
てヒートセットを施すことも可能である。
本発明のポリエステル組成物の延伸成形体を製造する方
法としては、従来から公知のいずれの方法も採用するこ
とができる。一般には、前記ポリエステル組成物または
これにさらに必要に応じて前記添加剤を含む組成物より
成形したフィルムまたはシートなどの原成形体をそのま
ま、あるいは一旦ガラス転移点以下の温度に冷却固化さ
せたのちに再加熱して、次いでこの原成形体をガラス転
移温点ないし融点、好ましくはガラス転移点ないしガラ
ス転移点よりも80°C高い温度の範囲で延伸処理が施
される。延伸成形体にヒートセットを施すには、前記延
伸温度ないしそれより高い温度で適宜の短時間加熱処理
が行われる。
本発明のポリエステル組成物の延伸成形体を製造する方
法として原成形体がフィルムまたはシートである場合に
は、未延伸のフィルムまたはシートを一軸方向に延伸す
る方法(−軸延伸)、縦軸方向に延伸した後さらに横軸
方向に延伸する方法(二軸延伸)、縦軸方向および横軸
方向に同時に延伸する方法(二軸延伸)、二軸延伸した
後にさらにいずれかの一方向に逐次延伸を繰返す方法、
二軸延伸した後にさらに両方向に延伸する方法、フィル
ム(シート)と金型との間の空間を減圧にすることによ
って延伸成形するいわゆる真空成形法などを例示するこ
とができる。また、これらのポリエステル組成物延伸成
形体は他の樹脂と積層した形態で製造することも可能で
ある。そのような製造方法として、該ポリエステル組成
物のフィルム(シート)などの原成形体を他の樹脂のフ
ィルム(シート)などの原成形体と、それぞれ単層ある
いは複層したのち延伸する方法、あるいは該ポリエステ
ル組成物の延伸成形体に他の樹脂のフィルム(シート)
を接着する方法などを例示することができる。
本発明のポリエステル組成物の延伸成形体は、機械的強
度、透明性およびガスバリヤ−性などの性質に優れてい
るので、フィルム、シート、管状体、容器、壜などの種
々の用途に利用することができる。
本発明のポリエステル延伸中空成形体用プリフォームは
、前記ポリエステル組成物層から形成されるものであり
、従来から公知の方法によって成形される。たとえば、
前記ポリエステル組成物からなる管状物を成形加工する
ことによって本発明のポリエステル中空成形体用プリフ
ォームが得られる。
本発明のポリエステル延伸中空成形体は前記ポリエステ
ル組成物から形成される延伸中空成形体であり、前記延
伸中空成形体用プリフォームを延伸ブロー成形すること
により製造される。該延伸中空成形体は一軸延伸状成形
体である場合もあるし、二輪延伸状成形体である場合も
あるが、一般には二軸延伸状成形体が機械的強度および
ガスバリヤ−性に優れているので好適である。該延伸中
空成形体の延伸倍率は前記該ポリエステル組成物の延伸
成形体において記載した延伸倍率がそのまま適用される
。 本発明のポリエステル延伸中空成形体は前記ポリエ
ステル中空成形体用プリフォームを延伸ブロー成形する
ことにより製造される。
その方法としては、前記温度のプリフォームを縦軸方向
に延伸した後にさらにブロー成形することによって横軸
方向に延伸する方法(二軸延伸ブロー成形)などを例示
することができる。
本発明のポリエステル延伸中空成形体は、機械的強度、
耐熱特性およびガスバリヤ−性に優れているので種々の
用途に利用することができる。とくに、本発明の二軸延
伸ブロー成形容器はガスバリヤ−性に優れているので、
調味料、油、ビール、日本酒などの酒類、コーラ、サイ
ダー、ジュースなどの清涼飲料、化粧品、洗剤などの容
器として優れているが、とりわけビールまたは炭酸飲料
の容器として使用すると容器の肉厚を薄くすることが可
能となり、また賞味期間を延長させることが可能となる
〔実施例〕
次に、本発明を実施例によって具体的に説明する。なお
、実施例において使用したポリヒドロキシポリエステル
は参考例に示す方法によって製造した。
また、参考例、実施例および比較例において、性能評価
は以下の方法に従って行った。
ポリヒドロキシポリエステルの極限粘度〔η〕ハ、o−
クロルフェノール中25℃で測定することによって求め
