JPS62149873A - 電子写真感光体の作製方法 - Google Patents

電子写真感光体の作製方法

Info

Publication number
JPS62149873A
JPS62149873A JP29138985A JP29138985A JPS62149873A JP S62149873 A JPS62149873 A JP S62149873A JP 29138985 A JP29138985 A JP 29138985A JP 29138985 A JP29138985 A JP 29138985A JP S62149873 A JPS62149873 A JP S62149873A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
surface layer
gas
film
layer
photoreceptor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29138985A
Other languages
English (en)
Inventor
Toyoki Kazama
風間 豊喜
Koichi Aizawa
宏一 会沢
Kiyoto Yamaguchi
山口 希世登
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP29138985A priority Critical patent/JPS62149873A/ja
Publication of JPS62149873A publication Critical patent/JPS62149873A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G5/00Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
    • G03G5/02Charge-receiving layers
    • G03G5/04Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
    • G03G5/08Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor characterised by the photoconductive material being inorganic
    • G03G5/082Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor characterised by the photoconductive material being inorganic and not being incorporated in a bonding material, e.g. vacuum deposited
    • G03G5/08214Silicon-based
    • G03G5/08221Silicon-based comprising one or two silicon based layers
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G5/00Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
    • G03G5/02Charge-receiving layers
    • G03G5/04Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
    • G03G5/08Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor characterised by the photoconductive material being inorganic
    • G03G5/082Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor characterised by the photoconductive material being inorganic and not being incorporated in a bonding material, e.g. vacuum deposited
    • G03G5/08285Carbon-based

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
  • Chemical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 本発明は電子写真感光体の作製方法に関する。
〔従来技術とその問題点〕
従来、電子写真感光体として例えばアモルファスSe1
またはアモルファスSetこ八s、 Te、 Sbなど
の不純物をドープした光導電性材料を用いた感光体、あ
るいはZnO’bedsなどの光導電性材料を樹脂バイ
ンダーに分散させて用いた感光体などが使用されている
。しかしながら、これらの感光体は耐熱性。
