JPS62151156A - 栄養組成物 - Google Patents

栄養組成物

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JPS62151156A
JPS62151156A JP61184859A JP18485986A JPS62151156A JP S62151156 A JPS62151156 A JP S62151156A JP 61184859 A JP61184859 A JP 61184859A JP 18485986 A JP18485986 A JP 18485986A JP S62151156 A JPS62151156 A JP S62151156A
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弘幸 大橋
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徹 高見
Michihito Sumikawa
通人 澄川
Chieko Jinguu
神宮 知恵子
Naohiko Yasuda
直彦 安田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば輸液に用いられる吐乳動物のための栄
養組成物に関する。
〔従来の技術〕
従来、経静脈的に窒素源を投与する場合、アミノ酸を他
の栄養素と共に投与する完全静脈栄養法が患者の栄養改
善、補給に広く使用されている。
アミノ酸液には、蛋白氷解物と結晶アミノ酸混合液の二
つがあるが、配合比を自由に調整することができ、副作
用が少ないことから、わが国では専ら後者が用いられて
いる。
しかしながら、結晶アミノ酸のなかには、滅菌条件下で
不安定なものや溶解性の低いものがあり、その配合時に
種々の製剤学的制約を受ける。とくに、近年病態におけ
るアミノ酸代謝の著しい変化が明らかになるにつれて、
外科侵襲時におけるグルタミン(Roth、 E、 a
t al、 Cl1nlcal Nutrition、
1.25−41(1982))、外科侵襲時や肝臓病に
おける分銀アミノ酸(ロイシン、バリン、イソロイシン
) (Adibi、 S、A、(ed+I) Bran
ched chaln amin。
and k@to acids in Health 
and diaeaa@(karger。
Ba5al 1984)、尿毒症におけるチロシン(A
lverstrand、 A、 at、 Cl1n1c
il Nephralogy 18゜297−305(
1982))、 未熟児、新生児におけるシスチン(ま
たはシスティン)とチロシン(Sturman、 J、
 A、 at al、 5cience、、 169 
+ 74−75(1970))の重要性が指摘されてい
る。しかし、例えばグルタミンはPH6,s、120℃
、10分間の滅菌条件下で、残存率が13.6チと不安
定であり、チロシンとシスチンは溶解度が25℃でそれ
ぞれ0.045.0.01197dノに過ぎず、輸液と
して必要量を十分に供給することが困難であった。
マタ、ロイシン、バリン、インロイシンの溶解度も25
℃でそれぞれ、2.19.8,85.4.12 p/d
ノと比較的低く、高濃度の輸液を調製する場合、問題に
なる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
不安定なアミノ酸や溶解性の低いアミノ酸による製剤学
的制約を受けずに、必要なアミノ酸を必要なだけ含有し
た栄養組成物を随意に調製する技術の開発が望まれてい
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、上記の問題点を解決すべく鋭意研究した
結果、L−グルタミンをα−L−アスパルチル−L″−
グルタミン、L−チロシンをα−り一アスパルチルーL
−チロシン、L−シスチンをN、N′−ビス−α−L−
7ス/?ルチル−L−シスチン、L−ロイシンをα−L
−アスノfルチルーL−ロイシン、L−バリンをα−L
−アスパルチル−L−t4リン−、L−イア0イシンを
α−L−7スノダルチルーL−イソロイシン、L−トリ
プトファンをα−L−アスパルチル−L −) IJ 
7’ トファンに置き換えることにより、結晶アミノ酸
の不安定性や低溶解性といった製剤学的欠点を解消し、
かつ生体にも有効に利用されることを見出し、本発明を
完成した。
すなわち、本発明は必須アミノ酸を含有する栄養組成物
において、アミノ酸の少なくとも一種がL−アメ/4′
ラギン酸残基をN−末端に有するジペプチドの形で存在
することを特徴とするものである。
本発明のL−アスパラギン酸残基をN−末端に有するジ
ペプチドを合成するには、アミノ基およびβ−カル?キ
シル基を保護したアス・9ラギン酸と、カルブキシル基
を保獲した所望のアミノ酸、例えばチロシン、グルタミ
ンとを縮合した後、保護基を脱離することによって達成
される。
アミノ基の保護基としては、ペンジルオキシカルゲニル
基、t−ブチルオキシカル?ニル基、ホルミル基、7タ
リル基などが、また、カルブキシル基の保護基としては
、メチル基、ベンジル基、t−ブチル基などの通常のペ