た。
ポリヒドロキシポリエステルのガラス転移温度は示差走
査型熱量計を用いて10℃/minの昇温速度で測定す
ることによって求めた。
また、ポリエステル組成物の延伸成形体、ポリエステル
組成物の延伸中空成形体のガスバリヤ−性については、
酸素ガス透過係数はモコン(MOCON)社製オキシト
ラフ (OXTRAN)装置を用いて、また炭酸ガス透
過係数はモコン(MOCON)社製パーマトラン(PE
RMATRAN) C−rV装置を用いて、それぞれ2
5℃で測定した。
参考例I N−メチルピロリドン500部を装填した反応槽中に、
ジグリシジルテレフタレート(Journal ofC
hemical and Engineering D
ata−、第11巻、448〜449 (1966)に
記載された方法に準じて製造したもの、エポキシド含量
7.1工ポキクド当量/kg)281部、テレフタル酸
166部、およびN、N−ジメチルベンジルアミン2部
を仕込み、攪拌しながら系の温度を約140℃まで昇温
したところ、約30分後に系の粘度の上昇が認められた
ので、攪拌が継続するようにN−メチルピロリドン10
00部を添加しながら、約3時間反応を行った。反応終
了後、反応混合物を大量の水中に注入することによって
生成したポリヒドロキシポリエステルを析出させ、つい
でそのポリヒドロキシポリエステルを水およびメタノー
ルを用いて洗滌したのち、回収して40℃で真空下に乾
燥した。このようにして得られたポリヒドロキシポリエ
ステルの収量は393部であった。また、このポリヒド
ロキシポリエステルの極限粘度は0.64a/gであり
、ガラス転移温度は54゛Cであった。またこのポリヒ
ドロキシポリエステルの組成はテレフタル酸成分単位と
2−ヒドロキシ−1,3−プロパンジオール成分単位と
が交互に脱水縮合してエステル結合を形成した構造(!
t :m:n=50:50: 0 )と一致した。
参考例2〜3 テレフタル酸のかわりに、テレフタル酸とハイドロキノ
ン、あるいはハイドロキノンをそれぞれ表1記載のとお
りの使用量用いた以外は、参考例1と同様にしてポリヒ
ドロキシポリエステルを得た。これらのポリヒドロキシ
ポリエステルの収量、極限粘度、ガラス転移温度、およ
びテレフタル酸成分単位とハイドロキノン成分単位との
割合はそれぞれ表1記載のとおりであった。
参考例4〜5 参考例2において、N、N−ジメチルベンジルアミンの
かわりに表2記載の触媒を表2記載のとおリニ用イ、ま
たN−メチルピロリドンのかわりに表2記載の溶媒を表
2記載のとおりに用い、さらに反応時間を表2記載のと
おりにした以外は同様にしてポリヒドロキシポリエステ
ルを製造した。これらのポリヒドロキシポリエステルの
収量、極限粘度、およびテレフタル酸成分単位と71イ
ドロキノン成分単位の割合はそれぞれ表2記載のとおり
であった。
考例6 参考例3において、ジグリシジルテレフタレトのかわり
にジグリシジルテレフタレート196.4とジグリシジ
ルイソフタレート(Journal ofemical
 and Engineering Data 、第1
1巻、448−9(1966)に記載された方法に従っ
て製造したの、エポキシド含量;7.1工ポキシド当量
/kg)、9部との混合物を用いた以外は同様にしてポ
リドロキシポリエステルを製造した。得られたポリドロ
キシポリエステルの収量は325部、極限度は0.76
dl/g、またガラス転移温度は56℃でった。またこ
のポリヒドロキシポリエステルのレフタル酸成分単位、
イソフタル酸成分単位おびハイドロキノン成分単位の割
合(モル比)は5二15:50(1: m : n=5
0: O:50)であった。
ゴ考例7〜10 参考例2においてテレフタル酸のかわりに表記載のジカ
ルボン酸を表3記載のとおりに使用7、またハイドロキ
ノンのかわりに表3記載の芳香族ジオールを表3記載の
とおりに用いた以外は同様にしてポリエステルを製造し
た。得られたポリヒドロキシポリエステルの収量、極限
粘度、ガラス転移温度、および組成はそれぞれ表3記載
のとおりであった。
参考例11 参考例1におけるジグシジルテレフタレートのかわりに