環境汚染性1機械的強度の点で問題がある。
近年、光導電性材料としてアモルファスシリコン(a−
Si)を用いることによってこれら従来の電子写真感光
体の欠点を解決する技術が提案されている。蒸着あるい
はスパッタリングによって作製されたa−5iは暗所で
の比抵抗が1050・Cl11と低く、また、光導重度
が極めて小さいので電子写真感光体用の光導電性材料と
しては望ましくない。このようなa−3iでは、5i−
3i結合が切れた1いわゆるダングリングボンドが生成
し、この欠陥に起因してエネルギーギャップ内に多くの
局在準位が存在する。このために熱励起担体のホッピン
グ伝導が生じて暗比抵抗が小さくなり、また光励起担体
が局在準位に捕獲されるために光導電性が悪くなってい
る。
これに対してシランガス(SiH,)のグロー放電分解
または光CvDによって作製した水素化アモルファスシ
リコン(a−3i(旧)では上記欠陥を水素原子(If
)で捕獲し、SlにHを結合させることによってダング
リングボンドの数を大幅に低減できるので光導電性が極
めて良好になり、ρ型およびn型の価電子制御も可能と
なったが、暗比抵抗値は高々108〜109Ω・C1n
であって電子写真感光体として充分な10′2Ω・Cm
以上の暗比抵抗値に対してまだ低い。
従ってこのようなa−S i (H)からなる感光体は
表面電位の暗減衰速度が大きく初期帯電位が低い。
そこで、このようなa−3i(tl)に電荷保持能を付
与するため、はう素を適量ドープすることにより暗比抵
抗を1012Ω・0m以上まで高め、カールソン方式に
よる複写プロセスに適用することを可能にしている。
このようなa−3i(H)を表面とする感光体は初期的
には良好な画像が得られるものの、長期間大気中あるい
は高湿中に保存しておいた後画像評価した場合しばしば
画像不良を発生することが判明している。また、多数回
複写プロセスを経験するとしだいに画像ぼけを生じてく
ることもわかっている。このような劣化した感光体は特
に高湿中において画像ぼけを発生しやすく、複写回数が
増すと画像ぼけを生じ始める臨界湿度はしだいに下がる
傾向があることが確かめられている。
上述のごと< 、a−5i (■)を表面層とする感光
体は長期にわたって大気や湿気にさらされることにより
、あるいは複写プロセスにおけるコロナ放電などで生成
される化学種(オゾン、窒素酸化物。
発生期酸素など〉により、感光体最表面が影響を受けや
すく何らかの化学的な変質によって画像不良を発生する
ものと考えられているが、その劣化メカニズムについて
はこれまでにまだ十分な検討はなされていない。このよ
うな画像不良の発生を防止し耐刷性を向上するために、
a−3i(H)を表面 1層とする感光体の表面にさら
に保護層を設けて化学的安定化を図る方法が試みられて
いる。
例えば、表面保護層として水素化アモルファス炭化シリ
コン(a−3i、IC+−x(H)、 0<x<1)、
  あるいは水素化アモルファス窒化シリコン(a−3
iイN、−、(H)。
0<X<1)を設けることによって感光体表面層の複写
プロセスあるいは環境雪囲気による劣化を防ぐ方法が知
られている(特開昭57−115559号公報)。
しかし、表面保護層中の炭素濃度あるいは窒素濃度を最
適な値に選べば耐刷性をかなり改良することができるが
、高湿度雰囲気中(R)l 80%以上)での耐湿性を
維持することができず、数万枚の複写プロセスを経験す
ると相対湿度60%台で画像ぼけを発生し、これらの表
面保護層を付与しても耐刷性9耐湿性を大幅に向上する
ことができない状況にある。
本発明者等は、上記諸問題を解決すべ(a−Si材料に
ついて電子写真感光体に使用される光導電体としての適
用性とその実用性という観点から総括的に研究検討を続
けた結果、a−3i系の感光層上に水素化アモルファス
炭素からなる表面保護層を設けた層構成に設計され作製
された感光体は、実用上十分使用し得るばかりでなく、
従来の感光体と較べてみてもほとんどの点において凌駕
しており、著しく優れた特性、耐剛性、耐環境性ををし
ていることを見出し既に提案している。本発明者等は、
このような表面保護層の最良、最適な形成方法について
検討をすすめてきた。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、前述の欠点を除去して、長期保存およ
び繰り返し使用に際しても劣化現象を起こさず、高湿雰
囲気中においても画像不良などの特性の低下がほとんど
観測されない、感光体としての特性が常時安定していて
ほとんど使用環境に制限を受けない耐久性、耐刷性、耐
湿性に優れたa−3i系感光体の作製方法を提供するこ
とにある。
さらに、本発明の他の目的は、光感度が高く、分光感度
も可視域全般にわたっている感光体の作製方法を提供す
ることである。
さらに、本発明の他の目的は、疲労特性に優れかつ比較
的残留電位の低い感光体の作製方法を提供することにあ
る。
〔発明の要点〕
本発明の目的は、導電性基体上にRFグロー放電分解に
よりアモルファスシリコン(a−5i)系の感光層と水
素化アモルファス炭素(a−C(H) )からなる表面
層とを順次積層して成膜することを含む電子写真感光体
の作製方法において、前記表面層を成膜するに際して、