プチド合成に用いる保護基が採用される。
縮合は、クロルギ酸エステル等を用いる混合酸無水物法
、ノシクロへキシルカーゴジイミド等の縮合剤を用いる
方法、さらにp−ニトロフェニルエステル、N−ヒドロ
キシコハク酸イミドエステル、N−ヒドロキシベンゾト
リアゾールエステル等の活性エステルを経由する方法等
、ペプチド合成に慣用されている方法で行なうことがで
きる。
活性エステル法の場合には、縮合するアミノ酸はカルブ
キシル基を無保護状態で塩基の存在下に縮合できる利点
がある。別の方法として、アミノ基を保護したアスパラ
ギン酸の無水物にチロシン、グルタミン等のアミノ酸を
塩基の存在下に反応させた後、脱保護し、α−ペプチド
を分離することによっても合成することができる。
物性値は次のとおりである。
Aリニり上 ゛〔α〕乙5:+11.6°(C=2.水)マススペク
トル  : 262 (M+H)+(分子量261)薄
層クロマトグラフィー(シリカゲル):Rf=0.31
 (展開液 BuOH:酢酸:水=2:1:1、検出 
ニンヒドリン発色) Asp−Tyr 〔6発5:+19.5°(C=2.水)マススペクトル
  : 297 (M+H,l” (分子[296)薄
層クロマトグラフィー(シリカゲル):Rf=0.57
(展開液 B u OH:酢酸:水=2 : 1 : 
1、検出 ニンヒドリン発色〕 Asp−Cys Asp−Cys 〔α)D: −95,9’(C=2 、水〕マススペク
トル  : 471 CM−)−H)” (分子量47
o)薄層クロマトグラフィー(シリカゲル):nt =
0.18 (展開液 BuOH*酢酸:水=2:1:1
、検出 ニンヒドリン発色) AS(+−Leu [α]25 、: −11,1° (C=2、水) マススペクトル:  247[M+H]   (分子F
Pi246)薄層クロマトグラフィー(シリカゲル):
Rf = 0.55  (展開液 BuOH:酢酸:水
= 2:  1:  1、検出 ニンヒドリン発色) Asg−Vat [α]2) f):+8,0° (C−1、水) マススペクトル:  233[M+H]   (分子f
fi 232)薄層クロマトグラフィー(シリカゲル)
:Rf −0,38(展開液 Bu OH:酢酸二本=
 2:  1:  1、検出 ニンヒドリン発色) ASD−IIG [α戸 、    :+ ’3.1’  (C= 2、水)マス
スペクトル:  247[M+H]+<分子m 246
)ASD−Trp    ・ 頭 [α]p    :+7,3° (c=1、水)?スス
ペクト/Lz:  320[M+H]す (分子fi 
319)K9mクロマトグラフィー(シリカゲル) :
Pf = 0.55  (展開液 3u OH:酢酸:
水= 2:  1:  1、検出 ニンヒドリン発色) 本発明の栄養組成物を構成するアミノ酸は、し−アルギ
ニン(Arg)、ヒスチジン(f−1is)、イソ口 //′ /″ バリン(Ile)、ロイシン(Lau)、リシゞン(L
ys)、メチオニン(M・す、フェニルアラニン(ph
・〕、又レしニン(τhr)、トリット7アン(Try
)、バリン(Val)等の必須アミノ酸のほか、L−ア
ラニン(Alm)、アスパラギン酸(Asp)、シスチ
ン(Cys)、グルタミン(GIn) 、グリシン(G
ly) 、プロリン(Pro)、セリン(Ser)、チ
ロシン(Tyr)等が61、患者の病状によって所望の
アミノ酸を配合して調製する。
これらのアミノ酸のうち、少なくとも一種は、N−末端
にアスパラギン酸残基を有するノペゾチド形で存在する
が、とくに結晶アミノ酸の形では不安定であったり、溶
解性の低いグルタミンやシスチン、チロシン、ロイシン
、バリン、イソロイシン、トリット7アン等はノペグチ
ドの形で配合することが望ましい。
このようなグルタミン、シスチンなどの不足しやすいア
ミノ酸を補給するうえで好ましい栄養組成物の一例を挙
げると、水溶液中にα−L−アスパルチル−L−チロシ
ンが0.045〜5重in、N、N′−ビス−α−L−
7スノ臂ルチル−L−シスチyが0.011〜5重i%
、α−L−アスパルチル−L−グルタミンが0.35〜
5重f%、α−L−アスノやルチル−L−ロイシンZ>
f O,1〜10!i%、α−L−アスパルチル−L−
バリンが0.1〜10重量%、α−L−アス/4ルチル
ーL−イソロイシy カ0.1〜101i11%、α−
L−アスパルチル−L−)!jデト7アンが1,14〜
5重量%が上記必須アミノ酸などと共に含まれているも
のである。
〔作 用〕
本発明に係る栄養組成物のなかで、ジペプチドの代表例
は、上記のようにα−L−アヌノ4ルチルーL−グルタ
ミン(以下、Asp−Glnのように略記スル、)、α
−L−アスノ4ルチルーL−チロシン(ムリーTyr)
、N、N′−ビス−α−L−アスノヤルチルルーL−ロ
イシン(Asp−L@u)、α−L−アスパルチル−L
−バリン(Asp−Val)、α−L−アスパルチル−
L−インロイシン(Asp−IIす、α−L−アスパル
チル−L−1リグトファン(Asp−Trp)である。
このうち、Asp−Ginは表1に示すように、121
℃、10分間の滅菌条件下で残存率が82.7チと高く
、アスパラギン酸残基を有しないL−Gl nの13.