、特公昭51−7641公報、実施例7に記載された方
法によって製造したジグリシジルテレフタレート(エポ
キシド含量;5.7工ボキシド当量/kg、塩素含量;
1.2%’) 350.9部を用いるとともに、反応を
開始する前に用いるN−メチルピロリドンの使用量を6
00部とし、さらに反応中に添加するN−メチルピロリ
ドンの使用量を1200部とした以外は、参考例1と同
様にして、ポリヒドロキシポリエステルを製造した。得
られたポリヒドロキシポリエステルの収量は460部で
あった。また、このポリヒドロキシポリエステルの極限
粘度は0.71d//gであり、ガラス転移温度は55
℃であった。またこのポリヒドロキシポリエステルの組
成は、テレフタル酸成分単位と2−ヒドロキシ−1,3
−プロパンジオール成分単位とが交互に脱水縮合してエ
ステル結合を形成した構造(J:m:n=50:50:
0)とほぼ一致し、また0、8%の塩素を含有していた
参考例12 参考例11におけるジグシジルテレフタレート350.
9部を用いた以外は参考例3と同様にしてポリヒドロキ
シポリエステルを製造した。得られたポリヒドロキシポ
リエステルの収量は419部であった。また、そのポリ
ヒドロキシポリエステルの極限粘度は0.8(Mf/g
であり、ガラス転移温度は59℃であった。またポリヒ
ドロキシポリエステルのテレフタル酸成分単位とハイド
ロキノン成分単位の割合(モル比)は56:44(1:
 m : n =50:0:50)であり、また、0.
9%の塩素を含有していた。
参考例13〜15 参考例11において、テレフタル酸のかわりに表4記載
のジカルボン酸を表4記載のとおりに用いた以外は同様
にしてポリヒドロキシポリエステルを製造した。得られ
たポリヒドロキシポリエステルの収量、極限粘度、ガラ
ス転移温度および組成はそれぞれ表4記載のとおりであ
った。
参考例16〜19 参考例12においてハイドロキノンのかわりに表5記載
の芳香族ジオールを表5記載のとおりに用いた以外は同
様にしてポリヒドロキシポリエステルを製造した。得ら
れたポリヒドロキシポリエステルの収量、掻限粘度、ガ
ラス転移温度および組成はそれぞれ表5記載のとおりで
あった。
実施例1 150℃で10時間乾燥させたポリエチレンテレフタレ
ート(商品名、三井P ET J 125 ) 100
重量部に対して、40℃で18時間減圧乾燥させた参考
例1のポリヒドロキシポリエステル10重量部を混合し
、この混合物を押出し機を用いて成形温度260℃で熔
融押出、冷却後切断してポリエチレンテレフタレートと
ポリヒドロキシポリエステルとの組成物のペレットを作
製した。さらにこのペレットを用いてプレス成形を行い
、約100μの厚みをもつプレスシートを作製した。得
られたプレスシートは無色で透明性があり、さらにガス
ノくリヤー性を測定した結果、炭酸ガス透過係数は20
 d・mm / n?・day  −atm 、また酸
素ガス透過係数器ま3.3mf・m■/ rd−day
  −atmであった。
比較例1 実施例1のポリエチレンテレフタレートを用いてプレス
成形を行い、厚みが約100μであるプレスシートを作
製した。このプレスシートの炭酸゛ガス透過係数は25
mf ・am / tri ・day  ・atm 、
また酸素ガス透過係数は4.6ml −mu / tr
i ・day  −atmであった。
実施例2〜13 実施例1におけるポリエチレンテレフタレートあるいは
ポリヒドロキシポリエステルのかわりに表6記載のポリ
エチレンテレフタレー1−あるいはポリヒドロキシポリ
エステルをそれぞれ表6記載のとおり用いた以外は実施
例1と同様にして厚みが約100μのプレスシートを作
製した。得られたプレスシートはいずれも透明性があり
、また、それらの炭酸ガス透過係数はそれぞれ表6記載
のとおりであった。
実施例14 実施例5において用いたポリエチレンテレフタレートの
かわりにポリエチレンテレフタレート・イソフタレート
〔テレフタル酸成分単位とイソフタル酸成分単位との割
合(モル比)90/10、極限粘度〔η) 0.85a
/ g )を用いた以外は実施例5と同様にして、ポリ