供給される原料ガスを単位ガス量当たり300〜200
00J/ccのエネルギーで分解することによって達成
される。
〔発明の実施例〕
以下本発明の感光体の作製方法について詳細に説明する
本発明による感光体の一例は第1fflに示した如く導
電性基体110上に感光層120と表面層130が積層
された構造である。
ここで導電性基体110は円筒状、シート状いずれでも
良く、材質的にはアルミニウム、ステンレス鋼などの金
属、あるいはガラス、樹脂上に導電処理をほどこしたも
のでも良い。
感光層120は、材料的には水素化アモルファスシリコ
ン(a−S i (H) ) 、水素化弗素化アモルフ
ァスシリコン(a−3i (F、 fl) )、水素化
アモルファス炭化シリコy(a−s+1−xC+(u)
、 Q<x<l)、水素化弗素化アモルファス炭化シリ
コン(a−3i、xC,(F、H)、 0<X<1)。
水素化アモルファス窒化シリコン(a−SiNx(I(
)。
0<X<4/3)、  水素化弗素化アモルファス窒化
シリコン(a−5iN、(F、)I>、 O<X<4/
3)、水素化アモルファス酸化シリコン(a−5iO,
(H)、 0<X<2)、水素化弗素化7 % /l/
 77 ス酸化シリコン(a−5i(]、(F、H)、
 Q<X<2)。
のうちの少なくとも一つを用いた層である。膜厚は5〜
60μ印が実用的である。
感光層120の中には必要に応じてブロッキング層12
1.光導電層122.バッファ層123などの機能分離
層を設けることが有効である。
ブロッキング層121の目的は、導電性基体110から
の電荷の注入を阻止することである。材料的には、^1
203. AIN、 Sin、 Sin□、 a−3i
t−1lCX(P、H(0<x<1)、  a−SiN
X(旧(0<X<4/3)、  a−C(H)、  弗
素化アモルファス炭素(a−C(F))、  周期律表
■族、■族の元素などをドープしたa−C(H)、 a
−C(F)、  周期律表■族、V族の元素などをドー
プしたa−3i (H)  などを使用できる。膜厚は
、1μm以下と薄い方が良い。
光導電層122は対象とする光の吸収能に優れかつ光導
電率の大きい材料が好ましく 、a−Si(H)。
a−3i(F、H)、  a−sl、、−++cx(u
)(0<x<013)、  a−SiN、()I)(0
<に<0.2)、  a−3iO,()I)(0<x<
0.1>、  a−Sit−xGe、I()I)などや
、これらに周期律表■族、V族の元素などをドープした
材料が好ましい。膜厚は3μm以上60μm以下が実用
上好ましい。
バッファ層123の目的はより基体側の層1例えば光導
電層122と表面層130との材料的異質性を緩和する
ことである。材料的には、a−3i l−、Ic、 (
tl)(Q<x<l)、a−3i、−、CX(P、)I
)(Q<x<l)、  a−3iN、(H)(0<X<
4/3)、  a−3iO,(tl)(0<x<2)、
  a−3iO,(F、■(0、<x<2)などを使用
できる。バッファ層123の膜厚は、分光感度、残留電
位、隣接する層との電気的整合性などの兼ね合いで決ま
るが、1μm以下が望ましい。
表面層130は水素と炭素を含むアモルファス履(a−
C()t) )であって、基本的にX線あるいは電子線
による回折像が明確でない膜であり、例え一部に結晶部
を含んだとしてもその比率は低いことを意味している。
さらに、膜中の水素は炭素と結合し、赤外線吸収スペク
トルにおいて少なくとも2900c+u−’近辺の吸収
が存在する。
表面層130中の水素濃度は通常1〜60原子%であり
、成膜条件すなわち原料ガス、放電パワー。
バイアス電圧、ガス流量、ガス圧、基板温度などに依存
するが、好適にはlO〜40原子%である。
またそのエネルギーギャップBgはl、 3aV以上3
.2eV以下が好ましく、さらに好適には2,1eV以
上2.7eV以下であり、屈折率は1,5以上2,6以
下が好ましい。さらに比抵抗は108〜101SΩ・c
mが好ましく、密度は1.3g/cff1以上が好適で
ある。
本発明者等の知見によれば、a−C()I)表面層中に
含有される水素原子と炭素原子との結合形態は炭素原子
同志の結合状態を反映しており、形成されたa−C(H
)層が電子写真感光体の表面層として適用され得るか否
かを左右する大きな要因の一つであって重要であること
が判明している。炭素原子同志の結合状態としてはダイ
アモンド結合(四配位)。
グラファイト結合(三配位)などがある。グラファイト
結合や炭素と水素とからなるポリマー状結合(−CH2
)−を主体とするa−C(fl)膜は耐薬品性に劣り、
また(成域的強度にも劣ることが知られており、他方、
ダイアモンド結合を主体とするa−C(H)膜は耐薬品
性および機械的強度に著しくすぐれていることはすでに
報告されている。
本発明者等はこの点に鑑み、a−C(H)膜成膜中の原
料ガスを分解するに要する単位ガス量当たりのエネルギ
ーと得られるa−C(H)膜の耐薬品性ならびに機械的
強度に関して鋭意検討を重ねた結果、a−C(II)膜
を作製する際のある特定の単位ガス量当たりの原料ガス
の分解に要するエネルギー範囲とa−C(H)膜の耐薬
品性および機械的強度との間に特有の関係が存在するこ
とを見いだし、本発明を行うに至ったのである。