6%に比べて非常に安定である。
表   1 また、L−トリプトファンは121℃、20分間の滅菌
条件下では表2に示すように着色が問題となるが、As
p−Trpではほとんど問題なくなる。
(o、s %水溶液、pH6,5,121℃、20分間
)また、Asp−Tyr 、 Asp−Cys 、 A
sp−Lau %Asp−VatAsp−Cys およびAsp−Trpは表3に示すようにアミノ酸単体
と比較して水に対する溶解性が大巾に向上する。
また、AdibiはN末端残基としてグリシンを有する
オリゴペプチド(ジペプチド、トリペプチド)から成る
栄養組成物を発明し、グリシン末端オリゴペプチドが水
溶性で、熱安定性も良好であると報告しているが(特開
昭56−140923号)、本発明によるジペプチドは
溶解性が更に改善されたものとなっている。
一方、これらのペプチドは、輸液として使用する場合、
生体内でアミノ酸まで加水分解される必要がある。
前記Ad l b iの発明によれば、経口的に投与さ
れたペプチドは、アミノ酸と異なる輸送系で小鴫上皮細
胞に取りこまれ、細胞内でアミノ酸に加水分解されると
いう。しかし、経静脈的に投与されたペプチドが小腸と
同様の機構で、組織に取りこまれてから加水分解される
という証拠は、腎臓の尿且、431−436(1983
)参照)以外には見出されていない。
本発明のAsp−Tyrと前記Gly−Tyrを経静脈
的に投与した後の血中チロシン濃度一時間曲線から得ら
れ濃度曲線下面積(Area Under the C
urv AUC)をみると、当該アミノ酸への変換量は
それぞれ790.2±79.4,816.9±17.7
(μmol/dlXmin)であって両者に実質的差が
認められない。従って、グリシン残基をN−末端に有す
るオリゴペプチドが特に細胞に取りこまれやすいとは言
えない。他方、血中チロシン濃度の増加量に着目すると
、経静脈的に投与されたペプチドは大部分が血中または
細胞膜上のべ!チダーゼの作用によジアミノ酸まで加水
分解されてから組織に同化されるとも考えることができ
る。
本発明のAsp−Tyrと前記Gly−Tyrの半減期
はそれぞれ、0.55,1.03分、最大血漿チロシン
濃度はそれぞれ85.0 、63.9 μmol/lJ
であって、前者の方が血中で速くアミノ酸へ変換されて
消失するから、輸液用ペプチドに適している。
以上のように、N−末端アミノ酸残基としてアス/母う
イン酸を有するジペプチドを輸液として用いると、従来
の結晶アミノ酸の製剤掌上の問題が解決されるばかシで
なく、生体内での利用性が高いことがわかる。
以下に、本発明の内容および効果を明らかにするため、
ジ(プテドの合成例および実施例により具体的に説明す
る。
〔合成例1〕 例中の次の略語はそれぞれ以下の意味を表わす。
EDCエチレンジクロリド Boc   第三ブチルオキシカルボニル基2   ペ
ンジルオキシカルブニル OBu   第三ブチルオキシ基 OBz l  ベンジルオキシ基 DCCジシクロヘキシルカルボソイミドDCU   ジ
シクロへキシルウレア )10Bt  1−オキシベンゾトリアゾールAsp−
Cys Asp−Cys Boc−Amp(OBut)−0Hジシクロへキシルア
ミン塩ミリモル〕をEDC1,Q Jに加え、次にトリ
エチルアミン10.67(105ミリモル)、HOBt