エチレンテレフタレート・イソフタレートとポリヒドロ
キシエステルとの組成物の厚みが約100μであるプレ
スシートを作製した。このプレスシートの炭酸ガス透過
係数は15yrl ・鰭/ rd−day  −arm
であった。
実施例15 実施例5におけるポリエチレンテレフタレート100重
量部および参考例12と同様に製造したポリヒドロキシ
ポリエステル10重量部を混合し、この混合物を押出機
を用いて成形温度約260℃で溶融し、単層のコートハ
ンガータイプのTダイに供給してシート状に押出し、さ
らに冷却して、厚みが約100μの押出しシートを作製
した。得られたシートは無色で透明性が優れており、そ
の酸素ガス透過性は3.111・n/ rd −day
  −atm 、また炭酸ガス透過係数は17iZ −
is / m −day  −atmであった。
実施例16 実施例1におけるプレスシートを二軸延伸装置を用いて
、縦軸方向および横軸方向にそれぞれ3倍に同時延伸し
て、二軸延伸フィルムを作製した。得られた二軸延伸フ
ィルムは厚みが約11μであり、厚みむらも少なく均一
に延伸されたものであった。この延伸フィルムの炭酸ガ
ス透過係数は12m1 ・vns / rd ・day
  ・atmであった。
比較例2 実施例16におけるプレスシートのかわりに比較例1の
プレスシートを用いた以外は実施例16と同様にして縦
軸方向および横軸方向にそれぞれ3倍に同時延伸して厚
みが約11μの二輪延伸フィルムを作製した。その延伸
フィルムの炭酸ガス透過係数は16iZ−mm / r
d ・day  ・atmであったつ実施例17〜24 実施例16におけるプレスシートのかわりに表7記載の
プレスシートまたは押出しシートを用いた以外は実施例
16と同様にして表7記載の倍率の同時二軸延伸を行い
、延伸フィルムを作製した。
得られた延伸フィルムはそれぞれ表7記載の平均厚みを
もっており、いずれも均一に延伸されたものであった。
さらにこれらの二輪延伸フィルムの炭酸ガス透過係数は
それぞれ表7のとおりであっ実施例25 実施例15におけるポリエチレンテレフタレートとポリ
ヒドロキシポリエステルとの混合物を、射出成形機を用
いて成形温度約270℃で射出成形して厚さ3.2mm
のプリフォーム(コールドパリソン)を作製した。つい
で、二軸延伸吹込成形機を用いて縦約2.5倍および横
約4倍に二軸延伸して内容積が約11の延伸ボトルを成
形した。この延伸ボトルの炭酸ガス透過度は2.5mf
 / day  −bottle・atmであった。
比較例3 実施例25におけるポリエチレンテレフタレートを用い
て、実施例25と同様に射出成形してポリエチレンテレ
フタレート層だけから成る厚さ3.21のプリフォーム
を作製し、さらに実施例25と同様に吹込み二軸延伸し
て内容積が約1βの延伸ボトルを成形した。この延伸ボ
トルの炭酸ガス透過速度は4.0ml/day −bo
ttle−atmであった。
〔発明の効果〕
本発明のポリエステル組成物は溶融成形性、延伸成形性
およびガスバリヤ−性に優れ、延伸成形体、延伸中空成
形体プリフォーム、延伸中空成形体用素材として優れて
いる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エチレンテレフタレートを主構成単位とするポリ
    アルキレンテレフタレート(A)およびポリヒドロキシ
    ポリエステル(B)からなるポリエステル組成物であつ
    て、該ポリヒドロキシポリエステル(B)が、一般式〔
    I 〕▲数式、化学式、表等があります▼・・・〔 I 〕 〔式中、R^1はp−フェニレン基を示し、R^2はp
    −フェニレン基以外の炭素原子数が2ないし18の二価
    の炭化水素基を示し、R^3は炭素原子数が6ないし2
    0の二価の芳香族炭化水素基を示し、lは正の数であり
    、mおよびnは0または正の数であり、l/(l+m+
    n)は0.3ないし1.0であり、m/(l+m+n)
    は0ないし0.7であり、n/(l+m+n)は0ない
    し0.5である。〕によつて表わされ、極限粘度〔η〕