次に本感光体の作製方法について第2図に概念的系統図
として例示する製造装置より説明する。
真空槽210の中にアルミニウム円筒からなる導電性基
体220を基体保持部221に装着し、真空槽210内
の圧力を1O−6Torrになるように排気ポンプ24
0により排気バルブ241を介して排気する。基体22
0の温度を所定温度1例えば50〜350℃の範囲内の
あ・る温度になるように保持部221内のヒータ230
および対向’N 3252のヒータ231により加熱す
る。
保持部221と導電性基体220は周方向の膜均一性を
出すために回転する。
次に前述のような各ヨを成膜するに必要な各種の原料ガ
スの圧力容器291〜295の中から成膜に必要なガス
の圧力容器バルブ、例えば281を開け、流量調節計2
71を通しストップバルブ261を開けて真空槽210
の中に供給する。他のガスについても同様である。次に
、槽内圧力を所定の圧力1例えば0.001〜5Tor
rに調整後、高周波(RF)電源250から高周波(1
3,56MHz) N力を絶縁材251を通して対向電
極252に供給し、252と基体220の間にグロー。
放電を発生させて成膜を行う。第2図には圧力容器およ
びそれに附属する装置は5セツト示されているが、この
セット数は使用する原料ガスの種類に応じて増減されて
よい。
a−C(H)表面層の作製条件としては、基体温度は0
〜200℃好適には50〜150℃が望ましく、単位ガ
ス量当たりのガスの分解に要するエネルギーは300J
/cc 〜20000J/ccが望ましい。ガス圧は0
.001〜0.5Torr、好適には0.005〜0.
2Torrが望ましい。
成膜時には外部からバイアス電圧を加えることも膜質の
制御上有効である。またRF放電の場合は自然にバイア
スが発生してくる。これを通常は自己バイアスと呼んで
いるが、このようなバイアス電圧は+100〜500V
、 −100〜−1500Vが適している。
以下、具体的な実施例について説明する。
実施例 1 トリクロールエチレンで脱脂洗浄したアルミニウムの円
筒基体220を第2図の製造装置の真空槽210の保持
部221に装着し、次の条件で厚さ0.2μmのブロッ
キング層121を形成した。
5I84 (100%)流量       250 c
c/分B、H,(5000PPM、 82ベース)流量
 20 cc/分ガス圧            0.
5 TorrRP電力             50
11基体温度           200 ℃成膜時
間           10分間さらに、この上に次
の条件で光導電層122を厚さ25μmに形成した。
s1+、 (100%)流量        200 
cc/分B2Hs (20PPM、 82ベース)流I
!   10cc/分ガス圧            
1,2 TorrRF電力             
300W基体温度           200 ℃成
膜時間           3時間さらに、この上に
次の条件でバッファ層123を厚さ0,1μmに形成し
た。
5IH4(100%)流量       100 cc
/分CH,(100%)流量        80 c
c/分B2L (2000PPM、 H,ベース)流量
 15 cc/分ガス圧            1.
Q TorrRF電力             20
0W基体温度           200 ℃成膜時
間           2分間さらに、この上に次の
条件で表面層130を厚さ0.1μmに形成した。
C3L (100%)流量       20 cc/
分ガス圧            Q、l TorrR
F電力             200W成膜時間 
          5分間この表面層を形成したとき
の基体温度は、90℃〜110℃である。基体温度は赤
外線温度計と熱電対により測定した。
以上のようにして形成した感光体における光導電層12
2のエネルギーギャップEgは1.8eVである。
また、バッファ層123の組成はa−3lo、 ffc
O,ff(ll)であり、そのEgは2.leVである
。さらに表面層130のBgは2.7eVであり、膜の
密度は1.7g/ ctl、屈折率は2.1でKnoo
p硬度は2000 kgf/ +nm”である。さらに
、熱放出から測定した水素濃度は35原子%であった。
この感光体をカールソン方式の普通紙複写機に装着し5
万枚のコピーを実施したが、極めて鮮明な画像が得られ
た。また、5万枚コピー実施後のコピーテストにおいて
、温度35℃相対湿度85%の雰囲気におけるコピーに
おいても画像は鮮明であった。
比較のために、試料1と同様の手順で表面層だけがない
感光体を作製し、同様に5万枚コピー実施後、コピーテ
ストを行ったが、温度35℃相対湿度60%の雰囲気に
右けるコピーですでに画像分解能が低下し1画像ぼけが
生じた。従ってこの表面層を形成することにより耐湿性
が大幅に向上することが判る。
表面層130の形成のためには必ずしもC3H,を用い
る必要はなく、各種の炭化水素1例えばCH,。
C2H6,C41110,C2H,、C2H2,C6H
6などのガスおよびこれらのガスと水素や酸素との混合
ガスの使用が可能である。特に数%の酸素の添加は感光
体の特性の安定化に有効であるが、その場合でも本成膜