 14.2F(105ミリモル)を加え溶解した。これ
に0〜5℃にてDCC21,6P C105ミリモル)
 IDC溶液150Mを加え0〜5℃にて4時間反応後
、更に室温(20〜30℃)で18時間反応させた。
生成したDCVを濾別し、濾液を順次水1.0!、5チ
炭酸水素ナトリウム水溶液1.OJj、5%クエン酸水
溶液1.Ol、水1.Olで洗浄した後KDCを減圧留
去し、残渣をノオキサン1.O1に溶かし0〜5℃に冷
却した。これに0〜5℃に冷却した4規定塩酸ジオキサ
ン溶液2.Olを加え、0〜5℃で4時間反応させた後
、更に室温(20〜30℃)で200時間反応せた。生
成した沈殿を濾別し、水1.0ノに溶解させ、1規定水
酸化ナトリウム水溶液で一乞2.9に調整し減圧下に4
00ゴまで濃縮した。この濃縮液をセフアゾ、クスG−
15(登録商標ファルマシア社〕による分子ふるいクロ
マトグラフィーで°脱塩・精製した後に凍結乾燥しては
TLC(展開液ブタノール:酢酸:水=2:1:1)で
単一スポット、を与えた(Rf=0.18 )e〔合成
例2〕 、〜すΣ■ヱ Z−Asp(OBzl)−0H35,79(100ミリ
モル〕、 N−ヒドロキシヌクシンイミド11.5F(
100ミリモル)をソオキサン10(14!に加えて溶
解した。これに0〜5℃にてDCC21,69(105
ミリモルフジオキサン溶液1007dを加え0〜5℃に
で4時間反応させた。生成したDC口を濾別し、濾液を
Trp22.4j’(110ミリモル)10%炭酸水素
ナトリウム溶液400 mlに0〜5℃にて加え、0〜
5℃で3時間、更に室@(20〜30℃)で18時間反
応させた。未反応のTrpを濾別し、濾液を1規定塩酸
で−を2.0にし、生じた沈殿を濾別した。この沈殿を
酢酸1.51と水500ゴの混合液に懸濁し、2チパラ
ジウム炭素3051を加え水素気流中室温(20〜30
℃ンで4時間接触還元を行なった。反応液を濾過し、濾
液を減・圧乾固し残渣に水1.Olを加え13jJ、定
木酸化す)IJウム水溶液で−を5.0にし、活性炭2
Fを加え40℃で30分かくはんした後濾過し、濾液を
減圧下に300mまで濃縮した。この液を1規定塩酸で
−を2.9にし0〜5℃に冷却し、生じた沈殿を濾別乾
燥して、Asp−Trp 22.3 jl (70% 
)が得られた。このものはTLC(展開液ブタノール:
酢酸:水=2 : 1 : 1 )で単一ヌポ、トを与
えた(Rf =0.55)。
〔実施例1〕 表4に示すアミノ酸組成物に、Asp−Tyr 6.3
1j’。
Asp−Cys2.96 Pを加え、これに注射用蒸留
水をAsp−Cys を加えて全量を11とし、NaOH溶液で−を6.5に
調整した。この液を加熱溶解した後、ミリポアフィルタ
−で濾過し、ガラスびんに充填し、窒素ガス置換して密
栓した。これを120℃、10分間加熱滅菌して、輸液
を調製した。
表  4 〔実施例2〕 表5に示すアミノ酸組成物に、Asp−Gin 26.
28Fを加え、これを注射用蒸留水に加熱溶解して11
とし、NaOH溶液で−を6゜5に調整した。この液を
ミリポアフィルタで一過し、200mずつガラスびんに
充填し、無菌窒素ガスを30秒吹きこんだ。
密栓後、120℃、10分間加熱滅菌して輸液を!lI
J製した。
表   5 〔実施例3〕 表6に示すアミノ酸組成物に、Asp−Cys 19.