    が0.3ないし2dl/gの範囲にあり、そしてガラス
    転移温度が30ないし160℃の範囲にある実質上線状
    のポリヒドロキシポリエステルであることを特徴とする
    ポリエステル組成物。
  2. (2)エチレンテレフタレートを主構成単位とするポリ
    アルキレンテレフタレート(A)およびポリヒドロキシ
    ポリエステル(B)からなるポリエステル組成物の延伸
    成形体であつて、該ポリヒドロキシポリエステル(B)
    が、一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・〔 I 〕 〔式中、R^1はp−フェニレン基を示し、R^2はp
    −フェニレン基以外の炭素原子数が2ないし18の二価
    の炭化水素基を示し、R^3は炭素原子数が6ないし2
    0の二価の芳香族炭化水素基を示し、lは正の数であり
    、mおよびnは0または正の数であり、l/(l+m+
    n)は0.3ないし1.0であり、m/(l+m+n)
    は0ないし0.7であり、n/(l+m+n)は0ない
    し0.5である。〕によつて表わされ、極限粘度〔η〕
    が0.3ないし2dl/gの範囲にあり、そしてガラス
    転移温度が30ないし160℃の範囲にある実質上線状
    のポリヒドロキシポリエステルであることを特徴とする
    ポリエステル組成物の延伸成形体。
  3. (3)エチレンテレフタレートを主構成単位とするポリ
    アルキレンテレフタレート(A)およびポリヒドロキシ
    ポリエステル(B)からなるポリエステル組成物から形
    成されたポリエステル延伸中空成形体用プリフオームで
    あつて、該ポリヒドロキシポリエステル(B)が、一般
    式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・〔 I 〕 〔式中、R^1はp−フェニレン基を示し、R^2はp
    −フェニレン基以外の炭素原子数が2ないし18の二価
    の炭化水素基を示し、R^3は炭素原子数が6ないし2
    0の二価の芳香族炭化水素基を示し、lは正の数であり
    、mおよびnは0または正の数であり、l/(l+m+
    n)は0.3ないし1.0であり、m/(l+m+n)
    は0ないし0.7であり、n/(l+m+n)は0ない
    し0.5である。〕によつて表わされ、極限粘度〔η〕
    が0.3ないし2dl/gの範囲にあり、そしてガラス
    転移温度が30ないし160℃の範囲にある実質上線状
    のポリヒドロキシポリエステルであることを特徴とする
    ポリエステル延伸中空成形体用プリフオーム。
  4. (4)エチレンテレフタレートを主構成単位とするポリ
    アルキレンテレフタレート(A)およびポリヒドロキシ
    ポリエステル(B)からなるポリエステル組成物から形
    成されたポリエステル延伸中空成形体であつて、該ポリ
    ヒドロキシポリエステル(B)が、一般式〔 I 〕▲数
    式、化学式、表等があります▼・・・〔 I 〕 〔式中、R^1はp−フェニレン基を示し、R^2はp
    −フェニレン基以外の炭素原子数が2ないし18の二価
    の炭化水素基を示し、R^3は炭素原子数が6ないし2
    0の二価の芳香族炭化水素基を示し、lは正の数であり
    、mおよびnは0または正の数であり、l/(l+m+
    n)は0.3ないし1.0であり、m/(l+m+n)
    は0ないし0.7であり、n/(l+m+n)は0ない
    し0.5である。〕によつて表わされ、極限粘度〔η〕
    が0.3ないし2dl/gの範囲にあり、そしてガラス
    転移温度が30ないし160℃の範囲にある実質上線状
    のポリヒドロキシポリエステルであることを特徴とする
    ポリエステル延伸中空成形体。
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