方法が適用される。
実施例 2 第3図に原理的に示した装置を用いて円筒基体面に形成
されたa−C(H)膜の膜質とその分布を調査した。
第3図において、310は真空槽であり、その内部に真
空槽内壁に固着された支持部材311にその一端が円筒
軸が水平になるように接続保持されかつ軸を中心として
回転可能な円筒状支持体321が設けられ、この支持体
を所定の空間をおいて囲むようにして円筒電極330が
その中心軸が支持体の中心軸と一致するように絶縁部材
を介して真空槽内壁に固着されている。この円筒電極3
30は絶縁材331を通して外部のRF電源332に接
続されている。
また、真空槽壁の支持体321の軸の延長上にあたる部
位に相対してガス供給口340と排気口350が設けら
れている。さらに、支持体321および円筒電極330
はそれぞれヒータ360.361により温度制御され所
定の温度に保持できるようになっている。
支持体321にアルミニウム円筒基体320を装着し回
転させながらヒータ360により基体温度を100℃に
保つ。真空槽310内を排気口350より排気バルブ3
51を介して排気装置352より排気し、原料ガスとし
てのプロパンCJs(100%)をボンベ344より圧
力容器バルブ343.流量調節計342.ストップバル
ブ341を介してガス供給口340から真空槽310に
供給する。供給されたガスは基体320と円筒電極33
0により形成されている空間を流れ排気口350より真
空槽310外へ排気される。このように原料ガスを流し
ながらRF電源332より基体320と円筒電極330
との間にRF電力を投入するとグロー放電が発生し原料
ガスのC3Haが分解して基体320表面上にa−C(
H)膜が形成される。ガスの流入する側の基体端をO位
置とし基体上XCI++の位置でガスが分解してa−C
(11)が堆積する場合、ガスは基体の0位置からx 
amの位置に到達するまでの間に得たエネルギーを分解
エネルギーとして要したことになりその単位ガス量当た
りに供給されたエネルギーB CJ/cc)は次の〔1
〕式で与えられる。
ココテ、 11t [1113+ RF電力P=Ps/
Pw : Psは1気圧。
Pwは放電圧力(7orr ) rl(am): 円筒電極の半径 r2(cm)+ 円筒基体の半径 β(cm)1円筒基体の長さ F[cc]、供給ガス流量 x(am)、ガス流入側の基体端からの距離 である。
本発明者等の調査によると表面層として硬度が600〜
3000 kgf/ mm2の範囲にあるa−C(H)
膜を有する感光体は5万枚以上の画像出し試験に充分耐
えることが判明している。そこでr+=10. r2=
20゜f =50.であるような第3図に示す装置を用
い、円筒基体面上にテストピースとしての81ウエハー
およびガラス基板を距離Xの位置にセットし、a−C(
H)の成膜を行ない、各位置で形成されたa−C(H)
膜の硬度が600〜3000 kgf/ am’の範囲
になるようにしようとすると、F=100. Pw=0
.1.11t=50となり、これらの条件により円筒基
体上の位置とその位置における単位ガス量当たりの供給
エネルギーを〔1〕式により求めると第4図に示す線図
のようになる。
また、実際に成膜されたa−C(H)膜の硬度と基体上
の位置の関係を第5図に、ガラス上に成膜された膜の透
過率より求めた光学的エネルギーギャップと基体上の位
置関係を第6図に示す。これらの図に右いて、横軸はガ
ス流入側の基体端を基準とした基体上の位置を示す。
この光学的エネルギーギャップが1.3eV以上ある場
合には、そのようなa−C(H)膜を表面層として有す
る感光体は充分な光感度を示すことは知られている。
以上のことから、画像出し5万枚を行った後においても
画像品質が劣化しないような感光体を得るためには、そ
の硬度の点においては第4図と第5図から表面層として
のa−C(H)膜成膜時の必要な単位ガス量当たりの分
解エネルギーは300J/cc以上であり、その光感度
の点では第4図と第6図とから必要な分解エネルギーは
20000J/cc以下となり、結局感光体として好適
な表面層としてのa−C(H)膜を得るためにはその成
膜時の単位ガス量当たりの分解に要するエネルギーBは
300〜20000J/ccの範囲が適している。
以上述べた実施例においては感光層の形成をRFグロー
放電分解により行ったがこの方法に限られることはなく
、例えば光CVD法で形成してもよい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、アモルファスシリコン系の感光層上に
水素化アモルファス炭素からなる表面層を形成するにあ
たり、300〜20000J/ccいう単位ガス量当た
りのガス分解エネルギー範囲で行う。このような条件で
成膜を行うことにより、長期保存および繰り返し使用に
際しても劣化現象を起こさず、耐久性、耐湿性、耐刷性
に優れ、かつ、光感度などの感光体としての特性の優れ
た電子写真用感光体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による感光体の一例を示す模式的断面図
である。第2図は本発明による方法を実施するための製
造装置の一例の概念的系統図である。第3図は本発明の