42FAap−Cys Amp−Gin 115.429、Amp−Tyr 5
.7 Fを加え、注射用蒸留水で加熱溶解後、全量を1
01とし、NaOH溶液で−を6.5に調整した後、実
施例1と同様に処理して輸液を調製した。
表  6 〔実施例4〕 表7に示すアミノ酸組成物に、Asp−II@25.7
 P。
Asp−Leu 36.3 p、 Asp−Val 4
1.6 jl、 Asp−Trp 12.2りを加え、
これに注射用蒸留水を加えて全量を11とし、NaOH
水溶液でp)l’!i6.5に調整した。この液を加熱
、溶解した後、ミリボア・フィルターで濾過し、ガラス
びんに充填し、窒素が2置換して密栓した。これを12
0℃、10分間加熱滅菌して、輸液を調製した。
我  7 〔試験例1〕 SD系ラットから採取調製した血漿i、 s WJlに
基質として75mMのジペプチド水溶液0.2 m/を
加え、37℃で30分間反応させた。
その結果、第1図に示すように、Asp−GinはGl
y−Ginに比べ、またAap−TyrはGly−Ty
rに比べ、それぞれ加水分解しやすいことがわかる。
〔試験例2〕 SD系う、ト(♂150ji)に中心静脈カテーテルを
造設し、−晩絶食後、無麻酔無拘束下で2体重当#)0
.5μmolのジペプチドを投与しく対照として0.0
17 μmolのL−Tyrを投与した)、経時的に採
血した。その結果を表8および第2図に示した。
表   8 このように、本発明のAsp−TyrはGly−Tyr
に比べて血中からの消失が速いことがわかる。
また、血漿チロシン一度への反映も衆9および第3図か
ら明らかなように、Aap−Tyrは有意の高値を示し
た。一方、対照としてL−Tyrを溶解度に相当する量
だけ投与した場合には、血中チロシン@度はほとんど変
動しなかった。さらに、尿中へのAap−Tyrの排泄
量は投与量の0.01%と痕跡程度に過ぎなかった。
表    9 以上の結果から、本発明に係るAsp−Tyrは生体内
で十分に利用され、しかも従来のGly−Tyrに比べ
てその利用性の高いことが5わかる。
〔試試験例3〕 試験例2と同様に0.5μmolのAsp−L・Uまた
はGly−Leuを中心静脈カテーテルよシ投与し、経
時的に採血した。その結果を第4図と第5図に示した。
このように、本発明のAsp−LeuはGly−Leu
に比べて血中からの消失が早く、血漿ロイシン濃度への
反映も1分後に高値を示し、その後すみやかにロイシン
は組織に取りこまれた。
〔発明の効果〕
以上から明らかな如く、本発明は結晶アミノ酸のN−末
端L−アスパラギン酸残基を結合させてジペプチドの形
に置き換えることで、熱安定や溶解性を著しく改善され
、しかも生体内での利用性が高い栄養組成物を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るジペプチドと従来のジペプチドの
血漿における加水分解速度を比較して示すグラフ、第2
図は同じく時間と血漿中のジペプチド濃度との関係を示
すグラフ、第3図は同じく血漿中のチロシン濃度分布を
示すグラフ、第4図は本発明に係る他のジペプチドと従
来のジペプチドの時間と血漿中のジペプチド濃度との関
係を示すグラフ、第5図は同じく血漿中のロイシンU変
分布を示すグラフでグラフである。 なお、各図において記号、略号の意義は次のとおりであ
る。 第1図 (イ) 血漿中から消失したノーペプチド濃度
(ロ) 血漿中に残存しているノーペプチド濃度AGn
   α−L−アスパルチル−L−1’ルタミンGGn
   グリシル−し−グルタミンAT   α−L−ア
スパルチル−L−チロシンGT  グリシル−し−チロ
シン vJ2図 ・ α−L−アスノンルチルーL−チロシン
○ グリシル−L−チロシン 第3図 *  α−L−アスノやルチル−L−チロシン
○ グリシル−L−チロシン Δ L−チロシン 第4図 ・ α−L−7スノ平ルチルーL−ロイシン○
 グリシル−L−ロイシン m5図 ・ α−L−アスパルチル−L−ロイシン○ 
グリシル−L−ロイシン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)必須アミノ酸を含有する栄養組成物において、ア
    ミノ酸の少なくとも一種がL−アスパラギン酸残基をN
    −末端に有するジペプチドの形で存在することを特徴と
    する栄養組成物。
  2. (2)ジペプチドがα−L−アスパルチル−L−チロシ
    ン、N,N′−ビス−α−L−アスパルチル−L−シス
    チン、α−L−アスパルチル−L−グルタミン、α−L
    −アスパルチル−L−ロイシン、α−L−アスパルチル
    −L−バリン、α−L−アスパルチル−L−イソロイシ
    ン、α−L−アスパルチル−L−トリプトファンからな
    る群から選ばれることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項に記載の栄養組成物。
  3. (3)水溶液中にα−L−アスパルチル−L−チロシン
    が0.045〜5重量%、N,N′−ビス−α−L−ア
    スパルチル−L−シスチンが0.011〜5重量%、α
    −L−アスパルチル−L−グルタミンが0.35〜5重
    量%、α−L−アスパルチル−L−ロイシンが0.1〜
    10重量%、α−L−アスパルチル−L−バリンが0.
    1〜10重量%、α−L−アスパルチル−L−イソロイ
    シンが0.1〜10重量%、α−L−アスパルチル−L
    −トリプトファンが1.14〜5重量%含まれているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の栄養組成
    物。
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