方法による膜質分布評価用成膜装置の一例の模式的断面
図である。第4図は基体上の位置に対する単位ガス量当
たりに供給されるエネルギーを計算により求めた線図、
第5図は基体上の位置に対する膜硬度の実測値を示す線
図、第6図は同じく基体上の位置に対する光学的エネル
ギーギャップを膜の透過率より求めて示した線図である
。 110:導電性基体 120:感光層 130:表面層
。 第1図 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)導電性基体上に、RFグロー放電分解によりアモル
    ファスシリコン系の感光層と水素化アモルファス炭素か
    らなる表面層とを順次積層して成膜することを含む電子
    写真感光体の作製方法において、前記表面層を成膜する
    間、供給される原料ガスを分解するに要するエネルギー
    が単位ガス量当たり300〜20000J/ccである
    ことを特徴とする電子写真感光体の作製方法。
JP29138985A 1985-12-24 1985-12-24 電子写真感光体の作製方法 Pending JPS62149873A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29138985A JPS62149873A (ja) 1985-12-24 1985-12-24 電子写真感光体の作製方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29138985A JPS62149873A (ja) 1985-12-24 1985-12-24 電子写真感光体の作製方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62149873A true JPS62149873A (ja) 1987-07-03

Family

ID=17768280

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29138985A Pending JPS62149873A (ja) 1985-12-24 1985-12-24 電子写真感光体の作製方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62149873A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0381109A2 (de) * 1989-02-01 1990-08-08 Siemens Aktiengesellschaft Feuchtesperre für organische Dielektrika
JPH05223223A (ja) * 1992-02-14 1993-08-31 Takuma Co Ltd スラリ―噴霧バ―ナ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0381109A2 (de) * 1989-02-01 1990-08-08 Siemens Aktiengesellschaft Feuchtesperre für organische Dielektrika
JPH05223223A (ja) * 1992-02-14 1993-08-31 Takuma Co Ltd スラリ―噴霧バ―ナ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
GB2099600A (en) Photoconductive member
JPS62211659A (ja) 電子写真感光体
JPS61219961A (ja) 電子写真感光体
JPS62149873A (ja) 電子写真感光体の作製方法
US4698288A (en) Electrophotographic imaging members having a ground plane of hydrogenated amorphous silicon
JPS62294255A (ja) 電子写真感光体
JPS61219962A (ja) 電子写真感光体
JPS61159657A (ja) 感光体
JPS61278859A (ja) 電子写真感光体の作製方法
JPS62212662A (ja) 電子写真感光体
JPS61223749A (ja) 電子写真感光体
JPS62272275A (ja) 電子写真感光体
JPS61250655A (ja) 電子写真感光体
JPS6325662A (ja) 電子写真感光体
JPS61223748A (ja) 電子写真感光体
JPS62113155A (ja) 電子写真感光体
JPH0683091A (ja) 電子写真感光体及びその製造法
JPS6228763A (ja) 感光体
JPS62141564A (ja) 電子写真感光体
JPH02214868A (ja) 電子写真感光体並びにこの感光体を搭載した電子写真記録装置
JP2668406B2 (ja) 電子写真用像形成部材
JPH0511305B2 (ja)
JPS5967543A (ja) 記録体
JPH02275466A (ja) 電子写真感光体
JPS5967546A (ja) 記録体